結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年06月17日(火曜日)

ダイナムで「純粋渥美俊一批判」、寺岡フェアで「サービス革命」

今朝は、新横浜から、
東海道新幹線。

このあたりに富士山があるはず。
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しかし霧がかかって拝めない。

『日経ビジネス』の特集。
「セブン鉄の支配力」

挑戦的なタイトルだが、
80歳の鈴木敏文さんの、
最後の執念のようなものを感じさせる。
ご存知、セブン&アイ・ホールディングス会長。

「オムニ・チャネル」をコンセプトに、
セブン&アイ全体のセブン-イレブン化を図る。
それが特集の趣旨。

しかし私はセブン&アイだけではなく、
メーカーも含めたセブン-イレブン化だと思う。

安藤宏基さんも、コメントする。
日清食品ホールディングス社長。
「先端的な技術を提供することに関しては、
社内に様々な反対があった。
だが、鈴木会長の
『価値あるものを作ってほしい』という
情熱には応えざるを得ない。
NBの開発チームにも
刺激になると考えて決断した」

一方、鈴木さんは平然と語る。
「どんな一流のNBメーカーでも、
PBなんて作らないとは
言っていられなくなる」

これは産業全体のセブン-イレブン化である。
もちろん産業の片面のセブン化である。

そしてそれは戦略的同盟の時代が、
到来していることを示している。

アメリカではウォルマートが、
同じような存在だ。

もちろん47歳のCEOダグ・マクミランは、
80歳の鈴木さんのような発言はしないが。

さて昨日は東京・日暮里。
パチンコホールの㈱ダイナム本社で講演。
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㈱ダイナムジャパンホールディングスは、
2012年8月に香港証券取引所に株式上場。
その原動力となったのが、
パチンコホールのチェーンストア化だった。
現在、沖縄を除く46都道府県に、
376店のチェーン展開。

故渥美俊一先生はこの業界の、
チェーンストア産業化を支援したが、
私は今回、その軌道修正のための、
講演を試みた。
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「純粋渥美俊一批判」である。
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今回はマネジメント編。
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その論拠は、
マネジメント理論の歴史にある。
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1時間50分ほどの講義と、
その後の質疑応答。

チェーンストアの本部の役割に関する質問には、
安土敏さんの「作演システム」を使って答えた。20140618010216.jpg

日本の大企業やチェーンストア志向企業には、
『躍る大捜査線』や『半沢直樹』の組織DNAがある。

それを正すのが私の役割。
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尊敬するからこその、
「純粋渥美俊一批判」。

ご清聴を感謝したい。

ダイナム社長の佐藤公平さんと写真。
ダイナムジャパンホールディングス代表執行役。
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一方、今日は大阪で、
寺岡ニューバランスフェアの講演。
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こちらのテーマは、
「Check-Out Service革命」
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その中のサービスとホスピタリティに、
特に重点をおいて講演。
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午後1時から始めて、3時まで。
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私は「客数主義」を唱える。
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そして「ロイヤルカスタマー」を、
増やし続けることを訴える。
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最後は久しぶりに、
「人間力経営」。
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こちらもご参集とご清聴を、
感謝したい。

講演が終わってから、
名刺交換と意見交換。
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和歌山から、
㈱ヒダカヤ社長の川端隆さんと、
専務の川端慎治さんが来てくれて、
話した。

写真には写っていないが、
元ローソン・ジャパン社長の都築冨士男さんも、
駆け付けてくれて、話した。

懐かしかった。

それから、
関西スーパー社長の井上保さんも、
控室に来てくれて、
寺岡精工常務の山本宏輔さんと、
三人一緒に写真。
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さらに㈱マルナカ会長の藤本昭さん。
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ありがとうございました。

それから衣笠真佐美さん。
㈱いいねいいねドットコム代表。
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やっと会えた。

その後、「森・田中会」。
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森雅之さんと田中文夫さんが、
幹事を務めてくれた会。

森さんは㈱キョーエイ前常務で、
コーネル・ジャパン実行の第3期生の「顧問」。
現在、退任し、オフィス・ヒューマンプラス代表。

田中さんは現在、㈱サンプラザ。

平和堂の夏原陽平さんや、
AJSの前田伸司さんも、
さらに寺岡精工の山本さんまで、
急遽、参加してくれて、
盛り上がった。
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私の隣は、
「豆助」女将の新武由佳子さん。

各地で講演をして、
各地で人々と交流する。

支配はしたくない。
交流をしたい。

それが私の幸せ。

朝に希望、
昼に努力、
夕にも努力、
夜にも努力、
深夜に静かに感謝。

〈結城義晴〉

2014年06月16日(月曜日)

梅雨と晴れ間とワールドカップ、サム・ウォルトン「11の言葉」

Everybody! Good Monday!
[2014vol24]

2014年第25週。
6月も第3週。

梅雨の合間の快適な気候。
なぜか、晴天が続くよりも、
ありがたい気がするし、
爽やかに感じる。

再び、正岡子規。
6月を綺麗な風の吹くことよ

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その子規に有名な紫陽花の句がある。
紫陽花やはなだにかはるきのふけふ

はなだは「縹」と書く。
薄い青色。

紫陽花が、昨日今日と、
薄くて淡い青色に変わっていく。

もう一句。
紫陽花の末一色となりにけり
〈小林一茶〉

「すえひといろ」。
紫陽花の色が変わって、
最後の一色となってしまった。

6月は意外に、
いい季節。

その6月中旬から、
7月の中旬まで。

FIFAワールドカップ一色のとき。

残念ながらジャパンは、
初戦、コートジボワールに敗戦。

次を目指す。

しかし、凄いチームの組み合わせばかりで、
テレビ観戦といえども、
こんな贅沢なことはない。

今回のワールドカップ、
NHKの中継の組み立て、
非常によろしい。

だから、
おおいに楽しみたい。

睡眠時間は減るだろうけれど。

今週は、梅雨と、
梅雨の晴れ間と、
ワールドカップ。

三題話。

私の今週のスケジュール。
月曜日の今日は、
ダイナムで講演。
テーマは、
「マネジメントの現代化」
――鍵を握るもの。

明日火曜日は、大阪。
寺岡ニューバランスフェア講演。
時間は、午後1時から3時まで。
場所は、ハービスホール。
大阪市北区梅田2-5ハービスOSAKA。
おいでください。

その後、「森・田中会」。
近所の飲み屋で、
一杯やろうという会。

そして、水曜日は、
朝から横浜で、
白幡文化スポーツ事業団総会。
私のボランティア。

木曜日は、
イオンビジネススクール開講講演。
海浜幕張のイオンタワー多目的ホール。

金曜日は終日、
横浜商人舎オフィス。

今週は三度の講演。
当然ながら全部、
テーマが異なる。

しかし当然ながら全部、
どこかでつながっている。

それが現代。

それはワールドカップまで、
つながっている。

梅雨と梅雨の晴れ間も、
つながっている。

顧客という観点で振り返れば、
すべてがつながっている。

Daily商人舎の12日の記事。
ウォルマートの年次株主総会で
発表・披露されたふたつのこと

その中の、
故サム・ウォルトンが残した、
11の言葉。

とてもいいので、
毎日更新宣言ブログでも、
披露しよう。

①カスタマーは、
どんなビジネスにとっても、
最も大切な存在である。

②カスタマーは、
私たちの仕事に頼ってはいないが、
私たちは彼らを頼っている。

③カスタマーは、
私たちの仕事の邪魔をするものではないうえに、
彼らそのものが私たちの仕事の目的である。

④カスタマーが、
私たちの店で買物してくれるのは好意だが、
私たちがカスタマーに奉仕するのは好意ではない。

⑤カスタマーは、
私たちの仕事の内側の一部であって、
外側の存在ではない。

⑥カスタマーは、
私たちが、言い争いをしたり、
言い負かしたりする存在ではない。

⑦カスタマーは、
私たちに購入意欲を示してくれる存在であって、
私たちの仕事はそれを満たすことである。

⑧カスタマーは、
統計の数字ではない。
カスタマーは生きた人間で、
私たちと同じ感情や感覚を持っている。

⑨カスタマーは、
最も丁寧で、十分に配慮の行き届いた、
私たちの応対を受ける価値をもっている。

⑩カスタマーこそが、
私たちの給料の支払いと受け取りを
可能にしてくれる。

⑪カスタマーこそが、
私たちはもちろん、
ほかのすべてのビジネスにおける源泉である。

素晴らしい。

では、みなさん。
今週も、カスタマーのために、
行動しよう。

そして月曜日には、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2014年06月15日(日曜日)

ジジと父の日のワールドカップ[日曜版2014vol24]

ジジです。
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きょうは、6月15日。
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父の日。

ボクのとおさんは、
ジンジャー。
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とおさんはゴールドのからだ。
とおさんのおなかのところにいるのが、
ボクです。

とおさん、
ありがとう。
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ユウキヨシハルのおとうさんも、
ありがとう。

ボクも、
おおきくなりました。
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とくに、あたまが。

きょうも、ボクは、
そとにでます。
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すこしだけ、
勇気がいる。
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いっぽをふみだす勇気。
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そう、いっぽをふみだす。
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おとおさんのことば。
「勇気とは、
未知なる世界に一歩、
目隠しで踏み出す
心のあり方だ」

なんど、ためしてみても、
そとは、こわい。
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ボクはおくびょうものです。
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それでも、
好奇心もある。
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勇気もある。
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きょうは、もうひとつ。
こわいことがありました。
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FIFAワールドカップ。
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そのジャパンのゲーム。
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ホンダ、ナガトモ、カガワ。
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さぁ、いこう。
勇気をだして。
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こわいけど、
オーエンしましょう。
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はしる。
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がんばれ。
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そして、シュート。
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ゴール!
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ホンダ。
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すごい。
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後半がはじまった。
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そして2点、とられた。
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まけた。
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ザンネン・・・・。
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でも、勇気をふるいおこして、
つぎにむかいましょう。
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まだ、おそくはない。
そう、しんじて。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年06月14日(土曜日)

Côte d’Ivoire「象牙海岸」とCFO250人調査「消費増税影響なし」

今週を振り返ると何よりも、
FIFAワールドカップの開幕。

開催国ブラジルが開幕戦で、
順当の勝利を飾ったが、
4年前の前回大会優勝のスペインが、
オランダに5対1の大敗。

どこか波乱を予感させる。

日本にとって、
波乱万丈は期待が広がる。

明日の朝10時の、
コートジボワール戦。

まずはこの第一戦が、
すべての鍵を握る。

対戦相手のコートジボワール。
フランス語表記でCôte d’Ivoire。

Côteは「海岸」という意味、英語ではCoast。
d’は英語のofで、「~の」の意味。
Ivoireは英語Ivoryで「象牙」のこと。

すなわち「象牙の海岸」。
「Ivory Coast」。

小学生の頃だったか、
「象牙海岸」という国名で教科書に載っていた。
象を捕獲し、その象牙をとって、
運び出す海岸だった。

象牙だけでなく、
奴隷も運び出した。

こ国名には、
惨忍なニュアンスが残る。

しかしそれらを受け止めて、
国名とする。

国民の決意のようなものも感じられる。

アフリカの西側の、
人口2000万人ほどの国だが、
サッカーは盛ん。

いいゲームを期待しよう。

さて私は茨城県の水戸へ来た。
㈱セイブ前社長の荻澤誠さんが退任し、
その慰労会。
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セイブは、茨城県の小売企業で、
水戸を中心にスーパーマーケット17店を展開。

2002年に㈱カスミと資本・業務提携し、
荻澤さんがカスミから社長として赴任し、
11年間、指揮を執ってきた。

セイブの「経営方針」。
「最良の企業になるのではなく、
地域の1店1店を最良にしたい。

たった1店しかなかったときのような思いで、
地域に根づかせたい。
『個』を最良にするためにだけ
『全体』が機能したい」

いいですねぇ。

私の考えと全く同じ。

その荻澤さんを慰労するために、
親しい人々が集まった。

バトンタッチした新社長の高橋政信さんも、
駆け付けてくれて、
こちらはみんなから励まされた。
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真ん中で私が指差しているのが荻澤さん、
左から二人目が高橋さん。
右端がコンサルタントの鈴木國朗さん、
前列右がブルーチップ社長の宮本洋一さん、
左端が寺岡精工常務の山本宏輔さん。

荻澤さん、ご苦労様でした。
高橋さん、頑張れ。

さてさて、今週木曜日の日経新聞に、
「消費増税『影響ない』6割」の記事。

日経新聞の5月中旬から6月上旬の独自調査。
株式時価総額が大きい企業、
300社の最高財務責任者(CFO)に、
アンケートを実施。
250人から得られた回答。

ただし、こういった回答は、
「経団連」的な傾向が強くなる。
「生団連」的見解とはちょっと異なる。

増税後の消費の落ち込みと売上高への影響。
「出ない」と答えた企業が145社、58%。
「減収」の回答は94社、38%。

営業利益も「影響なし」は157社、63%。
「減益要因になる」は85社、34%。

収益環境に関して、
「現状は良い」の回答は合計168社、67%。

半年後の収益環境に関して、
「改善する方向」の回答は計140社、56%。
「横ばい」は95社、38%。

いずれも、消費増税の影響は、
それほど深刻ではなくて、
今後、回復する期待を抱かせる。

今週は私も、
ずいぶんたくさんのトップに会った。
この記事を読んだらしい経営者から、
安堵のような声も聞かれた。

しかし上場企業の今年度経常増益率予想は、
平均すると2%。

前期の2013年度は36%増の実績だった。

だから実に慎重な予想だった。

新車販売(軽自動車含む)は、
5月には1.2%減になった。
4月は5.5%減だった。

記事が指摘するのはまず、
大手百貨店の売上高。
それから消費者態度指数や景気ウオッチャー調査。

いずれも、消費心理の冷え込みが、
一時的なものにとどまる可能性を示す内容。

さらに経費・投資計画担当のCFOの現状認識が、
「明るい方向に変わってきた」。

ただし、このチーフ・フィナンシャル・オフィサーたち。
ほとんどが「経団連」的上場企業の人間。

小売りサービス業の中小・中堅企業の、
「生団連」的立場からすると、
「最悪を覚悟して、最善を尽くす」
この心構えは変わらない。

そのうえで「仕事を楽しむ」。

まあ、今回のサッカー日本代表と同じ心構え。

さらにセイブの経営方針流にいえば、
「個」を最良にするために、
「全体」が機能する。

サムライ・ジャパンと同じ心境で週末に臨む。
そう思えば、やりがいも出るに違いない。

〈結城義晴〉

2014年06月13日(金曜日)

AJS定期総会とカルビー松本晃さんの「Make it simple!」

FIFAワールドカップ開幕。
ブラジルは堂々の勝利。
エースのネイマールが2得点。

ゴルフ全米オープン。
日本の松山英樹が、
1アンダーで6位。

このところの忙しさで、
時差ぼけが残っているのかわからない。

南北アメリカ大陸で行われている、
二つの大イベントを、
楽しもうとしたが、
起きられなかった。

さて昨日は、
AJS第52期定期総会。
オール日本スーパーマーケット協会。

文京区の東京ドームホテル。
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荒井伸也協会長が議長を務め、
その前にはずらりと役員が並ぶ。
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正会員の小売業と、
賛助会員のメーカー・卸の幹部がそろい、
規約改定などが決められた。
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そして役員の記念撮影。
記者たちが我先にと、
場所どりをする。
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もちろん、商人舎も撮影。
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この協会も、
トップマネジメントのリーダーシップが、
強く求められている。

続いて記念講演。
講演者は松本晃さん。
カルビー㈱代表取締役会長兼CEO。
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1947年生まれ。
京都大学農学部修士課程卒業後、
伊藤忠商事㈱入社。
その後、ジョンソン・エンド・ジョンソン㈱代表取締役社長を経て、
2009年より現職。

テーマは「Change or Die」。
直訳すると、
「変われ! さもなくば、死ね!」

松本さんは、こう言った。
「変わる気があるのか?
それがないなら、
死んじまえ!」

この言い回し。
柔らかいねぇ。

私はいつも言う。
「自ら、変われ!」

「自分が変わらなければ、
仲間を変えることはできない。
自分が変わらなければ、
店を変えることはできない。
自分が変わらなければ、
会社を変えることはできない」

私は、硬いねぇ。

松本さんは、
グローバリゼ―ションで、
二つのことが変わると分析する。
第1は、
生産者主権から消費者主権に変わる。
これは私たち小売業にとっては、
もう既に周知のこと。

しかし製造業にとっては、
あらためて強調しなければならないことらしい。

第2が、時間を経て、
一物一価に変わっていく。

松本さんはこれについて、
あまり詳しくは語らなかったが、
私は「価格透明化現象」を強調している。

小売店頭での売価が透明化する。
つまり広く公開される。
そうすると、一物一価になっていく。

経営の革新についても、
これでもかと次々に、
有益な考え方が披露された。
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一言で言えば、
シンプル経営。
「Make it simple!」

しかし松本さん自身が、
高い視野と深い洞察力を持っていて、
しかも考え方が一貫しているから、
シンプルな経営になる。

そしてシンプル経営の表現力は、
英語を交えて、変幻自在。

だから実に、面白くて、
いい内容だった。

松本さんの考え方、
経営の手法、一度、
整理しておく必要があると感じた。

夕食懇親会までの1時間ほどの幕間に、
ホテル1階のラウンジで。
日経新聞の白鳥和生さん、
松井康彦さんと懇談。
松井さんは、アドパイン代表で、
商人舎エグゼクティブ・プロデューサー。
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AJSの夕食懇親会は、
円卓の着席スタイル。
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開会挨拶は、荒井伸也会長。
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乾杯発声は細見典男さん。
日本水産㈱社長。
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そして、乾杯。
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40分ほど坐して料理をいただく。
今日のメニューは京懐石。
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紅谷商事㈱社長の秦勝重さんとは、
同じテーブル。
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沖縄のサンエーの経営の凄さを、
披露した。
そしていつもの懇親。

セブンスター社長の玉置泰さん。
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セイミヤ社長の加藤勝正さん。
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関西スーパーマーケット社長の井上保さん。
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キョーエイ専務の安友健雄さん。
安友さんはコーネル・ジャパン奇跡の2期生。
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日本チェーンストア協会専務理事の井上保さん。
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そして日本アクセス社長の田中茂治さん。
中国視察では同社にお世話になった。
その中国小売業の注目企業を紹介した。
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一度、田中さんとは、
対談したい。

お願いします。

同じく常務営業統括本部長の平野喜久夫さん。
日本アクセス北海道の社長時代から、
懇意にさせていただいている。
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丸大食品会長の小森嘉之さん。
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国分副社長の國分晃さんと、
関東支社長の山崎佳介さん。
山崎さんはコーネル奇跡の2期生。
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國分さんには、ひとつだけアドバイス。
素晴らしい人です。
紀文食品副会長の高市泰明さん(右)と、
三井食品の稲田雄司さん。
稲田さんは首都圏量販第一本部長、
そしてコーネル奇跡の2期生。
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三井食品関西支社長の矢澤久志さんとは
中国にご一緒したばかり。
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そして三井物産からコノミヤに出向し、
経営企画室長を務める小林将人さん。
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小林さんはコーネル・ジャパン実行の3期生。

こうして見ると、
コーネル・ジャパンの教え子たちは、
本当に活躍している。

生活者主権に変わり、
一物一価へと動いていく中、
企業経営はシンプル化していく。

彼らはそれを担う。

締めは、
サンラヴィアン社長の占部守弘さん。
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一本締め決まりました。
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散会の後も懇親は続く。

私の隣は、
伊藤園副社長の本庄周介さん。
そして専務の小林義雄さん。
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エレナ社長の中村國昭さんと、
フレイン社長の下田英隆さん(右)。
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最後はAJS専務理事の松本光雄さん。
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今回の総会も、
松本専務が切り回した。
ご苦労様でした。

たいへんなときですが、
頑張ってください。
応援します。

そして懇親会の司会を務めた藤間香奈さん。
AJSシニア・エキスパート。
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気苦労の多い役回り、
お疲れ様でした。

カルビーの松本晃さんの言葉。
「女性はたいへん優秀だ。
どれだけ優秀かといえば、
男性と同じだけ優秀だ」

面白い。

藤間さんも優秀だ。

それにしても、
松本晃さん。

面白い。

一度、対談しなければ。
お願いします。

と、この場を借りて、
お願いを二つしたが、
松本晃さんも田中茂治さんも、
実は、伊藤忠商事ご出身。

中国以降、
このところ、
伊藤忠の人々との交流が、
続く。

伊藤忠の人々、
柔らかいねぇ。

〈結城義晴〉

2014年06月12日(木曜日)

清水信次の「生団連」とウォルトン&ドラッカーの「カスタマー」

海の向こうで、
大事な大事なスポーツイベント。

4年に一度のサッカー・ワールドカップ。
ブラジルで開幕。

一方、毎年開催されるが、
アメリカでは全米オープンゴルフ。

さて昨日の6月11日、
東京では生団連の平成26年度定時総会。
四谷のホテル・ニューオータニ。

昨日のDaily商人舎で報道したが、
役員改選で清水信次会長再選。
㈱ライフコーポレーション会長。

生団連の正式名称は、
「国民生活産業・消費者団体連合会」。

重厚長大の経済界が「経団連」なら、
生活消費産業界は「生団連」。

経団連の正式名称は、
日本経済団体連合会。

その総会後の記念パーティの模様。

開会挨拶は清水さん。
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清水さんは1926年生まれ。
今年、誕生日を迎えて、
88歳の米寿となった。

「初めて株主総会を欠席した」
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体調を崩して、
自分の会社の株主総会を欠席。

はにかみつつポロリ。
でも今は、お元気そのもの。

自民党政調会長・高市早苗代議士もエール。
「清水さん、お互い、
100歳まで生きましょう」
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その他の党からも、
スピーチが続いた。

公明党・山口那津男代表
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みんなの党・浅尾慶一郎代表。
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乾杯の発声は、
3人の副会長が一緒に登壇。
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埼玉県地域婦人会連合会会長・柿沼トミ子さん、
東京都地域婦人団体連盟会長の谷茂岡正子さん、
消費科学センター代表理事・大木美智子さん。

会場の最前列には、
常務理事・理事が集った。
みな、製配販の経営トップ。
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全日本食品㈱会長の齋藤充弘さんを囲んで、
右が加藤産業㈱社長の加藤和弥さん、
左は経済産業省流通政策課課長の吾郷進平さん。
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清水会長のもとには、次々に、
政治家が挨拶にやってくる。
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ここが清水さんのすごいところ。

清水さんを支えるのは、井上淳さん。
生団連と日本チェーンストア協会の専務理事。
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私は軽井沢に行っていて、
この生団連総会とパーティには、
残念ながら参加できなかったが、
清水さんには、元気でいてほしい。
いつまでも。

心からそう思う。

そして今日は、
午前中に軽井沢から帰京し、
後楽園の東京ドームホテル。
オール日本スーパーマーケット協会総会。

その模様は明日のブログで紹介しよう。

今日のDaily商人舎には、
ウォルマートの年次株主総会の記事を書いた。
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この中で、故サム・ウォルトンが残したメッセージ。
11の顧客に関すること。

まず第1に、顧客は、
どんなビジネスにとっても、
最も大切な存在である。

そして第11に、顧客こそが、
すべてのビジネスにおける源泉である。

ピーター・ドラッカーの顧客に関するコメント。
「企業の目的と使命を定義する場合、
出発点は一つしかない。
顧客である。

顧客によって事業は定義される。
顧客を満足させることこそ、
企業の使命であり目的である」

「顧客と市場を知っているのは、
ただ一人、顧客本人である。
したがって顧客に聞き、顧客を見、
顧客の行動を理解して初めて、
顧客とは誰であり、彼らが何を行い、
いかに買い、いかに使い、
何を期待し、何に価値を見出しているかを
知ることができる」

そして最後に、
「もっとも重要な情報は、
顧客ではなく、
非顧客についてのものである」

経団連と生団連の決定的な違い。

経団連は、「日本」と「経済」を、
その名称のなかに含んでいる。
つまり国家と経済。

生団連は、「国民」と「消費者」が、
その名称のなかに込められている。
つまりカスタマー。

サム・ウォルトンが指摘し、
ピーター・ドラッカーが説いた「カスタマー」を、
その正式名称のなかに有する。

生団連は新世紀を象徴している。
それこそが私たちの、
心意気であり、希望である。

皮肉なことに、
ドラッカーの分身で翻訳者の上田惇生先生、
経団連の事務局員時代に、
ドラッカーと出会い、
ドラッカーに心酔していった。

〈結城義晴〉

2014年06月11日(水曜日)

ツルヤ共配協議会講演と「客数主義」&「カ・カタ・カタチ論」

昨日、上海から帰って、
体調はずいぶん回復したが、
もう少し。

その昨日、
月刊『商人舎』6月号発刊。
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Cover Message。
つまり表紙の言葉は以下。

小売業やサービス業は、
店舗が社会や顧客に
公開されている。
だから、
自社・自店はもとより、
他社・他店でも、
視察・観察し、
比較・分析できる。
つまり、
ストアウォッチングと
ストアコンパリゾンが可能な、
まれなビジネスということができる。
なおかつチェーンストアならば、まず、
自社・自グループの店舗視察と現場調査は、
継続的、定期的に徹底できる。
それをやらない手はない。
何しろ
ストアウォッチングも
ストアコンパリゾンも、
面白い。
極めて面白い。
海外などの店舗の場合は、
さらに面白くて仕方がない。
この小売りサービス業特有の
面白さを面白がることを、
戦略の基本に置く。
人財育成や
店舗・商品の改善・改革の
根幹に据える。
するとストアコンパリゾンを
楽しみつつ成果を上げ続ける企業となる。
そんな企業文化と企業体質をつくり上げる。
それがStrategic Store-Comparisonである。

今月は、ストアコンパリゾンを、
会社の戦略にしようという特集だ。

面白いことを、
面白がる会社、組織。

それをつくろう。

さて今日は、
長野新幹線あさまに乗車。
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列車が行ってしまうと、
駅構内に霧が立ち込める。
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そう、ここは軽井沢。
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北口を出ると、
外は霧雨。
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PM2.5はふき飛ばしたが、
ちょっと土っぽかった北京。
大渋滞で排気ガス臭かったが、
生ぬるい空気に包まれた上海。

そこからいきなり、
霧の軽井沢へ。

軽井沢プリンスホテルの大ホール。
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㈱ツルヤ共配協議会
第22回総会後の記念講演。
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与えられた演題は、
「食品流通業の潮流を読む」
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マクラは中国の永輝超市やRTマート。
しかし本論に入ると、
1時間30分、一気呵成。
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私の持論のコンパクト版を、
全面展開。
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ご清聴、感謝したい。

講演の後は、懇親会。
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ツルヤ掛川健三社長のスピーチ。
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「ツルヤは現在、32店舗です。
今年度は2700万人のお客様に来ていただいた。
1店平均、1年で90万人。
これを100万人にしていきたい」

これはまさしく私の主張する「客数主義」。

掛川社長の話は、
共感できることばかりだった。

つつがなく懇親会が終って、
記念写真。
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左から、
共配協議会会長の大谷昌史さん、
信越明星㈱社長。
掛川社長、
そして掛川興太郎会長。

掛川会長とは懇親会の間、
隣の席でずいぶんいろいろと話し合った。

とりわけ故城功先生の話題は、
懐かしかった。

ともに城先生に薫陶を受けた。
城先生は渥美俊一先生や上野光平先生と並ぶ、
流通コンサルタントの巨匠だった。
インダストリアルエンジニアリングの専門家。

㈱商業界『販売革新』編集部の駆け出しの頃、
城先生と建築家・菊竹清訓の対談が実現して、
私が担当した。

四谷の菊竹事務所で、
その対談が行われた時のことを、
覚えている。

菊竹さんの持論の一つが、
建築設計における
「カ・カタ・カタチ」論だった。

城先生はそれを流通業に、
見事に取り入れて経営論とした。

「カ・カタ・カタチ」と並べるとき、
「カ」は最も根源的なもの。
理念や使命、ビジョンやコンセプトといったもの。

「カタ」はその「カ」を実現する手段や方法、
わが社らしい技術や仕組み、システム。

そして「カタチ」はできあがった成果物。

例えば「カタチ」を商品とする。
あるいは「店舗」や「フォーマット」とする。

「カタ」は商品づくりの、
あるいは店舗・フォーマットづくりの、
技術や方法やシステム、
組織などあらゆるもの。

そして「カ」はどんな商品か、
どんな店か、どんなフォーマットか、
それを生み出す根本となる考え方。

「カタチ」ばかり真似たがる傾向が強い。
だから外国の優良店に行っても、
写真ばかり撮りたがる。
写真を撮ることを売り物にしたりする。
カタチの真似しかできないからだ。

しかし「カタ」がなければならないし、
「カ」は独自のものでなければいけない。

歌舞伎の市川猿翁は断じる。
「真の創造に必要なのは
十分に型を知った上で、
骨法は崩さずに新しいものを求める
『型破り』の精神である」

「カタ」は「学ぶ」ことができる。
学ぶ時には「真似る」から始まる。

しかしそれを十分に知ったうえで、
「カタ破り」をする。
それがイノベーションだ。

そしてつづける。
「過去を顧みずに新しさだけを求めるなら
単なる『型無し』になる」

「カタ」が大切だと強調する。

ピーター・ドラッカーは、
Managementの役割の第一を、
こう表現する。
「自らの組織に特有の使命を果たす」

この特有の使命こそ、
「カ」の本質だ。

特有の使命は、そっくりそのまま、
真似ることができない。

真似た途端、
「特有の使命」では、
なくなってしまうからだ。

城先生の「カ・カタ・カタチ」論、
今一度、復活させたい。

懇親会の後は、
軽井沢駅前の「鮨あじ」。
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大谷会長の仲間たちと打ち上げ。
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左から板前さん、
堀田直樹さんと加藤英和さん、
そして私と大谷さん。

堀田さんは軽井沢の住人で、
立教大学院のときの私の教え子。
加藤さんは東海コープ事業連合専務理事。

和気あいあいの仲間に入れてもらって、
私の疲れも癒された。

しかしストアコンパリゾンは、
まさに「カ・カタ・カタチ」のなかの、
「カタ」の手法だ。

従って、今月の『商人舎』は、
「カタ」の特集ということになる。

〈結城義晴〉

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