結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年03月26日(火曜日)

立教大学院学位授与式と「言葉で仕事・言葉で思索・言葉で成長」

朝と晩、通う道。
そこに咲く満開の桜。
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何気なく楽しませてくれる。
時にはハッと感動させてくれる。

花冷えの今日も。

「ありがとう」
桜の木に、そう言葉をかけた。

いつも通う川沿い。
ここにも桜が満開。

鳩が三羽、止まって、
桜を楽しむ。
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鳩には「ご苦労さん」
声をかけた。

今日は朝から、
東京・大門。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱。
通称CCLの月例の取締役会。

次々に問題は発生する。
米倉裕之社長以下、
合理的に、的確に、民主的に、
その問題を解決していく。

気持ちがいいほど。

㈱プラネット会長の玉生弘昌さんと、
ランチミーティングして、
横浜・商人舎オフィスに戻る。

そして訪問者、お二人。
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新妻健治さん(右)と福本良介さん。
新妻さんは、UAゼンセン流通部会副部会長、
イオングループ労働組合連合会会長。
福本さんは同流通部門執行委員、
総務・財政部長。

新妻さんは、労働界きっての理論家。
しかも小売流通業にも精通していて、
私は「日本商業の現代化」に欠かせない人物だと考えている。

そのUAゼンセン流通部会で、
4月下旬に、講演する。
その打ち合わせ。

新妻さん、福本さんとは、
もっともっと議論したかった。

月刊『商人舎』と『商人舎Magazine』で、
いずれたっぷりやりましょう。

昨日は、立教大学池袋キャンパス。
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大学院の学位授与式が挙行された。

小雨模様のキャンパスには夜桜。
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タッカーホール壇上には、
聖歌隊と総長をはじめとする首脳陣。
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吉岡知哉総長は法学部政治学科教授でもある。
立教大学の理念「リベラル・アーツ」を語った。
「知性、感性、そして身体の全人格的バランス」を最重視するもので、
これが1874年の創立以来の理念。

リベラル・アーツ教育が目指すのは、
「教養ある専門人の育成」ではなく、
「専門性に立つ教養人の育成」である。

「私の位置は何か、
私は何をするために、
ここにいるのか」

吉岡総長は問いかける。

「そのためには自由がなければならない」

「東日本大震災と福島原発の事故のあと、
私たちは自由を忘却してきたのか、
自由を放棄してきたのか、
そもそも自由でなかったのか」

大学院を修了する者だけでなく、
この学位授与式に参列した者全員に、
問いかける言葉だった。
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式典が終ってから、
ビジネスデザイン研究科結城ゼミ第4期生と、
写真。
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みんな、おめでとう。

私は1年間一緒に研究してきて、
彼らの修了の雄姿をこの目に収めておきたかった。

その後、学位記授与が行われ、
さらに第一食堂で懇親会。

ここで、結城ゼミ全員が揃った。
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右から、大塚英里、
香川耕太郎、
武藤麻代、
松井亮一、
内田憲一郎。

素晴らしい1年だった。
素晴らしい研究だった。

いずれも、
「専門性に立つ教養人」となった。

心から、おめでとう。

さらに二次会。
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結城ゼミに、
亀川ゼミ、高岡ゼミのメンバーも加わって、
最終電車近くまで盛り上がった。

特に堀田直樹さん、
優秀論文賞、
ほんとうにおめでとう。

さて、論文と言えば、言葉。

『ほぼ日刊イトイ新聞』の巻頭言は、
「今日のダーリン」。
糸井重里が自ら、
毎日書いている。

「『ことば』を発せずにできることのほうに、
さまざまなサービスは
向ってきたような気がします。

自動販売機もどんどん増えて、
さまざまな無言のままで済むしくみが発達してました。
なにもしゃべらないまま、一日暮らせてしまいます。
他人に対して、どこの誰かわからないようにして
匿名のままで、かなりなんでもできてしまいます」

しかし自動販売機だけでなく、
インターネットやソーシャルネットワークが発達した。

「ネットの世界では、声帯を使わず、
タイピングだけでいくらでもおしゃべりができますから、
頭や、目や指は、『ことば』を使ってますね」

「そうか‥‥
声がいらなくなってきたのかな?

声って、肉声というくらいで、
身体と、分けられないくらいに関わっています」
タイピングした『ことば』は、身体的ではなく記号です。
声と声で『ことば』をやりとりするって、
ちょびっとずつでも、身体を感じあってるんですねー」

ネット販売は別にして、
小売業、サービス業は、
肉声をもとにお客様と接する。

私はネットでブログを書いて、
主張を発信しているが、
肉声の講演をとても大切にしている。

「そういえば、ぼくは、声でじぶんの体調を確かめます。
いい声、確かな声は、受けとめるほうにも快感があるし、
うまく声が出ていないときには、
伝えたい『ことば』も、届きにくくなっています。
声って、出してないと出なくなるものなんだよなぁ」

毎日、店に立つ。
商売をする。

会社で会議をする。
ミーティングをする。

言葉と声は、
知識商人にとって、
とても大切な商売道具だ。

最後に、結城義晴著『メッセージ』より、
「言葉」。

瞬間、言葉を失う。
言語シンドロームか。
会話イップスか。

言いたいことが言えない。
私にもある。
だからこれは許そう。

しかし、商売に言葉は欠かせない。
仕事に専門用語は不可欠だ。
取り引き・取り組みに会話の手はぬけない。

難しいけれど、それでしか表わせない深い意味。
そのまま英語だが、新しい魅力的な概念を込めた用語。
記号だけれど、何度も使うに便利なもの。

商品という単語。
売場という文章。
店という思想。

半面、疲れ果てた古い言葉。
心のこもらない接客七大用語。
口先だけのマニュアル常套句。

独り善がりのひけらかし修飾語。
売り言葉に買い言葉。
体系のない借りもののカタカナ羅列語。

はじめに言葉あり
言葉は神とともにあり
言葉はすなわち神なりき
(ヨハネ福音書)

言葉で仕事し、
言葉で思索し、
言葉で成長する。

新人諸君、先輩諸氏。
社長も部長も店長も。
モノ言わぬ者は、去れ。

評論家も、コンサルタントも。
識者も、学者も、編集者も。
考えぬ者は滅びることを知れ。

桜にも、鳩にも、
言葉をかけてあげよう。
それが春の人間の仁義です。

もちろん、同じようにお客様にも。
それが春の商人の仁義です。

〈結城義晴〉

 

2013年03月25日(月曜日)

2月業態別販売統計/コンビニとSM激減「催事終れば極めて厳しい」

Everybody! Good Monday!
[2013vol13]

2013年の第13週。
3月最終週にして、
首都圏の桜は満開。
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坂口安吾の『桜の森の満開の下』。
戦後の混乱期、1947年(昭和22年)発表の短編小説。

新潮文庫の『白痴』というタイトルに入っていたと思うが、
この中には『私は海を抱きしめていたい』も収められていて、
ひどく懐かしい。

平安の時代か、
鈴鹿峠の山賊と京の女の話。

桜の森は恐ろしい。
その桜が満開のときに下を通れば、
ゴーゴーと音が鳴り、
気が狂ってしまう。

そんな桜もある。
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夢待たず天寿を待たず花待たず

〈日経俳壇 有田・梅本哲夫〉

桜を楽しみつつ、
達観した心境。

しかし、2年前の3月のあのことは、
忘れてはいけない。
陽炎の如き悪夢の世界かな
〈朝日俳壇 船橋市・本田武栄〉

悪夢も陽炎のごとくなる。

春光の揺らぎにも君風にも君
〈句集『龍宮』より 照井翠〉

被災地・釜石の高校教師で俳人。
逝ってしまった君を、
春光の揺らぎにも、
春の風にも、
感じとる。

2年前の春は、
忘れてはならない。

しかし日経新聞『ここに注目』は、面白い。
「桜の開花が早い年は、
景気の拡張局面を迎えている」

なんと前向きで、率直で、
非科学的なんだろう。

今年の東京の開花は16日で、
例年より10日早かった。
1953年以降では最も早い開花日。

同じく「16日に開花した2002年は、
73カ月景気拡大が続いた『いざなみ景気』が始まった年」。

春物衣料などの商戦が早まる。
外出しやすくなることで個人消費が底上げされる。
明るいムードが経済全体に広がる。
これらが景気を下支えする。

しかし開花日から満開日までの日数も、
消費や経済にとっては重要ポイントだという。
「長く桜が咲いている年も、
お花見ムードが続くので、
好景気が持続しやすい」

1966年は17日間だった。
1989年は15日間だった。
これらは「景気拡張が続いた」。

しかし今年の東京の満開日は22日で、
その期間は7日間。
平年は9日間で、
平年よりやや短い。

開花は早いが、
期間は短い。

これは景気とどう関係するのか。
それは書かれていない。
「円高是正や金融緩和期待などで
市場のムードは改善しており、
経済指標にも強い数字が目立ち始めた。
花見のお祭り気分が後押しすれば、
景気回復も力強さを増すだろう」

さて、今週。
ずっと春の甲子園高校野球大会が続く。
そして金曜日の29日から日本プロ野球開幕。
日曜日の31日、米国メジャーリーグ開幕。

野球とベースボールの季節が、
一気にやってくる。

そして来週月曜日から4月。

はやいもので、もう2013年も、
3カ月が過ぎようとしている。

いちがつ、いく。
にがつ、にげる。
さんがつ、さる。

その通り。

私は、明後日の水曜日からアメリカ。
そして渡米中の29日金曜日に、
月刊『商人舎』の最終締切日。

褌を締め直して、
頑張る。

私が忙しいから、
先週末から今日にかけて、
商人舎への来客多数。

まず、今日、宮田昇先生と後藤周太郎税理士。
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2013年1月期の㈱商人舎の決算報告。
2008年2月1日に創立して、5年が経過。
「ひとつずつ、
すこしずつ、
いっぽずつ」

ひたむきに努力してきて、
ほんのわずかではあるが、
最高売上高と最高利益。

その上、無借金経営。
私の信条。

全てのみなさんのお蔭です。
ありがとうございました。

利他と無私を、
これからも貫いていきます。

今日は、㈱商業界の昔の仲間も大参集。
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右から、鹿野恵子さん、小林麻里さん、
そして瀬木友和さん。
鹿野さんと小林さんの二人は現在、
取材・執筆・企画・編集をこなすスーパーレディ。

それから瀬木さんは、
㈱ビジネスメディアパートナーズ代表取締役。
昨年10月に東洋経済新報社から独立し、
未来に向かって会社を創業。

私の隣は、松井康彦さん。
アド・パイン代表で、
商人舎エグゼクティブ・プロデューサー。
そして亀谷しづえさん、
商人舎ゼネラルマネジャー。

全員が㈱商業界出身者。

みんな元気で、
私は嬉しい。

そして先週末には、
山口毅さん。
㈱レゾーナを2月22日に設立して、
その代表取締役。
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立教大学大学院の結城ゼミ第3期生。
自ら、化粧品メーカーを創業。
全力を挙げて、応援します。

さてさて、各業態別の2月販売統計月報のまとめ。

3月19日、
「全国百貨店売上高概況」
発表。
調査対象は、
日本百貨店協会加盟の86社、245店舗。

総売上高は4317億3035万円で
既存店前年同月比はプラス0.3%。
2カ月連続でプラス。

今年は「閏年の翌年」という
大きなマイナス要因があったにもかかわらず、
昨対プラスとなった。
消費マインドが好転していることもあって、
高額商品やバレンタインの贈答品などの売上げがけん引。

身のまわり品の540億9761万円、プラス8.6%と
雑貨の629億6449万円、プラス0.5%。
ともに、4カ月連続でプラス。

ただし、衣料品は1376億2825万円でマイナス1.6%、
3カ月連続マイナス。
2月は低温傾向がつづき、
春物需要が伸び悩んだ。

10カ月マイナスだった家庭用品は
219億3375万円でプラスマイナス0%。

食料品はマイナス1.0%で、
1282億5435万円。
2カ月ぶりにマイナスだった。

百貨店にとって重要指標は外国人客。
去年は春節が1月だったが、
今年は2月だったことで、
外国人客の売上げと客数が大幅増。
売上げはなんと、
プラス115.2%、

客数もプラス84.2%。

先週3月21日にコンビニ、チェーンストア、
スーパーマーケットの結果が続々と発表された。

まずはコンビニ。
日本フランチャイズチェーン協会から発表。
「コンビニエンスストア統計調査月報」
調査対象は正会員のコンビニエンスストア本部。
ココストア、サークルKサンクス、スリーエフ、
セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、
デイリーヤマザキ、ファミリーマート、ポプラ、
ミニストップ、そしてローソンの10社。

店舗売上高が既存店ベースで、
6081億0300万円、
前年同月比マイナス4.7%
9カ月連続マイナス。

全店ベースでもマイナス0.9%。
6695億8800万円。
全店はなんと、
1年5カ月ぶりのマイナスとなった。

既存店来客数は10億0641万人、マイナス4.7%。
既存店客単価は604.2円で、マイナス0.4%。

天候、たばこ購入者の減少、
閏年の翌年などの要因が重なり、
コンビニは息切れ気味。

それでも、コンビニの強みでもある、
カウンター商材は比較的好調だった。

部門別の前年同月比は、
日配食品 プラス1.6%、
加工食品 プラス0.3%、
と食品は好調。

対して、
非食品はマイナス2.4%、
サービスがマイナス13.0%と不調であった。

百貨店が好調でコンビニが不調。
時代が逆転した。

次に、
「チェーンストア販売統計(月報)」
日本チェーンストア協会から発表。
調査対象は総合スーパーを含む会員企業57社、7880店。

2月の総販売額は、9140億2020万円。
既存店前年同月比がマイナス5.5%。
12カ月連続のマイナス。

コンビニよりも悪い。
部門別の概況は、
食料品が5964億6667万円でマイナス5.3%、
衣料品が824億1745万円でマイナス9.2%、
住関品は1778億0539万円、マイナス4.8%、
サービス29億6136万円のマイナス6.6%、
そしてその他が543億6933万円のマイナス2.8%。

ここでも閏年の影響で、
マイナスの文字が並ぶ。

「スーパーマーケット販売統計調査」
日本スーパーマーケット協会、
オール日本スーパーマーケット協会、
新日本スーパーマーケット協会の合同発表。
速報版の調査対象は310社、7347店舗。

2月の実績は以下。
総売上高が7331億8211万円で
前年同月比が既存店でマイナス5.0%。
全店ではマイナス2.8%。

ただし、前年は閏年。
そこで前々年の同月比と比較してみると、
全店ベースでマイナス0.2%だった。

部門別では、
食品合計が6425億4263万円
前年同月比マイナス4.9%、
前々年同月比プラスマイナス0%。

生鮮3部門合計は2430億2039万円(▲5.6%、▲0.6%)
青果 988億8933万円(▲6.2%、▲0.2%)
水産 667億0461万円(▲6.7%、▲3.0%)
畜産 774億2645万円(▲5.9%、1.0%)

惣菜 660億4514万円(▲3.8%、3.0%)
日配 1343億6626万円(▲5.7%、▲0.4%)
一般食品 1991億1083万円(▲3.8%、0.1%)

非食品 584億4971万円(▲4.4%、▲1.2%)
その他 321億8977万円(▲4.1%、0.1%)

江口法生さん。
日本スーパーマーケット協会事務局長。
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「前年同月比マイナス5%と大幅減に見えるが、
今月は閏年の翌年で1日営業日が少なかった。
そこで、前年と前々年両方の数値を出して比較。
この1日の影響度としては、
平均マイナス2.5%
くらい」

「2月のポイントは、
閏の翌年ということ。
節分、バレンタイン商戦、
受験関連商品、
そして鍋などの季節商材」

「今年は大雪や大寒波など、
天候に左右された部分が大きかった。
寒かった分、鍋物は好調だった」

「節分はダウントレンド。
従来の節分商材のイワシや豆の売上げは減っている。
しかし、恵方巻きは売れている。
価格ラインを増やしたり、アイテム数を増やしたり、
各社恵方巻きには力を入れたものの、
それ以上の広がりはなかった。
また、節分が日曜日だったこともあり、
法人需要が減った店もあった」

ゲストスピーカーは村上篤三郎さん。
㈱たいらや代表取締役社長。
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「たいらやは㈱エコス100%出資の子会社。
現在、栃木県に24店舗を展開しており、
昨年度の売上げは282億円。
既存店前年比マイナス1.2%。
第一四半期マイナス3.4%、
第二四半期マイナス0.2%、
第三四半期プラス0.4%、
第四四半期マイナス1.5%」

「ここ8年間、毎年増収しているものの、
1年だけ減益した年があった。
それは2010年。
70%減益してしまった。
理由はレジ袋を有料化した結果」
たいらやは競合店よりレジ袋の有料化を先行導入、
しかしわずか3カ月ほどで中止した。

「年末年始はよかった。
節分は前年より50%増、
バレンタインも15%増。
しかし、催事が終わったら、
極めて厳しい」

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「栃木県は地元資本が弱く、
ベニマル、カスミ、ベイシア、とりせんなど
県外の企業が強い。
県内のシェアでいうと、
ベニマルが10.4%、
とりせん8.6%、
イオングループ8.0%、
オータニ7.9%、
そして、たいらやが7.8%。

県外の企業はだいたい毎年2店のペースで出店してくるが、
県内企業は年1店の出店がほとんど。
たいらやは来年以降、2~3店出店しようと考えている」

「今年度のたいらやの課題は
ひとつ目は、客数と売上げを最大限伸ばすこと。
これまで、店舗の見た目は、
ベニマルやヤオコーに似せてつくってきた。
しかしこれからは、
オペレーションやマネジメントの部分を強化し、
売上げにつなげていく」

「ふたつ目の課題は粗利率を上げること。
ロスについては今まで目をつぶっていたが、
今後ロス率の削減に本格的に取り組む」

最後に、今日発表された外食。
日本フードサービス協会、
「データからみる外食産業」
調査対象は225社、31885店舗。

全店の売上高前年比は閏年の影響でマイナス1.3%。
ただし、日商ベースでは、
前年を上回る結果の店が多かった。

ファーストフードがマイナス3.6%。
洋風ファーストフードがマイナス8.2%と不調。

ファミリーレストランがプラス2.4%。
焼き肉店が特に好調で、
プラス15.7%。

パブ・居酒屋がマイナス3.7%、
ディナーレストランがプラス2.8%、
喫茶がマイナス2.4%。
最後にその他がプラス5.7%。

景気回復への期待感は上昇している。
外食は消費の水先案内人。

その動向は大いに注目しておきたい。

2月の成績を順に並べると、
百貨店は、既存店前年同月比プラス0.3%。
外食の全店売上高前年比はマイナス1.3%。
コンビニの前年同月比マイナス4.7%
スーパーマーケットは、マイナス5.0%。
そして総合スーパーはマイナス5.5%。

ちなみに1月の既存店前年同月比は、
百貨店、プラス0.2%、
コンビニ、マイナス0.9%、
スーパーマーケットはマイナス1.7%、
外食はマイナス2.2%、
そして総合スーパーはマイナス4.7%。

コンビニとスーパーマーケットが、
大きく落ち込んできた。

世間はアベノミクスで浮かれていて、
株価と為替は上昇気分だったが、
日常生活を担う業態には、
ひどく厳しい2月だった。
それが3月も続いている。

虚業が伸びても、
実業は縮んでいる。

たいらや村上篤三郎さんではないが、
「催事が終ったら、極めて厳しい」。

何か催事を創り出さねばならない。

褌を締め直して、
3月を締めくくりたい。

では、みなさん。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2013年03月24日(日曜日)

ジジと花見ごろ[日曜版2013vol12]

ジジです。
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そとはサクラの花が満開。
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花見ごろです。
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でも、「花冷え」です。

ひるまのサクラ。
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夜のサクラ。
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ユウキヨシハルのおとうさん、
夜桜がすきです。
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かがやくほどに、
うつくしい。
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ボクは家のなかにいます。
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だから、みられません。
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公園のサクラ。
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満開です。
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ボクも、みたい。
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ボクも、いきたい。
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花冷えだけど。
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ハトもサクラの木に、
とまってる。
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まあ、ボクは、
フォトでがまんします。
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そとは、にがてだから。
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サクラの花。
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ネストのかたまり。
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みていたら、
なんだか、かゆくなてきた。
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サクラの木のした。
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空にむかって。
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ボクも、花粉症?
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でも、ことしは、
さむいさむい冬から、
真夏日の春になって、
サクラはパッとさいて、
すぐに、ちってしまう。
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それは、ちょっと、
さみしいものです。
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でも、うつくしいことに、
かわりはありません。
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ボクもおとうさんと、
おなじきもちです。
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みなさんも、
たのしんでください。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2013年03月23日(土曜日)

スティグリッツ「サービス業の生産性」と常盤文克「サプライネスト」

東京・横浜は、
桜が八分咲き。
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花の下を歩く。
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あと何年、この喜びを味わえるのか。
いつもそんなことを考える。

春の選抜高校野球大会2日目。
21世紀枠出場校同士の1回戦。
福島県立いわき海星高校が、
惜しくも敗退。

福島県いわき市の小名浜に学校があって、
東日本大震災で被災。

将来の水産業を担う人材を育成する水産高等学校で、
練習船「福島丸」を所有し、海に挑む。

2001年開催の第73回大会から、
21世紀に設けられた出場枠。

部員不足、練習グランド無しなどの困難を克服した学校、
模範となる学校が選出され、
推薦されて甲子園大会に出場する。

いわき海星は津波でグランドが使えなくなっている。
その困難を克服して、
2年連続で県大会ベスト16に進出。

福島原発の被害にさいなまれているいわき市民に、
元気を与えてくれる闘いだった。

さて昨日の横浜商人舎オフィス。
米倉裕之さんと田窪伸郎さん。
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米倉さんはカスタマーコミュニケーションズ㈱代表取締役社長。
私はこの会社の非常勤取締役を務めている。

田窪さんは㈱コーポレイト ディレクション パートナー。
経営戦略コンサルティングを専門とする。

小売業界の最先端の動向、
カスタマーリレーションシップマネジメント、
さらに日本のFSPに関する情報などを交換。

私は月刊『商人舎』と『商人舎Net Magazine』を説明。
ご協力をお願いした。

さて日経新聞の政治欄。
米国コロンビア大学ジョセフ・スティグリッツ教授が語る。
1997年から2000年まで世界銀行上級副総裁、
2001年、ノーベル経済学賞受賞。
来日して、日経新聞編集委員のインタビューに答えた。
まず、「安倍晋三政権の成長志向の経済政策を歓迎」

そして日米のデフレの差異を分析。
「日本のデフレは長期にわたり、
企業や家計が抱える債務の実質負担を増してきた。
ただ、大不況下で米国が経験したような
年10%もの物価下落ではなく、
マイルドなものだ」

日本の将来を予測。
「企業や家計の先行きへの期待が変化すれば、
デフレを克服し、物価目標を実現できる」

そして重要なこと。
「財政支出するなら、
所得の低い層に手を差し伸べた方がよいと思う。
所得のうち消費に回す割合である消費性向が高いからだ」

これも小売りサービス業にとっては、
ありがたい提言。

公共事業へのばらまきでは、
デフレ克服はできない。

そして結論。
「日本の課題は労働力を増やし、
サービス業の生産性を高めること」

同じくノーベル経済学者のポール・クルーグマン教授も、
「サービス業の生産性を向上」させることを、
アメリカ経済再生のかなめと主張している。

ここでいう「サービス業」は広い意味での概念で、
小売業とサービス業、消費産業が含まれる。

小売りサービス業の頑張りこそが、
日本経済再生の基礎となる。

「さあ、やろう」
そんな気になるスティグリッツ教授のコメントだ。

同じく日経新聞朝刊の「福島経済特集」。
Web版には残念ながら掲載されていない。
この中で花王㈱元社長の常盤文克さんが、
ていねいに語ってくれている。
常盤さんは、福島県浪江町で少年期を送った。

東日本大震災でサプライチェーンが分断された。

常盤さんは、いいことを言う。
「チェーンではなく、『ネット』、
そして『ネスト』が重要です。

線ではなく面で横ともつながる。
さらに鳥の巣のように立体的に
いろんな企業が絡まり合ってモノを作るという考え方です」

ネット[Net]は「網」、
ネスト[
Nest]は「巣」。
網のように、巣のように、
広く、重なり合い、絡み合って、
私は、モノを「作り、流し、売る」のがいいと考える。

「世界は震災後の日本の工場の
立ち上がりの早さに驚いた。
中小企業が上手に助け合ったわけです。
今後は中小同士がもっともっと横に連携し、
大企業と縦にもつながる」

常盤さんは、
そういった『サプライネスト』を、
構築するべきだという。

東京都の蒲田、長野県の諏訪、大阪府の東大阪、
そんな産業集積地、産業団地のサプライネストを、
福島の浜通り、中通り、会津にひとつずつ、つくる。

まったくもって、同感。

ただしサプライネストには、
小売りサービス業や卸売業が、
多数、参画しなくてはいけない。

私はそう思う。

さらに常盤さんの提言は、
「真手(までい)の精神文化」。
浪江町に疎開していたころ、
まわりの大人からよく言われたのが、
「真手にやれよ」という言葉。
東北の方言で「丁寧に」とか「心を込めて」の意味。

「サプライネストを真手につくれ」
いいですね、このキーワード。

小売りサービス業の生産性向上も、
真手」にやりましょう。

いわき海星高校も、
真手に試合したが、
残念ながら惜敗。

それでも真手な働きぶりは、
印象に残る。

真手に、真手に。

良い週末を。

〈結城義晴〉

2013年03月22日(金曜日)

「権力を手中にして気持ちよくなった者」と消費税還元セールの禁止

今朝の日経MJに寄稿しました。
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毎月1回、
マーケティングスキル欄に、
2000字書く。

考えてみると1年に12回しかないので、
出し惜しみせず、
その時点で最高の内容を盛り込む。

今回は、プライベートブランドの最新動向。

ご愛読ください。

ところでこのマーケティングスキル欄、
春の人事異動で編集担当者が変わった。
これまでは竹蓋幸広さんだった。
ありがとう。

これからは白鳥和生さん。
デスク自ら、担当してくれる。
よろしく。

さて今日から、
第85回選抜高校野球大会。
全慶應義塾大学野球部監督の鬼島一司さんも、
NHK解説者として長期出張している。

開催期間は今日3月22日から13日間。
もちろん甲子園球場での野球だから雨天順延。
順当ならば4月3日に終わってしまう。

この大会が始まると、
「春休みが始まった」と期待したものだ。
そしてそれが終ると、
「春休みが終った」と実感した。

日本のプロ野球は、
来週の金曜日3月29日開幕。

甲子園とプロ野球が重なり合って、
「球春」は本格化する。

昨日はファイターズの新人・大谷翔平が、
二刀流を披露して夢を抱かせてくれた。

この時期、桜も満開で、
日本人として、いい季節。

朝日新聞『オピニオン』欄に、
鳩山由紀夫元総理登場。
「実現できもしない理想を語ったあの人。
そんなあの人に期待を寄せた私たち。
甘かった。だまされた・・・・・」

ずいぶん失礼なリード文だが、
「いま、あえて、
鳩山由紀夫さんに語ってもらいました」

写真が出ているが、
鳩山由紀夫、ちょっと太った。
「巨人、大鵬、卵焼き、
そして自民党なんですよね。

強い者には強くあってほしい。
巨人が弱いとプロ野球自体が
面白くないというのと同じで」

鳩山さん、巨人ファンなんだ、きっと。

この認識自体、
ずれていると思うが。

「権力を手中にすると気持ちよくなるという
人間の本性を軽く見過ぎていたのかもしれません」

鳩山由紀夫、反省の弁だが、
「権力を手中にすると気持ちよくなる」
これは、覚えておいた方がいい。

春。

人事異動や昇格人事で、
「権力」を手中にする人、
「権力」が少しだけ強くなる人、
そんな人が増える。

しかし、絶対に、
「気持ちよく」なってはいけない。

さてその権力を手中にした自民党政府。
今日、特別措置法案を閣議決定。
日経Web刊。

まず、小売り現場での価格表示は、
「総額表示義務」を時限措置として緩める。
目的は事務負担を軽減するため。
これは素晴らしい。

だから「100円+税」のように、
本体価格と税を分けて表示することを、
「認める」らしい。

「認める」というのも変な話で、
「気持ちよくなっている者」の論理だ。

もともと総額表示だけというのが、
消費者や国民には不親切だ。

「本体価格+税」というわかりやすい商売を、
認められるのは、これはおかしい。

総額表示義務を果たしたうえで、
「勝手に外税表示もしよう」
それが私の主張。

そう、オーケーの考え方。

それが「外税表示を認める」措置が取られた。
これは総額表示をしなくてよいということでもある。

さらに「気持ちよくなっている者」の決定では、
来年4月の消費増税に合わせて、
小売業「消費税還元セール」が禁止される。
消費増税分をポイント還元することも認めない。

私は本来、消費税還元セールは、
商売として邪道だと思う。

税金は納めるもの。
それが国民の義務。
国民の義務を小売業が肩代わりするのは、
僭越すぎる。

謙虚さが足りない。

義務は義務として国民に果たしてもらい、
本体価格の部分は企業努力で引き下げ、
お客様にご奉仕する。

これが正論。

しかし、どんなものであれ、
「セール」を禁止するのは、
権力の行き過ぎた行為だ。

「仕入れ側が納入業者に値下げを迫り
増税分の上乗せを拒んだ場合は
公正取引委員会が是正を勧告する」

これは公取委の本来の仕事。
「しっかりせんかい!」と言っておこう。

今回は、「消費税価格転嫁等対策室」を設置。
「転嫁拒否の実態を調べる調査官を各省庁に置き、
書面調査や立ち入り検査などで調べる」

特措法案の目的の一つは、
「商取引で立場の弱い中小企業などの納入業者が、
仕入れ側の企業に商品を納める際、
増税分を価格転嫁できない事態を招かないようにする」こと。

だから、納入業者が資本金3億円以下の中小企業の場合、
仕入れ側企業が増税分の価格転嫁を拒否することを禁じる。
価格転嫁と引き換えに商品を購入させるといった行為も禁止。

違反した場合は、
業界を所管する省庁などが指導する。
公正取引委員会は悪質な場合に是正を勧告し、
企業名を公表する。

さらに「中小企業が価格転嫁をしやすいように、
独占禁止法で禁止されているカルテルを一部容認」。

カルテル(Kartell)とは、
企業事業者間で価格や生産数量、販売地域などを、
協定することだが、
消費増税分を価格転嫁するカルテルに関して、
参加企業の3分の2以上が中小企業であれば、
独禁法を適用しない。

特措法の期限は17年3月末まで。

麻生太郎副総理・財務・金融相。
「消費税を転嫁できないという話は、
本人たちが努力してもなかなかできない」

公取委担当の稲田朋美行政改革相。
「中小事業者等が消費税を的確に転嫁しやすい環境を
整備していくことが極めて重要な課題だ」

商業者をずいぶん、
下に見ているもんだ。

商業などという遅れた世界では、
恒常的に「公正な取引」が行われていなくて、
だから「消費増税」のように税金が絡むときだけでも、
不公正な取引をやめさせよう。

「士農工商」の序列感覚が、
「権力を手中にした者たち」から
感じられる。

現実的に公正な取引が行われていないとしたら、
それはそれでこちら側が襟を正さねばならないことは、
もちろんだが。

鳩山由紀夫が、
朝日新聞に貶められつつ登場したことも、
まったく意味がないわけではない。

〈結城義晴〉

2013年03月21日(木曜日)

5・31「ハーバード・リテール教室」と「俺の株式会社」業界への逆行

横浜商人舎オフィスの裏の遊歩道。
日当たり良好。
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桜が満開。

その桜の花を小鳥がついばむ。
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なんというか、
のどか。

今日はその商人舎オフィスに来客多数。
午前中は杉山潮さん。
イオンリテールワーカーズユニオン中央執行局次長。
来週のアメリカ研修会の打ち合わせ。

「しゃしん忘るべからず」
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その写真撮影を忘れた。
ゴメン。

午後は、まず、
㈱プログレスデザインのおふたり。
代表取締役の西川隆さんと、
ゼネラルマネージャーの福田真由美さん。
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私とジジのポートレートをプレゼントしてくれて、
感激。

ありがとうございました。

業界トレンドなどの情報交換をし、
香港のスーパーマーケット事情を教授いただき、
さらにプログレスデザインの経営戦略を語り合い、
そして『商人舎Magazine』へのご協力をお願いした。

西川さんとプログレスの仕事は、
着実に成果をあげている。

私が掲げる小売業の『ポジショニング戦略』に、
絶対に欠かせない要件を、
プログレスが提供してくれる。

「店づくり」の専門集団。
それも飛び切りのスペシャリスト揃い。

西川さんの連載、
ご期待ください。

入れ替わるように、
㈱ゴードン・ブラザーズ・ジャパンのおふたり。
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代表取締役社長・CEOの増田春彦さん(右)と、
管理部総務人事グループ・マネージャーの石井麗さん。

最終決定しました。
「Retail Seminar 2013」
在庫と小売を科学する

ハーバード・ビジネススクールのアナンス・ラーマン教授を迎えて、
小売業トップ向けのセミナーを開催。
私流に通称すれば、
「ハーバード・リテール教室」

ラーマン先生は、
リテール・ビジネスの第一人者。
専門はサプライチェーンマネジメント、
オペレーショナルマネジメント、
インベントリーコントロール。

基調講演は、そのラーマン教授。
「リテール・サプライチェーンとインベントリー」

次に、矢ヶ﨑健一郎さん。
㈱ジョイフル本田代表取締役社長。
「ジョイフル本田の在庫・物流戦略について」
矢ケ﨑さんは東京大学法学部卒業、
ハーバード・ビジネススクールMBA取得。

三番手が、結城義晴。
「日米チェーンストアの最新動向とポジショニング戦略」
ご存知、㈱商人舎代表取締役社長、
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科教授。

四番手は、ゴードン・ブラザーズ・ヨーロッパのニック・テイラーさん。
「欧米における余剰在庫問題解決手法の発展と現状」

最後にラーマン教授への質疑応答がある。

無料の「ハーバード・リテール教室」
主催はゴードン・ブラザーズ・ジャパン。

現在、ご招待者を厳選しつつ、
パンフレット発送準備中。

5月31日金曜日、
帝国ホテル本館鶴の間。

ご期待ください。

もちろん内容に関しては、
このブログや月刊『商人舎』で、
ご報告します。

さて、今朝の日経新聞『国際』欄「Voice」。
ドイツのBMWノーベルト・ライトホファー社長の発言。
「流れに逆らう決断が必要だ」
ミュンヘンの松崎雄典記者が報告。

BMWは、高級車販売台数、世界首位。

私もそのオーナーの端くれだが、
いちばんささやかな車種に乗っている。

ライトホファー社長が表明したのは、
今年度は「利益を追わない意向」

2013年12月期も増益の維持は可能。
しかし「新型モデルの開発」に投資して、
利益は前期の横ばいの計画。

利益追求ばかりの世界の自動車業界。
そのなかで、異色の決定を下すことが、
「主流の上を行く『高級』」のポジショニングを維持するために必要。

電気自動車「BMWi3」を今年末に発売。
環境に良いとともに、加速力を備える。
それが「高級感」を保つコンセプトとなった。

「流れに逆らう決断」
これはウォルマート創業者のサム・ウォルトンと同じ。

サムは言い残している。
“Swim upstream!”
上流に向かって泳げ。
つまり、世間に逆行せよ。

ノーベルト・ライトホファーと同じ。

一方、日経新聞3月18日の『経営の視点』。
「外食揺さぶる『俺の』革命」
編集委員の中村直文さんが書く。

「不振が続く外食業界」の「型破り企業」。
俺の株式会社。
経営はVALUE CREATE株式会社。

2011年9月、1号店を開業。
現在、14店。
低価格の高級割烹店もある。

店舗バナーは「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」、
それに「俺のやきとり」「俺の焼き肉」「俺の割烹」など。
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出店立地は東京の銀座や新橋、神谷町付近。
「低価格で高級メニュー」を提供するのが特徴。
イタリアンやフレンチは、
フォアグラやキャビアなど、
贅沢な素材をふんだんに使ったメニュー、
それが一皿980円などで提供される。
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一流レストランの3分の1ほどの値段。
内容は一流レストランに負けない。

平日から行列ができ、
1カ月後の予約も即日満杯となる。

社長は坂本孝さん。
ブックオフコーポレーション創業者として有名。
再販制度にがんじがらめの書籍流通に、
業界に逆行して風穴を開けた。

坂本さんは外食市場に参入して、
「不況を打破する条件」を熟考。

「ミシュランガイドに載るような腕のいい料理人と
質の高いメニューを持つ店は客足が途絶えない。
家庭やネットで手に入らないからだ。
それに人気の立ち飲み店の要素を加えてみた」

いちばんの政策は原価率の低下。
外食業界では原材料の仕入れコストを通常、
売上高の3~4割に設定する。

「俺の」シリーズは原価率6割を目安とする。

そのうえで、第2に料理人は、
ミシュランガイドに載る有名レストラン出身のシェフばかり。
メニューづくりもすべて、これらのシェフ任せ。

第3に、「立ち食い中心」の提供方法。
客の回転が速い。

まさしく薄利多売の原則。

第4は、まずは銀座周辺への集中出店のチェーンストア方式。
だから高級食材の店間融通が可能となった。

「開業2カ月以上の店はすべて黒字」。
だから今後も出店を加速する予定。

坂本さんは意気軒高。
「業界の常識は分からないことが功を奏した。
株式上場も目指す」

私は㈱商業界の千葉哲幸さんから、もう1年も前に、
この会社のことを教えてもらった。

千葉編集で発刊された『俺のイタリアン、俺のフレンチ』、
坂本孝著、㈱商業界刊。

外食産業の原価率6割。
これからはやるに違いない。

しかしこの商法。
業界に逆行するとともに、
歴史的に見れば、実は、
インベーションの定石。

アリステッド・ブシコーの百貨店ボン・マルシェから、
マイケル・カレンのスーパーマーケット、
ハリー・カニンガムのKマート。
サム・ウォルトンのウォルマート、
中内功のダイエーや柳井正のユニクロも、

初期の頃はこの定石を使った。

結城義晴の『商人舎Magazine』も、
実はこの考え方を採用している。

業界に逆行し、
薄利多売を貫く。

その根底にはローコスト・オペレーションが、
なくてはならない。

〈結城義晴〉

2013年03月20日(水曜日)

春分の日、日銀は白川から黒田へ、そしてローソンの有機商品対策

春分の日。

祝日法の趣旨。
「自然をたたえ、
生物をいつくしむ」

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自然は正直。

春を表現する。
20130320235718.jpg

横浜・岸根公園の桜は、
五分咲きくらいか。
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それでも桜はいい。

七分咲きも八分咲きも、
桜は桜。

今日の祭日は、岸根公園まで、
ジョギング。

その後、鬼島一司さんと一献。
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前慶応義塾大学野球部監督。
「慶応魂」を熟知し、
しかも現場感覚を失わない指導者。

鬼島さんは明日から関西に出張して、
明後日から甲子園高校野球選抜大会のNHK解説をする。

鬼島さんのご自宅を訪れて、
野球の話から、スポーツ、経済、経営、政治まで、
議論しつつ、意見交換。

4月から鬼島さんは毎月、
神奈川新聞にエッセイを連載する。

慶応義塾大学と神奈川の論客の一人。
有意義な交流だった。

さて、白川方明日本銀行総裁が退任
「最善の対応と判断した。
悔いるところはない」

「中銀は市場に振り回されてはいけない。中銀が
言葉で市場を
思い通りに動かすという政策観には
危うさを感じる」
これはきわめて教訓的な言葉。

私も同感。

全ての知識商人が、
肝に銘じておくべきだ。

言葉で、
市場や消費を動かせるものでは、
断じてない。

言葉だけで商品が売れることは、
絶対にない。

それでも現代においては、
「沈黙は金」ではなくて、
「雄弁こそ金」である。

だから言葉は大事。
しかし小売り商売においては、
まず、商品に語らせよ。
次に、言葉で語れ。

これ、時代を越えた大原則。

白川総裁も、
そのことを述懐している。

白から黒へ。

白川さんの退任のあと、今日、
第31代日銀総裁に、
黒田東彦(はるひこ)さんが就任。
前アジア開発銀行総裁の68歳。

慶應義塾大学の小幡績准教授が語る。

「彼は、知的で好奇心が旺盛で幅広い。
主税局の経験が長いが、
主税局は理論派であり、
悪く言うと原理主義」

「黒田氏は、国際金融界でも評判が高く、知的だ。
だが、妥協せず、交渉も黙って手の内を見せず、
しかし、信念を貫く。手強い相手だと思う。
つまり、日銀総裁には、人格的にはぴったりだ」

春分の日の就任、
期待しよう。

毎日新聞の巻頭言『余禄』。
「ワニのジレンマ」を紹介。

「子どもをさらったワニがその母親に
『これから俺がどうするか予言してみろ。
当たったら子どもを無事返してやる。
外れたら食うぞ』と言う。
母親は考えて答えた。
『あなたは子どもを食べるでしょう』
すると子どもを食おうとしたワニが
『あ、予言が当たる、こりゃまずい』と口を閉じ、
今度は『あ、予言が外れる、食わなきゃ』と口をまた開く。
口を開いたり閉じたりが止まらなくなったワニは
とうとう死んでしまった」

皮肉なワニの話。

これに対して、
ロバート・マートンの「予言の自己破壊」
「予言が人々の行動を促し、
結果それが外れることをいう」

「理不尽なワニと渡り合った賢い母親よろしく、
最悪の予言もここは恐れるより
的中を阻む知恵を絞らねばならない」

「最悪を覚悟して、最善を尽くす」
それが「予言の自己破壊」をもたらす。

さて日経新聞に記事。
「ローソン、野菜宅配で提携」

「ローソンは野菜宅配大手の大地を守る会と資本・業務提携」
大地を守る会の株式33.4%を取得、
その取得額は10億円前後。
取締役も派遣する予定。

その「大地を守る会」は約2500人の農家と契約。
その農家から、野菜や畜産物、加工食品を、
首都圏の会員宅に宅配サービスする。

2012年3月期の売上高は142億円。

大地を守る会の年商は、
らでぃっしゅぼーやに次ぎ、
オイシックスと並ぶ。

この3社が御三家。
ローソンは、
らでぃっしゅぼーや、
大地を守る会と連携を組む。

ローソンは2011年に、
らでぃっしゅぼーやと共同出資会社を設立、
NTTドコモが昨2012年、
らでぃっしゅぼーやを完全子会社化。
共同出資会社はらでぃっしゅが吸収合併。

昨年末、ローソンはドコモから、
らでぃっしゅの株式10%を取得し、
さらに保有比率を20%まで引き上げている。

何しろローソンの背景には三菱商事がある。

ローソンは現在、
らでぃっしゅから調達した有機野菜などを
スマートキッチン㈱で販売。
従って、らでぃっしゅ、大地を守る会の2社と組んで商品調達し、
スマートキッチンでネット事業を展開。

今後はナチュラルローソンはじめリアル店舗でも、
有機野菜を販売する。

アメリカ合衆国のオーガニック商品は、
2007年に2兆円を超え、いまや3兆円に迫る。

2010年段階の市場規模は、
食品だけで、267億0800万ドル。
1ドル100円換算で2兆6708億円。
これは前年比7.7%のプラス。

非食品オーガニックも19億7400万ドル、
100円換算すると1974億円で、こちらは9.7%の伸び。

トータルで、286億8200万ドル。
全体で7.8%の成長。

ちなみにアメリカの食品非食品の市場規模は、
この段階で1兆0506億2400万ドルだから、
2.73%のシェアにまで拡大してきた。

私は有機商品に関しては10年くらい、
日本が遅れていると断じている。

市場規模だけの問題ではない。

日本は野菜中心の開発、普及だが、
アメリカは精肉から乳製品、冷凍食品、
加工食品・菓子、酒まで、
品揃えが充実している。

もちろん非食品も
パーソナル・ケア、花、ペット
フード、衣類家庭用洗剤、サプリメントなどまで。

オーガニックだけで、
スーパーマーケットが出来上がってしまうほど。

オーガニックに関しての話だが、
その遅れた日本の先頭に、
コンビニのローソンが立っている。

〈結城義晴〉

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