結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年03月03日(日曜日)

ジジとひな祭り[日曜版2013vol9]

ジジです。
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きょうは3月3日。
ひなまつり。
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ひなまつりがくるまえに、
おとうさんはバンコクに、
いってきました。
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手をあわせるのを、
「ワイ」といいます。

商売の神様。
ガネーシャというなまえですが、
それはゾウ。
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タイではドナルド・マクドナルドもワイ。
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おとうさんは、
おもしろいものを、
たくさんみつけてきました。
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タイの女のひとの首。
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おおきな首です。
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それからボクのなかま。
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おおきなまねき猫。
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ショッピングセンターの入り口にいた。

これはZENというデパートの入り口にいました。
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ボクのなかまも活躍していて、
うれしい。

ところで、おひなさま。
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おびな。
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めびな。
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うつくしい。

でもボクは、
花より団子。
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ひなあらあれ。

はじめてです。
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なんか、あまい。
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これは、気にいりました。
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おとうさん、
これはなに?
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ビニールにつつまれている。
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これも、ためしてみたいなぁ。
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ひしもち。
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これがメインディッシュみたいです。

いいですか?
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きれいな形をしています。
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どこからたべるの?
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まず、においをかいで。
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ペロペロして。
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もっと、ペロペロ。
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味がない!
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ねえ、おひなさま。
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こっちは、味がないです。
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女の子のおまつりはきれいだけど、
メインディッシュに味がない!

〈『ジジの気分』(未刊だけど、いつか写真集?)より〉

2013年03月02日(土曜日)

「球春」に胸躍る季節、生協PBの「消費増税後値段据え置き措置」

3月2日。
明日はひな祭り。

売場はどの店も、
桃の節句一色。

春ですね。

さて今日から、
ワールドベースボールクラシック(WBC)開幕。
日本代表は三連覇を視野に入れる。

ナショナリズムを煽り立てることもできるだろうが、
野球ファンにとっては「球春」がいち早くやってくる。

今日から水曜日6日までが一次ラウンド。
日本はブラジル、キューバ、中国と闘って、
2番手までが二次ラウンド。
それが8日から12日まで。

WBCには16カ国が参加。
一次ラウンドは、4カ所に分かれて行われる。
福岡、台中(台湾)、サンフアン(プエルトリコ)、フェニックス(米国)。

上位2カ国が東京とアメリカのマイアミで二次ラウンド。

日本チームは一次が福岡、二次は東京。
地元で試合をするのだから、
これは盛り上がる。

そして決勝ラウンドが17日から19日まで。
こちらはアメリカ・サンフランシスコで開催される。

一方、春の甲子園大会3月22日から13日間。
第85回選抜高校野球大会。

プロ野球はセパ両リーグともに、
3月29日金曜日開幕。

だから甲子園の最後のピークと、
プロ野球開幕が重なって、
野球ファンには堪えられない春が展開される。

その先駆けが、今夜のWBC。
野球ファンは大いに楽しみたい。
それを商売に結び付けることも、
積極的に試みたい。

さて、来年4月の消費税増税に対して、
最初の動き。

それは全国の生活協同組合。
日経新聞の昨日の記事。

プライベートブランドの主力商品において、
消費税込みの販売価格を、
消費増税後も据え置く。

そのために日本生活協同組合連合会(日生協)が、
供給しているコープブランドの卸値を約5%引き下げる。
それを原資として各生協が消費増税後も、
増税前と同じ価格で提供する。

消費税の問題のひとつは、
「総額表示」の義務付けにある。
つまりは内税方式。

2004年から、これが義務付けられた。

私はそれを外税にすべきだと思う。
納税者にも税を納めていることを、
しっかり認識してもらって、
むしろ納税の義務を果たす行為に、
誇りを持ってもらうのがいいと思う。

それを生協が増税が正式決定する前から、
据え置きと発表するのは、
消費税対策を産業レベルで考え、対応することに対して、
なし崩し行為となる。

据え置き対象は、
「コープベーシック」310品目。
コープブランド約3800品目は年商4100億円。
ベーシックは500億円。

ちなみに全国の生協の年間売上高は3兆3000億円。
シジシージャパングループが4兆円を超えるから、
総年商では、イオン、セブン&アイ・ホールディングス、
そしてCGCの次に位置づけられる。

政府が軽減税率を導入しそうもないから、
「生協が自らそれをやろう」といった意図もあるのだろうが、
私はこの時期に、困った独断専行だと思う。

軽減税率とは、商品を「生活必需品と贅沢品」とに区分けし、
それを非課税にしたり、低税率にする方式。
当然、ベーシックな食料品はその筆頭になる。

生協は生協らしい考え方で、
自らコープベーシックを軽減税率化しようというのだろう。

セブン&アイの鈴木敏文会長は、
「増税分はそのまま転嫁できない」と発言しているが、
この「生協に追随する動き」が出る可能性があると、
日経新聞は書く。

しかしこれが大勢を占めるとなると、
「三方1%損」となりかねない。

大岡政談の「三方一両損」はよくできた話だが、
消費増税の三方損は、
製造業、卸売業、小売業。
それぞれが1%ずつ損をして、
増税前と同じ値段にする。

これを私は「三方1%損」と呼ぶ。

しかしそんなことを続けていたら、
消費税率が10%、15%、20%と上がって行った場合、
「三方3%損」から「三方5%損」まで、
エスカレートしていくことになる。

私は基本的に外税にして、
一般消費税を納めるという義務を、
国民に明確に意識しつつ、
誇りにしてもらうことが筋だと思う。
社会保障・税一体改革関連法案の趣旨を、
あくまで貫くためにもそれは必要だ。

小売業や卸売業、製造業は、
税とは関係なく、日常的にそれぞれの努力でコスト削減をし、
それを顧客に還元する。

こちらはこちらで、
正々堂々の競争をすればいい。

消費増税に絡めて、
「自分だけ、あるいは自分が最初に」という根性は、
よろしくないと考えるが、いかが?

球春に胸躍る3月。
水を差す行為は、ふさわしくない。

〈結城義晴〉

2013年03月01日(金曜日)

「日本商業の誇り」株式会社マルト設立50周年記念式典のこと

一月行く、
二月逃げる、
三月去る。

二月が逃げるがごとく終わり、
三月が始まった。

しかし「去る」がごとくに、
このひと月も、
時間の経過は早足。

その3月1日、
九州から関東まで、
「春一番」の突風が吹いた。

暦の上でも、
実際の陽気をみても、
3月・4月・5月が、
「春」。

その春の始まりの日に、
春一番。

これは語呂がよいし、
縁起もよろしい。
そう考えたい。

私は、福島県いわき市から帰ってきたが、
ちょっと疲れが溜まっている。

昨日、㈱足利屋洋品店社長の松﨑靖さんから、
「虹の架け橋」が贈られてきた。

商人がチラシのように配る地域新聞。
その連載「小耳にはさんだいいはなし」は、
私のお気に入り。
松﨑さんが手ずから書いている。

今月は、
中山靖雄著『すべては今のためにあったこと』のなかから、
一句を紹介。

よしあしの中を流れて清水哉
江戸時代後期の臨済宗禅僧で画家の仙厓和尚の句。
〈『仙厓義梵』掲載

ここで使われている「よしあし」には、
二つの意味がある。

「葦」という字は「よし」とも読むし「あし」ともいう。
イネ科の多年草。
ブレーズ・パスカルの「人間は考える葦である」は有名だが、
その「葦」でもあって、人間をイメージさせる。

水は、そのアシやヨシの間を流れ流れて、
やがて清水となる。

もうひとつの意味は「良しと悪し」。
人間や組織は、
良いこと悪いことをかいくぐって、
成長してゆく。

中山さんは言う。
「本来『良し』『悪し』というのは一対の岸であり、
その両岸の間をどう流れるかということが大事なのです」

3月は「よしあし」のなかを、
生き抜いていきたい。

まず3月を俯瞰しよう。
私たちの暮らしにとって、
ピークは三つある。

第1が3月3日のひな祭り。

今年の桃の節句は日曜日。
2月25日が雛人形を飾るリミットで、
従って、今週は徐々にひな祭りで盛り上がって、
日曜日に絶頂期を迎える。

女の子の節句。

韓国大統領朴槿恵(パククネ)さんは、
初の女性大統領。

タイ王国首相インラック・シナワットさんも、
史上初の女性首相。

21世紀は間違いなく女性の時代。
その女性の時代のひな祭り。

盛大に祝いたい。

ひな祭りを過ぎると、
1週間と1日後の月曜日が、
3月11日。

一昨年の東日本大震災から丸2年

死者と行方不明者の数は、
2月13日現在、
合計で1万8574人。

死者は1万5880人、
宮城県9535人、岩手県4673人、福島県1606人。
心からご冥福を祈りたい。

さらに行方不明者2694人、
宮城県1310人、岩手県1169人、福島県211人。

仮設などで避難生活を送る人、
フクシマ原発の影響で家に帰れない人、
仕事が再開できない人、
数知れず。

この震災を忘れてはいけない。
自民党政権になっても、
国を挙げて、
復興と振興に取り組み続けたい。

私も『店長のためのやさしい《ドラッカー講座》』の印税を全額、
日本赤十字社に寄付しているが、
これは続けていきたい。

そして3月の商人舎標語。
再びみたびよたびいつたび、
「ひとつずつ、
すこしずつ、
いっぽずつ」。

いつも、ここから始めよう。

3月の暮らしのピークの第3が、
3月20日(水曜日)の春分の日。

祝日法の趣旨は、
「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日。

そしてこの春分の日をはさむ前後7日間が彼岸。
17日の日曜日が彼岸の入り、
23日の木曜日が彼岸の明け。

彼岸とは、「煩悩を脱した悟りの境地のこと」。
「煩悩や迷いに満ちたこちら側」を「此岸」(しがん)という。

中山さんがいう「『良し』『悪し』」というのは、
「彼岸と此岸」のことでもある。

今年も、
3月11日から3月23日までは、
わが日本人にとって、
彼岸と此岸の一対の岸を認識する日々である。

よしあしの中を流れて清水哉

心静かに、
このひと月を過ごしたい。
合掌。

さて、昨日は、
バンコクから帰国し、
その足で東京・大門のカスタマー・コミュニケーションズ㈱へ。
月例の取締役会。

その後、スーパーひたち23号で、
福島県いわき駅の一つ手前の湯本駅へ。
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それからタクシーで、
スパリゾートハワイアンズへ。
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昔の常磐ハワイアンセンター。

平成2年に名称変更しているが、
有名なのは映画『フラガール』。

そのラピータで、
株式会社マルト
創立50周年記念式典。

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いわき市、福島県の名士はもとより、
食品関係、日用品雑貨関係、製薬関係の企業トップが集って、
マルトグループの50周年を祝った。
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安島浩社長の挨拶、
安島祏司会長の言葉、
安島光子副会長の話。

私は遅れて入場したので聞き漏らしたが、
多くの人から「感動的だった」という声を聴いた。

来賓の挨拶は、
シジシージャパン代表・堀内淳弘さん、
三菱食品社長・井上彪さんなど、
シンプル。
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そしてお取引先トップ総出の鏡割り。
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見事に割れて、お目出度い。
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乾杯の音頭とご挨拶は、
味の素社長の伊藤雅俊さん。
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このあたりの演出は、
基本通りで簡素。
マルトらしい。

そして懇親。

料理とワインが、
飛び切りよかった。

通常こういった会合の食事は、
ちょっと残してしまう。
しかし今回は完食。

スパリゾートに用意させて2度の試食会をやった。
しかし気にいらず、お取引先の協力を得て、
マルトらしいおもてなしをしたという。

ワインも大塚製薬の飛び切りのリッジ2008年が、
全テーブルに並んだ。

食事とワインを楽しみながら、
私も懇親。

まず三菱食品最高顧問の廣田正さん。
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廣田さんは引退されて、
3月4日から、
鎌倉に「オフィス廣田」を開設。

ご苦労様でした。
そしておめでとうございます。

さらに伊藤ハム社長の堀尾守さん、
日清オイリオグループ専務の芋川文男さん。
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そしてメインイベントは、
フラガール。
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映画のフラガールよりも、
実際のフラガールの方が美しかった。

これは、はっきり言っておきたい。

祝賀会が終り、
出口の金屏風の前で、お別れ。
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安島浩社長、安島光子副会長、
そして車椅子の安島祏司会長。
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シジシージャパン顧問の川一男さんも。
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私は会長・副会長と写真。
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私の隣は衣料品ファミリー社長の安島ゆみ子さん。

そして最後の最後に、
マルト100周年を担う二人。
安島大司さん(右)と安島英城さん。
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大司さんが安島浩社長の長男で、現在マルト取締役。
英城さんが次男で、米国研修から帰国したばかり。

私はこの日、この二人に会いたかった。
そして「50年後の100周年をよろしく」と、
直接、言いたかった。

東日本大震災と福島原発事故のなかで、
地域のために活躍したマルトは、
「日本商業の誇り」である。

そのことを、将来を担う二人に、
伝えたかった。

祝賀会が全部終わって、
帰ろうとしたら、
ばったりとお会いした。
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くすりのマルト社長の安島力さんと、
㈱大木会長兼社長の松井秀夫さん。

そのまま、松井さんにさらわれるように二次会に。
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安島光子副会長が加わって、
「割烹 一平」。

いわき市のアンコウ料理の名門。

安島会長は奇跡的にガンを克服した。
その主治医が慶応義塾大学病院耳鼻咽喉科の小川郁先生。
小川先生の音頭で乾杯をして、
マルト50周年を再び、祝った。
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私は2011年4月1日に、
マルトを訪れた。

あの震災が勃発し、
月が明けた初めの日を選んだ。

そして、感動した。
心から応援した。

4月4日、5日と連続で毎日更新宣言ブログに、
「マルトの大震災孤軍奮闘物語」を書いた。

〈前篇〉が「店を開けることが私たちの使命」
〈後篇〉が「店を開けよう、売場に立とう!これが私の誇りです!」

それから2年が経過しようとしている。
原発の状況は一向に変わらない。
だからマルトの仕事の重みは、
ますます増している。

いわき市周辺に顧客たちが、
大切な生活を営んでいるからだ。

ずっしりとしたものを背負いながら、
マルトは全従業員、全役職員の、その総力で、
今日も仕事を続ける。

よしあしの中を流れて清水哉

合掌。

〈結城義晴〉

2013年02月28日(木曜日)

バンコク・サイアム地区のセントラル・グループとビッグCと「業界話」

2013年2月最後の日。

朝6時ごろに羽田空港到着。
タイはバンコクから6時間で帰国。

現地時間夜の10時半の搭乗で、
6時間弱のフライト、
そして時差2時間。

日本について、まるまる1日が活用できる。

しかしフライト中にずっと熟睡できるわけではない。
だから活用できるけれど、辛い。

帰国し、帰宅して、朝風呂につかり、
すぐに東京・芝へ。
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東京タワーをみると、
日本に帰ってきたんだなあ、
という感慨がわいてくる。

これ以外に、この感慨を味わわせてくれるのは、
富士の山だろうか。

芝・大門、カスタマー・コミュニケーションズ㈱。
定例の取締役会。

米倉裕之社長以下、
社員・従業員、みな頑張って、
会社がどんどんよくなっている。

役員会が終ると、
すぐに上野駅から常磐線スーパーひたち23号に乗って、
福島県の湯本駅へ。

㈱マルト創業50周年記念式典に参加。
その模様は明日のこのブログで。

さて、糸井重里の『ほぼ日刊イトイ新聞』。
巻頭言は「今日のダーリン」。

糸井重里が、「業界」について書いている。
「なんとなくなじめない話というのがあります。
それは、じぶんのいる『業界』を憂えることです」

「仮にね、お笑いの業界の人である芸人さんが、
『この業界は、いまこんなふうに苦しい』
というようなことを熱心に話し合ってるようなこと」

「映画業界であろうが、農業の世界であろうが、
家電業界であろうが、出版業界であろうが、
広告業界であろうが、レストラン業界であろうが、
どこも、『業界としての行き詰まりや欠点』があります」

糸井さんはズバリ言う。
「『業界全体』について憂えたり考え込んだりするのは、
まず最初にやることじゃないだろう、という気がします」

賛成。

「業界全体に逆風が吹いているときでも、
じぶんは、どういう仕事をして前に進むか、
つまり稼いでいくかを考えることが
第一だと思うのです」

業界のことよりも、
自分の店、自分の企業、
自分の仕事を語りたい。

「『最近はレストラン業界は、どうなんだろう』
と真剣に語り合ってるレストランよりも、
『なんとかおいしい料理を出して、よろこんでもらおう』
と、一所懸命に腕をふるっている店のほうが、
お客さんたちも通いますよね」

「なんか、ほんとはするべきことから逃げて、
みんなが『業界話』ばかりしてる気がするんだよなぁ」

糸井さんは『ほぼ日』というインターネット業界にいて、
日夜、そのイノベーションを考えている。

だから「業界話」のつまらなさを理解することができる。
私もそう思う。

さて、タイの小売業レポート。
近代化された主な小売業企業は、
セブン-イレブンを展開するCPオール、
テスコロータスを営むエカチェイ・ディストリビューション・システム、
ハイパーマーケットを展開するビッグCスーパーセンター、
百貨店を主体にしたセントラル・バッタナー、
そして同じく百貨店のザ・モール・グループ。
以上がベスト5。

2009年の数値でちょっと古いが、
CPが1370億バーツ、
テスコロータスが1123億バーツ、
ビッグCが703億バーツ、
セントラルが574億バーツ、
ザ・モールが401億バーツ。

1バーツは現在、約3.1円だから、
それぞれ3倍してもらえば、日本円での規模がわかる。

コンビニのセブン-イレブンはガリバー状態だが、
他の業態はそれぞれに、ほぼ2社ずつが、
マーケットを分け合っている。
つまり「複占」の状態。

私たちが最初に訪れたのは、
バンコク中心部のサイアム・スクエア。
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まず、
商売の神様の前で、
合掌。

この地区の中核は、
セントラル・ワールドプラザ。
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セントラル・バッタナー・グループが、
2006年にオープンさせた巨大複合商業施設の核店舗。

セントラル・ワールドプラザを真ん中に、
ZENと伊勢丹の3つの百貨店で構成される。
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さらにホテル、ワールドトレードセンターが隣接する。
総敷地面積は100万㎡と東南アジア最大級。

セントラルワールドには、
海外の人気ブランドショップから、
専門店チェーン、飲食チェーンなどが入っていて、
これは国際級。
つまり上海や香港、シンガポール、
さらに東京やニューヨーク、ロンドンにも劣らない商業集積。

国際級のショッピングセンターは、
国際空港と同じで、すぐに世界水準となる。

入口をはいると、コンコースには、
大きなシャンデリア。

中間層の上の層から、アッパーな客層を狙う。
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イギリスの「マークス&スペンサー」が入っている。
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アメリカのファストファッション「フォーエバー21」。
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そしてジャパン・テクノロジー「ユニクロ」。
この店がバンコク1号店。
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ショッピングセンター中央には、
大きな吹き抜けが設けられ、
回廊式のエスカレーターで上階まで運ぶ。
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その吹き抜けにプロモーションの垂れ幕。

セントラル・グループは、
主に3つのバナー名で百貨店を運営する。
第1がセントラル、第2がロビンソン、
そして第3が高級百貨店のZEN。

そしてセントラルグループは、
スーパーマーケットもチェーン展開している。
Central Food HallとTopsの2バナー。

このセントラル百貨店の7階に、
「セントラル・フード・ホール」がある。
まぎれもない高質スーパーマーケット。
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日本でいえば、
伊勢丹百貨店の中のクイーンズ伊勢丹、
そごう西武のシェルガーデン、
大丸のピーコックストア、
そして阪急百貨店の阪食、
そんな位置づけ。

入口のプロモーションスペースには、
ドライフルーツや果物味のチョコなどがカラフルに並ぶ。
その奥がフルーツ&ベジタブルコーナー。
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季節の果物プレゼンテーションが見事。
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オーガニック野菜も扱う。
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バルク販売のナッツ類。
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対面式のハム・ソーセージ売場。
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そして、これも対面方式の精肉売場。
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インストア・ベーカリー売場。
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ショーケース販売のチーズ売場。
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食品を宝石のように販売する。

右サイドには、冷凍食品、
グロサリー・HBCが配置されている。
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清潔感が漂うデリカテッセン売場。
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対面販売を強調する高質スーパーマーケットではあるが、
しかしこれはよくできたスーパーマーケットそのもの。

しかしこの店の特徴は、
フードサービスコーナーが売場に併設されていること。

お客は、その場で食べてもいいし、
持ち帰ってもいい。
ニューヨークのイータリーとまではいかないが、
かなり斬新な試みを展開。

パンやデザート・飲料を販売する「health brown」ショップ。
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サンドイッチやパスタを注文するグリルコーナー。
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ここには、カウンター席が設けられている。

こちらはタイ料理のショップ。
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小売りの売場とイートインコーナーの混在と融合。
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レジは2カ所で、ひとつは、
青果部門入口横にある3台のコンビニエンス・レジ。
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こちらはグロサリー・HBC売場の横にある10台のメイン・レジ。
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そして通路をはさんだワインセラー。
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その横のカスタマー・サービスのコーナー。
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店長のChertsak Kanpakdeeさん(中)に話を聞いた。
右は、エスコートしてくれたチャチャイ・トングラタナハンさん。
タイ小売業協会専務理事。
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「2006年にオープンし、現在、1日客数は約5000人。
フードサービスと物販は1対9の比率。
さらに物販は、フードが7割、ゼネラル(その他)が3割。
130人体制で運営している」

店長として心掛けていることは、
「クレンリネスの徹底です」。

店長は数値を日本のように、くわしくは知らない。
しかし、答えてくれた数値は、
現場をあずかる店長としての実感だろう。

さて、セントラル・ワールドプラザに隣接する伊勢丹。
セントラル百貨店とは通路で結ばれている。
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伊勢丹の5階に、
伊勢丹スーパーマーケット。
その入口では北海道スィーツフェア。
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セントラル・フード・ホールに比べると、
全体にせまくて、天井高も低い。
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日本人向けの、旧来のスーパーマーケットが、
百貨店の上階にあるという感じ。

品揃えは、日本製品が多い。

そしてこの精肉売場。
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スカスカの売り場に、愕然としつつがっかり。

それでも、日本人の固定客が、
しっかりとついている。
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惣菜売場は通路を挟んで別途展開。
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日本人客をターゲットにした店。

タイでは日本製品にあこがれる顧客が多い。
だからこの層をターゲットにした商売は大いに成り立つだろう。

ユニクロはジャパンテクノロジーを前面に出して、
現地の消費者をしっかりつかんでいる。

しかし伊勢丹はいつの間にか、
日本人をターゲットしてしまっている。
途端にマーケットは縮んでいく。

ターゲティングは、
確かなポジショニングによって、
客層を広げることができる。

これがポジショニング戦略の要の考え方。

そして、このサウヤム地区で、
セントラルワールドプラザと道を挟んで真向かいに位置するのが、
ビッグCスーパーセンター。
ハイパーマーケット業態を中核に展開する企業。
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ビッグCは、もともとセントラルグループの事業部門だったが、
フランスのスーパーマーケット企業カジノに売却された。
さらにこの企業が2010年にタイのカルフールを買収。
ハイパーマーケットの数は国内最大。

2階、3階がスロープで結ばれた総合スーパー。
1階にはテナントが入る。

2階は食品と日用品。
そしてドラッグストア。
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主通路は広い。
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カルフールが創造し、完成させたハイパマーケットの店づくりを、
忠実に再現している。

食品部門はベーカリーが導入部。
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ベーカリー売場から続く惣菜コーナー。
この惣菜コーナーは、持ちかえり用。
フライやミニ寿司など、
すぐに食べられる商品を対面でお勧めしている。
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鮮魚売場は、
氷を敷き詰めた平台で丸モノを販売。
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精肉売場では、多段セルフケースでのパック販売と、
平台ケースでのバラ販売を併用。
ひき肉も平台のバラ販売。
お客は必要な分だけすくって、袋に入れる。
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奥壁面には惣菜売場。
サラダやチキンローストなどが並ぶ。
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青果売場は売場全体のほぼ真ん中を占める。
ウォルマートのようなサイン。
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葉物コーナー。タイは野菜の種類が豊富だ。
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奥主通路沿いに冷凍食品コーナー。
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ビッグCのプライベートブランドのアイスクリーム。
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酒売場は時間帯によって販売できない。
だからこの時間は閑散としている。
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飲料売場では、ペプシの量販。
単品量販がハイパーマーケットの手法。
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2階のエスカレーターを登ると、
3階にはフェイスケア売場が登場する。
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2階のレジはごらんのとおり。
人がよく入っている。
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2階から3階へはエスカレーターで大型カートごと移動。
これはハイパーマーケットの常識。
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3階は、衣料品、家電、スポーツ用品、
それに家庭用品など非食品を展開。

主通路ではプロモーションアイテムを訴求。
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家電売場はまさにウォルマートのようだ。
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そして衣料品も比較的ハイセンス。
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タイでは、ほとんどの店が、
セキュリティシステムを入口に設けている。
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1階のテナントのひとつは、
イギリスのドラッグストア「ブーツ」。
現在はアメリカのウォルグリーンの傘下に入った。
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そして香港資本のドラッグストア「ワトソン」。
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ドラッグ・チェーンをほぼ、
隣同士で競い合わせている。

ビッグCスーパーセンターには、
実にお客がよく入っている。
高度成長時代を迎え、
中間層がボリュームゾーンとなってきたタイ。

日本の高度成長時代に、
ダイエーを中心とした総合スーパーが、
圧倒的な強さを発揮したように、
いまのバンコクでは総合業態が、
お客のニーズをジャストミートでとらえ、
ウォンツを満たす。

一方、コンビニが「後進の先進性」で、
異常に発達している。

ハイパーマーケットとコンビニに挟撃され、
食品スーパーマーケットは、
高所得層をターゲットとするしかない。


低所得層の食品ニーズは、
伝統的な市場が支えている。

この構造が、サイヤム地区を訪れるだけで見えてくる。

しかし、タイの小売業の人々は、
「業界話」で「内向きの論理」をもってはいない。
協会専務理事のチャチャイさんが、
そしてChertsak店長が、
それをよく示していた。

自分の仕事、自分の店、
そして自分の会社を、
より良くしようと考えていれば、
業界全体の衰退や低迷の話を、
語る暇はないのだ。

その意味でも、私たちは謙虚に、
タイ小売業に学ぶことができる。

〈結城義晴〉

2013年02月27日(水曜日)

タイ小売業の体系とトレンドをつかんで、帰国します!

いま、バンコク・スワンナプーム国際空港。
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素晴らしい空港。
これだけでもバンコクが国際都市として、
一流になったことを示す。

チェックインを終わらせて、
そのタイ航空のラウンジ。
やっとたどり着いた。
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今日は朝からゴルフ。
名門のナワタニ・ゴルフコース。
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メンバーは前田仁さんと小阪裕介さん。

32度の灼熱のコースを、
スルーで回って、
そのコースの素晴らしさ、
メンテナンスとホスピタリティに満足。
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その後、ダウンタウンで最後の視察をした。
ロビンソン百貨店のトップス・スーパーマーケット。

さらに最後の最後に、
タイ式オイルマッサージへ。
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これをしなけりゃ、バンコクに来た意味がない。

体中をジャスミン・オイルでもみほぐして貰って、
視察とゴルフの疲れをとり、
最後にゴキゴキと背中の骨を全部鳴らして終了。

気持ちよかった。
疲れがふっ飛んだ。

その後、JTBバンコク支社のシニアマネージャー前田健登さんと会って、
6月と7月のタイ小売業視察ツアーの打ち合わせ。

お疲れ様。

それから空港へやってきた。
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広大な空港のANAのラウンジを探し当てたら、
20時30分でクローズ。

ブログのアップをラウンジでしようと考えていたので、
大ショック。

その後、駆けずり回って、
タイ航空のラウンジを探して、
ギリギリ、間に合わせ程度のブログ。

申しわけない。

ということで、昨日予定していたタイ小売業視察レポートは明日に。

再び申し訳ない。

タイの小売業界は、
1997 年の経済危機をきっかけに、
勢力図が大きく変わった。

それ以前に進出していた外資企業は、
大丸、そごう、伊勢丹、東急百貨店、
さらにジャスコ(現イオン)、ファミリーマートなどの日本企業。

しかし通貨危機をきっかけに、
欧米系外資企業が躍進。

イギリスのテスコロータスや、
フランス・カジノ系のビッグCが、
本格的に市場参入し、
現在、ハイパーマーケット市場は外資の独占状態。

カルフールもビッグCに売却して撤退。

百貨店は、大丸が1990 年、
そごうが2001 年に撤退した後、
セントラルやザ・モールといったタイ企業と、
地元百貨店が市場をけん引している。

百貨店とハイパーマーケット、
それにセブン-イレブンをはじめとするコンビニ。

スーパーマーケットは、
高級タイプしかないと言ってよい。

日本の昭和30年代初めと言ったところか。

ただし空港をみてもわかるように、
高度成長の消費と経済があるから、
昭和30年代と現在が交錯している。

「後進の先進性」を現出させている。

ここにイノベーションの芽も生まれてくる。

私は、それを考察し、
伝えたいと考えた。

そして同時に、
中国、韓国と違和感をもたざるを得ない今日、
タイという国との交流は、
私たちの国際的存在価値をも見直させてくれる。

いい国だ。
大切な国だ。

つくづくと思いつつ、帰国する。

〈結城義晴〉

2013年02月26日(火曜日)

タイ小売業協会チャチャイ専務理事の見識・理論と「後進の先進性」

韓国新大統領の朴槿恵(パククネ)さん。
昨日、第18代で11人目の大統領就任式。
初の女性大統領、初の親子二代の大統領。

父親は、朴正熙(パクチョンヒ)元大統領。
1963年から79年まで大役を務め、
韓国の産業化を果たした。

朝日新聞『社説』はコメントする。
「父親が産業化を担ったとすれば、
娘は民主化後の『国民の幸福』をめざす」。

新大統領は自叙伝に書く。
「真心に基づいて相互の信頼を積み重ねて
初めて発展的な交渉と約束を期待できる」

私は今、タイ王国の首都バンコク。
国王は、ラーマ9世プーミポン・アドゥンラヤデートさん。
チャクリー王朝第9代国王。

首相は、第36代のインラック・シナワッさん。
こちらもタイ史上初の女性首相で、
兄は第31代首相のタクシン・シナワットさん。

彼女は一昨年、2011年のタイ大洪水の際、
洪水対策の陣頭指揮に当たって、
バンコク中心部への浸水を防止するなど、
大いに活躍している。

韓国とタイは女性のトップリーダー。
何ごとも日本が進んでいると考えてはならない。

さて、バンコク到着の昨日は、
ワンマーカブチャーの祝日。
「万仏節」という仏教の祝祭日。

陰暦では3月の満月の日。

お釈迦様の弟子1250人が入道儀式を受け、
最も高い「阿羅漢」という悟り境地に達したことを祝う日。
タイでは仏教系の祝日は1年に4日。
ただし、何月何日と決まっているわけではなく、
毎年、政府によって発表される。

今年は、まず昨日の万仏節。
それからヴィサカブーチャ(仏誕節)の5月24日(金)、
アサラハブーチャ(三宝節)の7月22日(月)、
そしてカオパンサー(入安居)の7月23日(火)。

94%の国民が仏教を信仰するタイでは、
仏教系の祝日は、禁酒日になる。
これらの日は、店での酒類販売も禁止される。

到着してから街に出た。
通常は渋滞が当たり前のバンコク市内だが、
祝日だから道路は嘘のように空いている。
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市内を走る車は、
ホンダやトヨタなどの日本車が多い。
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高速を走ると、近代的なビル群が林立しているのがわかる。
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バンコクはもう一流の近代都市だ。

しかし郊外の生活道路は、
そこそこに混んでいる。
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それは郊外の商業施設が賑わっていることを示す。
タイは日本の高度成長時代を今、現出させている。

車も多いが、バイクも多い。
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黄色いヘルメットの子供を間に挟んでバイクを走らせる夫婦。

郊外をひと巡りして、
夜は宿泊ホテルのレストランで食事。
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なぜなら、外国人相手のホテルでは、
仏教祝日でもお酒が飲めるから。

33度の蒸し暑いバンコクの夜は、
ビールなしには凌げない。
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ビールとワインをいただき、
昨夜は熟睡。

一夜が明けて、
バンコクの朝。
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今日は交通渋滞。
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そのなかをタイ小売業協会を訪問。
Thai Retailers Association。
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協会事務所が入居しているビルロビーには、
国王夫妻の写真。
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専務理事のチャチャイ・トングラタナハンさんが、
ていねいにインタビューに答えてくれた。
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タイの商業(小売業と卸売業)は、
GDPに占める割合が13.5%、
製造業は39.0%。
商業はタイで第二の産業である。

しかし従業者数は、
商業が15.5%、
製造業が13.6%と、
逆転する。

ちなみに第3の産業は農業で、
GDPシェア8.6%ながら従業者数は38.2%。

1人当たり生産性からすると、
製造業、商業、農業となる。

近代的小売業の割合は、
タイ小売業協会では4割と推定。
対して伝統的小売業は6割となる。

その近代化された小売業のトップは、2010年の統計で、
ハイパーマーケットで
182億7000万ドル(1兆8270億円)。
第2がスーパーマーケットで
58億9000万ドル(5890億円)
第3がコンビニで56億2000万ドル
(5620億円)。

他の小売業態が297億9000万ドル(2兆9790億円)。

この595億7000万ドル(5兆9570億円)が、
近代化されたタイの小売業の規模。

店舗数は、
コンビニが8100店、
スーパーマーケットが5340店、
そしてハイパーマーケットが2360店。

ハイパーマーケットとは、
日本でいう総合スーパー。
国際的にはハイパーマーケットといい、
ウォルマートのスーパーセンターも、
このハイパーマーケットのジャンルに入る。

タイは、非常にハイパーマーケットが発達している。
というより発展途上国では先ず、
ハイパーマーケットが、
発達する。

中国でも韓国や台湾でも、
そして日本の高度成長時代でも、
ハイパーマーケットが王者であるし、
最大業態であった。

昭和50年代まで、
日本でダイエーがトップだった理由は、
日本が高度成長時代であったことと深く関係している。

中国、台湾、そしてタイでも、
「後進の先進性」によって、
このハイパーマーケットに次いで、
コンビニが割って入る。

タイではセブン-イレブンだけでも6822店もある。

中国、台湾、タイでも、
食品スーパーマーケットは、
近代化された要素では、
ハイパーマーケットとコンビニに、
サンドイッチ状態で挟撃され、
一方、前近代化された条件において、
生鮮食品が伝統小売業の「市場」に席巻されている。

チャチャイさんと話していて、
私はここでも同じ法則があることに気づかされた。

そのチャチャイさんは、見事に、
タイ小売業を理論化していた。
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その理論の詳細は、
月刊『商人舎』に譲ることになるが、
チャチャイさんを囲んで写真。
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私たちが並んで立った上には、
歴代の小売業協会会長の写真が飾られていて、
日本チェーンストア協会会議室のようだった。

このあと、一日中、
バンコク市内の商業施設を視察。

チャチャイさんは、途中まで、
ずっと随行して解説してくれた。
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心から感謝したい。

そして通訳を兼ねて案内してくれた人がもうひとり。
阿部俊之さん。
アセアンジャパンコンサルティング㈱社長。
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東南アジアで日本からの事業展開をコンサルする。
35歳の気鋭のコンサルタント。

阿部さんにも感謝したい。

それにしてもタイという国、
いっぺんで気に入ってしまった。

素朴で、素直で、人柄のよい国。
親日家が多い。

すくすくと発展するに違いない。
そんな予感を抱かせてくれる。

そして私たち日本国が失いつつあるものを、
私たちに教えてくれる。

そんな感慨を強くした一日だった。
(明日の店舗視察編に続く)

〈結城義晴〉

2013年02月25日(月曜日)

バンコクに到着、セブン-イレブン6822店! タイ小売流通業報告予告

Everybody! Good Monday!
[2013vol9]

2013年2月の最後の週。
今週金曜日から、弥生三月。
2013年の第9週。

去年は閏年で、
2月は29日まであったから、
今年2月の前年同月比は1日分減ることになる。

まあ、それは仕方のないこと。
しかし、だから私は、
ウィークリー・マネジメントがいいと考える。

ずいぶんと春めいてきたけれど、
昨日は日本列島にすごい寒波が押し寄せた。

昨夜というか、今朝というか、
私は0時30分、
羽田空港国際線から、
全日空NH173便に乗り込み、
タイの首都バンコクに来た。
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2本の映画を見て、
金目鯛の煮つけの朝食を堪能すると、
もうバンコク。

『リンカーン』は良かったし、
『007スカイフォール』は面白かった。

バンコク・スワンナプーム国際空港到着は、
現地時間6時。
2時間の時差があるから、
約6時間30分のフライト。
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空港からホテルへ向かっていると、
夜が明けてきた。
やはり蒸し暑い。
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到着時の気温は29度。
日中は33度まで上がる。

宿泊はインペリアル・クィーンズパーク・ホテル。
日本人にも人気の大型複合ホテル。
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クラシックな雰囲気の落ち着きそうな宿。
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タイらしい木造りのカフェ・レストラン。
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タイは国民の94%が仏教を信仰。
ホテル壁面の欄間には、
さまざまなモチーフが描かれている。
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仏教の国タイ、心が落ち着く。
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世界の各国の経済力を表わすGDP(国内総生産)。
2011年の統計で、
第1位がアメリカで15兆0757億ドル。

以下、アジア・オセアニアだけ拾うと、
2位  中国  7兆2982億ドル
3位  日本  5兆8665億ドル

以上が世界三強。
日本も自信を失うものではない。

10位 インド 1兆8268億ドル
12位  オーストラリア 1兆4869億ドル
15位  韓国     1兆1163億ドル

アジア・オセアニアでは中国と日本が抜けていて、
その後インド、オーストラリア、韓国が1兆ドルを超えている。

16位  インドネシア  8465億ドル
18位  トルコ     7743億ドル
20位  サウジアラビア 5971億ドル
25位  イラン    4824億ドル
26位  台湾     4664億ドル

そして世界30位にタイが3457億ドルで入る。

極東アジアの中国、日本、韓国、台湾、
中東アジアのトルコ、サウジアラビア、イラン、
そしてインド。

東南アジアではタイは、
インドネシアに次ぐ国ということになる。
なかなかの国なのだ。

1人当たりGDPも5394ドルで、
5000ドルを超え、
これは小売業では、
「業態の時代」に入ったことを示す。

面積は日本の約1.4倍で、
約51万平方キロメートル。
人口は6593万人で日本の約半分。
その首都がバンコク。

民族はほとんどがタイ族でタイ語を話す。
宗教は94%が仏教で、
イスラム教は5%に過ぎない。

つまりは国家として、
成り立ちやすい条件を備えている。
13世紀のスコータイ王朝、
14~18世紀のアユタヤ王朝、
1767~1782年のトンブリー王朝を経て、
現在のチャックリー王朝と続き、
1932年に立憲革命が起きた。

イギリスと並んで、
典型的な立憲君主制の国家と見ることができる。

主要産業は農業で、
就業者の約40%強を占める。
しかしGDPに占める比率は12%。
農業の生産性はアジア各国ともに低い。

一方、製造業の就業者は約15%で、
GDPの約34%。
工業が輸出の約90%を占める。

タイは1980年代後半から、
急速に経済発展したが、
1997年、アジア経済危機が発生。
しかし構造改革や経済再建に努めた。

21世紀に入って2001年、タクシン政権が発足し、
輸出に加えて国内需要も経済の牽引力とする方針で、
ここで小売流通業が発展する。

そのまま2007年まで高成長を続けたが、
世界共通のリーマンショックで低迷、
2009年にはマイナス2.3%成長。

しかし2010年急回復で7.8%、
2011年は当初3.5~4.5%を見込んだ。
しかしここでも大規模洪水被害で、
0.1%に下方修正。

東南アジア第2の経済国家ではあるものの、
世界経済の波にもまれ、
上がったり下がったり。

消費者物価指数は2007年を基準年として、
2011年に112.1。
日本のようなデフレ続きとは異なるし、
失業率も0.4%と安定している。

いい国です。

総貿易額は輸出が2191億ドルで、
輸入が2021億ドル。
貿易収支は黒字。

この国で6822店舗を展開するセブン-イレブンが、
ホテルの前に出店している。
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日本の1万4807店、
アメリカの8068店
に次いで、
韓国6986店
と並ぶのが、
タイのセブン-イレブン。

今日から3日間、バンコクにいて、
小売流通業の報告をする予定。

もちろんちょっとだけ、
ゴルフも楽しみます。

さて、日本には春が近づいている。

店頭にのれそれ春も遠からず
〈日経俳壇 町田・枝澤聖文〉

のれそれはマアナゴの幼魚。
高知県は土佐の早春の珍品。
茨城県沿岸でも獲れる。
町田の枝澤さん、どこの店で買ったのか。

そののれそれを見つけて、
春が近いことを感じた俳人。

解禁の初っ端(しょっぱな)に釣れ桜鱒
〈日経俳壇 福井・加畑霜子〉

桜の花が咲く頃に獲れるからサクラマス。
名前もいいが、解禁日の「初っ端」が、またいい。

海鼠腸(このわた)の砂抜くことも厨ごと
〈同 東京・山口照男〉

このわたはナマコのはらわたの塩辛。
その塩抜きも厨房の仕事。

この世にはこの世の暮らし目刺買ふ
〈同 小平・沼尻文代〉

「この世にはこの世の暮らし」から、
メザシへつなぐ言い切りが心地よい。

春近し。

花の句だけでなく、
魚の句が増える。

スーパーマーケットでは海産部門が不振。
しかしこういった俳句を味わうだけでも、
魚を食べたくなる。

文学的な、俳句的な売り場があってもいい。
付け焼刃の川柳調では、この味は出ないが。

さて今週のスケジュール。
金曜日から3月。
2月末決算の企業はきっちり締めたいし、
3月末決算の企業は最後の追い込み。

私はいつも言う。
「まだまだ遅くはない」

私のスケジュールをみると、
結構忙しい。

2月28日木曜日の朝、羽田空港に到着。
その日はカスタマー・コミュニケーションズ㈱役員会。
その後、福島県いわきへ。
㈱マルト創立50周年式典参加。

金曜日の3月1日、
ロビンソン春日部店が、
西武春日部店に変わる。

1985年11月オープン。
その前年の1984年に、㈱イトーヨーカ堂が、
米国のJ. W. ロビンソン社と提携、
㈱ロビンソン・ジャパンを設立。

「52週マーチャンダイジング」で著名な鈴木哲男先生は、
この店の店づくりに携わった。

ロビンソンはアメリカ西海岸の百貨店で、
私にもずいぶんなじみが深い会社だった。
しかしその後、フェデレーテッドに買収され、
それがいまメーシーズと名前を変え、
840店の世界最大の百貨店グループになっている。

日本のロビンソンも、
セブン&アイ・ホールディングス傘下の㈱そごう西武傘下で、
西武百貨店春日部店となる。

もしかしたら、地方都市の百貨店として、
再生するかもしれない。

そんな期待が、かすかにある。

今日の最後は、
先週土曜の清水信次さんとの対談の報告。
秋葉原の㈱ライフコーポレーション東京本社。

インタビュー前に会長室の隣にある
ライフコーポレーション「創業記念館」
清水さんご本人に案内していただいた。
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地球誕生から現代までの壮大な歴史のパネル展示から始まり、
奥には貴重な美術品や骨董品が並ぶ。
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清水さんの思考の大きさが表れた記念館だ。

4月創刊の月刊『商人舎』マガジン、
その記念すべき第1号に登場いただく。

清水さんは、ライフコーポレーション会長、
そして日本スーパーマーケット協会会長、
国民生活産業・消費者産業連合会長。
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1年後に控える消費税増税についての取材。
清水さんは1978年、第1次大平内閣での消費税案浮上から、
直近の2012年、野田佳彦首相との会談、三党合意まで、
一連の経緯を、メモも見ずに一気に語ってくれた。
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そのうえで、現在の消費税増税の在り方、
この1年の考え方など、
これも秀逸の論理展開。
私には私なりの「消費増税対策」があるし、
それも清水さんにぶつけてみた。
決定版の特集をつくる腹積もり。

「結論は、だから粗利益を上げよう」なんて、
ガクッと膝が折れるような内容ではない。

4月創刊の月刊『商人舎』マガジンに、
ご期待を乞いつつ、
今週も、みなさん。
Good Monday!

タイ語で言いたいけど、
わからない。
残念。

〈結城義晴〉

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