結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年08月17日(日曜日)

ジジの気づき[日曜版]

ボクは夏休み。

定位置。

食堂のまるいテーブルの、
窓側の椅子のうえで、
寝ていました。
ジジ1
ユウキヨシハルさんは、
単行本のゲンコウ、
やってます。

でも、なにか変です。
だから、おきてみた。

なんといったらいいのか、
わからないけれど。
jiji2

どこか、変わった気がします。
どこが変わったのでしょう。。
jiji3

やっぱり外です。
外が変わった。
jiji4
そうです。

外の空気がちがうんです。
ボクには、わかります。

イノベーションしたボクには、
変化がわかるんです。
jiji5

ほら、ずいぶん、
ちがってきたでしょう。
光のぐあいが。
ジジ6

外の空気が、
こんなに変わった。
みなさん、
見てください。
ジジ7

空には、
もりもりした雲がなくなりました。
sky

夜空の月も、
すっきりときれい。
tuki
もしかしたら、もう、
秋がやってこようとしているのかもしれません。

ユウキヨシハルのおとうさんは、
気づいたかな。
おしえてあげようか。

人間のひとたちは、
こういったこと、
わかるのでしょうか。

ボクの時間は、いつも、
ゆったりとしています。

でも、ゆったり過ぎてゆくから、
こういうこともわかったりするんです。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2008年08月16日(土曜日)

3大メガバンクの協会会長たらい回しと地方銀行の緩やかな提携を考える

産業界では、異なる分野で、
似たような現象が起こる。

異なる分野の似たような現象には、
必ず類似した条件があるはず。

15日、お盆真っただ中というのに、
全国銀行協会は、
東京三菱UFJ銀行頭取の永易克典氏を、
次期会長に内定した。

この協会の会長職は、
3大メガバンクのトップによるたらい回しが、
恒例となっている状態だから、
別に特別なことではない。

現会長は、みずほ銀行頭取の杉山清次氏。
だから永易氏の後任は、その時点の三井住友銀行頭取。

「クリティカル・マス」の概念を、私は、
小売業、商業に適用して考えている。
しかし、銀行業界、金融業界では、
すでに1990年代中ごろから、
盛んに「クリティカル・マス」を論じていた。

論議が進み、提携から合併に企業統合が実行され、
3大メガバンク体制となった。
そして欧米の巨大金融資本の日本上陸に備えた。

一方、地方銀行や信用金庫には、
破綻や淘汰・整理の波が訪れたものの、
残った地銀、信金には、
特徴のある優れた企業が多い。

横浜銀行や巣鴨信用金庫などなど。

その地方銀行同士の連携が進みつつある。

まず、ATMの普及に対応するための、
相互乗り入れ。

セブン銀行の成功がある。
その上で、郵政民営化でゆうちょ銀行が登場した。
セブン銀行は全国に1万2000店の拠点を持ち、
ゆうちょ銀行は2万6000台のATMを設置する。

メガバンクは、それぞれ合併によって、
全国的な規模の拠点を有する。

セブン銀行、ゆうちょ銀行は、
新興のナショナルチェーン。
3大メガバンクは、
老舗のナショナルチェーン。

ローカルチェーンの地方銀行はいかに対応するか。

それぞれ地元産業との密なる関係を持っている。

だからまずATMの相互開放から始める。
首都圏の地方銀行、6行が、連携する。
神奈川県の横浜銀行、
千葉県の千葉銀行、
東京都の東京都民銀行行、
それに茨城県の関東つくば銀行、常陽銀行、
埼玉県の武蔵野銀行。

横浜銀行は、北海道銀行、北陸銀行とも連携。
東京都民銀行は、
東日本銀行、八千代銀行、福井銀行、福邦銀行とATM相互開放。

福井銀行と福邦銀行は、2007年から、
福井県内の5つの信用金庫ともATMで連携している。

もうひとつ、システムの共同開発。
コンピュータ情報システム開発には、金がかかる。

だから直接競合しない銀行同士が、
管理システムや顧客システムの開発を共同化して、
合理化を進める。

こうして、小売業でいえば、
ローカルチェーンの銀行の提携が進行する。

地方銀行は、地元の企業の金融基盤を担い、
地元企業を育成することで、社会貢献を果たす。

だから地方の産業においては、
欠かすことのできない機能を持つ。

地銀が、それぞれの県に、
3行、4行、5行と存在する必要がなくなった。
それでも、重要な役割を持つ。

スーパーマーケットをはじめとして、
ドラッグストア、ホームセンターといったチェーンストアには、
ローカルチェーンが多い。

地方銀行や信用金庫にも、
ローカルチェーンのような存在が多い。
第二地銀といった分類があるほどだ。

金融には、従来から国の関与があった。
それが非常に大きかった。
しかし小売業は、自然にまかされた。

不思議なことだ。

しかし現在、地方企業同士の連携という同様の傾向が表れた。

小売業の「クリティカル・マス」に関して、
私は、その効果が出るのは、
コモディティ・グッズの分野においてである、
と仮説を立てている。

コモディティは量と価格が重要な意味を持つからだ。
量、すなわちマスが力を発揮するから、
クリティカル・マス効果が出る。

ノンコモディティにおいては、
むしろ量は、ノンコモディティの性格を阻害する。

生産量が増え、普及率が高まると、
ノンコモディティは、そのとたん、
コモディティに変化してしまう。

類似の商品やサービスも登場する。

コモディティは量。

だから小売業のナショナルチェーンを目指そうとすると、
コモディティの全国チェーンにならざるをえない。
それが速くてやりやすいからだ。

一方、ローカルチェーンは、ノンコモディティの比率が、
高まらざるをえない。

私は銀行業界が扱う貨幣は、
コモディティの典型であると指摘している。

日本中、どこに行っても、
1万円札の価値は変わらない。
1000円も100円も、まったく同じ価値を持つ。

コモディティ・グッズも価値は変わらない。
だから量が問題になる。

銀行業界と小売業界に似た現象が起こるとしたら、
それは小売業のコモディティと、
銀行業界の商品やサービスが類似しているからだ。

地方銀行や信用金庫の緩やかな提携という現象は、
セブン銀行やゆうちょ銀行のATMの手数料問題に端を発している。

ATMサービスは、まさしくコモディティのサービスである。
だからどんどん提携しなさい。
お客様は、私も含めて、大いに喜ぶ。

そして企業力を蓄えつつ、
時代の変化と顧客のニーズに対応して、
新しい金融商品を開発しなさい。
高齢社会の、安全安心金融商品を誕生させなさい。
不況社会に伸びる企業の支援をしなさい。

自分だけのカスタマーのお役立ちに専念しなさい。

翻って考えると、
小売業も、コモディティの商品やサービスでは、
どんどん提携すべきである。
もっともっと共同化・共有化すべきである。

そしてノンコモディティ提供とカスタマー獲得面では、
独自のものを持つべきである。

ここでいうカスタマーは、
自分の企業、自分の店を信奉してくださるお客様。

ノンコモディティの提供によるカスタマーの確保が、
地銀にも信金にも、
ローカルチェーンにも、
インディペンデントにも、
サバイバルをかけた仕事なのである。

夏の日の土曜日、
オリンピック絶好調、
甲子園真っ盛り。
盆の明けの16日。

私は、コモディティのことを考え続けている

<結城義晴>

 

2008年08月15日(金曜日)

お盆商戦頂点の終戦記念日に思う

2008年8月15日。

商売の上では、
今日から夏真っ盛りの、
お盆商戦三連休のつもりで、
ジェットコースターの頂点にいる気分で、
お客様にご奉仕する仕事の喜びを、
感じとるときです。

しかし、一方で、
日本という国にとって、
日本に生まれ日本に育った日本人にとって、
終戦の日という再出発を志した日。

日本の夏は毎年、
不思議な雰囲気をもっています。

それは、かの戦争で、
亡くなった人々の霊を弔うとともに、
私たち自身と私たちの子孫の未来に向けて、
私たちが決意を、
新たにする時だからです。

ややもすると、
再出発したその時に戻って、
反省や後悔ばかりしてしまいますが、
あくまでも未来に向かって、
明るく、積極的に、
新たに踏み出す日にしたいものです。

私は、そう思います。

1945年、サム・ウォルトンは、
フランチャイズチェーンに加盟して、
自身の商売を始めました。
ベンフランクリンというバラエティストア。

63年後の現在、
サムのつくったウォルマートは、
世界第一の企業となりました。

世界の企業ベスト10には、
石油会社が6社、
自動車会社が3社、
ウォルマートの後に控えています。

第二位のエクソンモービル、アメリカ。
第三位のロイヤルダッチシェル、オランダ。
第四位のBP、イギリス。
第七位のシェブロン、アメリカ。
第九位のコノコ・フィリップス、アメリカ。
そして第十位のトータル、フランス。
みな石油を中心とするエネルギー資源の会社。

自動車会社は、
第五位のゼネラルモータース、アメリカ。
第六位のトヨタ自動車、日本。
第八位のダイムラー・クライスラー、ドイツ。

長い歴史と重い伝統をもち、
国家的支援を受けて、
国益をかけて成長してきたコングロマリット群。
ウォルマートはそれら超巨大企業を、
次々に追い抜いてきました。

明るく、積極的に、
お客様にご奉仕する仕事を、
サム・ウォルトンは、
喜びとし、
誇りとしました。

別に、企業を大きくすることが、
すべてに優先される価値観ではないし、
ウォルマートに対する様々な批判があることも、
充分、承知したその上で、
私はサムの、
明るく、積極的な姿勢を評価します。
お客様にご奉仕する仕事に、
喜びと誇りをもち続けたサムを、尊敬します。

8月15日の終戦の日に、
かの世界大戦を思う時、
20世紀は石油の100年であったことを、
そしてその石油をはじめとする資源を、
力で奪い合う時代であったことをこそ、
学び直し、記憶しなければなりません。

消費産業やサービス産業に携わる私たちは、
その上で21世紀の基幹的な役割を担うことを、
喜びと誇りをもって、
自覚したいものです。

お盆商戦真っ只中、
オリンピック真っ最中、
甲子園準準決勝、
夏真っ盛りの8月15日。

仕事の喜びと誇りを、
噛み締める日にしたいものです。
何も恐れるものはない。
もちろん、失敗は恐れない!

そして今日あることに、
心から、感謝。

〈結城義晴〉

2008年08月14日(木曜日)

お盆商戦のピークは「小さく、狭く、濃く、深く」で、写真記録を撮ろう

昨8月13日、盆の入り。
東京駅新幹線ホーム。
意外なほどに空いていた。
帰省客が少ない。

「盆と薮入り」が「夏休みと帰省」に変わった現代。

しかし今年は、
値上げに次ぐ値上げと、
それに伴わない賃金やボーナスの据え置き・微増。
そこへ持ってきて、
北京オリンピックや第90回記念甲子園大会。
それらのマイホーム観戦で、
アットホームなライフスタイルが、
都市部を中心に広がっている。

暑い日中は、涼しいテレビ観戦、
涼しい朝夕にちょっと健康のために体を動かす。
アクティブなスポーツを見ていて、
それに脳は刺激を受けている。

夜も、NHKや衛星放送、民放まで、
こぞってオリンピックを煽る。
柔道選手3人の二連覇、北島康介水泳のこれも連覇、
星野ジャパンの野球や女子ソフトボールに一喜一憂。

そして、オリンピック後半の陸上競技が待っている。
男子100メートルで世界新記録は出るのか。
ハイライトのマラソンでは、
野口みずき選手が辞退して、
日本女子の連覇は成るのか。

ドキドキ、ワクワクの条件は揃ってきた。

真剣勝負は、小説よりも面白い。

テレビやスポーツがお好みでない人は、
静かに読書、散歩。
小説は小説で、面白い。

本屋さんでは、どうだろう。
蟹工船や人間失格、
古典的な文庫本がよく売れていないだろうか。

あるいは、漫画やアニメも、
売れていないだろうか。

ゲームソフトに人気は出ていないだろうか。

こんなロングバケーションの中で、
朝食、昼食、そして夕食。

食べること、
それをつくること。
これは楽しい。

ちょっと手を抜くこと。
これにも喜びを感ずる。

暑いときには売りにくいとされたパンやベーカリーも、
工夫次第で、お客様に、
小さな喜びを提供できる。

バーベキュー。
アメリカ人は大好き。
日本人にもバーベキュー派が増えてきた。

海水浴場に行ってみると、
泳いでいる人が少なくなった。
浜辺で、あるいは海を望む公園で、
バーベキューをしている人が実に多い。

山でも、
もちろん家庭の庭でも、
ベランダでも。
バーベキュー。

小さな幸せ。
小さな喜び。

小さな、連続的な爆発を起こすために、
「失敗を恐れない!」
失敗しても、小さな失敗。
1回の小さな失敗は、
地道な小さな勇気の繰り返しで、
十分に取り戻せる。

それがロングバケーションの中の商売の心構え。。

毎日の、
小さな変化、
小さな提案。

「小さく、狭く、濃く、深く」

それがチラシの日替わり特売となって、
プロモーション展開される。

カジュアル・ファッションのユニクロまで、
日替わり目玉商品を訴える。

さあ、8月14日。
あと4日間。

頑張って。
「失敗を恐れない!」

今日の最後に一つだけ提案。
毎日、朝の売り場が完成したら、
写真を撮っておこう。

2008年8月15日、お盆商戦の頂点の日。
2008年8月16日、盆の明けの土曜日。
2008年8月17日、お盆商戦ピークの日曜日。

本来、毎日写真を撮っておくとよい。
仕事の記録。
そして、整理しておく。
もちろんデジカメ。
パソコンに記録。

私も毎日、ブログを書く。
写真も毎日撮る。
それをデータベースにしている。

仕事の記録は、後で調べると役に立つ。
時々眺めるだけも、
細かいことを思い出す。
細かいことは、細かいだけに忘れられやすい。
しかしそこに重要なことが、たくさん含まれている。

Retail is Detail.
小売りの神は細部に宿る。

それを記録する。
毎日は忙しい。
休暇もある。
だから重要ポイントの日の朝の売り場だけでも良い。
売り場や商品を変化させたときだけでも良い。
写真で記録してほしい。

自分の仕事ぶりを記録に撮ろう。
これが今日の提案。

「小さく、狭く、濃く、深く」
これが商売や仕事の極意。

<結城義晴>

2008年08月13日(水曜日)

8月13日盆の入り、チラシ合戦拝見⇒ユニクロを見習って他業態にも学べ!

[商人舎からのお知らせ]
本日8月13日より8月20日まで、
夏季休業日とさせていただきます。 

よろしくお願いいたします。 

なお、結城義晴のBlog[毎日更新宣言]は、
その名の通り、年中無休で、掲載いたします。
ご愛読ください。

今日は、盆の入り。
いよいよ、新暦のお盆です。
日本人として、
敬虔な気分で仕事に望みたい。

いよいよ、新暦のお盆です。日本人として、しかし、予告どおり、
毎日のオリンピック報道は凄まじい。
世界中が、これほどまでにスポーツに熱中する。

何か、国民性を賭けて、勝負に打ち込む様子は、
人類皆、子供。

歴史をふり返ると、
子供じみた大人が、戦争を引き起こす。

人間にはもともと、闘争心が備わっている。
何というか、競争への願望のようなものがある。

この闘争心、競争魂を、
良い方向に振り向けるか、
悪い形に収束させるかで、
大きく歴史は変わってくる。

その意味で、
子供の無邪気さと大人のクールさは必須。
これすなわち、オクシモロン。
オクシモロンとは、ギリシャ語で、
「鈍くて鋭い」「おろかな賢さ」といった意味の造語。
矛盾撞着語法と訳されるパラドックス(逆説)の一形態。
オクシモロンの概念こそ、
現代の難解な問題を解決するものだと私は思っている。

オリンピックを見ていても、
「心は燃やせ、頭は冷やせ」
この言葉を思い浮かべる。
これも、オクシモロン。

 

さて、今日は、いくつものチラシが入った。
皆さんの店でも、同様か。

盆の入りの13日。水曜日。
お盆商戦のピークの中のピーク。
タイミングはよろしい。

私の家の近隣には、いくつもスーパーマーケットがある。
ヨークマート、オーケー、
ライフコーポレーション、ユニー、
東急ストア、サミットストア。
それぞれ、2店ずつが近隣で競合しつつ、
エリアごとに競争している。

このうち、ヨークマートとサミットのチラシ。
ヨークマートは「夏のごちそう」
B4サイズを横に使う。4色カラー。
チラシ2
表面には、焼き肉、夏のすき焼き、刺身、寿司がデンと並ぶ。
裏面は13日冷凍食品4割引、14日若鶏半額、豚肉モモ3割引、
15日森のたまご1パック238円、キャベツ1個98円。
3日間とも夕方4時より夕市。
クオリティ感のあるチラシづくりだ。

サミットは「わが家でごちそう!お盆祭り」
こちらもB4だが縦に使う。
それぞれのキャッチフレーズ。同じく4色カラー。
チラシ1
表面のごちそうメニューは、フルーツ、天ぷら、ステーキ、
それにお刺身、お惣菜。
裏面は、サミットが編み出した日替わり特売。
13日、14日。
そして15日から18日までは4日間連続特別実施で、
サミット特有の「月・金サービス」
このサービスは、コモディティグッズを、月曜と金曜に、
定期的に特売するもので、
顧客は、生活必需品を計画的に購入できる。
それをさらに安くして、
このお盆に4日連続で展開する。
18日の月曜日まで続けるところに、
サミットの「差異性」がみられる。

ホームセンターは、
コーナン、セキチュー、ビーバートザン。
すべてチラシが入った。
三者三様。

コーナンは、
「来客・帰省・レジャー用品が満載!」

「お盆大市」「お盆の必需品」
13日から、17日まで日替わり展開。
こちらはコモディティ重点型。

一方、セキチューは「まるごと便利大特集」
コンビニエンス狙い。

ビーバートザンはこの時期に狙いをつけて、
「リニューアルオープンセール」

ユニクロもチラシ。
会長兼社長の柳井正さんが、営業本部長に復帰して、
「3倍働いている」。
チラシにも目を通すし、チラシづくりにもかかわる。
今日、ユニクロは「夏アイテム最終特価!!」のチラシ。
チラシ3
衣料品の店で、
「日替わりスペシャル」
まるで生鮮食品を扱うスーパーマーケットのようだ。
「チャンスは3日間だけ!今すぐ欲しい!日替わり特価アイテム」
こう謳って、13日、14日、15日と、
3アイテムずつ「超目玉」品目を訴求。

完全なる客数狙い。

自分のフォーマットよりも、
商品回転の高い商売のやり方を取り入れる。

これは、「創意を尊びつつ良いことは真似ろ」である。

ユニクロは、柳井効果で、
現在、ファッション関連企業で一人勝ちの様相。

わが家の近隣のチラシをとらえるだけでも、
それぞれに違いがあって面白い。楽しい。

この違いこそ、大事。
そして現場で必要なことは、
チラシでお客様にお約束した通りの売り場になっているか否か。

ユニクロの、スーパーマーケットに学んだファッション販売。
この姿勢を見習いたい。

みんな、頑張れ。
失敗を恐れるな。

<結城義晴>

2008年08月12日(火曜日)

「スーパー・ホームセンター/大衆薬販売に本格参入」と知識社会の知識商人

ありがとうございました。
結城義晴のBlog[ 毎日更新宣言]
毎日更新1周年です。
ご愛読、心より感謝いたします。

昨日まで、366回、連日更新。
今年はうるう年だったからです。

正式に、[毎日更新宣言]を発したのが、
昨2007年8月23日。
私、(株)商業界代表取締役社長でした。

23日には、また[毎日更新宣言]1周年の
お礼をさせていただきます。

この1年、やはり、感謝ばかりしていた気がします。

昨年の私自身の標語が、
「心は燃やせ、頭は冷やせ」
坂口安吾生誕100周年から連想したスローガン。

今年の標語は、
「志定まれば、気盛んなり」
水元均さんから贈られた吉田松陰の言葉を頂戴した。

これらの標語には、私自身、
本当に助けられました。

ここから、商人舎今月の標語を熟考し、
発表することにもなりました。

いろんなことがあるものです。
自分でも予測がつかない。

しかし、「自ら、変われ!」は、
私自身、成し遂げたという感慨があります。

ありがとうございました。
まずは、今年末まで、毎日、
ご愛読をお願いいたします。
全力を出し切って、書き続けます。

さて、[お知らせ]
商業経営問題研究会(RMLC)が開催されます。
日 時 8月21日金曜日13時30分17時
場 所 商業界会館2階ホール(東京都港区麻布台2-4-6)
テーマ コンピュータ・リテラシー問題
世話人 USP研究所所長・當仲寛哲さん
今回は、商人舎コンピュータ・リテラシー研究会との
合同研究会となります。
会員の皆様、ご応募くださった皆様、
ご参集ください。

日本経済新聞はやはり、経済紙なのだと感心。
本日の一面トップに、
「スーパーやホームセンター
大衆薬販売に本格参入」
の記事

スポーツ新聞と化した朝日は、「北島、2冠へ加速」。
読売は、「ロシア軍、グルジア領内に侵攻」と
ちょっと硬派なところを見せた。

その日経の記事。
来年2009年4月以降、
改正薬事法にのっとって、
総合スーパーや食品スーパーマーケット、
ホームセンターや家電チェーン、
さらにコンビニまでが、
大衆薬の販売に参入する。

このブログを丁寧に読んで下さっている方には、
お分かりだと思う。

日本チェーンドラッグストア協会
事務総長の宗像守
さんが、
本当に努力して、ここまでこぎつけた。
同協会会長の松本南海雄さん(マツモトキヨシ社長)が、
趣旨を了解して推進した。
それ以外にも、多数の方々が、
このことに協力・努力した。

そのおかげで、来年の4月から、
大衆薬がスーパーマーケットからコンビニまで、
いわばどこでも手に入るようになる。

革命的な出来事です。

もちろんそれは、無条件に出来ることではない。

登録販売者という資格を持った人が必要となる。
その資格試験が、現在、
全国9カ所で開催されている。

日経新聞の一面トップの記事は、
この登録販売者試験に、
各社が何人受験させているかを調査したもの。

イトーヨーカ堂 約280人。
イオン 約250人。
ユニー 約100人。ライフコーポレーション 135人。
マルエツ 約60人。

ヤマダ電機 約10人。
カインズ 約100人。

ファミリーマート 未定。

マツモトキヨシ 約2400人の予定。

大衆薬のことを「OTC」と呼ぶ。
「Over The Counter Drug」の略。
オーバー・ザ・カウンター・ドラッグとは、
医師の処方箋がなくても、
薬局・薬店で購入できる一般用医薬品のこと。
もともと薬局のカウンター越しに置かれていた。
だからこの名がついた。
しかし現在は、セルフサービスで販売されている医薬品。

医薬品は、大きく二つに分けられる。
セルフサービスで買える「OTC」と、
医師の処方に基づく「医療用医薬品」。
ほとんどのOTCは、「配合剤」(はいごうざい)といわれる薬。
1錠、または1包みの中に、いくつもの有効成分が含まれる。
一方、医療用医薬品は「単味剤」(たんみざい)といわれる。
ほとんどが、1錠に1種類の有効成分を含む。

OTCがコモディティで、
医療用医薬品がノンコモディティ。

OTCは、その症状ならほとんど誰でも使用できる。
汎用的な薬といえる。
だから配合剤である代わりに、
有効成分の量が、医療用医薬品より少ない設定になっている。

医療用医薬品は、有効成分が多く、効き目が強い。
だから医者の処方箋が必要で、
なおかつ薬剤師のサポートがなければならない。

この汎用的な配合剤のOTCが薬局・薬店でなくとも、
登録販売者試験に合格した人が店にいれば、
販売できるようになる。

だから小売各社が、社員を受験させるわけ。

 

しかし、松本さんや宗像さんが描いた理念は、
OTCをさらに拡販することを主眼としたものではなかった。

セルフ・メディケーション
患者・顧客が、自ら医薬治療すること。

これを目指したものだ。
すなわち「知識社会」の到来を前提としている。
「知識社会」とは、消費者が自ら深い知識を持つ社会。
だからそこに、
専門家としての「知識商人」の登場が待たれる。

患者・顧客が自ら医薬治療するには、
まず、医薬知識の普及が必須。
その上で、いつでも、どこでも、
その知識に見合った医薬品が手に入る拠点が必要。
そしてその拠点には、「知識商人」が必要。

だからオリンピックの最中の日経一面記事となる。

もちろん、OTCをつくるメーカーも準備が必要。
だから、1985年4月に設立された「日本大衆薬工業協会」は、
今年4月、日本OTC医薬品協会と、
名称を変えて、準備した。

現在の会長は、興和(株)社長の三輪芳弘さん。
あの「コルゲンコーワ」「ウナコーワ」のメーカー商社。

まさに薬品業界が製配販に官まで加わって、
セルフ・メディケーションを推進し、
OTCの販売規制緩和と販売登録者制度を実現させようとしている。

「知識社会の知識商人」
私の考え方も、同期している。

OTCを、客数獲得競争のための、
価格競争に巻き込むことは避けたい。

少なくともセルフ・メディケーションの理念は、
共有したい。

それがなければ、小売業が「知識社会」に、
貢献することが出来ないからだ。

<結城義晴>

2008年08月11日(月曜日)

「お盆と薮入り」が「夏休みと帰省」に現代化した今週は、敬虔な気持ちで仕事に望みたい

[商人舎からのお知らせ]
残暑お見舞い申し上げます。
株式会社商人舎の夏季休業日は、
8月13日(水)8月20日(水)までとなります。
よろしくお願い申し上げます。

Now,Everybody! Good Monday! 

8月13日から16日が、新暦の「お盆」。
このお盆に向けて、
夏の商戦のピークが展開されています。

今年は、9日土曜日から、
17日日曜日までが、長いお盆商戦。

この期間に、
北京オリンピックと第90回甲子園大会が重なった。

予想通り、朝日新聞・読売新聞などは、
スポーツ新聞と化し、
NHKをはじめとするテレビでは、
連日、めまぐるしく放映されています。

外国でも、これは同様で、
例えばフランスでは、
柔道女子48キロ級の期待の選手が初戦敗退で、
騒がれたりしています。

もちろん中国の報道は、凄い。

しかし、グルジアとロシアの軍事衝突は停戦が提案されたものの、
中国の新疆ウイグル地区では警察や行政府が爆弾で襲われた。
世界にはこんな爆発もあった。

それにつけても、
心から平和を祈念するものです。

皆さんの店では、
良い意味での「小さな爆発」、
起こっているでしょうか。

「盆と正月」
よく言ったものです。
日本人にとって大事な年間二大行事。

「盆」は、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。

先祖の精霊を迎え、追善の供養をする期間。

仏教伝来直後の、推古天皇の時代、
606年7月15日に「斎会」を設けたのが、
最初の盆といわれています。

だから盆は、仏教の行事かといえば、
それだけではありません。

「神道」的な要素や道教的な先祖崇拝も含まれている。
だからこれほどに広まり、定着した。

つまり盆は、
日本人の「心」の問題と
絡んでいることになります。

都会では、7月13日から16日が多く、
地方では、8月の13日から16日が多い。
しかし日本全体で見ると、8月のお盆が一般的になって来ました。

13日が盆の入り。
16日が盆の明け。

まさに今週です。

この盆が、普及したのは、
江戸時代の「薮入り」に由来します。

「薮入り」というのは、
奉公人が、正月と盆に、休暇をもらって生家に帰る風習。
一部の地域では、嫁も実家に帰りました。

これが、明治・大正・昭和、そして平成と続いた。

奉公人はサラリーマンに変った。
会社も社員も、それを喜んで受け入れた。
地方からサラリーマンになって都会に出た人は、
実家に帰る薮入りの風習を、踏襲した。

お盆は、だから祖先崇拝と薮入りの風習とが、
合体したパワーを持つものなのです。

これは、重要なことです。

自分では意識しない人も、
こんな日本人の風習の中に生きている。
「盆と薮入り」が、
「夏休みと帰省」に
つながっている。

しかし商人は、「夏休みと帰省」が書き入れ時。

商品面で面白いことがひとつ。
盆には、「精霊馬」(しょうりょううま)をつくる地域がある。
キュウリやナスに、
4本の折った割り箸、マッチ棒などを挿す。
すると動物になる。

キュウリが精霊を迎えるときに役立つ足の速い馬で、
ナスビが精霊を送るときに力となる牛。

だからキュウリとナスは、品切れしてはいけない。

とにかく「盆と薮入り」の商戦は、
日本人が日本人を自覚するためのものと考えるといい。

オリンピックあり、甲子園大会あり、
付け加えるならば、
広島・長崎の平和祈念があり、
終戦記念日があり、
夏は、日本と日本人を確認するときなのです。

だから、なんともいえない不思議な空気がある。

敬虔な気持ちを持って、
仕事に当たりたい。

さて、ニューヨーク原油相場は、
1バレル114円台に落ち着いてきました。

日本経済新聞客員コラムニストの西岡幸一さんが書いています。

2002年2月から始まった今回の平成景気。
昨年の10月から12月にピークを迎えていた。
6年にも及ぶ長い好景気。
その反動が、サブプライムローンをはじめとする問題として、
勃発した。

「山高ければ、谷深し」になぞらえて、
「山長ければ、谷短し」と思ったら、間違い。

「長くて低い山」だったから、
「短くて浅い谷」という考えも危険。

これらを西岡さんは、「幻想」といいます。

幻想を抱いてはいけない。

しかし、原油が下がり始めた。
穀物相場も小康状態。

世界経済自体に、少しは安定の兆しが見えた。

そんな世界情勢の中の、
日本独特の空気をもった「盆と薮入り」の現代版の期間。

あと1週間のピーク。

敬虔な気持ちを持って、
仕事に当たりたい。

もちろんこの標語を忘れずに。
「失敗を恐れない!」

ついでに北京オリンピック日本選手団にも、
「失敗を恐れない!」
の真髄を知ってもらいたいものだ。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

[追伸]
結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
毎日更新を始めてから、今日、8月11日で、
満一年を迎えました。

正式に[毎日更新宣言]を発したのは、
8月23日だったのですが、
プレオープンのような形で、
毎日続けられるか確認のつもりで、
スタートしたのが2007年8月12日。
明日のことになります。

感慨深い1年間でした。
ご愛読、心より感謝いたします。

 

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