結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年09月09日(木曜日)

『日本でいちばん大切な会社』坂本光司教授とヤン・カールソンの「真実の瞬間」

台風一過。
熱帯低気圧と化した台風9号は、
日本列島に豪雨と涼しさをもたらした。

昨日は、鹿児島。
桜島を望みながら目覚めた。

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朝陽ががまぶしい。

桜島の姿も幾分くっきりとしてきたが、
頂きのあたりには相変わらず雲がかかっている。
だから噴煙も見えない。

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第45回商業界九州ゼミナールは、
二日目を迎え、第5講座。
法政大学大学院教授の坂本光司さん。
テーマは「なぜこの会社はモチベーションが高いのか」

第6講座は、2020誌主幹・緒方知行さん。
「景気は商人自身がつくるもの」

江口清隆運営委員長はじめ、
鹿児島同友会のみなさん、
ご苦労様でした。
立派なゼミナールでした。
ありがとう。

私は、閉講式までは出られず、
昼のJALで羽田へ。

鹿児島空港ロビーでぎりぎりまで仕事して、
最後に飛び込んだら、
なんとお隣の席は坂本先生。

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『日本でいちばん大切にしたい会社』
この本がベストセラーになって、
超多忙な法政大学大学院教授。

大学や大学院のこと、
法政と立教の違い。
研究の考え方とやり方、
ゼミや研究室の運営の仕方。
様々なことで意見交換。
私が教わることが多かった。

坂本研究室のブログも[毎日更新]
曜日毎に院生に担当日を割り当てて、
毎日更新しているという。

坂本教授には、数年前、私がまだ㈱商業界社長の時代、
やはり商業界関東山静ゼミナールで講師になっていただいた。
それ以来二度目の出会い。

坂本先生は、「現場第一主義」。
金曜日と土曜日に講義を持っていて、
あとの月曜日から木曜日までは、
自分の研究で企業訪問や人物面談をする。

「フィールドワーク重視」の私とは意見がピタリ。

長いお付き合いを願った。

羽田に着くと、大雨だった。

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鹿児島・桜島の朝陽に対して、
東京の豪雨。
日本列島は広い。

さて世間では、鈴木宗男代議士の最高裁上告棄却で大騒ぎ。
懲役2年の実刑確定、収監され、議員失職と決まった。

一方、朝日新聞は社説で、訴え始めた。
「円高ドル安 もう『恐怖症』を超えよう」

昨日私が書いたことは、
「『円高円高』と嘆くのは、
輸出産業に頼った従来型日本経済の習い性。
この高い円を使って、今のうちに、
できることをやっておくことだ」

同じことを朝日も主張し始めた。

「円高にたくましく順応していく新しい産業構造」
そのデザインが必要で、
「政府の企業家精神」が求められていると総括。

しかし最後のところは、まったく無責任だと思う。

自分たちもいっしょに、
現場で、そのグランドデザインを描き、
産業構造を変えよう。
決意表明しなければいけないと思う。

緒方知行さんではないが、
「景気は自分でつくるもの」
他力本願では絶対にない。

現場で、一店一店が、
一つひとつの売り場が、
一人ひとりの商人が、ビジネスマンが、
小さな需要に対して、小さな購買を促す。
それが小さな販売となって、
小さな顧客満足となる。

スカンジナビア航空を立て直したヤン・カールソンが言う。
「私たちは毎日、5万回もの『真実の瞬間』を持っている」
「真実の瞬間」とは、
商品やサービスを提供する側と、
その提供を受ける側との接点のこと。

この「真実の瞬間」の総和が、
会社や店の業績となり、
地域や国の景気となる。

一つひとつの「真実の瞬間」を大切にすること。
それに「心を燃やし、頭を冷やす」こと。
「小さく、狭く、濃く、深く」考え、行動すること。

ただし、全体の景気動向は知っておいたほうがいい。
その8月の景気ウォッチャー調査。
「街角景気指標」は、前月比マイナス4.7ポイント。
5ポイント近い落ち込みは、
昨年11月のドバイショック以来。

この調査は小売店主、企業経営者など、
2000人の景況判断ヒアリングで実施される。
「家計、企業、雇用いずれの指標も悪化した」
日経新聞のコメント。

全体の景気ウォッチャー調査が「悪化」しているのならば、
自分の努力と知恵の発揮によって、
成果が大きくなるチャンスがある。
成果は待っている。
なぜならば、顧客たちは「不満」を持っているからだ。

「真実の瞬間」が、
会社や店の業績につながり、
地域や国の景気となる。

<結城義晴>

2010年09月08日(水曜日)

第45回商業界九州ゼミナール「店は客のためにある」と「心は燃やせ、頭は冷やせ」

ニューヨークの円相場は一時、
1ドル83円51銭まで高騰。
1995年6月以来というから、15年3カ月ぶりの円高水準となった。

「円高円高」と嘆くのは輸出産業に頼った従来型日本経済の習い性。
この高い円を使って、今のうちに、
できることをやっておくことだ。
たとえば海外のさまざまな財を購入、入手しておく。
大宅映子さんが、不満顔で主張している。

小売商業が、
本格的に商品や原材料の海外調達をする際には、
円高は極めて大きな武器になる。

ちょっと為替相場が動くと、すかさず、
「円高還元セール」でプロモーションのネタに使う。

これも一つの商人魂かもしれないが、
「円高」の長期トレンドの中にこそ、
ナレッジ・マーチャントの「知恵と勇気」の使い道がある。

ファーストリテイリングの柳井正さん、
ニトリの似鳥昭雄さん、
そして誰よりも故渥美俊一先生。

さて、台風9号上陸
その中を昨日は、羽田から鹿児島へ。

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東京湾、三浦半島の向こうに、
黒々とした富士の山が見えた。
夏の富士は、男っぽい。

鹿児島中央駅。

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駅ビルの屋上には、観覧車。

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私は、マリンパレスかごしまへ。
第45回商業界九州ゼミナール。

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私が福岡生まれということもあって、
㈱商業界を辞してのちも、
九州ゼミナールからは講師の依頼が多い。

今回のテーマは、ずばり、
「店は客のためにある」

午後1時から開講式。
倉本初夫商業界主幹の特別講話、20分。

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そして基調講演。
結城義晴の「心は燃やせ、頭は冷やせ」

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1時間20分と、私にとっては少し短いが、
商業界らしさを強調して講義。

1.「不況は商人をきたえる」(倉本長治『商業界20年』より)
2.「艱難と忍耐、練達、そして希望と失望」(新約聖書・ローマ人への手紙5章)
3.「店は客のためにあり、店員とともに栄える」(倉本長治)
そして「店主とともに滅びる」

これからの商業・サービス業はどうなるか。
第一に、「知識商人」の時代が始まっている。

「基本的な経済資源、すなわち生産手段は、
もはや資本でも、天然資源でも、労働でもない。
それは、知識である」

「知識の、生産的使用への配賦の方法を知っているのは、
知識経営者であり、知識専門家であり、知識従業員である」
(ピーター・ドラッカー『ポスト資本主義社会』ダイヤモンド社)

第二に、これからの小売業・サービス業は「森」のようになる。
小売業界は大自然の「森」のようなものだ。
小売業には大動脈・大静脈もあり、毛細血管もある。(全日食チェーン会長・田中彰)

第三に、すべてのビジネスはサービス業化する。

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そのためにどうすればいいのか。
問題解決の道筋を描かない話は、
「絵空事」にすぎない。

だから「心は燃やせ、頭は冷やせ」
“Warm heart,but Cool head!”(アルフレッド・マーシャル)

理念武装せよ、理論武装せよ。
もっともっと勉強せよ。
まだまだオーソドックスな勉強が足りない。
即効性を求める勉強ではいけない。

特に、こうすれば売れるという勉強ではいけない。
渥美俊一先生ではないが、その場合も、
「売れる仕組み」をつくる。
「儲かるシステム」を構築する。
そのことを考え、
コツコツと勉強する。
気合と根性と執念で、
売って売って売りまくる。
これでは長続きはしない。
本物の成長とはならない。

規模の大小だけが問題ではないが、
「売れる仕組み・儲かるシステム」をつくるために、
理念武装せよ、理論武装せよ。
心は燃やせ、頭は冷やせ。

そのうえで「小さく考えよ」
Think small!

「私たちが巨大な会社になったのは、
巨大な会社のようには振舞わなかったからだ」(サム・ウォルトン)

商人舎今月の標語。
「Think one thing at a time」
これは「小さく考える」ときのはじめの一歩。
さらに自分の「専門性」を持てということ。

350人が参集した九州ゼミナール。

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その後も、夕食をはさんで第4講座まで。

夕方には、桜島に虹がかかった。

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鹿児島湾にブリッジをかけたような雄大な虹。

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まさに「虹の架け橋」

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夜は9時20分から「焼酎交流会」。
私も老若男女、さまざまの九州人同友と語らった。

尾崎士郎の自伝的大河小説『人生劇場』。
その一節にでてくる平野国臣(ひらの くにおみ)の辞世の歌が浮かんだ。
「我が胸の燃ゆる想ひに較ぶれば
煙は薄し桜島山」

<結城義晴>

2010年09月07日(火曜日)

「渥美俊一先生お別れの会」と「生きた、述べた、愛した」合掌!

台風9号が北九州に上陸。
私は朝のANAで、鹿児島へ。

商業界九州ゼミナール鹿児島大会。
基調講演

民主党代表選挙、どんどん煮詰まってきている。
それにしても、マスメディアの世論調査。
500サンプルだとか1000サンプルで、
菅直人が圧倒だとか、
小沢一郎が苦戦だとか。

これが視聴率や講読数を伸ばす販促のひとつだから、
毎日毎日、大騒ぎ。

しかし視聴者や読者は知らず知らずのうちに刷り込まれる。
危険極まりない。

いい機会だから、
自分自身の判断で、自分自身の見解で、
次のリーダーが決まるその瞬間まで、
見つめる必要があると思う。

さて昨日は、
「渥美俊一先生のお別れの会」
11時半から東京のグランドプリンス赤坂五色の間で開催された。

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密葬は、近親者だけで7月の24日に行われているが、
昨日は多くの人が先生とのお別れの会に参加した。

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朝11時前から、既に人々が集まり始め、
開会時間の前には、長い行列ができた。

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人々は、ひとりずつ花を手に取り、
献花して、拝む。

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読経もなければ、宗教的儀式もない。
弔辞もないし、喪主挨拶などもない。

淡々と献花して、合掌する。
その人波が続いた。

遺影に献花すると、
主催者にご挨拶。

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左から、喪主で長男の渥美俊英さん
真ん中が、奥様の渥美田鶴子さん
㈱日本リテイリングセンター事務局長、そして新しい代表。
右が、日本チェーンストア協会会長の亀井淳さん
ご存知、イトーヨーカ堂社長。

今回の「お別れの会」は、
渥美先生が代表取締役だった㈱日本リテイリングセンターと、
ずっと相談役だった日本チェーンストア協会の共催。

だから亀井さんは主催者。
亀井さんが会長のときで良かった。

ご挨拶を終えると、参会者は、
思い思いに懇談をする。

私が、心から恐縮しつつ「化け物級」と呼ぶ人々。
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右から、ライフコーポレーション会長の清水信次さん。
渥美先生と同年同郷の大正15年、三重県生まれ。

そのお隣が、イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊さん。
㈱セブン&アイ・ホールディングス名誉会長。
大正13年のお生まれ。
この中では最年長。
お元気。

真ん中は、イオン㈱名誉会長相談役の岡田卓也さん。
大正14年のお生まれ。
渥美先生のひとつ上。
もちろんお元気。

そのお隣は、ユニー㈱特別顧問の西川俊男さん。
西川さんも大正14年。

そして元ダイエー専務の打越祐さん。
打越先生は渥美、清水年代の大正15年。

皆さん、商人舎発足の会発起人に名を連ねていただいていて、
私が礼を失することは絶対にない。
これは渥美先生の教えでもある。

「結城君の活躍に期待する」とのお言葉をいただいた。
身の引き締まる思い。

その後、多くのみなさんと懇談。

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亀井会長、荒井好民先生とは、
ウォルマート談義を。

㈱平和堂社長の夏原平和さんとは、
コーネル大学RMPジャパンの話を。

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参会者がそれぞれに、
渥美先生の思い出を語り、決意を新たにした。

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会場のコーナーでは、
先生の著書群が陳列されていた。

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時代時代に、単行本でも、
渥美先生は業界をリードした。
その軌跡がここにあった。

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表紙だけ見ると、最もインパクトのある本。

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ペガサスセミナーのテキスト群も陳列されていた。
「渥美理論」といわれるが、
この膨大なテキストの体系が、その「渥美理論」そのもの。

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この前に立つと、
「渥美理論とは?」など語ることが恐くなる。
それほどに膨大な体系。

それが渥美俊一の本質。

出入り口にはペガサスクラブの旗。
ペガサス旗を守るように梅村美由起さんが立つ。

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長く渥美先生の秘書を務め、
現在、㈱日本リテイリングセンターチーフリサーチャー。

そして会場の片隅に、
「ペガサスのガラス彫刻」

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この世に、同じものが7つある。

ひとつは渥美先生ご自身の所蔵。

ひとつは故中内功さんに贈られた。
ひとつは堤清二さんに、
ひとつは伊藤雅俊さんに、
ひとつは岡田卓也さんに。

あとのひとつは、
桜井多恵子さん。
桜井さんは日本リテイリングセンターマーケティングコンサルタントで、
渥美先生の後継者。

最後のひとつは結城義晴が所蔵する。
恐れ多いことに、私の手元にも、実は、
これと同じものがあるのです。

2002年8月、㈱商業界専務取締役に就任した時に、
渥美先生からお贈りいただいた。
私は、有難く、しかも率直に、頂戴した。

参会者全員に栞が贈られた。

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「生きた、述べた、愛した」と題字された小冊子。
「渥美俊一」自署。

開くと、渥美先生の遺影。

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若々しい。
手にパイポを持っているから、
タバコを止めるときのものだと思う。
酒は一切飲まなかったが、
タバコはヘビースモーカー。

そのタバコも、心臓の病気が出た時分に、止めた。

次に「略歴とペガサスクラブとJRCの歩み」。
「著書の歴史的発展」。

そして草柳大蔵氏の文章。
「革命軍の多数派と少数派」

大宅壮一・渥美俊一対談。
「“三越・大丸“何するものぞ!」
両方ともすごい。
小売業・商業が歴史的に復権する瞬間が描かれている。

そして88人の人々の「お別れの言葉」が、
あいうえお順に掲載されている。

もちろん私も書いた。
タイトルは「店見るたびにみるたびに」

後ろの方のページに渥美先生の生誕からの写真集。
左下は、還暦のお祝い。
右上はシュノーケリングしているところ。

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良い冊子だった。
良いお別れの会だった。

渥美俊一先生は、
もう、いない。

私たちは、自分で考え、自分で行動しなければならない。
当然のことだけれど。

最後に、渥美先生の残した言葉。
「生きた、述べた、愛した

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合掌。

<結城義晴>

2010年09月06日(月曜日)

読売新聞全面広告「渥美俊一先生を悼む」と「商業経営の精神と技術」

Everybody! Good Monday!
[2010 vol36]

2010年第36週、9月第2週。
少しずつ、秋らしくなってきた。

しかし、昨日は京都で39.9℃。
今年一番の暑さだった。

今年春までは、エルニーニョ現象。
そして現在は、ラニーニャ現象。
「今後は台風が発生しやすくなる」
(東京大学山形俊男教授、日経新聞)

「台風発生場所がフィリピンの東方1000キロ付近に移る時点が、
猛暑が収まり、台風接近の可能性が高まる」
(日本大学山川修治教授、同)

その時点とは、9月中旬。

今週はまだまだ、
「昼は猛暑、朝夕に秋らしさ」が続く。

さて昨日の読売新聞第5面。
全面ぶち抜き広告。

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「渥美俊一さんを悼む」
「日本の流通業に革命をもたらし
敏腕経営者を育てた指導者の軌跡。」

1926年(大正15年)の誕生から、
2010年(平成22年)の逝去までの軌跡が描かれた。

そして連名で遺志を継ぐ決意表明の言葉がある。

「これまでご指導くださったことに深く感謝し、
渥美俊一先生のご冥福を心からお祈りいたします」

「㈱日本リテイリングセンター・ペガサスクラブ加盟企業全585社は、先生の遺志を引き継ぎ、流通業のさらなる発展に注力いたします。」

下段に連名で、署名。
㈱AOKIホールディングス青木擴憲
㈱アルペン水野泰三
㈱カインズ土屋裕雅
㈱キタムラ北村正志
㈱コメリ捧賢一
㈱サイゼリア正垣泰彦
㈱スタジオアリス本村昌次
大黒天物産㈱大賀昭司
㈱ダイナム佐藤公平
㈱ツルハホールディングス鶴羽樹
㈱西松屋チェーン大村禎史
㈱ニトリホールディングス似鳥昭雄
㈱ベイシア土屋嘉雄
ホーマック㈱石黒靖尋
㈱ポイント福田三千男
ロヂャース北辰商事㈱太田順康
㈱ヤオコー川野幸夫
六花亭製菓㈱小田豊

川野さんのコメントには、こうある。
「先生の流通革命論に出会ったことで
今日の私があります」

太田さんは、こうコメントする。
「ペガサスクラブで得た知識をもとに
経済民主主義の実現を目指します」

似鳥さんは、言う。
「先生の遺志を引き継ぎ
真のチェーンストアづくりに挑戦していきます」

渥美俊一との出会い。
これが多くの経営者を動機づけ、勇気づけた。

それはロマンとビジョンの提示であった。
「流通革命」のロマン。
「経済民主主義」のロマン。
「真のチェーンストアづくり」のロマン。

そこにビジョンを掲げ、
方法論としての経営戦略を問うた。

これが渥美俊一先生の偉業である。

私も、彼らの同志ではある。
渥美先生の遺志を継ぐ決意において。

1988年2月、商業界ゼミナール。
箱根小涌園を借り切って開催された。
商業界40周年。

この記念すべきゼミナールに、
渥美俊一著『商業経営の精神と技術』は発刊された。

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前年の夏から10数時間に及ぶインタビュー。
「渥美語り下ろし、結城書き下ろし」で発刊されたこの書物には、
渥美理論の骨格が明示されていた。

第1部    商業復権への道
第2部    ビジョンと経営戦略
第3部    商品と仕入れの原則
第4部    店舗の本質
第5部    成長の経営数字
第6部    組織・管理・教育

「渥美理論」の根幹にあるものは、
「商業の復権」であり、
「経済民主主義」の実現である。
これがミッション。

その方法論として、
「チェーンストア産業づくり」と「流通革命」が提示される。

それを可能ならしめるものとして、
商業者に「ビジョンと経営戦略」が要求される。

ビジョンとは、渥美によれば、「不可能常識への挑戦」である。
似鳥さんも、川野さんも、太田さんも、
ここに人生の意義を見出した。

この本が出来上がったとき、私は、渥美先生に言った。
「この本の刊行によって、
最も多くのことを学ばせていただいたのは、
僕です」

渥美俊一61歳、
結城義晴35歳。

私は、出来上がったばかりの本にサインをいただいた。

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箱根ゼミナールでは、
この書籍が目の前で、またたく間に1000冊売れていった。
その後この本は、㈱商業界60数年の間の、
ベスト3のロングセラー・ベストセラーとなった。

1年後、私は『食品商業』編集長に昇格した。

今日はその「渥美俊一先生お別れの会」
午前11時30分から東京のグランドプリンス赤坂五色の間。

渥美先生に最後のお別れをして、
一生続く元気と勇気をもらってこよう。
Everybody! Good Monday!

合掌。

<結城義晴>

2010年09月05日(日曜日)

ジジと食欲の秋[2010日曜版vol36]

まだまだ、あつい日がつづきそうですが、
朝夕は、秋らしくなってきました。

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ヨコハマのユウキ家のジジです。

空も秋らしくなってきた。

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雲が、秋がきたことをおしえてくれています。

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秋になってきたショーコに、
ボクの食欲、すごい。

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「食欲の秋」といいます。

空は、秋らしい。

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雲も、秋らしい。

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食欲も、秋らしい。

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ユウキヨシハルのおとうさんは、
きのうからユウキゼミの合宿です。

リッキョー大学ニイザキャンパス。
タチカワ記念コウリュー会館。

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ボクは、食欲の秋。

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会館のなかのチョーコク。

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タイトルは”Awaking Landscape”
「覚醒する風景」

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カタギリ・ヒロノリ作。
ゲージツの秋。

でもボクは、食欲の秋。

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カイカンのカベの日差し。

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ゲージツの秋。

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タテモノのカベに、
秋の日差しが、
ゲージツをえがく。

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でもボクは、食欲の秋。

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お父さんたち、きのうの夜は、
カンツォーネをきいて、
イタリア料理。

音楽の秋。
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ボクは、食欲の秋。

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ゼミ生のみなさん。

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おとうさんの誕生祝いをやってくれた。

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ケーキには、イタリア語で、
「誕生日おめでとう」とかいてある。

おとうさんは、ほんとうにうれしかった。

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ボクも、おなかいっぱいで、
ほんとうにうれしかった。

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食欲の秋、
ボクはだいすきです。
今夜はおとうさんが、
かえってきます。

二人で、食欲の秋をたのしみます。
<『ジジの気分』(未刊)より>

2010年09月04日(土曜日)

米国小売業8月の実績3.2%増と「リー・スコットへの手紙」

アメリカ小売業の8月の実績。
主要企業の既存店売上高は前年同月比でプラスの3.2%。
アメリカの小売業・フードサービス業は、
国内総生産の7割を占める。
その中の小売業が8月にプラス3.2%。
これは9カ月連続で前年を上回った。

商人舎[ほぼ毎日更新ブログ]の中の、
「若林哲史のアメリカ流通最新情報」に詳しい。
ただし残念ながらここには、
最大の規模を誇るウォルマートの実績は含まれていない。
ウォルマートが四半期決算しか発表しなくなったためだ。
それでもドル安が進み、米国経済の後退がいわれるなか、
アメリカの小売サービス業は、回復基調にあるのだ。

アメリカでは9月から学校の新学期が始まる。
従って8月は夏休みであると同時に、新学期準備期間。
多くの需要が見込まれる。

この時期、主要企業がプラス3%以上を示したことは、
アメリカ経済全体にとっても、
好材料が揃ったと考えることができる。
ノーベル経済学賞のポール・クルーグマンが言っている。
「国際競争力は幻影である。
米国の経済力を上げるには、
サービス業の生産性を引き上げることだ」

しかし3.2%といっても、
すべての企業が伸びたわけではない。
明暗がはっきりしたということ。

最も伸びたのは、メンバーシップホールセールクラブ業態。
企業はコストコ。
既存店前年同月比プラス6.4%。

高級百貨店も、プラス4.5%。
ノードストローム、ニーマンマーカスなど。
7月には7.4%の伸長だったから、
鈍りはしたものの、日本の百貨店と比べると、
信じられないほどの売上げの伸びだ。

ウォルマートと同じフォーマットのターゲットは、
プラス1.8%。

いまやディスカウントストアやスーパーセンターは、
米国小売業態の平均値を示す存在となった。

特に触れておかねばならないのは、
アバクロンビー&フィッチ。
3カ月連続前年プラスに転じてきた。

アバクロの回復は、米国消費の復調を意味する。

問題は圧倒的な格差をつけるウォルマートの動向。
同社は4代目CEOマイク・デュークの代になってから、
四半期決算しか発表しなくなった。
一部には、デュークこそ、
ウォルマートの問題点との指摘もあるが、
それでも、米国平均の3%は上回っただろうし、
ライバルのターゲットは凌駕したに違いない。

そのウォルマート三代目CEOのリー・スコットに、
私は、まったくの偶然ながら会ったことがある。

以下は、先週土曜日のこのブログ、
「西友社員への手紙」のつづき。
これは2004年6月の『販売革新』誌の巻頭言に掲載されたもの。

「リー・スコット(ウォルマートCEO)への手紙」

前略
4月27日、西友沼津店では失礼しました。

まさか世界最大企業の最高責任者が、
完全なお忍びで、予告もなく、
新設店とはいえ、地方の店舗を訪れようとは、
私も全く想像できませんでした。
付き添うのはボディガードと通訳だけ、
ラフなジャケットとジーンズ。
そう言えば、故サム・ウォルトン翁が店舗を訪問するときには、
いつもトヨタのピックアップトラックで、ラフな格好だったと聞きます。
あなたもまったく、そんな雰囲気を漂わせていました。
私は、沼津店の塩口永店長とは、彼が、
東京六本木ヒルズにある西友のスーパーマーケット「フードマガジン」の店長だったときに、
お会いしていました。
その塩口さんと、沼津店のフードコートで話をしていたときに、
あなたは突然、やってきたのでした。

まず、4月末日の5000店突破、おめでとうございました。
ブラジルでの100店を超える買収があって、
一挙に大台の5000店を超えたようですが、
苦戦の南米でもようやく足がかりが着いたといったところでしょうか。

1月末日の2003年度決算も、
年商2563億2900万ドル(30兆7600億円、120円換算)と、11.6%の成長。
1990年に買収した食品卸事業『マクレーン』を、
売却した上での120億ドル近くの売上高伸び率ですから、
依然、ウォルマートの勢いは止まらないと表現してよいのでしょう。

私があなたと会って、聞きたいことの最大のテーマは、
なぜ、ウォルマートは成長し続けられるのか、
なぜ、ウォルマートに大企業病は無いのか、という点です。

今回の突然の出会いでは、そんな質問もできず、残念でした。
しかし、あなたは塩口店長に聞き、指示しました。
「①店の営業状態はどうか。②いつ黒字化するのか。③この状態を1年間、維持せよ」
サムの質問やアドバイスとそっくりでした。
1992年にサムが亡くなり、すぐにデビッド・グラスがCEOとなりました。
8年後の2000年、あなたは3代目のCEOに就任しました。
それから2001年、世界最大の企業となり、全
米小売業の全部門でシェアナンバー1の地位を獲得すると、
2002年、西友を買収して日本進出を果たしました。

今年3月、私は『西友社員への手紙』の中でこう書きました。
「ウォルマートと西友は、この微差の生存競争を拒否しようと考えています。
経費率が圧倒的に低い差異性のある流通企業をつくろうとしています。
その経費構造が日本のマーケットに環境適応するか否かは、
それこそ歴史が証明することになります」

西友の社員の皆さんには、こう問いました。
「あなたは、この差異性のある企業づくりに、意欲を感じられるか」
僭越ながら、私があなたに期待することはこの点です。

是非、日本のマーケットにおいて、
「差異性のあるチェーンストア」を創ってください。
違いを持ち込むことこそ、ニューカマーの役割であり、責任でもあります。
それがマーケットの進化を生み出すのです。

ところで右手の骨折、具合はいかがですか。
ミーハーなようですが、
あなたが右手を傷めているために、
左手で交わした握手は、今も力強く、
私の感触として残っています。   早々

尊敬するリー・スコット様
<㈱商業界社長 結城義晴>

この巻頭言、当時の西友会長・渡邊紀征さんがいたく気に入ってくれて、
英文に翻訳したものを本国のリー・スコット本人に送った。

私が強調したかったのは、二点。

第一は、ウォルマートが「微差の生存競争を拒否しよう」と考えていること。
「経費率が圧倒的に低い差異性のある流通企業をつくろうとしていること」。

第二は、従って、日本のマーケットにおいて、
「差異性のあるチェーンストア」を創ってほしいこと。

「違いを持ち込むことこそ、ニューカマーの役割であり、責任でもある」
それがマーケットの進化を生み出すからだ。

さてその後、5年間でウォルマートは、
私の指摘通りの道を歩んだか。

ニューカマーの役割と責任を果たしたか。
日本のマーケットに進化を生み出したか。

私はこの手紙の後、
「誰がウォルマートを殺すのか?」という連載を書き始めた。
まだ結論は出ていないし、
連載は終了していない。

<結城義晴>

2010年09月03日(金曜日)

結城義晴と流通業界9月のスケジュールとメリット・デメリット「平均の法則」

あっという間に、1週間。

9月に入ってからも、もう3日。
相変わらずの猛暑が続く。

dscn2271-1.jpg
東京・渋谷駅前交差点の時事通信社「JIJI PRESS」

夕方になっても、街は、熱を帯びている。

dscn2281-1.jpg

今日は最初に、今月のスケジュールをご紹介。
商人舎ホームページの一番上に行動予定カレンダーがあります。

このカレンダーは、
[毎日更新宣言ブログ]に次ぐアクセス数なのですが、
これをみると、結城義晴および流通業の1カ月の動きがわかります。

さてその9月のスケジュール。
明日4日と5日は、結城ゼミの合宿
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の6人の院生と一緒に、
新座キャンパスで、泊まり込み合宿。
結城ゼミの特徴の一つが、「合宿主義」
ドラッカー先生の言う「時間をまとめる」ため。

5日月曜日は、「渥美俊一先生お別れの会」
11時半から2時まで、グランドプリンスホテル赤坂 五色の間。
平服です。
合掌。
その後、銀座でパチンコトラスティボード有識者懇談会。

7日、8日は商業界九州ゼミナール
鹿児島です。
私は7日の基調講演。
「心は燃やせ、頭は冷やせ」
宿泊します。

9日(木曜日)から12日(日曜日)まで、上海。
ツアーではありません。
流通視察と調査。

14日(火曜日)と15日(水曜日)は、
商業界北陸ゼミナール石川大会
加賀市片山津温泉。
14日の午後、基調講演「商売十訓を解き明かす」
この商人舎ホームページ右最下段にお知らせリンクが張ってあります。

九州ゼミも北陸ゼミも、
まだまだこれからでも参加できると思います。
お近くの方々どうぞおいで下さい。

16日(木曜日)は商業経営問題研究会(RMLC)。
午後1時30分から、東京・日本橋の日本スーパーマーケット協会会議室。
こちらもご参加自由です。
会場費1000円で参加できます。

17日は埼玉県飯能で流通仙人・杉山昭次郎先生を囲む会

そして18日(土曜日)から立教大学大学院の後期講義が始まる。
1時15分から、4時半まで。
後期は「サービスマーケティング」。
来年1月まで、2時限(180分)13回の講義。
夕方5時から結城ゼミ。

20日(月曜日)は敬老の日、
23日(木曜日)は秋分の日。
その間の21日、22日は、アドバイザーを務める会社の事業報告会。
毎月、これは本当に勉強になる。

24日(金曜日)は立教大学大学院ビジネスデザイン研究科委員会。
いわゆる教授会。

25日(土曜日)サービスマーケティング講義と結城ゼミ。

最後の週は、各協会からの8月の販売統計発表記者会見。
私自身は非常勤取締役を務める会社の役員会や、
大陳コンテスト審査委員会、講義、研修会などが入っている。

9月はスケジュール満杯。
でも、上海にも行くし、
鹿児島や加賀も訪れる。

実り多き秋のスタート。
そう考えるだけで力がわいてくる。

さて、吉野家は280円の牛鍋丼を新発売する。
安部修仁社長が前面に立って、プロモーション。
だからほぼ全紙に出た。

吉野家は17カ月連続の前年割れ。

すき家の280円牛丼、
松屋フーズの期間限定250円牛めし。

低価格競争に吉野家も弱含み。
牛鍋丼は、コンペティターへの対抗策。

牛丼は変わらず380円で販売するが、
牛鍋丼はしらたき・豆腐を入れて、
すき焼き丼のようなメニュー。

一度食べてみないといけない。

「猛暑需要」を強調してきたが、
プラス効果とマイナス効果、
両方ある。

日経新聞の囲み記事。
プラスはエアコンと飲料。
歴史的暑さを記録した8月、
エアコンは前年対比プラス90%の販売金額。
我が家も、27年も使っていたクーラーが壊れて、
エアコンを買った。

物持ちがいいんです。
古いクーラーは天寿を全うした。

伊藤園は、5月から7月の第2四半期、
売上高8%プラスの970億円。
純利益は前年比36%プラス。

一方、ファーストリテイリングのユニクロは、
8月の国内販売額前年比マイナス9.3%。

既存店客数マイナス0.4%、
客単価マイナス9%。
秋物衣料が、当然ながら売れなかった。

しかし客数が維持できていれば、
寒くなったら売れる。

朝日新聞では、「長雨猛暑、ユニクロ泣く」との見出し。
しかしこの秋から冬にかけて、
ヒートテックを7000万枚売り込む。
これは前年の4割増。

ちなみにイオンは「ヒートファクト」を前年2倍の2000万枚、
イトーヨーカ堂は「ボディヒーター」を前年8割増の440万枚。
どちらもユニクロのヒートテックのモノマネだが、
売れるものは売れる。

みんな、秋の到来を待っている。
「あ~きよ、こい♪」

猛暑需要という言葉を何度も使ってきたが、
変化が起こると、メリットとデメリットが生まれる。

これは意図的に「異常値」をつくると、
その陰で、デメリットが発生していることを意味する。

一番大事なのは、自分のお客様が、
そのことをトータルで喜んで下さるか否か。

中部銀次郎さんが言い残した言葉、
「平均の法則」。
これは中部さんが専門とするゴルフについての観察と分析だが、
私は仕事にも商売にも「平均の法則」があると思う。

いことがあれば、
必ず悪いことがある。

メリットがあれば、
必ずデメリットがついてくる。

両面を知りながら、
仕事と商売の水準を上げていく。

中部さんは言う。
「身も蓋もない話ではあるが、
何もなかったように受け流すこと」

猛暑・酷暑・炎夏。
受け流しつつ、秋の到来を待ちたい。

dscn2277-1.jpg

秋はもうそこまで、
やってきている。

<結城義晴>

[追伸]
商人舎ホームページ右段下の方、
「知識商人たちの公式ブログ」の中に、
ほぼ毎日更新ブログ」のボタンがあります。
クリックすると、バナーが並んでいます。
現在、このコーナーの充実を図っています。

お知らせください。
info@shoninsha.co.jpまで。
流通サービス業関連の「ほぼ毎日更新ブログ」をつくっている方、
知っている方。

このほぼ毎日更新ブログの中で、
松崎靖さんの「あなたへの手紙~月・水・金
特にお薦めです。

最新ブログは「棚卸し」というタイトル。
いい文章です。

ご愛読ください。

[追伸②]
「林先生の今週のお惣菜」
今週も揚げ物シリーズ続きます。
暑いからこそ売れるメニューの提案。
チクワ(竹輪)チーズの磯辺揚

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