結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年02月14日(月曜日)

バレンタインデーの今日、日本のGDPが中国に抜かれた……

Everybody! Good Monday!
[vol7]

雪がつもれば、クリスマス♪
思いがつのれば、バレンタイン♪

<山崎眞幹作詞・作曲>

今日はセント・バレンタイン・デー。
街中に流れる旋律は、
「バレンタイン・キッス」
秋元康作詞、瀬井広明作曲、大内正徳&秋元康編曲。

セブン&アイ・ホールディングスが、
『2.14バレンタインキャンペーン』のイメージソングとした。

このあたり、セブンにはそつがない。

もともと、1986年の国生さゆりのソロデビュー曲。
国生は秋元康プロデュースの「おニャン子クラブ」に在籍中だったが、
この曲で第1回日本ゴールドディスク大賞のシングル曲部門で受賞。
その国生も、40代を迎えて、タレントへと蛻変。

現在は、「渡り廊下走り隊7」の歌声が街にあふれる。
同じく秋元プロデュースのAKB48に属するグループ。

秋元は、「バレンタインデーソング成り金」でもある。
山下達郎が「クリスマスソング成り金」であるように。

プロモーションには、繰り返しや焼き直しが有効である。
それは今日の「バレンタイン・キッス」の流布が証明している。

さて今日から、2011年第7週にして、2月第2週。

今日まで、バレンタイン・プロモーション一色だが、
明日からガラリと変わって、もう雛祭り。

そして真っただ中のテーマが二つ。
第1は、受験シーズン真っただ中。
これから3月初めまで。
私も立教大学のキャンパスに入るためには、
あらかじめ届け出をして、腕章をもらっておかなければいけない。

第2は、花粉症シーズン真っただ中。
こちらはスギ花粉の場合、3月中旬まで続く。
日本人の花粉症の7割がスギ花粉。
だから7割がこれからの1カ月に発症していることになる。

故渥美俊一先生のわかりやすい説明。
「エブリボディ・グッズ、すなわち大衆品とは、
8割の人が消費する商品」

「8割」と示すのは、
わかりやすく説明するときの典型的常套手段。

まず数字で示す。
「ほとんどの消費者」と表すより、
「8割の消費者」というほうが、
具体的で、行動的、能動的だ。

毎日ブログの盟友・コンサルタントの水元均さんが、
「90%モデリング、10%の独自化」というが、
これも同じ類いの表現法。

倉本長治先生は、
「創意を尊び良いことは真似よ」と言った。

長治先生は、
創意と模倣の比率までは、
敢えて表現しない。

創意90%・模倣10%の仕事や場合もあれば、
創意30%・模倣70%の仕事や場合もある。

確かなことは、
「花粉症もエブリボディ・グッズになってきた」という事実。

対策は、怠りなく。

今週の私のスケジュールは、
明日からコーネル大学RMPジャパンの2月講義。
今月からマーチャンダイジング編に入る。

明日15日の講師は、早稲田大学の恩蔵直人商学部長、
大塚明日本スーパーマーケット協会専務理事、
垣添直也日本水産㈱社長、
そして林廣美日本フードサービス専門学院学院長。

明後日16日は、二つのパネルディスカッション。
生鮮食品マーチャンダイジングと商品開発。

私はずっと、コーディネーターとして、
議論の活発化と内容の深化に努める。

さてさて、日本の国内総生産が、
中国に抜かれ世界第3位に落ちたことが確定。

内閣府が今朝、発表したばかりのホットニュース。

日本の昨2010年の名目国内総生産(GDP)の実額は、
5兆4742億ドル(479兆2231億円)。
この数字は覚えておくとよい。

対して中国が1月に発表したのは、
5兆8786億ドル(39兆7983億元)。

ドル換算で4000億ドルの差がついた。
ちょうどウォルマートの年商分くらい。
2010年の年間GDP成長率は実質が3.9%増、名目1.8%増。
これらは3年ぶりのプラス。
だから昨年の日本経済と日本消費は、
それほど悪くはなかったことになる。

「2010年10~12月期の国内総生産」速報値は、
物価変動を除いた実質で前期比0.3%減、
年率換算すると1.1%減となる。
5四半期ぶりのマイナス成長。

GDPに関しては、1年と1四半期の間、プラス成長だった。
理由の第1は昨年の第3四半期(7~9月期)の個人消費大幅増への反動。
日本の個人消費はGDPの6割を占めるが、
この大幅増は政策変更の特殊要因で、
内閣府は「自動車やたばこの駆け込みの反動が大きく効いた」と分析。

個人消費は前期比0.7%のマイナスになっている。
つまり昨年7・8・9月に対して、
10・11・12月が0.7%減少したということ。
その原因は、「エコカー減税効果とタバコの駆け込み需要」分の差異。

ということは、他の消費傾向は、
大きくは変わりないと判断できる。

GDPの中国との比較も、
円高が異常レベルに進んでいること、
中国がバブル成長であること
を考慮すると、
日本国として落ち込んでいる場合ではない。

ここは、ひとりひとりが、
「最初になすべきことから始めよ」
そう、今月の商人舎標語。

対になるのは、
「一時に一つのことだけ実行せよ」

これに徹していられることは、
人として幸せな環境にある。

最後に商人舎ホームページ、好調。
今日は、「常盤勝美の2週間天気予報」をぜひのぞいてほしい。
毎週月曜更新!

それから「浅野秀二のアメリカ寄稿」は、
全米に6132か所で、展開されるファーマーズマーケットについて。

これも有益で面白い情報。

では今週も、
Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

2011年02月13日(日曜日)

ジジと引っ越し・その一[2011日曜版vol7]

ボクは、ねむっていました。
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ぐっすりと、ねむっていました。
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春が立ったというのに、
まだ、さむい。

でも、今日のヨコハマは、
いい天気。
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日がのぼっても、
ボクは、ねむっていました。
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ユウキヨシハルのおとうさんは、
このふた晩ほど、なにやらテツヤで、
かたづけをしていました。

でも、ボクは、ぐっすり、
ねむっていました。
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なにかを、感じつつ・・・。

今日は、ナニ日和というのでしょう。
ほんとうに、いい天気。
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ボクがねむっていると、
どこかで、車のエンジンの音。
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ボクは、ハッとしました。
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音がする。

そう、コンテナをつんだトラックが、
やってきたのです。
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なにかが、おきる。
ボクは、そう感じました。
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ダンボールをもったひとが、
うちのなかにドカドカとはいってきて、
荷物をはこびだしはじめました。
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そう、引っ越し屋さんのトラックの音だったのです。

おとうさんは引っ越しします。
トラックに荷物をつんで。
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ボクがだいすきだったジュータンも、
どこかへいってしまいます。
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いったい、どこへ、
いってしまうのでしょう。
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キモチがおちつくシンブンのうえにすわって、
ボクは、かんがえます。
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いったい、どこへ、
いくんだろう。
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とおいところ、
なんだろうか。
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そして、なぜ、
なんだろう。
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ボクのだいすきなこのうちを、
おいて。

まあ、今日が、
引っ越し日和だったことだけは、
たしかなようです。
<つづきます>

<『ジジの気分』(未刊)より>

2011年02月12日(土曜日)

プロボクシング井岡一翔の世界チャンピオン獲得からハングリーさ・リーダーシップをちょっと考察

「日本の若者にハングリーさがなくなった」
よく言われること。

だからといって、わざわざ、
ハングリーさを与えることも難しい。

「ハングリー」を辞書で引くと、
「空腹なこと。飢えているさま。精神的な場合についてもいう」とある。

そして例が挙げられている。
「ボクシングは―なスポーツとされた」
「―精神」

しかし、昨日のプロボクシング井岡一翔をみていると、
ハングリーさを超える何ものかを感じずにはいられない。

プロボクシングには認定団体が4つある。
そのうちの世界ボクシング評議会をWBCと称するが、
井岡は、このWBCのミニマム級タイトルマッチで、
プロ歴7戦目にして、世界タイトルに初挑戦し、
5回1分07秒、テクニカルノックアウト勝ちした。

ボクシングは大相撲よりもむしろ、
ハングリーさが要求されるスポーツのように見える。

そのハングリー・スポーツに現在、
日本ジムに所属する世界チャンピオンが7人。

一般に、現在の日本人にはハングリーさが欠けるといわれ、
ボクシングにはハングリーさが必須と考えられるのに、
7人もの世界チャンピオンが日本にいる。

不思議な現象とも考えられるが、
ここには二つの視点があると思う。

第1に、全体のトレンドでものを考えてはいけないということ。

全体では、ハングリーさがなくなった。
しかし、個別にみると、まだまだ、
ハングリーな人物がいて、
彼らがこういった部門で活躍する。

第2は、フィジカルとメンタル、両面のハングリーがあって、
もしかしたら日本にはメンタル・ハングリーの条件は、
失われてはいないのかもしれないということ。

首相が「最小不幸社会」を目指すというくらいだから、
精神的ハングリーの条件、
すなわち「不幸」は存在しているのかもしれない。

そして第3に、ハングリーを超える「何ものか」の存在。

井岡一翔選手の伯父は、
元世界チャンピオンの井岡弘樹。
現在、井岡ボクシングジム会長で一翔の育ての親。

ボクシングはプロ級になると、
「100%才能」によって決まるといわれる。
井岡にはそれがある。

ハングリーを超えるタレント。
もちろん精神的には、
ハングリーでなければいけないだろう。

そんなことを考えていくと、
日本の将来も、
まんざらでもないと思えてくる。

ハングリーやフル、
不幸や幸福、
こういった反対の概念を考察すると、
訳がわからなくなるようだが、
もっと考えると、見えてくる。

一部の人間が、
精神的にハングリーであり続け、
全体の幸福をもたらす。

それが国家なのか。
それが会社なのか。

ウォルマート創業者のサム・ウォルトンが言い残している。
「平凡な人たちによって、平凡な仕事をして、
しかし非凡な成果を上げる」
ただし、サム・ウォルトン自身は、
どうみても、非凡な経営者だった。

ピーター・ドラッカー教授も書いている。
「リーダーシップとは神秘的なものでなく、
平凡で退屈なものであり、
その本質は行動にある」

サムはその行動において、卓越していた。

個人が世界チャンピオンになったり、
歴史に残る論理や文章、音楽や絵画を創造したり、
そんなことを成し遂げるには、
永遠にハングリーさが要求されるのだろう。

しかし、それをいつもいつも、
実務の世界に持ち込む必要はない。

ドラッカー教授は続ける。
「優れたリーダーシップにはカリスマ性は無用であり、
生まれながらのリーダー的資質というものも存在しない」

井岡一翔のボクシングに感じて、
そんなことを考えた。

三連休の中日。
明けたら、バレンタインデー。

良い週末を。

<結城義晴>

2011年02月11日(金曜日)

建国記念の日のスーパーマーケットトレードショー2011の結城義晴的総括

東京も横浜も、雪。
関東地方は雪。
すこしだけ積りそう。
都会人は、ちょっと嬉しくなる。

建国記念の日の祝日なれど、
大新聞各紙は、取り上げない。

朝日と読売はエジプト・ムバラク大統領退陣の報、
日経は上場企業の経常利益が53%増加するニュース。
(ほとんどの中小企業や商業・サービス業は蚊帳の外だが)

そして小沢一郎元民主党代表の離党拒否、
米国におけるトヨタのリコール騒動。

一面コラムや社説でも、建国記念の日に触れない。

建国記念の日の2月11日は、
戦前、「紀元節」と呼ばれ、
それを『日本書紀』は、神武天皇が即位した日と伝える。

明治5年、この神話に近い伝説に基づいて、
紀元の始まりを祝う祝日として、「紀元節」が制定された。

戦後、この紀元節は廃止され、
昭和41年「建国記念の日」として祝日になった。

アメリカでは、インディペンデンス・デーが7月4日。
フランスは、パリ祭が7月14日。
独立記念日や革命記念日。
これはこれでよい。

毎年、私は考える。
日本は、神話でよいのだ、と。
大相撲の八百長問題が話題をさらっているが、
奈良時代から相撲は「神事」(しんじ)のひとつだった。

だからスポーツであって、スポーツではない。

その神事の勝ち負けに、
金がからんでしまうことはもってのほかだが、
一方で大相撲は、プロサッカーやプロ野球とは、違う。

建国記念の日に、
自分の国のこと、その歴史、
これからのあり方など、
考えてみることは大事だ。

とはいっても、店を開け、売場に立つ人々は、
今日から三連休。
そして月曜日はバレンタインデー。

バレンタイン一色のプロモーションの中で、
雪が客足にどれだけ影響を与えるかを、
おもんばかっていることだろう。

さて昨日で、
第45回スーパーマーケット・トレードショーが終了。
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来場者数は過去最高。
初日の8日は2万6037名
中日の9日は3万1270名
最終日10日は2万6114名

都合、8万3421名。

しかも一般顧客をシャットアウトして、
プロの入場者だけで8万3421人。
昨年が3日間合計で、8万1747人だったから、
1674人の増加で、2.05%プラス。

こうなると、10万人の大台を、
早く超えてほしいと飛躍を願ってしまうが、
一方で、全国のスーパーマーケットの年間客数増を、
ちょっとだけ牽引する数値目標ならばいいだろうとも思う。

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さて今年のトレードショー、
エコロジーや省エネ、環境対応、省力化が大きなトレンドだった。
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TERAOKAブースのデモンストレーションには、
たくさんの人々が並んだ。

これは顧客にとっては「タイムセービング」、
店舗にとっては「省力化」。
それが両立するシステム。
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イシダのブースも、今年、
ブース大賞をとるかもしれないほどに、充実。
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サンヨーはパナソニックのグループに入って、
パナソニック電工などとのコラボレーションも展開。
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ブースのトップには、
二酸化炭素排出量ゼロ化への挑戦が掲げられた。
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さらに「フューチャーストア」のコンセプト提案も。
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学習院大学の上田隆穂経済学部長とコラボしてもらいたいものだ。

オカムラもさまざまなエコ・テーマに積極的。
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一番普及しそうなのが、これ。
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クローズド・ショーケース。
「10%の省エネ」がうたわれている。
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食品卸も、その役割を果たすべく、
様々な展開。

国分、菱食のブースは、トレードショー全体を牽引する出来栄え。

三井食品もユニークな提案が多かった。
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ペットと楽しむコミュニケーションフードは、昨年から提案されている。
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菓子卸の高山。
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菓子卸グループのNS。
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卸売業は、地方の中小メーカーやうずもれた生産者の商品を、
全国レベルに引き上げてほしい。
それがこのトレードショーの社会的機能でもある。

メーカーも、テレビ宣伝で大ヒットした商品ではなく、
これから売り出そうと考える新しいブランドの提案に余念がない。

例えば伊藤園は、「おーいお茶」ではなく、
タリーズ・コーヒーのブースをつくる。
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ガチガチのナショナルブランドの提案ではない。

UCCコーヒーにはVIPラウンジで、
私も毎年、お世話になる。
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卸売業や製造業だけでなく、
小売業も提案する。
その代表が成城石井。
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スーパーマーケットの「売場力」をキャッチフレーズにしていた。

そして今回、最も盛況だったのが地方ブース。
地方自治体、地方金融機関が、それを実現させた。

まさに、地方の時代がやってきて、
間違いなく「食の世界」では、
地方が主役であることが証明された。

アメリカのフードマーケティング協会(FMI)も、
長らく食品展示会を開催していた。
しかし昨年から隔年開催へと後退した。

その理由は、簡単。
展示企業が集まらなくなったからだ。
2008年のラスベガスでのFMI展示会は、
入り口をコカコーラとネスレのブースが占めていた。

アメリカ社会全体に、「コモディティ化現象」が蔓延している。
だからFMIもグローバル企業に入口を任せるしかない。
しかしそれでは、バイヤーたちも、
わざわざFMIの展示会に行くニーズを見つけられない。

ヨーロッパでは、
毎偶数年開催のパリ・シアルも、
毎奇数年のケルン・アヌーガも、
その展示の中心は中小企業である。

ヨーロッパ中の村々、町々の産品が参集する。
もちろん大企業も海外企業も参加するけれど。

中小生産者、卸売業者にとっては、
最大の宣伝の場、
小売りや外食のバイヤーにとっては、
わが店だけの商品を見つける場。

両者のニーズが一致する。

つまりノンコモディティ・グッズ中心の展示会なのだ。
だから「意味」があるし、「意義」が生れる。

日本のスーパーマーケット・トレードショーは、
地方行政や地方金融機関が中小企業をとりまとめて、
その地方らしい一大集積展示場を形成する。

沖縄県物産。
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徳島県。
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山梨県。
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福島県。
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熊本県。
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そして高橋はるみ知事が自ら売り込んだ北海道。
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日本のスーパーマーケット・トレードショーの強みはここにある。

フランス・パリのシアル、ドイツ・ケルンのアヌーガに並ぶのは、
この点である。

ただし、ヨーロッパの二大食品展示会と異なる点がある。
もちろんその規模は、まだまだ日本が及ばない。
しかしそれは、ヨーロッパ全土から発信し、
南北アメリカ大陸、アフリカ、アジア、オセアニアを、
すべてターゲットとするシアルやアヌーガと、
現状の日本中心のスーパーマーケットトレードショーの、
マーケットサイズの違いである。

しかしもう一つ決定的な差異は、
開催時期の問題。

シアル、アヌーガは10月。
これは食品生産の収穫期に当たる。
今年の収穫の成果を、一番よいときに世界に伝える。
同時に10月のパリは最良の観光シーズンに当たる。

対して日本は2月。

これは3月4月のメーカーの新製品発売の先取り宣伝の時期である。
両者の伝統が違うのだから仕方ない。

私の提案だが、2月開催はよしとして、
東アジアの「春節」に開催期間を合わせるべきだろう。
まず中国、香港、台湾、東南アジアから、
春節の時期には日本を驚くほど多くの人々が来襲する。

その時期に開催を合わせる。
来年は、2月はじめの開催となるようだ。

8万3421名の参加者。
1127社の展示者。
そして主催者・事務局。
すべての皆さんに感謝したい。

願わくば、この展示会と同様に、
いやそれ以上に、日本中のスーパーマーケットの店頭が、
活気づきますように。

建国記念の日に、そう思う。

「万が一に、すべての商売がなくなるとしても、
最後になくなるのがスーパーマーケットだ」

「そんなありがたいスーパーマーケットをやっているんだから、
みんな、元気出して、やりましょう」

協会名誉会長の清水信次さんの言葉が、重い。

<結城義晴>

2011年02月10日(木曜日)

スーパーマーケット・トレードショー中日の盛況、レセプションパーティと元リッツ・カールトン高野登さんの講演

「分かりやすい議論には、どこかにうそがある」。
朝日新聞のコラム『経済気象台』で、
コラムニスト山人氏が書いている。

この指摘、ほんとうに鋭い。

「人口減少」
⇒「労働力や国内市場の縮小」
⇒「経済成長を押し下げデフレをもたらす」
⇒「日本経済の停滞は不可避だ」
この主張は、わかりやすい。
わかりやす過ぎて、怪しい。

「自動車が売れない主因は人口減少である、
といえば皆が納得するし、海外進出にも踏ん切りがつく」

このわかりやすい定説は、間違いだと断じる。

1980年から2000年代の数字を上げる。
「実質経済成長率(年平均)は4.7%から0.5%まで4.2ポイント低下」
その内訳は、
「労働投入の低下分1.6%」
「付加価値生産性上昇率の低下分は2.6%」

「生産効率の低下や、高付加価値・高収益の製品やサービスを生み出す能力の劣化が、
成長力をより大きく低下させた」

ここには「多様な要因」が絡み合っている。

「不確実性の高まりに身構える企業が投資を過度に抑えている」
⇒「技術革新を遅らせている」

「政府の規制や硬直的な市場慣行、既得権益の保護」
⇒「市場をゆがめ、起業や事業革新を抑制している」

「労働者の能力を正しく活用していない」
⇒「活力と成長力を大きくそいでいる」

「退職金制度など終身雇用を前提とした仕組み」
⇒「労働力の成長分野への移動を抑制している」

結論は、前向き。
「日本経済の成長力を上げ、
国内市場を拡大する手立ては、
まだある」

「人口減少の影響を強調しすぎることは、
その可能性を封じ込めてしまう」

学者やコンサルタントが、
自分の研究成果やコンサルティング内容を、
認めさせ、押し付けようとするときの常とう手段が、
この類いの議論。

易しいことを難しく言う輩も多いが、
反対に「わかりやすい議論には、どこかにうそがある」
コラムニスト山人氏の言葉、
忘れてはいけない。

さてスーパーマーケット・トレードショー2日目
過去最高の来場者を迎えた。
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来場者数、初日の8日は2万6037名(昨年は2万4528名)
昨日中日の9日は3万1270名(昨年は3万0431名)

そんな盛況の会場で、
谷口優先生(左)とそのご一行とばったり。
谷口先生はジャスコの副社長を務められたのち、
四日市大学経済学部教授にご就任され、ご活躍中。
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㈱成城石井社長の原昭彦さん。
コーネル・ジャパン「奇跡の二期生」。
就任半年でご苦労も多いと思うが、
若さを武器に、頑張ってほしい。
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㈱プログレスデザインのブース。
㈱アイダスグループ代表鈴木國朗さんに遭遇。
鈴木さんは、スーパーマーケット経営のトップコンサルタント。
特にプロモーションとプレゼンテーションのスペシャリスト。

一方、プログレスデザインは、
スーパーマーケットの店舗デザインを総合的にプロデュースしている。

社長の西川隆さんと鈴木先生、三人で写真。
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西川さんは、5月の商人舎ラスベガス視察ツアーへの参加を表明。
ぜひ一緒に学びましょう。

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科結城ゼミの渋木克久さんが来場。
一緒に会場をまわる。
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午後3時からは、コーネル・ジャパンの特別講座。
ビッグサイト会議室棟609号室に、一期生、二期生、三期生、
そして関係者が90名ほど集まった。
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コーネル・ジャパン副学長として、
参加の皆さんに、
一言だけあいさつ。
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特別講座の講師は高野登さん。
ご存知、元ザ・リッツ・カールトン日本支社長。
現在は独立され、人とホスピタリティ研究所代表。
テーマは「経営者層にとって大切なリーダーシップ論」
リーダーとしてのコミュニケーションについて90分話していただいた。20110210113941.jpg
リッツ・カールトンには、
「リーダーシップセンター」という企業内大学がある。
これはコーネル大学RMPジャパンと同じ機能。

そこでリーダーは230時間、
社員は250時間の研修を受ける。
「人は自然に育つかと言えば、育たない。
育てたいと思い、育てなければ、育たない」

「水を飲みたいと思ってくれないと、飲みはしない。
しかし飲みたいと思うときには、
井戸を一杯用意しておかねばならない」

リーダーの養成や人材の教育とは、そんなもの。

「何を一番恐れているか」
それは「自分の従業員を作業員にしてしまうこと」20110210113947.jpg

講義の後は名刺交換を求めて長蛇の列ができた。

有益で実践的なお話をしていただいた。
心から、感謝したい。
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講義を聞き終え、二期生3人と記念撮影。

実はこの3人、8日夜のコーネル・ジャパン懇親会のあと、
二次会、三次会に繰り出し、明け方4時半まで討論していたつわものたち。
左から昭和産業㈱湯沢公朗さん、㈱平和堂の夏原陽平さん、
そして㈱関西スーパーマーケットの柄谷康夫さん。

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18時から恒例のレセプションパーティ。
開会に先立ち、「チェッカー技能検定試験1級合格者」の紹介。
これも恒例となった。
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1級合格という狭き門をくぐりぬけた第30回の合格者が登壇。
会場からは大きな拍手が起こった。
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「第45回スーパーマーケット・トレードショー2011」レセプションパーティは、
横山清さんの挨拶で始まった。
社団法人新日本スーパーマーケット協会会長、
トレードショー実行委員長、
㈱アークス社長。
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刷り上がったばかりの日本食糧新聞をもちだし、
その巻頭の『地域力』を語った。
「いま、地域から中央に、
怒涛のごとき波が起こっている」

「それが日本の国民生活を支え、
経済を循環させる」
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力強い開会の挨拶だった。

続いて協会名誉会長の清水信次さんのご挨拶。
清水節は健在。
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「警察も消防も病院もみな、社会のインフラだが、
これらは困ったときに必要になる」

「スーパーマーケットもこれらとおんなじインフラだが、
毎日の生活のために必要とされる」

「万が一に、すべての商売がなくなるとしても、
最後になくなるのがスーパーマーケットだ。

そんなありがたいスーパーマーケットをやっているんだから、
みんな、元気出して、やりましょう」

85歳の清水さんの短いスピーチから、
ものすごく大きな元気をもらった。

心から感謝。
来賓あいさつは、
日本スーパーマーケット協会会長の川野幸夫さん。
もちろん㈱ヤオコー会長。
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「日本の食品スーパーマーケットに戸籍をつくる。
そのために横山会長と力を合わせて、
産業の発展につくしていきたい」

「昨年4月からスーパーマーケット3協会が協力して、
スーパーマーケット販売統計を発表し始めた。
初めてのことだが、業界が一体となって歩みだした」
川野さんは、言わねばならないことは、
必ず言いつくす。

それが、とてもいい。

清水、横山、川野。
3人揃い踏み。

このスピーチだけでも、
多くの方々に聞いてほしいと思った。

さて乾杯の音頭は、元マラソンランナーの高橋尚子さん。
ご存知、シドニー・オリンピックの金メダリスト、Qちゃん。
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出展企業を代表して挨拶したのは、
㈱寺岡精工の寺岡和治社長。
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レセプションパーティでは、これも恒例となった『ベスト店長大賞』授賞式。
今年は第3回目で、都合6人のベスト店長が誕生したことになる。

今年の1人目は㈱いちやまマート玉穂店の甘利元店長。
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もう一人は、㈱ツルヤ上田中央店の栗林敏夫店長。
横山会長からそれぞれに表彰状と記念トロフィが贈られた。
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いちやまマート三科雅嗣社長、
ツルヤの掛川健三社長も登壇し、
記念撮影会。
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おめでとう。
私も心から祝福したい。
店長の地位を上げることが、
すなわち小売業の産業としてのポジショニングを構築することにつながる。
それが商業の現代化にも貢献する。
私は強くそう、信じる。

そして、いよいよ懇親。
九州電力㈱監査役の村山紘一さん。
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福岡財界が応援する優秀な女性の話。
私にもご紹介くださる。

ニッコーレン㈱会長の本間謙伍さん(左)と福島工業㈱社長の福島裕さん。
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福島さんは、社団法人日本厨房工業会会長でもあって、
小売業とともに外食産業の店舗設備、厨房設備の面でも、
大きな実績をもち、業界に深く関係している。

本間さんは、コーネル・ジャパン生みの親。
ご期待に応えて、頑張ります。

コーネル・ジャパン二期生の㈱菱食・浅沼和彦さんと久々に対面。
現在、3月の4社合併プロジェクトに参加中との報告を受けた。
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ブルーチップ㈱常務の宮本洋一さんと、
コーネル・ジャパン事務局の太田美和子さん。
太田さんはブルーチップ出身のOG。
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私の隣から、独立行政法人産業技術総合研究所理事の河津司さん、
ニッコーレンの本間さんと同社長の実生明男さん。
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実生さんは、コーネル・ジャパン2期生。
河津さんは一期生オブザーバーにして、講師。

中締めは、協会副会長で㈱紀ノ国屋ファウンダーの増井徳太郎さん。
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今年は「イチ、ニ、サンで手をあげ、隣の人とハイタッチ」で締めた。
会場は大いに盛りあがった。
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最後の最後に、いつものことだが、
横山会長と握手。
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北海道と東京を股にかけて、
会社やグループの経営と協会やトレードショーの運営を両立させる。
その上、札幌や北海道の地域活動にも貢献。
本当に、八面六臂のご活躍で、なおかつお元気。

私も、感服、脱帽。
見習わねばならない。

固く握手しているところへ、
㈱スズキヤ代表の中村洋子さんご登場。
昨日は黒のスーツで颯爽と闊歩されていたが、
今日はあでやかなお召し物。
美しい。

今年も、個人的にではあるが、
洋子社長にベストドレッサー大賞を差し上げたい。
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スーパーマーケット・トレードショー2011。
中日も盛大に、順調に、終わった。

このスーパーマーケット・トレードショーのように、
日本中のスーパーマーケットの店頭が、
活気づいていますように。

私は心の中で、祈った。

「みんな、頑張れ!」

<結城義晴>

2011年02月09日(水曜日)

第45回スーパーマーケット・トレードショーの「握手大会」

国際的に食料価格が高騰している。
2008年の食糧危機以来で、
それ以上との見込みが出ている。

1月の食料価格指数は、230.7と過去最高値を更新。
これは2002~2004年の平均を100として指標化したもの。
砂糖はおなじく400あたり、
大豆や小麦などは250くらいに高騰。

そこでフランスのサルコジ大統領が呼びかけた。
6月にパリで、G20農林大臣会議の開催を。
世界20カ国・地域のG20としては初の試み。

日本でもコーヒーなどの値上げが発表されているが、
世界的な生産と需要の関係で需要が激増しているとともに、
投機マネーが穀物相場に入ってきた。

中国やインド、ブラジル、ロシアの、
いわゆるBRICsの成長の影響が、
世界の食糧マーケットを痛打している。
そこで、メンバーにしたG20の枠組みを使って、
価格抑制策が協議される。

そんな食糧問題が政治的・経済的最大関心事になる中、
昨日から、東京お台場のビッグサイトで、
第45回スーパーマーケット・トレードショーが開催されている。20110208165335.jpg
10日までの3日間、東京ビッグサイトの東館には、
全国から多くの食品産業関係者が参集する。
昨年の来場者は8万4000人だが、
今年は、それを大きく上回ると予測されている。

今日は、朝から東京でも雪が降った。
それでも最新の情報や製品、地域の産品を出展社が競ってアピールし、
熱気にあふれている。

アジア最大の食品産業展示会。
ぜひ、皆さん、ご来場ください。

さて、スーパーマーケット・トレードショー2011。
初日の昨日は、
9時半からオープニングセレモニーが催された。

主催者を代表して、横山清さんが開会のご挨拶。
社団法人新日本スーパーマーケット協会会長、
スーパーマーケット・トレードショー実行委員長、
㈱アークス社長。
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2009年9月に二つの協会が合併して、
新日本スーパーマーケット協会が発足した。
社団法人セルフ・サービス協会と、
社団法人全国スーパーマーケット協会。

今年、初めて新団体名称での開催となる。
その喜びと興奮を全身にあふれさせながらの、
とてもよい開会宣言だった。
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経済産業省来賓の挨拶につづき、
農林水産省総合食料局次長の中村英男さんの挨拶。
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出展者を代表し、北海道の高橋はるみ知事が挨拶。
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そして実行委員、来賓の皆さんによるテープカットで、
第45回スーパーマーケット・トレードショー2011はスタートした。
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引き続きセミナー会場では横山さんのスピークス。
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タイトルは、
「生き残れるか?!スーパーマーケット」
横山さんの結論は、三つの戦略に集約される。
第1は、コストリーダーシップ戦略、
第2は、差別化戦略、
そして第3に、集中戦略。

これは、マイケル・ポーターにつながる。

私は先週、スーパーアークスやビッグハウスの店舗視察をした。
だからこの横山さんの三つの戦略が良く理解できた。
素晴らしい基調講演だった。
開会レセプションの後は、
結城義晴の握手懇親の模様をお届けする。

まずは、コーネル大学食品産業学部長のエドワード・マクラフリン教授との握手。
このスーパーマーケット・トレードショーのために、
わざわざアメリカニューヨーク州イサカから駆け付けてくださった。

マクラフリン先生は、
コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパン学長。
つまり、副学長の結城義晴の上司にあたる。
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“Yoshi,are you OK?”

マクラフリン先生は何度も何度も、
私のことを心配して声をかけてくれた。

何のことか、まるでわからなかったが、
マクラフリン先生はこのブログの愛読者でもあって、
いつも忙しく動き回っている私を心配してくれたのだ。

次に、協会副会長の㈱紀ノ国屋ファウンダー増井徳太郎さんと、
開会の喜びを分かち合って。
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㈱スズキヤ代表取締役の中村洋子さんと㈱あおき会長の青木巌さん。
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㈱阪食社長の千野和利さん。
今月末からご一緒するアメリカ視察は、
本当に楽しみだ。
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実行委員会副委員長の㈱ジョイス代表の小苅米秀樹さん。
伝説のコーネル・ジャパン一期生。
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農林水産省総合食料局の皆さんと。
私の隣は来賓挨拶をされた中村英男さん、
右は流通課長の吉井巧さんでコーネル・ジャパン講師。
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昨日対談した三井食品㈱社長の水足眞一さん。
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セミナー会場では日経新聞消費産業局次長の白鳥和生さんも取材。
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スピークスの後は、会場を順次、視察。
菓子問屋の㈱高山ブース。
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その前で㈱ロピア社長の高木秀雄さん、
専務取締役の高木勇輔さん親子とばったり。
㈱ロピアは旧ユータカラヤ。
藤沢市を中心にスーパーマーケットを展開している。
既存店前年比が20%プラスの好調ぶり。

そこに高山の常務、高山時光さんがやってきた。
高山さんと高木さんは仕事仲間でゴルフ仲間。
私も今年は仲間に入れてもらおう。

会場を視察中の㈱ラルズ社長の斎藤弘さん。
先週末に札幌でもお会いした。
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よねや商事㈱社長の佐々木隆一さんとも固い握手。
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VIPラウンジに伊藤雅俊さん登場。
ご存知、セブン&アイ・ホールディングス名誉会長。
さっそく、ご挨拶にうかがう。
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伊藤さんも、このブログの熱烈な愛読者。

横山会長と伊藤名誉会長、マクラフリン先生、
それにジャコモ・マリオ・ヴァレンティーニさんと談笑。
ヴァレンティーニさんはオロビアンコCEO兼デザイナーで、
「ファストからスローへ」をテーマにしたトークショーのゲストスピーカー。20110209084433.jpg

最後は全員で、記念撮影。
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私は伊藤さん、横山さんに、
「ゼロ戦化現象」の話をした。
うなづきつつご賛同くださった。

さらにVIPラウンジで、㈱販食常務の松元努さん。
何度もいうが、今月25日からのアメリカ視察の最終打ち合わせ。
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最大規模で出展するTERAOKAブース。
ここでは多くの方と記念撮影。
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まず㈱寺岡精工の寺岡和治社長。
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専務の高野公幸さん。
いつも豪快な握手。
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私の隣から㈱九州テラオカ社長の川越純一さん、
㈱寺岡精工営業企画室長の三木桂さん、
わが商人舎エグゼクティブ・プロデューサーの松井康彦さん。
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昨年秋のイギリス・フランス視察でお世話になった片山隆さん。
取締役フードインダストリーシステム事業部長。
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㈱田子重社長の曽根誠司さん。
コーネル・ジャパン奇跡の第二期生。
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SANYOのブースもにぎわっていた。
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私の左が三洋電機販売㈱取締役大崎公司さん、
右が三洋電機㈱マーケティング部の阿久澤光明さん。20110209084927.jpg

三洋電機執行役員の柴田康祐さん。
マーケティング本部本部長・CRM本部副本部長。
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最後に会場の外で、中村洋子さんにふたたび遭遇。
スズキヤ社員の皆さんと。
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プレスクラブで、日本食糧新聞社社長・今野正義さんとバッタリ。
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「第1に紙面で頑張る、第2に画面で頑張る、
第3に場面で頑張る」
今野さんの持論。
「そうすると第4にイケ面となれる、
第5に御免はなくなる」
尊敬するジャーナリズムの先輩に、
会えてうれしかった。

最後の最後に、おまけ。
成城石井のブースは、大いににぎわっていた。
美味しいオリーブを試食させてくれた
㈱成城石井営業本部卸売営業部リテール営業課の小串彰弘さん。
皆さんも試食してみてください。
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こうして午後5時に、
スーパーマーケット・トレードショー初日は盛況理に終了。

この日の夜は、有志によるコーネル・ジャパンの集い。
ところはビッグサイトのそばのワシントンホテル有明のレストラン。

マクラフリン先生の来日を歓迎し、
奇跡の第二期生の一人、㈱平和堂の夏原陽平さんが声かけしたらしい。
一期生から三期生まで、総勢20名あまりが参集した。
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昨年10月の開講講座以来のマクラフリン先生との再会に、
大いに盛り上がった。
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この日の最後は、やはり、
マクラフリン先生との握手で締めくくり。
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スーパーマーケットトレードショー2011。

商品との出会い、売り方との出会い、
ノウハウとの出会い、システムとの出会い。
様々な出会いの中で、
やはり人との出会いが、
一番である。

なぜならば、商品も売り方も、
ノウハウもシステムも、
人間と人間のかかわりから、
生み出されるからだ。

多謝。

< 結城義晴>

2011年02月08日(火曜日)

スーパーマーケット・トレードショー2011始まる前に、伊藤園大陳コンテストと三井食品・水足眞一社長対談

今日2月8日から始まりました。
第45回スーパーマーケット・トレードショー2011。20110208164757.jpg

主催は社団法人新日本スーパーマーケット協会。
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東京ビッグサイトの東全館を使って、
1127社・団体、2402小間の過去最大規模。
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10日の木曜日までの3日間。
私も、ビッグサイトに詰めております。
おいで下さい。
お会いしましょう。
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さて昨日の月曜日は、忙しかった。
朝一番で、東京・西新宿の伊藤園本社へ。
「伊藤園大陳コンテスト」審査委員会。

㈱商業界の『食品商業』誌上で、
1年に3回開催される。

私が審査委員長。
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厳選な審査によって、
5つの賞が選考される。
①大陳コース
②陳列コース
③リーフコース(茶葉の大陳)
④紙パック・コース
そして⑤企業賞

最後の企業賞は、
多数の店舗でこの大陳コンテストに参加する企業の、
総合力を審査するもの。

今年は、参加企業数、参加店舗数とも、
前年を大きく上回った。

結果は、『食品商業』5月号にて発表されるが、
あっと驚く企業が大陳コースの大賞を受賞した。

このプレゼンテーション・コンテストも、
本当に国際的になった。

最後に、審査委員全員で写真。
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右から、伊藤園副社長の本庄周介さん、
同副社長の江島祥仁さん、
真ん中私の隣は、社長の本庄大介さん、
その隣は、商人舎エグゼクティブ・プロデューサーの松井康彦さん、
そして『食品商業』編集長の三浦美浩さん。

松井さんは、広告代理店アドパイン代表で、
この企画が始まったときにプロデュースした。

各コースの大賞企業、優秀賞企業とも、
いい作品を提出してくれた。

「マーチャンダイジング」は、
商品そのものだけではなく、
売り方によって決定づけられる。

その実力を引き上げることが、このコンテストの趣旨。

伊藤園の全国の営業マンおよび事務局の労をねぎらいつつ、
関係するすべての皆さんに感謝したい。

審査がおわると、恒例となっているが、
江島副社長の部屋で、
立ててもらったばかりの抹茶をいただき、懇親。

今回、私は、組織マネジメント論を少し話した。
アンリ・ファヨールからヘンリー・ミンツバーグまでの経緯。
この歴史的認識が、日本のビジネス社会で、
正しく行われていない節がある。

最後に、本社一階の「社是」の前で3人で写真。
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伊藤園を後にして、八丁堀へ。
三井食品㈱本社へ。

水足眞一代表取締役社長との対談。
月刊『マーチャンダイジング』の連載企画。

食品卸売業のトップマネジメントの皆さんと、
マーケットの状況を俯瞰しつつ、
「医食同源」の中身を深掘りする。

第1回は、国分㈱専務取締役の國分晃さん、
第2回は、㈱菱食代表取締役の中野勘治さん。
そして第3回が、三井食品の水足さん。
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2000年に食品卸の㈱小網と三友食品㈱が合併し、
三友小網が誕生。
2004年、三井食品㈱と社名変更して、
現在にいたる。

小網は1928年創業、三友食品は1929年設立。
ともに歴史のある会社だったが、
その2社が三井物産の元に統合され、
水足さんは2004年の社名変更のときから、
この会社の社長に就任した。

2006年から「新創業」を標榜し、
現在も先頭に立って、次々に改革を進める。

長らく三井物産で食品の調達にかかわったこの道の専門家。
だから食品に対する造詣の深さは群を抜く。
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語り出したら止まらない。

対談のつもりが、
完全にインタビューと化し、
しかしそれがとても心地よかった。

アメリカやヨーロッパの食生活や消費の本質から、
日本における食品産業の展望まで、
話題は世界を駆け巡った。

私は、水足さんご自身が、
「食べている、生きている、存在している」ことを、
強く感じた。

その上で生活者、消費者の動向を読み取る。
それが食品ビジネスの展開につながる。

現状の認識。
第1に、消費者の生活防衛は「意識」から「行動」に移ってきた。

しかし第2に、倹約・節約意識は、「もったいない」から、
「MOTTAINAI」へと変化してきて、
その結果、「ケチ」が恥ずかしいことではなくなった。

そして第3に今度は、「MOTTAINAI」が「エコロジー」につながる。

3つの動向をいかにビジネス化するか。

この根本認識は、極めて正確だ。

私は、持論の「藩単位」の消費論を展開した。
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江戸時代の藩の食生活風習が、
実は根強く残っている。
コモディティ商品群は全国化、グローバル化しているが、
ノンコモディティ商品は明治時代の「廃藩置県」の前の段階。
だからローカルチェーンは、まず、
藩の単位でドミナントを築くべきであるし、
それを実践している企業の成績が良い。

水足さんは、これに対して、断じた。
「風土の数だけフードがある」

私たちの考察は、一致をみて、終了。
90分が、ほんとうに「あっ」という間に過ぎた。

詳しくは、月刊『マーチャンダイジング4月号』をご覧いただきたい。
3月20日発行予定。
いずれ、商人舎ホームページで再掲載したいとも思う。
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月刊『マーチャンダイジング』編集長の宮崎文隆さんも、
ドラッグストア業界の食品戦略について補足してくれた。

ピーター・ドラッカー先生は、
knowledge technologistと称した。

水足さんはまさにそれだった。

しかしその上で水足さんは、
ドラッカー先生いうところのknowledge managementとなった。

歯に衣着せぬ発言は、
卸売業トップマネジメントらしくは、ない。

なぜか。

ここに、水足さんのknowledge technologistの真骨頂があるからだ。

technologistの要素を失わないtop management。
それが水足眞一さんだと、私は思った。

いい対談だった。
いや、いいインタビューだった。

水足さんに、心から感謝。

<結城義晴>

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