結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年11月09日(金曜日)

UAゼンセン発足直後、万代ユニオン15年記念講演と店舗視察

『常盤勝美の2週間天気予報』
商人舎ホームページの人気ブログ。
その常盤勝美さんがfacebookで【速報】。
「気象庁、エルニーニョ現象終息宣言!」

そしてコメント。
「暖冬の確率がちょっと低くなった感じです」

昨日今日と大阪で、
快適な秋を感じていたが、
夜には急に寒くなった。

暖冬だと思っていたら、
やはり冬は寒そう。

それはそれで営業には、追い風だ。

月刊雑誌『WEDGE』11月号の連載、
『経済の常識vs政策の非常識』の著者は、
早稲田大学政治経済学部教授の原田泰さん

「日本人の付き合いは浅いといった友人がいる。
ゴルフや宴会をしても相手の能力は分からない」
これ、実は私も同感。

「分かるのは困難な仕事を一緒にすることだ」
またまた、同感。

「政治家であれば、
言論によって民衆を感動させる。
政敵を圧倒する。
反対派を説得する。
懐柔する。
圧力をかける。
魅力的な政策を訴える。
官僚機構を動かす。
財界を納得させる。
あるいは、官僚や財界の言いなりになっているだけだが、
あたかも自分のイニシアチブでしているように見せる。
これらのことを、一緒にすることを通じて相手が分かる」

困難な仕事を一緒にする。
これこそ人を育て、人を見分け、
人を選ぶ一番の方法だ。

さて、昨日は、
万代ユニオン第15回定期大会での講演。
午後13時過ぎに大阪に入り、
弁天町のホテルベイタワー大阪へ。

万代ユニオンはUAゼンセンに属している。
11月6日にUIゼンセンと日本サービス流通部会が合併し、
「UAゼンセン」が発足したばかり。

2500組合、141万の組合員。
これは世界最大の労働組合。

流通部門だけで500組合超、
78万人がその傘下に組織されている。

この日は、万代ユニオン設立15周年の記念大会。

2012年度の事業報告、
2013年度の施策報告を終えた会場に、、
㈱万代の加藤徹社長をはじめとする経営幹部とともに、
私も来賓として参列。
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各店の社員リーダー、パートリーダー180名ほどが集まっていた。
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来賓として挨拶した加藤徹社長
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若い組合リーダーたちに、
労働組合の存在意義、
会社とのかかわりを真摯に語りかけた。

そして16時から、私の記念講演。
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テーマは
「店は客のためにあり、
店員とともに栄える」

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Prologueは「働くこと」
〈結城義晴著『メッセージ』より〉

「働くこと」への深い理解が求められている。

働くことの中身、
働くことの実態。
働くことの動機、
働くことの目的。

そして働くことの喜び。

どんな環境の中で働くか。
どんな時間帯に働くか。
どんな制度の中で働くか。
どんな会社で働くか。

そこからどんな働き甲斐が生まれてくるのか。

私たちは誰もが、このことに対して、
自分なりの回答を用意しておかねばならない。
それなくしては、企業活動も、組織運営も、
日常生活も、まっとうできない。

経営者は従業員に、
上司は部下に、
会社はパートタイマーに、
明快な「働くこと」の意味を示さねばならない。

そして従業員は経営者に、
部下は上司に、
パートタイマーは会社に、同じように、
明快な「働くこと」の意思を伝えねばならない。

「働くこと」を通じた意思疎通は、
「労働」への
深く、謙虚な理解から
生み出されるのである。

ウェッブ夫妻による定義。
「労働組合とは、
賃金労働者が、
その労働諸条件(生活諸条件)を
維持または改善するための
恒常的な団体である」

そして労働組合の3つのムーブメント
(1)レーバー・ムーブメント
(2)コーぺラティブ・ムーブメント
(3)ポリティカル・ムーブメント

若い職場リーダー、パートリーダーの皆さんに、
労働組合の定義と役割、
健全な労使関係などを分かりやすく講義。

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後半は、FORTUNE「働きがいのある企業」に共通するもの、
インディペンデントカンパニーの優位性、
そして顧客満足と従業員満足について、
持論を展開。
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万代ではさまざまな場面で講演をしているが、
若いリーダーたちに話すのは初めて。
できるだけ丁寧にわかりやすく講義した。
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ご清聴、感謝。

そして場所を変えて記念レセプションパーティ。
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副委員長の櫛田育子さんが開会あいさつ。
経営トップを前に堂々とした話しぶり。
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来賓代表あいさつでは副社長の山下和孝さんが、
年末商戦に向けて檄を飛ばした。
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そして元気に乾杯。
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万代ユニオン委員長の西条俊幸さん。
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UAゼンセン流通部会総合政策部長の西村正光さん。
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加藤徹社長とは固い握手。
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そのあとは来賓の万代取締役・執行役の面々と写真。
まず阿部秀行さんと黒田久徳さん。
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アメリカでは本格ラーメンが大人気。
そんなアメリカの土産話を披露。
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左から吉川秀樹さん、黒田智さん、芝純さん、河野竜一さん。 20121108234018.jpg

そして下岡太一さん。
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気づかないうちに守護霊のように、
背後から忍び寄ってきた山下さん。
まったくお茶目な人だ。

その山下さんと大阪の夜景を背景に。
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大阪の夜景を肴に、
昨夜は美味しい酒を飲みすぎた。
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そして今日は大阪和泉エリアの店舗視察。
コープ和泉中央店 。
10月11日にオープンしたばかりの、
いずみ市民生協の意欲店。
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大阪ではちょっとした話題の店舗。
サービス&クォリティ型として、
これから詰めるところは多いが、
その意欲は大いに買いたい。

小型ディスカウントストアのサンディ和泉観音寺店。
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アルディ・タイプの小型ディスカウントストアだが、
プライベートブランドがもっと増えてきたら本物。

万代和泉中央店。
300坪タイプの高効率小型店。
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万代万町店は450坪型の強力な店舗。
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ドラッグストアのコクミンが隣接して出店。
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別当ではしまむらが出店しているが、
しまむらと万代は商品ライン・価格ラインの統一が図られ、
ベストパートナーとなっている。
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さらにメガネの愛眼が入って、
ネイバーフッドタイプのショッピングセンター。

この和泉中央エリアには、
今後半年で、西友、トライアルカンパニー、
大黒天物産などディスカウント派の出店が、
続々と続く。

厳しい競争が待っている。
各社の底時からが問われるとき。

その後、一気に高速道路を走り、
万代の最新小型店の森河内店を視察。
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売場面積270坪でライフと200メートルくらいの競合。
大阪も競合だらけだ。

臨店中の第一営業部長の圓石一治さんを挟んで、
今日一日案内してくれた黒田久徳さんと三人で写真。
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アメリカの視察も楽しいが、
日本の店舗を見て回るのも楽しい。

私は店が大好きだ。
なぜか。

「店は客のためにあり、
店員とともの栄える」のだから。

帰国3日目でも、
店を回ると元気になる。

ありがたい。

<結城義晴>

2012年11月08日(木曜日)

オバマ大統領再選と2012年年末商戦の「北風と太陽」

バラク・フセイン・オバマ大統領再選。
今回の選挙で獲得した選挙人数、
303人対206人で圧勝のように見えたが、
得票率は50%対48%。

薄氷の勝利だった。

CNNの出口調査では、
黒人層で93%、
中南米系71%。
しかし白人層の支持率39%。

女性55%、30歳未満の若年層60%。

勝利の理由。

時が味方した。

まず経済指標の改善。
小売業売上高は9月まで3カ月連続プラス。
雇用統計も雇用者増17万1000人で失業率低下。
さらにハリケーン・サンディ来襲と、
その復旧の迅速さ。

7年前のカトリーナ被害のときは、
政府の対応がひどく遅れたが、
今回はその学習効果が出た。

経済や小売業の復活、
失業率の回復、
さらに天候までが、
オバマ再選を後押しした。

天が味方した。

「始めたことを終わらせる」
ノーサイドの今、その意気で頑張れ。

今日は朝から、
新幹線で大阪へ。

富士は雪を頂き、
美しかった。
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私はやっと、
日本に帰ってきた気がした。

さて日本に帰ってきてから、
12月商戦の厳しさを、
あらためて感じさせられる。

このままいったらどうなるのか。

そこで私なりにふたつの提案。

第1は基本的な考え方。
「北風と太陽」
イソップ物語。

北風と太陽が、
旅人の上着を脱がせる勝負をした。
北風が力いっぱい吹いて、
旅人の上着を吹き飛ばそうとする。
しかし旅人は風が強ければ強いほど、
上着をしっかり押さえて、
服を吹き飛ばされるのを防いだ。

太陽はさんさんと照りつけた。
旅人はその暖かさに、
自分から上着を脱いだ。

勝負は太陽の勝ち。

しかしこの話には、
あまり知られていない、
もうひとつのストーリーがある。
北風と太陽の勝負は二段階だった。

初めは旅人の帽子をとる勝負だった。
こちらは太陽が照りつける。
旅人は日差しの強さに、
帽子をしっかりかぶって脱がなかった。

北風が全力で吹くと、
帽子は簡単に吹き飛んだ。

第二の勝負が上着を脱がすこと。
それは太陽の勝利となった。

何事にも適切な手段がある。
最適の方法。

ある場合に、ひとつのやり方でうまくいっても、
他の場合には、うまくいかない。

その逆も、またある。

今日、㈱万代の子会社㈱トドクック社長の谷康一さんと話していて、
私はこの「北風と太陽」の話を思い出した。
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年末商戦に向けて、
「価格の風」を強く吹きかけても、
思ったほど売上げは上がらない。

かつては「価格の風」が効果を発揮した。
帽子の如き消費だったからだ。

しかしコモディティの低価格だけでは、
消費者の上着を脱がすことはできない。

では現時点での「太陽の作戦」とは何か。
もちろん高価格では、断じてない。

「最良のベーシック」の価格提案。
これは確かな考え方ではある。

ある顧客は帽子もかぶっているし、
上着も着ている。
マフラーも巻いているし、
ヒートテックも身につけている。

一方、ある顧客は丸裸に近い。

そんな顧客たちに、
北風でいくのか、
太陽でいくのか。

持てる手立てで、
ケース・バイ・ケース。

ピーター・ドラッカー教授の、
この考え方しかないのが、
今年の年末商戦だ。

第2の、もうひとつの提案。
アメリカではサンクスギビングデーが、
年末商戦の前段階となっている。
11月第4木曜日〈今年は22日〉が感謝祭。

その翌日の11月23日金曜日は、
「ブラック・フライデー」と呼ばれ、
単日では1年で最大の売上高を占める。

この日からの三連休が、
小売業・サービス業の最大の狙い目となっている。

日本ではまったく偶然ながら、
今年の勤労感謝の日が、
11月23日の金曜日。

24日土曜日、25日日曜日で、
給料は22日木曜日支給。

アメリカのサンクスギビングデーと酷似している。

私は今年、早仕掛けで、
年末商戦入りのピークを、
11月23日からの三連休に設定すべきだと思う。

それで、顧客の支持の最大化を図り、
12月24日のクリスマス・イブと、
12月30日の際の商戦に、
最後の勝負をかける。

あとはバラク・フセイン・オバマの如き、
神風の到来を祈る。

心がけがよければ、
あなたの店に、
「太陽と北風」が、
一緒にやって来てくれるに違いない。

<結城義晴>

2012年11月07日(水曜日)

オバマ勝利宣言「始めたことを終わらせる」と商人舎ツアー自由研修

バラク・フセイン・オバマ、
米国大統領選挙に勝利。

地元シカゴでの勝利宣言は、
「始めたことを終わらせる」
これはいい。

「残りの任期はあなた方の支持を誇りに、
我々が始めたことを終わらせるために、
私が出来ることをする」

「まだなすべきことは多い」

対する共和党のミット・ロムニー候補。
敗北宣言。
「私はアメリカ合衆国を信じる。
アメリカの人々を信じる」

これもいい。

「私たちは精一杯闘った」
「今は皆さんとともに、
大統領と米国のために祈りたい。
米国に神のご加護を」

ラグビーに「ノーサイド」という言葉がある。
試合が終了すれば敵味方なし、という意味。

この言葉がラグビーの基本理念であるところが、いい。

アメリカの大統領選挙も同じだ。
とても、いい。

一方、中華人民共和国。
明日の11月8日から中国共産党大会開幕。
胡錦濤(こ・きんとう)総書記から、
習近平
(しゅう・きんぺい)へ。
トップが交代する。

しかしこちらには国民の総選挙はない。

アブラハム・リンカーンの言葉。
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「人民の人民による人民のための政治」。
“Government of the people,
by the people,
for the people”

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1863年11月19日、
ゲティスバーグでの短い演説。

選挙によって選ばれた者が、
人民による政治を体現し、
それは人民のために行われる。

そしてこれは、
この地球から滅びることはない。
これは断然、いい。

お客様の、
お客様による、
お客様のための店。

そんなものができたら、いい。
イギリスのピープルズ・スーパーマーケットが、
それをやっている。

私は今、猛烈に、
イギリスに行きたい。

さてアメリカから帰って今日、
朝から短いコメント文を仕上げ、
講演のレジュメをつくり、
横浜の商人舎オフィスに、
3週間ぶりくらいに出社。

来週火曜日からのセミナー・テキストの最終仕上げ。
第2回商人舎ミドルマネジメント研修会。

実にいい内容です。

商人舎の勉強会や研修会は、
なるほど超ハードではありますが、
アメリカ視察研修会では、
自由行動の時間もある。

今日は誤解を避けるために、
それを報告。

ニューヨークの宿泊は、
インターコンチネンタルホテル。
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朝から、ジョギングやランニングを楽しむ人々。
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ハリケーン・サンディの影響で、
ニューヨークシティマラソンは急遽、中止となった。
毎年11月第1日曜開催。

だから私たちの滞在期間、市内には、
マラソン参加者があふれていて、
彼らのストレスはピークに達していた。
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セントラルパーク付近には、
そんなジョガーがたむろしていた。

サンディの影響で、
マンハッタンの南側の地区は、
電気や水道が遮断された。

だからひっきりなしに救急車や消防車が、
サイレンを鳴らして走っている。
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交通整理のポリスマンが車道に立っている。
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2001年の9・11同時多発テロから11年。
ワールドトレードセンターの跡地に建てられる高層ビルは、
来年完成。
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商人舎研修の途中、
アメリカのシンボル「自由の女神」を臨む。
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バッテリーパークの三人の銅像。
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The American Merchant Mariners’ Memorial。

第二次世界大戦時、
ドイツ潜水艦の攻撃で沈没するアメリカ商船から、
仲間を助けようとしている場面。

その向こうに自由の女神が見える。

マーチャント・マリナーズが、
平和のシンボルであるところに、
私は感慨を覚える。

最終日は、午後から自由研修。
みんな、思い思いに街に繰り出す。
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サイト・シーイングのバスで遊覧する時間はない。
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五番街の角のパフォーマンス。
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アップル・ストア。
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しかし、セントラルパークの散歩くらいできる。
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パークの入り口には馬車。
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しかしこれに乗る余裕もない。

ひたすら歩く。
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ベンチでひと休みする㈱サンエーの面々。
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かわいいリスも出てきてくれた。
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メトロポリタン美術館。
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パフォーマンスのコーラス隊。
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メトロポリタンからセントラルパーク沿いの5番街を歩く。
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フィリック・コレクション。
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私はこの簡素な美術館で、
三点のフェルメールなど楽しんだ。
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ロックフェラーセンターのアイススケート場。
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星条旗がたなびく。
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五番街の激戦地を訪れる。
まずルイ・ヴィトンの店。
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こちらは安定。

アメリカを代表する「世界のギャップ」
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スペインのザラ。
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スウェーデンのH&M。
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アメリカのアバクロンビー&フィッチ。
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この店は、行列。
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しかし日本代表ユニクロは大健闘。
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「ジャパン・テクノロジー」をアピールするユニクロは、
健闘というよりも、アバクロと並んで絶好調。

最後にタイムズスクェア。
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夜にはこの付近で、
ミュージカルやジャズを楽しむことができる。

最終日の夜、
有志が集まって「Docks」へ。
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シーフードの店。

カンパイ。
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こちらのテーブルでも、乾杯。
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みんな、一言ずつスピーチし、
最後の浅野秀二先生と私が挨拶。
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たのしいパーティ。

その後、またまた有志で、
エンパイヤステートビルディングへ。
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ブラックマンデーのあとの1931年の竣工。
地上443.2メートルは現在世界最高。

320メートル付近の86階展望台からは、
360度のパノラマ夜景が見えた。
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私は1978年に、
初めてニューヨークにやってきたとき以来。
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最後まで残った有志たちもうれしそう。
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地上に降りて、
入り口で最後の写真。
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商人舎研修会も、
ハードな勉強ばかりではない。

“Tour of the people,
by the people,
for the people”

なのです。
そこんとこ、よろしく。

<結城義晴>

2012年11月06日(火曜日)

14泊16日のアメリカの旅から帰国して考えること、感謝すること

帰国しました。
14泊16日のアメリカの旅から。

10月上旬には5泊7日のアメリカ行きがありましたから、
都合23日間、アメリカに滞在していたことになります。

その間、10月31日には、
ハロウィンがピークを迎え、
巨大ハリケーン・サンディが東海岸を襲い、
大統領選挙戦が展開されました。

今、この時点で、選挙が始まっています。
バラク・オバマ有利とか。

私はつくづく、アメリカの小売業が、
あらゆる面で大きな変化を遂げていることを、
あらためて感じとり、考えさせられました。

小売店舗はコンベンショナルな「業態」から、
イノベーティブな「フォーマット」の競争に変わり、
ショッピングセンターは、古典的な4つの形式から、
新しいパワーセンター、
ライフスタイルセンター、
そしてアウトレットセンター
へと、
主力のフォーマットが変わりました。

レース型競争から、コンテスト型競争に変わり、
ディスカウント軍団はさらにディスカウント色を強め、
クォリティ&サービスのフォーマットは、
一段と、それを磨き上げてきました。

商品はコモディティ化が進み、
プライベートブランドのシェアが、
目に見えて高まってきました。

何度目かの大きな節目、
巨大な潮流の変化が、
アメリカの消費社会に訪れ、
それが小売サービス業に、
変容を求めています。

それは日本にも訪れています。

日本はアメリカに遅れていて、
アメリカのようになる。
そうは思いません。

しかしアメリカの変化は、
日本の流通業に対して、
貴重な示唆を与えてくれます。

ピーター・ドラッカー教授は言っています。
「既に起こった未来」
それがアメリカにあります。

明日のために今日、何をするか。
未来のために今、何をするか。

その今日の在り方を、
アメリカは教えてくれるし、
考えさせてくれる。

だから私たちは、
帰国してから、
再度考えねばならないし、
それを行動に移さねばならない。

決意を新たにするばかりです。

さて、昨日は朝、6時集合、出発。

暗いうちにバスに乗り込んで、
インターコンチネンタルホテルからラガーディア空港に。

バスのなかで最後の講義。
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Epilogue「イノベーション」
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自分が変わらねば、
仲間を変えることはできない。
自分が変わらねば、
職場を変えることはできない。

自分が変わらねば、
店を変えることはできない。
自分が変わらねば、
会社を変えることはできない。

私の持論。

私自身、この5年間に、
大きく自分を変えた。

今も自分の行動を、
自分の環境を、
自分の仕事を、
変え続けている。

それが現代人の生き方だと思っている。
そしてそれが幸せの素を築いてくれる。

ラガーディア空港からは、
マンハッタンが見える。
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空港のラウンジで昨日のブログを書いて、
アメリカン航空に乗り込む。
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ニューヨークの空には厚い厚い雲海。
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ハリケーンのあとで、
台風一過の秋晴れだったが、
寒気団に覆われてニューヨークはひどく寒かった。

その後、また雲に閉ざされた北アメリカ東側。

雲の切れ目が鮮明。
それは気団の境目を表わす。
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そして海岸線が見えてきた。
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またまた雲海。
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その雲海の上に丸い虹が表れ、
そのなかに機体の陰がうっすら。
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不思議な光景。
「ブロッケン現象」

そしてまた雲の塊。
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やっとシカゴのフリーウェイが現れた。
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そしてシカゴの街。
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ここでいったん降りて、
国際線に乗り換え。

シカゴ・オヘア空港。
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ロビーで解団式。
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イノベーションは、
焦点を絞り、単純なものにする。
小さくスタートする。
そして最初からトップの座をねらう。

そのイノベーションを見せてほしい。

まずは自分の行動から変えよ!

人間には4つの特性がある。
第1はPersonality [個性・性格]
第2はPreference [好み・嗜好]
第3はBehaviors  [行動・態度]
そして第4はPerception [認識・知覚]

この中で、
個性・性格や好み・嗜好は変えられない、
変える必要もない。

PersonalityとPreferenceの強みを、
活かし、伸ばすところから、
ポジショニング戦略は始まるくらいだ。

しかしBehaviorsは変えられる。
そしてそれがやがてPerceptionを変える。

行動は自分で変えられる。
今、すぐにでも、変えられる。

まず、その行動を変えよう。
人間がイノベーションを引き起こすからだ。

私は訴えた。

そして全員で記念写真。
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2012年度のアメリカの研修、
これにて完了。

みなさんありがとうございました。

パートナーの浅野秀二先生と握手。
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安島英城君とも握手。
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浅野さん、安島君は、サンフランシスコに帰る。

私たちはアメリカン航空に乗り換えて、
一路、東京・成田空港へ。
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真っ青な空と真っ白な雲。
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朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

今月の商人舎標語。

素晴らしい旅だった。

アメリカ合衆国に感謝、
アメリカの人々に感謝、
アメリカ小売業に感謝。

また、来ます。
よろしく。
(まだまだ続きます)

<結城義晴>

2012年11月05日(月曜日)

ニューヨーク直撃ハリケーン・サンディ去り、繁盛する店・衰退する店

Everybody! Good Monday!
[2012vol45]

2012年第45週。
11月第2週。

日本は文化の日と日曜の連休が明けて、
今、大学などは文化祭の真っ盛り。

立教大学の学園祭も、
池袋キャンパスでは11月2日(金)~11月4日(日)、
新座キャンパスでは11月3日(土)・11月4日(日)。

私はもちろん参加できないけれど。

一方、ニューヨーク。
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商人舎USA研修会経営戦略コースのメンバーは、
ウォール街のワシントン像の前で、
元気いっぱい。

貴重な体験も重ねた。

ハリケーン・サンディが去った後、
マンハッタンの南側には、
大きな傷跡が残された。

ウォール街はマンハッタン島の南の端にあるが、
ハリケーンのために水没。

小売業・飲食業など、
3日の土曜日まで、
電気や水道が回復せず、
昨日の日曜日にやっと再開。

その分、ミッドタウンは、
人の波、大混雑。

街中を救急車や消防車が、
サイレンを鳴らして走り回る。

南側は信号機も作動せず、
ポリスマンが交差点に立って交通整理をしている。

私たちの宿舎は、今回、
インターコンチネンタルホテル バークレー。
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格調が高くて、落ち着きのあるホテル。
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ニューヨークには2泊3日だが、
安心してくつろげるホテル。

ロビーも心地よい。
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さて、ワシントンDCからアムトラックで、
ニューヨーク・ペンシルバニア駅に到着して、
すぐに目的地を変えた。

初めは南側のダウンタウンを訪問する予定だったが、
コロンバスサークルのホールフーズを訪れた。
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ホールフーズの2011年度の年商は101億0800万ドル。
分かりやすく、1ドル100円で換算すると、
1兆0108億円となる。
店数は311。

さて、ワーナータワーの地階の店。
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顧客でごった返していた。

ゴンドラアイルも満員電車のように込み合っている。
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棚はガラガラ。
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ホールフーズでは本当に珍しいこと。
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デリ売り場にも、人が殺到。
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寿司コーナーは、総動員で対応。
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レジも当然、長い列。
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そして混雑。
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フードコートでは席が探せない。

ハリケーンの影響を考慮して、
日本からの観光や視察のツアーは、
多くがニューヨークを避けたようだ。

しかし、小売業・サービス業の勉強には、
サンディが去った後の状況を、
自分の目と耳で確認するのが良い。

ホールフーズで昼食をとりながら視察し、
その後、イースト・リバー・プラザを訪れた。

2010年7月に、
マンハッタンのミッドタウンにオープンした商業集積。
ディスカウント業態ばかり集めたパワーセンター。
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多層階の駐車場は1248台。
マンハッタンでは驚異的な威力を発揮する。
施設総面積は約4万5000㎡。

「絶対に成功する」
私はこの施設を、そう言い切っているが、
案の定、大繁盛。
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1階のコストコ。
コストコは8月末決算。
最新の2012年度の決算発表では、
年商970億6200万ドルとなった。
店舗数は598。

約4000坪ワンフロアの売り場の通路は、
大型カート満杯に買い物した顧客でごった返す。
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レジもいっぱいで、
そのレジ待ちの行列が、
主通路の店の3分の1ほどまで続く。
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店舗入り口では、
店員が商品チェックに忙しい。
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2階のターゲット。
この企業はウォルマートの向こうを張る同業態ライバル。
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ターゲットの年商は698億6500万ドル。
1763店舗を展開。

ターゲットもレジが満開で、
大繁盛。
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食品売り場は狭いが、
顧客が押し掛ける。
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棚は品切れだらけ。
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こちらも。
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こちらも。
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ハリケーンの脅威に、
買いだめ需要が高まった。
さらに配送が間に合わず、
品切れ続出。

小売業がライフラインの役目を果たしていることを、
あらためて認識させられた。

このパワーセンターは、
地階にペッツマート。
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3階にオールドネイビー。
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ギャップのロープライス・フォーマット。
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この店もレジは行列。

4階にはオフプライスストアのマーシャルズ。
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この店も、ステータスブランドのディスカウントで、
熱烈な信者を集める。
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ターゲットの隣は、
キッズタウンという子供服店が早くも撤退し、
アルディが入居。
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年商92億1800万ドル、店舗数は1195と急増中。
レジがこんなに混んでいるアルディは、
アメリカでは初めて見た。
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3階の全米家電チェーン第1位のベストバイも、
1年で退散。
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Always Open BestBuy.comのコピーがむなしい。
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「ベストバイのネットショップはいつも開いています」
それはこの店舗は弱かったと自ら認めたことになるからだ。

ディスカウント業態でなければもちろん、
安売り店でも、際立って強い企業でなければ、
ショッピングセンターのなかで生き残れない。

けれど、コストコやターゲット、アルディは、
押すな押すなの大盛況。

そしてショッピングセンターの出口のあたりには行列。
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買い物したあとに長い行列に並ぶ。
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手ぶらでショッピングに訪れ、
大量に買い込んでタクシーで帰る。
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イーストリバーから吹き付ける寒風の中、
人々は黙々と待っている。

これもサンディの影響。

イーストリバーを臨む光景は美しい。
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左がブルックリン、右奥はダウンタウン。

サンディが及ぼした打撃からの回復は早かった。
バラク・オバマ現職大統領の選挙が有利に傾斜した。

そのなかで、
小売りサービス業のライフラインぶりも、
鮮明に浮き上がった。

しかし、混迷のときには、
顧客の支持を受ける者はさらに繁盛し、
カスタマーが遠のきつつある者は急速に衰退する。

厳しい競争を、私たちは思い知らされる。

何はともあれ、
こんな時にも店にやって来てくれる顧客には、
感謝しつつ、精進しなければならない。

今月の商人舎標語。
朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

では皆さん、
Good Monday!

<結城義晴>

2012年11月04日(日曜日)

ジジとAmtrakの旅 [2012日曜版vol45]

ジジです。
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おとうさんは、
ずいぶんながいこと、
アメリカにいってます。
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ワシントンDC。
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ユニオン・ステーション。
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おおきなチャーチのような駅。
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ワシントンからニューヨークへの旅。
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れっしゃの旅です。
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駅のキップうりばは、
ホテルのフロントのよう。
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うつくしい天井。
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駅にみとれてしまいます。
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ゲートをはいる。
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Amtrakといいます。
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ディパーチャーのボード。
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わかりやすい。
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おみせもあります。
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2まいで15ドル。
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左のアサカワさんがオバマ、
右のハシモトさんがロムニー。
二つで15ドル。

もうすぐ、1まいしか売れなくなる。
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ゲートB。
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まちあいしつ。
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のりこみます。
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れっしゃがまっています。
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11番ホーム。
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ながいながい、れっしゃ。
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Amtrak。
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おとうさんも、
のりこみました。
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3じかんほどの旅です。
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夜があけてきた。
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おおきなみずうみ。
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きしべのいえ。
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こちらにも。
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しゃしょうさんがきました。
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そして、さっていった。
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ペーパーをおいていった。
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れっしゃは走る。

ウィルミントンの駅をすぎる。
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街をこえて。
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橋をこえて。
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河をこえて。
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ペンシルバニアのおおきなまちに、
つきました。
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ここで停車。
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ペンシルバニアをあとに。
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そらも、くもも。
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すぎていく。
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また橋をこえて。
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みずうみをこえて。
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おおきな河。
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れっしゃのなかを、みわたしてみる。
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みんなねています。
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そしてニューヨークがみえてきた。
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はんたいの窓から。
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さいごにうつくしい光景。
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つきました。
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れっしゃをおりた。
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おつかれさま。
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ニューヨー・ペンシルバニア駅。
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やっとついた。
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目のまえに
連邦中央郵便局。
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おとうさんの旅はつづきます。
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いざ、ニューヨーク。
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元気で帰ってきてください。

<『ジジの気分』より>

2012年11月03日(土曜日)

全米80位ハリスティーター社長フレッド・モーガントールに出会う

アメリカも日本も11月3日。
アメリカ・ニューヨーク市一帯は、
巨大ハリケーン「サンディ」の被害に遭った。

日本は文化の日。
しかし土曜日と重なった。

サンディの被害は広範だった。
小売店舗にも被害を及ぼした。

ウォルマートは直撃後は267店舗を閉鎖、
しかし1日で190店近くが回復。

小型店展開のウォルグリーンは、
最大750店舗閉鎖。

しかしこちらも1日で、200店以上を復活させた。

ウォルマートは2005年のカトリーナ来襲時に大活躍し、
その後、対策マニュアルも充実して、
「グローバル・エマージェンシー・マネジメント」セクション中心に、
今回も素早い対応だった。

私たちは今日、
ワシントンDCから鉄道で、
そのニューヨークに向かう。

昨日のワシントンDC滞在2日目は、
忙しかったし、サプライズの出会いもあった。

朝8時に専用バスに乗り込み、
ワシントンDC郊外のフェアファックスへ。
一昨日は東側、昨日は西側のエリアを視察。

ポトマック川には秋の日差し。
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フェアファックスまでの道中小一時間は、
もちろん車中講義。
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そして見えてきましたウェグマンズ。
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私が重要だと考える企業には、3回は訪れる。
ウェグマンズ2店目の訪問。
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地下の6400平方フィート(180坪)の酒売り場で話を聞く。
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応じてくれたのはアート店長。
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ワインは国別、品種別、価格別などの分類ごとに、
工夫のある提案。

ショップ入口にはお勧めの10ドル以下のワインのボリューム陳列。
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朝からの対応に感謝。
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インタビューへの感謝の意から、
皆、1本2本と次々にワインを購入。

フードサービス部門は昼食需要に合わせ、
料理の仕込みや陳列で忙しく立ち働いている。
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インストアベーカリー売り場で作業する二人。
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チーズとクリームをのせたパン種を、
一気にロールしていく。
お客の前で調理作業を行って目で楽しませる。
エンターテインメントそのもの。
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酒売り場と連動したワイン販促が売り場の随所にある。
店舗入り口では6ドルワインの提案。
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奥主通路のデリ売り場のそばでは、
10ドル以下ワイン、20ドル以下ワインの大量陳列。
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ウェグマンズでは食べる楽しさ、食べ物の美しさを、
商品で、メニューで、情報で、
そして体験させることでお客に訴えている。
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これはチーズのカッティング試食を告知するディスプレイ。
11月3日11時に実施と告知するパネルボード。
美しい書体で書かれている。
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さてニューヨーク州に本拠を置くウェグマンズの出店を、
迎え撃つのがハリスティーターとジャイアントフーズ。

先に向かったのは、ハリスティーター。
いわゆるアップスケール型を志向するスーパーマーケット。
年商48億2600万ドル、204店舗。
全米チェーンストアランキング80位。
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スーパーマーケットでは、
66位にウェグマンズ、
75位にセイブマート、
78位にウィンコ・フーズ、
そして82位の分解されたアルバートソンが位置する。

ハリスティーターもなかなかの企業。

売り場はショップ形式で構成されている。

各売り場にはデザインの異なる屋根や欄間を設けて、
独立した専門店の集合体に見せている。

入り口すぐに専門店のような花売り場。
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「ファーマーズマーケット」と呼ぶ青果売り場。
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デリやミート部門は対面式。
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アーチ形に凝った天井の下ではビールなどの酒を展開。
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視察中にサプライズ。
ハリスティーターの会長兼CEOのフレッド・モーガントール氏が、
部下を数人引き連れて臨店。

すかさず浅野秀二さんがあいさつ代わりのインタビュー。
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そして記念写真。私の隣がフレッド氏。
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さらにジャイアントフーズ。
オランダ・アホールドグループ傘下のアホールドUSAが運営する。
東海岸中部3州とワシントンDCでドミナントを図る。
ローコスト型のスーパーマーケット。
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入り口を入ってすぐの壁面にキャンベルスープのディスプレイ。
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店づくりはコンベンショナル型の典型。
そのリニューアルしたばかりの店舗。

価格訴求で固定客を持つ。
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改装直後で、設備は真新しいし、
床はピカピカ。
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ジャイアントフードはこの地元エリアで
最も高い市場シェア率、32.0%を誇る。

処方箋薬局にはしっかりとお客がついている。
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それにしても、店内にスタッフの数が多いし、
売り場が整然としている。
こちらもCEOでも来るのかと思いきや、
ライバルのフレッド・モーガントール氏の臨店情報が伝わっていた。

アメリカでもトップの店回りは大騒ぎとなる。
競合企業までも巻き込んで。

そしてウォルマート・スーパーセンター。
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ウォルマートはCEOの店舗訪問でも、
ひっそりと単独行。
大騒ぎはしない。

私、かつて静岡の沼津店で、
第3代目CEOのリー・スコットに出会った。

通訳を一人だけ連れて、
突然の訪問だった。

そのウォルマートの改装したばかりのスーパーセンター。
なぜかロゴの花びらのマークが小さい。
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入ってみて驚いた。
売り場のいたるところで、
意欲的な実験がなされていたのだ。
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ノンフードの売り場はアクションアレイ・スタイル。
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陳列線が通路側を向いている。
コーナー化した売り場。

生地のカッティング販売の売り場は大きなスペースがとられていた。
お客の相談にアドバイスしながら対面で販売する。
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食品売り場もさまざまな仕掛けが施されている。
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生鮮食品の動線にアクションアレーを増やしたり、
斜めにオープン平ケースをセットしたり。

実験をしておいて、
データをとりつつ、
改善を試みる。

成功したら水平展開をする。

私は何よりもウォルマートの意欲を感じた。
「完全復活」は結果の数値がよくなることではない。
イノベーションの気運が、
社内に盛り上がることなのだ。

この店、しばらくは定点観測が必要だ。

次にウォルマートのそばのウェグマンズへ。
3店目の視察。

私は野菜中心のデリメニューとスープでランチ。
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フードサービス部門では、ターキーの試食販売のデモ。
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早くも、感謝祭に向けて、
メニュー提案をしている。

さらにカフェへの階段には、
「ファミリー・ムービー・ナイト」のお知らせ。
ウェグマンズカフェで映画を見ながら、
食事をしてもらおうという販促。
地元密着の企画だ。
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そんなことに感心しつつ晩秋の空を見上げる。
風が出るとやはり冷える。
ダラスの28度が懐かしい。
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郊外エリアの視察を終え、
ダウンタウンに戻る。
まずはトレーダー・ジョー。
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入り口にはジョージ・ワシントンの、
ハワイアンスタイルのイラスト。
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店内はごらんのように大人気。
レジには長蛇の列。
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奥主通路までお客が並ぶ。
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まだまだ並ぶ。
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一列に並ばせて長蛇の列になっても、
お客は文句ひとつ言わないし、帰らない。
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記念に店頭で写真撮影。
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そしてワシントン最後の視察店ホールフーズ。
店のそばで消防車が集まって大渋滞。
何やら、不穏な雰囲気。
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それでも店は相変わらず大繁盛。
店内ツアーをしてもらう。
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多層階店舗に必ず設置されているエスカレーター。
カートは右のレーン、
お客はエスカレーターで上がる。
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これ、ダラスのウォルマートでも採用していた。
スーパーセンターとサムズの2層店舗で、
1階と上階をつなぐエスカレーターが同じもの。
多層階店舗のカートショッピングを便利にする設備。

われわれは普通に地上階へ上がる。
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そしてキャロリン・ジェシカさんとツーショット。
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ついでに参加者を代表し、独身の安島英城くんも。
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ワシントンDCの店舗視察も無事終了。
せっかくワシントンDCに来て、
何も見ないのはもったいない。

リンカーン記念館に行ってみようと、
バスに乗車した途端に、エンジントラブル。

全く回復の見込みなし。
代わりのバスが来るのを待っていたら、
時間が間に合わない。

そこで歩いて向かうことにした。
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これが疲れた体にはいい刺激になった。

街並みを眺めながらの散策は、意外に好評。
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見えてきました、
パルテノン神殿のような、
白亜のリンカーン記念館。
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お決まりの階段での全員記念写真。
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団長の重田博さんと写真。
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㈱ユニバース取締役商品部長。

代車がやってきた。
昨日の派手なバス。
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その車窓から見たメモリアルタワー。
晩秋の空、雲、木々。
ワシントンDCは美しい街だ。
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そしてホテルに戻ると早速、
第3回セミナー。
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コモディティとノンコモディティの商品戦略、
企業のマーチャンダイジング戦略、
PB商品の整理と開発の課題などなど、
商品問題を中心に2時間。

途中、滑舌があやしくなったり、
笑いが抑えられなくなったり、
少々疲労によるハイテンション。
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今日は、バストラブルもあったが、
参加者の皆のおかげで、
無事に一日を終了。
今日も充実していた。

11月の商人舎標語。
朝に希望、
に努力、
夕に感謝。

<結城義晴>

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コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

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(イーストプレス刊)

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