結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年03月17日(月曜日)

小保方論文問題の出典と引用、「おもてなし」の生産性と戦略論

Everybody! Good Monday!
[2014vol11]

2014年第12週、3月第3週。

春本番になってきました。

商人舎Magazine、
Weekly商人舎の月曜朝一、
「今週の販促企画」に、
春分の日のことが丁寧に書かれているが、
今週金曜日はその「春分の日」。

そして金・土・日が三連休。

PromotionとMerchandisingを、
きちんと結びつけた行動計画を、
つくってほしい。

最近、強くそのことを思う。

そこでWeekly商人舎週間特別企画で、
新連載をスタートさせた。

脱「販促企画書」の「マーケティング企画」づくり
第1回は5月の「母の日」企画

㈱流通総合研究所代表取締役の金田正裕さんに、
力を込めたご提案をいただく。

金田さんは1971年、
水産界の名門・北海道大学水産学部卒業、
同年、㈱ダイエー入社。
その後、商品統括本部で鮮魚部門バイヤー、
スーパーバイザーを歴任、
Kマートプロジェクト室を最後に、
1981年に退社し、
同年、㈱フレッシュフード研究所を設立。

このころ私は、
月刊『販売革新』編集記者で、
金田さんと組んで、
「最新鮮魚マーチャンダイジング」を、
毎月、試行錯誤しながら連載し始めた。

その後、金田さんは1991年、
㈱流通総合研究所を設立。
さらに1996年、㈱金田流通研究所を設立し、
現在、両研究所代表取締役。

久しぶりに金田さんに、
今度は『商人舎Magazine』にご登場いただく。

乞う! ご期待。

月刊『商人舎』と商人舎Magazine。
どんどん現場の問題解決を、
テーマにしていきます。

さて小保方晴子さんの「STAP細胞論文」。
理化学研究所ユニットリーダー。
私自身は論文を読んでいないし、
テレビの記者会見も見ていない。
新聞報道やテレビ報道の一部しか見ていない。

ましてや早稲田大学の博士論文など、
目にする機会はない。

つまりは全部、伝聞情報。

だから伝聞したことへのコメント。

通称「コピペ」をそのまま論文に転用して、
自分の文書や自分の考え方と、
詐称することは許されない。

しかし出典を明らかにして、
引用することは当たり前に行われる。

分野によっては、
9割がた引用という論文さえある。

その論文の価値評価は別にして、
それもまかり通っている。

しかし、この出典の明示と、
引用の作法を怠ったとしたら、
それは論文として破棄される。

論文に限らない。
単行本でも、記事でも、ブログでも、
平気でコピペして、
自分の文章の如く、
公開しているものがある。

結城義晴の毎日更新宣言も、
数年前、ある青年会議所のリーダーが、
毎日、一部をコピペして、
自分のブログの如く装っていた。

かなり名の通ったブログでも、
ちょっと売れたビジネス書でも、
確実に著作権法に引っかかる、
危ないものがある。

小保方事件の問題点は、
このことが「ノーベル賞」レベルの研究で、
行なわれたと言われているところにある。
理化学研究所の「悪しき官僚化」も感じられる。

だからといって、
「STAP細胞」の考え方自体は、
もったいないくらいに、
ユニークで価値があると、
門外漢ながら、私は思う。

さて今朝の日経新聞『経済教室』。
柳川範之東大教授の講義。
「『おもてなしの心』、生産性は?」

アベノミクスの第3の矢は「成長戦略」。
ここで「サービス分野の生産性向上は大きな課題だ」。

「日本経済に占めるサービス業の比率は約7割」。

日本のサービス業の生産性は高くはない半面、
「おもてなし」は優れている。

柳川教授は、「おもてなし」を定義する。
「利用者ニーズに合った
きめ細かいサービスの提供」。

そのうえで、指摘する。
「実際には、日本のサービス業の生産性は
水準、上昇率とも製造業に比べ低く、
おもてなしが効果を発揮しそうな卸・小売・飲食も
主要国と比べて見劣りする」

しかし柳川さんは、
ここから次々に研究者の見解を紹介。
まず慶応義塾大学の中島隆信教授の指摘。
「金銭的価値だけでなく、
消費者の満足度も反映して計算すると、
実はサービス業の生産性はさほど低くない」

次に経済産業研究所の森川正之副所長の実証研究。
「製造業に比べ業種や事業所によって
生産性のばらつきが大きいうえ統計が未整備で、
一般的なマクロデータから計測するのが難しい」

そのうえで、パズルを解くカギを紹介。
それは「ギフト(贈与)の経済学」。

ここでまた研究者の見解を紹介。
カリフォルニア大学のジェームズ・アンドレオーニ教授。
「実験により寄付行動の理由や影響を研究」。
さらにシカゴ大学のジョン・リスト教授。
「社会の中で実施する実験などで
チャリティーの動機を明らかにしたり、
寄付額が株価動向に左右され、
下降局面より上昇局面に強く反応することなど
興味深い分析結果を発表している」

それを総括する。
「これらの研究ではギフトの動機として
利他的動機、自己満足、
将来の信頼関係の確保などが
挙げられている」

そして中間総括。
「我が国のサービス業では、
実はサービスの販売だけでなく、
同時にある種のギフトを
提供している面が強い」。

「販売したサービスに加えて
ギフトのサービスを提供すれば、
当然売り上げはコストに比して相対的に低くなり
統計的な生産性は下がる。
これが日本のサービス業の
基本的な構造なのではないだろうか」

こういった推論をしていく。
そして「長期的利益につなげるギフト」
戦略性を問う。

「目先の利益にとらわれず
長い目でサービスを提供するのは重要だが、
場当たり的では意味がない。
投資として捉えるなら、
どう将来の利益に結びつけるかを
考える必要がある」
このあと、
「IT(情報技術)化とオープン化」が
論議されるが、それは割愛。

結論。
「『おもてなし』は素晴らしい。
だが国や企業にとって、
自身の強みの源泉を整理し、
環境変化に合わせて
バージョンアップしていくことは
必要不可欠な戦略なのである」

と、ここまで、
日経新聞2014年3月17日版の
「経済教室」から引用し、
中身をダイジェストした。

そして私のまとめ。
これも引用。

気配りを見せぬ気遺ひ暖かし
〈2014年3月16日日経俳壇より いわき・坂本玄々〉

「お・も・て・な・し」を、
企業戦略でとらえることも、
悪くはない。

しかし俳句のほうが、
その本質を表わしていることも、
まま、ある。

では、みなさん。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2014年03月16日(日曜日)

ジジと3Dフィギア[日曜版2014vol11]

ジジです。
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日ざしがあたたかい。
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ほんとうに、ねむい。
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春眠暁を覚えず。
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ちょっと、だらしない?

ねむっているうちに、
空の色がかわる。
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ほらね。
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春の夕。
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おうちのまわりも、
かわってきました。
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葉がげんき。
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花もげんき。
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それでいて、しずか。
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こちらも。
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しだれウメ。
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いま、まさに満開。
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花がひらく。
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うつくしい。
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季節のうつりかわり、
かんがえてみる。
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一瞬一瞬を、
たいせつにしたい。
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ところで、
ユウキヨシハルのおとうさん。
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きのうの晩、
フィギアをもちかえった。
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みどりいろ。
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ちいさいおとうさん。
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なんだかへんです。
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3Dコンピュータグラフィックで、
つくってもらったとか。
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これも一瞬をとらえたものですが、
ながくながくのこる。
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一瞬をたいせつに。
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おとうさんのフィギアは、
そんなことを、
いってるみたいです。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年03月15日(土曜日)

塩野七生「日本の再生」と岡村正「勝ちて和す」と3Dフィギアづくり

朝日新聞『オピニオン』欄。
「東日本大震災3年 これからを問う」

作家・塩野七生さんが語る。
「東北の再生は日本の再生でもある」
同感。

「これからは人間が主導権を握るのです」

「人間には希望が必要なんです。
最後に残るものは希望なんです」

結城義晴流にいえば、
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。

それでいて、
「大事なのは現実的であること、
具体的であること」

「ローマ帝国とヴェネツィア共和国は
それぞれ一千年にわたって栄えました。
なぜこうも長く続いたのか。
自国民のもてる力をこれだけ
活用した国はほかになかったからです」

日経新聞最終面の『私の履歴書』。
今月は東芝相談役の岡村正さん。

昨日のタイトルは「集中と選択」。
このなかで「勝ちて和す」を強調。
元西鉄ライオンズの三原脩監督の言葉。
「勝ってこそチームワークは生まれ、
生きがいも感じられる」

1998年、東芝はATM事業を、
OKIに売却する。
その時点の東芝ATM事業の社員たちは、
売却された後、成果を上げ、
「勝ちて和す」を実感した、と岡村さん。

今日のタイトルは「社長就任」。

2000年3月初め、
当時の西室泰三社長から突然、
「次の社長、やってくれませんか」。

瞬間、口をついて出た言葉は、
「お受けいたします」。

私もそうだった。

即答した。

岡村さんは述懐する。
「こういう時は『少し考えさせてください』と
言うのがふつうだろうか。
後でそう思ったりもしたが、
言ってしまったのだから仕方がなかった」

「入社以来、マーケティング畑を歩んできた経験から、
迷った時はまずお客さんにあたろう。
答えは必ず市場にあると信じていた」

「営業だけでなく、技術や生産、スタッフの
それぞれが活動の起点に『顧客』を置き、
仕事を進めることが大切だ」

顧客を起点において、
勝ちて和す。

それが岡村さんの信条だろう。
連載の3月15日段階で、
社長就任のハイライトと、
結論らしき内容。

あとがどうなるかと心配だが、
顧客を起点において、
勝ちて和す。

これです。

さて今日は、東京・渋谷の道玄坂。
FabCafe ファブカフェ。
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1階はカフェ。
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2階はスタジオ。
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ここで3Dフィギアを作成してもらう。

立教大学大学院の結城ゼミ。
私が今年3月で退任なので、
結城ゼミ第3期生が
フィギアをプレゼントしてくれる。

それをつくる。

まず、写真撮影。
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ポーズを指導してもらう。

こんな感じは、いかが?
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結局、こんなポーズ、。
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撮影は、カメラとスキャナーで6秒間。

お疲れ様。
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3期生の紅一点・岡村あゆ子さんと、
あかりちゃん。

その後、データを見せてもらう。
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斜めから。
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うしろすがた。
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色がつくと、こんな姿。
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データ補正のやり方を、
レクチャーしてもらう。
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この道具をつかって、
デジタルで彫刻を彫るように修正する。

1時間くらいで、
このデータ画像が、
立体データになる。
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これはもう立体データ。
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それを1階のカフェのパソコンに移す。
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こんな感じ。
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そしてプリンターでフィギアをつくる。
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カフェで、アイスラテなど頼んで、
1時間17分。
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プラスティックの糸状のもので、
立体フィギアがつくられていく。
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まず足場の土台。
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丁寧な仕事です。
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足ができる。
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黄緑を選んだ。

カフェには、様々な作品が並ぶ。
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革製品に刻印した作品。

このほか、レーザープリンターで
マカロンに文字を書き込んだりしていた。

そんな光景を見ているうちに、
下半身が出来上がった。
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自分そっくりのフィギアができていく。
不思議な感覚。
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そして首から下ができた。
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頭もできた。
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完成です。
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最後に修正。
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3期生の3人+ワンで、
ポーズ。
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左から外山順一郎さん、
岡村あゆ子さんとあかりちゃん、
山口毅さん。

ありがとう。

退任にあたって、
教え子たちがいろいろと配慮してくれる。
ありがたい。

小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。

あかりちゃんが来てくれて、
喜びを大きくしてくれた。
ありがとう。

日本の未来は、
明るい。
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「人間には希望が必要なんです。
最後に残るものは希望なんです」

〈結城義晴〉

2014年03月14日(金曜日)

第14回JAPANドラッグストアショー開幕・懇親とMarketing4P

商人舎MagazineのDaily商人舎。
今日のニュースは、
イオンの成長戦略は
「4シフトの深耕」+
「商品・マーケティング一体化」

「商品・マーケティング一体化」こそ、
今、現場の最重要テーマだ。

正しくマーケティングしましょう。
これだ。

フィリップ・コトラーの4P。
Product
Price
Place
Promotion

このうちのProductが商品。

これまで商品は商品でひとり歩き、

一方、Promotionは販売促進。

販促は販促で一人歩き。

さらにPriceの価格と、Placeの流通が、
一体化して、
マーケティングとなる。

だからイオンは、
マーケティング・カンパニーを
目指そうということ。

そしてそれは、
マス・マーケティングを包含した、
マス・カスタマイゼ―ション。

STPのマーケティング。

これは大きな目で見ると、
近代化を包含した現代化を
意味する。

月刊『商人舎』の根底には、
この考え方が貫かれている。

是非、店長をはじめ、
現場の人たちにも、
読んでほしいものだ。

さて、今日は午前中に、
月刊『商人舎』のWEB会議。

昨年5月に開設して10カ月。
創刊準備号を含めると11カ月が過ぎた。
この間、毎月のように会議を開き。
WEBサイトを改善してきた。

ますます充実させていきたい。
その思いを共有しながらの打ち合わせ。
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力になってくれているのは、
SEOコンサルタントの猪股信吾さんと
システムエンジニアのプラージュ・長谷川温子さん。

昼までの2時間。
さらに昼食をとりながらディスカッション。

皆さん。
商人舎magazineを
ますます充実させていきます。
ご期待ください。

午後は千葉県海浜幕張の幕張メッセへ。

今日から3日間、
JAPANドラッグストアショーが、
開催される。
第14回目。

主催は日本チェーンドラッグストア協会。
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初日の今日はバイヤーズデイ。
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全国からドラッグストア関係者が集まる。
メイン入口に設けられた
主催者のテーマブース2014。
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大きく掲げられた「成長戦略4つの挑戦」。

ドラッグストアショーの特徴は、
ビジネス情報の充実とその発信力・提案力。
このテーマブースを見るだけで、
ドラッグストア産業の今が見える。

今年は13ゾーン346社1268小間の展開。
その中でひときわ人を集めていた
井田両国堂ブース。
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明治のブースでは遊び心をくすぐる
ルーレット・チャレンジ。
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森永乳業のブース。
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サンプリングはどのブースでも
積極的に行われているが、
太田胃散
派手なコスチュームでひと工夫。
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足裏診断を行っているブースには
多くの女性たち。
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日本ジェネリック製薬協会ブース。
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日本の医療費負担増と
ジェネリック薬の活用を促すボード。
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ニトリ子会社のニトリパブリック。
4年ほど前から
店舗什器を販売する。
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岡村製作所では
カフェカウンターの提案。
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ブースを見るだけで
ドラッグストアのトレンドがよくわかる。

会場でバッタリお会いしたのは
㈱サンキュードラッグ社長の平野健二さん。
固い握手。
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プラネットのブースの前で
会長の玉生弘昌さん(真ん中)、
社長の田上正勝さんのお二人と。
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プラネットとブースを分け合う
カスタマー・コミュニケーションズの面々と。
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大木グループのブース。
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大木ブースでは久々に、
木村充宏さん(左)と再会。
昨年のアメリカ視察ベーシックコースに参加。
そのテキストを毎日、会社の机の上に置いて、
学び続けていてくれる。
ありがたい。
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隣は営業本部C&V営業部長の市川恭子さん、
右は、㈱レゾーナ社長の山口毅さん。
山口さんは結城ゼミ三期生で、
今、超話題の「ユーグレナ化粧品」を開発した男。

最後に古巣・商業界のブース。
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そして18時からは会場を移して、
レセプションパーティ。
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開会挨拶は実行委員長の石田岳彦さん。
㈱CFSコーポレーション社長。
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さらに主催者挨拶は関口信行さん。
日本チェーンドラッグストア協会会長。
㈱龍生堂本店社長。
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来賓挨拶トップは、
秋本司衆議院議員。
協会議員連盟事務局長。
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経済産業省流通政策課長の吾郷進平さん。
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厚生労働省医薬食品局薬事企画官の尾崎守正さん。
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乾杯ご発声は
ロート製薬㈱社長兼COOの吉野俊昭さん。
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日本チェーンドラッグストア協会は
セルフメディケーションを標榜し、
協会のミッションがしっかりしている。
それが政治家にも行政にも、
そして産業に携わる人々にも、
共有化されている。

だから今回の挨拶は、
すべて共通していて、
とてもよかった。

これが協会というものの役目である。

産業を引っ張っていくために、
セルフメディケーションのコンセプトがつくられ、
それを実現させるために、
ドラッグストアショーがある。

この協会は、
ドラッグストアショーを
儲けの対象とはしていない。

だから全国のドラッグストアが
一致団結していて、
薬事法の改正など
画期的な事業を成し遂げた。

セルメ(セルフメディケーション)川柳の
大賞受賞作。
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「老いてなおセルメで開く新世界」
三休さん。

ほかにも、ブースコンテストなどの表彰が
次々に行われた。
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そして懇親。

日本チェーンストア協会専務理事の井上淳さん。
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井上さんとは
協会のミッションについて
大いに語りあい、意気投合。
ぜひ月刊『商人舎』に登場いただこう。

㈱キリン堂会長の寺西忠幸さん。
月刊『商人舎』をおほめいただいた。
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㈱マツモトキヨシホールディングス社長の松本南海雄さん。
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インタビューの了解をいただいた。

㈱サッポロドラッグストアー社長の
富山陸浩さん。

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㈱丸大サクラヰ薬局社長の
櫻井清さん。
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㈱ぱぱす会長の根津孝一さん。
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花王カスタマーマーケティング㈱前社長の髙橋辰夫さんと、
玉生弘昌さんの三人で。
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高橋さんは、いま、
「最高の引き継ぎ」をしようと
全国を行脚中。

㈱フジモトホールディングス社長の藤本久士さん。
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㈱大木社長の松井秀夫さん。
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松井さんは月刊『商人舎』を、
実に丁寧に読んで、
鋭い意見や批評を投げかけてくださる。

深謝。

福島工業㈱常務の福島豪さん。
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中締めは副実行委委員長の松本清雄さん。
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㈱マツモトキヨシ社長。
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最後まで会場に残り、
運営トップの皆さんと交流した。

協会会長の関口信行さん。
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右は私の相棒・松井康彦さん。
商人舎エグゼクティブ・プロデューサー、
そしてアドパイン代表。

実行委員長の石田岳彦さん。
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もちろん締めはいつものように、
協会事務総長の宗像守さん。
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皆さん、お疲れ様です。
そしてあと2日、
頑張ってください。
成功を祈念します。

最後は駅前の商業施設の焼肉屋で夕食。
大いに飲んで大いに食べて
盛り上がっていたところで、
同じビルで夕食会をしていたサツドラの皆さんが合流。
右から富山光恵副社長、富山浩樹常務。
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富山睦浩社長とは大いに話が弾んだ。
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いい一日だった。
いい一日の締めだった。

皆さんに感謝。

協会も、会社も、
マーケティングしよう。

それは金儲けではない。
お客さんの幸せを実現させること。

結果として、
会社は、お金も儲かる。

協会は、
そんな加盟会社に、
マーケティングをしてもらい、
儲けてもらい、
会社が存続するためにある。

本末転倒しては、
断じて、いけない。

〈結城義晴〉

2014年03月13日(木曜日)

川内原発再稼働に向けた決定と春闘ベースアップの信頼の絆

原子力規制委員会が、
鹿児島・川内原子力発電所の安全審査を、
優先することを決めた。

川内は「せんだい」と読む。

これは「脱原発」「反原発」、
あるいは「卒原発」を排する決定。

「反原発」とは原発に反対する立場、
「脱原発」は原発ゼロにするという立場、
「卒原発」は段階的に原発ゼロにする立場。

一部にひどく評判の悪い田中俊一規制委員長、
「川内原発1、2号機は基本的には
大きな審査項目をクリアしている」。

この後、行われるのは、
まず原発の基準適合状況を示す「審査書」づくり、
さらに一般からの意見募集と公聴会の実施。

最短でも2カ月ほどかかり、
この夏には再稼働する。

福島原発事故の後、その「規制」は、
地震・津波リスクを厳しく見積もって刷新された。

川内原発は福島事故前の地震・津波想定を、
大幅に引き上げて安全対策を強化。
そのうえで、審査主要項目をほぼクリアしたとされる。

しかし、2月に福島を訪れて、
こちらにはまるで目途が
立っていないことを認識させられた。

まずは福島だと思う。

支持政党やイデオロギーは抜きにして、
そのうえで日本経済全体のことを鑑みても、
何よりも福島問題に解決の目途が立たないうちの、
再稼働は納得できない。

敢えて言えば、
福島の人々の「犠牲(?)」は、
この問題解決の確認なしの再稼働によって、
活かされないことになる。

残念だ。

一方で、日経新聞一面トップの調査は、
明るいニュース。

2014年春闘のベースアップ状況。
国内主要企業の社長・会長・頭取を対象に実施、
合計回答数は101社。

賃上げ回答したのは52社。
このうち、ベア実施は36社、7割。
引き上げ幅で最も多かったのが、
「0.5%以上、1%未満」で21社、約40%。
次が「0.5%未満」で9社、約17%。

さらに「1%以上、1.5%未満」が4社、約8%。

労働組合側の表現では、
「雀の涙」。

しかしこれまでと比べると、
天国と地獄。

理由の第1は、42.6%が、
「従業員の士気を高めるため」。
第2の22.8%が「業績が回復したため」。

記事の中に、
セブン&アイ村田紀敏社長のコメント。
「今回は先行きへの期待を込めて回答した」。

ベースアップは、基本給の昇給額。
企業全体の生産性向上が反映されたもの。
インフレなどの要因も加味される。

もうひとつ定期昇給がある。
こちらは企業の業績に関係なく、
1年勤続することで積み上げられる昇給分。
例えば30歳の人が1年経ったら、
去年の31歳の人と同じになるよう昇給する。

今年の春闘のベースアップは、
生産性向上が反映されたもの。
業績や生産性は、
企業ごとに異なる。

日経の調査の101社は、
上場主要企業。

だからすべての企業で、
嬉しいベースアップとなるわけではない。

しかも各社の中長期的な総人件費方針は、
約44%が「現状維持」、
約18%が「減る」。
合計で6割以上。

結論は、「足元の業績は回復傾向」、
「将来をにらんで人件費増にはなお慎重」。

これはそのまま消費に反映される。

ベースアップ情報などに、
敏感でなければいけない。

それが商売の動向に、
跳ね返ってくるからだ。

それが、マスになると、
客単価や買い上げ点数に影響を与える。

ただし、来店客数は、
このトレンド変化とは異なる。

客数は店への信頼の絶対的な指標である。
だから私は客数主義を唱える。

今日は、午後から、
JR横浜線の中山駅へ。

㈱アイダスグループを訪問。
代表の鈴木國朗さんと対談。
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月刊『商人舎』4月号に、
鈴木さんにご登場いただいて、
存分に持論を展開していただく。

実に刺激的な対談となった。

大切なのは、
科学的態度と信頼の絆。

原発問題も、
ベースアップも、
科学的態度抜きには、
問題解決できない。

そして信頼の絆を築かねば、
進化はない。

〈結城義晴〉

2014年03月12日(水曜日)

平和堂米国研修報告会と事前講義/クローガー&セーフウェイ決算

4月上旬の陽気。

東京は最高気温16度。
北陸では春一番が吹いた。

朝7時19分、
新横浜発のぞみ203号で、
名古屋へ向かう。
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富士の山は、
春の靄の中に、
けぶっている。

名古屋で、
こだま697号に乗り換え、
米原へ。

米原に近づくと、
残雪の景色。
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さらに米原から、
JR東海道・山陽本線に乗り継ぎ、
目指すは南彦根。

今日は終日、
平和堂本社で、
講義と報告会。
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平和堂本社4階から眺めると
屋根には、おとといの雪の名残り。
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本社社長室には、
マスコットの受付には、
彦根市のひこにゃん。
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本社4階で、アメリカ研修会の事前講義。
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平和堂は毎年2回ずつ、
アメリカ研修を行っている。
もう3年が終わり、今年は4年目。
従って、今年は7期生となる。

その事前ガイダンス。

月刊『商人舎』の
トレーダー・ジョーの特集や
ホールフーズの特集も、
講義の中で使う。
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「店は客のためにあり、
店員とともに栄える」

アメリカ流通業にも、
この理念が貫かれている。
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ガイダンス講義が終わり、
昼食をとってから、
午後は、昨年秋の研修6期生の報告会。
班ごとに6つの発表。
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いずれも充実した内容で、
私は大いに満足。
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発表に対しては、
平和堂幹部から、
鋭い質問や意見が寄せられる。
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そして一つひとつに、
私の評価・講評。
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そして、まとめ。
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イノベーションが進んだか。
この視点をいつも忘れてはいけない。

そして全員そろったところで、
結城義晴のチェーンストア経営論。
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ご清聴を感謝したい。
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最後に夏原平和社長の総評。
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夏原さんは、
日本のチェーンストア経営者のなかでも、
際立ってアメリカに造詣が深いおひとり。
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その持論の展開をぐっと抑えて、
若い人たちのチャレンジ精神を奨励する。

その後、7期生はディスカッション。
さらに「アメリカ研修で学びたいこと」の発表。
これにも、講評と動機づけ。
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報告会が終わると、
6期生は懇親会。
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夏原さんの挨拶。

私も参加。

そこで岸本美佳子さんから、
本にサインを所望された。
岸本さんは、
北陸営業部デリカ・バイヤー。
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できました。
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朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

さらに6期生団長の夏原陽平さんが、
最後のまとめ。
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是非とも、
全員の力を結集して、
実行に移してもらいたい。

一番最後に、
夏原さんと握手。
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いい報告会と事前講演会だった。

商人舎Magazineの、
Daily商人舎。
今日のWorld Newsは、
クローガー 2013年度決算は
1.8%増収・1.5%最終増益

月曜日の3月10日は、
セーフウェイがサーベラス傘下の
アルバートソンによる買収で最終合意

先週3月6日は、
クローガー
身売り模索中のセーフウェイに接触か

全米第1位のスーパーマーケット企業が、
クローガー。
第2位がセーフウェイ。
そのセーフウェイが買収された。

何しろ3兆円を超える企業が、
M&Aされる。

3月4日のworldDaily商人舎は、
ウェグマンズ 調剤部門で
200言語に対応するサービス開始

そして先月末の2月28日は
2013年度決算
ウォルマート&ターゲットの暗と暗

総合スーパーで絶好調だった2強にも、
ちょっと暗雲が立ち込める。

食品スーパーマーケット2強は、
41四半期連続既存店増益のクローガーと、
サーベラスに買収されたセーフウェイ。

商人舎Magazineのアメリカ情報が、
このところク追いかけたのは、
クローガーとセーフウェイ。

そしてウォルマートとターゲット。

アメリカが日本のチェーンストアを
リードしているかに見えたが、
総合スーパーに関しては、
日本の現象にアメリカが似てきた。

業態の盛衰と、
フォーマットへの分化
によって、
この現象を説明することができる。

それは日本の企業の経営戦略策定に、
大きく示唆を与えてくれる。

もちろん、現場問題のソリューションにも、
アメリカチェーンストアが教えてくれるものは、
無限にある。

〈結城義晴〉

2014年03月11日(火曜日)

商売のための人と技術と信用「何か失くしたか?!」「商売やっぺ!」

今日、午後2時46分。
NHKテレビをつけて、
日本国民と共に黙祷した。

全国民と共に。

これこそ大切なことだ。
つくづくと、そう思った。

陸前高田。
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希望の架け橋。
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高さ最大42メートルのつり橋。
総延長3kmのベルトコンベヤー。
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近くの山から削った土砂を運ぶ。
1日2万立方メートル分。

そして奇跡の一本松。
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空に向かって立つ。
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震災直後、『週刊ポスト』誌上で、
ビートたけしが語った。
「『被災地に笑いを』なんて戯れ言だ」
「人の命は、2万分の1でも8万分の1でもない。
そうじゃなくて、そこには
『1人が死んだ事件が2万件あった』
ってことなんだよ」
そのとおり。

「それでも、オイラたちは毎日
やるべきことを淡々とこなすしかないんだよ。
もう、それしかない」

「人はいずれ死ぬんだ。
それが長いか、短いかでしかない。

どんなに長く生きたいと思ったって、
そうは生きられやしないんだ」

「『あきらめ』とか『覚悟』とまでは言わないけど、
それを受け入れると、
何かが変わっていく気がするんだよ」。

同感。

『商人舎Magazine』の特集記事。
気仙沼からの便り。
「復興元年、心の灯りは
自分たちで灯す」

熊谷電気社長・熊谷光良さんの一人語り。
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被災してからは
知人、友人たちは皆が皆、
「気仙沼は終わりだ」と
嘆きました。

「お前たち馬鹿だな!
何が終わりなんだ、
アホでねぇか」

皆、きょとんとした顔で
驚いていました。

「何失くした?
商売というのは
人と技術と信用でやるもんでねぇか。

何か失くしたか?!」

「そういや、失くしてねぇっぺ」と。

「だったら、商売やっぺ!
明日の気仙沼を
皆でつくろうぜ」

2011年3月11日の毎日更新宣言ブログ。
私は書いた。
「例えば、セブン&アイとイオンとが、
勝手に動いて先陣争いしたり、
ましてや反目したりではなく、
がっちりと手を握って補完し合い、
全面共闘態勢を敷くくらいの、
商業人としての心意気を見せたい。

心して、取り掛かろう。

まだ揺れは続いている。

社員・従業員の安全はもとより、
地域や顧客の安全と
ライフライン確保のために、
今こそ知恵を出したい。
力を合わせたい」

翌12日には、メッセージ。
「元気を出そう・元気を売ろう」

「自然の猛威の前には、
人間の力は弱い。

謙虚に、謙虚に、
できることをやる。

それこそ
『最初になすべきことから始める』」

しかし今も、
避難生活を送る人の数、
約26万7000人。

東日本大震災余震は、
震度1以上で1万600回。

内訳は、震度6強と6弱が2回ずつ、
震度5強は15回、5弱は46回。

日経新聞『総合欄』。
「3.11忘れず備えを」

「岩手や宮城では住宅再建が始まったばかり」
「福島では放射性物質の除染作業すら進んでいない」

「再び日本列島を襲うであろう大災害に備えながら、
東北の被災地をしっかりと復興する。
3.11の教訓とあの日の決意を改めて思い起こしたい」

その東北経済産業局の
補助金を受けた企業調査。
日経web刊。

売上げが震災前の水準以上まで
回復した企業は36.6%。
達していない企業は63.4%。

大船渡のマイヤは2年で回復。

震災前に届かない企業の業種別割合。
水産・食品加工業は86%、
卸小売・サービス業は69.4%、
旅館・ホテル業66.9%。

経営課題は「人材の確保・育成」が57.9%、
「販路の確保・開拓」が48.3%。

被災地の復興に必要な3カテゴリーの産業。
明星大学経済学部の関満博教授の指摘。
①観光や企業誘致など、
外部から金を引っ張る産業。

②水産加工や電子部品など
地域に雇用を生み出す産業。

③流通や飲食店など
地域の生活を支える産業。

関教授は、
①金、②雇用、③生活の順だが、
私は③生活が一番だと思う。

金をもたらすビジネスに携わる者も、
雇用を生み出す産業も、
皆、そこで安全に安心して、
生活せねばならない。

陸前高田にマイヤは、
2011年8月に仮設店舗を開設。
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滝の里店。

陸前高田の一角には、
イオンスーパーセンター候補地。
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移動販売車に関して。
「高齢化が進む被災地で成功すれば、
どこでもやっていける」

「震災後、小売り各社が、
仮設住宅に注文用のテレビ電話を設置したり、
タブレット端末を配ったりした」

しかし、
想定通りの利用者獲得は難しい。
「採算はとれていない」。

1962年3月、
米国大統領ジョン・F・ケネディが、
「コンシューマー・ドクトリン」を発した。
第一に、安全である権利。
第二に、知らされる権利。
第三に、選択できる権利。
第四に、意見を聞き遂げられる権利。

救命・救助の次に、
救済が行われ、
復旧の段階となって、
この4つの権利は守られねばならない。

私も三陸・東北を回ったが、
いまやっと復旧の次の「復興元年」だ。

商売に必要なもの。
「何か失くしたか?!」

「だったら、商売やっぺ!

熊谷さんの声が、
耳に残る。

再び、黙祷。
合掌。

〈結城義晴〉

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