結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年04月09日(木曜日)

上越高田公園の桜満開とファミマ&ユニーの「5年ぶり」

新潟県上越市で目覚めた。
1971年、高田市と直江津市が、
新設合併して上越市が発足。
さらに2005年、周辺の13町村を編入合併。
新潟県では新潟市、長岡市に次ぐ人口。

市の木は桜。
そして日本三大夜桜の地。

一つは東京都上野恩賜公園、
二つは青森県弘前公園、
そして三つは新潟県高田公園。
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妙高山を背負って、見事な桜。
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なほ見たし花に明け行く神の顔   
〈松尾芭蕉〉

背景の妙高山と外輪山。
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その中のトップが、妙高山。
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ブルーチップ㈱の宮本洋一社長、
鍋島丈夫営業統括部長と散策。
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写真を撮ってくれたのは、
第一営業統括部の高橋康二さん。

橋を渡って旧高田城内に入ると、
見事な桜。
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周辺にはずらりと屋台。
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お堀端の桜。
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右手も桜。
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左手も桜。
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お堀の噴水と桜。
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城の中、外、そこら中、桜。
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屋台もいたるところにある。
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お化け屋敷まで出ている。
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ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな

〈村上鬼城〉
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夜桜用ライトアップ装置が施されている。
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ハイライトはここ。

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桜咲く日本に生まれ男かな
〈巌谷小波〉

今日の『ほぼイトイ新聞』。
糸井重里の巻頭コラム。
「日本にやってくる外国人の観光客に、
いわゆる高級日本料理やら、
それの廉価版みたいなものを
おすすめするよりも、
日本の『ふつうのおいしいもの』
もっと紹介するようにしたほうがいいよね」

賛成です。

「イーロン・マスクがラーメン屋に行ったとか、
オバマ大統領が鮨屋に行ったとか」

それよりも、
ふつうのおいしいもの。

糸井のおススメは、
例えば「とんかつや」。

「すき焼きとか、
しゃぶしゃぶが好きなのも知ってるし、
天ぷらも鮨も
お客さんが来ているのはわかってる。
そして、『やきとり』も人気があるでしょう。
その流れからしたら、
日本人に人気の
『ふつうにおいしいもの』は
みんなオッケーだろう」

「肉じゃが、鳥のからあげ、
ナポリタン、焼肉、フライ、
ハンバーグ、親子丼、豚肉のしょうが焼き。
そういうものが、みんないけるだろうな」

「日本の、ふつうの家で人気のある料理は、
日本の食文化として
鍛え上げられて育ったものです」

「『いわゆる日本文化』の文脈からすると、
大衆的な『ただの町のうまいもん』なんでしょうが、
こっちを、ちゃんと
名物化する必要があると思います」

大賛成。

「ふだんやってない、
ほんとうには身に備わってない
『絵はがき』のような日本料理は、
むろんいいですが、
ポピュラーな『ふつうにおいしいもの』を、
世界の人たちに、食べてもらいたいですよね」

桜見の屋台などもそれだろう。

「なんかさ、それがほんとの
日本を伝えることじゃない?
しかも、そういうところにこそ
『日本の底力』が、
たっぷり染み込んでいる気がするんですよね」

昨日の㈱イチコ会長の竹内寿さんの言葉。
「私たちは高級スーパーを目指していません。
一般庶民が相手です」

その一般庶民の「おいしいもの」に、
「日本の底力」がある。

もちろん桜もどんどん、
外国の人たちに見てもらいたい。

北陸新幹線が開通して、
上越は東京から2時間。
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もっともっと、知らしめたいなぁ。

さて、 ファミリーマートとユニーグループ。
両者のニュースが、
今日、重なった。

ファミリーマートの2015年2月期連結決算。
売上高3744億3000万円で、
前年同期比プラス8.3%ながら、
営業利益404億1700万円でマイナス6.7%、
経常利益425億2000万円でマイナス10.1%。

5年ぶりの減益。

新規出店数は1120店。
閉店数を引き算して、
純増は781店。

韓国撤退に伴う株式売却益を計上して、
当期利益は256億7200万円と、
これだけはプラス13.5%。

つまりは増収減益決算。

ちなみにローソンは、
売上高4979億1300万円で2.6%増、
営業利益704億8200万円で3.5%増、
経常利益717億1400万円で4.1%増。
増収増益。

一方、ファミリーマートと統合するのが、
ユニーグループ・ホールディングス。
決算は5年ぶりの最終赤字転落。

ファミリーマートは5年ぶりの減益、
ユニーグループは5年ぶりの赤字。

日経新聞の記事は、
ユニーのプライベートブランドの方針転換を報じる。

まずユニー食品部門の既存店売上高は、
2014年度、前年度比約1%減。

その中で食品PB売上高は、
700億~800億円。

そこで主力の食品分野のPBを、
品目数1~2割削減する。
14年度は1600SKU超の食品PBを販売した。
この中で高価格帯PB「プライムワン」は1割弱。
このプライムワンをアイテム削減。
さらに低価格帯PB「スタイルワン」も、
特売価格より高いアイテムを削減。

つまり低価格のアイテムに、
品目数を絞り込んで、
1SKUあたりの販売量を増やす。

リミテッドアソートメントで、
単品量販を志向し、
品目あたりの販売量を増やして、
収益性を上げる。

要は薄利多売のディスカウント作戦。

きついようだが、これはもう、
ある意味で「策がなくなった」ことを示している。

それを日経新聞に書かれてしまうことも、
実は大いに問題ではある。

ファミリーマートとユニーグループ。
一体、どうなるのだろう。

糸井のいう「ふつうのおいしいもの」を、
コンビニもチェーンストアも、
売り続けるべきだと思う。

それが「日本の底力」だと信じて。

セブン&アイの鈴木敏文さんは、
「無視」を決め込んでいるが、
内心、ほくそ笑んでいるだろう。

〈結城義晴〉

2015年04月08日(水曜日)

1994年「上越ウィング」と上越のニッチャー「イチコ」での講演

4月に入って、
東京では5年ぶりに、
雪が降った。

その寒気団に覆われた日本列島を、
新開通した北陸新幹線に乗って、
軽井沢を過ぎ、長野から、
上越妙高へ。
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左手に標高2454mの妙高山も見える。DSCN9973-5

新築された上越妙高駅で、
㈱ブルーチップの皆さんに、
出迎えていただいた。
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真ん中が宮本洋一社長、
右が鍋島丈夫営業統括部長。

それからこのエリアの店舗を視察。

まず、イチコ直江津店。
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隣はファーストリテイリングのGU。
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それからイチコ高田西店。
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この店はツルヤをベンチマークして、
店づくりがなされた。
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イチコは上越市に地盤を持つ、
クォリティ&サービス型スーパーマーケット。
現在7店舗で、年商93億円。

私はマーケット・ニッチャーと位置づけた。

一方、マーケット・リーダーは、
アクシアルリテイリングで、
店舗バナーはナルス。
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もともとは上越市のナルスが、
長岡市に本部を持つ原信と経営統合。
さらにフレッセイが加わって、
アクシアルリテイリングへ。

新潟県ナンバー1のスーパーマーケットから、
北信越北関東のリージョナルチェーンとなった。
2014年3月期売上高1724億円、
経常利益57億6200万円。

株価も3550円と絶好調。

この店は業績同様、
状態のいい新店。
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この他、上越市には、
バローが進出し、
もちろんイオンモールも、
デンと構えている。

そして懐かしいのが、
上越ウィング。
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日本初のパワーセンターとして、
1994年6月オープン。

私は㈱商業界の月刊『食品商業』編集長で、
大特集を組んだ。

当時は核店舗にカウボーイ、
コメリなどが入って、
さらにほとんどがワンフロアで、
広大な駐車場を持っていた。

そのカウボーイも撤退し、
ロゴの跡だけが残る。
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コメリパワーとバナーがつけられていたが、
現在はこんな感じ。
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カウボーイは当時、勢いのある、
週末型ディスカウントスーパーマーケットだった。

そこでダイナマートが出店。
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こちらは確か、生鮮ディスカウンターと、
シーツー・ネットワークが共同出店していた。

今はひらせい。
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ホームセンターもコメリとひらせい。
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テナントも随分、撤退して、
質屋や温泉などが入っている。
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ショッピングセンターはオープンする時点で、
第5次くらいまでの増床計画を持たねばならない。
店舗にも将来の増床計画はあったほうがいい。

上越ウィングの周辺には、
オープン当時も土地はあった。

しかしそれを確保することもなしに、
周辺にインモールなどができて、
だんだん陳腐化していった。

いまは最新の北陸新幹線と対比的に、
古い古い上越ウィングが残る。

私には感慨深いものがあった。

上越市は桜の名所。
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車で通過して、
講演会場へ。

㈱一小イチコ協力会第34回総会。
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その記念講演。DSCN0021-5

300人以上の取引先の皆さんが、
参集して、盛況。
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前列には協力会幹部の面々。DSCN0029-5

コンテスト型競争の本質と、
その中でマーケット・ニッチャーの、
採用すべき戦略を、
90分間、語った。
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ご清聴を感謝したい。

その後、全員での着席懇親会。

そして二次会。
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私の両隣りが、
竹内寿イチコ会長と竹内一夫社長。
社長の隣は義理の弟さんの根橋弘樹さん。
日清食品冷凍㈱プロダクトマネジャー。
両サイドはブルーチップの宮本さんと鍋島さん。

竹内寿会長は、77歳。
商品に造詣が深く、
そのモットーは、
「よい商品を適正な価格で提供すること。
安全でごまかしのない商品を扱うこと」
じっくりと話をして、
随分と勉強になった。

マーケット・ニッチャーは、
隙間企業ではない。
ニッチとは「正当に位置づけられた存在」。
小さくてもその市場で存在感のある企業が、
マーケット・ニッチャーだ。

イチコは全国でも珍しい、
そのマーケット・ニッチャー。

マーケット・リーダーは、
圧倒的なシェアを持つトップ企業。
マーケット・チャレンジャーは、
リーダーとは判然と異なる戦略を打ち出す企業。
そしてマーケット・フォロワーは、
リーダー、チャレンジャーを追随、模倣する企業。

そしてマーケット・ニッチャーには特に、
竹内寿会長のような一徹の哲学が必須である。

最新整備新幹線の北陸新幹線、
日本初のパワーセンター上越ウィング、
そしてマーケット・ニッチャー「イチコ」の哲学。

時代を行ったり来たりして、
実に感慨深い一日だった。

〈結城義晴〉

2015年04月07日(火曜日)

ドラッカー学会事務局長・井坂康志さんと「すでに起こった未来」

菜の花が咲くころに降る長雨。
菜種梅雨の中、
落桜の道。
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今年の桜の季節は早かった。

そう思っていたら、
意外にしぶとく残ってくれた。
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桜は花びらが落ちる頃が、
一番いい。
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昨日は横浜商人舎オフィスを、
井坂康志さんが訪ねてくれた。
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東洋経済新報社のプロデューサーで、
ドラッカー学会理事・事務局長。
ものつくり大学客員教授など歴任。

ドラッカー学会は、
「ピーター・ドラッカーの
思想全般と経営理論に関して、
学界、ジャーナリズムおよび産業界等の
連絡と協力に基づいて
学術的、実務的交流を推進し、
その深化、継続、啓蒙、
発展をはかることを目的とする」

上田惇生先生を中心に、
元ダイヤモンド社編集者の藤島秀記さんと、
この井坂康志さんの三人で、
2005年11月に設立された。

現在の代表は立命館大学三浦一郎教授、
顧問は多摩大学野田一夫名誉学長。

会員は実務界・学界を中心に800名超。
流通業界からは、
伊藤雅俊さん、柳井正さんが、
名を連ねるし、
もちろん私も会員の一人。

そのドラッカー学会を支える事務局長。

井坂さんは上田先生の信頼が厚く、
その上田先生が、
私に紹介してくださった。

著書は上田先生との共著。
「ドラッカー入門新版」
「ドラッカー:人・思想・実践」

井坂さんはいま、
ドラッカーの実践法を考察・執筆中。

詳細は語れないが、
近いうちに世に出るだろう。

二人してドラッカーのこと、
上田惇生先生のこと、
じっくりと語り合った。

今日の『ほぼ日』の巻頭言。
糸井重里が予言について書く。

「5年前に、これほど
『パンケーキが流行する』と、
予言していた人はいたのでしょうか。
粉と卵と牛乳を混ぜて焼いたものは、
もともとあったはずなんですよね。
そして、けっこうたくさんの人が
食べていたと思います。
でも、流行はしてなかったと思うんです。
行列をつくるほど人が並んでも
食べたがるとはねぇ」
糸井流の切り口。

事例は続く。
「そういえば、ジンギスカンが
流行したことがありました」

「ジンギスカンが流行することも、
誰かが予言していたとも思えません。
また、その流行が
あれほどはやく終るということも」

さらに。
「『博多もつ鍋』の流行も
あったっけなぁ」

「プロ野球の順位予想とかも
そうなんですけど、
予言って、当たったか外れたか
どうでもいいのかもね。
『予言をする』ってことが、
ひとつの遊びで、
それ以上のことは
期待されてないのかもしれない」

そして言い切る。
「世の中で目立っていること、
ある時期に起こっていることは、ほとんど、
予言されてないことばかりなんじゃないかなぁ。
そのわりには、予言好きな人たちは、
よくまぁ、予言しますよね、
それが仕事だからか‥‥?」

そして最後に落ち。
「あ、予言より意志のほうが、
なにかを変えるということか」

ピーター・ドラッカーは、
「すでに起こった未来」と表現する。

それを観察し、考察する。
すると未来が見えてくる。

『創造する経営者』でドラッカーは語る。
「すでに起こった未来は、
体系的に見つけることができる」

そこで調べるべき領域は五つある。

「第1に調べるべき領域が、
人口構造である。
人口の変化は、
労働力、市場、社会、経済にとって
最も基本となる動きである。
すでに起こった人口の変化は逆転しない。
しかも、その変化は速くその影響を現す」

「第2が知識の領域である。
企業は、その卓越性の基盤とすべき
知識の領域においてこそ、
違うものにならなければならないからである。
影響がまだ現れていない知識の変化を
見つけなければならない」

「第3の領域は、当然のことながら、
他の産業、他の国、他の市場である。
これらのものに目を配り、
われわれの産業、国、市場を変えることは
起こっていないかを考えなければならない」

いつも講義するけれど、
商人舎のUSA研修会は、
「すでに起こった未来」を調べることを、
目的としている。

「第4の領域は産業構造の変化である」
これも私は、、
業種から業態へ、そしてフォーマットへと、
流通産業構造の変化を解析している。

そして「第5の領域が、
それぞれの組織の内部の変化である。
そこにも、すでに起こった未来がある。
基本的な大変化であって、
まだ影響の現れていない事象を
見つけることができる」

実は経営において、
これが一番、大切なことかも知れない。
自分の組織の内部の変化から、
見つけることができるもの。
そこにイノベーションがある。

「すでに起こった未来は機会である。
潜在的な機会である。
一つの傾向における変化ではなく、
傾向の変化そのものである。
パターンにおける変化ではなく、
パターンそのものの断絶である」

糸井重里のいう予言と、
「すでに起こった未来」は異なる。

五つの領域を調べ尽くして、
体系的に探索するものが、
すでに起こった未来だ。

だから、それこそが、
明日をつくるために
今日なすべきことなのだ。

そしてそれは自分の目で見、
自分の耳で聞くところから始まる。

他人の予言を盲信してはならない。

〈結城義晴〉

2015年04月06日(月曜日)

4月商人舎標語の「あなた良し、わたし良し、天も良し」

Everybody! Good Monday!
[2015vol14]

2015年第15週。
4月第2週。

今日からweekly商人舎の、
日替わり連載「月曜朝一」が、
タイトル変更。
「2週間販促企画」

常磐勝美の「2週間天気予報」が好評で、
それに合わせて2週間販促企画にする。
以後、よろしく。

雨だれの少し乱れて春動く
〈日経俳壇より 京都・中村貢〉
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横浜では、桜も散り始めた。DSCN9970-5

チユーリツプ芽立ち十日の力見せ
〈朝日俳壇より 長崎市・濱田星火〉
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チューリップは、
芽が出て10日くらい経つと、
ギュギュッと伸びてくる。
それが目に見えるほどに。

季節は変わる。
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日はいつも裸のままに笑ふ春
〈朝日俳壇 札幌市・竹縄律子〉
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桜からチューリップへ。

新年度に入って、
職場の環境が変わった人、
メンバーが変わった部署、
さまざまだろう。

その新しい環境の下で、
ゴールデンウィークまで、
突っ走る。

今月の商人舎標語は、
「世間良し、天も良し。」

買い手良し、
売り手良し、
世間良し。

近江商人の商売哲学にして、
世界商業の現代化原理。
「三方良し」。

リアル店舗のスーパーマーケットも、
ネットスーパーのイトーヨーカ堂も、
移動スーパーの「とくし丸」も。

あなた良し、
わたし良し、
天も良し。

こうでなくてはいけない。
商売の神様も仏様も、
解脱の手助けはしてくれない。

それが小売業の近代化の次に、
商業の現代化を果たすときにも、
貫徹すべき大原則である。

規模のメリットを追求し、
生産性の向上を追いかけ、
結果、行き詰まってしまった近代小売業。

ここまでは工業化すべきであり、
ここから先は工業化してはならない。
二つの性格を持った産業。

それが私たちの小売業、
私たちのチェーンストア、
私たちの消費産業。

リアル店舗小売業も、
ノンストアリテイリングも、
ネットスーパー、移動スーパーも。

買い手良し、
売り手良し、
世間良し。

あなた良し、
わたし良し、
天も良し。  〈結城義晴〉

近江商人の三方良しは、
「売り手良し、買い手良し、世間良し」
しかし同じ意味を、
「あなた良し、わたし良し、天も良し」

商売の方、
これで、よろしく。

さて個人的な興味で恐縮だが、
今週後半は、男子ゴルフのメジャー大会。
第79回マスターズ・トーナメント開幕。
米国ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC。

今朝の日経新聞が、
マスターズ特集と組んだほど。

ロリー・マキロイ(イギリス)が、
ガチガチの本命候補。
アメリカのバブ・ワトソンが対抗。

私は豪州のアダム・スコットも応援している。
ユニクロがスポンサーで、
スコットが活躍すると、ウェアも売れる。

日本からは23歳の松山英樹しか出場しない。
石川遼は参加権を獲得できなかった。
しかし松山は、いいところまで行くと思う。

日本では女子プロ人気が優先されるが、
アメリカではやはり男子のプロゴルフ。

地球上で一番強くて上手いゴルファーは誰か。
その技術はどんなレベルか。

そこに関心が集まる。

日本はちょっと違う。

欧米はフィジカル、メンタル、テクニカルな強さ。
日本の男子は世界に比べてそれらが弱いから、
女子のファッショナブルなゴルフに人気が偏る。
それが日本のゴルフ界の問題でもあると思う。

今週あたりから、どんどん、
2月決算企業の実績が、
明らかになってくる。
そのあとは3月期決算企業の番。

いろいろと評論を加えてみたい。
楽しみだ。

私は週中で新潟に出張、
その後も取材などが続く。

それは「三方良し」を確認する旅でもある。
売り手良し、買い手良し、世間良し。

では、みなさん、
今週も。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2015年04月05日(日曜日)

ジジと不思議な桜の年[日曜版2015vol14]

ジジです。
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春もまんなか。

山桜がうつくしい。
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でも、ウィークエンドは、
雨ばかり。
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桜の花も、ちりはじめた。
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ことしは、
はやいですね。
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ちょっと、残念です。
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こちらも葉桜。
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また来年も、
よろしく。
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桜のかわりに、
花がさきます。
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チューリップ。

花壇はいろどりどり。
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そとの景色はかわっていく。
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そうして、時がすぎていく。
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きのうは月食だったそうです。
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国立天文台のイラスト。
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雨がふらなければ、
見えたはずです。
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つぎのチャンスは、
2018年の1月31日。
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そのときにボクたちは、
どうなっているのでしょう。
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そんなことも、
おもったりします。

ことしは不思議な、
桜の季節でした。
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でも、ありがとう。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2015年04月04日(土曜日)

「平成大型景気」とユニーの赤字、ジョージアのセブンプレミアム化

「大型景気が始まる」
日経新聞コラム『大機小機』で、
コラムニストの富民氏が書く。

「わが国の交易条件が急回復している」
交易条件とは、
輸出商品と輸入商品の交換比率。
輸出物価指数と輸入物価指数の比で表す。

その交易条件は
昨年9月から今年2月までの半年で、
13.5%上昇。

これによって、
海外に流出していた所得が、
還流して景気を押し上げる。

年率10兆円の改善。

バブル崩壊以来20年あまり、
未曽有の長期不況が続いた。

そして平成大デフレが終わり、
需給ギャップが解消される。

景色が一変する。

設備投資は拡大され、
縮小均衡から拡大均衡へ、
経営の大転換が始まる。

設備投資を再開すれば、
資本ストックが拡大して、
成長率は押し上がる。

人口減少の問題に関しても、
女性と高齢者の労働参加率向上で、
労働力人口が年率0.5%で増え始めた。

「新年度は事業計画を見直し、
新しい長期計画を策定して、
拡大戦略に転じる企業が増える」

「期初の業績予想は慎重でも
期中で上方修正され、
最高益を更新する企業が増えるだろう」
コラムニストは煽るように書く。

消費増税によって、約半年間、
景気は踊り場にあった。
しかし昨年9月から上昇に転じた。

「今回は潜在成長率の上昇を伴った
息の長い大型景気になりそうだ」
この予想が当たるとありがたいのだが。

しかし流通業では、
ユニーグループ・ホールディングス。
2015年2月期の連結最終損益が、
24億円の赤字と発表。

前期は74億円の黒字だったし、
期中予想は54億円の黒字だった。

ファミリーマートと経営統合する機会に、
「膿を出し切る」
そこで一転、5年ぶりの赤字。

不採算のユニー店舗を対象に、
92億円の減損処理の実施をする。
コンビニエンスストア事業も減損処理。
損失額は通期で174億円に達する。

これがユニーの実態だった。
だからファミリーマートの傘下に入る。

先のコラムニストの分析に、
この現象も符合するのか。

ユニーグループの連結営業収益は、
1兆189億円、前年比マイナス1%。

営業利益は202億円で、
20%のマイナス。

一方、これも日経の消費Biz。
日本コカ・コーラグループが、
セブン&アイ・ホールディングスと
缶コーヒーを共同企画。

主 力ブランド「ジョージア」のロゴと、
「セブンプレミアム」のロゴが同居する。
上部にセブンプレミアムのロゴがある「ジョージア」
日本コカコーラは、
「PB商品はつくらな い」という方針だった。

しかしこのジョージアは、
セブン&アイの約1万8000店だけで販売。
だからPBに違いはない。

日本コカは言い訳のごとく説明。
「PBでなく、
あくまで共同企画の『ジョージア』だ」

しかし客観的に見て、
PBに間違いはない。

2014年の缶コーヒー市場は、
3億4300万ケースで、
減少傾向が続く。

その原因は、
コンビニのいれたてのコーヒー」の影響。
コンビニ大手5社の販売計画は、
14年度で計13億杯。

スーパーマーケットも、
これに対抗すべく挽きたてコーヒーを販売する。

つまり「コーヒー戦争」。

すでにセブン&アイは、
サントリー食品の「ボス」を、
共同企画品として展開してき た。

それによって、
トップブランドのジョージアは、
出荷数量が昨年2%減。
2位のボスは6%増。

これへの対抗策が、
ジョージアの「共同企画」と称するPB化。

そこでセブン&アイは今回、
サントリーから日本コカにくら替え。

セブン&アイは、
カテゴリー大手メーカーと組んで、
ブランド商品を独自の競争力にする戦略。

カップ麺では日清食品、
ビールはアサヒビールとサントリー、
スナック菓子ならカルビー。
日用品でも、花王やライオン。

それぞれのカテゴリーのトップメーカー群が、
共同企画PBに参画せざるを得ない形。

ユニーホールディングスの件、
コカコーラのセブンPBの件。

こういった入れ替わりの激しさが、
今回の大型景気の特徴かも知れない。

平成の大型景気の進み方は、
従来型とは異なる、
社会的効率化現象を生み出す。

しかしはもうひとつの現代化を考える。
大企業とボランタリーチェーン、
ローカル企業と個人事業主。
そういったコラボレーション。
ヤマダ電機とコスモス・ベリーズ、
住友達也さんのとくし丸。

巨大企業同士の製販共同。
大と小との資本関係のない同業協業。

いずれも商業の現代化ではあろう。
どちらが将来を見ているか。

それは考慮に入れておかねばならない。

〈結城義晴〉

2015年04月03日(金曜日)

ユースキン製薬社員総会講演と伊勢丹・すき家の新型店/新価格

4月に入って、3日。
低気圧に覆われ、強い風が吹く。

昼頃、川崎へ。
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ユースキン製薬株式会社。
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1955年創業で、
今年3月11日、
60周年を迎えた。

その社員総会が開催され、
私も招待された。

社長の野渡和義さんは、
私の中学・高校の器械体操部の先輩。
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午後の第二部が講演会。
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真ん中で話している齊藤和之常務が、
ドラッカリアンで、
今日のテーマは、
「ピーター・ドラッカー」。
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ユースキンの社員・幹部の皆さんに、
「ドキドキ・ワクワク・ニコニコ」の真髄を、
90分語った。
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まずは、月刊『商人舎』、
昨年の7月号。
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上田惇夫先生にご登場願って、
特集「The Retailer’s Druckerism」
ドラッカー・マネジメントの学び方・極め方 

強調したのは、
マネジメントの本質。
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「人の強みを生かすこと」

そして責任の組織化、
自己管理の目標管理、
そしてコミュニケーション。
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あっという間に90分。
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パワーポイントを使わない講演も、
とてもいいもんだ。

その講演のあとは、質疑応答。
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面白い質問で、
「ドラッカーがなぜ、
学者に受けないのか」

二つの理由を答えた。
ここでは内緒。

いい講演会だったと思う。
ご清聴を感謝したい。

その後は第三部。
DSCN9915-5
バイオリン演奏会。

会場はユースキン製薬本社4階。DSCN9913-5
素晴らしい景色。

演奏は大谷康子さん。
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東京芸術大学出身のナンバー1。
40年のプロ演奏家で、
2010年文化庁「芸術祭大賞」受賞。
「題名のない音楽会」には340回以上の最多出演。

目の前で、
日本のトップバイオリニストの、
気の入った生演奏。

その息遣い、指使い。
なめらかな音色。

音を出すのは、
あのストラディバリウス。

堪能した。

すばらしい。
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ユースキンの社員の皆さん、
幸せだ。
ー5

演奏会が終了して、
野渡先輩とテラスで写真。
DSCN9923-5
このあと、第四部の懇親会にも、
参加させていただいて、
社員の一人のように仲間に入れてもらった。

いい商品をつくり、
いい会社にしてください。

さて日経新聞の『消費Biz』
「百貨店が新型店」の記事。

三越伊勢丹ホールディングスが、
東京ミッドタウンに
「イセタンサローネ」1号店を開く。

欧米の高級衣料や雑貨の、
約90ブランドをそろえた高級店。

想定客単価は5万円。
伊勢丹新宿本店よりも大幅に高い。

売場面積は約900㎡。
フロアごとに、約30㎡のサロンを設ける。
これは試着室を兼ねたスペースで、
それが店名にも使われている。

イセタンサローネ種村俊彦店長。
「これまで百貨店での買い物に
価値を感じていなかった世代へ、
伊勢丹が持つ魅力を凝縮して発信する」

このあと、名古屋市などの都市部で、
10店ほどの店舗展開を図る。

顧客ターゲットは、「ニューリッチ」。
起業や投資で新たに富を築いた富裕層で、
40代が中核。

世帯収入の高いダブルインカムなども、
このニューリッチに入ってくる。

野村総合研究所調査。
純金融資産1億円以上の富裕層・超富裕層は、
2013年に100万世帯を超えた。
この客層を狙う。

東急百貨店、Jフロントリテイリングも、
新しいフォーマット開発をする。

すでに従来型大型百貨店は、
その新規出店余地がない。

三越伊勢丹HDの大西洋社長の発言。
「中間層の消費はまだ回復しきっていない」

そこで新しい超高級フォーマットへの挑戦。

このブログでは盛んに紹介しているが、
アメリカの百貨店戦略は、
全企業がオフプライスストアに向けられている。

私はこちらが本命だと考えているが、
日本の経営トップの視線は、
逆のほうに向いている。

さて、いかに。

イセタンサローネも、
今後を注目するとは言わないが、
様子を見守っておこう。

一方、これも日経新聞だが、
「すき家、賭けの値上げ」
もう、私の観点に答えてくれる新聞は、
日経しかない。

ゼンショーホールディングスの「すき家」
牛丼チェーン3強の中で、
最後まで並盛り200円台価格を守ってきた。

それが値上げ決定。
現在291円の並盛りは350円。
牛丼49アイテムを42~62円値上げする。

吉野家ホールディングス、
松屋フーズ、
ともに380円。

それに合わせるプライスライン。

すき家は昨年8月にすでに、
並盛りを21円高い291円に値上げしていた。
商品内容は見直さず価格だけをアップ。

それでもライバルに対して、
唯一の200円台だったから、
大丈夫だとの判断。

しかし、客足は、
目に見えて鈍った。

昨年8月というのも
中途半端な時期だ。

4月から消費増税が始まったから、
その時になにかしておかねばならないし、
その後は動いてはいけない。

だから今回の再値上げにも、
慎重にならざるを得ない。

すき家の値上げの理由は二つ。
一つは原材料価格の上昇。

牛丼に使うのは米国産バラ肉、
ショートプレートと呼ばれる。
その国内取引価格は現在、
1キロ800円台。
1年前より2~3割高。

すき家値上げのもうひとつの理由は、
労務問題。

ゼンショーには足かせがある。
深夜営業休止。

いままで必死で再開の努力をしてきたが、
3月末時点でもまだ616店が再開できない。
3割の店舗だ。

だから15年3月期の連結営業利益は、
前の期比7割弱のダウン。

止むにやまれぬ値上げの内容は、
牛肉・タマネギなど具材の増量。
並盛りで20%増やす。

しかし果たしてこれで、
客足を繋ぎ止めることができるか。

三越伊勢丹はニューリッチを狙い、
牛丼のすき家は増量して値上げ。

三越伊勢丹は百貨店業界第一位、
ゼンショーは外食産業トップ

そんなナンバー1企業の政策だが、
どうも本命とは見えない。

それが現在の小売サービス業界。
ピーター・ドラッカー先生が生きていたら、
なんとコメントするのだろう。

あなたたちは、
ドキドキ・ワクワクする仕事を、
していますか?

〈結城義晴〉

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