9月9日は「重陽の節句」
菊の節句でもある。
季節の変わり目を祝い、
無病息災を祈る年中行事。
ちょっと廃れてしまって、
もったいない。
私は常夏のハワイ。
季節の変わり目がないところ、
といってよい。
窓の外には、
ワイキキビーチ。
昨夜は到着のウェルカムパーティ。
会場はショア・バード。
その一角を借り切って、
パーティ。
ビールを飲んで、
サラダなど食べていると、
サンセット。
ビーチに面したバーベキューレストラン。
3年前にわざわざロケハンをして、
ここに決めた。
サーロインステーキ。
これを各自、一枚ずつ、
自分で焼く。
そしていただきました。
もちろん完食。
浜辺に出たりして、
楽しむ。
海は黒々としているが、
ビーチは明るい。
椰子の木が、
ハワイらしさを演出してくれる。
そして三日月。
東尾里江さんとツーショット。
万代人事部マネジャー。
そのあとビーチバー。
楽しい夜は過ぎていく。
ドキドキワクワク・ニコニコの研修会。
一夜明けて、オアフ島に日が昇る。
二日目は目いっぱいの勉強。
朝7時20分集合で、
まず、ホールフーズへ。
着くとすぐにインタビューと店内ツアー。
説明はダブニーさん、
マーケティング・チームリーダー。
「グレイト・クェッション!!」
ダブニーさんがそう言って、
質問に答えてくれた。
ホールフーズは最近、
ちょっと業績が振るわない。
しかし店を訪れてみると、
全く心配はない。
それがダブニーさんの説明からも、
実によくわかった。
数字だけ見ていてはいけない。
いつも現場を見ながら、
数字を評価すべきだ。
私、ちょっと反省した。
そし全員で「シャカ」をしながら写真。
東尾さんが残って、
さらに質問。
「なぜ、ホールフーズに
就職したのですか」
「私は調理師でした。
食べるものにかかわっていた。
そして健康な生活がしたかった。
ホールフーズはそういったことを、
すべてかなえてくれる会社でした。
私の生き方と会社の生き方が、
マッチしていて、
私はとっても幸せです」
ありがとう。
青果部門は相変わらず素晴らしい。
オーガニック商品と、
そうではない商品に仕切りを付けた。
臭いなどが映らないようにするためだ。
バルク売り場も当然、充実。
青果部門からシーフードに続く。
その境目にPOKEコーナー。
客は自由にとってコンテナに入れる。
自慢の精肉部門。
5ステップウェルフェアシステムを導入。
店舗右サイドはフードサービス部門。
ここで朝食用の買い物。
サービスデリもおいしそう。
朝からレジには顧客が並ぶ。
エブリデーロープライスも、
徹底して展開する。
ビア&ピザ&ワインバー。
最新流行型の店づくりが、
ハワイでも展開されている。
そして楽しいブレックファスト。
同じショッピングセンターには、
ロングス・ドラッグ。
そしてターゲット。
おなじみのマスコット。
そしてハロウィン展開。
相変わらずのクレンリネス。
食品売り場は小さい。
エンドにもハロウィン。
ミッシモ・ブランド。
ターゲットも随分、回復した。
うれしい限りだ。
一路、ノースショアへ。
そしてカフク・ファーム。
トラクターに引っ張られて、
オーガニック農場視察。
ここでもシャカ。
楽しそうだ。
花が植えられている。
虫よけ効果とともに、
土壌を豊かにする。
バナナがなっている。
1本の木に一つの花。
その花からバナナの実ができる。
パパイヤが最大の生産品。
冷蔵コンテナもある。
2階が調理キッチン。
ハワイ名産タロイモ。
く
ダニエルさんが案内と解説。
農場は広くなったし、
生産量も多くなった。
ニーズは高まっている。
ナスビの畑も広い。
もちろん有機栽培。
アサイーも栽培している。
農場ツアーが終わると、
試食タイム。
まずバナナ。
そしてパパイア。
実にうまい。
そしてサラダとサンドイッチ。
パパイヤティ。
同じオアフ島の有機農民が視察に訪れた。
カフク・ファームは、
昨年よりも充実していた。
これもうれしいものだった。
それからバスの中でちょっと昼寝しながら、
コストコ・ホールセールへ。
相変わらず大繁盛。
コストコはホノルル地区で、
ナンバー1シェアを誇る。
ハロウィン展開。
これもハロウィン。
この骸骨もハロウィン商品。
黄金のかぼちゃ。
どこよりも、早仕掛け・早仕舞い。
ウォルマートよりも。
それがコストコのアイデンティティ。
アロハシャツも充実。
もちろん夏でもロテサリーチキン。
青果部門の冷蔵庫では、
ロメインレタスが山積み。
しかも売れている。
コストコは断然強いフォーマットだ。
それは模倣困難性を備えているからだ。
そして二日目の最後は、
ウォルグリーン。
アラモアナセンターの横。
今年もロバート店長が、
熱のこもったレクチャーと店内ツアー。
そしてスムージーでおもてなし。
ありがとう。
2回のドラッグストア部門でも、
丁寧な解説。
1階に降りて来たら、
パイナップルのアイスクリームで、
さらにおもてなし。
そして質疑応答。
8000店を超えるウォルグリーン。
その基幹店が全米に16店ある。
5店くらいの基幹店中の基幹店がある。
私はそう、考えている。
このホノルル店は、
ウォルグリーンの最高峰だ。
ロバート店長と固い握手。
2層の店だが、
1階は充実したコンビニエンスストア。
チェックスタンドは集中レジ。
ドールのマシンが人気ナンバー1。
寿司はコンセッショナリー。
ビール・クーラールームもある。
高級ワインと葉巻。
そして南側入り口には、
キティコーナー。
2階はまずコスメティックス。
そしてOTCコーナー。
調剤薬局が一番奥にある。
そして左手はビューティコーナー。
デザイン性は抜群。
ハワイの空と雲、スコールの雨、
そして波と海底の網。
ハワイならではのデザインで、
顧客も働く人も店長も、
大満足の店だ。
ドキドキワクワクのビギナーズ研修。
怒涛の視察はここで終わり。
しかしホールフーズにターゲット、
コストコ、ウォルグリーン。
オーガニック・ファーム。
昨日はウォルマート、セーフウェイ。
それに欠かせないローカルチェーン2社。
フードランドとタイムズ。
厳選に厳選を重ねた、
珠玉の店舗群。
私も満足。
この後、総括講義と、
明日の完全自由研修。
季節の変わり目を感じさせないハワイで、
重陽の節句の研修は終わった。
(つづきます)
〈結城義晴〉