結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年11月22日(金曜日)

業態別「10月の波の下の潮流」と稲森和夫の「人生方程式」

今日は「小雪」

二十四節気の「立冬」と「大雪」の間。
「しょうせつ」と読む。

「冷え込みが始まり、
雨が雪に変わっていく時季のこと」

横浜は一日中、雨模様。
夜になったら雪に変わるかもしれない。
そうすれば本当の小雪だ。

西日本新聞の巻頭コラム「春秋」が、
この小雪を取り上げた。

「”小雪”をすんなり”こゆき”と読めば、
中原中也のこの詩が思い浮かぶ」

汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる

この詩の第4連はこう終わる。

汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところもなく日は暮れる……

コラムは中也と同郷の首相に、
コメントして終わる。

「”経済”を隠れみのに
“改憲”を進めてきた政権の
終わりの始まりにならぬよう
襟を正す時だろう」

それにしても今夕ぎりぎりで、
韓国政府が日本政府に伝えてきた。
「GSOMIAの協定終了を停止」

終わりの始まりは、
あちらの大統領である。

今日は午前中に来客。
㈱True Dataのお二人。

常盤勝美さんと、西口美穂さん。DSCN92509
常盤さんは今、True Dataに属して、
流通気象コンサルタント。

西口さんは、
東武百貨店の名物広報担当だったが、
今、True Data経営戦略部広報課長。

ビッグデータとWeather Marketingを、
結びつける重要な役目を担っている。

そのあたりのことを、
丁寧に話し合った。

常盤さんが持っているのが自著。
「だからアイスは25℃を超えるとよく売れる」
商業界刊の長いタイトルの本。
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サブテーマが、
「基礎から学ぶウェザーMD」
こちらのほうが内容がわかりやすい。

常盤さんは毎週、
商人舎webコンテンツに連載中。
「仕事に役立つ2週間天気予報」

私は小売りサービス業を、
「お天気産業」と揶揄しているが、
しかしWeatherへの対応はますます、
重要になっている。

さて「波の下にある潮流」
月刊商人舎11月号特集。201911_cover-448x632
10月の消費増税という波の下の、
潮流はどうなったか。

商人舎流通SupeNewsで、
次々に調査結果を報道。
画面上段の「統計」をクリックすると便利。

10月チェーンストア統計|
4.1%減、台風と駆け込み需要反動響く

日本チェーンストア協会発表。
加盟企業数55社、1万0522店の集計。
前年同月比4.1%減。

構成比約7割の食料品は0.9%減と、
波が少ない商売だ。

畜産品は5.6%増加して、
農産品1.7%減、惣菜2.7%減。

衣料品は7.3%減だが、
なぜか紳士衣料11.8%増、
婦人衣料6.7%減。

住関連は12.2%減。
増税前の駆け込み需要の反動減。

10月スーパーマーケット統計|
12カ月連続既存店前年割れ

こちらはスーパーマーケット3団体。
会員企業270社の調査結果。

総売上高は前年同月比100.0%。
既存店は1.7%減で12カ月連続減少。

ダウントレンドだが、波は小さい。
それがこの最大業態の潮流だ。

9割を占める食品が0.6%増、
非食品が5.5%減。

青果4.2%減、水産1.5%減。
畜産も惣菜もそれぞれ0.3%減。
日配品0.4%減、一般食品0.8%減。

流通スーパーニュースの分析。
私が書いておいた。
「消費増税後、
駆け込み需要の反動減があった一方、
ポイント還元対策としての販促強化や、
台風に伴う防災品の伸長で、
全体としての反動減は少なかった。
しかし全体では顧客の財布のひもは固く、
既存店連続減少は1年になった」

10月コンビニ統計|
ポイント還元効果で既存店1.8%増/2カ月ぶり増収

日本フランチャイズチェーン協会発表。
調査対象企業はいまや7社。
セブン-イレブン・ジャパン、
ファミリーマート、ローソン。
ミニストップ、セイコーマート、
ポプラ、デイリーヤマザキ。

既存店売上高は前年同月比1.8%増、
全店売上高も2.7%増。
ともに2カ月ぶりにプラスに転じた。

消費税増税に伴うキャシュレス還元で、
客単価が伸びた。

たばこはキャッシュレス2%ポイント還元。
憲法違反ではないかと思われるが、
これで非食品は5.8%増。
日配食品0.7%増、加工食品1.0%増。
しかしサービスは7.1%減。

ただし売上げは伸びたが、
客数は2カ月ぶりのマイナス。
既存店客数は前年同月比2.2%減。
14億1070万人も減った。

総店舗数は0.2%増加して5万5688店。

大手コンビニ3社既存店売上高。
セブン-イレブン3.4%増、
ファミリーマート0.9%増、
ローソン0.3%増。

客数は、
セブン-イレブン2.2%減、
ファミリーマート2.0%減、
ローソンが2.8%減。

客単価は、
セブン-イレブン5.7%増、
ファミリーマート2.9%増、
ローソン3.3%増。

こちらもダウントレンドの潮流だが、
波の上の消費増税で客単価が増えた。
他の業態から収奪した。

10月日生協統計|
総供給高3.4%減、好調個配も10月は3%減

日本生活協同組合連合会65生協の集計。
全体では前年比3.4%の減少。
店舗販売は1.7%減、
宅配は4.3%減、
宅配のうち個配も3.0%割れ。

「絶好調だった個配も、
10月は3.0%減少したが、
それでも生協の売上高のうちの
トップシェアの44.3%が個配で、
二番目の店舗販売は34.7%、
共同購入などが18.5%」

生協は今や個配業なのだ。
しかしそれも減少した。
コンビニにとられたか。

10月百貨店統計|
売上高17.5%減、雑貨・衣料など二桁減

日本百貨店協会の76社208店舗。
こちらもどんどん店が減っている。
増税前の駆け込み需要の反動、
台風来襲の臨時休業・営業時間短縮。
マイナス要因が重なり、17.5%減。

駆け込み需要の9月は23.1%増だった。

ついでに、
10月百貨店インバウンド動向|
客数5カ月連続減少で売上高13.8%減

日本百貨店協会91店舗の調査結果。
免税総売上高は13.8%減、
2カ月ぶりのマイナス。
韓国市場からの来訪客数の減速が主因だ。

アル・ライズ&ジャック・トラウトの言葉。
「波は短期的に
動揺と混乱を引き起こすが、
長期的には
波の下にある潮流の方が
ずっと重要である――。」
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稲盛和夫さんの「人生方程式」。
人生・仕事の結果
=考え方×熱意×能力
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人生や仕事の結果・成果は、
「能力」と「熱意」との掛け算に、
「考え方」が掛け算される。

いま、考え方として大切なのは、
波の下にある潮流を捉えることだ。

〈結城義晴〉

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