1日中、自宅で原稿執筆。
請け負っている連載の新しいシリーズが始まった。
夕方、書き上げて、メールで送った。
(株)紀文食品直営の出汁料理(おでん)専門店、
「楽でん」
新橋の烏森口の雑踏を抜けた、
静かな路地裏にある。
「おでん」を食べるには少し暖かいが、
夏の紀文正月フォーラムの打ち上げ。
ひょうたん型の鍋で、
さまざまなおでん種が煮込まれる。
メンバーは、
紀文食品の堀内慎也マーケティング部長。
「お正月」の専門家。

こちらは左から和文化研究家の三浦康子さん。
(株)こどもりびんぐ編集長の岡﨑奈穂子さん。
野崎理悦(りえ)紀文食品執行役員商品開発室長。
高柳謙一郎同営業企画部部長。
三浦先生は基調講演とパネルディスカッション、
岡﨑さんもパネラー。
いいフォーラムだった。
おでんメニューはほとんどをいただいて、
それに旨い日本酒と焼酎。
堪能した。
今年末のお節や年始商材、
その発注は好調とのこと。
あとはみんなで売り切るだけです。
フォーラムの仲間は、
元気いっぱいだった。
一方、昨日は山本恭広編集長が、
広島に出張した。
㈱フレスタホールディングスを訪問。
フレスタの店舗バナーで、
広島県を中心に山口県、岡山県に展開する。
本社は広島市安佐南区緑井にあって、
物流センターを併設している。
最寄り駅はJR西日本可部線・緑井駅。
宗兼光代さんにインタビュー。
取締役管理グループ人事総務部部長。
宗兼邦生会長の次女。
アメリカの大学を卒業後、
食品メーカーで営業職勤務。
当時、東日本大震災が起きた。
スーパーマーケットが、
生活インフラであることを強く意識した。
その後は慶應義塾大学大学院経営管理研究科で、
MBAの修士号を取得。
それからフレスタに入社した。
フレスタは1887年、
宗兼清兵衛氏が菓子・タバコ販売店として、
ムネカネを創業したのが始まり。
その後、青果商を経て、
1960年、主婦の店に改組。
広島県でスーパーマーケット第1号店を開店。
ムネカネ横川店。
1991年、CIを実施して、
ムネカネから㈱フレスタに社名変更した。
当時、企業ブランディング事例として、
山本編集長が「食品商業」で取材をした。
2017年に持ち株会社を設立、
㈱フレスタホールディング。
スーパーマーケットのフレスタをはじめ、
酒販小売り、生鮮加工・卸売り、
それにマーケティングなど、
さまざまな機能会社を統括する体制となった。
いま掲げているのが、
「ヘルシストスーパーマーケット」
健康経営をミッションとしている。
キャッチフレーズは、
「ココロに、カラダに、スマイル」。
そのことが伝わるオフィス。
CGCジャパングループに加盟していて、
中四国CGCの中核企業の一つである。
宗兼光代さんには人事管掌のトップとして、
さまざまな取り組みを語ってもらった。
部門横断のプロジェクトを立ち上げて、
採用・教育活動の改革などを進めている。
その後、フレスタ中筋店に移動。
2020年11月オープン。
売場面積は約400坪。
いいい店だ。
商圏内に子育て世代が多いことから、
2階にイートインコーナーとキッズスペースを設置した。
木材の地産地消の観点から、
内装などに広島県内産木材を使用している。
日本のチェーンストアにも、
女性経営者の時代がやってきている。
実に楽しみなことだ。
かつて渥美俊一先生は言った。
「”男並み女”なら問題はない!」
40年も前のことで、
当時は妙に説得力があった。
だからその声色までよく覚えている。
しかしその時代は終わった。
それを宗兼光代さんは証明している。
私の孫は今のところ二人とも女の子だ。
その時代が来ている。
実に楽しみなことだ。
〈結城義晴〉























