Everybody! Good Monday!!
[2025vol㊽]
2025年第49週。
カウントダウンすれば、
あと6週間。
今日から師走で、
あと1カ月。
今年の商人舎の仕事納めは、
12月26日(金曜日)。
25日の木曜日が来年の1月号責了の日。
つまりあと1冊分、雑誌をつくる。
それまでトップインタビュー、
店舗取材などが目白押し。
そして新年号をつくって、
今年が終わる。
頑張ります。
ただし27日(土)、28日(日)は、
恒例の拡大名人会。
そのあとの年末際は30日まで、
今年も店舗視察をする。
詳細はまだ決まっていない。
13年前の12月1日。
立教大学池袋キャンパス。
銀杏が美しかった。

今日は1日、横浜商人舎オフィス。
月刊商人舎12月号の原稿執筆と入稿。
午後3時半からオンライン記者会見。
㈱ツルハホールディングスと、
ウエルシアホールディングス㈱が、
経営統合を完了した。

2社合わせて5659店舗、売上高2兆3124億円。
国内ドラッグストアチェーンとして、
圧倒的な規模の企業が誕生した。

統合後、2026年1月以降のスキームでは、
ウエルシアがツルハの100%子会社となる。
社名はツルハホールディングス。
そしてイオン㈱は、
ツルハHDの株式50.9%を所有する。
つまり新生ツルハホールディングスが、
イオンの子会社となる。
イオン吉田昭夫社長(左)と、
ツルハ鶴羽順社長(中)、
ウエルシア桐澤英明社長(右)が、
壇上で会見した。
リアル会場とZOOMによる開催。
私はZOOMで視聴した。
当初、新中期経営計画を公表する予定だったが、
株価影響およびのれん算出の影響を考慮して、
数値目標や業績見通しの開示はなかった。
そこで両者の「経営統合後ビジョン」の発表となった。
新生ツルハホールディングスの鶴羽社長は、
「規模の追求ではなく、理念の追求」と表現して、
統合の意義を語った。
堂々としていた。
店舗の目指す姿として、
「ライフストア(LIFE STORE)」のコンセプトを示した。

ライフストアの定義は、
顧客の「人生そのものに寄り添う」店。
食品、日用品などを中心とする、
今までのドラッグストアの機能に加えて、
未病、予防など顧客の人生に寄り添う店を目指す。
実現に向けて、2段階のフェーズを設定する。
2029年2月期までをフェーズ1として、
ヒト、モノ、金、情報を統合して、
ライフストアづくりのための基盤構築を図る。
2032年2月期までのフェーズ2では、
介護領域を含めたライフストアへの進化と、
海外展開を進める。
イオンの吉田社長。
「健康社会をリードするグローバル企業に近づいた。
統合効果を発揮するために新生ツルハを力強く支える」
「フォーマット開発から、
インフラ、人材交流まで、
支援を惜しまない」
統合会社の桐澤取締役営業管掌は、
「ウエルシアにとって未来への大きな一歩。
医療や介護のニーズも多様化している。
変革に挑戦する」と語った。
また両社共通のプライベートブランドは、
「+1(プラスワン)」と命名し、
現在の既存ブランドを廃盤にして、
「ドラッグストアならではの付加価値」を追究する。
月刊商人舎11月号。
「薬+食」の正体
ドラッグ&フードに傾いていく日本消費市場
新生ツルハホールディングスは、
「ドラッグ&フード」のフォーマットを開発する。
フードが24.5%くらいの構成比だ。
マツキヨココカラ&カンパニーは、
「HBC中心型」である。
コスモス薬品は食品の構成比61.2%で、
「フード&ドラッグ」フォーマットを貫徹する。
三者三様。
ほとんどのドラッグストアは、
「ドラッグ&フード」から「フード&ドラッグ」へ、
移行中だ。
「薬+食」のコンバインは、
想像を超える「パワー」をもつ。
この号の問題提起は、
「食品専業スーパーマーケットや、
コンビニエンスストア、
食品頼みになってきた総合スーパーは、
この「ドラッグ&フード」の躍進を、
指を咥えて眺めていていいものか」
ここにある。
そんななかでいよいよ、
新生ツルハがスタートした。
年商2兆3000億円。
食品だけの売上げ規模は、
約5665億円。
日本スーパーマーケット番付と比較すると、
4位のオーケーや5位のアークスに迫る。
「フード&ドラッグ」や「ドラッグ&フード」の躍進で、
食品消費市場の競争は別の次元に入る。
つまり来年は異業態間競争が、
さらに激しくなる。
そんなことを感じた記者会見だった。
では、皆さん、今週も、
競争はあなたの仕事です。
Good Monday!
〈結城義晴〉





















