3・11。
あの東日本大震災から15年。
総務省消防庁の調査では、
1万9782名の方々が亡くなられた。
宮城県で1万571名、
岩手県で5147名、
福島県で3948名。
ご冥福を祈りたい。
行方不明は2550名。
宮城県で1215名。
岩手県で1107名、
そして福島県で224名。
1995年の阪神淡路大震災では、
6434名の方々が亡くなられた。
あれから31年が過ぎる。
私たちの国、日本列島は、
地震の上にある。
そのことを大前提にして、
原子力発電所のことも考えねばならない。
日本に今、16カ所存在し、
商業用原子炉が33基あって、
このうち14基が稼働中とされ、
実際の稼働は12基である。
全世界で稼働中の原発は413基、
休止中の基数は25基。
日本の21基が休止中で、
建設中のものは59基。
中国が24基を新設しつつある。
アメリカが99基で、稼働中は93基。
フランスが56基、
中国が55基、ロシアが37基。
ウクライナは15基。
イスラエルにはないが、
イランには1基。
人間の生活とエネルギー。
この問題は本当にきちんと、
議論されねばならない。
ユヴァル・ノア・ハラリは、
原発に対して賛成でも反対でもない。
イスラエルの歴史学者。
『21 Lessons』に書いている。
「21世紀の人類のための21の思考」

気候変動は人類最大の脅威の一つだ。
その原因の一つが化石燃料依存であり、
したがって原子力発電は、
短期的、中期的に一定の役割を果たす。
ただし最大の問題は、
人間の政治だ。
技術そのものよりも、
人間の意思決定の脆弱さに問題がある。
ハラリは強調する。
巨大な権力は真実を歪める。
人間はしばしば非合理な判断をする。
組織は腐敗し、事故は政治的失敗から起きる。
ハラリは未来を予測する。
再生可能エネルギーと、
AIによるその最適制御こそ、
人類の方向性である。
原発は「過渡期の技術」であり、
「未来の主役」ではない。
私もこの23歳年下の哲学者の考え方を、
自分の思考に取り入れている。
しかし現在の日本の政治力・政治の方向性と、
電力会社のマネジメントやガバナンスを見ると、
原発を増やし再稼働する理由は見つからない。
何よりも大切なことは、
人の命である。
商業はその命を守る機能だからこそ、
社会にとって不可欠な存在なのだ。
さて、
月刊商人舎3月号、
発刊しました。

特集は、
≠全能店長
[Cover Message]
「≠」は「ノット・イコール」と読んで、
「等しくない関係」を意味する。
そして「全能店長」は、
オールラウンドなストアマネジャーのことだ。
だから「≠全能店長」とは、
「店長はオールラウンドマネジャーで
なければならないのか?」
という問題提起である。
そして、
「あなたは必ずしも全能店長である必要はないよ」
という提案でもある。
もちろん優れた店長になってほしい。
優れたリーダーであり、
きちんとしたマネジャーであるべきだ。
しかしオールラウンドであることを
目指す必要はない。
むしろピーター・ドラッカーが強調する
「強み」を知り、「強み」を活かす
店長であってほしい。
万代、サミット、関西フードマーケット、
ロピア、そしてDAISOの
それぞれの店長インタビューによって、
2026年時点の凄腕店長の実像が明らかになる。
目次。

インタビューを受けてくださった店長の皆さん、
ありがとうございました。
間違いなく「全能店長」もいます。
そして全員が限りなく、
「全能店長」に近づいています。
しかし「≠全能店長」も、
素晴らしい。
そして「完璧な店長」を求めるだけでなく、
「強み」を活かす店長を評価しましょう。
タイトルは「≠全能店長」ですが、
この特集は「店長賛歌」なのです。
ご愛読をお願いします。
大好評の「今月のこのひと・の・このひとこと」

まず、このページを見るという人、
増えています。
それから[特別企画]は、
オーケーの「店舗戦略」研究
二宮涼太郎社長のコメント。
これがオーケーの成長力の秘密です。

熟読してください。
最後に[新店の注目点]
オトナリマート伊勢崎下道寺店
首都圏300店舗目指すベイシア小型フォーマットの戦略性

注目の新フォーマット。
私はまだ見ていませんが、
注目しましょう。
今日は午前中、整骨院。
もうすぐ完治します。
そのあと東京・晴海へ。
夏のセミナー会場の下見。
「第2回・商人舎バイヤー研修会」
楽しみにしてください。
店長の仕事でもバイヤーの仕事でも、
何よりも大切にしなければならないのは、
人の命である。
〈結城義晴〉























