浜田宏一教授の「不確実な時代の現在の延長線」と「あすへの希望」

8月最初の日曜日。
外に出ると息が苦しくなるくらい暑い。
空気全体が体に絡みついてくるみたいだ。
植物はほんとうに強い。
今日は一日、外出もせず休養。
商人舎8月号の原稿を少し書いた。
日経新聞電子版に目が止まった。
「日本円沈没の危機」
日経編集委員の永井洋一さんが、
浜田宏一エール大学名誉教授の発言を引用。
浜田教授はアベノミクスの師と呼ばれた。
このブログには何度もご登場いただいている。

以前にも紹介したエピソード。
2013年11月15日、
浜田教授は中央大学で講演した。
「アベノミクスの三本の矢を、
大学の通知表にならって採点すると、
金融緩和はAプラス、財政政策はB、
成長戦略の第三の矢はEだ」
三本の矢の成績は「ABE」。
アベノミクスも皮肉っているが、
女安倍晋三を自称する高市早苗には、
ひどく手厳しい。
「不確実な時代に、
現在の延長線で
政策立案するのは危険だ」
続ける。
「政策当局は、
経済学の正常な論理を理解しないで
財政や金融政策を進めている」
「2.5%以上ある日米の政策金利差を、
放置したままでは
円安に歯止めがかからない」
浜田教授の提案。
「日銀はいったん4%まで利上げ(現在は1.0%)し、
為替レートの動向などをみながら、
段階的に金利を引き下げればいいのではないか」
財政政策についても苦言を呈する。
「機動的に使うのはいいが、
現在のようなインフレ懸念がある時に
赤字を膨らませるべきではない」
国際政治経済は混沌としている。
「トランプ関税ショック」の2025年4月以降、
円の対ドル相場を動かす要因が、
米国の長期金利から日本の長期金利に代わった。
その構図は、
日本の長期金利が上がり、
国債が売られると、
円相場が下落する。
円相場は歴史的な安値に埋没し、
日本経済の地盤が揺らいでいる。
就業構造基本調査などをみると、
国民の約7割は現水準より、
円高が望ましいと考えている。
私もこの7割に入っている。
休養の日に、
こんな記事に目が止まるなんて、
幸せなことではない。
しかし、いつもの合言葉。
明日からまた、
自分の立場で頑張ります。
〈結城義晴〉



























