2月の商人舎標語は「最良のベーシック」
Everybody! Good Monday!
2月2日、㈱商人舎第2期スタートのときです。
お陰様で、第1期の決算は、
売上げ・利益ともに、
ほぼ当初の計画通り。
2年目は、会社の基盤を築く年です。
よろしくお願いします。
しかし、「無茶はせず、無理をする」
さて、2月の商人舎標語。
「最良のベーシック」
不況は、これから本番。
消費も、ベーシック・アイテムが焦点となる。
だから、今月から、
「最良のベーシック」を
徹底的に追求したい。
「ベーシック商品しか買われない」
これは渥美俊一先生の言葉。
私も、まったく同感。
これがずっと続くわけではない。
けれど今は、ベーシック・アイテム。
毎日のように、「ベーシック」「ベーシック」
どの店も、このことは分かっている。
だから「ベーシック」はトレンドとなる。
その中で、目指すは「最良のベーシック」。
ユニクロはベーシック・アイテムで他を凌駕している。
「最良のベーシック」で。
どんなカテゴリーにも、
どんな品種にも、
どんな品目にも、
ベーシックがある。
みんなが、ベーシックを売るようになる。
POSデータを見るとよい。
ABC分析をするとよい。
売れ筋は、ベーシック・アイテムに限られている。
ならば他との比較の中で、
「最良のベーシック」だけが売れる。
「ベーシック商品」というカテゴリーの中で、
イノベーションがなければならない。
その上で「最良のベーシック」が、
絶対に品切れしないこと。
これはアメリカでも日本でも変わらない。
ここで、2月の大まかなスケジュール。
第1週は、明日、3日の火曜日が節分。
食品では、恵方巻、太巻き寿司。それにイワシ、大豆メニュー。
4日は、寒さ一番だが、暦の上では「立春」。
第2週は、水曜日11日が「建国記念の日」。
そして土曜日14日が聖バレンタインデー。
チョコレートは、2月に26%を超える需要がある。
「雪が積もれば、クリスマス♪
思いが募れば、バレンタイン♪
赤いリボンで結ばれた、
贈りものが待ってる♪
贈りものが待ってる♪」
(山崎眞幹作詞・作曲)
第3週、第4週と、日が長くなって、
心ウキウキ、春の予感。
このころは3月3日のひな祭り一色になる。
全国的に、梅から桜へと主役が変わり、
花粉症もひどくなる。
そして2月を通して、受験シーズン。
2月中旬から、3月まで、お祝いやパーティーが多くなる。
「節約、倹約。もったいない」のトレンドは、
今年いっぱいは変わらない。
その底辺に、「最良のベーシック」がある。
「最良のベーシック」を獲得した者だけが、
最強の商人となり、最強の商店となる。
2月期決算の会社は、現場の数字を、
改めて、確認すること。
これ重要な、仕事。
実地棚卸しは、決算書の、
貸借対照表と損益計算書を、
ともに確定するために欠かせない作業。
ほんとうに重要なことです。
最後にひとつ、気になること。
スーパーマーケットやコンビニのレジ。
小売業のチェッカーさん。
忙しいのか、疲れているのか。
慣れていないのか、恥ずかしいのか。
お客さんと目を合わせる人が、極めて少ない。
お客様と目を合わせて、「ニコッ」。
これが、良い。
「ニッ」と見るのではない。
さわやかに「ニコッ」。
お客様の目を見る。
それを、一人のお客に対して、最低3回。
上手に5回、アイコンタクトしてくれれば、満点。
お客様は、「節約、倹約。もったいない」の気分。
これは、ストレスのたまること。
買いたいのに、それを抑える。
欲しいのに、それを控える。
だからレジで代金を払うときに、
「ニコッ」とほほ笑んでくれると、
ストレスが吹っ飛ぶ。
「最良のベーシック」とは、商品だけではない。
「最良のベーシック・サービス」もなければならない。
そのためには「最良のアイコンタクト」。
みんなでチャレンジしてほしい。
では、今月も。
Everybody! Good Monday!
<結城義晴>