結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2020年12月16日(水曜日)

商人舎1月号の4時間座談会と「勤務初日に抱いた違和感」

月刊商人舎12月号。
お陰様で大好評だ。
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その12月号に関して、
Facebook Mailでお便りをいただいた。
㈱平和堂社長の平松正嗣さん。

12月号の記事の中で、
訂正しなければならないことがあった。
そのご指摘だ。

感謝したい。

特別企画
「旗艦店×進化的改革」
「コロナ禍」にもかかわらず難題に挑む
平和堂石山
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50年ぶりの建て替えで
「コンパクト総合スーパー」に挑んだ!

2020年11月12日(木)、
「平和堂石山」がオープンした。
2018年8月19日に旧平和堂石山店を閉鎖し、
2年3カ月かけて建て替え改装された店舗だ。

この記事の最後に、
「結城義晴の述懐」を書いた。

「故夏原平次郎会長の思い入れがこもった
“店番4″の石山の平和堂。
店番1は彦根銀座の創業の店、
店番2は南草津の店、
店番3は長浜駅前の店(現在、閉鎖)」

この店番2の「南草津の店」は、
「草津の店」で、現在は「くさつ平和堂」となっている。
店番3の長浜駅前店に関しては、
「現在、閉鎖」ではなく、
現在はモンデクール長浜である。

訂正して、お詫びしたい。

平松社長のご指摘はこの点だ。

「少し説明させてください。
6年前から、平和堂多店舗化の
1970年代~80年代の駅前多層階店舗の
S&Bを始めています。
現在の商圏を分析し直し、
新しいコンセプトの店にしています」

長浜は、1969年に開店した旧店舗を壊し、
モンデクール長浜として現在、
スクラップ&ビルドされているのだ。
〈写真は中日新聞より〉
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1階は、足元顧客のために、
食品中心のデイリー対応の売場。
2階は、長浜駅デッキに接続していて、
「おうみお土産小路」とカフェを設置した。
黒壁や北国街道などの、
琵琶湖の観光客を迎えるためにだ。

また平和堂米原店も、
スクラップ&ビルドされて、
先々週オープンした。
商圏が薄い地域であるために、
最小規模260坪の小型店となった。

近江八幡店も大津駅前店も、
スクラップ&ビルドした。

平松さん。
「平和堂の成長の原点の店を
自社の最新商圏に合った店として
再開発出来ていることは、
滋賀での平和堂のお客様との
距離の近さに支えられてきた結果と
思っております」

「地域密着を進化させた
“地域共創”の考えのもと、
今まで以上に地域とともに
地域の元気に貢献できる店として
運営してまいります」

「ほとんどが、市町村のまちづくりとも
連動しています」

実に平和堂らしくて、
いい戦略だと思う。

訂正してお詫びしたい。
平松さんともじっくり語り合いたいものだ。

商人舎12月号は単品販売をしている。

以下へお申し込みいただきたい。
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さて今日は、
朝からオンライン会議。
㈱True Dataの取締役会。
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COVID-19感染拡大の中で、
ビッグデータはその重要性を増している。

しかもコロナ禍でも好調な2業態。
スーパーマーケットとドラッグストアの、
ID-POSデータをTrue Dataはベースにする。
お陰様で順調です。

午前中、自宅でオンライン会議をして、
午後は横浜商人舎オフィスに出社。

そして午後3時から、
月刊商人舎1月号の座談会。

なんと4時間以上もディスカッションした。
中断したり、空気入れ替えしたりしながら。

鈴木國朗さんは、
㈱アイダスグループ代表取締役社長。
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関智美さんは、
㈱クレオのマーケティング本部主任研究員。
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そして結城義晴は、
最後にGo! Go! ポーズ。
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司会は亀谷しづえ。
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先週の金曜日に、
群馬県前橋市をクリニックした。
ベイシア、ヤオコー、ベルク、
とりせん、フレッセイ、
そしてツルヤ。

ご協力くださった企業には、
感謝したい。

その膨大な情報を整理しつつ、
丁寧に詳細に議論した。
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私はこの座談会の中から、
極めて重要なことをつかんだ。

ツルヤの大繁盛の秘密だ。
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長々と話し合うことも、
こういった時には効果を出してくれる。

パネラーの皆さんに心から感謝したい。

それは月刊商人舎1月号で公開する。

座談会のあとは、
商人舎オフィスの裏のインドカレー店。
「Spice Garden」
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ありがとうございました。

なお、写真撮影の時には、
全員が一瞬、息を止めて写っている。

ご心配なく。

最後に今日の「折々のことば」
第2024回。

私は教師らしくない教師、
ジャーナリストらしくない
ジャーナリストたることを
わが処世術と心得ている
〈林達夫『十字路に立つ大学』より〉
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これ、同感です。

つまりは、
アカデミズムのようなジャーナリズム、
ジャーナリズムのようなアカデミズム。
私もこの処世術でやってきた。

「大学は
頭でっかちな教育の理想像に縛られ、
文化装置としての賢さを
確(しか)と発揮しえていない」

だから林達夫は、
「仕事の場をアマチュア精神で行く」。

1896年生まれ、1984年没。
東洋大学教授や立教大学講師を務め、
平凡社の編集責任者でもあった。

プロフェッショナルであることは、
極めて重要だ。

しかしアマチュア精神を、
忘れてはいけない。

編著者の鷲田清一さん。
「会社でも役所でも病院でも、
勤務初日に抱いた違和感を
持ち続けられるかどうかで、
そののちの仕事の質も決まる
と言えそう」

勤務初日に抱いた違和感。
これが大事だ。

〈結城義晴〉


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