商人舎6月号発刊と24回ミドルマネジメント研修会開始

月刊商人舎6月号、本日発刊。
特集は、
’25ニッポン小売業番付
日本小売業ランキング107社と目標主義経営
[Cover Message]
2024年度の年間売上高ランキング。年商1000億円以上の小売企業107社。本誌の調査と集計によって公開する「ニッポン小売業番付」。さまざまなメディアに先駆けて、トップを切ってお披露目しよう。躍進するチェーン。低迷する企業。モノ言う株主に翻弄される会社。着々とわが道を行く企業。「そんなに急いでどこへ行く」のチェーン。それらをスケール順に並べる。アメリカ小売業ランキングと比較しつつ、日本のそれを俯瞰するとさまざまな現象が鮮明に見えてくる。それを「目標主義」のパワーにしよう。新しい投資をしなければ企業は倒産しない。しかし何もしなければもちろんジリ貧となり、何年間か経過すると火が消えていく。そして投資に必須なのは「目標主義」に基づいた分析であり、意欲である。「2025ニッポン小売業番付」が目標主義に役立つならば幸いである。
第二特集は、
ロピアの「超スピード戦略」を読み取る
「そんなに急いでとこへ行く」
ロピア札幌侵攻作戦
[第1部 2025年5月8日。]
「ロピア琴似店」満を持して開業
相川博史 ㈱Firsto社長兼東北・北海道営業本部長
「北海道・東北の食文化を変えていきたい!!」
[第2部 2024年11月23日。]
「ロピア屯田店の衝撃」
[第3部 2030年2月末。]
「北海道25億・1000億円ビジョン」
新潟北陸FC作戦
[第4部 2025年5月23日。]
1号「ロピアムサシ新潟店」は屯田を超えた。
正午にはほとんど集まって、
午後1時きっかりに講義が始まる。
2008年4月17日。
商人舎発足の会。
93人の発起人の皆さんに見守られて、
私は3時間の記念講演をした。
「小売りサービス業が日本を救う」
今でもそれを信じているが、
このミドルマネジメントの冒頭の講義は、
この記念講演のメッセージを共有するためにある。
商業の現代化と知識商人の養成。
そのために脱グライダー商人でありたい。
つまり自分の頭で考え、自分で行動する。
自分のエンジンをもった商人。
そして新型コロナ禍を経て現代は、
商人の本籍地と現住所の考え方が大事になってきた。
商業現代化の理解のために、
倉本長治が説いた「近代化の思想」を解説する。
「店は客のためにある」と「商売十訓」
そしてこれらは、
ピーター・ドラッカーの思想と酷似している。
そして商業近代化の歴史。
ここからチェーンストア1.0、
チェーンストア2.0を語る。
3.0の一つがコンビネーションストアである。
ウォルマートのスーパーセンターは、
その最強のコンビネーションストアだ。
1962年に始めたディスカウントストアと、
スーパーマーケットがコンバイン(結合)したのが、
SUPERCENTERなのだ。
ヨーゼフ・シュンペーター。
「Innovation」の概念をまとめた権威。
シュンペーターはイノベーションを、
ニュー・コンビネーションと表現した。
それは不思議なことに、
ウォルマートの最強フォーマットと合致する。
私の2時間講義はあっという間に終わる。
湯河原でも雨の紫陽花が美しい。
午後3時45分からは鈴木哲男先生。
ご存知、「52週MD」の権威。
マーチャンダイジングと、
プロモーションと、
ストアコンパリゾン。
鈴木先生はこれらをマーケティングと定義する。
そしてマーチャンダイジングとプロモーションが、
組織として一体化して展開されるのが、
52週MDの神髄である。
独自の調査資料と、
独自の整理によって、
独自の講義となる。
それが鈴木哲男流のレクチャーだ。
午後8時までの3時間半、
存分に語っていただいた。
それから夕食タイム。
ニューウェルシティ湯河原の食事はおいしい。
私はそれも気に入っている。
みんな、満足そうだ。
明日の朝の講義は高野保男先生。
その高野先生も夕食に加わってくださった。
そして三人で写真。
ありがとうございました。
よろしくお願いします。
夕食が終わると、
全員が今日の復習をする。
講義室を解放して自習室とする。
真剣な空気が漂う。
商人舎研修会は話を聞いて学ぶだけではない。
それを自分なりに再整理して把握する。
自分の言葉で説明できるようにする。
この、夜の学習が成果をもたらす。
これだけ勉強するのだから、
身に着かないはずはない。
私が一番感動するのは、
この瞬間だ。
ありがとう。
〈結城義晴〉
4 件のコメント
毎号そうですか、目次を拝見しただけでワクワクします。
タイトルに、必ず何か新しい情報があり、想像力が膨らまされます。
それがよくある平易な言葉であっても、必ず何か新しい意味づけがされています。
今回、一番気になるのは「目標主義」です。じっくり拝読させて頂きます。
吉本さん、ありがとうございます。
うれしいお言葉です。
編集部のみんなが喜びます。
ミドルマネジメント大盛況のようでおめでとうございます。
ロピアの札幌店は3店見て来ました。
この勢いは誰も止められない。
いつか湯河原でゴルフでもしましょう。
浅野先生、ありがとうございます。
湯河原カンツリー倶楽部、
酷く難しいコースですが、
いいですね。
やりましょう。