イスラエルのイラン空爆。
これはもう完全に戦争だ。
イスラエルのパレスティナ攻撃。
ロシアのウクライナ侵攻。
さらにインドとパキスタンの攻防。
地球上には戦争ばかり起こっている。
今日の日経新聞巻頭コラム「春秋」
深く共感した。
ハンナ・アーレントを引く。
ドイツ系ユダヤ人の政治思想家。
1906年生まれ、1975年没。
その『暗い時代の人々』
「政治など社会の公的領域が暗い時代には、
人は身の回りの人間性に光を求める」
コラムニスト。
「中東の戦火が発するのは
物事が武力で決まるというメッセージだ」
「世界の上層では強い者の気ままに
周囲が調子をあわせる奇態が演じられる」
G7然り。
「閉塞感は簡単には消えそうにない。
だがそんな時世と諦観しては、
殊に若い人に酷だ」
同感だ。
「暗い時代、社会のリーダーや、
多少とも余裕のある大人には、
希望を語る役割があるのではないか」
その通り。
私たちには希望を語る役割がある。
責任がある。
「小さなことでもいいから
善きものに忠実な姿を見せ、
周囲を照らす」
私もそうして生きてきたい。
日本を代表する避暑地のはずが、
結構暑い。
軽井沢プリンスホテル西館。
第33回ツルヤ共配協議会年度総会。
そこで記念講演。
11年ぶりだとか。
控室で1時間ほど、
㈱ツルヤ前会長の掛川興太郎さんと話した。
専務でご長男の掛川忠昭さんもご一緒。
掛川さんは去年、心臓の手術をされた。
それでも顔色は良いし、お元気な様子。
話は城功先生や渥美俊一先生から始まって、
吉田繁治さん、宮崎文明さんまで。
さらに北野祐次さん、荒井伸也さんも、
遠藤須美雄さんも登場した。
さらに長野県の競争環境の変化、
群馬県への出店戦略、
投資に関する考え方。
掛川さんとツルヤの考え方がよくわかった。
そして当然、アメリカのパブリックス、
ウェグマンズやHEBなど、
非上場スーパーマーケットなどについても、
深く語り合った。
私にとっては実に楽しい時間だった。
講演は15時から。
テーマは、
「トレードオンのススメ」
薦めというよりも、
ツルヤこそ「トレードオン」の企業だ。
良い商品を安く提供する。
これこそあちらを立てて、
こちらも立てる。
城先生と建築家の菊竹清訓さんの対談のこと。
そこから「カ・カタ・カタチ論」が生まれたこと。
ツルヤと取引先との関係は深い。
絆と言ってもいいだろう。
最後は成長と膨張。
「両利きの経営」も語った。
90分の講演。
きっかりに終わった。
ご清聴に感謝したい。
講演のあとは楓の間に場所を移して、
円卓での懇親会。
その円卓を囲む人たち同士での懇親。
私は掛川健三社長とじっくり話しながら、
ゆっくりとフランス料理を味わった。
乾杯の音頭をとった能任さんは隣の席で、
森永乳業名誉会長の大野晃さんの話題で、
盛り上がった。
1996年のシアルドールで、
アロエヨーグルトがカテゴリー賞を受賞した。
私は日本代表委員だった。
その時、大野さんと一緒に、
パリを楽しんだ。
私たちのテーブルで話題になったのが、
じゃらんネットのこと。
長野県の観光名所ベスト10。
1位、2位ときて、
3位が国宝松本城、
4位が善光寺。
そして5位にツルヤが入っている。
県内22店のツルヤは、
長野県の代表的な観光地になっている。
最後に掛川社長と腕を組んで写真。
私の左隣は、
ツルヤ共配協議会会長の大谷昌史さん。
旧知の信越明星㈱社長。
そして右が萩原常務。
最後にツルヤ取締役の栗林敏夫さんと話した。
続きはまたの機会に。
ツルヤらしいアットホームな会だった。
それにしても私たちには、
希望を語る役割がある。
私たちにはその責任がある。
〈結城義晴〉