成城石井・イオンリテール・ニトリの「食衣住」三者三様Marketing

12月中旬としては暖かい。
家のそばの妙蓮寺境内のこぶしの木。

題目の碑がある寺の辛夷(こぶし)かな
〈政岡子規〉
商人舎流通SuperNews。
今日は衣食住の商品開発のニュースが並んだ。
成城石井news|
今季のチョコカテゴリー最大250品ラインアップ
㈱成城石井のチョコレート。
今季は最大250品をラインアップする。
凄い、魅力的だ。

自社輸入・自社加工など、
独自の仕組みを最大限に活かす。
今季のテーマは、
「多彩なフレーバー」

菓子担当バイヤーが世界中を探し歩いて、
定番から非定番までを厳選して品揃えする。
新商品は30品。
チョコレートトリュフ、
一口サイズの板チョコレートなど、
他の食材の味わいや風味を組み合わせた。
自社輸入の商品。
「マテス ファンタジートリュフ
ラズベリーフレーバーマカロン」
971円/170g。
「ピュア ミルクチョコレートトリュフ
ベルジャンクッキークリーム」
1178円/148g。
「パティスイス」各種
1070円/80ℊなど。
結構な高額品も多い。
セントラルキッチンで小分け包装する商品。
「成城石井 チョコバラエティアソート BOX」
1610円/(小)154gなど。
年が明けた2026年1月9日(金)からは、
バレンタインデー向けに、
「成城石井推しチョコ★発見フェア」を開催。
異常ともいえる執着。
それだけ売れるのだろう。
凄い。
イオンリテールnews|
女子小中学生向けの新アパレル「Giselly」12/23誕生
イオンリテール(株)は、
「Giselly(ジゼリー)」をリリースする。
女子小中学生向けの新ファッションブランド。
SNSでの拡散などの影響で、
日本の小中学生にも、
韓国トレンドが取り入れられている。
オーストラリアでは、
16歳未満のこどもに、
原則的にSNSを禁止する法律を成立させたが。
イオンのジゼリーは、
韓国のストリートファッションと、
日本のガールズトレンドのポップさを、
ミックスした。
「Genuine(本物)」
「Shiny(輝き)」
「Lovely(かわいさ)」
この3つの言葉を組み合わせた造語。
ボトムスはウエストゴム仕様、
紐によるサイズ調整など、
着やすさとデザインを両立させる。
通学や外出の時にも合わせやすいスタイル提案。
商品ラインアップは、
「ハート刺繍プルオーバーアンサンブル」
「ヴィンテージサテンカーゴパンツ」
「ショート丈ZIPフーディ 」
「クロスモチーフミニスカート」
など、18種類。
サイズは130~160cmを用意する。
イメージモデルには、
「あいみお」として活動している、
双子モデルのあいなさんとみおなさんを起用。
デジタルサイネージやSNSを通して、
情報を発信していく。
私には予測できない。
ヒットするのかどうか。
しかし開発の意欲は評価しよう。
ニトリnews|
工具不要「組合せ自在な収納ボックス」12上旬発売
㈱ニトリが新発売するのは、
「組合せ自在な収納ボックス」シリーズ。
部屋のスペースに合わせて、
自由に組み合わせができる。
リビングや子供部屋では、
成長やライフスタイルの変化に合わせて、
収納方法を柔軟に変えたいというニーズが高まる。
収納家具は収納物を「見せる」ことで、
インテリアの一部として楽しむニーズもある。
このような要望に対して、
➀使う人が自由に組み合わせを選択できる
②どの部屋にもなじみやすいシンプルなデザイン
③組合せ自在な収納ボックス
シリーズは3種類。
3マスタイプ・6マスタイプ・16マスタイプ。
縦方向への積み重ねは最大4段まで可能。
各ボックス1個あたりの耐荷重は約2kg。
雑貨や本、おもちゃなど。
日常的によく使うアイテムの収納には、
十分な強度が確保されている。
成城石井、イオンリテール、ニトリ。
三者三様の商品開発。
12月商戦の中でのお披露目。
「バイイングはマーケティングである」
商人舎バイヤー研修会の結城義晴の主張。
そのMarketingに関して、
フィリップ・コトラーは言う。
「マーケティングの基本となる
最も重要な概念は、
人間のニーズである」
コトラーは続ける。
「市場の変化とは、本質的に、
顧客の行動の変化である」
三者三様のマーケティングの意欲は、
大いに評価しよう。
成果は未知数だ。
それもマーケティングである。
〈結城義晴〉





















