結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2026年04月21日(火曜日)

OIC研修最終日のポジショニング戦略講義とウェグマンズの調理披露

日経新聞一面トップ。
「ノジマ、日立の家電買収」

オー!!

野島廣司㈱ノジマ 代表執行役社長。
pic_1 (1)
商業界ゼミナールでもしっかり勉強してくれた。

ヤマダホールディングス、ビックカメラに次いで、
家電チェーン第3位。

26年3月期の連結売上高は9300億円を見込む。
「今回の買収で家電開発から量販店まで、
白物家電の垂直統合型のビジネスモデルを、
手に入れることになる」

他の家電チェーンとは違って、
店頭はノジマの社員が直接販売する。

確固としたポジショニングと垂直統合。
ノジマの経営にぶれはない。

さてOICグループの二ューヨーク研修。

1月の第1団から始まって、
4月の第5団まで。

1団あたり40人ほどだから、
約200人がOICグループ企業から派遣されて参加。

その第5団の研修も最終日。
いつものように会議室での朝の講義。
はじめに副団長による理念の唱和。 IMG_6248

OICグループの理念。
2025年3月26日に新経営理念を定めた。
「おいしい は、人が生きる力」

ロピアの理念。
そのなかのロピアの「モットー」
同じ商品ならより安く
同じ価格ならより良いものを

最後に7大接客用語。IMG_6249

第4団・5団を引率する水元均志さん。
IMG_6252

有志はベンジャミンで朝ステーキを体験した。
そこで私の講義は1時間。IMG_6254

しかし全員が集中してくれて、
濃密な講義となった。

商品のコモディティ化現象を語り、
ウォルマートのEDLPが、
コモディティ化を逆利用した話をした。

歴史的なイノベーションだった。
IMG_6255

1991年にP&Gの方からウォルマートに、
「バリュープライシング」を提案した。
これがネットネットプライシングだった。
丸裸の原価である。

ウォルマートのEDLPとロールバックは、
この丸裸の原価によって実現する。
IMG_6259

それから私の持論。
フォーマット戦略とポジショニング。
肉の宝屋藤沢店からユータカラヤへ、
そしてロピアへ。

これほど短期間に業種から業態へ、
そしてポジショニングをもったフォーマットへ、
「帨変」を遂げた企業は見当たらない。IMG_6260
ロピアとOICグループの人たちに、
このコンセプトを理解してもらう。

それが私の役目の一つである。

講義が終わると今日は、
マンハッタンの店舗視察。

ウェグマンズ・アスタープレイス店。
マンハッタン1号店。
IMG_6396

1階と地下1階の2層の店舗。
ワナメーカーズ百貨店の建物だった。

その1階の即食ゾーン。IMG_6263

売場センターの作業場。
四方から顧客に見られるつくりだ。
スタッフは視線を気にすることなく、
黙々と作業をしている。IMG_6268

地下1階でも朝の陳列作業が進んでいる。IMG_6277

この店の独自の取り組みが、
「SAKANAYA」。
日本の魚文化をニューヨーカーに、
啓もう・普及する。
このミッションを掲げて、
日本の豊洲市場から空輸した生魚を、
日本流にカットをして食べ方を提案する。IMG_6281

SAKANAYA担当のダニエルさん。
前任のエイドリアンさんの跡を継いだ。
IMG_6288

事務局は毎回さまざまな魚を購入する。
そして夜のコミュニケーションルームで、
団員に試食してもらう。

魚種の中からハマチを選んで、
日本のカッティング技術を披露。IMG_6300

ダニエルさんのサポートの下、スタート。IMG_6304

頭を切り落とす。IMG_6306

3枚に卸す。IMG_6317

緊張しながらも徐々に、声を発して、
笑顔がもれる。IMG_6321

ダニエルさんとスタッフは、
興味津々、見つめる。IMG_6324

皮を剥いでいく。IMG_6328

水道で洗い流すことができない状況のなか、
滑らないように慎重に剥ぐ。IMG_6330

刺身に仕上げると、ダニエルさんが拍手。IMG_6340

10分ほどのパフォーマンス。
日本語と英語でのおかしな二人のトーク。
ウェグマンズとロピアの絆が深まった。IMG_6343

ダニエルさんを囲んで写真。IMG_6348

インタビューとパフォーマンス。
ダニエルさんに心から感謝。IMG_6353

SAKANAYAでは、
日本の商品化技術を学んでいる。
だから魚のアラも販売する。
スープのだしにする顧客には人気商品だ。IMG_6382

名残惜しいウェグマンズを後に、
9.11メモリアルパークへ。

白い駅舎はオキュラス。
その後ろにワン・ワールドセンター。IMG_6400

ツインタワー跡につくられた、
鎮魂のプール。
静かに水が注がれていた。IMG_6401

2001年9月11日に同時多発テロが発生した。
あれから25年が経過する。IMG_6402

オキュラス内部の美しい造形。
そこで静かに記念撮影。IMG_6406

忘れてはならないし、
ニューヨークに来たら訪れて、
改めて平和を考えたい場所だ。

次に向かったのは、
イータリー1号店。IMG_6407

「食べる、買う、学ぶ」がこの店のコンセプト。
創業者のオスカー・ファリネッティは、
市場であり食堂であり学校である、と主張する。

内食と外食の融合を象徴する店だ。
売場に併設されたレストランが随所にある。IMG_6411

イタリアの食材や食文化を発信する。IMG_6412

ここで販売されるパニーニは値段も手ごろで、
しかもおいしい。IMG_6413

わたしたち講師と事務局はレストランで、
ピザとパスタのランチ。
団員たちもそれぞれに、
イタリアンメニューを楽しんだ。

この研修の最後は、
アッパーウエストサイド。
ブロード沿いにある店舗を徒歩で視察。

始点となるのは
ゼイバース。

スモークフィッシュは創業当時から自慢の商品。IMG_6414

ニューヨークデリはオリジナルの味。
この味を求めて顧客はこの店にやってくる。
ただし顧客の高齢化は進んでいる。IMG_6415

ゼイバースを有名にしているのが珈琲。
IMG_6418

私はニューヨークに来るたびに購入する。
今回はオリジナルブレンドとコロンビア、
ジャマイカブルーマウンテンの3種類を買った。IMG_6417

2ストリート南下すると、
シタレラ。IMG_6421

ややアッパーグレードの店で、
鮮魚とデリが売り物。

その隣に、
フェアウェイマーケット。

その本店。
かつてマンハッタンのキングと称された。
八百屋上がりのスーパーマーケット。

だから青果は多品種の品揃えで安い。IMG_6423

そしてボリューム陳列。IMG_6424

もちろんミートやシーフードも扱う。
ただし簡便即食化が進み、
2ブロック先にトレーダー・ジョーが登場して、
売場スペースは縮小された。IMG_6427

氷を敷き詰めて貝を販売。
ニューヨークは近郊に港を有する。
エビや貝は定番商品。IMG_6428
本店の人気は変わらない。

さらに南下すると、
トレーダー・ジョー。
1・2階にドラッグストアのデュアンリード、
地下1・2階がトレジョ。IMG_6431

地下につくら他売場は低い天井ながら、
通路幅の広さで快適な買物環境を生み出す。IMG_6434

トレーダー・ジョーには老若男女が来店する。
客層の広さが最大の強みだ。IMG_6436

午後3時前の訪問だ、
すでにレジ前には行列ができている。
これから閉店までどんどん客が押し掛ける。IMG_6439
トレジョの出店によって、
一番近くにあった店が閉店した。
ウェストサイドスーパーマーケット。
この店には特徴がなかった。
強味がなかった。

だから消えてしまった。
ここで研修は終わった。

ホテルに戻って解散。

私はホテルのそばのホールフーズへ。IMG_2098.22

アマゾンに買収する前の段階で、
ホールフーズが絶好調のころの新店。
2層で1階には即食コーナーと青果部門。IMG_2095.jpg22

2階には鮮魚と精肉の対面コーナーが並ぶ。
新店の自店では鮮魚部門の隣に、
寿司を立ちで食べさせるカウンターがあった。
それはもう閉鎖されていた。IMG_2084.jpg2222

2階の奥にセルフデリの売場。
賑わっている。IMG_2090.jpg2222

このホールフーズは団員が活発に利用した。
ありがとう。

夜はへんなホテル。
その恐竜。IMG_E2101.jpg22

和食レストラン五助。
サッポロビールと和食を楽しんだ。IMG_E2099.jpg222
明日は帰国。
車中講義が残っているだけ。

肩の荷が下りた。

皆に感謝したい。
(つづきます)

〈結城義晴〉


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
海外研修会
2026年USA研修会
国内研修会
第2回 バイヤー研修会
第18回 ミドルマネジメント研修会

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
2026年4月
« 3月  
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930 
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.