結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2005年09月29日(木曜日)

日本列島縦断・駆けずり回りの記

□ころぶにもころび方あり 夏の道――先月から引き継ぐ、こんな心境の今日この頃、8月から9月への「20日〆行動日誌」

□8月22日、『コンビニ』拡大媒体会議。23日、第58回株式会社商業界定時株主総会。4人の取締役が、再任されました。その後の取締役会で、私が代表取締役社長、倉本初夫取締役主幹、小川寛取締役管理・販売統括、松井康彦取締役営業企画統括という布陣が決まりました。2年間、よろしくお願いします。24日、『販売革新』『商業界』の拡大媒体会議。25日、午前と午後の2回、イオンビジネススクールの講義。26日、恒例の部長会と編集長会議。夜は六本木でその編集長の懇親会。『飲食店経営』の千葉哲幸編集長の贅沢なコーディネート□29日、午後、日本ボランタリーチェーン協会専務理事の菅野利雄さん来社。夕方、小社販売部会議。30日、第58期決算報告会。全社員に向けた決算内容の報告と説明の会。31日、飯能で杉山ゼミの特別研修。9月に入って、1日。朝から新横浜でイオンビジネススクールの講義。帰社して、磯見精祐さんと懇談。そのまま、新幹線で福井へ。翌2日は、第31回商業界北陸ゼミナール。720人の参加。テーマは「商業界で人間力を学ぼう」。久保博志大会実行委員長の主旨の通りに素晴らしいゼミナール。KIACONの澤田貴司さんの講演は、実感がこもっていて、良かった。澤田さんは御存知、ファーストリテイリングの元副社長。
(さらに…)

2005年09月22日(木曜日)

孤独で純粋な人間の生と死

最高経営責任者は、例外なく、孤独なものだが、
中内功さんは、とりわけ孤独な人だった。
度外れて、孤独な人だった。

会社や事業が、孤高のレベルに巨大化したから、
孤独が募ったのではなかった。
経営への責任感が強すぎて、
孤独になったのでもなかった。
その人間としての本質が、
孤独な存在だったのだと思う。

孤独だから、先頭に立って、
誰よりも勇敢に戦った。
孤独だから、部下に、
信じられないくらい厳しく当たった。
孤独だから、時として周辺に、
とてつもなく優しい配慮があった。

1980年2月末日。
ダイエーが小売業ではじめて1兆円を達成した瞬間、
中内さんの目は笑ってはいなかった。
私は、不思議なものを見た気がした。

中内さんは次々に、仕事を生み出した。
私は「皿回し芸人」と揶揄した。
しかし「千手観音の腕を持つ」とも評した。
孤独で純粋でとびきりの勉強家が、
時代の要求をびんびんと感じとり、
居ても立ってもいられぬといった気概で、
多くの仕事をつくり出していった。

1998年2月、商業界箱根ゼミナールの最終講座。
中内さんにとって最後の公けの講演だった。
こんなことを、中内さんは語ってくれた。
「皆さん、赤ちゃんはどうして生まれてくると思いますか。
それは、若い男性と若い女性の、
赤ちゃんがほしいという『思い』から生まれてくるのです。
事業も会社も『思い』から生まれてくるのです」

1999年1月、ダイエー社長退任のとき、中内さんはひっそりと漏らした。
「楽しいことは何もなかった、ですなぁ」
――発言を聞いて、がっかりしたという声があいついだ。
しかし私は、極めて孤独で純粋な人間の「魂」が、
自分の孤独を、客観的に突き放して見定めた言葉なのだと感じた。

孤独で純粋な人間の「魂」が、
日本の流通業を産業の入り口まで導いてくれた。
孤独で純粋な人間の「思い」が、
顧客の喝采を呼び、ダイエーを歴史の中に刻んだ。
この「魂」と「思い」を受け継ぐことのできる純粋な人間集団の登場を、
待つばかりである。
合掌。

㈱商業界社長 結城義晴

2005年09月07日(水曜日)

商業界地方ゼミナールがスタートしました

 私たち㈱商業界には、日本全国に約160の「商業界同友会」という勉強のグループがあります。毎月、例会を実施して、商業の勉強をしているわけです。
この同友会が7つの地域ごとに、毎年、秋に大きなセミナーを開催しています。「商業界地方ゼミナール」と呼ばれます。
 今年はその地方ゼミナールの最初に「第31回北陸ゼミナール・福井大会」が行われました。
 会場は福井市のハーモニーホール。時は9月2日(金曜日)。参加者720名。
 テーマは「商業界で人間力を学ぼう」。
 5014本のパイプを使った日本一のパイプオルガンをはじめとして、マリンバやハープの演奏が、講演の間に挟まれて、集中した勉強が出来ました。
 講師は、㈱森八取締役女将・中宮紀伊子さん、㈱KIACON代表取締役兼CEOの澤田貴司さん、エメラルドサポート㈱社長の佐藤尚美さん、コンサルタントの下中ノボルさんといった面々。
 とりわけ澤田さんは、ユニクロのファーストリテーリングで柳井正社長(当時)の右腕として副社長兼営業本部長を務めた人物。エキサイティングな講演でした。
 「企業文化をつくるとは、会社の中で何が良いか、何が悪いかをハッキリさせることだ」という主張には納得。
 北陸ゼミナール全体は、実に、調和の取れた内容で、受講者も本当に満足してくれたようです。
 今後は、9月7日8日東北ゼミナールが山形、13日14日九州ゼミナールが佐賀、10月に入って、6日関東山静ゼミナールが甲府、12日近畿ゼミナールが京都、13日14日中部ゼミナールが鈴鹿、そしてトリは11月16日の中四国ゼミナールが鳥取で開催されます。
 ご参加を要請します。

株式会社商業界 代表取締役社長 結城義晴

2005年09月05日(月曜日)

ウォルマートをセブン-イレブンにデジャブ!

結城義晴の3月から4月への20日〆行動日誌

20050425-01【walmart】

□3月22日、昼、東京紀尾井町の中山法律事務所。(株)商業界の顧問弁護士・男澤才樹さん訪問。ビジネス誌の出版社となると、常に様々な法律懸案があるのです。23日、夕方、虎の門パストラルで、流通報道記者会の総会と懇親会。24日、朝から本誌『販売革新』の拡大媒体会議。午後は『商業界』の拡大媒体会議。どちらも辛口の講評。25日、朝から恒例の部長会。午後は編集長会議と第39回新製品開発会議。

□26日(土曜日)、午後16時のアメリカン航空で渡米。いつものように一人旅。10時間後、サンノゼに到着。乗り換えて、テキサス州の州都オースティンへ。現地、午後15時。シアトル在住のノブ・ミゾグチさんと落ち合うはずが、果たせず。そこで空港からはタクシーで、宿泊ホテルへ。いつものように風呂を張って、本を読みながら入っていると、ミゾグチさんから電話あり。トラブルで遅れたとのこと。18時過ぎにホテルロビーで待ち合わせ、すぐにHEバットのセントラルマーケット視察。ワンウエーコントロール方式のアップグレードタイプの大型スーパーマーケット。その後、HEバットのレギュラータイプの店舗を訪問。郊外のネイバーフッドショッピングセンターの核店。もう真っ暗。それでも、翌日はイースターで、HEバットは閉店のため、ギリギリまで店舗回り。スーパーターゲットも視察。疲れきって、ホテルに帰り、やっと夕食。地元のビールは美味い。部屋は、スイートタイプで、大満足。

20050425-02【wholefoods】

□翌27日は、朝から視察。最初にウォルマート・スーパーセンターへ。この店、昨年のオープンで大繁盛中。HEバットのレギュラー店と隣り合わせで、激闘中。そこのメイン商店街は、驚くほど寂れて、日本のシャッター商店街並み。アメリカでも30年も前から、ダウンタウンのスプロール現象が起こったが、こんな田舎町でも、同じ状況が生まれている。そして、オープンしたばかりのウォルマート・スーパーセンター。最新タイプ。ファサードも特徴的、レイアウトも、店内サインも最新型。さらに15分走って、ウォルマート・スーパーセンターへ。かつて姫路のウエルマート(現マックスバリュ西日本)を取材した時と同じ感覚<デジャブ>を味わう。すなわち、セブン-イレブンや150坪のウエルマート並みのドミナントエリアをウォルマートが構築している。HEバットも当然ながら、このエリアで53.8%のシェアを獲得しているから、そのHEバットをウォルマートが狙い打ちしている感じ。ほかには食品販売業は見当たらないと錯覚してしまうほど。6月16日から22日までの7日間、私とミゾグチさんとのダブルコーディネートで開催する、この地の視察セミナーの時にこの競争戦略を詳しく解説するつもり。(GW空けが申込締切です。至急お申込ください!)その後、躍進の百貨店コールズ、ホームセンターの両巨頭ホームデポとロウズなど駆け足で訪問。昼過ぎ、いよいよ本命のホールフーズマーケット旗艦店へ。立地はオースティンのダウンタウン。2200坪の世界最大のナチュラル&オーガニックスーパーマーケット。詳細は、『販売革新』5月号の「パブリシャーズ・ボイス」、『食品商業』6月号のカラーパージに。昼食も、ホールフーズで買い食い。大満足。食後、もう一つのホールフーズへ。こちらは郊外型のレギュラータイプ。ここにもゆっくり滞在して、満喫。ついでにコンテナストアをチラッと視察。その後、6月の視察セミナーで泊る予定のホテルへ。みんなで泊まるにふさわしいかをチェック。スイートタイプの部屋で、キッチン付き。良い。このホテルならば、清潔で、しかもホールフーズやセントラルマーケット、ウォルマートの商品を電子レンジで調理したり、ステーキを焼いたりして、サンプルテストすることができる。しかしこの夜の私たちのホテルはレギュラーホテル。チェックインしてから、再びセントラルマーケットやバラエティストアのダラージェネラル、そしてホールフーズ旗艦店へ。夕食用のビールとワイン、デリとメインディッシュを買って、ホテルへ。ゆっくりとオーガニックデリを堪能。

□ミゾグチさんは朝、6時にはホテルを発って、シアトルへ。私は落ち着いて朝食を取って、空港へ。ダラスへ飛んで、乗り換えて、シアトルへ。空港にミゾグチさんが迎えに来てくれて、シアトルめぐり。雨も降って寒い。メトロポリタン・マーケット、PCCナチュラルマーケット、ラリーズマーケット、ホールフーズの最新店、クローガー傘下のクォリティフードセンター(QFC)など都市型のクオリティ&サービス・スーパーマーケットを歴訪。ホールフーズ対ラリーズの直接隣接対決は見物(この詳細も6月じっくり解説します!)。セーフウェイ、アルバートソン、QFCの接近競合を駆け足で視察。そして、シアトル郊外の溝口さんの自宅へ。奥さんが待っていてくださって、手料理を満喫。アメリカで食べた家庭料理の日本料理。心より感謝。夫婦二人の快適なシアトル生活。羨ましさもあり。それにしてもオーガニックは、あらゆるところに浸透している。日本料理もオーガニックで手作りされて、良い感じ。深夜、ミゾグチさんの奥さんの運転で、空港隣接のラマダホテルへ。翌朝は6時、出発。サンノゼ経由で、成田へ。日本は30日、夕方。31日、朝、出社。役員会で打ち合わせをしてから、赤坂・山王病院、眼科へ。眼圧が高いのです。

□4月に入って、1日。午後、群馬県大間々へ。足利屋洋品店とさくらもーる訪問。足利屋の店主・松崎靖さんとは親しい友人。素晴らしい商人。地元主導型ショッピングセンターのさくらもーるの仲間も良い商人たち。最終電車で帰宅。2日、久しぶりの休暇□4日、5日、山王病院で人間ドック。6日、大阪。プライズの講演。7日、虎ノ門パストラル。商業界関東山静連合同友会の総会で講演。8日、11時。磯見精祐さん来社。午後、立教大学大学院へ。亀川雅人教授・ビジネスデザイン研究科委員長訪問。今年から私、兼務講師を務めることになったのです。そのレクチャーを受けたわけです□11日、朝、『食品商業』媒体会議。午後、出版合同会議と第40回新製品開発会議。13日、休暇。アイダスグループの皆さんと若洲でゴルフ。鈴木國雄さんに完敗。14日、佐賀県嬉野温泉へ。商業界九州連合同友会エルダー・チューター会参加。30分の講話。15日帰京して、午後、商業界ネット店長同友会で講演。お題は「50分で学べる商業界精神と商業革新原理」。16日土曜日、立教大学大学院の第1回目の授業。私の講座は「ホスピタリティデザイン特講」。面白かった。若返ったかもしれない。学生諸君に感謝□18日、『コンビニ』と『飲食店経営』の媒体会議。夜、商業界リテールマネジメントスクールの開講講座で、挨拶。19日、長岡。日本惣菜協会25周年記念の講演会で講演。商業界長岡同友会も合同参加。だから惣菜や中食に対する考え方もレクチャー。レストランオガワヤの松村ひろみさんも来てくれた。桜は満開だった。夕方のJRで、そのまま、福井へ。福井着22時30分。5時間の旅。20日、店回り。ついでに永平寺参観。ちょうど禅宗に絡む小説を持ち歩いて読んでいたので、感慨ひとしお。夜18時半から20時まで、商業界福井県同友会で講演。たくさん集まってくれた。感謝。

□なんだか月ごとにスピードアップしつつ、忙しくなる感じ。それでも、私は負けない。(結城義晴)

2005年08月23日(火曜日)

「ころぶにもころび方あり夏の道」

2005年7月~8月の「20日〆行動日誌」

 

□暑い夏です。近年、体力も弱まり、夏を越えるのが少し苦しくなってきました。ボランティアでやっていたジュニアソフトボールの監督業も一昨年から後進に譲り、仕事一筋にしてきました。それでも辛い夏です。そう言えば、いつ以来でしょう、海で泳いでいないのは。

□7月21日、午後、西端徳治氏来社。ニチイ創業者の西端行雄さんと春枝さんの御子息で、ダスキンに学んだ「商業界精神」の塊のような人物。現在、携帯電話メールを活用したプロモーション会社の社長。その後、アオバオーガニックの幹部、来社。22日、『商業界』『販売革新』の連続拡大媒体会議□25日、小社恒例の部長会、編集長会議。新製品開発会議は42回をもって発展的に解消し、本来の編集長相互による「成功事例・失敗事例」の「水平展開」を図ることとなります。夕方、販売部会議。夜は、編集長会議の流れで、編集長懇親会。こういう飲み会はついつい飲みすぎてしまいます。暑さに負けず。26日、台風飛来。夕方、中経出版訪問。杉本惇社長はじめ幹部の方々にお会いして、9月10日(土)に 創刊予定の総合生活実用誌「月刊 旬なテーマ」を巡っての情報交流。今後、もっともっと社員レベルでの交流を深めたいと思います。27日、午前中、商業界「頑張れネット店長同友会」の例会で講演。第二回目。インターネットモールの優秀店長が集まる同友会で、活気満点。その後、夕方、軽井沢の「トリマス会」へ。とりせん社長の前原章宏社長主催で、関西スーパーマーケットの井上保社長、スーパーアルプスの松本清社長、サミットの角屋毅副社長といったスーパーマーケットのトップ、正田醤油の本川保之社長、フジッコの福井正一社長、あづま食品の黒崎英機社長といった食品メーカーのトップ、それに作家でオール日本スーパーマーケット協会会長の荒井伸也さんといった面々が集まる会合。2泊3日で、充実の内容。勉強になることばかりです。

□月が変わって8月2日、第74回商業界ゼミナール企画運営委員会。全体構成とメーンテーマが決まりました。メーンテーマは「目指せ!千客万来」に決定。「千人の顧客、万回の来店」――すなわちロイヤルカスタマーを一人ひとりつくって、その信奉顧客に何度も来店していただきましょう、という考え方を大テーマにしたわけです。これは「ブーメランの法則」でもあり、「特定多数のマーケティング」でもあります。私の持論。3日、小社役員会(取締役会)。4日、六本木と青山でアポイント。5日、東松山で商業界埼玉同友会の暑気払い講演。かつて埼玉には多くの同友会がありましたが、現在それらが集まって、一つの同友会となっています。すなわち同友会の合併。ネット店長同友会が出来たり、合併した埼玉同友会が結集したり、世の中の動きと同じ流れで、商業界で勉強するグループが変化していきます。これこそ重要なことです。チューターの栗原一博さんに東松山を御案内いただき、学ぶところ多し。同じくチューターの余湖秀夫さんには「転ぶにも転び方がある」という金言をいただいて、これも感謝。会社を倒産させるにしても、手放すにしても、あるいは赤字を出すにしても、上手な「転び方」がある。起き上がりやすい「転び方」がある。余湖さんはそれを言うのです。全く同感。私の講演も、しんみりと、それでいて快調。

□8日、役員会。9日、緊急部長会。夜、荒井伸也さんのお招きで、四谷のフランス料理店「ラノー・ドール」で食事。いつものように刺激的で、楽しい会合。オーナーシェフの谷川康信さんの夏らしいすっきりとしたフランス料理を堪能。『食品商業』山本恭広編集長も同道。このラノー・ドールで、荒井さんから住商食品の塩川幸夫社長に紹介を受ける。良い出会い。翌日直ぐに塩川さんから資料到着。仕事が速い。10日、朝、『食品商業』拡大媒体会議。午後、出版合同会議。11日午前10時、全社員に集まってもらって、中小企業退職金共済への移行説明会。出版社経営にとって、退職金は重大な問題なのです。午後、エコス専務の石塚隆正さん来社。感度の良い元銀行マン。私と同年。良い情報交換。夕方、第1回「新製品開発役員プレゼン」。新製品開発会議に代わって、商品開発のスピードアップを図る機能。上々の滑り出し。12日、役員会□15日、役員会。16日、宮城県を中心に東日本に大型地震。しかし長岡、新潟も心配御無用。地震には強い。18日役員会。午後、我孫子訪問。㈱商業界会館の小熊覚三郎社長訪問。経営者の責任について、学んだ。良かった。19日、㈱商業界決算役員会。午後、『ファッション販売』『飲食店経営』の連続拡大媒体会議、両誌ともに好調。好調な仕事は好調な人間関係がつくり出す。

□暑い夏ながら、衆議院は解散し、9・11への選挙戦真っ只中。その瞬間は何が起こるか分からないと思いつつも、時を経て振り返ってみると、シンプルな流れの中に存在した自分に気がついて、ハッとするものです。

□「ころぶにもころび方あり夏の道」

(結城義晴)

2005年07月27日(水曜日)

ウォルマートに出来ないことを探すセミナー顛末期

結城義晴の20日〆行動日誌<2005年6月から7月>

20050727_inamerica□この1カ月に、まず感謝。何とか、無事にやり遂げた□6月16日、昼、成田空港第1ターミナル集合で、「結城義晴と行く米国スーパーマーケット視察セミナー」という大それた名前の視察旅行スタート。今回は34名の参加。旧知の方々も多く、成田出発時点から、私、胸がわくわく。空港では今回のツアーの目的を一言でレクチャー。すなわち「ウォルマートに出来ないことを探すセミナー」。9時間のフライトで、シアトル着。現地午前8時35分。空港にはシアトル在住のノブ・ミゾグチさんが迎えに来てくれていて、合流。今回はミゾグチさんと私とのダブルコーディネート。早速バスに乗り込んで、シアトル視察。バスの中でも二人羽織でレクチャーし続けます。まず、郊外のウォルマート・スーパーセンター最新店へ。目的が目的だけに、最初にスーパーセンターを見るのは当然といえば当然。良い店。「ヨキミセサカエル」を思い出した。地元のセントラルマーケットやホールフーズ、ラリーズマーケット、そしてクローガー傘下のQFCなど連続的に見て、夕方、ホテルチェックイン。一休みする間もなく、全員で、シアトル郊外のミゾグチ宅を訪問。ホームパーティ形式で、現地の普通の家庭生活を体験。ミセス・ミゾグチの手厚いもてなしと、ミスター・ミゾグチのバーベキューの腕前に一同感謝。35人が押しかけても十分に楽しめる空間と調理が準備できるのもアメリカ小売業のお陰。その夜は、ホテルに帰ってからも、私の部屋に集まっていただいて、熱談□翌朝、8時30分からホテルでセミナー。終了後、すぐに出発。この日は、スリフトウエーから始まって、トレーダージョー、コストコ本店(メインオフィスの直近の店)、PCC(生協)、セーフウエーのニューライフスタイルストア、アルバートソン、そしてクローガー系のフレッドメイヤー、最後にメトロポリタンマーケット。アルバートソンの凋落振りはひどい。コストコの隆盛と対照的。「トレーディングアップ」の勝利。PCCではオーガニックについての質疑応答。充実の内容。ホテルに帰って、一休みする間もなく、セーフコ・フィールドへ。メジャーリーグ公式戦観戦。シアトルマリナーズ対ニューヨークメッツ戦。ちょうど石井投手が先発。その石井からイチローが3ランホームランを打って、「6月17日の大リーグ観戦」に花を添えてくれた。ライト側内野スタンドからイチローの一挙手一投足を見て、大満足。松井2塁手も9回に出てきて、2つゴロをさばいた。ホテルに帰ってから、深夜まで部屋で熱談。翌18日朝、市内パイクプレースマーケットへ。スターバックス発祥の店。その後、ミネアポリス経由でテキサス州オースティンへ。ホテルに着いたら23時。

(さらに…)

2005年06月30日(木曜日)

テーマは「チェーンストアの損得と善悪」

5月から6月へかけての「20日〆行動日誌」

□5月21日土曜日、6回目の立教大学大学院の講義。この日は、「ショッピングセンター」についてレクチャー。22日(日)は本当に久しぶりの休暇。23日(月)朝から『販売革新』の拡大媒体会議。午後、商業界会館に全国の同友会から選抜された方々に集まっていただいて、来年2月の第74回商業界ゼミナールの企画運営委員会。メーンテーマはいつも『商売十訓』から選ぶのですが、今回は第一訓「損得より先に善悪を考えよう」となった。夕方、コンビニの専門家の小森勝さんと電通へ。土井弘さんと三人で熱談。共通の友人が数多く存在することに、改めて驚かされる。24日、午後、『商業界』拡大媒体会議。16時、日本スーパーマーケット協会事務局の江口法生さん来社。毎年、同協会の総会で記念のパネルディスカッションが開催されるのですが(業界の名物パネルです)、いつも私がコーディネーターを務めています。その打ち合わせ。今年のテーマは「総合の崩壊と食品への雪崩れ込みを斬る」です。お楽しみに。25日、一日中、恒例の部長会、編集長会議。夕方、神田へ。日本セルフ・サービス協会事務局と㈱商業界との合同懇親会。増井徳太郎会長(紀ノ国屋社長)ご夫妻も加わってくださって、盛会。来年の2006スーパマーケットトレードショーの成功を祈念して、生ビールをグイッ。26日、寺岡ニューバランスフェアの講演で、名古屋へ。27日午後、イオンビジネススクールの講義で、幕張本郷へ。テーマは「商業界精神と商業革新原理」。「使う雑誌の使い方」――如何だったでしょう。28日(土)、立教の講義。この日は「コモディティとノンコモディティ」。

□30日朝、山王病院眼科で検診。眼圧、依然変わらず。午後、部長面談。7月から始まる㈱商業界の58期予算に関する面接。全部長・編集長と来期の仕事について話し合うのです。夕方、日清食品広報部エンダテ由紀さん来社。てんぷらで一献。翌6月1日も部長面談。午後、ダイエーIR広報本部の面々、来社。同社社内報『Dai好き』からのインタビュー。いつものように「元気と勇気」をご提供。誰に対しても、どんなときにも、私の役目です。その後、羽田から福岡空港へ。そして小倉へ。ステーションホテルに収まって、夜10時。翌2日は朝から、昨年のAJSヨーロッパツアー1周年の会。題して「セントアンドリュースの会」。スピナの竹澤靖之社長、松永大治郎常務ほか、皆さんにお骨折りいただいて、意義深い交流。永く続きそうな感じ。スピナの代表的な2店舗も視察。よい出来。そのまま小倉泊。3日、朝、新幹線で福岡に戻ってから、JALで仙台空港へ。午後、日本チェーンストア協会東北支部総会の記念講演。テーマは「チェーンストアの損得と善悪」。支部長のヨークベニマル社長・大高善興さん始め、伊徳社長の伊藤碩彦さんら、有力チェーンストアトップが集まってくださって、盛況。懇親会の後、3日ぶりに帰宅。4日、立教の講義。この日は「ロイヤルカスタマー」に関して。

□6日、午後、アサヒビールへ。『食品商業』誌上で展開する大陳コンテスト審査。鈴木國雄さんと一緒。広域営業本部長・二宮裕次さんとも意気投合。夜は、池袋東京芸術劇場で劇団ふるさときゃらばんの「パパの明日はわからない」の東京最終公演観劇。何度見ても涙。こちらは編集者の二宮護さんと一緒。プロデューサーの美樹ひかるさんにはお世話になった。感謝。7日、夕方、軽井沢へ。恒例の第一屋製パンの研修会。同社・細貝理栄社長のもと、丸正社長・飯塚司郎さん、山陽マルナカ社長・中山明憲さん、和幸常務・日比生泰宏さん、そしてとりせんの阿部功さんらが集まって、これまた有意義な2日間の勉強と交流。合宿形式の研修はいい。9日、午後、帰京し、芝パークホテルの日本ボランタリーチェーン協会総会出席。新会長の宮下正房東京経済大学副学長の講演を聞いてから、懇親会。その後、横浜へ飛び、みなとみらいでオール日本スーパーマーケット協会総会出席。こちらは荒井伸也会長再選。北野祐次名誉会長もことのほかお元気。この晩はホテルパークハイアット宿泊。夜はセイミヤ加藤勝正社長、マツモト松本隆文社長、小倉屋柳本の柳本一郎社長と深夜まで熱談。10日、久しぶりに出社し、アメリカセミナーのテキストづくり。11日、立教の講義。「ターゲットマーケティングからロイヤルマーケティングまで」。12日(日)午前中、竹の子の港北リーグ戦。惜しくも2敗。午後から翌朝まで、テキストづくり。久しぶりの完全徹夜。ほぼ完成。

□13日、朦朧としたまま、羽田から長崎へ。商業界佐世保同友会会長の山縣義道さんにお迎えいただいて、佐世保へ。佐世保商工会議所も後援してくださった講演会。江山楼社長の王國雄さんの講演は胸に沁みた。私も睡眠不足が逆にテンションを高めたのか、がんばって話した。夜は中村ストアーの中村國昭専務も加わって、一献。14日、帰京。15日、日本ボランタリーチェーン協会専務理事の菅野利雄さん来社。7月23日、同協会のトップセミナーで基調提案をします。15日、羽田からシアトルへ。「結城義晴と行く米国スーパーマーケット視察ツアー」。詳細は次回に続く。

<結城義晴>

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