結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2005年05月24日(火曜日)

イトーヨーカドー蘇我店で「サンプルライフ」を楽しんだ

結城義晴の4月から5月にかけての20〆行動日誌

□一年で一番良い季節。有難い日々です□4月21日、前日から福井に泊まっていて、早朝の列車で帰京。商業界福井同友会の例会で講演したのですが、熱心な勉強家ばかりの同友会も若返りつつあります。応援します。ユースの木瀬禎造前社長とも二人だけでゆっくり懇談し、「ハッピーリタイヤ」と励ましたのでした。私は心からそう思ったのでした。ユースの皆さんには、商人としての本籍地と現住所があることを知って、頑張って欲しいと考えました。会社に戻って、すぐ役員会を開催。午後は、山王病院で視野検査。私は、永らく雑誌編集の仕事に従事していながら、緑内障の持病を持つ身なのです。22日午後、『商業界』の拡大媒体会議。夕方、磯見精祐さん来社。23日、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の第2回目の講義。慣れて来ました□週が変わって、25日。朝から小社恒例の部長会、午後は第41回新製品開発会議と編集長会議。26日、昼、労働組合との15回目の話し合い。27日、朝、臨時部長会。その後、春の人事異動の内示。28日、西友平塚店へ。ウォルマートのジェフ・マカリスター国際部門CEOにばったり。丁度一年前の西友沼津店でのリー・スコットCEOのように一緒に写真を撮ったり、会話したりはできなかったが、偶然は重なる。夕方、販売部会議。29日、ゴールデンウィーク突入。この日は、ジュニアソフトボールの港北リーグと旭保土ヶ谷リーグとの交流戦。30日、立教の授業。

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□月が移って、5月1日、ジュニアソフトボール横浜市大会ベイスターズ杯。私がチーム代表としてゼネラルマネジャーの仕事をしている「竹の子」は、今年、5年生と4年生のチームで、延長タイブレーカーで1回戦サヨナラ負け。惜しい。2日、今度は千葉市のイトーヨーカドー蘇我店へ。同社が本格的にショッピングセンター開発&運営に乗り出した記念碑的な店舗。私は総合スーパーのフォーマットが崩壊していくとは考えていません。なぜなら、便利なのです、この店。しかもこの業態に完全に取って代わるフォーマットはまだ登場していない。アメリカのディスカウントストアのような、あるいはスーパーセンターのようなタイプの業態類型が開発されない限り、採算性が悪いのはそれをやっている主体者の側の問題ということになる。イトーヨーカ堂の総合スーパーはやがて日本唯一の良質なジュニア・デパートメントストアに移行していくだろうと思うけれど。積極的に試食展開していて、私はこの店で「サンプルライフ」を楽しんだ。3日からの暦通りの連休は竹の子の練習など。6日、出社して、会議や講演レジュメづくり。7日、立教の講義。夜、白幡小学校校庭開放委員会の懇親会。今年から私、ボランティアで会長を務めることになったのです。

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□ゴールデンウィークが明けて、9日。一日中、役員会。10日、朝から社員への第3四半期業績報告会。その後、人事発令。午後、『食品商業』拡大媒体会議。11日、午前中、出版合同会議。その後、2月ゼミナール反省会議。12日、茨城・赤塚のヨークベニマルとカスミの隣接競合の話題沸騰。13日、午後、お台場で商業界主催「流通政策セミナー・小から大への成長法則」。このセミナーの内容に関連して、『販売革新』6月号(6月1日発行)の私のコラム「パブリッシャーズ・ボイス」に「特定多数の客数主義」と題する小文を掲載。渥美俊一先生、捧賢一コメリ会長に感謝。定期的なセミナーにしましょう。14日、立教の講義。夕方、その教授、講師の会議と懇親会。刺激的で、私の闘争心がむくむくと湧いてきた。頑張ります。

□16日、群馬県大間々へ。二度目の訪問。さくらもーるという地元主導型ショッピングセンターの勉強会講師。さくらもーるは、私の友人で熱心な商業界同友の松崎靖さんが常務をしているショッピングセンター。2時間半、ぶっ続けで講義。なんだか私自身も充実。立教の影響か、ジュニアソフトの延長か、会社の続きか。17日、『コンビニ』『飲食店経営』拡大媒体会議。夜、五反田ゆうぽうとで日経の桐山勝さんの「マスコミの現場」出版記念の会出席。18日、『ファッション販売』媒体会議。午後、役員会。19日、朝から連続予算会議。午後、お台場で2006スーパーマーケットトレードショー第1回実行委員会。20日、その懇親会。夕方、パチンコチェーンストア協会総会。日本チェーンストア協会の総会後の懇親会も□私は、何かを教える仕事を一生やっていきそうです。小学生から大学院生、そして商業人。天職というほどに、私自身が勉強しているとは言えませんが、「教えること」は「教わること」と背中併せです。これは確かです。自分を成長させてくれるのが、教えることなのです。私の生徒・学生、商業者の皆さんに心より感謝。 

(結城義晴)

2005年05月23日(月曜日)

あるがままに受け入れる

結城義晴・4月から5月にかけての「20日〆行動日誌」

□人間ドックを除いては、小学校4年の夏の水晶体摘出の手術、中学1年春の盲腸の手術以来の入院を経験しました。「あるがままに受け入れる」――これが今月の私でした。
□4月20日の夜、名古屋に入って、コンサルタントの木村博志さんと一献。翌朝はユニーの研修に。午後は前村哲路常務にご案内いただいて、ユニーやイオンのショッピングセンターを視察。感謝。前村さんとは意気投合。商業界ゼミナールのテープの愛聴者。

□24日、8時、月曜ミーティングと部長会。25日、午前中、テンポスバスターズの森下篤史社長来社。午後、パチンコチェーンストア協会訪問。山田孝志会長に面談。夕方、『販売革新』拡大媒体会議。26日、目の治療。今年、2月ゼミナールが終了してから調子が悪くなった右目の治療です。夕方、役員会。27日、朝から静岡へ。ユニーの研修。雨模様。今回も木村さん同道。講演し、食事して、そのまま、帰京。三井住友銀行へ。夕方、『パチンコホール経営革新』の販売会議。その後、役員会。28日、横浜大口のユニー関東本部へ。研修。2時間55分の熱演。最後に力が入った。午後、山王病院へ。そのまま医師の指示で、タクシーで池尻大橋の東邦大学医学部付属大橋病院へ。即、入院。診断は網膜剥離。29日、30日と繰り返しの検査。

2005年04月05日(火曜日)

アメリカとれたて最新情報2005

20050404-01

3月9日、私は2人のアメリカ人の話にひどく感じ入ってしまった。日本セルフ・サービス協会の招きで来日し、スーパーマーケットトレードショーで記念講演した二人のスーパーマーケット経営者のスピーチである。
ドロシーレーン・オーナーのノーマン・メイン氏は言う。
「今、アメリカの小売業では、ウォルマートが出来ないことをやれる企業が生き残れるのです」

ウォルマートは現在、スーパーセンターのフォーマットを主力に店舗展開している。スーパーセンターは衣食住薬・フルライン構成のワンフロア総合店である。しかもウォルマートはこの4つのマーケットごとに、全米で15%を超える占拠率を有しているといわれる。さらに近い将来、全カテゴリー別に30%のシェア獲得を公然と目標に掲げている。
当然ながら、食品市場の制圧は、1店1店の集客力を最高・最大の状態に導くという意味において、極めて重要な意味を持つ。
1945年にベンフランクリンのフランチャイジ‐としてスタートし、1962年にディスカウントストアに業態展開を果たし、1982年にサムズクラブのメンバーシップホールセールクラブで食品市場に参入した時、サム・ウォルトンは、食品ナンバー1になるなどと考えていただろうか。その後ウォルマートは、1988年、ハイパーマーケット・フォーマットを改良したスーパーセンター実験に踏み込み、1990年、シアーズローバックとKマートを売上高で一挙に追い抜いて、アメリカ最大の小売業の座に座った。この時点で彼らは、すべての小売業の敵となった。
1999年の夏に、第4のフォーマットとして、スーパーマーケットの展開を発表しただけで、クローガ‐、アルバートソン、セーフウェイなど上位スーパーマーケットチェーンは、互いにM&Aを仕掛けあい、結局、現在、店舗数と年間販売額は増えたものの、根本的な企業としての体力を弱めてしまった。不思議なことに革新力まで喪失してしまった。規模だけで、顧客の支持を持たない食品チェーンになってしまっているのだ。

メイン氏の言うことの反対、すなわち「ウォルマートができることで対抗、競争しよう」と考え、遂に敗北しようとしているのだ。
合併や吸収、合従連衡は、成長ではなく、膨張に過ぎなかったのである。
たった3店舗の高級スーパーマーケットといわれるドロシーレーンだからこそ、胸を張って言えるのかもしれない。初めからウォルマートに量や価格で対抗しようとなど、夢にも思わないから、迷いがないのかも知れない。
メイン氏は、彼の父の言葉を借りて、こうも言う。
「常にお客さまの期待以上のものを提供する」
これはまさしくサム・ウォルトンの10ルールそのものである。
「お客さまと従業員を大切にしなくてはならない。経営者が従業員を大切にすることによって、その心はお客さまに還元されます」
これは商業界精神、倉本長治そのものだ。.
「店は客のためにあり。店員とともに栄える」

顧客の一生のパートナーになろう

ユークロップスのジャクリーン・レグ女史は言う。
「私たちの店はお客さまにとって第3の場所になっています。皆さんのお店はお客さまの3番目の場所になっていますか」
第1の場所は、家。自宅。ホーム。
第2の場所は、会社・事務所、仕事場・職場、学校。あるいはアメリカ人にとっては教会。日本の主婦にとっては実家かもしれない。
そして第3の場所が、スーパーマーケット。とりわけ主婦にとっては。
日本の若者や学生、独身者にとって、自分の好みのコンビニはこの第3の場所であろう。間違いない。それが、コンビニというフォーマットの日本消費市場における社会的価値を確実なものとしている。

あなたの店も必ず、一人一人の顧客にとって、一番先に思い浮かぶ第3の場所でなければならない。
そのためにユークロップスは、「お客さまの一生のパートナーになっていこう」という標語を掲げる。そして顧客の声に耳を傾け、ライフスタイルを観察する。
ミールソリューションや惣菜が、よく売れるから強化するのではない。儲かるから売場を広げるのではない。顧客の暮らし振りが大きく変わってきて、第1の場所や第2の場所での生活が変化したから、第3の場所のあり方もそれに適応しなければならない、と考えているのだ。

それがユークロップスにおいては「プリペアードフード」への取り組みとなる。プリペアードフードは惣菜・デリだけではない。半加工調理済み食品や完成品一歩手前の食品も含まれる。そして何より重要なのは、それらが組み合わされたミール<食事>が準備されていることだ。第1の場所や第2の場所、さらに第3の場所で、顧客は生活をする。スーパーマーケット店舗ユークロップスの場合は<食生活>をしてもらう。それが「ホットフードではなく、ホットミールを販売する」と言う言葉に象徴されている。

私は1998年にミシガン湖に近いウィスコンシンで、レグ女史にはじめて会った。その時に、彼女から学んだのが、顧客が食事を準備するための5段階説である。

1 プランニング<計画>
2 ショッピング<購買>
3 プレッピング<準備>
4 クッキング<調理>
5 クリーンアップ<後片付け>

5つのステップすべてに配慮して、食事を提供するのがユークロップスの当時の競争対策であった。今も変わらない。さらに進んだ。オーガニックや自然食品、栄養価表示、低塩・低脂肪表示など「ヘルス&ウェルネス・ライフスタイル」<健康で快適な生活様式>をプリペアードフードの分野で提案していることだ。レグ女史は現場の革命とまで自己評価する。結果として、利益につながってもいる。

ここで見落としてはいけないことがある。
1989年にユークロップスがプリペアードフードをスタートさせた時、初めからセントラルキッチンをつくったことだ。すなわち加工センター方式をベースに、店舗での最終調理工程と組み合わせて、ミールを提供しているのだ。

1 小さくスタートする
2 ゆっくりと進める
3 常に改善する
4 現場の従業員の価値を評価する
5 投資し続ける
6 顧客の知識、期待、変化を尊重する

この6つの原則もプリペアードフードのトライ&エラーの中から学び取られていった。
サム・ウォルトンも、「小さく考えよう」と言い残している。

オースティンとシアトルの競合状況

3月26日から5日間、私は急遽、テキサス州のオースティンとワシントン州のシアトルを訪れた。シアトル在住のノブ・ミゾグチ氏との二人旅である。
オースティンでは、ウォルマートに侵攻され、果敢に耐えているHEバット(HEB、テキサス州のローカルチェーン、299店)の店をいくつも視察した。もちろん3月23日にオープンしたばかりのウォルマートスーパーセンタ‐・ラウンドロック店をはじめ、HEBと隣り合わせで競合しているエリアやフリーウェイの要所を抑えているウォルマート・スーパーセンターの既存店群にも入ってみた。ここでは全米第2位のスーパーマーケットチェーン・アルバートソンはひっそりとしている。大型のウォルマートとオースティンでのシェア53.8%のスーパーマーケットHEBがまるでセブン-イレブンとローソンのように、面競争している。

HEBは明らかに、ウォルマートと同質競争している部分では苦しい。しかし、高い地域占拠率がモノをいって、店をぎりぎりで支えている。一方、ウォルマートができないことをやっている売場は強い。プロデュースとデリ部門、ワイン部門である。さらに「セントラル・マーケット」と名づけられた大型高級スーパーマーケットはウォルマートとは別世界にある。

ところが今年3月3日、この地に本部を置くホールフーズ・マーケットが8万平方フィート(2200坪)の旗艦店をオープンさせた。オースティンに本部を持ちながら、この全米ナンバー1のオーガニック&ナチュラル・スーパーマーケット(この業態で168店のチェーンストアを成立させている事実は、凄い!)は、2店舗しか展開していない。オーガニック&ナチュラルは広大な商圏でしか成立しないからだ。しかしこの店が、筆舌に尽くしがたい魅力を持っている<理解するには自分の目で見るしかない!>。青果だけで200品目を超えるオーガニック商品、全店が有機食品・自然食品でアソートされ、その上でユークロップスばりのミールソリューションやデリが展開されているのだ。

この店の登場で、やはりこのテキサス州の州都地区に2店のHEBセントラル・マーケットは、衝撃を受けている。すなわちHEBはウォルマートとホールフーズの挟み撃ちにあってしまっているわけだ。お陰で3社以外は、アルバートソンもスーパーターゲットも霞んでいる。

20050405-02

3月28日、私たちはシアトルに移動した。
ここでもホールフーズの登場は、多くの都心立地のクオリティ&サービス型スーパーマーケット群に影響を与えている。ラリーズ、メトロポリタン・マーケット、PCCナチュラル・マーケット、そしてトレーダージョー。大都市であるから、これらのクオリティ&サービスタイプの店舗群はそれぞれが輝きを失わず、そこそこに売場を維持している。一方、クローガー傘下のクオリティフードセンター(QFC)やセーフウェイ、アルバートソンは郊外で激しい競合を繰り広げているが、ウォルマート・スーパーセンターやシアトルに本部を置くコストコに圧迫を受けている。とりわけアルバートソンがひどい。

私はここでも、ドロシーレーンのメイン氏やユークロップスのレグ女史の言葉を思い描いた。
「ウォルマートにできないこと」
「お客さまの第3の場所になること」
これらは実は、ウォルマートを創り上げることと同じくらい大変な仕事である。
考えてみると、ウォルマートに負けないくらい顧客にとって価値のある役目である。
ウォルマートがなければ生きていない顧客もいる。
ホールフーズ以外、許さない顧客もいる。
そしてウォルマートとコストとホールフーズを使い分けている顧客も多い。
アルバートソンとセーフウェイはそんな中で、「第3の場所」になりきれずにいる。HEBは高いシェアのお陰で、現在は必死で耐えている。それも、じりじりと下がりつつある中で。

では、日本のあなたは今、あなたの顧客の「第3の場所」になるために、何をするのだろうか。
小さく始め、ゆっくりと進め、常に改善する。
部下と顧客を信じ、その声に耳を傾けつつ、投資する。
やがて自分のお客さまの「第3の場所」になる。
ところで日本におけるウォルマートとは、いったいどこなのだろう。
あなたの町ではどの企業なのだろう。
この質問は、私から、あなたへの宿題。

(『食品商業』5月号(4月15日発行)掲載)

2005年4月5日 (株)商業界代表取締役・結城義晴

2005年04月01日(金曜日)

結城義晴『message』のはじまり

㈱商業界のホームぺージが開設され、
代表取締役社長・結城義晴のコーナーが出来ました。

タイトルは、『message』。

ここに社長として、
毎月の行動日誌や、
月刊雑誌に書いた原稿、
巻頭メッセージなどを掲載します。

よろしくお願いします。

2005年02月20日(日曜日)

第73回商業界ゼミ1256人参加/柳井正さんに商人大賞

2005年1月~2月の「20日〆行動日誌」

 

□2月8日、9日と第73回商業界ゼミナールが開催され、1256人の参加を見て、終了しました。ありがとうございました。昨年はふるさとキャラバンのミュージカル『パパの明日はわからない』をゼミナールに組み込んで上演するなど、思い切り風船を膨らませてみたのですが、これはこれで好評でした。今年は逆に従来の2泊3日を1泊2日に縮小して、その代わり凝縮した濃厚な内容で、勉強できるゼミにしました。おかげさまで本ゼミの参加者数は前回比127%となりました。1泊2日で、会費も4万8000円と格安にし、その分客数が増え、経費を切り詰めて、荒利益を出す。顧客は時間節約と内容充実で満足してくれる。現在のチェーンストアや商業の経営と全く同様の構造に切り替えて、一定の成果を出すことが出来たのではないかと思います。すべての人に感謝したいと思います。

□では1月から2月への『20日〆行動日誌』。このスタイルで月刊雑誌に編集後記を書き始めてから、12年目に入ります。最初は『食品商業』1993年12月号。同誌では2000年10月号まで都合83回。そして『販売革新』に移って、2000年11月号から今号まで53回。通算すると第136回目となります。400字詰め原稿用紙で600枚近くになるでしょうか。読者の中には、この行動日誌から読み始めるという方もいらっしゃって、嬉しい限りです。それを商業界ホームページにも掲載し始めたのが、2003年の10月23日。従ってホームページ版『行動日誌』は今回で16回目。行動というのは、自ら意思決定して、行うものです。だから私の行動日誌は、私の意思決定の軌跡ということにもなります。恐ろしいことです。

□さて2005年1月21日は、3日連続の講演最終日。福岡と熊本。聞いてくださった方々、感謝します。24日、『販売革新』『商業界』の拡大媒体会議が開催されたのですが、それには出ず、部長面談。30分ずつ、全管理職と話し合うのです。25日、朝から部長会、午後は編集長会議と第35回新製品開発会議。そう言えば、『行動日誌』を書き始めた頃は、部長会も編集長会議も全く違った内容と雰囲気でした。新製品開発会議も拡大の媒体会議も、定期的な部長面談も、我が社にはありませんでした。25日、夜はゴールドチェーン新年会。26日、午前中、商業界五役会。その後、品川で三菱ITの研究会。急いで浅草ビューホテルに移動して、16時から商業界東京連合同友会の新年会。夕方18時から東京會舘でパチンコチェーンストア協会の新年会。いずれも挨拶や乾杯の音頭取り。27日、羽田から小松へ。金沢で商業界石川県同友会と華の集いの合同新年例会。講演。懇親会。金沢城公園は見違えるほどに変わっていた。翌28日、朝の便で帰京。14時から小社社員向け「個人情報保護法」講演会。顧問弁護士の男澤才樹さんの話を聞いて、みんなで勉強。30日は港北少年ソフトボールリーグの最終戦。1勝1敗。主将でエースで私の愛弟子の若林純が矢向小学校の校舎を超える凄いホームランを打った。
□31日、役員会。2月1日、羽田から松山へ。倉本初夫主幹と同道。商業界えひめ同友会の創立50周年式典と懇親会。2日、帰社して、午後『遊技ジャーナル』からインタビューを受ける。3日、もう節分。午前中、2月ゼミ運営委員長の宮下晃エルダー来社。最後の打ち合わせ。宮下さんはマルタという子供服チェーンの社長で、優れた経営者。今回のゼミも宮下運営委員長の革新力、推進力に負うところ大でした。夕方、明治記念館で日本専門店協会新年会。奥住正道先生の講演。お元気。4日、新潟県十日町に日帰り訪問。大雪で、ほくほく線不通。しかし気持ちが伝わったか、越後湯沢に着くと、開通。念願のレストランオガワヤへ。松村ひろみさんを訪ねて、懇親。3メートルの雪が迎えてくれた。ひろみさんと私との「中越地震交換メール」は『商業界』1月号誌上で、話題になった。実損被害よりも風評被害のほうが大きい。最大の教訓。だから「店は客のためにある」が大事。

□7日、舞浜のシェラトントーキョーベイで「倉本長治主幹を極める特別ゼミナール」スタート。大好評。8日、私は午前中パネルディスカッションのコーディネーター。昼からの本ゼミナールでは「基調講演」。今年は、アレフの庄司昭夫社長と競演。良かった。その後、夜中まで講座や議論の連続。翌日も16時まで充実の講座。もちろん松村ひろみさんとも懇談。最後はファーストリテイリング会長兼CEOの柳井正さんの講演。率直だった。温かかった。厳しかった。素晴らしかった。講演の後、第一回商業界商人大賞授賞式。柳井さんが受賞。スピーチで「どんな賞よりも嬉しい」と言ってくれた。それが何より嬉しかった。意義の多い商業界ゼミナール。祭りの後の寂しさ。来年頑張ろう。10日、ドラッグストアショー開始。夜、レセプションパーティ。松本南海雄会長、元気。ドラッグストアショーは商業界も応援していて、年々、盛況。私たちが支援するフェアは、盛り上がるのです。13日、横浜市少年ソフトボール連盟のオールスター大会。純がまた特大のホームランを打って、準優勝。ベストナインに選ばれた。感激。

□14日、休暇をとって、ゴルフ名人会。これ17年目。小森勝さん、浅香健一さんと。鈴木國雄さんは今回欠席。15日、『食品商業』拡大媒体会議。13時、本駒込の吉祥寺で須田泰三先生の告別式。今回の商業界ゼミナール「特別ゼミナール」が始まる日の早朝、心不全で御逝去。80歳。倉本長治主幹の愛弟子がまたお一人、逝かれた。合掌。夕方、國雄さん来社。16日、出版合同会議。14時、當仲寛哲さん、末永正彦さん来社。流通業界のITを変革します。夜、神戸ポートピアホテルへ。17日、18日。オール日本スーパーマーケット協会販促フェスティバル。私は陳列コンクールの審査委員。18日午前中、講評。午後帰社して『ファッション販売』『飲食店経営』の連続拡大媒体会議□今月も、ご苦労様でした。「元気を売ろう」のキャッチボールに勤しんだ1カ月でした。再び、合掌。

〈結城義晴〉

2005年01月20日(木曜日)

いよいよ始まった! ダイエー支援が3候補に絞り込まれる

2005年1月の「20日〆行動日誌」

□2005年に入って、1月も終わりになってからこんなことを書くのも気が引けますが、皆様、年賀状、ありがとうございました。ごく身内の賀状を除いて、年始等のご挨拶は失礼させていただいております。ご返事等もお許しください。雑誌、ホームページなど㈱商業界のメディアを通じまして、新年のご挨拶をさせていただき、同じくお礼をさせていただきます。

□さて、2004年と2005年をまたいでの、20日〆行動日誌。

□2004年12月20日、朝から『商業界』拡大媒体会議。午後、小社取締役会。21日、『商業界』編集長・工藤澄人君と大阪へ。梅田ヒルトンホテルで、吉田繁治さんと面談120分。ウォルマートの話題からフランス語の解釈まで。刺激的な2時間。今年は吉田さんの2冊目の著書が発刊できそうです。お楽しみに。そのあと甲子園へ。イトーヨーカ堂の新店とショッピングセンター。この地域に必要な社会的機能を創り出している。コープこうべの店と関西スーパーの店舗も視察。さらに尼崎に移動して、カルフールとコストコを探検。明暗くっきり。コストコには「トレーディング・アップ」の購買が、確かに提供されている。翌日は心斎橋に出て、ユニクロプラスを中心に、ショップ99や専門店を視察。工藤編集長と二人、アメリカツアーのような感じで歩き回って、帰京。夜は赤坂で、今度は『販売革新』編集長の三浦美浩君と一緒にイオンの堤唯見さんと忘年会。23日、私の少年ソフトボールチームの子供たちとクリスマス親子大会の試合&パーティ。24日、朝から小社部長会。午後、伊藤園の大陳コンテスト審査。こちらは『食品商業』の山本恭広編集長と一緒。

□27日朝、編集長会議と第33回新製品開発会議。昼は中央化学の川勝利一さんとランチミーティング。30日午後、イトーヨーカ堂本社へ。鈴木敏文会長と面談。これが私の2004年の仕事納め。31日は大雪。それでも1年間という時間に感謝。

□2005年1月。1日、2日は久しぶりの骨休め。3日、千葉県の久能カントリークラブへ。ファーストリテイリング会長の柳井正さんと打ち初め。初ゴルフ。セオリー社長の佐々木力さんも。成績は「メデタイッ」ということで非公開。暖かくて、カラリと晴れて、楽しかった。5日、小社の仕事始め。こんなにゆっくりで申し訳ありません。月刊雑誌を中心に回していて、いつもいつも忙しいので、年始くらいお許しください。夕方、柳井正さんインタビューに同行。6日、朝から金融機関への年始回り。7日、㈱商業界会館社長の小熊覚三郎さんを我孫子に訪問。

□11日、朝、『食品商業』拡大媒体会議。昼、磯見精祐さんたちとランチミーティング。午後、出版合同会議と第34回新製品開発会議。夕方、帝国ホテルで、電通の新年会。12日朝、神田へ。カメラのきむら会長の木村迪夫さん訪問。カメラ小売業界もガラリと様相が変わって、たいへん。夕方、パチンコホールのニラク嶋内仁さん来社。そのあとイトーヨーカ堂広報へご挨拶。13日、盛岡へ。東北CGCの新春講演会。講師は、シジシージャパン副会長の川一男さんと私の二人。その夜は盛岡泊。翌朝、郡山へ。ヨークベニマル社長の大高善興さんを訪問。ベニマルの経営哲学についての語りあい。理念経営の重要さを認識。急ぎ帰京して、有楽町のOSDLインクを訪問。アジア統括ディレクタの平野正信さんと面談。この人物、LINUXの日本およびアジアのリーダー。面白い展開になりそうです。

□週が明けて17日。朝から文唱堂へ。印刷所。『ファッション販売』の出張校正。矢作勉編集長がトルコのイスタンブールへ出張のため、1日だけの編集長代理。編集部のスタッフがしっかりやってくれて、大舟に乗った気分。夕方、六本木ヒルズで、ペガサスクラブの新年会。渥美俊一先生、高山邦輔先生をはじめ、皆さん元気。ダイエーの件で、ここでは書けないような情報と論理が百出。18日、一日中、30分刻みで、小社部長面接。10人。夕方、新宿のセンチュリーハイアットへ。日本セルフサービス協会の新年会。そのあと同協会会長で紀ノ国屋社長の増井徳太郎さん、同協会名誉会長でアークス社長の横山清さんを中心とする座談会の司会。スーパーマーケットにとってとても良い話ばかり。19日、福岡へ。ボンラパス会で講演。社長の松本英一さんは元サニーの社長で、私とは旧知の仲。元気で、しかも充実しているようで安心。その夜はキャナルシティのハイアットに宿泊。20日は熊本に移動して、商業界熊本同友会の新年例会で講演。この夜は熊本都市交通センターホテルを採ってもらって、宿泊。スイートルームのルビールームには、部屋にサウナが付いていた。3回もサウナに入って、くたくた。続いて21日は、熊本ファミリー銀行の新春経営セミナーで講演。熊本城も検分。3日間、生まれ故郷の九州に居続けで、充実。21日朝、ダイエー支援がイオン、丸紅、キアコンの3候補に絞り込まれる。いよいよ、始まった。今年もよろしく。

〈結城義晴〉

2004年12月20日(月曜日)

人間力経営は「心の力、頭の力、体の力」

2004年11月~12月の「20日〆行動日誌」

 

□2004年も終わろうとしています。皆さんにとって、良い年だったでしょうか。今年最後の行動日誌です。

 

□11月22日、朝、『商業界』拡大媒体会議、その後、小社役員会。24日、25日、ペガサスクラブ・政策セミナー。日本のチェーンストアを代表する多くのトップの方々とお会いできて、嬉しかった。今回は650人の参加者で、名簿には載っているものの、話も出来ない人が多かった。残念。来年の夏の政策セミナーでは、事前に連絡を取り合って、是非とも会いましょう。渥美俊一先生は、変わらず元気。26日、恒例の部長会。午後、東京フォーラムでパチンコチェーンストア協会の臨時総会。その後、お台場の小社主催「商業界デジタル・テクノロジー研究会・第1弾」セミナーに顔を出す。北辰商事(ロヂャース)副社長の太田順康さんが「自動発注とセンター物流」について語るということもあって、100名を超える参加。有難うございました。エコスの平富郎会長やセイミヤの加藤勝正社長といった超のつく勉強家が参集してくださって、私も満足。協賛してくださった富士ソフトディーアイエス㈱にも感謝。夕方、東京フォーラムに戻って、パチンコチェーストア協会の懇親会。いつもどおりの突然のご指名の一言スピーチ。

 

□29日、朝から、編集長会議・第31回新製品開発会議。夕方、蒲田にユニクロのファーストリテイリング訪問。柳井正会長兼CEOに来年2月の商業界ゼミナールご出講のお礼と打合せ。さらにこの2月ゼミで表彰される第一回商業界商人大賞・大久保利春賞に柳井さんが決まったことのお知らせ。すべて気持ちよくお受けいただき感謝。来年2月8日、9日の第73回ゼミナールは「信じよう! 人間力経営」のテーマで、充実の内容です。最初の基調講演を私が務め、最後の特別講演を柳井さんが締めてくれます。私のタイトルは「元気を売ろう」、柳井さんは「店は客のためにあり、店員とともに栄える」。帰り際、柳井さんとゴルフのお約束。正月が楽しみです。30日、名古屋商工会議所で講演。テーマは「スーパークインのブーメランの法則」。これだけで90分講義をすることはあまり無かったので、私自身、新鮮でした。安井家具㈱社長の安井隆豊さんにはお世話になった。感謝します。

 

□12月1日、夜、日経新聞関連へ。2日、午後、全国イーコマース(ECと略す)協議会の面々来社。NPO法人のEC協議会には現在700人が参加していて、爆発的な拡大の勢い。興味のある方は、『商業界』編集部まで。野田岩でうなぎ。夕方、ホテルニューオータニ。重要な懸案事項の打合せ。収穫大。3日、昼、渋谷。西武百貨店地下2階のヴィノス山崎訪問。その後、池袋で村上研究室年次総会に出席。村上忍さんの講演を聞いてから、万代百貨店の事例発表が始まったところで、退席。失礼。会社に戻ってから、虎ノ門パストラルへ。これも恒例の商業界年末懇親会。当然ながら主催者。倉本初夫主幹の歓迎スピーチが驚くほど短かったので、私も予定の話から二つほどエピソードを省きました。今回は㈱商業界の役員、部長・編集長全員を紹介して、好評でした。参加者は執筆者・お取引先など200人弱。小社社員を加えると250人に及ぶ懇親会でした。有難うございました。渥美先生、藪下雅治先生、高山邦輔先生をはじめとする大御所から、若手筆者まで。嬉しい方々の参加でした。今回から、前サミットの荒井伸也さん、前クイーンズ伊勢丹の田村弘一さんも執筆者として参加くださって、充実。二次会、三次会は様々な組み合わせで、それぞれ楽しむのですが、私は小森勝さん、浅香健一さん、鈴木國朗さん、村山敏朗さん、さらに『販売革新』編集長の三浦美浩君と銀座へ。その後、小森さん、鈴木さんと三次会。酒だけは敬遠の鈴木さんに車で送っていただいて、午前2時帰宅。お疲れさま。4日は夜、港北区ソフトボール協会の忘年会。

 

□6日、『食品商業』拡大媒体会議。午後、商業界関東山静連合同友会の年末激励会。秋葉原の肉の万世。7日、夜、中央化学の川勝利一さんと差しで一献。意気投合。頭の回転の速い人と情報や考え方を交換するのは、とても刺激的で良い。8日、朝、出版合同会議。午後、ホームページ委員会。商業界のホームページは、来年、変身します。9日、昼、千葉舞浜のシェラトングランデトーキョーベイへ。2月ゼミの夕食メニューの試食。夜、五反田で、社団法人公開経営指導協会忘年会。故喜多村実先生の末子の喜多村豊さんと意気投合。コラボしましょう。10日、立教大学。その後、店舗視察。充実。静岡へ。11日、夜、港北シニアリーグ忘年会。「心の力、頭の力、体の力」のスピーチ。受けた。この考え方が、2月ゼミナールテーマの「人間力経営」と繋がった。不思議。詳しくは来年。お楽しみに。

 

□13日、午前中、ホームページ委員会。商業界編集部の鹿野恵子さん活躍。頼りにしています。メーリングリストを使った会議体でホームページのリニューアルと運営を展開していきます。これ、ライブドア社長の堀江貴文さんのおかげ。感謝。午後、磯見精祐さん、新行内義春さん来社。夜、丸の内で忘年会。この13日の晩、ドンキホーテに放火。「殉職」の三人の店員の皆さんに黙祷。14日、原稿執筆。今年最後の原稿は日販の機関誌へ。15日、印刷所の文唱堂へ。『商業界』と『ファッション販売』の出張校正。2時間ほど一緒にゲラを読んでから、竹ノ塚へ。商業界チューターの宿澤雅廣さんの通夜。55歳の早世。惜しい。奥様と、長女、長男、次男のご遺族。応援します。心より哀悼の意を表したいと思います。合掌。16日、朝から『コンビニ』『ファッション販売』の拡大媒体会議。夕方、日本能率協会の清水保さん来社。17日、午前中『販売革新』、午後『飲食店経営』の媒体会議。夕方、技秀堂社長の宗像章さんと松下電器産業㈱システム創造研究所コンテンツグループマネジャーの堀口利治さん来社。デジタルビジネスの情報交換。そして20日、『商業界』媒体会議。午後、ずっと役員会。

 

□あっという間に1年が過ぎようとしています。時間が速く感じられるのは、同じことの繰り返しばかり、慣れたことばかりやっているからだという説あり。だから、いつも新しいことに挑戦すべきだという。しかし挑戦し、必死で事を成していると、これもあっという間に時間が過ぎてゆく。私はずっと「締め切り主義」で生きてきました。何か仕事をするとき、締切日を設定して、そこに向けてギリギリの火事場の馬鹿力で仕上げてしまう。これ、雑誌屋の習性です。それがすべてにわたって、私の行動基準のようになってきています。しかし私にとってはこの方法が一番、時間効率が良い。時間効率が良いから、たくさんの仕事が出来る。こう考えると、あっという間に1年が終わるというのは、私にとって、幸せなのかもしれない。そんな風に、ポジティブに考えつつ、2004年を終えようと思います。すべての人にありがとう。

〈結城義晴〉

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