結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2021年02月26日(金曜日)

最澄の「一燈照隅 万燈照国」と高倉照和の「NetMarket」

85年前の二・二六事件。
1936年、昭和11年。

雪の早朝、陸軍の青年将校たちが、
首相官邸や警視庁などを襲った。
高橋是清大蔵大臣、斎藤実内大臣ら、
政府要人が殺害された。

映画や小説で何度も描かれた。

彼らは「昭和維新」を唱えたが、
あまりに幼かった。

今朝、雪が降っていないと、
なぜかほっとする。

今日の中日新聞巻頭コラム、
「春秋」

天台宗の開祖最澄の言葉を紹介する。
最澄は平安時代の僧で比叡山延暦寺を建立した。

その言葉は、
「道心の中に衣食(えじき)あり、
衣食の中に道心なし」

「仏道を究める心があって、
その後に着物や食べ物は付いてくるもの、
逆ではありません」

コラムニスト。
「衣食に気を取られて、
大切な道を見失う人への
戒めと受け取れよう」

コラムは総務省と農林水産省の、
高級な食事の接待の話につながる。

「綱紀か倫理か、
緩みが同時に別の場所に
現れているようにみえる」

「不祥事が多い。
政権の指揮官の道は荒れているようだ」

最澄に言わせれば、
「道」を究める心のあり方が、
なっていない。

これ以外の最澄の言葉。
一燈照隅 万燈照国
(いっとうしょうぐう  ばんとうしょうこく)

一つの灯火は一隅を照らす。
それも最澄は「道心ある人」と言う。
しかし、一燈は一隅を照らすが、
その一燈が万となれば、
国中を照らすことができる。

そして、
「忘己利他」
(もうこりた)

己を忘れて、
他の利を考える。
これが慈悲の極みである。

以て自戒とすべし。

今日は午後から横浜商人舎オフィス。

来客あり。

その人は高倉照和さん。
スーパーサンシ㈱常務取締役。
そしてNetMarket事業本部長、
兼システム部/開発部統括。

ネットスーパーの話で盛り上がった。IMG_20751
高倉さん。
「5年分の変化が起こりました」
結城。
「コロナは時間を早める」

「スーパーとネットスーパーは、
似ているようで違うビジネスです」IMG_20741
私はテスコ・コムやダークストアの話をした。
ウォルマートのピックアップも、
クローガーのクリック・リストも。
アマゾンのピックアップステーションも、
ホールフーズのピックアップサービスも、

コロナ前に起こり、
コロナのキャズムで進化した。

ピーター・ドラッカーは語っている。
「未来において 実現されることは、
いきなり現れるのではなく、
一つの例外もなくリードタイムをもつ」
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昨日、高倉さんは、
オンラインセミナーを開催した。
「ローカルスーパーの未来を考える!」

大久保恒夫さんと三科雅嗣さんが、
高倉さんとともに語った。

大久保さんは3月から西友CEO、
三科さんは㈱いちやまマート社長。

私は昨日、オンラインデーだったが、
このセミナーは見なかった。

しかし今日は高倉さんが来社してくれて、
その内容は十二分に把握できた。IMG_20761

イオンのネットスーパー、
セブン&アイのネットスーパー、
ライフとヤオコーのネットスーパー。
ベルクの取り組み、万代の挑戦。

高倉さんはNetMarketの商標で、
フランチャイズ展開を始めている。IMG_20801
高倉さんの名前は照和。

最澄の「一燈照隅 万燈照国」に通じるか。
そうしなければいけないだろう。

そのためにもフランチャイズを、
パブリックなシステムととらえるべきだ。

一燈はフランチャイズによって、
万燈となりうる。

しかしその主体者は、
「忘己利他」でなければならない。

〈結城義晴〉

2021年02月25日(木曜日)

テクノロジーとインテリジェンスは反比例する?

今日は私にとって、
オンライン・ミーティングの日。

午前中は、
第一屋製パン㈱の取締役会。
株主総会を控えて審議すること多数。
私はWeb参加。

午後は、
アメリカから送られてきたウェビナー。
トレーダー・ジョーの最新動向。
ロス在住の五十嵐ゆう子さんの報告。
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トレーダー・ジョーは、
相変わらず大繁盛。
入場制限などしながら、
顧客のワクワクを創り出している。
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創業者のジョー・コローム氏は、
昨年の今頃、2月28日に逝去。

商人舎流通スーパーニュース。
トレーダー・ジョーnews|
創業者ジョー・コローム氏(89歳)逝去
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ジョーの遺志は現在も、
しっかりと受け継がれている。

オンラインデーの3つ目は、
㈱セブン-イレブンのオンライン説明会。
内容は災害対策システムの紹介。
ネーミングは「セブンVIEW」。

2014年から開発が進められているが、
台風・地震・大雪・大雨などの自然災害時に、
その被害を最小に抑えるシステムだ。

全国のコンビニ店舗の状況、
配送トラックの状況が、
グーグルマップが活用されて、
リアルタイムで把握できる。

セブン&アイ・ホールディングスにおいて、
セブン-イレブンに関する仕組みは、
素早く、完璧に構築する。

もう、これは組織の文化と言えるものだ。

コンビニフランチャイズビジネスは、
2種類の顧客がある。

消費者と加盟店。

この2重の顧客からのプレッシャーが、
仕事を素早く、完璧に進めることに貢献する。

㈱イトーヨーカ堂も㈱そごう・西武も、
2重の顧客を意識できたらいいのだが。

今日のWebミーティングの最後は、
㈱JTBとの米国研修の打ち合わせ。
商人舎担当は大阪第三事業部。
小阪裕介さん(左)と森川泰弘さん(右)。
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マイクロソフトのチームズで会議。

JTBは3月1日付で資本金を1億円に減資する。
もちろんコロナ禍で旅行業は、
極めて厳しい経営状態にある。

現在の資本金は23億400万円。
それを中小企業に分類される1億円に減じる。
それによって税負担が軽くなるとともに、
今期発生する巨額損失の補塡原資を確保できる。

一方でやむなくリストラも進められている。
早期退職や採用抑制でグループ6500人を削減、
国内の25%に当たる115店を閉鎖。

JTBの21年3月期決算は、
過去最大の経常赤字となる。
その損失額は1000億円程度。

小阪さんも森川さんも、
必死に未来の仕事を模索する。

しかし少しずつ動き始めている。
展望が見え始めている。

海外研修が再開したら、
その必死の努力の成果を見せよう。

ちいさな喜び、
ささやかな幸せ、
あすへの希望。

ともにそれらを追究したい。

さて、日経新聞電子版、
「経営者ブログ」。
㈱IIJ会長の鈴木幸一さん。無題
日本のインターネットの草分け的存在。

鈴木さんは何十年か前、
インターネットの壮大な技術革新を、
米国の雑誌で知った。

いわく、
「時間と空間」のあり方そのものを変える。
「情報の発信者と受信者」の関係そのものを変える。

「情報と通信が、
同じ技術基盤で動くようになることで、
世界は全く新しい仕組みになる」

日本は果たしてこの巨大な技術革新に、
乗っていくことができるか。

鈴木さんはそれに後れを取らないため、自ら、
㈱インターネットイニシアティブを創業。
既に29年を経る。

そのおかげでオンライン会議もできる。

「誰もが発信できるようになって、
情報の発信者と受信者の関係については
どうなっているのだろうか」

しかし。

「誰もがむやみに発信でき、
膨大な数の発信量となっているのだが、
新聞社や放送、出版社といった
マスメディアによる情報発信と比較すると、
いまだに大多数の人々を動かしているのは
マスメディアである」

その通り。

「なにが変わったのかと言えば、
マスメディアの情報発信が、
ネット社会になったことで、
専門性が薄くなり、マスに寄り添う形で
よりスキャンダラスになっていることだろうか」

同感。

朝日新聞も読売新聞も毎日新聞も、
マスに寄り添って専門性を喪失している。

結果としてスキャンダラスになっている。

いくらスキャンダラスを追いかけても、
決して文春にはなれない。

そこで鈴木幸一の一撃。

「技術の進化とインテリジェンスは
全く異なるものだと、
割り切ったほうがいいのかもしれない」

マスメディアに限らない。
小売流通業もサービス業も。

商売のテクノロジーがいくら進化しても、
インテリジェンスの進歩にはつながらない。

技術の進化と知性や品性は、
まったく異なるものだが、
むしろそれは反比例したりする。

テクノロジーとインテリジェンスは、
正比例させることができるし、
正比例させたいものだ。

正比例させねばならない。

〈結城義晴〉

2021年02月24日(水曜日)

PPIHのドンキがあのゲルソンを買収した!!!

今日は東京・芝大門で座談会。
㈱True Data。
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基本的にはオンライン座談会。
コーディネーターの私は会場まで出かけた。

True Data社長の米倉裕之さんが、
口火を切ってくれた。
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私もパソコンの画面に登場しつつ、
その画面を見ながら話を展開させていく。??????????

座談会や対談はワクワクする。
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小澤正治さん。
グーグル・クラウド・ジャパン合同会社、
執行役員Looker事業本部長。??????????

True Data執行役員の越尾由紀さん。??????????
すごくいい座談会だった。

最後はこの座談会の名において、
高邁な宣言をした。

詳細は月刊商人舎3月号で。

True Dataのそばの芝増上寺。
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東京タワー。
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午後は東京駅へ。
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毎月1回、このあたりに来る。
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丸の内はテレワークが徹底されていて、
コロナ前と比べたら人影は閑散としている。IMG_20651

大手町プレイスウェストタワー。
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玄関前のモニュメント。
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大手町プレイス内科で、
血液・尿検査と診察。

私の主治医は田嶼尚子先生。
今日は歩くことの大切さを話してくださった。

検査をして診察をしてもらうが、
その時の話がいい。

「二本の足は医者より大事」
田嶼先生が教えてくれた医学界の格言。

「二本の足は二人の医者」とも言う。
一人は内科系の医者、
もう一人は外科系の医者。

二本の足が元気に動いているうちは、
内臓も筋肉も骨も元気だという意味だ。
足には全身の筋肉の3分の2が集まる。
足は心臓からの血液循環を助けている。

とくに食事のあとの運動を勧められた。
私は田嶼先生から言われたことは、
絶対に守る。

私のもう一つの弱点は右目だ。
白内障、緑内障、網膜剥離をしている。
そちらは富田剛司先生。

私には二人の医者がいることになる。

2月は「全国生活習慣病予防月間」である。
2月はあと少しだが、これを、
3月、4月と続けよう。

さて、商人舎流通スーパーニュース。
PPIHnews|
南カリフォルニアの高級スーパーマーケット「Gelson’s」を買収gelsons
驚いた。

ドン・キホーテのPPIHが、
あの「ゲルソン」を傘下に収めてしまった。

南カリフォルニアの高級住宅地に展開する、
高級スーパーマーケットの老舗。

1951年にゲルソン兄弟が、
ロサンゼルス郊外の高級住宅地に創業。
1966年、Arden Groupに買収され、
その後、長らく、
「ゲルソンの幸せ」を謳歌した。

投資家の資本のもとで、
独自の成長をする「幸せ」である。

トレーダー・ジョーは、
ドイツのアルディ傘下にあるが、
この「ゲルソンの幸せ」と同じだ。

日本からのスーパーマーケット視察者で、
ゲルソンに行かない者はなかった。

故渥美俊一先生のツアーでは、
絶対に訪れない店だったが。

それでもゲルソンの輝くばかりの美しさ、
芸術的ともいえるエクセレントさは、
こんな店をつくってみたい、
と思わせるに十分だった。

その後、2014年に、
TPGキャピタルに売り渡され、
さらに2021年の今年、日本のPPIHへ。

2020年12月期決算で、
売上高は8億7200万ドル、
1ドル100円換算で872億円。
27店舗のローカルチェーンだが、
1店当たり年間32億円強の繁盛店だ。

㈱紀ノ国屋ファウンダーの増井徳太郎さんは、
1970年代終盤にゲルソンで直接、研修を受けた。
陳列やレイアウト変更などを、
ゲルソンのアソシエーツと一緒になって、
学んだ。

私は、1982年に、
当時の社長アラン・シャーンに、
単独インタビューをした。
そして「食品商業」に記事を書いた。

印象に残っているのは、
シャーンCEOが高校生のころから、
「ボックスボーイ」として働き、
ゲルソン一筋だったことだ。
大学に行っても、その間ずっと、
ゲルソンで働き続けた。

そしてCEOになった。

ボックスボーイは、
チェックスタンドで、
袋詰めをするワーカーのこと。

アメリカではよく、
高校生がこの仕事をする。

アラン・シャーンは、
印象的なことを言った。
「私たちは、
このビバリーヒルズで創業したから、
ハイクラスのMDをする店になった。
もしダウンタウンで創業していたら、
ボーイズよりももっと上手に、
低所得の顧客に対応しているに違いない」

ボーイズというのは、当時、
ロサンゼルスにあった店です。
低価格を売り物にした店だった。

つまり地域対応や顧客対応が第一であって、
高級化がベストなチョイスなのではない。

そう、ゲルソンは考えていた。

2008年にもゲルソンを訪れた。
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その美しさや芸術性は変わらなかった。
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しかし変わらないことは、
すなわち後退だ。

その時点のホールフーズなどに比べると、
進化は止まっていた。

そのゲルソンがそれでも、
27店舗まで牛歩のごとき成長を見せ、
いま、ドン・キホーテ傘下となる。

日本の長崎屋やユニーのように、
ダブルネームにして、
MEGAドンキ・ゲルソンにするわけではない。
「驚安」を打ち出すのでもないだろう。

いかにマネジメントされていくのか。

忘れてならないことは、
アラン・シャーンの言葉だ。
「地域対応」と「顧客対応」。

それを忘れては、
ゲルソンを買収した意味がない。

ハワイのタイムズ・スーパーマーケットも、
2017年にPPIHによって買収された。
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買収直後の2018年、2019年は、
全く変わっていなかったが、
昨年、どう変わったかは、
この目で見ていない。
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PPIHは、日本では「驚安」の印象が強いが、
アメリカやアジアなど海外では、
意外にオーソドックスなマネジメントをする。

それはPPIHがこれまで、
多くのM&Aを経験してきたからだと思う。

エクセレントなゲルソンに驚安のドンキ。

「二本の足は二人の医者」。
人間にも会社にも、
医者は二人必要なのだ。

〈結城義晴〉

2021年02月23日(火曜日)

天皇誕生日の天皇スピーチの「国民の幸せと国民の苦楽」

天皇誕生日の祝日。
令和となって二度目の2月23日の祝日。

大化の改新の「大化」以来、
248番目の元号。

日本の歴史の長さを痛感する。

当時の菅義偉官房長官が、
2019年4月1日に、
新しい元号を発表した。
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それが今、内閣総理大臣。
ずいぶん昔のことのように感じる。

コロナは時間を早める

「象徴天皇」という珍しいシステム。
しかしそれがわが日本だ。
私はこの在り方を評価している。

イギリスおよび英連邦王国では、
女王公式誕生日の祝日。
Queen’s Official Birthday
6月第2土曜日。

英連邦にはイギリス本国はじめ、
カナダやオーストラリア、
ニュージーランドが加盟している。
大英連邦とはイコールではない。

日本では天皇・皇后両陛下の写真が公開された。ph2-r0302-birthday2

そして61歳の天皇スピーチ。tennnou
「皇室の在り方や活動の基本は、
国民の幸せを常に願って、
国民と苦楽を共にすることだと思います」

「時代の移り変わりや社会の変化に応じて、
状況に対応した務めを考え、
行動していくことが大切であり、
それがその時代の皇室の役割であると
考えております」

失礼な言い方かもしれないが、
自らのポジショニングが見事に表現された。

「今しばらく、国民の皆さんが、
痛みを分かち合い、協力し合いながら、
コロナ禍を忍耐強く乗り越える先に、
明るい将来が開けることを
心待ちにしております」

今年は新しいことが語られた。

「オンラインでお話してみたところ、
臨場感があり、
人と人とのつながりを
肌で感じることができました」

「オンラインによる活動に
新たな可能性を見出せたことは、
大きな発見と言えます」

「オンラインなりの課題もあるでしょうが、
引き続き状況に応じた形で
活用していきたいと思います」

ここまでの冒頭のスピーチは、
すべて現在のわれわれの商売の在り方と、
一致する。

小売流通業、サービス業、消費産業も、
顧客の幸せを願って、
顧客と苦楽を共にすることだ。

時代の移り変わりや社会の変化に応じて、
状況に対応した務めを考え、
行動していくことが大切であり、
それがその時代の商業の役割である。

今しばらく、顧客の皆さんが、
痛みを分かち合い、協力し合いながら、
コロナ禍を忍耐強く乗り越える先に、
明るい将来が開けることを心待ちにする。

ちいさな喜び、
ささやかな幸せ、
あすへの希望。

そのうえでオンラインの可能性を見出す。

天皇誕生日の言葉は、
あらかじめ用意された文章を、
淡々と読んだものだが、
かの総理大臣より、
内容が的確だった。
心に響いた。

「自助、共助、公助」と言われても、
それが商売や仕事とはつながらない。

ちいさな喜び、
ささやかな幸せ、
あすへの希望。

たとえば菅義偉の就任演説は、
この三つのコンセプトとは結び付かない。

そこに根本的な問題がある。

国民の多くは、
東京五輪組織委員会会長を、
密室で決定してはいけないと、
意思表示した。

しかしその内閣総理大臣は、
二階俊博幹事長をはじめ、
自由民主党の派閥の長たちによって、
あらかじめ密室で選ばれ、
形式的な総裁選挙で選任された。

同じ構図を見せつけられた。

それが日本の選挙制度であるから、
仕方のないことだが、
東京五輪組織委会長選任程度のことで、
これだけ国民が公開性を求めるのならば、
内閣総理大臣の選出こそ、
もっともっと公(おおやけ)であるべきだろう。

その意味でアメリカ大統領選挙は、
ちょっとうらやましい。

いくら書いても詮無いことだが。

それでも必要なのは、
世のため、人のために、
自ら存在することだ。

それを実行して見せることである。

天皇のスピーチは、
それを示していて、
嬉しくなった。

「国民のために仕事する内閣」を標榜しつつ、
「自助、共助」、そのうえで「公助」では、
たとえばコロナ禍の情勢は切り抜けられない。

9月に新しい内閣を組織してからのことを、
思い出す。
日本学術会議メンバー選任を拒否し、
コロナ禍進行中にGo Toキャンペーンを進め、
ワクチン接種は先進国で最も遅れた。

国民に、社会に、
そのうっ憤が溜まっている。

だから最後に、
2020年の商人舎標語。
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「世のため、人のため。」

ひとつひろえば、
ひとつだけ街が美しくなる。

1本植えれば、
1本だけ地球がよくなる。

ひとつ売れば、
ひとつだけ喜びが生まれる。

ひとつつくれば、
ひとつだけ価値が生じる。

ひとつ運べば、
ひとつだけ経済が回る。

世のため、
人のため。

客のため、
店のため。

街のため、
国のため。

母のため、
父のため。

子のため、
孫のため。

妻のため、
夫のため。

愛する人のため、
未来の人のため。

2020年代の初頭、
令和2年のはじまりに。

ひとつひろえば、
ひとつだけ街が美しくなる。

1本植えれば、
1本だけ地球がよくなる。

ひとつ売れば、
ひとつだけ喜びが生まれる。

世のため、
人のため。

客のため、
店のため。

己のため。

〈結城義晴〉

2021年02月22日(月曜日)

象徴天皇誕生日と「全体の奉仕者」の「崇高な仕事」

Everybody! Good Monday!
[2021vol⑧]

2021年も第8週となった。
2月は早くも第4週を迎えた。

一月、往ぬる。
二月、逃げる。

しっかり握っているつもりでも、
指の間からするりと逃げてしまう2月。

だからといって、
ギュッと握りしめてはいけない。

たとえば掌で卵を包むように、
ヒヨコを手の中に収めるように、
2月をソフトに握りしめてやらねばいけない。

ゴルフスウィングのグリップの要領だ。
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なんでもゴルフに喩える。
荒井伸也先生のようになってきた。

いけない、いけない。

さて今週は、
明日の火曜日が、
第126代の天皇誕生日の祝日。
令和に入って二度目となる。
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天皇は日本国の象徴であり、
日本国民統合の象徴である。

世界でも例のない「象徴天皇制」。
その意義は私たちも理解しておきたい。

前にも書いたけれど、
イギリスとフランスの話。

昨2020年1月末日、
イギリスは正式にEUを離脱した。
袂を分かったことになる。
もう1年が経過する。

そのことを忘れさせるように、
COVID-19の嵐が吹き荒れた。

英仏は二度の世界大戦では、
連合国として共闘した。
が、歴史的に仲は悪い。

しかしそのフランス人が、
ひとつだけイギリス人に対して、
うらやましいと思うことがある。

それは「王」の存在に関することだ。

イギリスは1688年の名誉革命で、
英国王室を残した。
無血革命と呼ばれた。
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現在は1952年に即位したエリザベス2世。
私が生まれた年に女王となって、
68年間も在位している。

対するフランスは、
フランス革命によって、
1793年にルイ16世をギロチン台に送って、
王室制度を廃止した。
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ヨーロッパで王室が存在するのは、
イギリスのほかに、
オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、
ノルウェー、スウェーデン、
デンマーク、スペインなど、
結構、君主制の国が残っている。

フランス人はライバルのイギリスに対して、
王政を廃止したことを悔やむ。
やや、うらやましいと感じている節がある。

今や先進国では、
専制君主制などありようがないから、
立憲君主制も悪くはないという空気だ。

だから緩やかな君主制もいいだろうし、
とりわけ、わが象徴天皇制などは、
優れたシステムなのかもしれない。

若い人たちの大半は、
天皇誕生日も単なる休日のひとつと、
割り切って捉えているのだろうが、
それも非難すべきことではない。

海の日だって山の日だって、
ある意味では象徴の祝日だ。

象徴天皇の誕生日の祝日は、
同じように象徴と見られてもいい。

二十四節気では今は、
「雨水」から「啓蟄」への間となる。

「立春」は今年で言えば2月3日で、
寒さのピークだったし、
「雨水」もそれほど目立つ日ではないから、
新しい天皇誕生日は、
「春の到来を意識する祝日」と、
位置づけられることになるかもしれない。

それもよし。

販促企画も「天皇誕生日」と謳う企業はない。
商売上は単なる春の祝日との認識だろう。

さて、
新型コロナウイルス問題は、
ファイザー社製のワクチンが、
医療従事者から順に粛々と接種されている。
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しかし通常国会は、
「東北新社」問題で揺れている。
suga
菅義偉首相の長男・菅正剛氏らによる、
総務省幹部への接待問題では、
接待を受けた人数と回数が、
さらに多かったことが明らかになった。

12人が延べ38回。

国家公務員倫理規程違反の疑い。

懇親会や忘年会、暑気払いの名目で行われ、
もう接待は常習になっていた。

2人が事実上更迭され、
懲戒処分はさらに広がる模様だ。

しかし国家公務員倫理規程を、
知らないわけではないから、
感覚が麻痺していたに違いない。

麻痺させてしまったものの真因は何か。

清廉潔白で優秀だとされた日本の官僚が、
どんどん腐っていくとしたら、
これこそ国家的損失だ。

官僚は「公僕」と言われ、
「全体の奉仕者」である。

日本国憲法第15条。
「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、
一部の奉仕者で はない」

さらに国家公務員法第96条。
「すべて職員は、国民全体の奉仕者として、
公共の利益のために勤務しなければならない」

この「奉仕者」という点は、
小売業・サービス業の組織にも当てはまる。

日本の官僚や公務員はかつて、
国民の「奉仕者」としてまっとうだった。

日本の商業者やサービス業者は、
顧客の奉仕者をまっとうする。

しかし国会中継などで、
「倫理規程違反」や「忖度」が露になり、
それがウイルスのように伝播するのが怖い。

東京電力の福島第一原子力発電所3号機。
昨年設置した地震計が故障していて、
13日の震度6の地震について、
データが記録できていなかった。

いやな空気が流れている。
その空気を一掃したい。

店や売場、現場には、
そんな嫌な空気を払いのける、
清廉な存在感がある。

仕事には崇高な精神が宿っている。

それが救いである。

清廉な職場を大事にしたい。
崇高な職務を磨きたい。
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では、みなさん、今週も、
くじけずに、仕事に邁進しよう。

Good Monday!

〈結城義晴〉

2021年02月21日(日曜日)

ダイバーシティとマネジメントの「基本は愛情である」

昨日のブログのテーマは、
「ダイバーシティ」だった。

プロテニスの大坂なおみさんは、
全豪女子オープンで優勝したが、
ハイチ共和国出身のアメリカ人の父と、
北海道根室市出身の日本人の母。
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アメリカは多様性の国家である。

ドイツのビオンテック社のウグル・サヒンCEO。
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妻のオズレム・トゥレシCMOとともに、
COVID-19ワクチンを開発した。
夫妻はトルコ系ドイツ人。
Ozlem_Tureci_v1

そのパートナーとなったのがファイザー社。
そのアルバート・ブーラCEOは、
ギリシャ出身のアメリカ人。
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ゲルマンのドイツ人でもなく、
アングロサクソンのアメリカ人でもない。

そんな人たちが新型コロナワクチンを開発した。

世界は多様性によって、
イノベーションを起こしている。

その意味で日本人は、
弱みを持っているのかもしれない。

多様な民族の人々が、
活躍できる場を用意しなければならない。

私は「商人の本籍地と現住所」と表現する。
これも多様性のひとつである。

商売をする会社の組織も、
純粋培養のプロパー社員だけでは、
ゴーイングコンサーンの成長は保証されまい。

月刊商人舎でも「ダイバーシティ」を、
特集テーマにしたことがある。
2018年1月号。
特集は「2018真の人間産業へ」
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この号の[Message of January]

人の強みを発揮させよ。

人間の、
人間による、
人間のための産業。
それが小売流通サービス業だ。

平成の年号が変わろうと、
東京オリンピックが開かれようと、
それが人間産業であることは、
永遠に変わるものではない。

AIが仕事を変えようと、
IoTが広がろうと、
ビッグデータが活用されようと、
ロボットが現場に導入されようと。

人間の、
人間による、
人間のための産業。
それは変わらない。

しかし、好況が続けば続くほど、
失業率が低下すればするほど、
その人間産業に人間が集まらない。
ハイテク産業やIT産業に取られてしまう。

だから主婦を戦力化する。
高齢者の雇用を延長する。
外国人研修生を雇い入れる。
派遣労働者を確保する。

もちろんそれには深い意義がある。
ダイバーシティ経営へのシフトは、
21世紀人間産業の必然の軌道であるし、
未来を切り開く可能性を意味している。

そしてこのとき、
一人ひとりの人の強みが発揮される、
風土と文化と仕組みが、
用意されねばならない。

人間の、
人間による、
人間のための産業の、
人間一人ひとりの強み。

Human Industry SHIFTこそ、
好況のときに人間が集まる、
真の人間産業の、
望ましい未来図である。
20180110_cover_02

この号の巻頭で私は、
「真の人間産業構築を決意する」と題して、
いつものように、
特集の「まえがき」を書いている。

その最後の文章は、
『あしあと』という本からの引用。
イオン名誉顧問の小嶋千鶴子さんの著書。
非売品ながら名著の誉れ高い書物だ。
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小嶋さんはイオンの人事責任者として、
この巨大企業の人事教育の基礎を築いた人だ。

この本にはダイバーシティに関しても、
根本となる考え方が記されている。

その一節。

「人事は人間を知ることから始まる。
人間を知ることは
人間を愛することから始まる。
愛することは理解することである。
よりよく知ることである」

「個々人は個々に違う。
違うことを知ることである。
一人一人について、
過去どのように生きてきたかを知り、
今後どのように生きていきたいか
という希望を知り、
今どうしているかを知り、
目標をもたせることである」

これこそ多様性を組織内に定着させる、
考え方のエッセンスだ。

そして小嶋さんは言い切る。
「人事担当者は知ることから始める。
そのためには、聞くことから始める。
注意深く見ることから始める。
基本は、愛情である」

ん~、素晴らしい。

私は感動して書いている。
「人間の、人間による、
人間のための産業は、
ここから始まる。
すなわち一人ひとりを注意深く
見、聞き、知ることから始まる」

「真の人間産業の基本は、
愛情である」

大坂なおみさんは、
愛情をもって育てられたことがわかる。

ウグル・サヒンさんも、
オズレム・トゥレシさんも、
そしてアルバート・ブーラさんも、
きっと愛に満たされて成長したのだと思う。

ダイバーシティ世界。
基本は愛情である。

〈結城義晴〉

2021年02月20日(土曜日)

大坂なおみの「全豪制覇」とウグル・サヒンの「ワクチン開発」

三寒四温、
春風踏脚。

このところ週末は暖かい。

考えてみると「三寒四温」は、
ウィークリー単位となるから、
その年、週末が暖かいサイクルならば、
その冬中、ウィークエンドは暖かい。

しかし今日はひどく風が強い。

横浜駅の西口側。
北幸にある商人舎オフィス。

一人で出社して、
単行本の執筆。

これもいい。

一人でコーヒーを淹れて、
一人で味わう。

そして物思いにふける。
パソコンに向かう。

静かな時間が流れていく。
仕事は私にとって、
至福の時間。

これほど幸せなことはない。
心から感謝。

しかしいったい私は、
何に対して感謝しているのか。

欧米人ならこんな時にこそ、
神に感謝するのだろう。

私はそんな神をもたない。
だから「仕事」に感謝する。

帰宅して、
全豪女子オープン決勝を、
テレビ観戦。
大坂なおみ対ジェニファー・ブレイディ。
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第1セットは伯仲。
それを精神力で乗り切って、
なおみがセットを奪うと、
第2セットは簡単に制覇。

結果としてみると、
なおみ、圧勝。

大坂なおみの父は、
ハイチ共和国出身のアメリカ人、
母は根室市生まれの日本人。

ダイバーシティを体現する。

だからその発言も注目されるし、
その注目に答えて、
素晴らしいコメントを発する。

2018年に全米女子オープン優勝、

19年、全豪女子オープン、
20年、全米女子オープン、
そして今年、全豪女子オープン。

全仏オープンとウィンブルドンは、
これからの目標だろう。

今回の優勝コメント。
「私のチームに感謝します。
あまりに長く一緒にいすぎました。
1カ月以上、一緒にいます。
隔離を一緒に乗り越えました。
私にとって家族のような存在です。
トレーニング、試合中ずっと一緒です。
試合前、緊張している私の話を聞いてくれます。
そのことに感謝しています」

「そして会場の皆さんに感謝します。
ここに見に来てくれてありがとうございます。
前のグランドスラムは無観客でした。
エネルギーをいただけて本当に力になりました。
そして心を開き、私たちを迎えてくれて
本当にありがとうございます。
グランドスラムを今、
戦えるのは本当に大きなこと。
機会をくれた皆さんに感謝します」

感謝を繰り返した。
それに私たちは感動した。

ところで、
COVID-19ワクチン。
現在、日本では医療従事者に、
米国ファイザー社製が接種されている。
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しかしそのワクチンを開発したのは、
ドイツのバイオ製薬ビオンテック社だ。

CEOはウグル・サヒン。
2月14日の日経新聞電子版で、
インタビューに答えている。
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「20年1月12日の土曜日、
独西部マインツのすばらしい朝市で
トルコパンと紅茶で朝食をとっていた」

サヒンCEOはトルコ人だ。
ドイツで出稼ぎしていた父を追って移住。

「医学誌『ランセット』で
中国・武漢の新型肺炎の記事を読み、
世界的なパンデミックになると直感した」

凄い直観力だ。

「すぐに妻で、Chief Medical Officer(CMO)の
オズレム・トゥレシに
ワクチンを生産しなければ、と相談した」

トゥレシCMOは、
ドイツ生まれのトルコ系移民2世。
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2人は大学の研究所で知り合って、
結婚後に会社を設立。
それがビオンテックである。

日本で新型コロナウイルス感染者が出たのは、
1月16日だ。

その4日前にサヒンは、
ワクチン開発を心に決めていた。

「月曜には主要な従業員や監査役会に
状況を説明し、説得した」

「我々はmRNAを使った
がん治療薬を開発していたが、
大きく方針転換した」

mRNAはウイルスの遺伝子の一部を、
人工合成してヒトに投与する新しい技術だ。
この技術を使って「mRNAワクチン」は、
新型コロナで初めて実用化された。

「まずチームを作った。
ワクチン候補を見つけるチーム、
免疫試験するチーム、
生産を担当するチーム、
そして治験のチームなどだ」

チームマネジメントである。

「これらは順番に進めていくのが普通だが、
我々は最初からすべてを並行して始動した。
無駄にできる時間などなかった。
週7日、24時間体制で作業し、
20以上の候補を見つけた」

そしてファイザーがパートナーになった。

「大西洋の両側で開発し、
候補を絞り込み、治験し、
20年11月9日に我々のワクチンは
非常に効果が高いという結果が得られた」

ファイザーのアルバート・ブーラCEOは、
ギリシャ出身の獣医である。
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「11カ月での実用化は、
科学の力を示すことができた物語だし、
協力の力を示せた物語でもある。
同じ目標を本気で目指せば
不可能はないということを示せた」

トルコ人とギリシャ人。
歴史上は血みどろの闘いを繰り返した。

そのトルコ系ドイツ人と、
ギリシャ系アメリカ人が、
コロナウイルスワクチンを開発した。

サヒンが直感しなければ、
トゥレシが賛同し後押ししなければ、
そしてブーラが協力しなければ、
コロナワクチンは、
こんなに早く開発されていなかった。
??????

世界はダイバーシティによって、
感動を与えられ、
命を救われている。

〈結城義晴〉

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