結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2020年10月03日(土曜日)

商人舎10月号で学んでGo Toトラベルで大阪寝屋川に行こう。

「一週間が、早いなぁ。
油断してたら、
もう土曜日でしたよ」

糸井重里さんのつぶやき。
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「ほぼ日」の巻頭エッセイ。
「今日のダーリン」

同感だ。

私の場合、油断はしていない。
でも、もう土曜日か。

今日も商人舎オフィスに出社。
そして原稿執筆と編集業務。

月刊商人舎10月号。
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予約受付中です。

そして続々と、
申込みをいただいている。
本当にありがたい。

特集は仮題。
ロピア飛来!! 大阪寝屋川の陣。

9月29日(火曜日)、
㈱関西ロピアが1号店をオープン。
島忠ホームズ寝屋川店。
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社長は福島道夫さん。
1年前まで㈱ロピア社長だった。
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全権を委ねられて、
関西でロピアの第二の創業。

今、関西ではロピアの話題で持ち切り。

しかし迎え撃つ平和堂も、
アル・プラザ香里園の食品売場を改装して、
実にいい店を実現させた。
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改装後の実績も素晴らしい。
島忠ホームズの大型店の隣に、
アル・プラザ香里園が立地する。

こちらは1998年のオープン。

その頃はダイエー香里店、
ジャスコ寝屋川店も営業していて、
三つ巴の競争だった。

平和堂はこの激戦に勝利して、
2005年にダイエーが撤退し、
イオンの名称を変えたジャスコも、
2016年に店舗閉鎖。

ダイエー撤退の直後に、
万代香里西店、
ライフ香里園店が、
続けてオープンした。

かくてこのエリアは、
平和堂、ライフ、万代に、
ロピアという顔ぶれの現代化の競争となった。

総合スーパーとショッピングセンター、
そしてスーパーマーケットの競争。
過去・現在・未来が見える。

月刊商人舎は、
その構図を描き出す。

今、日本で一番、学べる地区だ。

商人舎10月号で学んでから、
Go To トラベルで、
大阪寝屋川に行こう。

なんちゃって。

さて、アメリカ合衆国。
ドナルド・トランプ大統領。
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新型コロナウイルスに感染して、
大統領専用ヘリで入院した。

しかし大統領官邸のホワイトハウスで、
関係者の感染が続出。
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上院議員を含む5名、
ホワイトハウス記者会の3人。

クラスターが発生してしまった。

自分のツイッターを使って、
動画でコメントした。
「体調は良好だが、
念のために確認してもらう」

しかし実際にその動画を見ると、
いかにも辛そうだ。
ちょっと痩せたかもしれない。
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米国CNNは伝えた。
「疲れがひどく、呼吸に問題があり、
症状は”深刻だ”」

しかしホワイトハウス事務局は、
「大統領は職責を果たしている」

万一、体調が悪化したら、
マイク・ペンス副大統領が、
権限委譲されて代役を務めるが、
それは「不要」と表明している。

COVID-19パンデミックでは、
国家の首脳も感染している。

イギリスのボリス・ジョンソン首相は、
3月下旬に感染し、4月上旬に入院、
一時は集中治療室に入った。
しかし幸いなことに、
4月下旬に公務に復帰した。

それでも復帰まで1カ月かかった。
しかもジョンソン首相は56歳だ。
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74歳のトランプ大統領よりも、
18歳も若い。

7月初旬には、
ブラジルのボルソナロ大統領が感染。

「ちょっとした風邪だ」などと発言して、
新型コロナウイルスを軽視した。
PCR検査が陰性になるまで3週間弱かかった。

ボルソナロは65歳。

ほかにも結構、感染している。

グアテマラのジャマテイ大統領、
ドミニカ共和国のアビナデル大統領、
ホンジュラスのエルナンデス大統領、
ボリビアのアニェス暫定大統領。
中南米の首長。

ベラルーシのルカシェンコ大統領、
アルメニアのパシニャン首相。
東欧の国家首脳。

どうもコロナウイルスを軽視すると、
感染しているような感じだ。

あくまでも「個人の感想」だが。

一方、米国民主党のジョー・バイデン候補は、
「党派の争いをしている場合ではない。
国家として結束する必要がある」
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フェアな姿勢を崩さない。

「これは政治の問題ではない。
このウイルスを真剣に
受け止めないといけないとの警告だ」

ひとまず選挙戦を「休戦」する。

どうやら大統領選の風は、
バイデン候補に吹いてきたようだ。

マスク、手洗い、三密回避。
そしてソーシャルディスタンシング。

「慣れが一番怖い!」

〈結城義晴〉

2020年10月02日(金曜日)

大統領「コロナ感染」だが「治せる病気になってきた」Wow!!

ドナルド J.トランプ。
新型コロナウイルスに感染。 trunp
ツイートした。
Trump
「今夜、@FLOTUSと私は、
COVID-19で陽性と判定された」

@FLOTUSは、
First Lady Of The United States
つまりはメラニア夫人のことだが、
この表現も鼻持ちならない。

サンフランシスコ在住の浅野秀二さん。
「大変な事になりました」
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「フューチャー株価はすでに大暴落」

そっちか?

まあ、気持ちはわかるけど。

ニューヨーク株式市場は、
これを受けて400ドルを超える下げ。
しかしその後、値下がり幅は縮まった。

それでも大統領選挙への影響は出る。

この後は、10月7日。
副大統領候補ディベート。

10月15日。
第2回大統領候補ディベート。
これに間に合うか。
間に合っても、第1階のようでは困るが。

最後に10月22日。
第3回対論会。

そしていよいよ11月3日。
一般有権者による投票および開票。

最後に12月14日。
選挙人による投票が行われて、
第46代大統領が決定する。

第1代はあのジョージ・ワシントン。
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第7代がエイブラハム・リンカーン。

第26代セオドア・ルーズベルト、
第32代フランクリン・ルーズベルト。

第35代ジョンF ケネディは、
暗殺されて人気もすごく高まった。

第40代ロナルド・レーガンも、
俳優出身にしては評価されているし、
第42代ビル・クリントンも、
その辞め方からすると人気がある。

さて「史上最悪の対論」と酷評された今回。
ドナルド・トランプはおそらく、
ワースト3に入るだろう。
ジョー・バイデンも、
大統領になってみなければわからない。

100年前にはスペインイン風邪が、
やはりパンデミックとなったが、
その時の第28代ウッドロウ・ウィルソンも、
実は大統領として初めて、疾患している。

果たしてドナルド・トランプと、
アメリカが州国の命運はいかに?

太平洋の向こうの国のことなので、
ちょっと無責任な感じになって申し訳ない。

さて、現在、必死の編集作業中。
夜になると疲労困憊のはず。
しかし今号は疲れない。
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内容がよりよく充実しているから。
しかし発刊は2日ほど遅れる。

申し訳ないけれど、
ぎりぎりのスケジュールです。

しかしこの公式ホームページの、
トップバナーでお知らせ。

月刊商人舎10月号を予約販売します。
仮題ですが[特集]は、
ロピア飛来!! 大阪寝屋川の陣

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今号は必読です。

多くの方に読んでほしい。

例月より多めに印刷しますが、
このコロナ禍で資金繰りが厳しい。
刷り過ぎることは厳禁。

それでも売り切れてしまうかもしれない。

そこで予約を取らせていただいて、
そのうえで刷り部数を、
予測しようという考えに至った。

どんどんお申し込みください。

月刊商人舎5月号はすでに完売しました。
みなさんに買っていただくことはできません。
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増刷するわけにもいきません。
そこで違う方法を考えています。

しかし今度の10月号は、
いつもの3割増、5割増くらい印刷しても、
間に合わないかもしれない。

わかりません。

そこで予約のお申し込み、
よろしくお願いします。

さて、最後にとても明るい情報。
今日の日経新聞を読んで、
大いに感心した。

[かがくアゴラ]
「新型コロナ・治せる病気に」
医師の徳田均さんが問いに答える。
JCHO東京山手メディカルセンター。

1973年、東京大学医学部卒業。
日本呼吸器学会専門医・指導医。
日本結核病学会功労会員、
日本サルコイドーシス学会評議員、
インフェクションコントロールドクター。
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「難攻不落と思われていた
新型コロナ感染症の重症者が、
ステロイド薬で、
治療できることがわかってきた」

おう!!

「パンデミックの当初は、
病態が不明だったが、
春の”第1波”と夏の”第2波”を経て、
臨床上、判明したことは多い」

Wow!!

高齢。
糖尿病。
高血圧。
肥満。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)など。
持病があって新型コロナに感染すると、
免疫の暴発が起きやすくなる。
「サイトカインストーム」と呼ばれる。

これが重症化をもたらし、
時に死に至らしめる。

徳田医師。
「病態がサイトカインストームであれば、
ステロイドでコントロール可能だ」

「呼吸器内科医の立場からいうと、
医療の常識といえる」

おう。

世界保健機関(WHO)も9月初め、
重症患者へのステロイド推奨を決めた。

「最近の国内の大学病院の集計では
入院患者の40%以上に
ステロイドが使われている」

「せきを切ったような流れである」

Wow!!

血栓症についても、
血液検査で早期に見つけ、
「ヘパリン」という既存治療薬で
対応すればいい。

「新型コロナに関して、
医学的にはわからないことが
たくさんあるのは確かだ」

やや乱暴な表現となるが、
「効果のメカニズムが不明でも
治るということが大事」

「日本の医療水準は高く、
きちんと治療を施せば、
十分克服できる病になった」

徳田均医師は力説する。
「それほど恐れる必要がない感染症になった」

Wow!!!

この記事を読むだけで、
元気が出てきた。

月刊商人舎10月号も、
読むだけで元気が出てくる。

早めのお申し込みをお願いします。
印刷部数決定はぎりぎり、
来週火曜日です。

〈結城義晴〉

2020年10月01日(木曜日)

10月1日「中秋の名月」を愛でつつ酒税変更「ビール↓ワイン↑」

10月1日。

今日から変わるものがある。
酒税だ。

では、クイズ。
「酒類」とは税法上、どう定義されているか。

答えは、
「アルコール分が1%以上含まれる飲料」

日本のその酒類は、
酒税法によって4分類されている。
これも知っておかねばならない知識だ。

⑴発泡性酒類:ビール・発泡酒・その他の発泡性酒類
⑵醸造酒類:清酒・果実酒(ワインなど)・その他
⑶蒸留酒類:ウイスキー・ブランデー・スピリッツ
⑷混成酒類:合成清酒・みりん・甘味果実酒・リキュール・粉末酒・雑酒

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⑴の発泡性酒類が新しいジャンルだ。
ビールは麦芽の使用量が50%以上の発泡酒類だ。
一番税率が高い。
発泡酒は麦芽比率が25~50%未満と、
25%未満のものとで税率が変わる。

その他の発泡性酒類では、
新ジャンル(第3のビール)は、
麦芽比率50%未満の発泡酒に、
スピリッツなどを加えた酒類。
または糖類・ホップ・水及び麦芽以外の原料を、
発酵させた酒類など。
チューハイやサワーも、
その他の発泡酒に含まれる。

ビール系飲料は簡単に言えば、
主原料の麦芽の配合比率に応じて、
税率が異なる。
ビール、発泡酒、新ジャンルの順に、
税率が高い。

国税庁は段階的にそれらを上げ下げして、
最後は統一する。

今日はその第1弾。

税収は平成6年(1994年)がピークだった。
2兆1200万円。
その後、下がり続けている。
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1989年4月に消費税が導入された。
税率は3%だった。

さらに1994年11月に、
税制改革関連法が成立して、
消費税率4%、地方消費税1%となる。
施行は1997年4月。

この消費税導入と税率引き上げで、
相対的に酒税の負担が減った。

そこで1994年が酒税収入のピークとなった。

私はこのころ㈱商業界で、
食品商業編集長だった。
別冊号で「明日を切り開く酒販店」など、
毎年発刊していた。

だからこの酒税の問題は大テーマだった。

今回の酒税法改正は、
酒類の税収を確保する目的を持つ。

そして税率改定はゆるやかに、
3年ごとに3段階で実行される。
①2020年10月
②2023年10月
③2026年10月

また、増税になる種類もあれば、
減税になる種類もある。

国民の目を、
税率アップに集中させないための、
操作だと見ることもできる。

昨日まで3分類それぞれに、
課税される酒税は、
350ml当たりでビールが77円、
発泡酒が46.99円、
新ジャンルやチューハイなどは28円だった。

これが、3段階で変わる。
ビールは77円から、
①70円⇒②63.35円⇒③54.25円

発泡酒は46.99円から、
①46.99円⇒②46.99円⇒③54.25円

新ジャンルは28円から、
①37.8円⇒②46.99円⇒54.25円d07_000

かくて2026年には350mlあたり54.25円で、
ビール系飲料のすべての税率が一本化される。

また、チューハイやサワー、
低アルコールのリキュール類などは、
現在の28円から、
①28円⇒②28円と据え置かれて、
③35円と増税される。
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もう一つの税率変更は②の醸造酒類。
つまり清酒やワインだ。

こちらは1kl当たりで、
清酒は下がり、ワイン(果実酒)は上がる。
そして2026年に統一される。

清酒は現在の1kl当たり12万円が、
①11万円⇒②10万円⇒③10万円
1kl10万円は350ml換算で35円。

ワインは現状の8万円が、
①9万円⇒②10万円⇒③10万円
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清酒とワインの税率は2026年には、
チューハイなどと同レベルになり、
それはビール類の65%ほどになる。

つまりはシンプルでわかりやすくはなるが、
それでもその酒類の消費伸び率と相まって、
税収は増えていくことになる。

ビールに関しては、
メーカーの価格設定によって、
店頭価格が7円程度安くなる。

第3のビールの酒税は9.8円の増税で、
これらは高くなる。

しかしイオンはこれに対して、
PBの第三のビールの値上げをせず、
増税分を負担して価格を据え置く。

ついでに、
紙巻きたばは、
1本あたり1円、増税される。
日本たばこ産業は1箱50円値上げする。

今日は商人舎web会議
商人舎のwebサイトのための会議。
もちろんリモートミーティング。

猪股信吾さんが中心。
webコンサルタントで、
商人舎広告営業マネジャー。
月刊商人舎とwebサイトとの連携で、
ユニークなメディアを提供します。
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夕方には高野保男さん
来社。
レイバースケジューリングの第一人者。
元サミット㈱取締役。

全国の小売業トップにとっても、
貴重な相談役だ。
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大阪・寝屋川の激闘なども、
今日の話題に上った。

ライフコーポレーション、平和堂、
万代とロピア。
そして関西スーパー。

さらに首都圏のヤオコー、サミット。

トップマネジメント層の厚さの問題、
その育て方や集め方。

また、ミドルマネジメント層の問題。

高野さんのものの見方や考え方は、
私にとっても、実に有益だ。
まったくブレることがない。IMG_89640
ありがとうございました。

今夜は中秋の名月。
〈撮影は商人舎編集スタッフの倉内綾子さん〉
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アメリカの10月の満月は、
ハンターズムーン。
「Hunter’s Moon」つまり狩猟月。

地球が温暖化しようが、
地震や津波、台風が来ようが、
ペストやCOVID-19が流行ろうが、
トランプが居座ろうが、
バイデンが勝とうが、
月はびくともしない。

もちろん地球もびくともしない。

温暖化も人間にとって、
生態系にとっての問題であって、
地球自体にとっては、
痛くも痒くもない些細な問題なのだ。

そんな壮大な気分になって、
中秋の名月を愛でつつ、
さて、どの酒を飲もうか。

〈結城義晴〉

2020年09月30日(水曜日)

米国大統領候補対論の「国民の敗北」と寝屋川競争の「顧客の勝利」

昨日の余韻がまだ残っている。
大阪・寝屋川市香里園の競争。

平和堂とロピア、
それにライフと万代。

正々堂々の競争は、
商人を磨く。
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「関西のスーパーマーケット、取引先では、
ロピアさんの話題で持ち切りです」

私のところには、
こういった報告が寄せられる。

小売業だけでなく、
卸売業・製造業にも、
寝屋川の闘いは衝撃を与えた。

帰って来ると、疲労困憊。
しかしゆっくりと寝て、
頭と体を休めてから、
「寝屋川の闘い」を整理し始めた。

来週月曜日が月刊商人舎の最終締め切り。
それまで仕掛かりの原稿書きと、
特集の編集や執筆。

休みはない。

今月号は例月にも増して、
ご期待いただきたい。

さてCOVID-19の年度が、
9月最後の日になってしまった。
1年の4分の3が終わる。

日本は明日から10月。

一方、
アメリカ合衆国は9月29日(火曜日)に、
第1回大統領候補討論会。
「Presidential Debate」。

ディベートは日本語にすると「対論」。
双方が相対して議論すること。

ディスカッションは「討論」。
参加者たちが自由に意見を出し合うこと。

だから本来は、
「大統領候補対論」

オハイオ州クリーブランドで行われた。
司会は素晴らしかった。
FOX ニュースのクリス・ウォレスさん。

4年に1回行われる大統領選挙は、
もう2月から始まっている。

2月3日にアイオワ州で、
皮切りの予備選挙・党員集会開催。

米国は民主党と共和党の二大政党制だから、
両党から新しい大統領候補が出る場合は、
両党の予備選挙・党員集会が行われる。

しかし今回は共和党が、
ドナルド・トランプ大統領の続投だから、
予備選は民主党が開催。

そして各州の予備選が集中するのが、
「スーパーチューズデー」。
スーパーな火曜日。

今年は3月3日。
2016年は3月1日だった。

予備選は6月6日まで行われて、
8月17日〜20日に民主党全国大会。
ここで党の候補が、
ジョー・バイデン氏に決まった。

共和党は、
8月24日〜27日に全国大会を開いた。

そして9月29日の対論に進んだ。

この後、10月7日に、
ユタ州ソルトレイクシティのユタ大学で
副大統領候補対論会。

10月15日にフロリダ州マイアミで、
第2回大統領候補対論会。

10月22日にテネシー州ナッシュビル で、
第3回対論会。

そして11月3日が投票日の「Election Day」。
11月最初の火曜日と決められている。
一般有権者による投票および開票で、
選挙人を選ぶ。

一般投票は18歳以上のアメリカ国民は、
誰でも有権者登録ができる。
日本もこれに倣って18歳となった。

2016年には約2億3200万人が、
有権者登録していたが、
実際の投票率は61.4%だった。

一般投票で選ばれる大統領選挙人は、
「elector」と呼ばれて、全米に総数538人。

各州の人口に基づいて、
州ごとの割り当て人数が決まる。

これは下院議員の人数に、
各州2人の上院議員数を加えた数と同数。

日本のような1票の格差問題は起こらない。

最後に12月14日に、
選挙人による投票が行われて、
大統領が決定する。

アメリカは結局、
国民の直接選挙で大統領を選ぶ。

しかしときに、
選挙人投票による結果が、
一般投票による結果と一致しない場合が、
これまで2回しかなかったが、
あるには、ある。

2000年のジョージ・W・ブッシュの時と、
トランプ当選の2016年。

今日はその、
第1回大統領候補対論会。
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まったくもって、
ガッカリした。

アメリカでは高校の授業に、
ディベートがある。
私は実際に経験したわけではないが、
賛成派・反対派に分かれて、
それぞれが根拠を述べ合い、
さらに対論をして、
説得力を競い合う。

ドナルド・トランプ、74歳。
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ジョー・バイデン、77歳。
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しかも国のリーダーとなる人間を、
国民注視のもとで選ぶための対論。

90分。

とくにトランプがひどかった。

いつもの誹謗中傷、
根拠のない発言、
フェイクと嘘八百。

しかもバイデン候補が、
質問に答えているところに、
割り込んだり、ヤジを飛ばしたり。

冷静に対応していたバイデン候補も、
ちょっと煽られてきて、
「史上最悪の大統領」
「この道化師の前では、
何も言うことができない」

ヒラリー・クリントン候補との、
4年前のディベートは、
これほどひどくはなかった。

トランプが大統領に就任して4年。
このひどい口調が当たり前となって、
アメリカ社会を毒している。
絶対にアメリカ人にうつる。
子どもたちにも影響を与える。

アメリカ人は恥ずかしくはないのか。
こういった発言や姿勢を、
公然と繰り返す男の口を、
封じようとはしないのか。

COVID-19、人種差別。
アメリカは病んでいる。

私はそう思った。

高校生のディベートのほうが、
まだまだ上級だろう。

CNNテレビキャスターのジェイク・タッパー。
「もはや討論会ではない。
恥をさらしただけで、
今晩は米国民の敗北だ」
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商人の競争は、
このトランプではいけない。
バイデンでも足りない。

小売業が対峙する競争は、
「顧客の敗北」となっては、
絶対にいけない。

大阪・寝屋川の闘いに、
顧客たちは沸き立った。

これは顧客の勝利だった。

〈結城義晴〉

2020年09月29日(火曜日)

2020年9月29日火曜日/ロピア寝屋川ホームズ店オープン!!

今日も大阪・寝屋川。
しかし昨日から、
アメリカ視察研修のごとく動き回って、
疲れ切った。

㈱関西ロピアの1号店がオープン。
ロピア寝屋川ホームズ店。
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神奈川県の藤沢で、
高木秀雄現ロピア名誉会長が、
創業した肉屋。
肉の宝屋藤沢店。

それがスーパーマーケットに転身。
ユータカラヤとなった。

さらにロ―プライスユートピアを標榜して、
「ロピア」としてスタート。

業種から業態となって、
さらにフォーマットを開発。

見事に理論通りの成長のプロセス。
このフォーマットがユニークで、
模倣困難性を創り出した。

だから神奈川県で、東京都で、
そして埼玉県で、千葉県で、
旋風を巻き起こした。

そのロピアが一挙に飛び火して、
関西に飛来した。

島忠ホームズの大型店の1階。

道路を隔てた隣接地には、
平和堂の旗艦店舗。
アル・プラザ香里園。

平和堂が展開するショッピングセンター。

かつてこの香里園には、
ダイエー香里店があった。
郊外にはジャスコ寝屋川店。

それらはすでに撤退した。
アル・プラザ香里園は、
このエリアの勝利者である。

その隣にロピアが進出。

平和堂は食品売り場を大改装して、
迎え撃った。

ガチンコ対決。

私は平和堂もロピアも、
どちらも研修を引き受けて、
教育指導している。

ただし、実務コンサルティングはしない。

だから両者がどう対応するかには、
深く関与しない。

昨日からこの香里園を訪れ、
平和堂とロピアを観察した。
さらにライフ香里園店、
万代香里西店などを、
モニタリングした。

ライフは京阪香里園駅前の店舗、
万代は商店街を抜けた生活圏の店。

万代も教育研修しているし、
ライフコーポレーションとも親しい。

私のスーパーマーケットに対する考え方は、
ライフにも万代にも、
採用されている。

ではこのエリアの競争は、
どう展開しているのか。
そしてどうなっていくのか。

この2日間のドキュメントは、
月刊商人舎10月号で特集する。

朝一番で島忠ホームズへ。DSCN0007-1

そしてロピアの店内に。
福島道夫さんと内田貴之さんが、
歓迎してくれた。
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福島さん(中央)が関西ロピア社長。
㈱ロピアの前社長。
内田さんはそのロピアの取締役管理本部長。
そして㈱三越伊勢丹フードサービス前社長。DSCN00250

店内はオープンに向けて、
粛々と準備中。

私はピーター・ドラッカーの言葉を思い出した。
「良い工場は静かだ」

福島さんが全員にふるまった賄の朝食。
それを私たちもごちそうになった。
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リブロースのステーキが、
カレー味で調理されている。
それにロピアのポテトサラダとご飯。

商人舎チームもいただいた。
右が鈴木國朗先生、
左が亀谷しづえ商人舎GM。
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その後、オープン前の店内を巡回視察。
実に面白かった。

その模様は月刊商人舎で。

10時のオープン予定を、
9時半に繰り上げて開店。

新聞折込チラシは、
ほんのわずかしか撒かなかった。
しかし顧客は行列を作った。

11時くらいまでその顧客を観察した。
4分の1くらいが業界関係者だった。

その中に西村昌也さん。
現在、㈱万代農産部長で、
万代知識商人大学第一期生。
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11時ごろ、今度は平和堂へ。
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そしてカルディの前で写真。

右が新谷千里さん、私の左が竹房一洋さん。
新谷さんはサミットリテイリングセンター社長、
竹房さんはブルーチップ㈱西日本支社関西営業部開発担当課長。
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それから売場を巡ると、
すぐに精肉部門の面々がやってきた。
㈱平和堂生鮮食品事業部に属して、
精肉課課長の西川隆久さん、
バイヤーの小林慎治さん、
MDの小嶋加寿紀さん。
DSCN97270
みんな自信満々で、
しかも嬉しそうだ。

全員が平和堂米国研修を受けている。

ロピアに取って返して、
高木勇輔さんと会った。
現㈱ロピア代表取締役社長。

「福島さんがやってるから大丈夫です」
絶大なる信頼。

その後、夕方まで、
ロピア寝屋川ホームズ店の動きを観察。

ずいぶん多くの人たちが、
勉強と買物にやって来てくれた。

ロピアが飛来して、
新しい文化を現出させた。
平和堂はそれを迎えて、
平和堂らしい文化をぶつけた。

それらが相まって、
この地に新しい消費生活が生まれる。

競争は商人を磨く砥石である。

ホームズの前からタクシーで、
万代香里西店へ。

こちらでは楠誠司さんと桂拓也さん。
楠さんは㈱万代第3運営部部長。
桂さんは香里西店店長で、
万代知識商人大学二期生。
DSCN97540
実に万代らしい対応。

さらに最後に、
ライフ香里園店。
DSCN97720
こちらはまた、
「ライフらしさ」。

うれしくなるくらい。

大いに満足して、
私は静かに感動した。

疲れた体に鞭打って、
新幹線のぞみに乗り込んだ。

まだ薄明るい夕暮れに、
伊吹山が美しかった。
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「競争はあなたの仕事です」
競争は商人を磨く。

ありがとう。

〈結城義晴〉

2020年09月28日(月曜日)

大阪寝屋川/平和堂アル・プラザ香里園と関西ロピア1号店の「競争」

Everybody! Good Monday!
[2020vol㊴]

2020年第40週。
9月最終週にして、
木曜日からもう10月だ。

今日は朝から東海道新幹線。
新横浜から新大阪へ。

秋晴れの快晴。

しかし富士の頂のところだけに雲があって、
残念ながらその全貌は見えず。DSCN9591-0
車中、原稿を書いていると、
あっという間に到着。

コロナは時間を早める。

すぐに寝屋川市へ。

そして、
平和堂のアル・プラザ香里園。
先週の9月25日、
食品売場を大改装。

売場に入ろうとしたら、
松井遼平さんが寄って来て、
声をかけてくれた。
㈱平和堂生鮮本部青果MD。
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松井さんは昨年、
私がコーディネートした、
アメリカ研修に参加してくれた。

さらに食品店長の中山孝一郎さん。DSCN99720
中山さんは2014年の米国研修でご一緒した。

そして京阪営業部長の島津克さん。DSCN99740
島津さんは2016年春の、
平和堂米国研修第11団副団長。

その時点で島津さんは、
このアル・プラザ香里園の支配人だった。
DSCN8436-6-448x320

みんな成長し、地位も上がって、
立派な知識商人になってくれた。
図1
それがとてもうれしかった。

そしてこのアル・プラザ香里園には、
平和堂食品フロアの最新のMDが、
満載されて、上出来の店舗となった。

その評価は月刊商人舎10月号でしよう。

このアル・プラザ香里園に隣り合って、
島忠ホームズの大型店がある。

その1階に、
㈱関西ロピアが、
1号店をオープンさせる。
9月29日火曜日。

つまり明日。

早速、準備中の店に入っていくと、
福島道夫さんが出迎えてくれた。
現在は㈱関西ロピア社長。DSCN99969
一通り店舗を案内してもらって、
話も聞いた。

1971年、神奈川県藤沢市に、
肉の宝屋藤沢店として創業。
1994年、スーパーマーケットに参入し、
「ユータカラヤ」となって成長。
さらに独自のフォーマットを開発し、
コーポレートアイデンティティを整備して、
「ロピア」へと蛻変を遂げた。

そのロピアが関西で、
顧客から支持されるのか。

平和堂と対峙しつつ、
堂々の闘いを見せる。

福島さんとの最後の話。
「ニューヨークに行きたいですね」

平和堂の皆さんも、
「アメリカ、行きたいですね」

同感だ。

コロナが普通の風邪のようになったら、
早く、行こう。

しかしその前に、アメリカ研修の成果を、
この香里園で披露してほしい。

ウォルマートとクローガーのような。
さらにHEBプラスのような。
トレーダー・ジョーとホールフーズのような。
セントラルマーケットのような。

ウェグマンズとイータリーのような。

あるいはアラメダのセーフウェイと、
トレーダー・ジョーのような。

正々堂々の商いを見せてほしい。
ポジショニング競争を展開してほしい。
知識商人の知恵と技を競ってほしい。

倉本長治師は、こう書き残している。
「競争を戦いだと思い、
相手を憎んだり、そねんだり、
傷つけたりする。
まったく困ったことだ」

「商売の競争は
オリンピックと同じように、
また囲碁や将棋のように、
相手方を尊重し、ルールを守って、
実力を競うべきである」
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そして私は書いた。
拙著『メッセージ』より。

「商売のルールを守る。
相手方を尊重する。
お客から尊敬される。

そんな競争なら、
喜んで参加できるはずです。

スポーツ選手は、
オリンピックに出場するために
たいへんな努力を払います。
自らを鍛える
日常の努力そのものが競争であり、
オリンピックに出て、
勝利に向かって奮闘することも競争です。

商売でいえば、
顧客を満足させること、
自らの経営の中から
適正の利益を出すこと、
そのための努力をし、
仕組みをつくることが、
お客から軽蔑されない競争となります」

「競争はあなたの仕事です」

私は心からそう思った。

では、みなさん、今週も、
競争は知識商人の仕事です。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2020年09月27日(日曜日)

川崎洋「存在」と宮内義彦「選挙制度を見直す」

「存在」川崎洋

「魚」と言うな
シビレエイと言えブリと言え
「樹木」と言うな
樫の木と言え橡の木と言え
「鳥」と言うな
百舌鳥と言え頬白と言え
「花」と言うな
すずらんと言え鬼ゆりと言え

さらでだに

「二人死亡」と言うな
太郎と花子が死んだ と言え
※樫(かし)と橡(とち)
※百舌鳥(もず)と頬白(ほおじろ)
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申し訳ありませんでした。

昨日のブログで、
「COVID-19感染によって、
全国で3名の方が死亡。
東京都、大阪府と沖縄県でそれぞれ1人」

そう書いた。

ほんとうにすみませんでした。

川崎洋さんは1930年、
東京都生まれの詩人。
2004年、74歳で逝去。

絵本作家、童話作家、放送作家、
脚本やエッセイなども書いた。

この「存在」ほど、
さまざまなコラムで引用されている詩はない。
素晴らしい。

日経新聞電子版「経営者ブログ」
宮内義彦さん。
一昨日の25日の投稿。
オリックスシニア・チェアマン。
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タイトルは、
「小選挙区制を見直し、
多党制で政界の流動化を」

安倍晋三首相の辞任、
代わって菅義偉首相の就任。
「慌ただしい政治の季節」

新型コロナウイルスの感染拡大。
表面化した日本の構造的な課題。

そこで宮内さんは数回に分けて、
自分の考え方を書く。
まず第1回は、
選挙制度。

大事です。
私たちみんなの問題。
関心を持ってほしい。

「民主主義の根幹である選挙」

宮内さんは、
「大きな矛盾を抱えている」と考える。

同感だ。

そこで選挙制度の歴史を振り返る。

「中選挙区制」が、
長く採用されてきた。

1つの選挙区から、
3~5人の議員を選出する方法。

1955年に保守合同で自由民主党が結党。
巨大な保守政党となって、
1つの選挙区内で、
複数の自民党候補者が争う構図となった。

選挙は自民党内の派閥争いの縮図となり、
各派閥が政治資金を源泉に
勢力を確保する動きが激しくなった。

ところが1990年ごろになると、
政治腐敗への批判が強まって、
政治改革が強く叫ばれた。

「自民党の”政治と金”の問題」、
「”派閥の弊害”を正さなければならない」
「政権交代のできる選挙制度」、
「英米の二大政党を範とした制度こそが
民主政治のあるべき姿だ」

そこで政治改革の中核に、
選挙制度が据えられた。
1994年・公職選挙法改正。
衆議院において小選挙区制導入。
1選挙区で1人しか当選できない制度。
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宮内さんは述懐する。
「94年当時の狂おしい熱気を、
今でも鮮明に覚えています」

私もよく覚えている。

ただ、改めて振り返ると、
焦りに突き動かされ過ぎた。
「日本の政治を立て直さないと」
「欧米の民主主義に追いつかないと」

それはあった。

「本当に日本に必要な制度改正だったのか、
今となっては疑問が生じます」

小選挙区制と二大政党制。

そこで今の世界を見渡して考える。
「二大政党制は通用しているか」

アメリカ合衆国。
共和党と民主党の考え方は
実に隔たりが大きい。

「人々の考え方や生活が多様化するなかで、
2人の候補者から1人を選び
強力な権利を与えるというのは、
無理がある」

その通り。

本来の共和党とドナルド・トランプは、
まるで別の政党のようだ。
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民主党も、
本命となったジョー・バイデン候補。
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左派のバーニー・サンダース候補。
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これまた別の政党のようである。

それを一つに集約するのは無理がある。

イギリス。
二大政党は崩れかけている。
Brexit(欧州連合の離脱)など、
大きな疑問のある政策を選んでしまった。

「日本が模範とした先生である英国も
悩みを抱えているのです」

「ならば日本は自分で考えて
新しい制度をつくらなければいけません」

宮内さんの提案。
「それぞれの思いをもとに政党が生まれ、
選挙で戦い、そして妥協点を探りながら
連立政権を組むというのが、
より求める形ではないでしょうか」

それを実現するためには、
選挙制度を変えるしかない。

「今の小選挙区」の問題点。
⑴死票
あまりに多くの死票が生まれる。

⑵比例復活
選挙区で敗れ、比例復活する、
奇妙な現象が起こる。

⑶政治資金
腐敗の温床であった資金についても、
国が多くを負担することによって
不祥事を減らす構図。
政党助成金。

実に変な制度だ。

⑷世襲議員
小選挙区制は一度確たる地位を築くと
なかなか落選しない。
ある種の利権のような要素もある。

その結果、自民党の議員の多くが、
世襲議員で占められ、
志を持って政治家を目指す人が
公認されづらくなってしまっている。

⑸1票の格差
「選挙は1人1票が基本です。
それなのに司法の線引きで、
格差がこの程度であれば
違憲ではないなどとされるのは
全くおかしな話です」
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しかし都市部の人口が多いから、
中央集権が進んでしまう。

しかし中央集権化の是正のために、
1票の格差を認めるというのは、
本末転倒。

「中央集権については全く別の観点から
見直されるべきです」

「とにかく2倍以内なら合憲」などは、
「選挙制度を愚弄するばかりでなく、
司法への信頼を失わせるゆゆしき事態」

宮内さんの見解、
いちいちもっともだ。

「つまり、30年前の政治改革の理念は
空洞化しているのです」

そこで最後に、
「今後の選択肢」

「中選挙区や大選挙区に戻すとともに、
比例代表を増加させるなど、
さまざまな政党が並立し、
しっかり意見を戦わせる環境を
つくること」

「リーダーは変わらなくても、
選挙のたびに新しい連立を模索して、
結果を反映した政策を遂行する」
つまり、
「ドイツのようなあり方」

「二大政党制では
一方の党が圧勝するという
極端な結果も生みがちです」

今の日本では、自民党が選挙で
負けることは考えにくい情勢。

野党も本当に政権を奪う気があるのかと
疑いたくなるような発言や意見が続く。

「多党制に移行すると、
なかなか政権が定まらず
政治が安定しないリスクはあります」

「それでも1つの勢力があまりに長期に
権力を握る体制よりはよほど健全です。
改革も起こりやすいのです」

小選挙区制の導入以降、
選挙制度の議論は注目されてこなかった。

「新型コロナをきっかけに
世の中の矛盾が浮き彫りになっている今」

「日本にふさわしい民主主義づくりを
模索し、議論すべき」

選挙制度も川崎洋だ。

「二票入った」
と言うな

太郎と花子が選んだ
と言え

商売もおなじだ。
客数2000、客数1万ではない。

太郎と花子、次郎と鳥子、
三郎と風子、四郎と月子・・・・・

一人ひとりが大切だ。

〈結城義晴〉

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