結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2020年01月20日(月曜日)

マンハッタン「グランドゼロ」の祈ろう! 変わろう!

Everybody! Good Monday!
[2020vol③]

2020年第4週。
今日は二十四節気の「大寒」。
といってもニューヨークでは、
今日から「大寒」だという感じはしない。

ずっと寒い。

ロピアNYC研修。
その最終日。

朝7時半からセミナー。
一番最初はいつも、
ロピアのモットーと七大用語の唱和。

唱和リード役は杉山優作さん。
流山店鮮魚チーフ。DSCN97340

夕食レストランコンテストの表彰と、
結城義晴の総括講義を終えて、
最後の視察と帰国。

65人の参加であるから、
今日もバスは2台。

私は2号車に乗って、
車中講義。

それでも最終日だから、
観光の要素もふんだんに盛り込む。

まず、マンハッタン島を南に下って、
ウォルストリート。DSCN98150
世界の株式と経済を動かすところ。

その通りにジョージ・ワシントン像。DSCN98160

そのまえで記念写真。DSCN98130

それから歩き続けて、
あの9・11のグランドゼロへ。

私はここに来ると、
いつも心の中で祈る。

ウェストフィールドトレードセンター。DSCN98200

ウェストフィールドは、
オーストラリアのディベロッパー企業。
オーストラリアに36カ所、
ニュージーランドに6カ所。
アメリカに33カ所、
そしてイギリスに2カ所。

この物件は2016年8月16日にオープン。

3階にイータリーがある。DSCN98210

このEATALYは、
マンハッタンの2号店。IMG_49850

サブタイトルは、
“World peace means a peace of bread.”
「世界平和はパンによって保たれている」
第31代大統領フーヴァーのことば。IMG_49840

入り口を入るとワインバー。DSCN98240

右手はイタリアの八百屋。IMG_49860

八百屋の横にベジタブルレストラン。IMG_49870

イータリーのことを、
創業者オスカー・ファリネッティは言う。
「市場であり、食堂であり、学校である」DSCN98300

盛大に「ポップアップセール」を展開。DSCN98270

イタリア各地のチーズを集めたコーナー。IMG_49880

その奥にモッツァレラチーズの製造所。IMG_49890

ミートや加工肉の対面売場。IMG_49900

隣がシーフードの対面コーナー。IMG_49919

ぐるっと回りこむと、
金の窯を2基備えたピザレストラン。IMG_49950

この店のレイアウト構造の特徴を、
分析的に説明した。DSCN98320

ウェストフィールドの隣のビルに、
最新のAmazon Go。IMG_50290

すごいスピードで出店している。DSCN98410

全員がアプリをダウンロードしていて、
このゲートにQRコードをかざして入店する。IMG_50260

レジのないコンビニエンスストア。IMG_50250

天井のカメラやセンサーの数が、
ずいぶん減った。
IMG_50010
顧客認識のデータ量が格段に増えてきて、
AIの人を見分ける能力が、
飛躍的に高まったからだと思う。

新しいコーナーが2つ。
第1がこのジュース売場。IMG_50030

さらにコーヒーをカップで飲める。IMG_50060

Amazon Goも常に変化している。IMG_50100

天井のカメラは本当に減った。
出店のための投資額が軽くなっている。IMG_50090

イートインコーナーも、
広くて見晴らしがよくなった。IMG_50040

次にオキュラス。
テロの犠牲者を慰霊する建物。IMG_50310

鉄道や地下鉄の駅につながっている。IMG_50450

大きな鳥が羽を広げた姿。IMG_50370

このエリアの写真が横断幕になっている。
まだまだ開発は続けられる。IMG_50390

ワンワールドトレードセンター。IMG_50330

その前に鎮魂のプールが2つ。IMG_50410

私たちは道路の向こうへ向かう。IMG_50420

ブルックフィールドプレース。IMG_50460

モールは天井がガラス張りで、
ワンワールドトレードセンターが見える。IMG_50920

ハドソン川寄りの屋外には、
アイススケートリンク。IMG_50900

そしてこのモールの核は、
1階のル・ディストリクトと、
2階のハドソンイーツ。DSCN98590

ル・ディストリクトは、
フランスの食のイータリー版。IMG_50620

イタリア、フランス、そしてスペイン。
このマンハッタンにイータリー化現象が、
巻き起こっている。

食堂であり、市場である。IMG_50740

フランス製のキッチン用ファブリクス。IMG_50700

そしてフランスの八百屋。IMG_50710

スーパーマーケット機能を持つから、
グロサリーも美しく陳列されている。IMG_50720

ル・ディストリクトの視察を終えて、
ハドソンイーツでランチ。

私たちはお弁当の丼屋へ。
ディッグ・イン。
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ボウルにご飯を敷き、
その上にメインとサブ2種類の、
家庭料理が選べる。IMG_50800
アメリカの復活の意気込みが、
このグランドゼロのエリアにはある。

その後、バッテリーパークへ。
自由の女神を背景に写真。DSCN98690

みんな元気に、「エイ、エイ、オー!」DSCN98730

最後にバスのマイクで、
高木さんがメッセージ。
「ロピアは変わっていきます」

そのままジョンFケネディ空港にチェックイン。
ロピア取締役管理本部長の内田貴之さんと、
藤森正博さん、浅野秀二先生。DSCN98820
お世話になりました。

ケネディ空港に日が沈んでいく。
夕方5時の出発。
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ニューヨークの上空。IMG_51040

フライトは13時間。
ANAの機内食ディナーを食べ、
シャンパンと赤ワインを飲みながら、
映画を楽しんで、それから仕事。

そしてゆっくりと眠った。

羽田空港国際線ターミナルに到着。
もう午後9時を回っていたが、
日本はずいぶん暖かい気がした。IMG_51100
11日間のアメリカの旅が終わった。

サンフランシスコを巡ったのが、
ずいぶん前のような気がする。

1月も20日の大寒となったが、
その1月の半分以上をアメリカで過ごした。

最後に月刊商人舎 2019年12月から、
[Message of December]
2019120501
変わろう! 祈ろう!

変わるものを
変えられる勇気を、
変わらぬものを
受けいれる心の静けさを、
それらを見わける英知を、
お与えください。

世界中に広がった短い言葉。
ラインホールド・ニーバーの「祈り」。
朝に、夕に、人々は祈る。
変える勇気を振り絞った挙句、
変わらぬものを悟ったあとで、
しずかに自分に言い聞かせる。

2020年からの10年。
ため息が出るほどのNext Decade。
予想もつかない展開。
驚くほどのスピード。
途方もない変化。
それらへの恐怖。

しかし、自ら変わるしか、
ほかに道はない。
自分が変わらねば仲間は変わらない。
自分が変わらねば職場は変わらない。
自分が変わらねば店は変わらない。
自分が変わらねば会社は変わらない。

朝に、夕に、
しずかに祈ろう。
勇気を振り絞って、
変わる努力をしたうえで、
変わらぬものを受けいれる。
その英知が与えられるまで。

変わるものを
変えられる勇気を、
変わらぬものを
受けいれる心の静けさを、
それらを見わける英知を、
お与えください。

では、みなさん、今週も、
Good Monday!
〈結城義晴〉

2020年01月19日(日曜日)

LOPIAニューヨーク研修の「新しい価値と古い価値」

日本とニューヨークには、
14時間の時差がある。

その日本は明日が大寒。
今日も寒いらしい。

しかしニューヨークは、
氷点下の気温で、雪も降り始めた。

㈱ロピアのニューヨーク研修3日目。

7時30分にセミナールームに集合して、
まずはロピアのモットーと、
接客七大用語の唱和。
リードするのは田中尚也さん。
開成店鮮魚部チーフ。IMG_4747-1

接客七大用語唱和は、
リーダーが先に言って、
全員がそれに従う。IMG_4745-1

さて昨2日目の夜は、
15チームに分かれて、
それぞれに夕食体験をした。

そのチームごとの報告があった。
IMG_4754-1

自分たちでテーマを決め、
レストランを探して、
そこでそれぞれの体験をして、
その内容を報告する。
DSCN0971-1

各チームの報告を聞いて、
全員が互いに評価し、投票し合う。DSCN9534-1

プレゼンテーション能力も競い合う。DSCN9548-1

1時間ほどの報告を聞いて、
私からの講評。
DSCN9551-1

「もっと好奇心をもって、
チャレンジしよう」

好奇心・探求心、
向学心・向上心。
新しいもの好き、
そして行動力・実行力。

テキストのPrologueに書いた。

せっかくニューヨークにやって来て、
一晩に1件の店で食事するだけでは、
本当にもったいない。DSCN9555-1
この投票結果は明日の朝、発表され、
優秀チームが表彰される。

朝の発表会が終わると、
3日目の視察。

今日はマンハッタンを巡る。

まずコロンバスサークルへ。
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ホールフーズ。DSCN0976-1

いつ来てもすばらしい。
入口のエスカレーターを降りると、
左手に青果部門があって、
この立体陳列とカラーコントロール。
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シーフードの対面売場は、
これだけのスペースを割いて、大展開。
ここにはニューヨーカーの健康志向が、
表れている。
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ミート部門も長いながい対面の陳列線。IMG_4775-1
奥にグロサリーが並ぶ。

一方、エスカレーターを降りて、
右手に向かうと、
寿司バーからピザのショップになる。IMG_4759-1

コロンバスサークルのホールフーズは、
グロサリーストアとレストランが融合され、
「グロサラント」を実現させた店である。IMG_4760-1

かつては非食品売場だった。
「ホールボディ」と呼んだ。
その後、ビールバーになり、
今、ピックアップセンター。IMG_4762-1

顧客からネットでオーダーを受け、
ピッキング担当が店内から、
商品を買い物代行し、
ここに一時的にストックし、
顧客に届ける。
あるいは取りに来てもらう。DSCN9567-1
アマゾン傘下に入って、
ホールフーズのラストワンマイル戦略は、
どこよりも実を結びつつある。

レジもご覧の混みようだ。IMG_4763-1

その後、ブロードウェイ72丁目。
2層のトレーダー・ジョー。IMG_4791-1

マンハッタンに来ると必ず訪れる。
地下1階が青果部門とレジ。IMG_4779-1

午前中にもかかわらず、
こちらも長い行列。IMG_4787-1

地下2階にエスカレーターで降りると、
生花から乳製品につながる。
エスカレーターを主通路に見立てて、
ワンウェイコントロールにした店だ。DSCN0996-1

レジは銀行方式で、
長い列に並ぶが、
これが一番早いし、
顧客にストレスがかからない。IMG_4788-1

ブロードウェイには繁盛店がある。
ゼイバーズ。
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左サイドの入り口を入ると、
圧巻のチーズ売場。
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そして伝統のスモークフィッシュ売場は、
いつも人気を博している。
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惣菜の対面売場にも、
固定客がついている。
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コーヒー売場にも行列ができている。
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たった1店舗の会社だが、
ネット販売が4分の1を占める。
「ゼイバーズ」のブランドが強いからだ。
そしてそのブランド力は、
リアル店舗によって形成されている。

ゼイバーズから歩いて7分。
今日は雪が降っているのでバスで移動。
フェアウェイマーケット。
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自慢の青果部門は、
やはり活気があって強いが、
以前に比べると陳列量が減った。
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最初のコンコースの裏側は、
さらに在庫が減った。
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鮮魚の対面売場は、
氷を敷き詰めて見事。
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その裏側の肉売場も、
良い商品がずらり。
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中2階に上がると、
オーガニック青果だけの売場。
乳製品も加工食品もオーガニック。
2階はオーガニック天国だ。
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しかしそれでも、
フェアウェイマーケットは、
顧客を失っている。

2013年にナスダックに上場。
最大15店を展開したが、
2016年、連邦破産法11条を申請。

理由は急速出店のやりすぎ。
背伸びしすぎて、
転んでしまった典型事例である。

隣はシタレラ。
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デリ専門ショップだが、
シーフードに力を入れ、
青果や精肉も扱って、
スーパーマーケットとなった。
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マンハッタンに4店舗、
ニューヨーク近郊のハンプトンに3店舗、
コネティカット州グリーンウィッチに1店舗。
この会社にも固定客がついている。
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ブロードウェイの繁盛店を訪問してから、
チェルシーマーケットへ。DSCN9631-1

ナビスコのビスケット工場跡の物件を、
テーマフェスティバルセンターに転換。
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そのなかでロピアの目的は、
ロブスタープレース。
ロブスターの茹でたてを食べる。
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この店は小売業の内食と、
テイクアウトの中食と、
レストランの外食を併せ持つ。

レストラン機能は立ちのすし屋。
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マンハッタンでも有数の鮮度とうまさ。
私はいつもここで寿司を食べる。
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チェルシーマーケットの近くに、
ハドソンヤード。
米国最大規模の再開発第1弾が、
昨年3月15日にオープンした。

マンハッタンの10番街と11番街、
西30丁目から34丁目。
4棟の超高層オフィスビルができて、
まったく新しい空間が創造された。

百貨店はニーマンマーカスだが、
イータリーのスペイン版が、
メルカド・リトル・スペイン。
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シタレラも最新店を出店。
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見事な青果部門。
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斬新な鮮魚部門。
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デリ専門ショップから、
スーパーマーケットへと進化した。

そしてVessel(ヴェッセル)。
デザインは英国のトーマス・ヘザウィック。
ハチの巣のようなジオメトリックなデザイン。
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154カ所で接続された階段は、
合計2500段、80カ所の踊り場。

総工費2億ドル(約200億円)で、
2万㎡のパブリックパークの中心にある。

このヴェッセルの前で、
圧巻の全員写真。
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ここまでで今日の予定は終わった。

ニューヨークは生きている。
いつも新しいものが登場する。

それが私たちに刺激を与えてくれる。

しかし古いものにも価値はある。
KATZ’S。
コーシャ式デリカテッセン店。
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マンハッタンのロワーイーストサイド。
創業は1888年。

そのころから東欧ユダヤ系移民によって
パストラミなどのユダヤ料理が、
ニューヨークに上陸した。
マンハッタンで最も古いデリカテッセン。

驚くべき混雑。
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「カッター」と呼ばれる調理人が、
パストラミやコンビーフを、
素早く巧みにカットして、
サンドイッチをつくってくれる。
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人気メニューはパストラミ・サンドイッチ。
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このボリューム。
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絶品。
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KATZ’S本店の130年を超えて、
人気を博し続けるパストラミ。
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ハドソンヤードのヴェッセルとは、
極めて対比的な存在だが、
これこそがマンハッタンの価値である。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2020年01月18日(土曜日)

ロピアNYC全チーフ弾丸研修の「よく食べ・よく学べ!」

日本を発ってから8日目。
サンフランシスコに5日間、
それからニューヨークは4日目。

㈱ロピアの研修団を迎えて2日目。
ホテルはレジデンス・イン・マリオット。DSCN93340

朝8時に集合して、
ロピアの理念を唱和。DSCN92790

リードするのは柴田常良さん。
ロピア茅ケ崎店鮮魚チーフ。
DSCN92760
「同じ商品ならより安く
同じ価格ならより良いものを
楽しく感動できる
愛に満ち愛されるお店です」

勢いのある挨拶だった。

理念の唱和が終わると、
福島道夫社長、登場。DSCN92880

「よく食べ、良く学べ」DSCN92860

それから亀谷しづえが、
今日のスケジュールと注意点をレクチャー。
㈱商人舎ゼネラルマネジャー。DSCN92910

私の講義は2時間。

まず競争の変容について。DSCN92970

それからフィリップ・コトラー。
4者による競争。
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さらにウォルマートから、
ホールフーズとアマゾン、
トレーダー・ジョー。
視察研修する企業の特徴と、
学ぶべき点を、
わかりやすく話す。
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ロピアのチーフ以上全員が、
ニューヨーク研修を受け、
私の講義を聞く。

聞き手はチーフだから、
難しいことを易しく、
易しいことを面白く、
面白いことをより深く。DSCN93500

講義が終わると65人が、
バス2台に分乗して、
視察研修に出発。

今日の私は2号車に乗った。
1号車は浅野秀二先生。

ニュージャージー州に渡って、
ローカルコンビニのワワ。
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手づくりのサンドイッチがおいしい。
ホットドッグもいける。
注文してから店内でつくってくれる。IMG_4615-1

オーダーは端末に入力。IMG_4617-1
ローカルコンビニでも、
独特のサービスを用意している。

ロピアの研修の対象は、
スーパーマーケットに限らない。

ワワの向かいに、
アルディ。
ドイツ資本のハードディスカウンター。
リミテッド・ソートメントストア。IMG_4619-1

入口を入ると一丁目一番地は、
プライベートブランドのグロサリー。IMG_4636-1

一番奥に青果部門。
格段に鮮度が良くなったし、
断然、店が美しくなった。
IMG_4622-1

冷凍食品も生鮮から加工品まで、
幅広く品揃えする。IMG_4630-1

参加者と話しながら、
アルディを後にする。DSCN9398.-1
現在のディスカウンターは、
安くてきれい、
安くてフレンドリー、
安くて良い。

安くて汚い、
安くてノーサービス、
安くて悪い、
は駆逐される。

そしてニュージャージー郊外の、
ウェグマンズ。DSCN9401-1
昨日のブルックリン店に続いて2店目。

2階のイートインスペースから、
青果売場を望む。
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そして店舗右翼の惣菜・ベーカリー売場。
特別に「フードサービス部門」と呼ばれる。
DSCN0885-1

そのフードサービス部門で、
おいしい料理を買って昼食。DSCN9408-1

この日は氷点下の気温。
女性たちもしっかり防寒。DSCN9409-1

ウェグマンズでは、
カスタマーサービスマネジャーの
エミリーさんにインタビュー。DSCN9411-1

通訳は藤森正博さん。
DSCN9419-1

ニュージャージー地区最後の視察店は、
リドル。

ドイツ最大の小売資本シュワルツグループ。
アルディと同じ小型ディスカンター。

アメリカ市場には2017年6月に進出。
2020年1月現在、89店舗を展開する。DSCN0891-1

入口を入ると、青果とベーカリー。
アルディはグロサリーから入るが、
リドルはアルディと対比的だ。DSCN0895-1

エンドでは単品量販のディスカウント。
「スペシャルオファー」と名付けられている。DSCN0898-1

営業中なのに突然、
冷蔵ケースの仕切り幕が、
下がってきた。
DSCN0914-1

すっかり覆いかぶされた。

1分間ほど閉まってから、
もとに戻った。
DSCN0912-1

冷蔵ケースの温度管理を、
一定に保つためらしい。
日本ではあまり見かけない。

レジはアルディが、
座ってスキャニングするのに対し、
リドルは立って行う。
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アルディとの違いを出す。
それがリドルの、
ポジショニングのつくり方だ。

しかしアルディとリドルのそろい踏みで、
アメリカ小売業はさらに、
価格競争が激しくなる。

ショップライト。
全米最大のボランタリーチェーンだが、
この店はショップライトの中の、
基幹店ですばらしい出来栄え。DSCN9455-1

入口対面のケーキショップ。
部門ごとの対面売場に屋号をつけて、
ショップ展開している。
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青果のオーガニックのコーナー。DSCN0936-1

ビールのケース売り。
メーカーの強力で、
スパイダーマンのオブジェをつくる。
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デリカテッセンのボアーズヘッド。
全米で超人気のブランドショップ。
ハムを切りたてで提供する。
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インターナショナルフードのコーナー。
トラックを半分に切った、
面白い演出のコーナー。DSCN0948-1

店舗の導入部は、
生鮮部門とデリのショップ群。
店の奥に進むと、
デアリー(乳製品)とグロサリー売場になる。

核カテゴリーの牛乳を指さすサイン。
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加工商品はラック什器で展開。DSCN9480-1
ボランタリーチェーンだが、
ウェグマンズにも劣らない店づくり。

ロピアのチーフたちは、
妙に共感したようだった。

ニュージャージーの視察を終え、
最後はヨンカーズ市へ。
ニューヨーク市の北に位置する。

スチュー・レオナード。DSCN94920

着いた頃は夕刻で、
まもなく日が沈む。
DSCN94940

星条旗がはためく。
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有名なポリシーロックの前で、
Go! Go! ポーズ。
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感動したので、
反対向きにポーズ。
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店内入り口で、
名物のソフトクリームを購入。
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スチュー・レオナードは
ディズニーランドのような店と称された。
ファミリー層を狙って、
子どもたちが喜ばせる。
人形が歌ったり、踊ったりする。
それが随所に配置されている。IMG_4715-1

カントリーウェスタン。
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金曜日の夕方だが、
客数は少ない。
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天井からひっくり返った牛。IMG_4709-1

青果部門もワンウェイコントロール。IMG_4713-1

バナナ売場は、
バナナ娘が歌って踊る。
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ケーキ売場では、
キャラクターを使って商品づくり。
ディズニーとマーベルのキャラクター。IMG_4719.-1JPG

熊のジャンボリー。
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楽しい楽しいスチュー・レオナード。
一時停滞したが、
ちょっとだけ戻ってきた。

ポリシーロックの精神が戻りつつあるか。

夜は和食高級居酒屋「鐵」ベースメント。
二つ星レストラン。
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斬新なデザインと現代的な空間。IMG_47400

入り口にはバーカウンター。
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日本料理を現代的にアレンジ。
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有志が集まって楽しい会食。
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福島社長の言うように、
私もよく食べ、よく学ぶ。
ありがとう。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2020年01月17日(金曜日)

ロピア[65人]ニューヨーク研修初日の「タフでなければ」

ちょっと驚かされたけど、
商人舎流通スーパーニュース。
サミットnews|
服部哲也専務が社長昇格/竹野浩樹社長は会長に就任

竹野浩樹社長が会長になって、
服部哲也専務が社長に就任する。
DSCN92980-448x336
竹野さんが社長に就任したのが、
2016年6月27日だから、
4年間、社長職に就いていたことになる。

もったいないし、短い気もする。

しかし今回は、
竹野CEO、服部COO。
その役割分担になる。

竹野社長のときには、
会長職がなかった。
だから竹野さんはCEOとCOOを、
両方こなした。

竹野さんは親会社の住友商事出身、
服部さんはサミット㈱プロパー。
実にいいバランスで、
サミットの将来も明るい。

【結城義晴の述懐】を書いておいた。

服部さんはコーネル大学ジャパンの、
「伝説の第一期生」

当時㈱成城石井社長だった大久保恒夫さん、
北辰商事㈱社長の太田順康さん、
㈱関西スーパー社長の福谷耕治さん、
㈱平和堂専務の夏原行平さん、
㈱ラルズ社長の猫宮一久さん、
㈱福原社長の福原郁治さん、
㈱ジョイス社長から、
㈱アークス取締役になった、
小苅米秀樹さん。

錚々たるメンバーが、
伝説の第一期生。

服部さんはその同期生。

荒井伸也さんが専務取締役の時代に、
サミットに新卒として入社し、
荒井さんが副社長、社長、会長となり、
高田浩さんから田尻一さんへと、
社長が変わる間、
着実に実力をつけてサミットに、
なくてはならない人間となった。

竹野さんが社長に就任すると、
服部さんは営業本部長の機能を果たし、
今回、Chief Operating Officerの役割を担う。

大いに期待したい。
存分に力を発揮して、
なくてはならない会社にしてほしい。

さてニューヨークの結城義晴。

いよいよ始まりました。
㈱ロピア。
恒例のニューヨーク研修。
真冬のニューヨークを、
3泊5日で視察し勉強する弾丸ツアー。
今回は総勢65名。

朝9時にJFK空港に到着。
その団員を迎えてから、
専用バスで空港近くのウォルマート。
スーパーセンター。
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ウォルマートは、
ニューヨーク市には出店できない。
地元住民の反対運動があるからだ。
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だからマンハッタン郊外の
ロングアイランドやニュージャージーに、
出店している。

マンハッタンから車を飛ばせば
1時間もかからない。
ディスカウント志向のお客は、
周辺からこのウォルマートにやってくる。

地元住民やそうしたお客を集めて、
木曜の午前中でも店は大賑わいだ。
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よくお客が入っている。
だから商品によっては、欠品している。IMG_4120-1

ウォルマートの強みは非食品。
主通路の島陳列は、
お買い得品と売り切れ御免の商品。
「アクションアレイ」と呼ぶ。IMG_4134-1

4K55インチのテレビが268ドル。
100円換算で3万円を切る。DSCN0721-1

今の時期はバレンタインデー販促。
ウォルマートは徹底して、
催事プロモーションを展開する。
DSCN0725-1

店舗左サイドのガーデンセンタ―の奥に、
ピックアップコーナー。DSCN0723-1

その真ん中にピックアップタワー。
ネットで注文した商品を、
このタワーで自動的に、
無人で受け取ることができる。
DSCN0724-1

今回は65名の団員だから、
バス2台で回る。

私は1号車に乗車。
ウォルマートで買い込んだ商品を、
早速開けて試食する。
ロピアの視察の最大の特徴が、
よく食べることだ。IMG_4142-1

次に向かったのはブルックリン。
ダンボ(DUMBO)地区。
いま最も人気の観光エリアだ。DSCN9979-1

廃墟倉庫を大規模リノベーションして、
オフィスや商業施設、外食業などが入る。
公園も整備され、今や高級住宅地でもある。
DSCN9960-1

ブルックリン橋から望む、
マンハッタンの摩天楼。
この景色もすばらしい。DSCN0744-1

その一角にできたのがフードホール。
名称は「タイムアウトマーケット」。DSCN0737-1
「Time Out」という雑誌が発刊されている。
その会社がつくったフードホール。

黒を基調にした内装は、
東海岸特有のシックな、
ヨーロピアンスタイルを採用。

これは全館統一されている。

お目当ては肉屋のこのショップ。
パットラフリエダ。
上手いステーキサンドイッチや、
肉汁したたるハンバーガーを提供している。
IMG_4150-1

それぞれ40個をオーダーして、
ルーフトップの最上階へ。

屋外にこんな席もある。
IMG_4151-1

80個ができあがるまで待つ間、
ロピア社長の福島道夫さんと、
米国在住のJAC代表・浅野秀二さん。

兄弟のような体形に思わずパチリ。IMG_4154-1

これがステーキサンドイッチ。
リーンなバケットに、
味付け肉がぎっしり詰められ、
その上に、チーズ。
美味。
DSCN0751-1

そして今回の目玉。

ウェグマンズ。
ニューヨーク市に初進出した店。
昨2019年10月27日に、
ブルックリンのネイビーヤード跡地に出店。
DSCN0758-1

入口では、価格訴求の
ファミリーパックの果物でお迎え。DSCN0826-1

ややコンパクトにまとめられた青果部門。IMG_4155-1

オーガニック売場は充実。DSCN0767-1

青果の奥はチーズ売場。
標準のレイアウトだ。DSCN0762-1

奥壁面の左サイドには乳製品の売場。DSCN0772-1

そして左翼はグロサリー。
グロサリー売場はコンパクトにした。DSCN0775-1

PBの植物肉のコーナー。
大豆などを加工して、
ミート製品の味に仕上げる。

クローガーも1月8日に、
PB「エマージ」を発表している。
ブームだ。
DSCN0777-1

健康志向の人や、
ベジタリアン向けの商品群である。

日本でも開発が始まっている。DSCN0779-1

青果売場の奥は精肉売場から、
対面売場のシーフードマーケットへ。
DSCN0806-1

右翼はミールソリューションやデリの、
対面販売方式。
DSCN0819-1

デリの最後は寿司とアジアンフード。DSCN0824-1

そしてバーガーバー。DSCN0022-1

店舗のレジの奥には、
デリバリーのためのコーナーがある。
ネット注文品は、
大型の冷蔵庫で保管している。DSCN0791-1

全体にモダンな店づくり。
ウェグマンズは、
ヨーロピアンスタイルを基調にする。
しかしこの店は、
都会型の新しいイメージを出す。

ニューヨークでウェグマンズを見るのが、
本当に便利になった。
実際、バスで乗り付ける視察団もいた。

そして同じくブルックリン、
ホールフーズ365。DSCN0831-1

1階は簡単なデリショップと、
フードコート。
DSCN0861-1

その一角にあるアマゾンロッカー。
ネット注文品を受けとるためのロッカー。
DSCN0832-1

地下1階がスーパーマーケット。DSCN0835-1

365バイ・ホールフーズマーケットは
ディスカウント・フォーマットとして、
意図をもって開発された。

しかしアマゾンの傘下に入ってから、
全体に価格訴求が強まった。
そのため、現在では、
このフォーマットは出店していない。DSCN0836-1

中央のエスカレータを核に、
ぐるりと一周させるレイアウト。DSCN0840-1

アマゾン注文品を、
ピックアップするスタッフ。
店内に20人から30人はいた。DSCN0033-1

ご覧のような量。
DSCN0854-1

店舗のあちこちに
ピックアップ中のカートがある。DSCN0852-1

ホールフーズの商品を
アマゾンで買えるようになって
来店客は減っている。
それを補うようにピックアップ人員が、
店を動き回る。
妙な賑わいが戻ってきている。

初日の最後は、
マンハッタンに戻り、
ユニオンスクエアでの視察。

ガーデン・オブ・エデン。IMG_4190-1

この陳列のすばらしさ。IMG_4169-1

狭い店内に、
商品がうずたかく積まれ、
天井からは籠がディスプレーされている。IMG_4173-1

ニューヨークデリが湯気を立てて、
提供される。
IMG_4176-1

地域の顧客に支持され、
固定客をつかんでいる。IMG_4181-1

トレーダー・ジョー。
超繁盛店だ。
IMG_4197-1

ニューヨーカーたちは、
トレーダー・ジョーが大好きだ。
値段を気にせず商品を買える。
トレーダー・ジョーにしかないPBである。IMG_4195-1

いつ行っても、
店内の奥主通路には、
レジ待ちのお客が並んでいる。IMG_4192-1

レジは銀行方式。
30台ほどが並び、
次々にお客をさばく。

それでも長蛇の列は途絶えない。DSCN0872-1

そして5mほどのところにワインショップ。IMG_4199-1

中央には、
PBワインのチャールズ・ショー。
1本2.99ドル。
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高品質のワインが低価格で並ぶ。
選ぶ楽しみもある。IMG_4204-1

テイスティングは必須。DSCN0876-1

団員たちに、
PBワインの良さをレクチャー。DSCN0058-1

レジは繁盛店では定番の銀行方式。IMG_4236-1

羽田国際空港から12時間の旅を経て、
ニューヨークで終日の視察。

ホテルに入って、疲れをいやす間もなく、
ウルフギャングへ。
ステーキハウス。
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ビールで乾杯。
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長い一日だったが、
みんな元気です。
IMG_4250-1

こちらも笑顔で乾杯。IMG_4256-1

ビールと同時にワインも注がれた。
各テーブルには
ワインのマグナムボトル。
抱えておどけて乾杯。
IMG_4587-1

講師陣のテーブル。
私の隣に福島さんと内田さん。

そしてJACの浅野さんと藤森正博さん。
藤森さんはニューヨーク在住。
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支配人がわざわざあいさつに来た。
なにしろ65人の大宴会。
メト・コレノビックさん。IMG_6679-1

厚切りベーコンが上に乗った、
シーザーサラダ。
そのあとにいよいよメインの
ポーターハウスステーキ。IMG_4606-1

フィレとサーロインの両方を味わえる、
最上級のステーキ。
IMG_4604-1

ワインと肉を堪能し、
最後はスイーツとコーヒーで、
大満足。

タイムズスクエアのネオン。
IMG_4611-1

マンハッタンの夜は、
更けていく。
IMG_4612-1

更けていくはずなのだが、
これで終わらないのがロピア。

ホテルの最上階に、
スイートルームを借り切り、
買ってきた肉を料理。

骨付きのリブを、
フライパンでステーキに。
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調味料は日本から持ち込んだ。
味付けする。
IMG_6973 (002)

これはシチュー?
煮込み料理。
IMG_6969

トレーダー・ジョーのPBワインと、
ビールと肉料理で二次会。

タフでなければロピアではない。
これでもかと肉を食べつくす。
恐れ入る。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2020年01月16日(木曜日)

ニューヨークの休養日と新春セルコグループトップ会

「スーパーマーケット勉強会」
㈱マルイチ、㈱マツヤスーパー、
そして㈱エレナ。

九州の2社と京都の1社。
地味だけれどコツコツと学ぶ。

その面々とサンフランシスコで別れて、
一人旅。
DSCN04990

12時15分発のユナイテッド航空便。IMG_40160

サンフランシスコ国際空港。DSCN05020

管制塔。
DSCN05030

飛び上がるとサンフランシスコベイ。DSCN05060

すぐにロッキー山脈。DSCN05110

北米を貫く巨大な山脈は、
雪と氷で覆われていた。DSCN05160

2時間ほどで夕日が沈む。DSCN05170

機内でシャンパンと赤ワイン、
そしてステーキディナー。
映画を1本観ていると、
ニュージャージーに到着。DSCN05190

国内線のニューアーク空港は、
ゲートの横のテーブルに、
iPadがずらりと並ぶ。IMG_40170
ニューヨーク周辺には空港が3つある。
国際線のジョンF ケネディ空港、
国内線のラガーディア空港、
そしてニュージャージーのニューアーク空港。

タクシーを飛ばして、
タイムズスクエアそばのマリオット。

今回の旅の後半戦が始まります。

一方、日本時間1月15日。
新横浜の横浜国際ホテル。
2020年新春セルコグループトップ会。

協同組合セルコチェーン主催。
北海道から九州までの会員企業トップと、
取引先のトップ・幹部が揃った。

第一部は片山善博氏の特別講演会。
片山氏は鳥取県知事を二期務め、
慶應義塾大学教授、
総務大臣を歴任して
現在は早稲田大学公共経営大学院教授。

その後、第二部の懇親会。

セルコチェーンの佐伯行彦理事長が挨拶。
㈱さえきセルバホールディングス社長。
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企業はトップが元気でなければならない。
大病から復帰した佐伯理事長ならではの、
力強いあいさつ。

そのうえで、
「スピーディな判断と行動が大事だ」と強調した。
DSCN9878.-1JPG

トレードマークのテンガロンハット。
決まっていた。

そして来賓祝辞。

セルコ恒例で、
大手食品卸売業のトップの皆さん。
DSCN9890-1

國分勘兵衛さん。
国分グループ本社㈱会長兼CEO。
DSCN9889-1

三菱食品㈱社長の森山透さん。DSCN9891-1

㈱日本アクセス社長の佐々木淳一さん。
DSCN9897-1

三井食品㈱社長の萩原伸一さん。DSCN9898-1

最後は伊藤忠食品㈱社長の岡本均さん。DSCN9906-1

トップの皆さんはみな、
同じ趣旨のことを語った。
東京オリンピックという貴重な資源を、
商売にどう活かしていくか。
そしてポストオリンピックを、
どう乗り切っていくか。

そのために食品問屋は非競争領域で協業し、
小売業をサポートしていく。
良いことだ。

2020年は節目の年になる。
間違いない。

来賓あいさつの後は、
セルコチェーンの役員が全員登壇。
1人ひとり紹介される。
これもセルコの特徴だ。DSCN9908-1

乾杯の発声は川崎博道副理事長。
㈱サンシャインチェーン本部会長。DSCN9916-1

乾杯。
DSCN9919-1
そのあとは名刺交換や懇親。
あっという間の90分。

中締めは井原實副理事長。
㈱与野フードセンター名誉会長。DSCN9922-1
セルコチェーンの健闘を祈りたい。

さてニューヨークの結城義晴。
一晩、ゆっくり眠って、
元気溌剌。

今日は完全休養日。

朝食をとって、ブログを書いて、
ホテルから6番街を3分歩く。
ホールフーズへ。DSCN05220

マンハッタンの最新店。
1階に青果部門。
IMG_40400

ベジタブル・ブッチャーは、
カット野菜の対面コーナー。
IMG_40410

その1階に銀行方式のチェックスタンド。IMG_40420

2階にベーカリーや乳製品売場、
さらに惣菜やグロサリー。
外に面してミートの対面売場。
IMG_40379

つながってシーフードの対面。
この隣に寿司バーのカウンターがある。
いわゆるつくり立ての寿司を提供する。IMG_40380

それから窓の外が見えるような、
イートインコーナー。
IMG_40390

ホールフーズの前にブライアント公園。
IMG_40440

中央にアイススケートリンクがある。
ニューヨーカーはなぜかスケート大好き。
IMG_40460

バックにエンパイヤステートビル。
IMG_40570

公園内ではピンポンする人たち。IMG_40540

ここから5番街に出て、
ゆっくりと散策。

ヨガファッションのルルレモン。
DSCN05300

道路の向こうにH&M。
IMG_40590

そして五番街の核はサックスフィフスアベニュー。DSCN05330

ロックフェラーセンター。DSCN05350

ここにもアイススケートリンクがある。IMG_40620

さらにセントパトリック大聖堂。IMG_40709

ネオゴチック様式の素晴らしい教会。DSCN05410

そして五番街のユニクロ。
DSCN05440

店の中央に、
3本のエスカレーターがセットされている。DSCN05450

入り口には必ず、
法被姿の店員が立っていて、
買物バッグを手渡してくれる。DSCN05460

エスカレーターは一気に3階まで上がる。DSCN05510

そこには斬新なアパレルファッションが、
これでもかと展開される。IMG_40710

柳井正社長兼会長が強調するのが、
「Life Wear」
その雑誌が展示されている。IMG_40720

五番街をさらに北に向かうと、
マンハッタン名物の蒸気が上がっている。DSCN05530

五番街を歩くマリー?
DSCN05590

そしてトランプタワー。
DSCN05610

なぜかカメラが歪んでしまう。
DSCN05630

ルイヴィトンの白い建物。
DSCN05640

さらに歩くとセントラルパークの角に、
有名なプラザホテル。
プラザ合意はここで締結された。
1985年9月22日、先進5カ国の、
蔵相・中央銀行総裁会議。
為替レート安定化に関する合意だった。
アメリカ、イギリス、西ドイツ、フランス。
そして日本からは故竹下登大蔵大臣。
DSCN05660

その向かいにアップルストア。DSCN05740

地下のショップには、
グリーンが導入されて、
人気を博している。
IMG_40740

ここで自撮り写真。
IMG_40880

ウィリアム・シャーマン像。
DSCN05760

セントラルパークへ。

その入り口に、
新しい馬のモニュメント。DSCN05789

五番街が見える。
DSCN05810

公園に入ると女性が絵画を売っている。 DSCN05820

公園を歩いていくと、
時計台が時を告げる。
DSCN05850

公園内の橋をくぐる。
DSCN05860

振り返ると冬のマンハッタン。DSCN05900

南北4km、東西0.8kmの広さに、
大小の池がある。
一番南がザ・ポンド、
中央がザ・レイク、
北側がザ・レザボア―。

この池はザ・レイクの繋がり。
DSCN05910

池のそばの林の中に、
リスがいた。
DSCN06030

地中の木の実を探して、食べる。DSCN06130

こちらを向いている。
DSCN06140

そして動く。
DSCN06160

こちらを向く。
DSCN06170
リスは冬でも元気だ。

そしてやっと着きました。
DSCN06210

メトロポリタン美術館。
世界三大美術館の一つ。DSCN06220
パリのルーブル美術館、
サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館。

ここでたっぷり絵画と彫刻を鑑賞した。
良い休養日だった。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2020年01月15日(水曜日)

オーガニック御三家の際立ちとセーフウェイの凡庸さ[in桑港]

アメリカに来ている間にも、
商人舎流通スーパーニュースは、
着々と公開される。

ファーストリテイリングnews|
ファッション業界気候行動憲章に署名

月刊商人舎の最新1月号特集は、
[極端気象]
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柳井正さんの考え方と同期した。
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ファーストリテイリングが、
「ファッション業界気候行動憲章」に署名。
「Fashion Industry Charter for Climate Action」

この憲章はパリ協定の目標を支持する。
2030年までに、
温室効果ガス排出量の合計30%を、
削減することなどを目標設定する。
ファッション業界全体で連携推進する。

これがいい。

月刊商人舎1月号は、
産業全体で取り組むべきだと主張した。

もう一つの商人舎流通スーパーニュース。
フジnews|
広島県の食品スーパー「ニチエー」を買収・完全子会社へ

ニチエーは11店舗で年商90億1900万円。
1店平均8億円超。

このところ政策がぶれていて、
それによって無駄なコストをかけた。

私の見方の通りになってきた。

昨日もサクラメントのレイリーズのことを書いた。
129店舗で3300億円。

それでもセオリーと矛盾すると、
完全な負け組になる。

ニチエーの場合、
親会社となるフジはご存知のように、
イオン㈱と資本業務提携している。
aeon-fuji_20181110_01
つまりはニチエーも、
イオンの系列に入ることになる。

こうしてアメリカのように、
クローガー系かアルバートソン系かに、
分かれてくる。

消費増税や軽減税率、
キャッシュレスのポイント還元は、
優遇の恩恵を受ける側が厳しい。

ニチエーも8000万円だった資本金を、
5000万円に減資して優遇措置を受けた。
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優遇される企業のほうが危ない。
私はずっと言っている。

ニチエーは、
ニチリウに加盟しているにも関わらず、
この時期にフジの完全子会社となる。

従来から仲良くしているはずなのに、
グループの企業と統合するのではなくて、
他の企業の子会社となる。

こういうものです。
それが競争の本質です。

しかし社員や幹部は、
「商人の本籍地と現住所」を、
よく理解し、納得して、
将来に希望をもって、
仕事してもらいたいものだ。

さて日本よりもずっと、
競争が厳しいアメリカ。

サンフランシスコ。

空港の近くのヒルトンホテル。
窓からサンフランシスコ湾が見える。DSCN03510

航空機が発着している。DSCN03540

内庭にイートインスペースがある。DSCN05000

そしてヒルトンホテルは昨年、
Fortuneの「働きがいのある企業100」で、
トップとなった。
DSCN04980

朝から2時間の総括講義。IMGP11710

㈱マルイチ、㈱マツヤスーパー、
そして㈱エレナ。
その取引先。

わかりやすく、丁寧に講義する。IMGP11780

アメリカのスーパーマーケットの、
現在の5つのトレンド。
FLONH。
Fresh、Local、Organic、
Natural、そしてHealth。IMGP11950
トレンドを追いかけるだけでなく、
その下にある潮流こそ大事だ。

講義が終わって最後の視察。

まず10.6%の成長率を誇る企業。
スプラウツ・ファーマーズマーケット。
DSCN03920

2018年12月決算で52億0700万ドル。
年商は1ドル100円換算で5207億円。
11.6%の増加だ。
ただしこのところ、
やや減益基調だ。
IMG_38730

大型八百屋の斬新なフォーマット。IMG_38980

今日のオーガニックは196アイテム。DSCN03710

右手にベーカリー。DSCN03750

サラダバーが広がってきた。DSCN03770

品揃えも鮮度も良くて、
1ポンド7ドル99セント。DSCN03840
ホールフーズより1ドル安い。
これは昨日のレイリーズと違う政策。

デリカテッセンは、
ボアーズヘッドを中心に据える。DSCN03780

スープバーもある。
DSCN03820

そしてど真ん中にバルク売場。DSCN03790

入口から見通すことができる店内。DSCN03900
米国スーパーマーケット業界で、
ナンバー1の成長性を持つスプラウツ。

ただしちょっと陰りが見えてきた。

同じショッピングセンターに、
トータルワイン。
DSCN03930

圧倒的なワインの品揃え、
ネットに勝つためには、
第1に、
極めて深くて豊富なカテゴリーで、
商売すること。
第2に、
その広くて深い中から、
わが社独自の主張と提案をすること。

ワインテイスティングコーナーが、
店のど真ん中にある。DSCN03960

クラフトビールもテイスティング。
徹底的に体験型の店にする。DSCN03980

今月のビールは、
ニューベルギー。
DSCN04000

次に全米第2位のスーパーマーケット企業。
アルバートソン傘下、
セーフウェイ。DSCN04270

特徴は青果部門。
DSCN04060

オーガニックは充実。
しかしホールフーズやスプラウツ、
クローガーにはかなわない。DSCN04080

この美しい陳列。
しかしナゲットには、
足元にも及ばない。DSCN04100

青果部門の商品が薄くなった。IMG_39000

青果とバルクは切っても切れない関係だ。DSCN04120

コンコースの平ケースで冷食を売る。
常套手段。
IMG_39020

店舗奥コンコースの中央に、
ミートとシーフードの対面コーナー。IMG_39060

店舗右翼にはベーカリー。DSCN041700

そして入口付近にデリ売場。
ここでもボアーズヘッドが中核となる。
DSCN04190
セーフウェイの強みは、
もっと強みにしている企業があって、
ふつうの強みでしかない。

だからポジショニングがない。
そこがこの第2位の企業の致命的な弱点だ。

同じウェストレイクショッピングセンター。
トレーダー・ジョー。DSCN04400

この店は青果部門が広い。
つまり強い。
IMG_39490

第1エンドも見事。
すべてプライベートブランド。DSCN04290

リカーショップは、
ワインがどこよりも安くてうまい。IMG_39580

店内はウェストコーストスタイルで、
カジュアルで楽しい。
トレーダー・ジョーにしかない雰囲気。IMG_39560
何時も素晴らしい。

最後の最後はダウンタウン。
1万5000平方(420坪)フィートの小型店。
ホールフーズDSCN04590

最大は7万平方フィート(1960坪)もある。
それを4分の1にコンパクト化して、
大成功を収めている。IMG_39680

青果部門もコンパクト。
IMG_39670

必需の商品、しかも即食を中心に、
これも見事な品ぞろえ。IMG_39950

そして美しい壁面。
それでも主役は商品だ。IMG_39970

バルクコーナーもカットせずに、
売れ筋だけに絞って展開。IMG_39920

セルフデリもコンパクトだが、
厳選して売場づくり。IMG_39930

ワインも欠かせない。IMG_40010

チーズ売場と連携して、
スペシャルティ部門を構成。IMG_40020

チーズの王様パルミジャーノレッジャーノ。DSCN04480

チーズは「即食」だから充実。
精肉と鮮魚は調理品だから絞り込む。IMG_40030

奥主通路は乳製品のリーチインケース。IMG_39640

グロサリーゴンドラは、
高くして陳列量を確保した。IMG_39650

小さな店だがレジは広い。
客が並ぶので銀行方式のチェックスタンド。IMG_40060
今日はスプラウツから始まって、
トレーダー・ジョーとホールフーズ。
今やオーガニック御三家。

セーフウェイの特徴のなさが、
申し訳ないけれど際立った。

企業規模は6兆535億円のアルバートソン。
しかし店のレベルは、
オーガニック御三家がはるかに高い。

これにて、
スーパーマーケット勉強会。
すべての視察スケジュールを終了。

ランチはインナウトバーガー。
現在6州に340店舗。
フランチャイズはやらない直営主義。DSCN04470

メニューは3つしかない。DSCN04440

だからオペレーションが見事。
作業の種類が少ないから、
作業システムがシンプルで、
崩れにくい。
DSCN04420

勉強の後は観光。
これも実は勉強。

ツインピークスへ。
サンフランシスコの双子山。

頂上で写真。
IMGP12270

サンフランシスコ市街が一望できる。IMGP1235

ゴールデンゲートブリッジも見える。IMGP12300

そのゴールデンゲートブリッジへ。IMGP12370

設計者のジョゼフ・シュトラウス像。DSCN04740

1933年に着工して、
1937年に完成した。
そのプロセスがイラストで描かれている。DSCN04730

これが金門橋。
DSCN04790

アルカトラズ島も見える。DSCN04780

ショップに入ると、
橋が開通した日の写真がある。
凄い車だ。
DSCN04810

㈱マルイチ社長の高木大さんと写真。DSCN04760

最後の最後は、
フィッシャーマンズワーフ。IMGP12400

マルイチ会長の高木亮輔さんと、
ヤマエ久野㈱宮崎支店の藤原奈緒さん。IMGP12410

その後、ピア39。
フェスティバルセンターという、
新しいショッピングセンター分類に入る。DSCN04960

そのなかのピアマーケット。DSCN04970

ここでサヨナラパーティー。IMGP12440

もちろんダンジネスクラブ。IMG_40110

これを一人でいただく。
「蟹を食う時、人は静かになる」IMG_40140

楽しい夜があっという間に明けて、
もう帰国の時を迎えた。

ホテルロビーで、
朝日を浴びながら全員写真。DSCN04990
サンフランシスコ国際空港で、
ちょっとだけ最後の講義。

ラインホールド・ニーバーの祈り。
変わるものを変えられる勇気を、
変わらぬものを受け入れる心の静けさを、
それらを見分ける英知をお与えください。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2020年01月14日(火曜日)

サクラメントで体験したナゲットの革新とレイリーズの停滞

サンフランシスコにやって来て3日目。
サクラメントまで出かけた。

ナゲットマーケット。
エルクグローブ店。DSCN01050
ナゲットはインディペンデントの、
ファミリービジネス。

しかしFortune「働きがいのある企業100社」に、
常にランクインする、
凄い会社。

ファンタスティックな店で、
アクチュアリーロープライス。
「まさかとは思うかもしれないが、
低価格戦略です」
IMG_36710

久しぶりにエルクグローブまで遠出して、
以前以上に感動した。

床はピカピカ。
故渥美俊一先生が、
「クレンリネスとは床がピカピカなことだ」
と言っていた。

その通り。

床がピカピカならば、
陳列も美しくなる。
商品管理もしっかりしてくる。

このエンドの見事さ。
DSCN01260

全員、感動しつつ、記念写真。IMGP10600

今回は同社の新フォーマットにも訪れた。
「フォークリフト・バイ・ナゲット」DSCN03480
ナゲット流のディスカウント型。
これも素晴らしくて、
考えさせられることが多かった。

あんまり素晴らしいので、
月刊商人舎2月号で、
丁寧に写真で紹介し、
事細かに解説しよう。

2月10日を楽しみにしてください。

その後、サクラメントで第1の企業を訪問。
レイリーズ。
DSCN01540

アメリカのローカルチェーンは、
ほとんどが経営統合された。
クローガー傘下か、
アルバートソン/セーフウェイ傘下か。

しかしレイリーズは残っている。
尊敬すべき会社だが、
残念ながら矛盾だらけの店だった。

まず、青果部門。
弱い。

レイアウトも店舗左サイドの2レーン目。DSCN01650
一番左には冷凍食品などが並ぶレーンがある。

なぜだろう。
理解不能。

それから店舗右サイドの入り口わきに、
中2階を設けてグロサラントを志向。DSCN01680

ウェグマンズが始め、
ホールフーズもクローガーも、
一部店舗で採用した。

レイリーズもこの新店で挑戦した。
中2階で食事しながら、
眺め下ろすと、レジ側が見える。DSCN01799

さらに惣菜側も見える。DSCN01800
スーパーマーケットで最も美しいのが、
青果部門である。
上から見下ろすことはできるが、
その農産部門が目に入ってこない。

形だけ真似て、その意味を理解していない。

青果も弱いし、ミートも弱い。
サービスデリもホールフーズと同じ価格帯。
1ポンド8.99ドル。

ホールフーズなら許されるが、
レイリーズの味と品質では高すぎる。

残念だ。

しかしキュービジョンは採用していた。
レジで顧客を待たせないシステム。DSCN01630
クローガーの専売特許だが、
なぜかレイリーズが採用。

まったくの推測だがもしかしたら、
クローガーから、
M&Aをかけられているのかもしれない。

そしてディスカウントで尖がる企業。
ウィンコフーズ。DSCN02260

入り口を入ると、
ウォール・オブ・バリュー。
価値ある壁。
DSCN01890

競合店との価格比較広告を掲示している。
DSCN01910
ウォルマートとは互角以上の闘い。
セーフウェイともレイリーズとも、
完全に水を開けている。

レイリーズは苦しい。

ウォールを抜けると、
プロデュース部門。
安くて鮮度がいい。
DSCN01950

バナナは1ポンド52セント。DSCN01940

青果部門からバルク部門に続く。
これはホールフーズと同じで、
安売り店だがセオリー通り。DSCN01960

その左手には、
バレンタイン販促を大展開。
これはウォルマートの大原則。DSCN01970

バルクの隣に、
この店はインストアベーカリー。DSCN02010

さらにデリの対面売場から、
精肉とシーフードの対面売場に続く。
ディスカウントだが人が配置され、
対面コーナーが設けられる。DSCN02030

ミルクから卵までの乳製品は、
リーチインケースで展開。
地球温暖化対策でもある。DSCN02100

エンドはシンプルで価格力を持つ。DSCN02170

レジもずらりと開放して、
できるだけ待たせない政策をとる。DSCN02220

出口にも書いてある。
An Employee Owned Company。
従業員が所有する会社。DSCN02240
ウィンコは非上場企業でありながら、
従業員持ち株会社である。

それが極めて意識の高い企業風土を生む。
全員で1セントを大事にし、
それによってウォルマートと、
互角以上の闘いをする。

これも模倣できないポジショニングである。

最後はウォルマートのスーパーマーケット。
ネイバーフッドマーケット。DSCN02540
ウォルマートの主力フォーマットは、
スーパーセンターだ。
第2がサムズクラブ。
メンバーシップホールセールクラブ。

そして第3がこのネイバーフッドマーケット。

しかしスーパーセンターの食品部門と、
まったく変わらない店づくりだ。

したがって、イトーヨーカ堂と、
ヨークベニマルとの関係性とは違う。

これがマルチフォーマット戦略の急所である。DSCN02300

この店は居抜き出店で、
標準化されたレイアウトとは異なる。
しかしエブリデーロープライスと、
ロールバックの価格戦略は同じ。

青果部門が格段に良くなった。

DSCN02460

バナナも品切れするくらいに売れている。DSCN02310

「スーパーボウル」のプロモーション。
アメフトの最終戦が近い。
アメリカ人は全員が応援する。

それに向けたプロモーション。
ウォルマートはプロモーションリテーラーである。DSCN02420

しかも売場の中に、
ピックアップの担当者がいる。DSCN02480

スマホを見ながら、
トートボックスに商品を入れている。DSCN02520
顧客からオーダーを受けた商品を、
あらかじめ袋詰めして、
来店した顧客に渡す。

あるいは宅配もする。

これがウォルマート第4のフォーマットである。
ウォルマートも変化を遂げている。

ナゲットも新しいフォーマットに挑戦する。

ウィンコはさらにフォーマットを深化させる。

新しいことにチャレンジしても、
レイリーズは残念ながら、
仏つくって魂入れず。

それでは拝めない。

2020年1月現在で129店のチェーンストア。
サクラメント市とその周辺で、
22.2%のトップシェアをもちながら、
残念ながら本当のイノベーションを知らない。

怖ろしいことだ。

それを私たちは見せつけられた。
(つづきます)

〈結城義晴〉

 

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