結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年08月27日(火曜日)

商売の①売れ筋②死に筋②見せ筋と「コントラスト効果」

今日は1日、横浜商人舎オフィス。
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裏の遊歩道の緑は美しい。
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アロハとストローハットで恐縮。IMG_00419

東京新聞の巻頭コラム、
「筆洗」

中日新聞の「中日春秋」と、
同じ文章の日もある。
そうでない日もある。

中日新聞は中部・東海地方のブロック紙で、
その子会社が東京の地方紙「東京新聞」。
だから両紙の巻頭コラムが、
同じ文章になる日が多い。

朝日、讀賣、毎日、日経、産経を、
「全国紙」と呼ぶ。
チェーンストアに置き換えると、
これがナショナルチェーン。

中日新聞をはじめとして、
北海道新聞、西日本新聞、中国新聞など、
数県あるいはそれに見合う地域の新聞を
「ブロック紙」というが、
これがリージョナルチェーン。

そして一つの県に専念する新聞が、
「地方紙」で、これがローカルチェーン。

新聞の経営軸と、
チェーンストアのドミナント戦略は、
同期している。

今日の地方紙のコラム「筆洗」は、
中日春秋とは異なる内容。

料理メニューのコースの論議。
コースは二つ考えられる。
⑴お値打ちコース四千円
⑵満足コース五千円

この2つのコースでは、
どちらを選ぶか決め手がない。

そこで一つのコースを加える。
⑶豪華プラン一万円

そして三つのコースから選ぶ。

こう設定すると、
⑵の満足コースを選ぶ人が増える。

「値の高いプランを加えることで
⑵を安く感じる効果がある」らしい。

営業マンの「指南書」にある。
「コントラスト効果」。
「対比効果」ともいう。

小売業の世界にも、昔からある。
①売れ筋
②死に筋
②見せ筋

①の売れ筋は、
「品揃えラインのなかで、
最もよく売れている商品」
(商業界『商業用語事典』の故高山邦輔定義)
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「特にきわだって販売量の多い品目で、
在庫量の適正な商品」
(『必須単語1001』の故渥美俊一定義)

ABC分析をして、
よく売れるA分類の商品。

わかりやすい。

売れ筋に関しては、
品切れや欠品があってはならない。

②の死に筋は、
「カットしたい商品」
――「言いえて妙」の浅香健一定義は、
『商業用語事典』から。
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「品種ごとにあらかじめ各社が決めてある
在庫年令制限を超えて在庫している商品」
(渥美定義)

「ふつうはその品種の商品回転日数の
1.5倍を枠とする」

漠然と「売れない商品」では、
実態を把握できない。
「商品回転率が低い商品」だとしても、
その低いレベルがどのくらいかが、
決められていなければならない。

渥美理論は執拗に、
数字で事実を把握しようとする。
これはとても大事な姿勢だ。
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③の見せ筋は、
「販売数量は少なくても、
店に欠くことのできない商品」
(浅香定義)

「店格を高めたり、
値ごろの商品の売れ行きを
よくしたりする効果がある」
これがコントラスト効果である。

ただし私は、
「見せ筋」という語感は、
よろしくないと思うし、
使わない。

どんな店でも、
売場は無限にあるわけではない。
しかもネット販売がこれだけ普及すると、
eコマースには「見せ筋」が、
これでもかと提示されている。
スマホを見れば、
いくらでもそんな商品は出てくる。

だからリアル店舗の「見せ筋」は、
効果が薄らいだ。

浅香健一先生も、
商業界からの依頼で、
一般的な定義をしたものであって、
これをお勧めしているわけではない。

筆洗のメニューコースの話に戻ると、
売れるのは⑴のお値打ちコース。
⑵の満足コースも売れるけれど。

しかし⑶を提案しておくと、
対比効果で⑵が売れる。

ただし渥美理論では、
「売価の上限と下限の幅を狭くせよ」
つまり⑶は否定される。

⑴と⑵で、トータルに低価にせよ。
とりわけ⑴を強調せよ。
それが渥美俊一流。

営業マンの指南書と、
渥美チェーンストア理論は異なる。

私の商品論・価格論の基本はいつも、
コモディティと、
ノンコモディティ。

渥美理論はコモディティ重点型。
コモディティディスカウント主義。

しかしアメリカでも、
ホールフーズマーケットや、
HEBセントラルマーケット。
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世界のイータリーなども、
ノンコモディティに高い価値を認める。

消費トレンドは必ず、
高度化、高質化、個性化し、
その結果として多様化に向かう。
歴史がそれを示している。

そして重要なことだが、
コモディティとノンコモディティには、
コントラスト効果も働く。

コラムはG7サミットへ。
日米首脳による貿易協定。

米国産の牛肉・豚肉の関税を、
日本側はTPPの水準に引き下げる。
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日本側が求めていた乗用車は、
関税撤廃が見送りとなって、
現在の2.5%に据え置かれた。 donald-trump-1269307_12809999

「それでも一時期、トランプ大統領が
安全保障を理由に、
日本車を含む輸入自動車に
25%の追加関税を加えると
主張していたことを思えば、
そんなことはなかった分、
今回の合意がありがたく見えてくる」

コラムニストの発見。
「あっ。これがコントラスト効果なのか」

「日本の要求はうっちゃられたのに
上出来の交渉のように考えてしまう。
しかも合意の全貌はまだ見えていない」

しかし国と国の貿易交渉の場に、
コントラスト効果はない。

コモディティとノンコモディティ。
選択の自由が保障されたところに、
コントラスト効果がある。

〈結城義晴〉

2019年08月26日(月曜日)

「どかとよろしき残暑かな」と9月のPayPay旋風の予感

Everybody! Good Monday!
[2019vol34]

2019年第35週、8月第5週の最終週。
8月が終わり、いわば「正式」に夏が終わる。

「作家の幸田文さんは、
随筆で”季節のかたみ”という
印象的な言葉を使っている」

南日本新聞巻頭コラム、
「南風録」

「厳しい暑さの夏の形見は、
庭にバケツの水をひっくり返した時、
乾いた土がはぜるような音を立てて
ひび割れた思い出だ」

今年の「夏の形見」は何だろう。

山陽新聞の巻頭コラムは、
「滴一滴」

こちらは「季節スイッチ」という言葉を使う。
「おでんは、最高気温が
30度を下回る日をきっかけに
売り上げが伸びる」

その30度を切るとき、
「季節スイッチが入った」と表現する。

「処暑を過ぎて、
過ごしやすい朝夕が増えてきた。
日脚も徐々に短くなり、
やがて”秋の夜長”へと向かう」

そして阿波野青畝(あわのせいほ)の句。
朝夕がどかとよろしき残暑かな

青畝は奈良県生まれの俳人。
口癖は「長生きは得でっせ」で、
93歳まで生きた。

この句の「どかとよろしき」の「どか」は、
関西弁でいえば「ごっつう」といった感じ。
「すごくいい」という意味。

この8月最終週は、
そんな「季節スイッチ」が変わる、
「どかとよろしき」7日間だ。

清少納言の「枕草子」では、
春夏秋冬が描写される。
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「夏は夜」
「月のころはさらなり、闇もなほ、
ほたるの多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、
ほのかにうち光りて行くもをかし」

「古典」の授業では、
「をかし」は「趣がある」と教えられるが、
「なんとなくいいね」といったニュアンス。

「秋は夕暮れ」
「夕日の差して
山の端いと近うなりたるに、
からすの寝所へ行くとて、
三つ四つ、二つ三つなど
飛び急ぐさへあはれなり」

「あはれなり」は、
しみじみとしていて、
心打たれること。

夏は夜が良いし、
秋は夕暮れが良い。

「どかとよろしき残暑」のころは、
両方の良さを堪能できるかもしれない。

さて今日は、
シェ・フルール横濱。
商人舎オフィスから徒歩3分。
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創作和フランス料理。IMG_00319

商人舎の歓送迎会ランチ。
コース料理のスタートは、
冷製スープ。
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そしてカラフルなオードブル。
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メインディッシュは、
神奈川県特産のヤマユリポークのソテー。IMG_00259

白身魚のポワレ。IMG_00269

ズワイガニのパスタ。IMG_00279

デザートとコーヒー、紅茶。IMG_00289

大満足で写真。IMG_00309
「集まり散じて
人は変われど 

仰ぐは同じき
理想の光」

この会の最後の言葉として、
私は早稲田大学校歌の歌詞を紹介した。
相馬御風の作詞。

人は集まる。
人は散じる。
しかし同じ理想の光を仰ぐ。

商人舎の「舎」とは、
そうありたいという意味だ。
いつも、いつまでも。

さて、今日の商人舎流通スーパーニュース。
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QRコード決済サービス「PayPay」9/1全店導入torisen_20190826_02
㈱とりせん(群馬県館林・前原宏之社長)が、
9月1日(日)から「PayPay」を全店導入。

昨年に創立70周年を迎えたとりせん。
群馬県27店舗、栃木県19店舗、
茨城県10店舗、さらに埼玉県3店舗で、
合計59店舗。

オール日本スーパーマーケット協会の、
有力メンバー企業だ。

そのとりせんが導入するPayPayは、
9月1日から30日までの1カ月、
全国の加盟スーパーマーケット対象に、
「10時~14時がおトク! 家計を応援!
スーパーマーケット大還元祭」を開催する。

毎日10時から14時の間に、
PayPayで支払うと、
最大10%のPayPayボーナスを還元する。

PayPayは、
コンビニ、ドラッグストアをはじめ、
全国のスーパーマーケットに対して、
異様な執念で加盟勧誘をしている。

もちろんソフトバンク㈱とヤフー㈱が、
合弁で作った会社がPayPay㈱。

アスクル㈱前社長の岩田彰一郎さんが、
株主総会で退任する事件で注目されたが、
9月は全国のスーパーマーケットへの、
最大10%還元が話題をさらいそうだ。

10時から14時に1割還元だから、
午前中から午後までの客数増に貢献する。

そして9月が終わると消費増税。
いいところに目をつける。

スマホを使った「QRコード決済」は、
アリペイとウィーチャットペイが、
中国圏で先行する。

日本では2016年に、
オリガミペイが先鞭をつけた。
それにLINE(ライン)ペイ、
楽天ペイなどが次々参入。

そこに2018年10月に、
PayPayが満を持して登場。

ソフトバンクの社外取締役が、
ジャック・マーということもあって、
アリババの金融サービス子会社と提携。

昨2018年末商戦の12月には、
「100億円あげちゃうキャンペーン」実施。
原則として購入金額の20%、
抽選で全額(上限10万円)が還元された。

しかしわずか10日間で、
キャンペーン予算に到達して終了。

2月12日には第2弾100億円キャンペーン。
そして消費増税を控えたこの8月だけでも、
ライフコーポレーション、西友、
東急ストア、そしてとりせんが、
PayPay導入に踏み切った。

すでにユニクロ&ジーユー。

コンビニはセブン-イレブン、ローソン、
ファミリーマート、ミニストップ、
そしてセイコーマート。

ドラッグストアはツルハ、
マツモトキヨシ、ココカラファイン、
もう雪崩を打ったように導入。

イオンは4月に関東と山梨県でスタート。
ロピアもオーケーも導入した。

セブン-イレブンは7Payで味噌をつけて、
国内3社と中国2社のQR決済を導入。

そして今、スーパーマーケットが、
こぞって導入。
9月はPayPay旋風の季節になりそうだ。
それにつられてLINE Payも広がる。

消費増税や軽減税率にだけ、
目を奪われていてはいけない。

そのことをきっかけに何かが起こる。
それが商売に影響を与える。

激動の9月に突入しようとしている。

その直前の「どかとよろしき残暑」である。

では、みなさん、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2019年08月25日(日曜日)

滝沢秀一「ゴミ清掃員の日常」と「もったいない・ありがたい」

「折々のことば」
朝日新聞一面のコラム。
編著者は鷲田清一さん。
その博識と見識、
そして視野の広さ、貪欲さには、
毎朝、舌を巻く。
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いまや、朝日の名物「天声人語」を、
完全に食ってしまった。

今日の第1561回。

管理されなければ
できない

恥ずかしい世代になんて
なりたくない。
(滝沢秀一)

お笑いコンビ「マシンガンズ」の芸人。

1976年生まれ。
1998年から「マシンガンズ」で活動。
「エンタの神様」などに、
ちょこちょこっと出ていた。

太田プロダクション所属だが、
売れっ子芸人では、もちろんない。

結婚して、子供もいる。
そこで定収入を得るため、
2012年からゴミ収集会社に、
正社員として勤めている。

つまり二足のわらじ、あるいは兼業。

そしてツイッターでゴミ清掃員の日常を、
赤裸々に綴り始めた。

鷲田さんの表現。
「悲喜こもごもの清掃作業にあたる中、
人びとの嗜好や消費行動の歪(ひず)みに
戸惑い、そして思う」

それらをまとめて、
昨2018年9月、エッセイ本を発刊。
それが思わぬ大ヒット。
『このゴミは収集できません』
サブタイトルは、
「ゴミ清掃員が見たあり得ない光景」
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「有料化、罰則など、
ゴミ回収をめぐる規制の拡大も、
ゴミの仕分けや水切り、
物を買う前の要不要の一考などを
一人一人がきちんと
意識してやれば回避できる」

今年の5月には、
コミックス『ゴミ清掃員の日常』を発刊。
奥さんの滝沢友紀さんが漫画を担当。
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P+D MAGAZINEのインタビュー。
滝沢がゴミ清掃の仕事を始めてみると、
「居心地がいいので驚きました」

「もちろん肉体的には
しんどいときもあるのですが、
本当にどんな年齢・国籍の人でも
できる仕事だし、面白いんですよ」

この業界の人がよく言うそうだ。
「3年働いたらもう、
この世界から抜け出せなくなる」

滝沢の述懐。
「僕自身もゴミ清掃を6年続けてきて、
もう辞めたいとはまったく思わないです」

なぜだろう。

ちょっと流通業界に似ているか。

その理由は、
社会に貢献している、
実感があるからだと思う。

ゴミ清掃の仕事の中で辛いこと。
「しんどいのは、やっぱり夏と冬ですかね。
夏は暑いし、冬は雪が降ると、
道も渋滞するし……」

「夏のペットボトルのゴミの量の多さは、
一度みなさんにも
見てもらいたいくらいです。
ひとつの収集所で出るゴミの量が、
とにかく増える」

朝早くから始めて、
夜6時くらいになっても回収しきれない。

滝沢は分別の重要さを力説する。
「たとえば、分別が不十分で
可燃ゴミの中に不燃ゴミが
多く混じってしまっていると、
焼却炉でゴミを燃やすときに、
ゴミが入りきらないので焼却炉を
一度止めなきゃいけなくなるんですよ」

「燃えなかったゴミを手作業でかき出して、
また焼却炉に火をつけるわけです。
で、このとき、一度止めた
焼却炉に再び火をつけるという作業に、
だいたい250万円から350万円の費用がかかる」

そういった家庭ゴミの処理費用は
税金で賄われている。

滝沢。
「東京のゴミの埋立地は
あと50年しか持たないと言われている。
減量化や分別にまったく気持ちが
向かない人がいまだにいることには
心が痛みます」

そして将来の問題。
「リサイクルってやっぱり
習慣だと思うんですね。
だから、子どもが小さいうちから
絵本でそういうことを教えられたら、
自然とゴミを分別して
リサイクルできる大人になってくれるかな」

芸人としては売れなくとも、
ゴミ清掃員となって、
その観察力と発信力で、
社会に貢献する。

いい話だ。

最後に再び結城義晴のMessage。
月刊商人舎2017年4月号の巻頭言。
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もったいない、
ありがたい。

「売れない」のではない。
「売っていない」のだ。
「売り損なっている」のだ。

鈴木敏文さんが言い、
故緒方知行さんが追従(ついしょう)した。
これは機会損失撲滅の本質を突いた。

だからセブン-イレブンは、
加盟店とスーパーバイザーに徹底した。
「売れ筋でロスを出せ!!」

しかし残念ながらこの時代は終わった。
値下げロス・廃棄ロスと機会ロスは、
本来、二律背反の関係にある。

だから戦略的に、組織的に、
もう1人・もう1品・もう1円の改善がいる。
そしてもう1パーセントの努力が望まれる。

フィリップ・コトラーが読みきった、
マーケティング1.0は、
製品中心の時代だった。

マーケティング2.0は、
消費者志向の時代で、
売り手市場から買い手市場に移行した。

そしてマーケティング3.0の今は、
価値共創の時代である。
ソーシャルマーケティングの時代である。

「売れない」のではない。
「もったいない」が足りないし、
「ありがたい」が少ないのだ――。

「もったいない、ありがたい」が広がれば、
ゴミもロスも格段に減っていく。

〈結城義晴〉

2019年08月24日(土曜日)

ナチチャコパック「前高・高高」とMarketingの「ライバルと敵」

先週金曜日のこのブログで、
「ナチチャコの金曜パック」に触れた。

TBSラジオの深夜放送。
大人気の「パックインミュージック」
金曜担当が野沢那智と白石冬美だった。51aQ9rAqAAL._SX339_BO1,204,203,200_

故野沢さんがナチ、白石さんがチャコ。

調べてみると、
1967年7月から1982年7月まで続いた。
番組終了時には反対デモまで起こった。

木曜日の深夜だから、
「金曜パック」と略称した。

ラジオ番組で、
おしゃべりをして音楽をかける。
その担当者を、
ディスクジョッキーと言っていたが、
「パック」あたりから、
パーソナリティと呼んだ。

私は1968年に高校生になって、
71年に卒業した。
受験勉強も懸命にやったが、
そのときパックインミュージックは、
いつも心の支えだった。

このナチチャコパックでは、
「お題拝借」というコーナーがあって、
リスナーの投稿ハガキを紹介した。
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そのなかで、
「タカタカ(高高)とマエタカ(前高)の戦い」
延々と繰り広げられた。

高崎高校と前橋高校。

群馬県のライバル高校の投書合戦。
抱腹絶倒のけなしあい、足の引っ張り合い。
それでいて同志的な感情も芽生える。

近隣の女子高まで巻き込んで広がり、
やがて様々なライバル合戦となった。

ライバル校と言えば、
日本の大学では早稲田と慶応。
最近のクイズ番組では東大と京大か。

イギリスでは、
オックスフォードとケンブリッジ。
アメリカでは、
ハーバードとエール。

マエタカ・タカタカ風に高校でいえば、
東京の日比谷と西高が有名。
宮城では仙台一校と仙台二校、
大阪では北野高校と天王寺高校。
熊本は熊本高校と済々黌。

こんな本まで出版された。
買う必要はないけれど。
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私の生まれ故郷の福岡では修悠館が、
なんといっても断トツの名門だし、
鹿児島のそれは鶴丸高校。

つまりライバルがいないこともある。

ライバルが多いこともある。
わが神奈川は、
横浜では翠嵐と希望ヶ丘、
西では湘南高校と平塚江南。

そして神奈川は、
私立高校にライバルがある。
栄光と聖光。

東京の私立は開成と麻布。

県ごとのライバルというだけでなく、
埼玉の浦和高校と神奈川の湘南高校は、
古くから交流戦をしている。

浦和高校は㈱ヤオコーの川野幸夫さんや、
㈱プラネットの玉生弘昌さん。
湘南は㈱True Dataの米倉裕之さん。

True Dataの役員会のあと、
ランチのときに話題に上ったりする。

東京・新橋の有薫酒蔵
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「高校よせがきノートの店」として有名だ。
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最新で3225校もののよせがきノートがある。
一度、覗いてみてください。

甲子園の高校野球にも、
もちろんライバル名門校がある。

神奈川の横浜と東海大相模、
宮城の東北高校と仙台育英、
現在の大阪は大阪桐蔭と履正社か。

夏の甲子園は、
大阪・履正社の優勝で終わった。
高校野球に関係しない人たちも、
自分の高校を懐かしく思い出す。
それも一興か。

しかし高校に限らず、
ライバルの存在は、
自分を高めてくれる。

マーケティングの視点でいえば、
マーケットリーダーと、
マーケットチャレンジャー。

リーダーは市場をけん引する者、
チャレンジャーは差異を生み出す者。
これこそまさしく、
ライバルのポジショニングである。

マーケットフォロワーは脱落する。

歌人・斎藤茂太の言葉。
「あなたの短所を攻めるのが敵。
あなたの長所を認めるのがライバル」

そして瀬古利彦のコメントがいい。
マラソンランナー・監督。
「自分が苦しい時は、
ライバルもまた苦しいのです。
そう思うと、いたずらに、
苦しんで走ることの無意味さがわかります。
自然のまま、静かに走ることで、
闘志の燃焼をさらに
深められるようになったのです」

最後に経営の神様・松下幸之助。
「ライバルが強くなければ、
自分も強くならない」

あなたにはライバルがいますか?

〈結城義晴〉

2019年08月23日(金曜日)

平富郎「勢いが運を呼び込む」と米国企業「株主第一主義」からの転機

今日は二十四節気の「処暑」。

1年を15日くらいずつ24に分ける。
それが二十四節気。

その「立秋」の次のクールが「処暑」。
「暑さが峠を越えて後退し始めるころ」。

中日新聞の巻頭コラム「中日春秋」
この「処暑」をテーマにした。

「街の中で赤トンボが飛ぶのをみた。
アキアカネだろう」

そして飯田蛇笏の句。
いくもどり 
つばさそよがす 
あきつかな

あきつは「秋津」と書いて、トンボの別名。

「秋津を詠んだ名句ではないけれど」と、
コラムニストはちょっと、
生意気な言い回し。

「涼と残暑の間を行き来しながら、
秋の色は濃くなっていくのだろう」

㈱エコス会長の平富郎さんから、
私のスマホに電話が入った。
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「先生! 今月号、いいねえ」

ありがとうございます。
平さんが褒めてくださったのは、
月刊商人舎8月号特集。
増税前の店舗戦略査定!!
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わが㈱商人舎には、
「発起人」の皆さんが、
93人、名を連ねてくださっている。
その皆さんを中心に、
私は毎月、レターをお送りしている。

今月の特集は6社、6店舗を、
「星一つ」「星二つ」「星三つ」で、
評価し、査定した。

そしてこのレターに書いた。
私の評価・査定に対して、
「ご批判は甘んじてお受けします」

平さんはこの私の呼びかけに、
わざわざ答えてくださった。
そして「評価」に賛同してくださった。

「星三つのロピアはいいねえ。
勢いが運を呼び込む」

これ、平さんの名言だと思う。

ロピアも完成まではまだまだだけれど、
J・バーニーが指摘する模倣困難性が、
少しずつ現出し始めた。

「ヨークベニマルとヤオコーも、
書いてある通りだ」

「先生は今、
ナンバー1のコンサルタントだ」

私は、いわゆるコンサルタントではない。
しかしそう言って褒めていただくと、
面はゆいけれど、身が引き締まる。
高い志を持ち続けねばならないと思う。

ありがとうございました。

さて今日は、朝から東京・大手町へ。
1014年開業の東京駅。
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その丸の内北口の天井。IMG_00039

駅前には新丸ビル。
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三沢厚彦のAnimal-2017-01-B2。
1961年、京都生まれの彫刻家。
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半年ほど前に、
急に血糖値が上がった。

そこで田嶼尚子(たじまなおこ)先生から、
特別に指導してもらった。
東京慈恵会医科大学名誉教授。

毎月、一度、先生の医院に通って、
検査を受け、診断をしてもらって、
節制に努めた。

今日も「Perfect!」と評価してもらった。

半年間、数値は理想的に推移して、
血糖値は101まで下がり、
ヘモグロビンA1cも6.6まで下がった。

もう一息だ。

田嶋尚子先生。
「こんな人はめったにいません」

うれしい限り。
ここでも身が引き締まる。

さて、8月20日の日経新聞「真相深層」
「米企業”株主第一”に転機」
藤田和明編集委員が書く。

「米国型の資本主義が、
大きな転機を迎えつつある」

この8月19日に、
米国のビジネス・ラウンドテーブル(BR)が、
声明文を公表した。

BRは米主要企業の経営者団体である。
1972年に設立されて現在、
米国主要企業200社の首脳が会員である。

アメリカの財界組織は主に4つある。
⑴全米製造業者協会
(National Association of Manufacturers; NAM)
⑵全米商業会議所
(U.S. Chamber of Commerce)
⑶全米独立企業連盟(中小企業の代表)
(National Federation of Independent Business)

そして⑷BRは、
大企業の利益を代表する組織で、
日本でいえば経団連。

そのBRの今回の宣言は、
従来の「株主第一主義」の見直しにある。

宣言のタイトルにあるのが、
「すべての米国人のためになる経済」

JPモルガン・チェース、アマゾン・コム、
ゼネラル・モーターズなど、
米国の大企業181人の経営トップが、
今回の声明に名を連ねた。

米国の企業社会は金融危機後の10年間で、
力強い回復をみせた。

その米国型経営では、
「株主利益を最重視することが
経済全体を前に動かす」と考えられてきた。

しかしその後、深まる格差や環境問題に、
向き合わざるをえなくなってきた。

そして、
顧客や従業員、取引先、地域社会といった
利害関係者に広く配慮し、
長期に企業価値を高める必要が出てきた。

この宣言は、
株主利益第一からの転換を意味する。

藤田編集委員は述懐する。
「振り返れば、金融資本主義の暴走が
リーマン・ショックを招いた。
しかし危機を脱するために取った施策は
さらなる金融緩和であり、減税だった」

そして株価や土地など、
資産価格の押し上げが、
米国経済を支えた。

しかし、
持つものと持たざるものとの格差は、
それまで以上に広がった。

仏経済学者ジャック・アタリ。
2030年を展望した著書で、
「99%の人々が激怒する」時代の到来を、
予測し、予言した。
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アタリは予言する。
「富の極度の集中、環境負荷に、
歯止めをかけなければ、
人々の怒りが爆発する」

この流れを米国企業も、
無視できなくなってきた。

そしてトップ自らが、
軌道修正を宣言した。

この意味は大きい。

欧州は米国よりも、
この修正において先を行く。

たとえば英国は、
上場企業の企業統治指針を改めた。
今年1月以降の決算期から適用している。
「利害関係者として従業員の声を
経営に取り込む」ような改革である。

しかし日本の「企業統治改革」はむしろ、
株主重視へ振り子を振る方向を選んだ。

つまり逆の振り子である。

もともと日本の企業には、
従業員や取引先、社会を大事にする、
そんな企業文化の素地がある。

近江商人の「三方良し」の精神である。

しかしその半面、利益水準は低いままだ。
30年に及ぶ株価低迷を抜け出せない。

この米国BRの宣言は、
「双方離れていた振り子が
米国からは日本の方へ
日本からは米国の方へ
寄る動きともみえる」

小売流通業のチェーンストアにおいても、
同じことが言える。

日本は米国のほうへ寄る。
しかし米国は意外にも日本を向く。

生前のサム・ウォルトンは、
日本型経営を志向していた。
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ピーター・ドラッカー先生も、
日本のマネジメントに関心を抱いた。
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だから盲目的な米国志向からは、
トンチンカンな施策しか生まれないのだ。

〈結城義晴〉

2019年08月22日(木曜日)

7月絶不調の日本小売業と伊藤園陳列Contestの「価格より企画」

商人舎流通スーパーニュース。

お陰様で、大好評。
感謝します。

今日のニュースの中から。
7月の業態別統計結果が、
ひどく悪い。

7月スーパーマーケット統計|
寒暖の差で既存店4.2%減・全部門減収

全部門、前年割れで既存店前年同月比4.2%減。
2010年に統計調査を始めてから、
3番目に悪い結果だった。

7月総合スーパー統計|
長梅雨で7.1%減/食料5.3%減、衣料16.2%減

こちらは日本チェーンストア協会の7月統計。
66%を占める食料品は前年同月比5.3%減、
農産品5.7%減、畜産品4.0%減、水産品3.2%減、
さらに惣菜2.1%減と生鮮4部門全滅。
衣料品は16.2%減、住関連は7.3%減。

7月生協統計|
前年比1.2%減/店舗4.3%減も宅配・個配は伸長

日本生活協同組合連合会の7月も、
全体で前年同月比1.2%減。

生協は店舗と宅配と個配に分かれる。

店舗販売は前年比4.3%減、
共同購入の宅配は0.3%増、
そして戸別配達の個配は1.2%増と、
好調だった。

昨日のイオンnews|
総合スーパーもスーパーマーケットも苦戦

イオンはスーパーマーケットでも、
総合スーパーでも日本最大の企業だ。
そのイオンでも7月は全滅。
業態でいえばドラッグストアだけが、
既存店1.8%の増だった。

そして昨日のニュースは、
7月コンビニ統計|
梅雨寒・台風で客数伸びず既存店2.5%減

コンビニも前年同月比2.5%減で、
2カ月連続のマイナス。

大手コンビニ3社の既存店は、
ファミリーマート1.7%減、
ローソン2.3%減、
セブン-イレブン3.4%減。

逆転現象が起こっている。

そして7月百貨店統計|
売上高2.9%減、長梅雨で盛夏アイテム不調

この業態は全店の売上高が、
前年同月比2.9%減。
4年連続で前年を下回った。

いずれの業態でも7月は、
長梅雨の影響が大きかった。

しかしそれだけでは説明がつかない。
10月1日からの消費増税に対して、
消費者の心理に影響があったに違いない。

お盆商戦が終わったら、
ほんのひと時の休養を取って、
その後は、ずっと、
無呼吸泳法。

最悪を覚悟して、
最善を尽くす。

これしかない。

さて今日は、午後から、
東京・清水橋。
伊藤園本社。

恒例の陳列コンテスト最終審査会。
6人の審査委員。
DSCN85099
伊藤園社長の本庄大介さん、
副社長の本庄周介さん。
取締役専務執行役の神谷茂さん。
商人舎プロデューサーの松井康彦さん、
商業界食品商業編集長の竹下浩一郎さん、
そして結城義晴。

早速、3つのコースごとに、
それぞれの審査員が、
自分の推薦する作品に付箋を貼っていく。DSCN85109

おもしろい陳列作品は、
資料を取り上げて吟味する。DSCN85229

眼鏡を外して丁寧に評価する。DSCN85259

3コースごとの付箋がそろうと、
上位作品だけ残して、
最優秀賞と優秀賞を決める。
DSCN85569

付箋の数をベースに、
最後は審査委員の議論で決まる。
DSCN85559

神谷専務はいつも、
実務的なスタンスで発言する。
DSCN85449

最後は全員一致で、
コース別の大賞(最優秀賞)が決まる。DSCN85729

店舗別の審査が終わると、
着席して資料を見ながら、
企業賞を決定する。DSCN85809
全ての賞が決定すると、
最後に審査員がそれぞれに、
総括を述べた。

審査会が終わると、
雑誌掲載のための写真撮影。DSCN85869

そしてこのブログ用の全員写真。DSCN85909

審査会が終わると、
恒例の情報交換会。

伊藤園本社最上階の役員応接室で、
お茶をいただきながら、
さまざまな話をする。

7月の飲料業界は、
全体に前年比2割減を示した。

伊藤園はそれでも麦茶が貢献したし、
8月5日に新発売した生オレンジティーが、
ヒットを飛ばした。
正式名称は、
TEAs’ TEA NEW AUTHENTIC 生オレンジティー。
190805(L)orangetea500
これも冷やしたものを出してもらって、
美味しくいただいた。

最後に写真撮影。
DSCN85919
お疲れさまでした。

本庄周介さんや神谷茂さんが、
今、社内で盛んに使っている標語。
「価格より企画」

消費増税や軽減税率を控えて、
コンビニエンスストア大手4社が、
支払時の金額から還元ポイント分2%を
差し引く対応を決めた。

スーパーマーケットなど他の業態も、
これに追随する構えだ。

しかし結局、それらは、
安売りの上に安売りを重ねることに他ならない。
ディスカウントの屋上屋。

しかし、そんな時こそ、
「価格より企画」である。

商品開発でいえば、
「価格より規格」である。

ただし月刊商人舎8月号に掲載した、
㈱ロピアのモットー。
「同じ商品ならより安く、
同じ価格ならより良いものを」
201908lopia_title

コモディティ化していく商品なら、
必ずより安く売る必要がある。
一方、同じ価格ならば、
規格や企画が刷新された、
「より良いもの」でなければならない。

〈結城義晴〉

2019年08月21日(水曜日)

万代知識商人大学第4期講義の「あなたは数字が好きですか」

大阪の朝は曇り空。IMG_99799

東大阪の㈱万代会議棟。
ここが私たちの学び舎。DSCN84809

万代知識商人大学第4期。

事務局は万代人事部。
マネジャーの津田睦さんが、
今日の講義の趣旨を説明。DSCN84509

そして2人の4期生が先月のレポート。
大東赤井店店長の國貞浩二さん。DSCN84549

富田安津子さんは、
堺高須店フロントエンドチーフ。DSCN84569

ふたたび津田さんが、
2人の報告を評価してくれた。
津田さんは第一期生の級長で、
4期生の先輩に当たる。DSCN84589

そして第6回講義は、
フィナンシャルマネジメント。DSCN84599

流通業界では「計数管理」というが、
一般には「簿記」であり、
「会計管理」であり、「財務管理」である。
それらを総称して、
「フィナンシャルマネジメント」。
DSCN84649

イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊さんは、
商売に必要なものは、
「商才と算盤」と説いた。

そして伊藤雅俊の取引先との4つのルール。
1.対等の立場
2.約束は必ず守る
3.接待は受けない
4.返品しない

一方、イオン名誉会長の岡田卓也さんは、
「大福帳と見比べ勘定」を、
先代から受け継いだ。
複式簿記のBS/PL経営である。

そしてこの2社が、
日本の小売業の両雄となった。

ほかの大手チェーンストアは、
残念ながら低迷し、衰退した。

つまりはフィナンシャルマネジメントの勝利である。

損益計算書と貸借対照表の基本、
実地棚卸しの基礎知識と計数、
そして経営の数字に対する考え方。
午前中に計数の基礎を講義した。
DSCN84659

人事部マネジャーの二人も真剣に聴講。
左は海野正敏さん、右が津田さん。
DSCN84839

私のあとは、松村聡さんの講義。
㈱万代常勤監査役。DSCN84729

この万代知識商人大学は、
結城義晴と万代の幹部が講師となる。

松村さんは三井住友銀行から、
万代に転籍した。
その知見をもとに、
フィナンシャルマネジメントの、
実務を講義してくれた。DSCN84769

加藤徹さんも、ずっと聴講。
㈱万代リテールホールディングス社長、
㈱万代油脂工業社長。
そして万代知識商人大学理事長。DSCN84849

ランチはいつも万代渋川店で購入。
万代本部の下にある店で、
会議棟の隣にある。IMG_99839

いつもながらの農産部門。IMG_99829

奥に水産部門が広がる。IMG_99879

今日の特売は「ボイルベビーホタテ」IMG_99889

そして奥壁面の中央に惣菜部門。IMG_99899

今日は真ん中によりどりの揚げ物。DSCN84879

昼時で商品補充の真っ最中。DSCN84889

つくり立て、でき立ての揚げ物が、
どんどん補充される。DSCN84869

1時間のランチが終わると、
ふたたび松村さんの講義。

万代の決算指標を使って、
具体的に経営状態を分析した。DSCN84919

とてもいい講義だった。
感謝したい。IMG_99949

最後は月刊商人舎6月号も使って、
総括の講義。
6月号特集は、
「2019同盟決算」201906_coverpage-448x634

ミッションマネジメントから、
フィナンシャルマネジメントまでが、
貫徹されていなければならない。DSCN84969

そのマネジメント体系を、
手振り身振りで解説。DSCN84979

会社の外側に向かうマネジメントは?
マーケティングマネジメント。DSCN85029

そして内側に向かうのが?
ヒューマンリソースマネジメント。DSCN85049
フィナンシャルマネジメントは、
それらの基盤を構成する。

どこまで理解してもらえただろうか。

講義が終わると、
みたび津田さんがまとめのレクチャー。DSCN85069
今日も充実した講義だった。

そして私の計数や数字に対する思いは、
このメッセージ。

「数字は好きですか」
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あなたは数字が好きですか。
実は私は大好きなのです。

数字の向う側の世界を、
数字を通して垣間見る。
そして前向きに、肯定的に、
モノを考える。

数字に媒介してもらうことによって、
雑念やしがらみや怨念が消える。
ゲーム感覚で、むしろ純粋な気分で、
状況が見えてくる。

数字はそういった
浄化の機能を持っているのです。
想像力を刺激する要素を
そなえているのです。

ただし、数字で人を
縛ってはいけません。
せっかくの浄化作用や想像の力が、
いっぺんにかき消されてしまいます。

いちじく
にんじん
さんしょに
しいたけ
ごぼうに
むくろじゅ
ななくさ
はつたけ
きゅうりに
とうがん

数字と商品を素直に結びつけて、
商業ビジネスにかかわる私たちは、
毎日、毎日、夢を、
追いつづけています。

数字は清くて、正しくて、
美しくて、しかも現実的です。
数字と商品を愛でることこそ、
私たちの仕事なのです。

さあ、あなたは数字が好きになりましたか。
私と同じように大好きになりましたか。

〈結城義晴〉

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