結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年08月13日(火曜日)

糸井重里「音読のススメ」と外山滋比古「おしゃべりの効用」

令和最初の盆の入り。

超大型の台風10号が、
のろのろと北西へ進む。
時速20キロ。
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台風は海上をゆっくりと移動しつつ、
不思議なことに、発達する。

明日から明後日には、
強い勢力を保ったまま
西日本に上陸するようだ。

ああ、日本台風列島よ。

私は新聞のコラムを読むのが、
趣味のようなものだ。

㈱商業界に入社して、
編集記者の道に入ってから43年。

その前に15歳くらいから、
文芸誌の「ひこばえ」の同人となって、
稚拙な文章や詩を書き始めた。
大学のときにも創作を続けたから、
もう50年以上も、
ものを考え、ものを書いてきた。

いわば、これが私の現場だ。

ものをつくる現場。
ものを運ぶ現場。
ものを売る現場。

サービスする現場。
接客する現場。
ホスピタリティの現場。

ものを見る現場、読む現場、
ものを考える現場。
ものを書く現場。

球を打つ現場もあれば、
投げたり、取ったり、
蹴ったりする現場もある。

走る現場も、跳ぶ現場も、
泳ぐ現場もある。

つくったり、売ったりだけが、
現場ではない。

新聞や雑誌のコラムやエッセイも、
もちろんブログをはじめ、
フェイスブックやツイッターも、
書くという現場の仕事だ。

コラムは新聞社の腕利きが、
長年の経験を積んで、
そこから紡ぎ出して、
文章を綴る。

だからコラムは上出来の文章となり、
私はそれを読むのが好きだ。

フランスの哲学者ブレーズ・パスカル。
その著「パンセ」の断章29。
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「自然な文体に出会うと、
人はすっかり驚いて、
夢中になる」

「なぜなら、
一人の著者を見ると思っていたところで、
一人の人間と出会ったからだ」

糸井重里の「今日のダーリン」
これも達人の文章だ。
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――「夜中に口に出して言ってみる。
“自信しかない”
おお、気持ちいい、いい。
“自信しかない”が、
耳から入ってくる。
発したのもじぶんだけれど、
耳から聞いたのもじぶんだ。
“自信しかない”は、
増幅されて倍になったぞ」

糸井さん、

たとえば、カラオケ。
「あれって、歌っているだけじゃなくて、
バック演奏という
“額縁”をつけたじぶんの歌を、
聴いていることでもあるんだよね」

「モニターのないところで、
歌うのって、だだっ広い壁に
吸い込まれてしまうみたいで、
ものすごく歌いにくいし、
しゃべりにくい。
じぶんの声が聞こえないのは、
つらいことだ」

「黙読というのは、
音声を使ってないから、
耳からの刺激はないというわけだよね。
音読に比べたら、ひとつ弱い、
とも言えそうだ」

「音読は、ものすごく重層的だよ」

「まずは目で記号を読んで、
読みながら内容をイメージし、
のどや腹の筋肉をコントロールして
音声に変換して、
音の波を耳から入れて、
それを聴く」

「もしかしたら
読んだときとちがう回路で、
聞いた内容を
とらえ直しているかもしれない」

「こんなにいろんなことを
やっているのだから、
音読で得たものは、
とても立体的なのではあるまいか」

なるほど。

絵本などの「読み聞かせ」の効用。

「そこには
読み聞かせている大人にとっての、
音読の効用もあるのだろうとも思う」

「音読は、大の大人は
やらないことになっているし、
みんなが音読をしていたら
うるさいとは思うのだけれど、
これ、ラジオ体操なみに、
よいものなのではなかろうか」

超ロングセラーの「思考の整理学」
お茶の水大学名誉教授の外山滋比古さん。
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イオンの「セルフスタディブック」に、
私はこの本を推薦している。

「思考を整理するには、
声を出すことも有効だ」

外山滋比古さんは、
積極的な「おしゃべり」を勧める。

糸井重里さんと同じだ。

「沈思黙考していても
袋小路に入り込むばかりです。
時には声を出すことも大切です」

「その時は、同業者同士ではなく、
理系と文系、販売と庶務など、
畑違いの人と話をしましょう。
自分が知らない分野のことを聞けば
脳が刺激されて思わぬ化学反応が起き、
新しい発想が浮かぶかもしれません」

「おしゃべりに必要なのは、
『調和』ではなく『混乱』なのです」

同感。

声に出して販売するのも、
同様に効用がある。

お客さんとの積極的なおしゃべりも、
凄くいい。

〈結城義晴〉

2019年08月12日(月曜日)

お盆の時期の「しあわせのしりとり」と大髙善興さんの「憤慨」

Everybody! Good Monday!
[2019vol32]

2019年第33週、8月第3週。
山の日の祝日を挟んだ三連休。

そして明日の火曜日は盆の入り。
金曜日の16日が盆の明け。

日経新聞の一面コラム「春秋」

妙な感心をする。
「近所のスーパーに
お盆用品を取りそろえた一角があった。
供物を載せる小さなござや、
火をたくためのほうろく皿、
線香にらくがん、ちょうちんなどなど」

「都会の片隅でも、亡くなった人を迎える
昔ながらの風習が息づいている。
どんな由来で、いつごろ始まったのか」

近所のスーパーを、
見くびってもらっちゃあいけねぇ。

そしてお盆の由来の一説。
「シャカの弟子、目連は父母が
あの世の餓鬼道におちているのを知る。
師の教えの通り、
修行中の僧らに飲食を供すると、
父母は餓鬼道を抜け出せた――」

それが日本に伝わったのが、
7世紀の推古天皇のころ。
平安時代には貴族の間で定着した。

「源氏物語」の主人公・光源氏も、
その著者・紫式部も、
盆の行事を営んだ。

「墓に参ってご先祖と向き合い、
食卓を囲み父母や親族らと語らう」

「そんなひとときにも少子高齢化は、
じわり影響を及ぼし始めた」

「墓じまい」も、
最近は増えている。

墓を管理しにくくなって、
墓石を片付けて更地にし、
遺骨は別の納骨堂に移したり、
散骨したりする。
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ここで一句。
墓も故郷も仏壇もなくなっていく。

「社会が縮む中、
店先にお盆の品が並ばない日が、
やがて来るのだろうか」

店は顧客が望むものを並べる。
それでいい。

コラムニスト。
「大事な何かが失われつつある気がする」
日経にしては珍しく、感傷的。

愛媛新聞巻頭コラム「地軸」

タイトルは、
「しあわせしりとり」

幸せなものしか言ってはいけない。
そんなルールのしりとりことばあそび。

イラストレーターの益田ミリさんの著書。
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すいか→かめんぶとうかい。
めりーごーらんど→どなるどだっく。

「すいか」は、
「思い出がしあわせなんだよねぇ」
「かめんぶとうかい」は、
「招待されたことないけど楽しそうだねぇ」
などなどと続ける。

「しりとりには人生が出る」

同じ「り」でも、
「りんご」を思い浮かべるとは限らない。
身近に赤ちゃんがいる場合は、
「りにゅうしょく」と答えるかもしれない。

「繰り出される言葉を聞けば、
性格や人となりまで透けてくる」

そこで愛媛新聞投稿欄の「しりとり」。

泊まりに来た孫と布団の中。
「”たべもの”と言う孫に笑ってしまったが、
ばあばは”のみもの”と続け、
じいじの”のこりもの”で大爆笑」

コラムニスト。
「普段着の言葉に宿る幸せ」

結城義晴のことば。
店に提供してほしいもの。
「ちいさな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望」

コラムニスト。
「お盆休み真っただ中。
近づく台風が少し心配だが、
帰省中の皆さんにとって、
愛媛での思い出が、
“しあわせしりとり”の言葉となって、
つながっていけばいいなあと願っている」

地方新聞はいいなあ。

私も全国の地方のお店に、
三つの願い事をかなえてほしいと、
心から思っている。

さて月刊商人舎8月号、
8月10日に発刊した。
[特集]
増税前の店舗戦略査定!!
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その目次。
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各社の力のこもった新店ばかりを、
取材し、分析し、
それぞれ8ページを使って紹介。

そのうえで、
「ミシュランガイド」のごとく、
「星三つ」「星二つ」「星一つ」で、
評価・査定した。

月刊商人舎は年間購読が基本だが、
この8月号は「単品売り」することになった。

お申し込みの場合は、
以下のURLをクリックしてください。
http://www.shoninsha.co.jp/files/magazine_201908_application.pdf
URL

「星、三つ!!!」の店もあります。

今月号の結城義晴の「特集の前書き」を、
一部紹介しよう。

消費増税前の店舗戦略「傾向と評価」

㈱ヨークベニマル大髙善興会長が、
増税前の状況を憤慨気味に語る。
そのコメント。
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「10月の消費税増税後は大変です。
消費喚起施策は、
透明性のある公平な競争
を阻害しています」

「政府は消費喚起のために
中小企業の店舗で買物をさせようと、
5%還元を打ち出したが、
5%は大きな数字です」

キャッシュレス決済であること、
支払先が中小企業であること。
この2つの条件が揃えば、
購買者に5%のポイントが
税金から還元される。
総額は3000億円に及ぶ。
結果として、中小企業は毎日、
ポイント5倍セールを
実施していることと同じになる。

大髙さん。
「タバコと酒も
5%還元の対象品目に当たります。
日本たばこ事業法36条1項目を破ってまで
政府は5%を付けようとしています」

「国は消費喚起策と言っているけれど、
それは逆の現象を引き起こす。
価格競争とポイント還元合戦になって
デフレは進む」

結城義晴のメッセージ。
――経済の健全な発展を促すには、
市場原理に従った自由競争が一番いい。
「これしかない」と、歴史が示している。
しかし、この艱難辛苦を乗り越えた者に、
実は本当の成功がもたらされる。
これも歴史が証明している。

この不公平競争のなかで、
国の優遇政策の恩恵を受けない企業が、
9カ月の厳しい試練に
耐えることができれば、
本当の体力と地力をつけることができる。

中小企業の分類に入る企業も、
この歴史のパラドックスを
知っておかねばならない――。
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お盆商戦が終わると、
消費増税に向かう。

その決意は固めておかねばならない。

では、みなさん、今週も、
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。

Good Monday!

〈結城義晴〉

2019年08月11日(日曜日)

「民主主義を立て直す方法」と石田梅岩の「商売の哲学」

今日は「山の日」の祝日。
しかし日曜日。

ハッピーマンデー制度の導入によって、
明日の月曜日が振り替え休日。

山の日に特別の由来はない。
祝日法の趣旨は、
「山に親しむ機会を得て
山の恩恵に感謝する」

「海の日」が1995年(平成7年)に制定され、
1996年施行。

それから20年後に山の日が始まった。

『古事記』『日本書紀』の日本神話には、
山幸彦と海幸彦が出てくる。

日本人のルーツ。

「やまさちひこ」と「うみさちひこ」。

山の猟が得意な山幸彦と、
海の漁が得意な海幸彦の物語。

だから海洋国家日本に、
兄の「海の日」が制定されたら、
弟の「山の日」が追加された。

先日、福岡に帰省して、
94歳になる伯父と飲みながら話した。

父の兄で、今、結城一族の長老。

その伯父によると、
結城一族はどうやら、
山の民だったようだ。

つまり大きく分けると山幸彦の系譜。
私も山の民なんだと、自覚した。

その山の日。

ひどく疲れ切っていて、
山の民としては気恥ずかしいけれど、
クーラーの効いた自宅で、
一日中、静養。

夕方、外に出たら、
美しい夕日。
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立秋は過ぎたけれど、
暑さは激しくなるばかり。

しかし、夕方になると一瞬、
秋の気配を感じる。
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日が沈むと月に叢雲。  IMG_98449

上弦の月が白い雲に隠れていった。
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旧盆を控えて、
「帰省」の季節

帰省には「省」という字が使われている。
この字を「せい」と読む場合、
3つの意味がある。

第1は、振り返ってよく考えてみること。
「反省」「自省」などはこの意味。
第2は、安否をたずねること。
特に親の安否をたずねるのが「帰省」。
第3が、はぶくこと。
「省力化」や「省人化」として、
最近もよく使う。

ただし、振り返ってよく考えて、
その成否をたずねてから、
省くこと。

そのほうが「省」の精神にあっている。

中日新聞の「中日春秋」。
「なるほど、単に故郷に帰るだけでは
帰郷であり、里帰りであり、
父母のことを思わなければ、
本来の”帰省”ということにはならぬのか」

その通り。

そして佐藤林太呂の一句。
夕闇に母をとらへし帰省かな

帰省してみると、
夕闇の中に母が待っていてくれた。
その姿をとらえた。

そんな句か。

私にはもう母も父もいないけれど。

さて、日経新聞「社説」
「なぜ民主主義がうまく機能しないのか」

いま、世界中で市場の問題。

話題の本『選挙制を疑う』
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ダーヴィッド・ヴァン・レイブルック著。
1971年、ベルギー生まれ。
ルーヴェン・カトリック大学を出て、
ケンブリッジ大学で学び、
ライデン大学で博士号を取得。
欧州を代表する知識人の一人。

レイブルックの提案は大胆だ。
「民主主義を立て直す方法」として、
「選挙をやめ、くじ引きを導入する」

最初に言い出したのが、
18世紀のフランスの思想家ルソー。
「一般的な公職は
良識、正義、誠実があれば
十分務まる」

そこでルソーは訴えた。
「抽選制の方が民主主義の本質にかなう」

コラムニスト。
「一般市民が裁判の陪審員や裁判員を
無難にこなしていることを考えれば、
全くの暴論でもあるまい」

「自分もいつ政治の担い手に
選ばれるかしれないとなれば、
国のかじ取りに無関心ではいられなくなる」

「政治との距離が縮まれば、
いまの代表を無能呼ばわりして
留飲を下げることのむなしさにも
気付くはずだ」

妙に納得。

選挙の完全廃止でなくとも、
抽選で選ばれた市民が討論をし、
それを政策決定の一助とする国が、
ヨーロッパには結構ある。

アイルランドの上院は、
一般人が議員となる。

ファーガル・クインさんが、
その上院議員だった。
スーパークイン社長。

「日本でよくある
政府のお仕着せの公聴会よりも
よほど有益だろう」

レイブルックはもうひとつ訴える。
民主主義を機能させるには、
「多数決とは何かを、
もういちどよく考えること」

「数が多い勢力の意見が
採用されるのは当たり前だが、
それで一件落着でよいのか」

米国の選挙では、
落選した候補が勝者に電話して祝福する。
良い伝統だ。

ラグビーのノーサイドの精神。

「敗者が負けを受け入れなければ、
円滑な政権運営は容易ではない」

しかし勝者にも節度が必要だ。
「勝ったからには何をしてもよいんだ
という態度ではかえって混乱を招く」
ドナルド・トランプ政権がそれだ。

一方、中華人民共和国には選挙制もない。
だから香港で紛争が起こっている。

この民主主義に問題のある2国が、
世界を先導するかに見える。

それが日本にも韓国にも、
伝染してきた。

ああ。

コラムの結論は石田梅岩の「共栄の精神」。
「先も立ち、われも立つ」

故倉本長治は昭和の石田梅岩と言われて、
江戸時代の商売哲学者を敬愛し、
研究した。
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「民主主義の原点もそこにある」

商売の哲学と民主主義の原点は
共通している。

ただし、どんなことも、
振り返ってよく考えて、
その成否をたずねてから、
省くこと。

〈結城義晴〉

2019年08月10日(土曜日)

月刊商人舎8月号「増税前の店舗戦略査定!!」発刊と「基本と変化」

月刊商人舎8月号、本日発刊!!

[特集]
増税前の店舗戦略査定!!
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今日が土曜日なので、
webコンテンツは昨日から公開中。

[Cover Message]
7月の参議院選挙で与党が勝利し、10月1日からの消費増税は決定的だ。軽減税率導入も翻ることはない。中小企業に認定された会社とそれ以外の会社との不公平措置も、変更されることなく、粛々と進む。しかしこの不公平競争の結果、国の優遇政策の恩恵を受けない企業が、目の前の厳しい苦難を潜り抜けつつ、本当の体力と地力をつける。間違いない。歴史は皮肉なものなのだ。そして増税前の駆け込み消費需要と同時に、駆け込み出店が加速される。居抜き出店、撤退跡への出店、スクラップ&ビルド出店、ドミナントエリア強化出店、商勢圏拡大出店。それら、「強い小売業」の店舗戦略を査定しよう。厳しければ厳しいほどに、それを楽しく乗り越えた企業には、本物の組織力という恩恵がもたらされるのだ。間違いない。

そしてcontents。
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話題の新店ばかり。
それぞれ8ページを使って、
ていねいに取材し、分析し、
ワイドな写真も多用して、
店舗の全貌を明らかにした。

そのうえで「ミシュランガイド」を模して、
独断だが、査定させてもらった。
「星、一つ!」
「星、二つ!!」
「星、三つ!!!」

堺正章の人気番組「チューボーですよ!」。
一度やってみたかった。

取材にご協力くださった企業の皆さんには、
心から感謝したい。

しかし「星、一つ」もすごい店です。

今回はあえて、
ライフコーポレーションや、
ヤオコー、サミット、阪急オアシスは、
対象としなかった。

月刊商人舎誌上で何度も、
取材させていただいているからだ。

みんな「ミシュランガイド」ならぬ、
「商人舎ガイド」に載る店ばかりです。

これからの競争は、
こういった「強い店」ばかりの、
同じ顔ぶれの競合となる。

たとえば月刊商人舎4月号は、
[特集]
値段下げずに売る商売201904_coverpage-448x632

この特集でも各社の新店を、
ていねいに取り上げさせていただいた。

ヤオコー久喜菖蒲店。
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サミットストア鍋屋横丁店。summit_20190410_01

阪急オアシス新町店。201904_hankyu_zone


イオンスタイル上麻生店

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いずれも「星」を差し上げられる店ばかりだ。

とくにサミットストア鍋屋横丁店は、
テレビ東京の「カンブリア宮殿」でも、
克明に取材されて取り上げられた。

私も3月23日(土曜日)のこのブログで紹介した。
[新店訪問]
サミットストア鍋屋横丁店は
「名前がいいなぁ」
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このブログの中で、
サミットと競合する3店を紹介して、
それぞれへのコメントを書いた。

第1が、丸正中野鍋横店。
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のれん分けの丸正グループの店。
㈱丸正ショッピングセンター四谷総本店の経営。

会長・飯塚司郎さんとは、
40年来の友人だし、
社長の飯塚正彦さんは、
コーネル大学ジャパン第一期生。

そこで激励を込めて、こう書いた。
「商売の三原則”QSC”。
品質、(フレンドリー)サービス。
そしてクレンリネス。
それをもっともっと磨かねば、
サミットに凌駕されてしまう。
商略よりもまず基本の徹底だ」

第2が、全日食チェーンの店。
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この店に対する私のコメント。

「クレンリネスも一定以上のレベル。
ボランタリーチェーンの良さを生かして、
地域になくてはならない店になりたい」

第3にサミットの目の前に、
ファミリーマート+薬ヒグチ。
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「こちらは業態が違うので、
きちんと機能するだろう」

サミットストア鍋屋横丁店を取り囲む競争。

丸正中野鍋横店は、
コストコセールなどやっていたが、
8月5日をもって閉鎖された。
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この撤退の判断は正しい。
しかし商略よりも基本の徹底。

本来、戦略は基本戦闘力の上に立てられる。
この基本戦闘力とは、
商売の場合、マネジメントレベルである。
戦略だけで勝利することはできない。

今日の日経新聞巻頭コラム「春秋」

「”店”という言葉のルーツは
“見世棚”だという。
売りたいものをいろいろ並べ、
客に見せる棚のことである。
それが略されて、
店舗そのものの意味になった」

「そうそう、現代だって
コンビニやスーパーは
商品をどう陳列するかに苦心惨憺。
見せる工夫が店を左右する」

これをプレゼンテーションという。
「見せる工夫」も、
QSCの原則の上でこそ花開く。

セブン&アイ・ホールディングスの社是。
「基本の徹底と変化への対応」

基本を徹底する限り、
簡単に失敗することはない。
変化への対応は、
そのうえで成長のために、
必須なのである。

〈結城義晴〉

2019年08月09日(金曜日)

きのこ雲と「古賀野々華さんの勇気」とヤオコー四半期決算の信念

今日は長崎原爆の日

地方新聞の巻頭コラムが取り上げた。
西日本新聞「春秋」と、
山陽新聞「滴一滴」。

朝日新聞はデジタル版の「空襲1945」。

古賀野々華さんの勇気ある行動。
福岡県大牟田市の明光学園高校3年生。

米国ワシントン州リッチランドという町。
古賀さんはこの町の高校に留学した。

この町はプルトニウムの生産基地だった。
長崎原爆に使われたプルトニウムだ。
核関連産業が経済を支える、
いわゆる「原子力の町」である。

そして原爆のきのこ雲は、
町のシンボルであり、
誇りでもあった。

だから高校のロゴマークに、
きのこ雲が使われていた。
学用品やパーカーなどにも、
きのこ雲のデザインがあった。
立地ランド

留学して半年ほどして、
古賀さんは歴史の先生から聞かれた。
「キノコ雲が何で作られているのか分かる?」

答えられずにいると、先生は言った。
「犠牲になった人々や建物でできているんだよ」

ショックで涙があふれた。
原爆の犠牲が理解されないまま、
キノコ雲のマークが使われている。
それが悲しかった。

今年の5月、校内で約3分の動画が流された。
その中で、生徒たちは、
キノコ雲のマークについて意見を言った。

町の誇りとして好意的な意見が相次いだ。

しかし古賀さんはただ一人、
疑問を投げかけた。
「私にとってキノコ雲は、
犠牲者と平和を心に刻むものです」

「雲の下にいたのは
兵士ではなく市民でした。
罪のない人たちを殺すことに
誇りを持ってもいいのですか」

彼女が生まれ育った福岡県は、
原爆の第1目標だったこと。
天候不良で投下先が長崎に変わったこと。
「私がここにいるのは、
あの日が曇りだったから」

私も福岡生まれだから、
古賀野々華さんと同じである。

この動画はインターネットで公開された。
地元の新聞にも取り上げられた。
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動画はインターネットで世界に広がった。
古賀さんの意見に賛同する人、
ロゴを批判する人、
反対に原爆を肯定する人、
さまざまな意見が湧き出た。

同級生からは好意的に受け入れられた。
「動画がなければ、
日本側の意見を知る機会は一生なかった」

古賀さんには不安もあった。
原爆を誇りとする町で、
それに批判的な考えを表明することに。

しかし勇気を振り絞って発言した。
「私にとってきのこ雲は、
犠牲になった人と今の平和を
心に刻むもの」

今、私たち日本人にとって、
野々華さんの勇気は必須だ。

世界で唯一の戦争による被爆国。
この点に関しては、
断じて黙っていられない。
そして最初にして最後の被爆国にしたい。

この思いを強く持ちたい。

さて商人舎流通スーパーニュース。
第1四半期決算が、
次々に発表されている。

その中で最新ニュース。
ヤオコーnews|
第1Q営業収益5.2%増・営業利益0.5%減/消耗戦開始!?

注目の(株)ヤオコーの第1四半期。
川野澄人社長。
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営業収益1107億2900万円、
前年同期比5.2%増。

前年同期は4.5%増だったから、
伸び率も前年を上回った。

しかし営業利益は52億円で、
前年比0.5%減。
つまり増収減益。

あのヤオコーの減益は、
ちょっと衝撃だ。

さらに前年の営業利益伸び率は、
4.9%増だったから、
前年よりも状況はよろしくない。

経常利益は52億2600万円で、
前年比1.6%増だが、
これも前年の伸び率は4.9%増だった。

私はこの四半期決算を評した。
「しかしヤオコーの収益性を云々するよりも
同社がネットワークを築く、
首都圏の消費トレンドが
ややダウン傾向を示した、
または消費増税を見越した買い控え傾向が
早くも第1四半期に現出した、
そして競争がさらに激化した、
と見たほうがいい」
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消費増税による購買マインド低下は、
ことのほか深刻かもしれない。

それでも古賀野々華さんのごとく、
信念を持ち続けたい。

「顧客満足と顧客創造」を志向する者は、
必ず成果を収めることができる。

〈結城義晴〉

2019年08月08日(木曜日)

日本チェーンストア協会「流通未来大学校」で今日と明日を語る

今日は立秋。
二十四節気の「秋が立つ日」。

しかし、猛暑。

東京・溜池山王へ。
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セミナーや会議の場を提供する。DSCN84429

日本チェーンストア協会主催。
「流通未来大学校」

清水信次会長時代の2013年4月に、
清水さんの発案で創設された。

業種・業態を超えて、
次代のリーダー育成を目標にする。

第1期、第2期は2年間で、
20講座のカリキュラムを受講した。

今期は第3期。
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今年から1期1年で、
カリキュラムも変わった。

これまでは協会加盟の経営者の皆さんが、
それぞれに講義をしてくれた。

今期から毎回、外部講師が講義し、
そのあと、グループ討論をして、
その結果を総括し、発表する。

私は今年からその講師。

午後2時から始まって、
参加者はワークショップ形式で席に着く。DSCN84069
イオンリテールとイトーヨーカ堂、
平和堂、ヤオコー、ヨークベニマルから、
ライフコーポレーションまで。
そしてメーカーや卸売業の中堅の精鋭。
40名が受講。

冒頭のご挨拶は、
専務理事の井上淳さん。DSCN84119
井上さんは、
流通未来大学校の意義と趣旨を語った。

それから結城義晴の講義。
テーマは、
「流通革命と超チェーンストア」DSCN84129

少し難しいテーマだったかもしれない。

しかし流通未来大学校は、
チェーンストアの未来を学ぶ。
そのためには、
「賢者は歴史に学ぶ」でなければいけない。

私は日本のチェーンストアの歴史の中で、
最もインパクトの強かったものは、
「流通革命論」だったと考えている。

流通革命論から、
日本チェーンストアは生まれた。

だからその本質を学ぶと同時に、
その呪縛を絶たねばならないと考えた。
それがこの講義となった。DSCN84209

流通革命論の分析からMarketing3.0へ。
そして「流通3.0」へ。
最後は「チェーンストア3.0」へ。DSCN84269

それぞれの3.0は、
ヘーゲルの弁証法で説明できる。
テーゼ、アンチテーゼ、
それからジンテーゼ。

商業に関しては、
中世型商業が近代化を果たして、
チェーンストアが生まれた。

しかしそれが一つの踊り場を迎えて、
「現代化」の局面が見えてきた。

その流通商業の現代化とは何か。
そのヒントを与えて、
ディスカッションしてもらうことにした。DSCN84349

最後のメッセージは、
月刊商人舎2015年12月号から。

自ら軛を断て。

あなたは縛られていないか。
会社に、上司に、組織に。
あるいは観念に、慣習に、古い理論に。

牛が曳かれてゆく。
首の上に木製の棒がつけられている。
軛(くびき)である。

牛は何も言わない。
ただひたすら下を向いて、
のろのろと歩いてゆく。

強制されているからか。
それが自分の役目だとでも
観念しているからか。
それとも何も考えていないからか。

商人はもともと自由である。
一人の顧客と対面するとき、
一人の商人は奔放である。

ところがその自由な商人のなかに、
いつのころからか
軛につながれる者が出てきた。
社畜と堕す者が生まれた。

ひたすら命令に従う者、
顧客や市場よりも体制に迎合する者、
権力や理論に従属する者。

強制されているからか。
それが自分の役目だとでも
観念しているからか。
それとも何も考えていないからか。

令和元年となった今、
そんな軛を、自ら断ちたい。
正々堂々、顧客や市場と向き合いたい。

組織人でありつつ、
独立自営商人の気概をもちたい。
自分で考えぬく脱グライダー商人でありたい。

あなたは今も縛られていないか。
会社に、上司に、組織に。
あるいは観念に、慣習に、古い理論に。DSCN84289

講義のあとは質疑応答。
次々に質問が出て、それに答えた。
「アウフヘーベン」に興味が向けられたし、
流通3.0の「現場での展開力」に、
関心が集まった。

「複雑さを複雑なままに仕事する」
受講生たちは、
現代社会で仕事する際の、
一番の問題点に悩んでいるようだ。

質疑応答が終わると、
グループごとにディスカッション。
そしてその発表。

発表を聞いた後で、
私の講評と総括講義。

一番最後は、ドラッカー。
「明日のために今日を決めよ」
未来を築くために

初めになすべきことは、
明日何をなすべきかを
決めることではなく、
明日をつくるために今日、
何をなすべきかを
決めることである。

拍手をいただいて、講義終了。
ご清聴を感謝したい。
DSCN84439

そのあと全員と名刺交換。
私の米国研修を受けた人が何人もいたし、
商人舎ミドルマネジメント研修会で、
3日間私の講義を聞いた人もいた。DSCN84459

最後の最後はいつものように、
井上専務理事と固い握手。DSCN84469
充実と満足の講義だった。

もう一度言おう。

あなたは今も
縛られていないか。

会社に、上司に、組織に。
あるいは観念に、慣習に、
古い理論に。

〈結城義晴〉

2019年08月07日(水曜日)

「Harvard Business」と月刊商人舎が「時間と幸福」で同期!!

「Harvard Business Review」
その日本版の最新9月号。
まだネットにも公開されていないが、
横浜商人舎オフィスに届けられた。

私、定期購読者です。

特集は、
時間と幸福のマネジメント」

驚いた。

小泉進次郎議員と滝川クリステルの、
電撃結婚にもびっくりしたが、
こちらにも本当に驚かされた。

月刊商人舎の今年の2月号特集は、
幸せの「時間管理」IMG_98189
使われている単語が、いちいち同じ。

あちらが「幸福」ならば、
こちらは「幸せ」。
あちらが「マネジメント」ならば、
こちらは「管理」。
そしてあちらもこちらも「時間」。

あちらのサブタイトルは、
「なぜ働き過ぎてしまうのか」
問題提起型のテーマ。

こちらは、
タイムマネジメントとMHコントロール」
問題解決型のテーマ。

あちらの目次。
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こちらのCONTENTS。
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そしてあちらは、
ヘンリー・ミンツバーグの提言。
「エンゲージング・マネジメント」。
ビジネスの現場感を持ち続け、
社員とかかわること。
スティーブ・ジョブズのように。IMG_98249

こちらもミンツバーグ。
その「マネジャーの時間管理」
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こちらの[CoverMessage]。

「時間」は有限である。
誰に対しても、どんな組織に対しても、
時間は公平に与えられている。

しかし、ゲーテは楽観的である。
「うまく使えば、時間は、
いつも十分にある」。

ピーター・ドラッカーはやや悲観的だ。
「時間こそは、最もユニークで、
乏しい資源である」。

人生においても、企業経営においても、
「時間」こそが最も有益で、
唯一の資源である。
しかしそれはいつも、
誰にとっても乏しい。

「働き方改革」が喧伝される今、
「時間管理」こそ
最優先されるべき経営課題である。

そしてこの経営的命題としての
「時間管理」を適正にしようとするとき、
経営者自身のタイムマネジメントと
現場オペレーターのMHコントロールとを、
別次元の問題と捉えてはならない。

経営者は、
人手不足と人時生産性を問題にするのに、
自らのタイムマネジメントは
おろそかであることが多い。
そんな企業に限って、
マンアワーの効率が低い。

企業全体で、組織内の
それぞれの役割に合わせて、
謙虚に「時間」という資源に
向き合うべきである。
それを組織風土とするべきである。

天に唾するごときテーマだからこそ、
真摯に検証しなければならない。
幸せの「時間管理」を求めて。
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「Harvard Business Review」の、
先を越して、一日中、
大いにいい気分。

パクリや後追いではありません。
私たちの問題意識が、
Harvard Business Review編集部と、
シンクロした。

さて今日は、
常盤勝美さん、来社。
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ウェザーMDの本物の第一人者。
月刊商人舎Webコンテンツに、
毎週火曜日の好評連載は、
「2週間ウェザーMD予報」。

2016年8月号特集は、
「商品前線異常なし!」
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常盤さんが主力で書いてくれた。

ランチミーティングはRoof Top。
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常盤さんは現在、
㈱True Dataに移籍して、
流通気象コンサルタント。

ビッグデータとウェザーMDの融合に、
果敢に挑戦中。

商人舎流通スーパーニュース。
日本気象協会news|
気象&POSデータ需要予測「売りドキ!予報」サービス

この「売りドキ! 予報」サービスも、
常盤さんの仕事の一つだ。
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頑張ってもらいたいし、
近くまた常盤さんと特集を企画する。

最後に[Message of February]
[特集]幸せの「時間管理」の巻頭言。
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時間よ、止まれ!

“Time is money”
〈アメリカ建国の父/ベンジャミン・フランクリン〉

「賢い人間は
時間を無駄にすることに
最も腹が立つ」
〈イタリアの詩人・哲学者/ダンテ・アリギエーリ〉

しかし、こんな言葉もある。
「珠玉の時間を無為に過ごさないようにと、
注意を受けたことがあるだろう。
そうなのだが、
無為に過ごすからこそ
珠玉の時間となるときもある」
〈イギリスの劇作家/ジェームス・マシュー・バリー〉

時間はなぜか二面性を持つ。
それが時間の特徴だ。

「労働は適時にはじめること。
享楽は適時に切り上げること」
〈ドイツの詩人/エマヌエル・ガイベル〉

「一番多忙な人間が、
一番多くの時間をもつ」
〈スイスの神学者/アレクサンドル・ビネ〉
これは真理だ。

私たちは誰もが、
「時間」の中で働き、学ぶ。
「時間」の中で休み、眠る。
「時間」で生きて、
「時間」で死ぬ。

「幻でかまわない
時間よ とまれ
生命のめまいの中で」
〈作詞家/山川啓介・作曲家/矢沢永吉〉

時間とは一生、付き合わねばならない。
その時間が止まった瞬間、
死が待っている。

だからこそ時間との向き合い方に、
ある種の決着をつけておきたい。
自分なりの羅針盤を携えておきたい。

仕事の時にもプライベートの時にも、
時間に対するマネジメント哲学をもって、
生きていきたい。

〈結城義晴〉

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コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

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(イーストプレス刊)

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