結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年10月09日(月曜日)

New York2日目のポジショニング理論講義と実践店舗視察研究

Everybody! Good Monday!
[2017vol41]

2017年の第41週、
そして10月の第2週。

その10月第2月曜日は、
日本では体育の日。
アメリカではコロンバスデー。

どちらも祝日。

体育の日は、1966年から、
国民の祝日となった。
その2年前の1964年、
東京オリンピックが開催され、
その開会式は10月10日だった。

この日が1966年に、
「体育の日」の祝日となった。

さらに2000年からは、
「ハッピーマンデー制度」が適用されて、
10月第2月曜日となっった。

一方のアメリカ。
1492年10月12日に、
クリストファー・コロンブスが、
アメリカ大陸を発見し、到着した。

あくまでもヨーロッパ人の視点だが、
この10月12日をColumbus Dayとした。
発音は「コロンバス・デイ」

フランクリン・ルーズベルト大統領が、
1934年に議会とともに、
連邦政府公式祝日と宣言した。

その後、 1970年から、
「月曜休日統一法」によって、
日本の「体育の日」と同様に、
10月第2月曜日となった。

私はいま、ニューヨークにいる。
今日、5番街でパレードが行われる。
しかし、昨日の9日にも、
コロンバスデーのパレードが行われて、
交通が規制された。

9日日曜日はスペイン系のパレード、
10日月曜日はイタリア系のパレード。

コロンブスを大陸発見に派遣したのが、
スペイン女王イサベル1世。
コロンブス自身はイタリア人で、
ジェノバ共和国の探検家だった。

だからパレードが2回行われる。

私は7日の土曜日に、
ダラスからニューヨークにやって来て、
今日の9日は3日目。

しかし、ブログは8日の弾丸視察を報告。

まず、朝一番で、講義。
現代の競争とその競争に勝ち残る戦略。
ファーマットのためのポジショニングの戦略。

(株)商業界の編集長時代から、
専務・社長時代にも考え続けていたこと。
(株)商人舎を設立し、
コーネル大学ジャパン副学長、
さらに立教大学大学院教授の時代まで、
ずっと研究と考察を続けて、
発展させ、収斂させてきた私の持論。

それを語った。

講義の後は、
トレーダー・ジョーへ。
場所はニュージャージー。
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今月のフィアレスフライヤーが、
発刊されたばかりなので、
店頭に横断幕が掲げられている。DSCN8979.JPG7

この店には店内サインの担当者が4人。
そのうち2人は美術学校を出たプロ。DSCN8981.JPG7

だから、素晴らしいイラスト、
そして言葉が多い。DSCN8982.JPG7

店はもちろん、
トレーダー・ジョーそのもの。

2ドル99セントのワイン、
「チャールズショー」もご覧の陳列量。DSCN8983.JPG7

そのチャールズショーに、
ロゼワインが登場。
品種はホワイト・ジンファンデル。DSCN8984.JPG7
うれしい限り。

インタビューは、
バスの中のマイクを使った。DSCN8969.JPG7

クルー・メンバーのラダさん。
立て板に水のごとく、
30分ほど語ってくれた。
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ニュージャージーから、
マンハッタンに入って、
ブルックフィールドプレース。
グランドゼロのそばの、
最も新しいショッピングセンター(SC)。

その中のル・ディストリクト。DSCN9015.JPG7

SCの外側の入口が反対側にある。DSCN9001.JPG7

フランスの食材と食事を提供する店。
そのフランスの市場のような小洒落た青果部門。DSCN9000.JPG7

そしてイータリーのように、
食品小売業とフードサービス業が、
見事に融合している。DSCN8997.JPG7

つづいて、歩きながら、
ワンワールドトレードセンターなど見て、
ウェストフィールドトレードセンターへ。DSCN9042.JPG7

イータリー、
Manhattan2号店。
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こちらはイタリアの市場。DSCN9028.JPG7

そして、顧客の教育、つまり「食育」DSCN9030.JPG7

イータリーは「学校」でもある。DSCN9031.JPG7

常設の食のスクールには、
子どもたちが集まった。DSCN9032.JPG7

そしてイータリーは食堂でもある。
みんな、早速、席を占めて、
イオンリテールの社内食堂のようだ。DSCN9033.JPG7

マンハッタンにイータリーは2店ある。
その1号店は2010年オープン。DSCN9124.JPG7
We Sell What We Cook,and,
We Cook What We Sell.

これこそイータリーの神髄を表す言葉だ。

食べる。
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買う。
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そして学ぶ。

スーパーマーケットとレストラン。
その融合。
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1号店と2号店を見ると、
その意味がよく分かる。

イータリーをゆっくり堪能してから、
ターゲットへ。

自ずと知れたウォルマートの対抗馬。
都市型の「シティ・ターゲット」を開発しているが、
もっと小さい都市型2層店舗。
それにターゲットが名づけたのが、
「フレキシブルストア」
マンハッタンで実験している。DSCN9074.JPG7

1階入り口には、アパレル。DSCN9073.JPG7

この広さ。
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マネキンの群像。
もう当たり前。
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ちょっと熟年のマネキン。
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そしてホームファッション。DSCN9065.JPG7

地下1階はまさに、
フレキシブルストア。DSCN9058.JPG7

食品は「Market」。
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ドラッグはCVSファーマシー。DSCN9054.JPG7

ハロウィンの子供服。DSCN9049.JPG7

レディスのメインステージ。DSCN9050.JPG7

コスメティックス。DSCN9052.JPG7

そして銀行方式のレジ。DSCN9053.JPG7

ポップアップ的な品揃えだと思う。
それが「フレキシブル・フォーマット」だ。DSCN9056.JPG7

次はソーホー地区。

ここではディーン&デルーカ。DSCN9075.JPG7

すごい人出で、すごい客数。DSCN9085.JPG7

青果部門がトップにある。DSCN9084.JPG7

けれど主力は惣菜や加工肉。DSCN9080.JPG7

店の一番奥のどん詰まりに、
寿司コーナーとカウンターテーブル。DSCN9077.JPG7
イータリー化現象までいかない店は、
ちょっと古く感じてしまう。

このソーホーのユニクロ。DSCN9103.JPG7

アメリカ進出第1号店で、
苦労したが今や、
押しも押されもせぬトップ店舗。DSCN9090.JPG7

客数もすごいが、
その商品力は図抜けている。DSCN9087.JPG7

ヒートテック。
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商品そのものの質と量とレベルが高いが、
プレゼンテーションも学ぶところが多い。DSCN9089.JPG7

そのソーホー地区には、
ナイキの旗艦店もある。DSCN9101.JPG7

入口のデモンストレーションがすごい。DSCN9100.JPG7

エスカレーターで5階まで。DSCN9098.JPG7

そして最上階に、
バスケットボールのコートとゴール。DSCN9099.JPG7
ナイキも商品力とプレゼン力。

商品そのものの強さだけではない。
演出力、そして販売者の力がなければ、
こんな厳しい競争の中で、
生き残ってはいけない。

ソーホーから、急遽、
ユニオンスクエアへ。
予定を変更して、オプションを入れた。

そしてノードストローム・ラック。DSCN9139.JPG7

百貨店自身が、
自分の売れ残り品を集めてつくった、
ディスカウントデパートメントストア。DSCN9138.JPG7

ここもすごい人気。DSCN9140.JPG7

もともとが靴屋のノードストローム。
ラックでも品揃えは群を抜く。DSCN9142.JPG7

服飾雑貨は、これまた人気。DSCN9143.JPG7

だからレジは込み合っているが、
顧客は満足していて、クレームはない。DSCN9141.JPG7

今夜はホテルでバーベキュー。
その材料を求めに、
ユニオンスクエアのホールフーズへ。DSCN9144.JPG7

地下1階がスーパーマーケット。DSCN9146.JPG7

ホールフーズ+アマゾンの特売。
部門別・カテゴリー別に、
主要品目はこの特売。
それが人気だ。
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1階はコンビニエンスとデリ。
そしてレジは銀行方式。DSCN9149.JPG87
アマゾンに買収されたホールフーズ。
意気盛ん。

そしてユニオンスクエアの、
ガーデン・オブ・エデン。DSCN9137.JPG7

息をのむほどのくだものの陳列。DSCN9150.JPG7

まるで宝石のようだ。DSCN9152.JPG7
インディペンデントも必死に、
ポジショニングの確立と維持に努める。

Manhattanこそ、どこよりも、
この競争の原理が働くところだ。

最後の最後は、
チェルシーマーケット。DSCN9176.JPG7

人気の観光スポット。DSCN9175.JPG7

ナビスコの古い工場跡を活用。
だからハロウィン演出にぴったり。DSCN9156.JPG7

要所要所におどろおどろしい演出。DSCN9157.JPG7

そしてチェルシーマーケットに、
地下1階の売場がお目見え。
「チェルシー・ローカル」DSCN9162.JPG7

階段を降りると、食品ショップ。DSCN9163.JPG7

しかしちょっと狭い。DSCN9164.JPG7

一番奥の惣菜対面売場。DSCN9168.JPG7

百貨店の食品売場のようだが、
まだまだです。
勉強し直しなさい。DSCN9169

しかしやはり、
チェルシーマーケットの核は、
ロブスタープレイス。DSCN9159.JPG7

イータリー化した大型の魚屋。
一番奥のロブスター売場が魅力の源。DSCN9160.JPG7

小売業だから銀行方式のレジ。DSCN9161.JPG7

そして、立ちの寿司屋。
ネパール人の親方が東京築地で修行し、
マンハッタンに店を開いた。
スブハッシュ・グルングさん。
エグゼクティブ・スシ・シェフ。
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そして今や、ネパール人の職人30数人。
この地で一番の寿司屋。

その親方の片腕のチーフ。

今回、選抜されて参加したのが、
ラミチャネ・アダルさん。
イオンリテール東北カンパニーの、
イオン前沢店デリカグループマネージャー。
そしてアダルさんもネパール人。
二人は意気投合して、握手。DSCN9172.JPG7

朝、講義した内容が、
ニューヨークの店頭や現場には、
具現化されている。

それがなにより、うれしい。

ホテルに帰って、
中庭のグリルでバーベキュー。

屋外での食事は、
心が解放されて、
本当にうまい。

長谷川正史さんと乾杯。
人事部人事企画グループマネージャー。
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バーベキュー・メンバーに、
心から感謝したい。

私の旅はまだまだ続く。
今週も、来週も。

では、みなさん、
Good Monday!
(つづきます)

〈結城義晴〉

2017年10月08日(日曜日)

[日曜漫歩]Manhattan無宿

天地創造の物語。

神は、1日目に昼と夜をつくった。
2日目には、天をつくった。

3日目に海と地をつくり、
植物を茂らせた。
4日目には、
太陽と月と星をつくった。

5日目には、魚と鳥をつくり、
6日目には、動物をつくり、
自分に似せて、
とうとう男と女を創造した。

そして7日目に神は、休んだ。

そんな日曜日のそぞろ歩き。

まずは上空から。
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マンハッタン島が見えてきた。IMG_2843.JPG7

手前がイーストリバー、
向こうがハドソンリバー。IMG_2849.JPG7

ラガーディア空港に降りて、
ブルックリンへ。
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マンハッタン橋の中から、
エンパイヤステートビルが顔を出す。
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川越しに摩天楼を臨む公園に、
恋人たちが憩う。
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赤レンガの倉庫。
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その中にウェスト・エルム。
超ホットな家具店。
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斬新なデザインの家具やキッチン用品。
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ここにも食が併設される。
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マンハッタンブリッジ。
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アメリカ人が大好きなメリーゴーランド。
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ブルックリンブリッジを背景に写真。
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イオンリテール(株)の、
今回の視察団長と副団長。
石塚幸男さんと岡崎龍馬さん。
石塚さんは専務で人事・総務本部長。
岡崎さんは取締役ディベロッパー事業本部長。
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そのあとはマンハッタンに入って、
最南端のバッテリーパーク。
遠くに自由の女神。
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コマーシャル撮影中。
7

自由の女神を背景に、
再び全員写真。
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反対を向いて、
ワンワールドトレードセンターを背景に、
みたび、写真。
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そのワンワールドトレードセンター。
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あの9・11の慰霊プール。
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合掌。

オキュラス。
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その中は、
ウェストフィールドワールドトレードセンター。
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みんなが見ているのは?
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1階のアップルストア。
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それから周辺を歩く。
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北に向かって、
5番街とブロードウェイ、
そして22ストリートの集合交差点。
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三角形のフラットアイアンビル。
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この横にイータリー1号店、
そしてマジソンスクエア公園には、
シェイクシャック。

純白ドレスの花嫁を、
カメラマンと花婿が写真撮影。
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New Yorkの日曜漫歩は、
ぶらぶらするだけでも楽しくなる。

休んでいるのか、そうでないのか、
わからないのがManhattan漫歩。

その中にあるのが、
DREAM。
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それがいい。

〈結城義晴〉

2017年10月07日(土曜日)

DallasからNew Yorkへ、全米スーパーマーケット総覧的紹介

ダラス・フォートワース空港を発って、
ニューヨークに向かう。DSCN8870.JPG7

北米大陸は大きい。DSCN8871.JPG67

3時間ちょっと。
草原の大地から、
海の見える国へ。
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そして超のつく大都会。
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その平原の国と超大都会で、
人々の生活を支える小売業。

スーパーマーケット。

まず、全米第一の、
クローガー。
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最大フォーマットは、
マーケットプレース。

オーガニックからナチュラルへ、
連動された売場。
年間3割の伸びを示して、
ホールフーズを追い越した。DSCN8700.JPG7

ハロウィンの平台。DSCN8662.JPG7

こちらもハロウィンのグロサリー島陳列。DSCN8681

簡素な店づくりだけれど、
天井はスケルトンで開放的。DSCN8685.JPG7

非食品強化型スーパーマーケットだが、
アパレルと食品の親和性の高さを実証しようとする。DSCN8691.JPG7

そしてウォルマートに対抗して、
ロープライス・エブリデー。DSCN8692.JPG7

ワインショップのところで、
ミーティングをやっていた。DSCN8701.JPG7

クローガーは唯一の健全な、
ナショナルチェーン。DSCN8719.JPG7

ウォルマートのスーパーマーケットが、
ネイバーフッドマーケット。DSCN8791.JPG7

入口のハロウィン・プレゼンテーション。DSCN8765.JPG7

入口は左にサービスデリ、
右が青果部門。
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青果部門は見違えるほどよくなった。DSCN8768.JPG7

牛乳は1ガロン2.28ドル。
ウォルマートは店ごとに、
価格が違う。
競争環境に応じて、
売価を変える。
しかしそれは店の判断ではない。
地区の売価決定チームによる。DSCN8772.JPG7

もちろんハロウィン全面展開。
しかしネイバーフッドマーケットは、
菓子や小物中心で、
業態対応している。DSCN8785.JPG7

チェックスタンドはセルフレジが増えてきた。 DSCN8787.JPG7

そしていつも変わらない店。
トレーダー・ジョー。DSCN8795.JPG7

ダラス・サウスレイクタウンスクエア。
そのトレーダー・ジョーは、
店内サインがとりわけ素晴らしい。DSCN8820.JPG7

商品は95%がプライベートブランド。DSCN8808.JPG7

店内プレゼンテーションも楽しい。DSCN8809.JPG7

エンドにはフィアレスフライヤーの、
トップ商品が展示される。
フィアレスフライヤーはトレーダー・ジョーの、
チラシのような商品情報誌。DSCN8811.JPG7

ワインのメインは、
チャールズショー。DSCN8804.JPG7

ダラス随一のトレーダー・ジョーの次は、
ニューヨーク・ブルックリンの店。DSCN8906.JPG6

銀行の建物跡をそのまま利用。

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入口には、
パンプキンパッチ。DSCN8905.JPG7

そして高い天井と明るい店内。
すごい客数、すごい売上げ。DSCN8902.JPG7

山積みの冷凍食品も、
見る見る売れていく。DSCN8903.JPG7
トレーダー・ジョーの商売は変わらない。
しかし商品はどんどん変わる。

それが顧客たちから拍手喝さいを浴びる。
しあわせな小売業だ。

そのニューヨーク・ブルックリン。
環境対応の風車。
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屋上菜園のある、
ホールフーズ。DSCN8964.JPG7

エントランススペースには、
ハロウィン・グロサリー。DSCN8944.JPG7

アボカドとりんごの平台は、
アマゾン+ホールフーズのディスカウント。DSCN8945.JPG7

バナナは吊り下げ陳列。DSCN8911.JPG7

シーフード部門が独立している。
そんなスーパーマーケットは、
アメリカではホールフーズだけだ。DSCN8912.JPG7

精肉売り場の対面コーナー。
グラスフェッド中心の品揃え。DSCN8913.JPG7

そして精肉コーナーには、
フックで吊るされた枝肉が、
顧客に見えるように配置されている。

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これも環境対応だと主張している。
バルクの考え方だ。

そのバルク売場も、
当然ながら環境対応。DSCN8941.JPG7

チーズから惣菜デリ売場へ。DSCN8916.JPG7

対面のデリ売場が秀逸。
ここにはO157事件はない。DSCN8917.JPG7

ベーカリーの最初は、
焼き立てピザのコーナー。DSCN8918.JPG7

そしてニューヨークのチョップドサラダ。
イオンスタイル碑文谷店で採用した。DSCN8919.JPG7

クッキーの島陳列。
この什器に似たものも碑文谷店では、
揚物惣菜に使った。DSCN8920.JPG7

クッキーはマンハッタンやブルックリンの、
人気店から取り寄せる。DSCN8921.JPG7

そしてアレグロコーヒー。DSCN8922.JPG7

レジは独特のホスピタリティを提供する。
フレンドリーというか、それ以上の、
やり取りを感じさせる。DSCN8923.JPG7

屋上へ。
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バルコニーで夕食を食べる。
気持ちいい。
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ビールバーでラガービールを注文。DSCN8926.JPG7

このチームはイートインコーナーで食べる。 DSCN8929.JPG7

屋上には菜園がある。
ゴッサム・グリーン。DSCN8925.JPG7

その商品は1階の青果売場で、
販売される。
究極の地産地消だ。DSCN8910.JPG7

日が暮れてきた。
美しいホールフーズ。DSCN8936.JPG7
「元気でいてくれよ」
そんな声をかけたくなる。

一方、テキサスの、
スプラウツ。
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最新年度も12.4%の成長率。
年商は40億4600万ドル。
1ドル100円換算で4046億円。
いまや253店。
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ほぼ真四角の店舗のど真ん中に、
青果部門が座る。
それはこの店が大型八百屋だから。
そしてベジタリアンに、
強くシンパシーを持つ顧客の店だから。DSCN8846.JPG7

オーガニックの青果は、
今日、193アイテム。DSCN8847.JPG7

青果部門のレジ側には、
これも大きなバルク売場。DSCN8856.JPG7
アメリカの小売業は今、
特徴を競っている。
つまり他との違いを争う。

「特徴がないことが特長です」
などという言い訳はない。

実際にかつてのエクセレントカンパニーも、
まったく特徴のない、
そして進化のない店になると、
あっという間に凋落してしまう。

アルバートソンだ。IMG_2831.JPG7

駐車場はたっぷりとってある。
適正面積の1500坪。
レイアウトはオーソドックスな逆L字型。DSCN8866.JPG7

奥主通路には、
プリベアードフードの対面コーナー。DSCN8867.JPG7

しかしコンコースの最後のところに、
売れ残り品売場。
それも雑然としていて、
整理という概念がない。DSCN8869.JPG7
シアーズ、JCペニーに次いで、
死にそうな店。

あのエクセレントカンパニーも、
自ら変わろうとしない限り、
あっという間にリングから退場させられる。

特徴を出すには、
顧客ターゲットを絞る。
そしてそのターゲットの心の中に、
どっかりと位置を占める。

それをポジショニングという。

そう、ポジショニングを喪失した店が、
滅びていく。

たとえ5兆円を超える大企業と言えど。

それがアメリカの競争だ。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2017年10月06日(金曜日)

ダラス2日目の早朝講義と「デパートメントストアの本質」解明

ウォルマートとグーグルの提携。
そして開発されたのが、
音声による注文システム。

一昨日の10月4日から販売開始。

ウォルマートのネット上の品揃えは、
200万アイテム以上もある。

それらの商品をグーグル・ホームで、
音声注文できるようになった。
さらに今回、グーグル・ホーム・ミニを、
新規開発して49ドルで販売開始。

“ヘイ、グーグル!”
こう話しかけるだけで、
注文がスタートする。

実に簡単。

スタートに当たって、
来2018年1月15日まで、
グーグル・ホームまたは、
グーグル・ホーム・ミニを、
ウォルマートで購入すると、
最大25ドルの割引が、
商品購入に適用される。

顧客はウォルマートと、
グーグル・エクスプレスの、
それぞれのアカウントをリンクさせる。
するとウォルマートでの購入履歴が、
商品提案などに活用される。

いわゆるリコメンデーションである。

この音声注文は、明らかに、
「アマゾン・エコー」の真似。

急成長するアマゾンに対抗して、
ウォルマートとグーグルが連携する。
敵の敵は味方。

それがこの3社の関係の中で成立して、
音声注文システムが開発された。

アメリカの競争は、
こんな連携を生み出すところまできた。

日本にもこういった現象が起こるのか。
生まれるに違いない。

安穏としてはいられない。

さてイオンリテールの米国研修。
ダラス商勢圏の2日目。

朝8時から、最初の講義。DSCN8640.JPG7

もうすでに日本で事前講義を2時間半、
それから到着初日に車内講義を、
半日しているので、
いきなり最重要課題に入る。DSCN8646.JPG7

米国商業統計から、
総合スーパーの正体を明らかにする。
そしてイオンリテールは、
どんなルートを取るべきか。
それを私なりの理論で提案する。
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後半は現代の商品問題と、
それに対するポストモダンの商品政策を、
これも理論的に解明する。DSCN8656.JPG7
アメリカの産業社会には、
極めて規制が少ない。

市場競争原理が働いている。

だから現象の理論化がしやすい。
その理論を整理し、学習する。
そして競争の実態を、
自分の目で見る。

すると、頭に理論が入って来る。
この理論を帰国してから、
問題解決に役立てる。

アメリカの表層的なトレンドを、
日本にそのまま持ってきても、
うまくはいかない。

むしろ害にさえなる。

大きな潮流を捉えることは、
もちろん大事だ。

この大きな潮流や理論は、
虫の目、鳥の目、魚の目で、
アメリカの小売産業を見続けなければ、
読み取ったり、確立したりすることは、
絶対にできない。

講義が終わると、
今日は2つのジャンルの視察。

第1は百貨店と総合スーパー。
第2はスーパーマーケット。

今日のブログは第1部。

まず、ストーンブライアセンターへ。
スーパーリージョナルショッピングセンター。
3層の巨大商業施設で、
3階にシネマコンプレックスが入る。DSCN8725.JPG7

月刊商人舎8月号で特集した。
「内食・外食」主役のHuge SC Age。

それがここにも表れている。DSCN8726.JPG7

6つの核店舗の一つは、
シアーズ。
一般にはGMSと言われているが、
ディスカウントデパートメントストアである。
私はそう、捉え直している。
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惨憺たる状況。
最低!!
死んだ店。

視察した全員が落ち込むほど。

そしてJCペニー。
こちらもディスカウントデパートメントストア。
ファサードの前で、写真。
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これもひどい営業状態。

しかし少しだけ持ち直した。DSCN8730.JPG7

そしてディラードは、
ノーマルデパートメントストア。

さらに全米最大のメイシーズ。
こちらもノーマルデパートメントストア。DSCN8731.JPG7

ディラードはもちろん、
メイシーズも辛い商売をしている。DSCN8732.JPG7
それでもショッピングセンターには、
顧客が押し寄せている。

ただ一つ、気を吐いているのが、
ノードストローム。DSCN8738.JPG7

当然のように、
店舗入り口で写真。DSCN8741.JPG7

かわいいマネキン。DSCN8742.JPG7

優雅なマネキン。
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そして妖艶なマネキン。DSCN8745.JPG7
マネキンと陳列商品が一体化されて、
アートのようだ。

店頭在庫を極端に少なくして、
顧客には美的な空間を提供する。

他のすべての百貨店が、
在庫過多で、売らんかなの姿勢。

それでは売れない。
百貨店に求められているのは、
最高の買い物体験だ。

そしてノードストロームだけが、
「食」の重要性を知っている。
専用のカフェを併設しているのだ。
DSCN8750.JPG7

このショッピングセンターの、
最後の核店舗は、
ディックススポーティンググッズ。DSCN8734.JPG-7
全米最大の大型スポーツ用品店チェーン。

ノードストローム以外の百貨店は、
同質化のレッドオーシャンに沈む。
しかしディックスは、
スポーツという専門性を高めて、
しかも鮮明なポジショニングを確立した。DSCN8735.JPG7
これがポストモダンの闘い方である。

もうひとつ、
コールズ。
DSCN8843.JPG7

ジュニアデパートメントストア。
しかしこれはシアーズとメイシーズの、
中間のフォーマットだ。
DSCN8836.JPG7

電子棚札を採用。
DSCN8838.JPG7
しかしセールのための電子棚札では、
意味が薄い。

そして残念ながら、
顧客は少ない。
DSCN8842.JPG7

アメリカのゼネラルマーチャンダイズストア。
百貨店と総合スーパー。
実はどちらもデパートメントストア。

その競争の現実から、
イオンリテールの将来は見えたか。

ランチは、
インアウトバーガー。DSCN8762.JPG7

ドライブスルー方式だから、
車の行列のところで、
注文を受ける。
暑いのにご苦労さん。DSCN8756.JPG7

40名がおのおの注文すると、
店側は一斉に製造に入る。DSCN8758.JPG7
しかし一糸乱れぬオペレーション。

見事。

ハンバーガーやフライドポテトもうまい。
けれどこのオペレーションを見るのも、
大いに価値があるし、意味がある。

ダラス2日目は、
大きな成果と収穫があった。

私はそう思ったが。
(つづきます)

〈結城義晴〉

 

2017年10月05日(木曜日)

ダラス到着/Walmart・Kroger・HEB・Aldiの商売と哲学

昨日の昼前、
成田空港を飛び立って、
真っ白な雲の上。
DSCN8410.JPG7

樺太、アラスカ、
そして北米大陸の上を飛んでいるときは、
ずっと、真っ黒の夜。

初めてのことだったが、
機中では、食事以外の時間、
パソコンに向かって、
原稿を書き続けた。

いつもは、食事をしたら、
シャンパンやワインを楽しみ、
映画を見る。

その合間にちょっとだけ、
原稿書きをする。

しかし、今回は、
ぶっ続けで書き続けた。

疲れた。

そして11時間ほどのフライトで、
夜明けがやってきた。IMG_2824.JPG7

アメリカ合衆国の南部。
テキサス州に到着するころは、
厚い雲の上に朝日が見えた。IMG_2826.JPG7

そして雲の下に出ると、
ダラス・フォートワース空港に近づく。
IMG_2828.JPG7
厚い雲の下は、
緑の大地。

到着しました。

着いてみると、
とてもうれしいニュース。

2017年のノーベル文学賞、
カズオ・イシグロが受賞。

日系イギリス人作家、62歳。

1954年、長崎生まれ。
私より2つ下。

5歳のときに、両親とイギリスにわたって、
ケント大学では英文学と哲学を専攻。
イーストアングリア大学院では、
創作学科に学んだ。

代表作は『日の名残り』
1989年の小説。

これでイギリスのブッカー賞を受賞。
日本でいえば芥川賞か。

執事が主人公のこの作品は、
アンソニー・ホプキンス主演で、
映画になった。

私も観た。

それにしても日本人のノーベル文学賞は、
1964年の川端康成、
1994年の大江健三郎。
イシグロは大作家2人に次いで3人目。

おめでたい。

しかし、村上春樹は、
またしてもノベール文学賞を逸した。

イギリスのブックメーカー「ラドブロークス」
今夏の文学賞ランキングで、
村上は第2位だった。

第1位はケニアの男性作家、
グギ・ワ・ジオンゴ。

しかし、どちらも受賞できず、
イシグロになった。

昨年は、記憶も鮮明だが、
ボブ・ディランが受賞。

村上春樹は、
どうもノーベル賞には、
縁がないのかもしれない。

本人が一番悔しいだろう。

ダラスに着いて、
おめでたいニュース。
まあ、喜んでおこう。

私たちは、すぐに、
リムジンバスに乗って、
ウォルマートへ。
DSCN8457.JPG7

スーパーセンターの右側入口には、
「Market」の表示、すなわち「市場」。
すなわち「食品市場」。
DSCN8454.JPG7

こちら側は食品スーパーマーケット。DSCN8449.JPG7

ハロウィンの演出の青果平台。
DSCN8452.JPG7

ハロウィンのカボチャの陳列。DSCN8412.JPG7

店舗左サイドには、
特設コーナーがあって、
ハロウィン全面展開。DSCN8446.JPG7

レジ前の島陳列にも、
ハロウィンの仮装グッズ。DSCN8444.JPG7

食品売場側の主通路にも、
ハロウィングッズの島陳列。DSCN8427.JPG7

キッズ衣料品売場にも、
ハロウィンTシャツ。DSCN8428.JPG7
つまり直前のプロモーションには、
全店挙げての提案をする。

しかしウォルマートの特徴は、
「早仕掛け・際の勝負」

だからハロウィンの先にも目を向ける。
つまり11月第4木曜日の感謝祭。

サンクスギビングデーには、
ターキーを食べる。
だからそのターキー用ポットを、
島陳列で展開。
DSCN8433.JPG7

そしてさらにさらに、
クリスマスグッズも、
「早仕掛け」。
DSCN8438.JPG7

これが盛大な陳列。DSCN8436.JPG7
ただし早仕掛けは店の一部で、
それでも極めて印象的に。

直前のプロモーションは、
店舗全体で展開する。
それによって、見事にバランスが取れる。

それがウォルマートの仕掛け方。

オーガニック牛乳のPB。
パッケージがリニューアルされて、
センスアップされた。DSCN8418.JPG7

ウォルマートに対抗するのは、
クローガー。
DSCN8556.JPG7
非食品強化型のマーケットプレース。

入口は常に、素晴らしい花売場。
顧客を迎える姿勢にあふれている。DSCN8552.JPG7

高い天井、採光システムのスケルトン。DSCN8550.JPG7

平台を多用した市場風の青果部門が、
クローガーの特徴。
DSCN8553.JPG7

花、青果、そしてデリカテッセン。DSCN8502.JPG7

イートインコーナーの一角で、
店長Interview。
DSCN8494.JPG7

ティム・プレス店長。DSCN8496.JPG7
クローガーの企業政策と、
この店の競争環境を、
わかりやすい英語で丁寧に語ってくれた。

イオンリテールの団員からの質問も、
的を得ている。
DSCN8495.JPG7
特に「クリック・リスト」に質問が集中。
クローガーのオンライン販売の戦略。

それは宅配しないこと。
オンラインで注文を受けて、
店内でピッキングして、
ドライブスルー方式で受け渡しする。

もちろんアマゾン対策。
宅配に関しては現在、
ウーバーと交渉中。

この事業は決定的に、
コストとの闘いだ。

だからそこには慎重に、
そしてシビアに対応する。

プレス店長を囲んで全員写真。
DSCN8499.JPG7

私はもう何度も会っているので、
顔なじみ。
DSCN8500.JPG7
ありがたい。

そしてテキサスの雄HEB。
その非食品強化型フォーマット。
H・E・B plus!
DSCN8589.JPG7

ウォルマート対抗型のフォーマットだが、
そのカギを握るのは生鮮とデリ。DSCN8574.JPG7

ハロウィンプロモーションは、
低い位置で展開。
それがユニークだ。DSCN8575.JPG7

こちらは人形の群像。DSCN8577.JPG7

そしてデモンストレーションコーナー。DSCN8584.JPG7

店舗奥主通路には、
グルテンフリー商品を集めたコーナー。DSCN8559.JPG7

そして牛乳はなんと、
1ガロン1ドル15セント。
1リットルにすると30円。DSCN8562.JPG7

店舗左サイドには、
ハロウィンの大デモンストレーション。DSCN8566.JPG7

ウォルマートとは違って、
ハロウィンに一点集中。DSCN8568.JPG7

エンターテインメントコーナーも、
ハロウィンのディスプレー。DSCN8570.JPG7

出口にもハロウィンプレゼンテーション。DSCN8588.JPG7

ウォルマートはウォルマート、
HEBはHEBだ!

そんな意志が感じられる。
全米で唯一、
ウォルマートとのガチンコ勝負を、
勝ち抜く企業。
それがテキサスのHEBだ。DSCN8591.JPG7

そのHEBのアップスケール店舗。
セントラルマーケット。DSCN8464.JPG7

青果のトップにある氷の壁。
アイス・ウォール。DSCN8469.JPG7

そしてハーブの大型平台。DSCN8471.JPG7

リンゴ売場は圧巻。DSCN8472.JPG7

ワンウェイコントロールの店舗で、
青果からつながるこの売場。
左が鮮魚の対面コーナー、
右が精肉の対面コーナー。
それが向かい合っている。DSCN8476.JPG7
顧客はここにやって来て、
メニューを決定する。

そのあとはワインコーナー。
このアイルはすべてロゼ。
圧巻。
DSCN8480.JPG7

チーズ売場の島陳列。
DSCN8487.JPG7

ベーカリーからオリーブバーへ。
そして惣菜、デリ、
イートインコーナーへ。DSCN8488.JPG7
イートインの広大なスペースがあるから、
惣菜がよく売れる。

当たり前のことだが、
その惣菜がおいしくて、
リピート客が増えていかねばならない。

セントラルマーケットは、
それを成し遂げて、大人気だ。

同じショッピングセンターに、
コンテナストア。DSCN8463.JPG7

「包装する」がコンセプト。
この新しいフォーマットは、
ユニークさにおいて抜きんでている。
つまり模倣が困難なビジネスモデル。DSCN8458.JPG7

レジ付近も解放的なつくりになっている。DSCN8461.JPG7

一方、アメリカ随一の廉売店。
ドイツからやってきた、
アルディ。
DSCN8602.JPG7

簡素な店内だが、
クレンリネスが行き届いて、
そのうえカラフルで楽しい。DSCN8592.JPG7

牛乳は1ガロン1.15ドル。
HEBプラスと同じ。
近隣で競争しているから。DSCN8594.JPG7

生鮮食品の力を付けた。
ドイツナンバー1企業の実力は、
ヨーロッパやアメリカで発揮されている。DSCN8595.JPG7

ちょうど売場変更作業をしていた。
たった1人、そしてレジに2人。
3人で店を回している。DSCN8598.JPG7

アルディもハロウィン販促を展開。
しかし申し訳程度。DSCN8600.JPG7
これはこれでいい。

そしてダラスに来るといつも、
クイック・トリップ。
コンビニのローカルチェーン。DSCN8635.JPG7
若人たちが写真をねだってきた。

店内に入ると、楕円形のレジが、
入口を向いていて、
店員がアイコンタクトする。DSCN8638.JPG7
このレジの設計がいい。
日本のコンビニは、ほとんどが、
レジは横向き。
アイコンタクトなし。

最新のセブン-イレブンの実験店は、
レジが出入り口と正対している。

このクイック・トリップを参考にしたか。

レジにずらりと顧客が並んだら、
すかさずレジ要員を増やして対応。DSCN8639.JPG7
アルディとは正反対。

これもこの店のポジショニングだ。

そして最後の最後に、
再びウォルマート。
ラスベガスの乱射事件に対して、
星条旗の半旗で哀悼の意を表明する。DSCN8630.JPG7

もちろん入口はハロウィン。DSCN8624.JPG7

ウォルマートは徹底している。DSCN8604.JPG7

主通路には島陳列。DSCN8620.JPG7

そして牛乳は、
HEB、アルディに合わせて、
1ドル15セント。
1リットル30円。
これは譲れない。
DSCN8616.JPG7

クリスマスショップがオープンしている。DSCN8606.JPG7

ホームセンター用品売場を、
クリスマス一色にして、
3カ月前の早仕掛け。DSCN8607.JPG7
ただし、「早仕掛け」は1点集中。
店全体は直前のハロウィン対応。

これ、重要なポイントだ。

そして銃売場。DSCN8609.JPG7
ラスベガス事件に哀悼の意を表しながら、
銃の売場は淡々と運営する。

ウォルマートのクソリアリズム。
そしてまさにウォルマートは、
アメリカの縮図であることを示している。DSCN8631.JPG7
アメリカに何を学ぶのか。
商売のネタだけではいけない。
どうすれば売れるか、
どうすれば儲かるかだけでは、
アメリカに来る意味がない。

それにどうすれば売れるかだけを、
考え、追究すると、
絶対に売れない。

むしろカズオ・イシグロのように、
無欲なくらいでなければいけない。

本当は、企業の哲学を読み取り、
自分はどうするかの意志決定をする。

そのためにアメリカを学ぶ。
そして意志決定には、
riskが伴わねばならぬ。

ウォルマートの銃器売場にも、
大きなリスクが潜んでいるのだ。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2017年10月04日(水曜日)

年末見通し好調な米国小売業へのイオンリテール秋の研修

世の中、どんどん便利になって、
今、JAL012便の機中。

ダラスへ向かっている。

それにしても、
アメリカの銃社会。
日経新聞の「春秋」が鋭い。

ネバダ州ラスベガスで起きた乱射事件。
日曜の夜、野外で音楽を楽しむ。
そのために集まった人たちに向け、
高層ホテルから自動小銃を乱射。
死傷者はあわせて600人ちかく、
米史上でも最悪の事件だ。

「在任中にオバマ大統領は、
銃規制の強化をこころみたが、
議会によって大部分が阻まれた」

「現職のドナルド・トランプ大統領は
もともと規制に後ろ向きだ」

ああ。

「社会の混迷をやわらげるべき政治が
機能不全におちいったままにみえる」

「そして米株式市場では事件後、
銃関連株が値上がりした」

あああ。

一方、それでもアメリカ小売業は元気だ。
日経新聞ニューヨークの横内理恵記者。
全米小売業協会(NRF)が、
年末見通しを発表。

「今年の年末商戦(11~12月)」とあるが、
これはホリデーシーズンのこと。
つまりサンクスギビングデーから、
クリスマスまでの商戦。

その期間の小売売上高の見通しは、
前年同期比3.6~4.0%増。

昨年が3.6%増、
過去5年間の平均は3.5%増。

それを上回る。

「例年より日数が1日多いうえ、
消費者信頼感の強さなどを背景に
強い内容になる」

昨年の感謝祭は11月24日だった。
今年は23日になる。
11月第4木曜日が感謝祭で、
その日からがホリデーシーズン。

だから1日分長くなる。

金額は6787億~6820億ドル。

しかし一部地域では、
ハリケーンの影響が逆風となる。

日本は台風、
アメリカはハリケーン。

年末商戦に向けて、
臨時従業員が雇われる。
小売業ではその数50万~55万人。

有力企業が正規雇用を増やしてきた。
アメリカでも人材確保が課題だ。
だから昨年実績57万5000人を下回る。

感謝祭の翌週の月曜日が、
「サイバーマンデー」。
この日が1年で一番ネットで売れる日。

今年も飛躍的な売れ行きが予想される。

日本にいても、アメリカに来ても、
話題の中心は、
Amazonをはじめとしたeコマースだ。

ああ。

さて私は昨夜から成田。
目が覚めると、成田の森。DSCN8377.JPG7

秋のアメリカ研修会が、
今日から始まる。

10月4日から23日まで、
20日間の長旅。

だから10月10日公示、
10月22日投開票の、
衆議院選挙の投票ができない。

この20日間で、
3つのツアーをコーディネートする。
イオンリテール、平和堂、
そして商人舎specialコース。

今日からはイオンリテール。
朝8時に成田国際空港会議室に集合。
DSCN8400.JPG7

人事部マネジャーの吉田元さんの司会で、
結団式と事前講義。

同行する三好智さんと土生和広さん。
三好さんはイオンコンパス社員。
土生さんはプロ添乗員。
DSCN8382-1

研修参加者も、
全員が一言ずつ挨拶。
DSCN8380-1

今回は北から南から、
店長が多い。
DSCN8381-1

そして私の朝の事前講義。
DSCN8383.-1JPG

既に事前講義で2時間語っているから、
ここはかいつまんでポイントを話す。

ハロウィンからサンクスギビングデー、
そしてクリスマスへの、
Hop-Step-Jumpのプロモーション。

その中で、
「早仕掛け・際の勝負」
そして大事な「早仕舞い」
DSCN8392.-1
しかし、今回は、
アメリカ国内も緊張している。

私たちも緊張感をもって、
しっかりと研修する。

その後、出発口で、
全員写真。
DSCN8405.JPG7
では、行ってきます。

ドラッカーが言っている。
「意思決定には常に、
リスクが伴わねばならない」

続けて言う。
「そのリスクに比べて、
成果は上回っているのか」

ここが大事なポイントだ。

私も必ず、
成果が上回るように、
気を入れて頑張ります。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2017年10月03日(火曜日)

「リスクを負わねば計画ではない」と「vs.アマゾン」の黒船

3月の商人舎標語。
そして月刊商人舎10月号の、
[Message of October]
リスクを負って計画せよ!

ピーター・ドラッカー先生から、
インスパイヤ―されて書いた。

週次の計画も、
年次予算も、
中長期計画も。

リスクを冒して計画する。
どんな計画も、
リスクを回避する手立てではない。

そこに感動した。

日経電子版の「経営者ブログ」
鈴木幸一さん。IIJ会長。
日本のインターネットの草分け。
タイトルは、
「さまよえる幽霊船」

「船が沈みかけると
ねずみが逃げるというけれど、
沈没寸前の船というより、
幽霊船のようだね」

民進党のこと。
あるいは希望の党か。

「選挙になると、
劣勢を伝えられる政党が突然瓦解して、
人気がでそうな政党ができると、
党を逃げ出してそこに集まる」

鈴木さんの米国の友人の言葉。
日本の大学の教員を10年務める。

「ほんとうに日本は平和ボケなのか、
政治については、
いい加減で済ませばいいと思っているのか
メディアも政党政治そのものの危機だとか
そんなことには触れずに
済ませている気がする」

お恥ずかしい。

家族の成り立ち、
地域コミュニティの在り方、
会社の組織、
顧客の階層構成。

あらゆる集団が変容している。
政党だけが変わらないはずはない。

「近接する北朝鮮の問題も
他人事で済ましているのだから、
すごい国だと改めて思うな」

そんなアメリカでも、
ラスベガスで乱射事件が起こった。

「世界的に騒がれている
ポピュリズム以前の国だな。
党名も『希望』だとか『こころ』だとか、
なんだか恥ずかしくならないのかなあ」

恥ずかしいのは、
あなたの国の大統領。

しかし、どっちもどっちか。

だから、
選挙に行こう!
投票しよう!!

期日前投票の制度は、
ずいぶん進化した。

投票日に仕事する商人にとって、
投票行動はやりやすくなった。

理想を求めつつも、
「わずかでもましな方」を、
選ぼうよ。

ずっと言い続けている。

さて日経ヴェリタストーク。
日経電子版に掲載。
「vs.アマゾン」

ジェフ・ベゾス率いるアマゾンは、
全売り上げの25%を、
ドイツ、日本、英国の3国で稼ぐ。

生鮮食品や総菜は、
スーパーマーケット優位が、
揺らがないはずだった。

しかしこの分野でも、
アマゾンの存在感が増している。

アマゾンの株価は、
創業から23年で一時1000ドル。
初値の36倍となった。

時価総額は4600億ドル。
世界最大企業ウォルマートのほぼ2倍。
20170910_bezos

米英では電子商取引ECの3割を占める。

日本の小売業が、
流通外資の攻勢を受けるようになったのは
1990年代。

大規模小売店舗法が廃止され、
仏のカルフールや英国のテスコが進出。
しかし、生鮮食品の旬や鮮度に、
世界一厳しい日本の消費者から拒否され、
苦戦に次ぐ苦戦、ほどなく撤退。

どちらの店も今はイオンの傘下に入った。

しかし、この記事が指摘するのは、
「アマゾンとの戦いは次元が異なる」

第1は、「便利性」。
消費者はスマホがあれば店に行かずとも、
深夜や通勤中といった隙間の時間で、
買物ができる。

第2は、「アマゾンのアルゴリズム」。
世界中の利用者の購買データを分析し、
一人ひとりに最適な商品を薦めてくる。

日本貿易振興機構の2016年の調査。
アマゾンは日本のECシェアの20.2%。
楽天の20.1%を逆転した。

現在15兆円強の日本のECの規模は、
「22年度には、
26兆円に拡大する」

つまり5年で11兆円の増加。

リアルとネットが融合し、
新たに生まれる10兆円市場の争奪戦は、
「アマゾンに席巻されるだけだ」

イオンやセブン&アイも、
売上げに占めるEC比率が3%に満たない。
それで、両者はアマゾンに対抗する、
オムニチャネル戦略を推進する。

柳井正さん。
ファーストリテイリング会長兼社長。

ECをこう呼ぶ。
「世界最大の倉庫を持つビジネス」

衣料品の分野でも、
スマホなどを通じて、
好みの服を発注すればすぐ届く。

そんな仕組みを模索しながら、
ネットとリアルの店舗が、
「相互に補完するのが一番良い」と、
柳井さん。

日本のEC比率は、
ようやく5%を超えたところ。

アマゾンは北米で稼いだカネを
人工知能(AI)やデータセンター、
日本など海外への投資につぎ込んでくる。

つまり、アマゾンの計画は、
リスクを背負い続けている。

大きなリスクを負って、
それ以上の成果を上げる。

ウォルマートは米国で、
アマゾン以上のリスクを取って、
投資をしつつ、それに対抗する。

イオンやセブン&アイも、
それ以外の小売業も、
リスクを負う以外に、
アマゾンに対抗することはできない。

ただしこの記事が言う生鮮食品や惣菜は、
まだまだアマゾンとても時間がかかる。

私はそう確信している。

しかし、カルフールもテスコも、
日本ではさまよえる幽霊船だったが、
アマゾンこそ流通の黒船だ。

さて今日は、1日中、
横浜商人舎オフィスで、
月刊商人舎10月号の最後の入稿。

ひと段落つけて、
JRの成田エクスプレス。

1時間半で、成田空港。  IMG_2818.JPG7

その南ウィング。
IMG_2815.JPG7
明日からアメリカへ。

今夜はその前泊。

明日から3週間。
アメリカに身を置いて、
この問題に関しても、
じっくり考えてみようと思う。

この面では日本よりも進んだ、
米国に居続けることは、
私に何かを教えてくれるに違いない。

〈結城義晴〉

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