結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年10月02日(月曜日)

「十月、充実」で選挙に行こう! 投票しよう!! 疾走しよう。

Everyone! Good Monday!
[2017vol40]

2017年も第40週、
10月の第1週です。

今日は10月2日。

一月、往ぬる、
二月、逃げる。
三月、去る。

四月、五月、六月、七月と過ぎて、
八月、跳ねる。
九月、下る。

そして、十月、充実。

それにしても、
落ち着かぬ地球にありて月仰ぐ
〈朝日俳壇より 彦根市・阿知波 裕子〉

(長谷川櫂選評)
昨今何かと騒々しい地球。
隣りの月は静かなのに。

日本では衆議院選挙。
10月10日公示、
10月22日投開票。

小池百合子「希望の党」が、
民進党からの合流候補者を選別する。

だから枝野幸男代表代行らは、
党内リベラル派をまとめて、
「立憲民主党」を立ち上げた。
共産党・社民党と連携して、
第三極を形成する。

もう、古い存在なのかもしれないが、
わかりやすいポジションをつくる。

「希望」は「維新の会」と連携しつつ、
民進党の右寄りの候補を集めて、
自民党と対峙する。

どこまで自民党を食えるか。
東京都議選のときは、
公明党が小池側についた。
しかし今度はそうはいかない。

小池劇場は、
消費税増税問題で、
安倍晋三から一本取った。

しかしその後、
ちょっともたついて、
しかも若狭勝前衆院議員など、
失点を重ねて、混沌。

三者三様の混迷。
選挙戦自体は面白くなったが、
今、そんなことをやっていていいものか。

月を仰いでいたい気分だ。

しかし、毎回総選挙の際には、
いつも、このブログで訴える。
選挙に行こう!
投票しよう!!

投票日は日曜日。
この日に仕事があって、
全体に投票率が低い業種・業態の人々が、
投票行動を起こしたら、
大きな社会変革ができる。

アメリカではトランプ大統領が、
フットボールのNFLや、
バスケットボールNBAの選手・協会と、
また、いざこざを起こしている。

スペイン東部カタルーニャ自治州では、
独立の是非を問う住民投票。
中心地はバルセロナ。
州政府の発表では、
即日開票の結果、
独立賛成票が90%に上った。

秋麗や地球を守るパリ協定
〈同 ドイツ・ハルツォーク 洋子〉

ドイツに在住の俳人。
「秋麗」は、
麗らかに晴れ渡る秋の日のこと。

うららかな秋の日にも、
憂鬱なことは少なくない。

それでも土曜日曜の週末、
スポーツの世界で痛快なこともあった。

第1に、プロゴルフ。
日本女子オープンで、
畑岡 奈紗(18歳)が2年連続優勝。
通算20アンダーのぶっちぎり。
このメジャー大会での連覇は、
あの樋口久子以来40年ぶり。

158センチと小柄だが、
男子の松山英樹のような選手が出てきた。

その松山英樹は、プレジデンツ杯で、
世界選抜の一員として、
最終日のシングルマッチに出場。
全米プロで敗れたジャスティン・トーマスを
3アンド1で破って、快勝。

スカパーで生中継していて、
チラチラ見ながら応援した。

第2は、日本プロ野球セリーグ。
ラミレス監督のDeNAが、
クライマックスシリーズ出場を決めた。

私はこのシリーズ自体には批判的だが、
それでも良い監督が出場するのは、
とてもいいと思っている。

さらに第3に器械体操。
カナダ・モントリオールで、
今日から世界選手権開催。
内村航平と白井健三が、
優勝・準優勝を独占するかもしれない。

これもいいニュースだ。

私たちも頑張って、
10月を乗り切りたい。

秋天を秋天らしく描く雲
〈同 高松市・白根 純子〉

その10月の販促企画。
Weekly商人舎の、
月曜朝一・2週間販促企画

中華人民共和国の国慶節は、
昨日の10月1日。
中華民国は10月10日。
いわゆる建国記念日。

大型連休で日本にやって来る。
インバウンド消費は盛り上がる。

10月4日(水)は十五夜。
さらに9日(月)の体育の日が加わって、
今週末から3連休。
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月末の10月31日ハロウィンに向けて、
この1カ月間はオレンジ色一色か。
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ボジョレーヌーボーや正月お節も、
本格的な受注合戦。

「充実の十月」にしたい。

私はと言えば、
10月4日(水)から、
10月23日(月)まで、
アメリカを転々とする。

ダラス⇒ニューヨーク、
⇒ダラス⇒サンフランシスコ、
⇒シカゴ⇒ニューヨーク。

私も頑張ります。

さて「コンビニ毎日利用」
一昨日の日経新聞朝刊。

インターネット調査会社マクロミルが、
世界主要15都市で、
消費者に行ったアンケート調査。

「ほぼ毎日コンビニを利用」と答えた人、
第1位はタイのバンコク、53%。
第2位は、台北の47%、
第3はインド・ムンバイの19%。

東京は第5位で18%。

意外だ。

一番低いのはフランス・パリの3%。
これは納得。

一方、「スーパーをほぼ毎日利用する」
バンコクは13%。
台北、ムンバイは5%強。

東京が19%で、
コンビニに並んだ。

これは意外でもないが、
両者の落差が意外だ。

どうも、業態間の顧客争奪関係に、
ちょっとした異変が起きている。
ドラッグストアはどうなんだろう、
総合スーパーはどうか、
百貨店はどうか。

知りたくなる。

10月から12月までの3カ月間。
懸命な疾走がその関係性の変化を、
一層、際立たせるに違いない。

まずは「十月、充実」
では、みなさん、
Good Monday!
〈結城義晴〉

2017年10月01日(日曜日)

[日曜漫歩]ヤオコー川越本社と川越南古谷店

神は7日目に休んだ。

神は、1日目に昼と夜をつくり、
2日目には、天をつくった。

3日目に海と地をつくり、
植物を茂らせた。
4日目には、
太陽と月と星をつくった。

5日目には、魚と鳥をつくり、
6日目には、動物をつくり、
自分に似せて、
とうとう男と女を創造した。

そして7日目に神は、休んだ。

しかし、川野幸夫さんは、
7日目も休まない。
「日曜日は店回りです」

ヤオコーの店も、もちろん休まない。

その川野さんを訪ねた、
10月初日の日曜漫歩。

横浜から東横線、副都心線、
東武東上線が一本でつながって、
埼玉県川越駅へ。
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駅につながるアーケードを抜ける。
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左手の建物群。
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その左端にヤオコー本社。
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株式会社 ヤオコーは、
日本のスーパーマーケットの代表。
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28年連続増収増益、
エクセレントカンパニー。
年商3431億円・首都圏1都6県に154店。

今日の本社は休館。
しかし、入り口を開けてもらって、
入館。
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応接室で、
7日目も休まない川野さんと対談。
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どんな質問にも、
メモなしで答えてくださる。
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政治のことから、
消費増税と軽減税率のこと、
産業全体のこと、
経営のこと、その哲学のこと。
会社のこと、売場や商品のこと。
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話はどんどん展開して、
2時間にも及んだ。
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そして最後にツーショット。
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ありがとうございました。

本社を辞して、南古谷へ。
ショッピングセンターのウニクス。
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ホームセンターのセキチュー。
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トイザらスとスポーツオーソリティも、
テナントとして入居。
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どちらも本国アメリカでは、
倒産してしまった。

このウニクスの核店舗が、
ヤオコー川越南古谷店。
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2003年、オープン。
ミールソリューションへの挑戦店舗として、
日本中の話題をさらった。
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そして今年3月30日、
大規模改装のうえ、
リニューアルオープン。
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惣菜売場が大刷新。
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O157事件のあと、セルフデリには、
十二分の配慮がなされている。
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売場は見事な出来栄え。
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駄菓子売場は新設されて、
その向かい側に文具売場が配置された。
結果、高い効率をはじき出す。
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さらにベーカリーの新しいチャレンジ。
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イタリアの食事パン「チャバタ」。
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日本全体の菓子パン主義を脱し、
ヤオコーにしかない食事パンを創造する。
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ヤオコーのブランドは最後には、
ヤオコーの商品に体現される。

神は、1日目に昼と夜をつくり、
2日目に、天をつくり、
3日目に海と地をつくり、
4日目に太陽と月と星をつくり、
5日目に魚と鳥をつくり、
6日目に、動物と人間をつくった。
そして7日目に神は、休んだ。

しかしヤオコーと川野幸夫さんは、
商売の神様を信じつつ、
7日目の商売を大切にする。

だから大繁盛していても、
どこかゆったりとしている。

〈結城義晴〉

2017年09月30日(土曜日)

「成長という価値観の外側」とサミット10月4日の「㊙セール」

2017年9月最後の日。

サルは木から落ちてもサル、
政治家は選挙で落ちれば、
ただの人。

そのただの人たちも、
そわそわしている。

日経新聞一面に、
「社長100人アンケート」報告。

このアンケートは、
国内主要企業の社長・会長に、
3カ月に1回実施。

今回は9月8日~27日で、
143社から回答を得た。

国内景気に関して、
「緩やかながら拡大している」は75.5%。
「拡大している」は1.4%。
併せて計76.9%。

これは前回の6月調査より、
約5ポイント上昇。

上場企業、大企業の経営者たちは、
景況拡大を感じている。

しかし国内景気が「横ばい」の回答は21.7%。
その全員が「個人消費の伸び悩み」を指摘。

つまり安倍晋三首相が誇示する景気回復、
「いざなぎ景気超え」などは、
約3割の経営者から「実感」されていない。

「実感がある」との回答は2割。

実感がない理由は、
第1に「個人消費の伸び悩み」が54.8%、
第2が「物価の伸び悩み」38.1%、
第3が「賃金の伸び悩み」26.2%。

「景気先行きへの不安が消えない中、
個人消費の動向は、
企業にとって大きな関心」

いざなぎ景気は、
1965年1月から1970年7月まで、
57カ月間続いた好景気の通称。
昭和40年から昭和45年までの5年半。
時は高度経済成長時代の真っただ中。

1964年に東京オリンピック開催。
その翌年から、1965年までは、
マイカーブームが起こり、
カラーテレビが普及し、
クーラーが一般的となった。

このcar、cooler、color TVの3Cは、
「新三種の神器」と言われた。

日本はこのいざなぎ景気の間に、
世界第二の経済大国となった。

しかし今、そんな景況感はない。
経済のライフサイクル論で見ても、
成長期のいざなぎ景気と、
成熟から衰退期の長期景気は、
まったく異なる。

昨日の日経新聞夕刊の「十字路」
鎌倉投信社長・鎌田恭幸さんが書く。
「成長という価値観の外側」

「日銀は戦後3番目に長い景気回復の下でも
『出口』を見いだせない」

そこで素朴な疑問。

「『経済成長』は実現可能な目標か」
「それが可能だとしても、成長によって、
国民生活の安心や幸福といった
本来の目的を達成し得るのか」

「経済成長を目指しても、
成長のみならず、本来達成すべき
国民の安心や幸福につながらない」

こうした現象を、
「経済や社会の構造的なジレンマ」という。

そこで、逆説的な提案。
「成長という名の呪縛からの脱却」

「成長を目的化しない」
そんな価値観。

「人にとっての安心や幸福とは何かに、
知恵を絞る」

「社会の持続的な発展に向けたヒントは、
成長を絶対とする価値観の外側にある」

もちろん会社は成長しなければならない。
だから企業にとってふさわしいのは、
伊那食品工業(株)の塚越寛会長がいう、
「年輪の成長」だろう。

社員の幸せを優先しつつ、
外側に薄皮のように、
必ず年輪を重ねる。

さてそんな価値観を持つ政治家は誰か。
そんなことを考えたりする。

今日は東京・水道橋。
東京ドームホテルと後楽園遊園地。IMG_2813.JPG7

川べりにモニュメント。IMG_2812.JPG7

そして中央線の下の神田川。IMG_2809.JPG7
ここで重要な打ち合わせ。

さて、サミット(株)の10月4日号チラシ。
創業以来初の「㊙セール」
サミットss

週刊誌仕立ての「週刊爽美都」

詳しい特売の内容は、
4日当日に来店しないとわからない。

記事風に仕立てられた誌面もある。
サミットsec_about

サミットの現在のビジョンは、
「日本のスーパーマーケットを楽しくする」

だから「オールスターセール」や、
「バイヤーの予算達成を懸けた熱き戦い」
こういった企画を連発してきた。
今回はその第4弾の企画、
㊙セール。

面白い。
やったぜハットリくん。

こういった顧客を楽しませる企画。
何よりも自分たちが楽しまねばならない。

顧客を店頭に呼び寄せるところがいい。

3Cが象徴した工業的な開発よりも、
小さくても小刻みな小売業のアイデアが、
個人消費を刺激する。

〈結城義晴〉

2017年09月29日(金曜日)

大木・松井秀夫さんの「8ヶ条」とライフ上期業績上方修正

今日は一日、
横浜商人舎オフィス。

夕方、来客。

松井秀夫さん
大木ヘルスケアホールディングス(株)
代表取締役会長兼社長。IMG_2807.JPG7
万治元年(1658年)、
近江商人の大木口哲が、
滋養強壮薬「大木五臓圓」を売り出した。
それが松井さんの会社のルーツ。

来年6月に創業360年を迎える。

医薬品卸売業中核の上場企業だが、
ドラッグストアや薬局・薬店の、
事業サービス業を志向する。

大木のMD商品を3割にもっていくのが、
ひとつの目標。

コスメ&バラエティ事業部、
コンタクトケア事業部、
健康食品事業部、
マーケ&プロダクト事業部、
インディペンデント支援のID事業部など
実に意欲的な挑戦を続けている。

大木の8ヶ条がいい。
ohkiman_hakkajo
「健康であれ」はいい。

そんな松井さんの話を聞かせてもらって、
その後、野田岩で鰻づくし。

10月28日に、社内研修で、
講演することになった。

今から、楽しみだ。

さて、日本の政局は緊張。
安倍晋三首相が衆議院を解散して、
10月22日の総選挙にまっしぐら。

日経新聞に二人の政治家の発言。
まず 山崎拓・自民党元副総裁。

かなり妥当な意見を述べた。
「前回の選挙は勝ちすぎた。
今回の選挙で3分の2を割るのは確実だ。
当面の憲法改正発議は、
あきらめざるを得ない。
改憲を大義に生きようとする政治家なら
絶対に解散はしない」

つまり安倍首相に批判的。

「北朝鮮の危機もある。
安全保障政策は超党派で
大多数の合意を得ないといけないのに、
選挙という大分裂を来すようなことを
やるのはあり得ない」

「解散は安倍晋三首相の保身のためだ」

「解散の大義はこじつけで、
説明するのは困難だ」

小池百合子東京都知事に関して。
「女性政治家の中で、
最も権力闘争に強い。
手法は小泉純一郎元首相に似る。
悪くいえばポピュリズム」

「小池劇場は始まっている。
自民党は思いがけない大敗を
喫する可能性がある」

この見解には私も賛成。

一方は、
仙谷由人元官房長官。
こちらは旧民主党。

衆議院解散について。

「北朝鮮の問題でこれだけ
Jアラートが鳴っている時に
衆院を解散してはいけない」

「集団的自衛権を行使するには
国会での承認が必要だ。
首相が本気で危機を感じているのであれば
解散はとんでもない話だ」

民進党の希望の党への合流には。

「1996年に旧民主党ができたときも、
社民党や新党さきがけでは
勝てないことを理由に、
若手が民主党に合流した」

「マクロン仏大統領が
6月のフランス国民議会選挙で
自身の政党と他党を
結集して勝利したように、
寄せ集め部隊が勝つこともありうる」

引退した政治家の「岡目八目」
当たりかもしれない。

さて、商人舎流通SuperNews。
ライフnews|
新店・既存店改装効果で2017年度上半期業績を上方修正

2017年3月1日~8月31日の連結業績。
営業収益3350億円、営業利益49億円、
経常利益51.5億万円、純利益24.5億円。
いずれも上方修正。

その理由の第1は、
新規店舗と既存店改装が収益に寄与。
第2は、販売促進施策が奏功。

粗利益率は前年を上回り、
販売管理費は適正化。

いいことづくめ。

ライフは派手なことはやらない。
しかしそれでも業績はいい。

今、政治は劇場型が大流行りで、
国民もそれに乗せられる。

しかし、日々の商売には、
のべつ幕無しの劇場型はいらない。
むしろ不向きだ。

ライフの店には、
その適正さがある。
店に健康さがある。
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それが上半期業績上方修正に、
表れたと思う。

では週末に向かって、
10月に向かって、
健康であれ。
個人も会社も。

〈結城義晴〉

2017年09月28日(木曜日)

豪雨の後の第17回ドクターズ杯と「平均的な労働者の能力」

関東地方に激しい雨。

特に千葉県のいすみ市と大多喜町は、
午前6~7時半ごろに、
1時間100ミリの雨を観測した。

千葉県のローカル線久留里線は、
全線で運転を見合わせた。

お見舞い申し上げたい。

しかし昨日の夕方から私は、
その豪雨の中にいた。

昨夕のグレートアイランド倶楽部。IMG_2793.JPG7

今朝の6時46分にはこの状態。IMG_2794.JPG7

昨夕の1番ホール。
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やはり今朝6時46分の1番ホール。
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しかし午前9時ごろには、
雨が少し小降りになって、
第17回ドクターズ杯は、
時間をずらして開催。

マスターズの上を行くということで、
ドクターズカップと名づけられた。IMG_2797.JPG7
私が入ったパーティは、
左から松本英男さん、芋縄隆史さん、
そして本庄周介さん。IMG_2798.JPG7
松本さんは(株)スーパーアルプス社長、
芋縄さんは(株)コノミヤ社長、
本庄さんは(株)伊藤園副社長。

昼頃には雨も上がって、
ちょっとだけ青空が顔を出したりした。

それでも1日、雨模様。

雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、
何とか18ホールをラウンドして、
風呂に入ったら、ほっとした。

荒井伸也さんは今年、
80歳の傘寿を迎えられた。
しかし驚異的な気力・体力を発揮して、
完走ラウンド。
元(株)サミット社長・会長、
オール日本スーパーマーケット協会会長、
現在は名誉会長。

ハンデ戦だったが、
私は荒井さんに1打負けた。

しかし負けても悔しくはない。
荒井さんのすごさに敬服しているから。

優勝は江島祥仁さん。
伊藤園副会長、73歳。IMG_2801.JPG7
おめでとうございます。

江島さんはこのドクターズ杯で、
4度目の優勝。
すごい。

ちなみに荒井さんは2度の優勝、
私も、何とか2度優勝している。

1時間に100ミリの記録的な雨。
そのあとのゴルフコンペ。

記憶に残る第17回ドクターズ杯だった。

日経電子版の「経営者ブログ」
丹羽宇一郎さん。
元伊藤忠商事社長・会長、
元中国大使。

タイトルは、
日本という「裸の王様」

矢部宏治著「知ってはいけない」
(講談社現代新書)

丹羽さんは、この本の、
「主権国家としての日本を疑う内容」に、
妙な納得感を抱く。

「端的に言えば、都合の悪い話は
聞かなかったことにするという
無頓着な国民性でしょうか」

そして述懐する。
「最近、日本という国が
『裸の王様』への道を着実に
歩んでいるように思えてなりません」

しかし、一方で、
日本の世界に誇れる、
大きな強みを1つ挙げる。

それは、
「平均的な労働者の能力」

「日本の政治・経済・社会を
動かしているのは
一部の特権階級や超エリート、
天才ではない」

「平均的な頭脳を持った、
平均的な労働者です。
世界的にもその質は
非常に高いといえるでしょう」

賛成だ。

「公教育はこれからも
極めて重要な課題です。
ばらまくように無償化などするのは、
よく考えてからにした方がいい」

これは安倍晋三首相への皮肉。
消費増税分の2兆円弱を、
教育の無償化に充てるという、あれ。
民進党の前原誠司代表も、
実は同じことを言っている。

「意欲ある、努力する若者に
平等に機会が与えられればよいのです」

賛成。

「しかし、20年は盤石だと考えたとたんに、
この強みも崩壊するでしょう」

「問題に真摯に向き合わない
無頓着さの一方で、
妙におごり高ぶってしまう部分も
あるからです」

「この国民性を自覚しましょう」

そしてアンデルセンの寓話。
王様は下着1枚で城下を練り歩くまで、
誰にも問題を指摘してもらえなかった。

「王様は裸だ!」

「こう言われてからでは
時既に遅しなのです」

これにも賛成。

「平均的な労働者の能力」
これは「働くこと」への日本人の真摯さと、
社会人教育の水準の高さに起因している。

日本の商業もサービス業も、
働く人たちの真摯さと、
学習能力に支えられている。

結城義晴著『Message』より、
「働くこと」

「働くこと」への
深い理解が求められている。

働くことの中身。
働くことの実態。
働くことの動機。
働くことの目的。
そして働くことの喜び。

どんな環境の中で働くか。
どんな時間帯に働くか。
どんな制度の中で働くか。
どんな会社で働くか。
そこからどんな働き甲斐が
生まれてくるのか。

私たちは誰もが、
このことに対して、
自分なりの回答を
用意しておかねばならない。

それなくしては、
企業活動も、
組織運営も、
日常生活もまっとうできない。

経営者は従業員に、
上司は部下に、
会社はパートタイマーに、
明快な「働くこと」の意味を
示さねばならない。

そして従業員は経営者に、
部下は上司に、
パートタイマーは会社に、
同じように明快な「働くこと」の意思を
伝えねばならない。

「働くこと」を通じた意思疎通は、
「労働」への深く、謙虚な理解から
生み出されるのである。

〈結城義晴〉

2017年09月27日(水曜日)

前原民進党「希望の党」合流の早送りとヤオコー「Ciabatta」戦略

悪いけれど、言わせてもらえば、
朝日新聞の価値は、いまや、
「折々のことば」にある。
鷲田清一さんの編著。

今日の第886回。
腑に落ちない
(言い習わし)

「納得できないこと、
合点がいかないことを、
人はこう言う」

受け容れることのできないことは、
「呑(の)めない」

感心できないことは、
「戴(いただ)けない」

油断がならないことは、
「食えない」

「だから『腹を割って』話すこともできず、
つい相手の『腹を探る』ことに」

「ごそっと、あるいはぐねぐねとうねり、
うごめく内臓の波動と、魂の波長とは、
どこか深く谺(こだま)しあっているらしい」

民進党の前原誠司代表。
「これから我々が歴史をつくる」
そう言って、新党「希望の党」への、
事実上の合流を表明した。

民進党所属の衆院議員らには、
希望の党からの立候補を促す。

民進党からの公認候補を認めず、
現在の公認は取り消す。

これでは政党の体をなしていない。

前原自身は無所属で出馬する。

一方、小池百合子「希望の党」代表は、
公認対象を一人ひとり選別する方針だ。

つまり、前原代表が一方的に、
希望の党への合流を表明して、
民進党の衆議院議員と立候補者が、
希望の党から選別されることになった。

これで民進党は事実上、
消滅することになる。

呑めない、
食えない、
戴けない。

腑に落ちない。

まあ、「民進党」の党名も、
長持ちするとは思えなかったけれど。
それに民進党支持者ではないけれど。

月曜日のブログで私、書いた。
「孫子に照らし合わせると、
小池百合子が勝ち、
安倍晋三は冷や冷やもの、
前原誠司は負ける」

コマの早送りとはなったものの、
その通りに動いている。

これも昨日のブログで書いたが、
理想を求めつつも、
「わずかでもましな方(ほう)」を、
選ぶしかない。

さて今日は朝から東京・大門。
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(株)True Data。
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「見えない真実を、
見に行こう」

今日は毎月恒例の、
取締役会。

私はもう、一番古い取締役。

上々の報告で、
さらりと終わった。

ID-POSとPOSのビッグデータからは、
政治の見えない真実も、
見に行けるかもしれない。

ランチは貿易センタービル最上階。IMG_2783.JPG7

東京スカイツリーが見える。
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(株)プラネットのみなさんとご一緒。
私の隣は玉生弘昌会長、
山崎哲哉取締役経営本部長、
手前は松本俊男常務取締役。IMG_2788.JPG7

その後、横浜商人舎オフィス。
急いで、仕事を片付けて、
千葉のグレートアイランド倶楽部へ。
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伊藤園レディスを開催する名門コース。
その一番ホール。
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明日は、第17回ドクターズ杯。
その前夜祭が今夜。

楽しみです。

さて、商人舎magazine。
週刊特別企画は、
ヤオコーの新ベーカリーMD「Ciabatta」戦略
〈購読者会員しか読めません、悪しからず〉

イタリアの食事パン「チャバタ」に、
本格的に取り組む。

その指導、および監修は、
エッツォ・マリナートさん。
ヴェネト州ヴェネツィアの人で、
ベーカリー「マリナート」のオーナー。
この店は歴史的な名店。DSCF9828

ヤオコーが取り組む「チャバタ」は、
ロンバルディア地方の食事パン。

日本のパン・マーチャンダイジングは、
菓子パンに偏りすぎている。

そのくせ食事パンは、
「食パン」一辺倒。
あるいはちょっとだけ、
クロワッサンなどのフランスパン。

ヤオコーはそこで、
イタリアの食事パンに目を付けた。

イタリア料理に合う。
ワインにも当然、ぴったり。
ヤオコーの商品構成にふさわしい。DSCF9813
チャバタのパンと、
チャバタのサンドイッチと、
チャバタ生地のピザ。

このヤオコーの新ベーカリー戦略は、
食える、
呑める、
戴ける。

腑に落ちる。

〈結城義晴〉

2017年09月26日(火曜日)

政界「液状化」と商人の三種の神器「鏡・玉・剣」のIntegrity

Robotics Studio。takashimaya
たった3坪の売場だが、10月4日、
髙島屋が新宿店9階にオープンさせ、
常設コーナーとする。

商人舎流通SuperNews。
髙島屋news|
しかしこういった最新売場は、
すぐに最新ではなくなる。

だから常に進化しなければならない。

そこで髙島屋は来年3月に6坪に拡大し、
アイテムを増強していく。
これがいい。

さて今日は、午後から、
東京・小平。
第一屋製パン(株)の本部長会議。
社外取締役として、
現場の長が集う一番重要な会議に参加。
得るところ多し。

その後、急いで、渋谷へ。
(株)リテイルサイエンスのオフィス。

盟友・大久保恒夫さんと対談。
セブン&アイの常務執行役員を退任して、
現在、リテイルサイエンス会長。DSCN7695.JPG7
7月20日のITセミナー以来だが、
なんだかいつも会っている気がする。

大久保さんとは、
互いにキャリアは全く違うが、
必ず話が合う。
DSCN7723.JPG7
楽しい対談だった。
「楽しい」というのも変な感想だが。

次の月刊商人舎で掲載予定。
乞う、ご期待。

さて、日経新聞一面記事。
大石格編集委員が主張する。
「政界液状化 見極める目を」

解散総選挙を控えた日本の政治を、
「液状化」と表現しつつ、正す。

「液状化現象」は、
大型地震が起こって、
地下水位の高い砂地盤が、
振動により液体状になる現象。

地上の比重の大きい構造物が埋もれ倒れ、
地中の比重の小さい構造物が浮き上がる。

「液状化が進む政界で、
少しでも固い地面を求めてさまよう
政治家たちを笑うのはたやすい」

「だが、私たちも同じ地面に
暮らしていることを忘れてはなるまい」

その通りだ。

「個々の候補者をよく吟味し、
わずかでもましな方を国会に送る」

「わずかでもましなほう」

仕方ない。

ピーター・ドラッカー先生が言う。
理想を求め、
手持ちの道具で、
Case by Case、
一歩一歩。

「わずかでもましな方」こそ、
手持ちの道具だ。

ケースバイケース、
一歩一歩。

大石編集委員。
「それを繰り返し、与党にも野党にも
信頼できる人材が増えていけば、
国がとっぴな方向に突き進むおそれは
少なくなるはずだ」

ただし、「理想を求め続ける」
これを忘れてはいけない。

日経電子版「経営者ブログ」
IIJ会長・鈴木幸一さん。
日本のインターネットの草分け。

風呂につかりながら、
岩波文庫の「神皇正統記」を読んでいる。
南北朝時代の北畠親房の書。
南朝の後醍醐天皇の側近だった。

「三種の神器」の説明に興味を抱く。

「天照大神がににぎのみことに与えた
鏡、曲玉、剣のことである」

その意味を端的に記す。
鏡=「正直」
玉=「慈悲」
剣=「知恵」

そして「もっとも重要なのは鏡」

この「鏡」こそ、私は、
ドラッカーの「インテグリティ」だと思う。

鈴木さんは読み解く。
「統治者は、
この三つのことを神器として
実践すべきである」

「しかもその理念を
世界に中心に据えようという
グローバルで普遍的な統治原理なのだ」

「それにしても、
『正直、慈悲、知恵』ほど、
日本ばかりでなく、
現在の世界の政治において
不似合いな言葉はない」

私は商売の世界では、
鏡・玉・剣の三種の神器を、
最優先したいと思う。

「統治者ばかりでなく、統治者によって、
恩恵を受ける側の人々の気持ちからも、
三種の神器を思い起こす振る舞いは、
消えてしまっている気がしないでもない」

だから商人は、
三種の神器を大事にするのだ。

「選挙も近いようだが、
正直、慈悲、知恵を選挙公約に掲げても、
ポピュリズムに訴えるはずもない」

然り。

理想を求め、
手持ちの道具で、
「わずかでもましな方」で、
Case by Caseで、
一票一票で、
正直、慈悲、知恵のある国へ。

進みたい。

〈結城義晴〉

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