結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年08月29日(火曜日)

北朝鮮弾道ミサイルと小売業「平和産業・人間産業」のtrade-off?

北朝鮮の弾道ミサイル1発。
中長距離ミサイル「火星12」と同型らしい。

今朝5時58分ごろ発射され、
6時12分ごろ落下。

発射はピョンヤン郊外のスナン区域。
北東方向に飛んで、約2700㎞飛行。

北海道の襟裳岬上空を通過。
その東方約1180㎞の洋上に落ちた。
その落下地点は、
日本の排他的経済水域外だった。

小野寺五典防衛大臣。
「イージス艦や
地対空誘導弾パトリオットミサイルによる
弾道ミサイルの破壊措置は
実施していない」

理由。
「自衛隊の各種レーダーで
発射を確認したが、
わが国に向けて飛来する恐れがない
と判断した」

弾道ミサイル破壊措置は、
どのくらいの精度があるのか。
どんな効果があるのか。

知りたいところだ。
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朝日新聞「折々のことば」
第857回。
これはいい手だ
と思って指す手は、
あまりいい手じゃない
ことが
多いんですね。
(羽生善治)
〈『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』から〉

「いい手と思って指す手は、
相手にしても狙いが明確なわけで、
可能性の幅は広がらない」

なるほど。

「感覚的に確信のもてない手、
ということはにわかに読みのきかない、
意外な手の応酬のほうが、将棋では、
深みのある名局になりやすい」

藤井聡太四段には、
「意外な手」が本当に多い。
もちろん羽生はその第一人者だ。

キム・ジョンウン労働党委員長にも、
ドナルド・トランプ米国大統領にも、
この「意外な手」がある。

こちらがいい手と思って指していると、
相手にも狙いがわかってしまう。

厄介な問題だ。

弾道ミサイルの思わぬ展開は、
勘弁してもらいたい。

一方、拉致被害者の家族。
日経の夕刊。

横田めぐみさんの母・早紀江さん、81歳。
「もう言うべきこともない」

田口八重子さんの兄・飯塚繁雄さん。
こちらは79歳で家族会代表。
「ミサイル問題ばかりで
拉致問題が埋もれてしまう」

有本恵子さんの母・嘉代子さん、91歳。
「日本は米国と連携して
北朝鮮と対話を試みるべきだ。
拉致問題や国際平和について
直接話し合わなければ前に進まない」

心情はよくわかる。
拉致被害者やその家族のことを、
忘れてはならない。

20世紀はトレードオフの時代だった。
「あちらを立てれば
こちらが立たず。

こちらを立てれば
あちらが立たず。

ならば、どちらかを
切り捨てよう」

しかし、21世紀はそうはいかない。
「あちらも立ててぬ
こちらも立てる」

そのために知恵を出し合って、
前に進む。

何より、粘り強さがいる。
諦めないことが必須だ。

それは拉致被害者家族の姿そのものだ。
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日経新聞8月15日の夕刊「あすへの話題」
社会学者・橋爪大三郎さんのエッセイ。
「ある教諭の悩み」

障害をもつ児童を現場で教える教諭。
「悩みがあるんです」

重度の障害児のための出張授業がある。
「その児童はベッドに寝たきりで、
呼びかけても反応がない。
毎週ベッドの傍に数時間坐っているだけ。
とても辛い。どうしたらいいでしょう」

そこで橋爪さんの答え。
「あのね、教育は、
結果ではないと思うのです」

「返事がなくても、
手を握れば体温が伝わる。
脈も打っている。
その交流が大事なのじゃないか」

「保護者にしても、子供のため
先生が来てくれて嬉しい。
すべての児童が平等に扱われる、
その原点をあなたがいま、
支えているのです」

これは商売も同じ。

「行動とは、
状態の変化のこと。

学習とは、
行動の変化のこと」

教育学の教え。
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「物理学をなぞった教育学は、
子供に、大人の思い通りの『違い』を
つくりだすのが教育だとする」

「じゃあ、それができなければ、
教育は失敗なのか。
その子供に価値はないのか」

いいえ、違います。

「子供は、そこに、
存在するだけで価値がある。
そして自分で変化する。
大人は、その成長の環境を整えるだけ。
その変化の、ほんの手助けをするだけだ」

どんな国にも子供はいる。
その子供たちの未来のために、
知恵を出し合って、前に進もう。

小売業は平和産業だ。
そして人間産業だ。
子供たちを大切にする産業だ。

トレードオフでは、
問題は解決しない。

〈結城義晴〉

2017年08月28日(月曜日)

「イータリーを見ずして死ぬなかれ!」と大丸松坂屋の「ROA評価」

Everybody! Good Monday!
[2017vol35]

2017年も第35週を数える。
8月第5週にして、
金曜日から9月第1週。

今日から横浜の小学校も、
夏休み明けの授業が始まる。

風渡るしづかな校舎夏休み
〈朝日俳壇より 鎌倉市 半場保子〉

それでもまだ暑さは残る。

先づといふ言葉の似合ふビールかな
〈同 横浜市小川龍雄〉

(稲畑汀子選評)
ビールで乾杯の音頭を取る作者。
誰もが口にする「先ずビール」という言葉、
自分も使っているおかしさ。

暑さは変わらねど、
8月第5週といっても、
9月第1週に含まれる。

Amen!

3月期決算企業は、
8月末が上期の締めとなる。

最後の攻勢に入っているのだろうか、
それとも余裕の上期末を、
悠々と迎えているのだろうか。

(株)商人舎スタッフと私は今週、
月刊商人舎9月号の編集業務に集中する。

その一方で、
10月のUSA視察研修会は、
第一次締め切りを過ぎたけれど、
鋭意、参加者募集中。

商人舎specialコース。

10月17日(火)~23日(月)の5泊7日。
凝縮した日程で、
ニューヨーク&シカゴを徹底制覇。

ニューヨークのイータリーもいいが。DSCN9097.JPG7

シカゴのイータリーもいい。
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どれも全部いい。

「地球イータリー化現象」

イータリーを見ずして死ぬなかれ!

それはウェグマンズに影響を与え、
ホールフーズにも色濃く反映された。
クローガー傘下となったマリアーノスも、
弱点が補われて、強力なパワーを持った。
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その最新店を訪れる。IMG_1089.JPG7

生鮮食品とデリの斬新さ。
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それを見下ろすイートインコーナー。DSCN7832.JPG7

ヘルス&ビューティも素晴らしい。  IMG_1080.JPG7

グロサリーはクローガーの良さを、
極めて巧妙に採用した。
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このチーズ売場。
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クローガーから取締役がやってきた。
しかしそのマネジメントスタイルは、
マリアーノスの強みをさらに際立たせた。IMG_1090.JPG7

もちろんウォルマート、ターゲット、
コストコ、アルディのワールドクラス。

インディペンデントは、
New Yorkのスチューレオナード新店。
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ゼイバーズ。
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フェアウェイマーケット。
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シカゴにはフレッシュファーム。
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そしてヘイネンズ。
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デリは本場のニューヨーク、シカゴ。
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もう、思い出すだけで、
その興奮が蘇る。

行ってみなければ、
良さはわからない。
訪れてみなければ、
感動は実感できない。

今回のspecialコースは、
勉強もしますが、それよりも、
感動の嵐を巻き起こします。

それと最後に、
Amazon傘下に入ったホールフーズ。
その店と売場と人を見てください。
「商人の本籍地と現住所」の、
意味がわかります。

是非、ご参加ください。

シャガールの恋人達や天の川
〈同 大分県日出町 松鷹久子〉
(大串章選評)ロシアで生まれ、
フランスに永住したシャガール。
「天の川」が幻想的な絵を思わせる。

さて、土曜日の日経新聞。
「Jフロント、店長評価にROA導入」

大丸松坂屋百貨店。
2018年2月期から、
店長の評価指標にROAを導入する。
Return On Aaset。

「従来は店舗ごとの利益が評価軸だった」
つまり店ごとの営業利益、経常利益。

「ROAは利益を総資産で割り、算出する。
工場を持つ製造業では一般的だが、
小売業で目標にするのは珍しい」

私は一番大事な指標を、
ROAだと言い続けてきた。

経営者の指標はこれに尽きる。
百貨店の店長クラスになると、
この指標は適切だろう。

「Jフロントは不動産事業を強化するなど、
『脱・百貨店』を進める」

「GINZA SIX」は今年4月に開業して、
大好評、大盛況。

この百貨店の新フォーマットは、
賃料収入を柱に据えた。

新しい評価基準は、
全国14店の大丸松坂屋百貨店の、
全店長が対象。

そして今期の見通しは、
営業利益ベースのROA平均4.6%。

「全店平均で5%以上」を目指す。
若林勇人取締役の言。

「達成度に応じて、
報酬や昇進時の評価に反映させる」

ROAの上げ方。
「売上高営業利益率」×「総資産回転率」
だから両方の率を改善させる。
すると偏りなく経営は良くなる。

「利益率改善には、
好採算品の比率を上げ、
経費を減らす意識が有効だ」

「ムダな在庫を減らしたり、
売掛金の回収期間を早めたりすれば
回転率アップにつながる」

安倍政権の新成長戦略が、
今年6月に公表された。

その中で、新たな目標の一つが、
「ROAの改善」

「一般的に日本企業の平均は、
2~3%台といわれており、
欧米企業よりも低い」

昨年度の米国小売業のROA。
Wal-Martは10.3%、
コストコは10.9%、
クローガーは8.0%。

アマゾン・コムは4.7%なのに、
ホールフーズは13.0%。

シアーズホールディングスは、
なんと▲25.6%。
Amen!!

日本の小売業は、
イオンが2.1%、
セブン&アイが6.6%、
ファーストリテイリングが7.3%、
三越伊勢丹が2.1%。

ユニファミマが3.6%、
イズミが7.5%、
ライフコーポレーションが5.8%。
平和堂も5.3%。

スーパーマーケットやドラッグストアで、
ROAを評価基準にするのは、
ちょっと無理があるが、
大型店ならばそれもいいだろう。

しかしJフロントのトップにも、
心得ておいてほしいが、
ROAこそ会社の評価なのだ。

天に唾するごとき評価とならぬよう。

では、みなさん、
今週も、感動とともに仕事したい。
Good Monday!

一緒に行きましょう。
New York & Chicago。

〈結城義晴〉

2017年08月27日(日曜日)

[日曜漫歩]小さな夏祭り

神は天地を創造した。
1日目に神は、昼と夜をつくった。
2日目に神は、天をつくった。
3日目に海と地をつくり、植物を茂らせた。
4日目には太陽と月と星をつくった。

5日目には魚と鳥をつくった。
6日目には動物をつくり、
自分に似せて男と女を創造した。

そして7日目に神は、休んだ。

こちらは違う神様だけれど、
篠原八幡神社。
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象徴は神輿。
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その夏祭り。
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横浜市の仲手原自治会館。
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提灯が並ぶ。
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提灯の先に櫓。
会場は仲手原二丁目公園。
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盆踊りの櫓が中心。
それが小さな夏祭り。
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櫓の周りに人が集まる。
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そして公園の外周には出店。
ヨーヨー釣りは大人気。
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スーパーボールは1回100円。
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ボランティアのおばあさん、おばさんたち。
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母親が子どもの手を握って、必至。
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綿飴も大人気。
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50円で夢が買える。
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最後まで行列だった。
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じゃんけん大会。
妹は勝ちました。
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お姉ちゃんは負けました。IMG_2485.JPG7
シンプルなものに人気がある。

ラムネやジュースが売られる。DSCN9844.JPG7

櫓の上では、
ビンゴ大会。
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これが意外な人気。
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そしてハイライトは、
やはり盆踊り。
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古い民謡もあるが、
最近の子どもたちに受ける演目。
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櫓の舞台の上で踊る人たちは、
晴れがましそうだ。
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しかし最近の地元の盆踊りは、
金太鼓がご法度。
音響も抑えて、早めに終わる。
近所から「騒音だ」と苦情が出るからだ。
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それでもアンパンマン音頭は楽しい。
盆踊りが、夏祭りの真ん中にある。
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しかし、ボランティアの夏祭り。
一番、実利があるのは、
セブン-イレブン。
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駐車場に椅子とテーブルを置いて、
夏祭りに協力する。
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なぜか消防車も一般公開。
消防団員募集中。
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小さな町の、
小さな神社の、
小さな夏祭り。

ぶらっとのぞいてみたら、
いろいろな人から声をかけられた。

それが地元の夏祭りの良さでもある。

〈結城義晴〉

2017年08月26日(土曜日)

大曲の花火の「全国競技大会」と「商業高校フードグランプリ」

今夜は、大曲の花火。IMG_2470.JPG7

第91回全国花火競技大会。
秋田県大仙市。
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全国の花火師が技を競い合う。
日本最大の花火大会。IMG_2461.JPG7

昨日は豪雨。
雄物川が氾濫。

花火大会会場の桟敷席は冠水。

しかし必死の復旧作業で、
開催は間に合った。IMG_2462.JPG7

約1万8000発の花火。IMG_2463.JPG7

全国12都県から27業者が競演。
最も優秀な花火師には、
内閣総理大臣賞が贈られる。IMG_2464.JPG7

フィナーレ。
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テレビはBS103チャンネルで報道。IMG_2467.JPG7

私は2013年に大曲へ行った。
そしてブログ『ジジの気分』は、
「ジジと大曲の花火」
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あの時の感動が蘇った。
最後の打ち上げ。
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それが終わると観客席はライトの海。IMG_2476.JPG7

雄物川の対岸から、
花火師たちの赤い松明。IMG_2475.JPG7

両者が来年の再開を祈って、
雄物川を挟んだ光の交流。IMG_2478.JPG7
夏の終わりの風物詩。

ああ、2017年の夏も終わる。

日経新聞巻頭コラム「春秋」

「高校野球の決勝戦が終わると、
暑い季節の終わりも近い」

「高校生の集う全国大会といえば
甲子園が注目されるが、
彼らの活動はもちろん野球だけではない。
ほかの各種スポーツに文化系クラブ。
さらに最近広がるのが社会貢献活動だ。
甲子園ばりの全国大会も増えている」

「商業高校フードグランプリ」

商業高校の生徒たちが、
地元企業などとコラボレーションして、
食品を開発する。
そして実際に、
スーパーマーケットなどで販売する。

主催は伊藤忠食品(株)。
商業高校 の学習指導要領が、
2013年度から改訂された。
新科目に「商品開発」が導入された。

すばらしい。

商品の企画・開発から、
流通に必要な知識や技術を、
体験的に習得する。

そこで伊藤忠食品が、
CSR活動の一環として、
教育支援を始めた。

それが「商業高校フードグランプリ」

プロのバイヤーが参加する展示会で、
“食”の商品コンテストを開催。

予選を通過した高校が決勝に出場し、
決勝では試飲・試食提供・接客、
さらにステージで、
プレゼンテーションする。

「いいことをした若者を
ほめるのも大人の役割」

大会を主催する財団法人の幹部の発言。

記事は結ぶ。
「社会に関わりたい、
誰かの役に立ちたい高校生と、
志を応援する大人たち」

「いい夏の思い出を、
持ち帰れただろうか」

大曲の花火の特徴は、
1年に一度の、
日本最大のコンテストにある。

コンテストが商品を磨く。
商品開発の技を高め、
アイデアを生み出す。

「競争は商人を磨く砥石である」
エコス会長の平富郎さんの言葉。

そして結城義晴のMessage。
「競争はあなたの仕事です。」

初めに呼びかける。
「あなたは、競争が好きですか。
他者と競争することに、
喜びを感じられますか。
競争そのものを、
楽しむことができますか」

最後に問う。
「はじめから競争に参画しない者、
すなわち競争を楽しめない者には、
進歩も革新も与えられず、
能力開発の余地もないことをこそ
認識すべきでしょう」

「競争は、あなたの仕事です」

大曲の花火や商業高校フードグランプリ。
夏の終わりにちょっと無粋かもしれないけれど、
「競争は、あなたの仕事です。
競争は私たちのエネルギーです」

〈結城義晴〉

2017年08月25日(金曜日)

ユニー家田美智雄さんの訃報と「リーダーであること」

家田美智雄さんが、
亡くなった。

元ユニー社長、会長。83歳。

ユニーの子会社に、
ユーストアという会社があった。
経費率15%のスーパーマーケットで、
家田さんはまず、そのユーストアで、
画期的なイノベーションを生み出した。

それが評価されて、ユニーの社長を務め、
創業者の西川俊男さんのDNAから、
ユニーを脱皮させた。

家田さんのユーストア社長時代に、
月刊食品商業の取材に応じていただいた。
私はそれからのお付き合いだった。

初めてユーストア本社を訪れたとき、
Interviewが終わったら、
家田さんが自分で運転する車で、
次々に店を巡った。

どの店でも、
パートさんたちにどんどん声をかけて、
ランチは店の食堂で、
一緒に定食を食べた。

「ご飯と味噌汁のお替りは自由。
炊き立ての熱々のご飯と、
たっぷり具の入った味噌汁を、
いつも全店で食べてもらう。
これが私のやり方です」

家田さんはいい意味での、
「人たらし」だった。

ちなみに私が初めてお会いして、
すぐに一緒に、会社の食堂で、
昼食をご一緒した経営者は三人。

関西スーパーの故北野祐次さん、
ファーストリテイリングの柳井正さん、
そしてユーストア時代の家田美智雄さん。

どなたも歴史に残る経営者だ。

そんな家田さんのユニーは今、
ファミリーマートと経営統合した。
さらに今度は、
ドン・キホーテと融合しようとしている。

しかし、西川イズムと家田イズム。
ユニーの「商人の本籍地」は、
忘れないでほしいと思う。

ご冥福を祈りたい。

さて、朝、目覚めたら、
池のほとり。
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軽井沢プリンスホテルの、
コテージ群。
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東京・横浜は気温36度。
しかし軽井沢は22度。
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コテージ1004。
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軽井沢はもともと湿地帯。
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朝、二番目のスタートでゴルフ。
軽井沢72東入山コース。

今日は、渡辺義徳プロと、
一緒にラウンド。
レッスンをしてもらった。
目から鱗が10枚くらい剥がれた。
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渡辺プロは1964年生まれで、
日本大学ゴルフ部出身。
トーナメントプレイヤーでもあるし、
ティーチングプロとしては、
20年以上の実績をもつ。

私のスウィングの欠点を、
一目で見抜いて、
実に的確なアドバイスをしてくれた。

私も長年、その点を悩んでいた。

渡辺プロは、
KiZuKiレスキュー
で、
スイングチェックとアドバイスをする。
ゴルファーへのサービスアプリ。

もちろんレッスンもしてくれる。

軽井沢のアウトレットモールは、
雨模様ながら賑わっていた。IMG_2449.JPG7

(株)西武プロパティーズの経営。IMG_2448.JPG7
夏の終わりの休養。

本当にいい日だった。

さて、日経ビジネスオンライン。
「今日の名言」

「私の仕事は、
経営することではなく、
リーダーであることです」
〈ジェンスン・フアン〉

エヌビディア創設者兼CEO。

NVIDIA Corporation。
米国カリフォルニア州サンタクララの、
半導体メーカー。
PCグラフィックチップ界の、
技術的リーダー企業。

GeForceシリーズをはじめ、
Quadro、NVSシリーズで有名。
Tesla(テスラ)は、
スパコン演算専用プロセッサ。
Tegra(テグラ)は、
スマホやタブレット端末のチップ。

「私の直属として、
二十数人の部下が働いています。
彼らは全員がリーダーシップと
優れたインスピレーションを持ち、
そしてものごとの優先順位が
基本的に私と一致しています」

「もちろん
違うこともある。

その調整こそが、
私の仕事なのです」

家田美智雄さんも、
ジェンスン・フアンと同じように、
リーダーであることを仕事にしていた。

合掌。

〈結城義晴〉

2017年08月24日(木曜日)

軽井沢で考察した「アマゾン一強の可能性」への反論

夏の熱湯甲子園が終わって、
やっと暑い夏が戻って来た。
いや、やってきた。

しかし神奈川県横須賀市の小学生は、
もう明日が始業式。

ところが横浜市は、
来週月曜日の28日から、
新学期が始まる。

商人舎編集スタッフの鈴木綾子。
横須賀在住で、
子どもたちの宿題のことを話題にする。

今日は横浜も暑い。
その暑い中を、浦和から、
二宮護さんがやって来てくれた。
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私の大学時代の後輩で、
最も信頼する人間。

そして昔のバンド仲間。

誕生日も実は1年違いで、
まったく同じ9月2日生まれ。

大学を卒業してから、
日本実業出版(株)に入社し、
月刊「オールセールス」の編集をした。
その後、単行本やムックの編集長を歴任、
現在はフリーの編集者。

仕事を選びつつ、
本当に良いものをつくっている。

商人舎も来年2月で創立10周年。
腕利きの二宮さんに力を貸してもらって、
10周年記念の仕事をする。

ご期待いただきたい。

私は夕方16時32分の、
東京発はくたか571号で軽井沢へ。
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申し訳ないようだが、
夏の終わりの休養を兼ねた、
ゴルフ。
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軽井沢プリンスホテル。
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コテージ。
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そしてディナー。
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夜の湖畔。
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さて、日経新聞と特約のFT。
フィナンシャルタイムズ。
その21日の社説。
いつも刺激的な論点。

「アマゾン一強の可能性」

いきなり、すごいことを書く。
「アマゾンは従来の小売業の全てを
駆逐するだろう。
これは技術的、経済的な必然だ」

あ~あ。

「オンラインショッピングが
実店舗での買物に勝るものとなる中、
アマゾンはオンラインでは
規模が全てであることを
真っ先に認識した
――デジタル世界では
従来の「規模の経済」が
強力なネットワーク効果に
補完されるということを」

そして、さらに強みは、
「極めて低い資本コスト」

記者の印象。

一方、アマゾンの競合企業は、
まだこの点を認めようとはしない。

その筆頭はアルディ。
ドイツのハードディスカウンター。
先週、米国で、
「インスタカートとの提携」を発表。

インスタカートは、
ウーバーとエアビー&ビーの
両者のビジネスモデルを
食品宅配に応用したシリコンバレー企業。
「店舗から家庭への食品配達に
個人の車を手配している」

アルディの抵抗は無駄なのか。

「小売業の歴史は、
時代の波を先導する会社が
支配的な地位を確立する中で、
新しい業態が従来の業態から
成長と利益を吸い取る物語だ」

とても古いけれど、
マクネア教授の法則。

「百貨店という業態が米シアーズを、
世界最大の小売業者にした」
シアーズは、
ディスカウントデパートメントストア。
これは欧米の常識。

次に、
「大規模小売店という業態は、
米ウォルマートを
小売業の世界最大手にした」

さらに、
「ネット通販はアマゾンを
王者にしようとしているようだ」

そこで記者の判断。
「重要なのは、
支配的地位にある会社の
市場シェアを

誇張しないことだ」

そのとおり。

アマゾンは、
米国のeコマース小売市場の
約2割を握る。
しかしそのeコマースは、
「まだ米国の小売りの
約1割を占めるにすぎない」

「小資本のウーバー型ビジネスモデルが
低コストの配達につながり、
アルディはアマゾンより
優位に立てるのか」

つまりアルディ+インスタカートが、
アマゾンより勝るのか。

「そうなる理由は見いだしにくい」

理由の第1。
「アマゾンは、その気になれば
いつでも同じビジネスモデルを
採り入れることができる」

理由の第2。
そのモデルが、
どの分野でも意味を成すかは
全く定かでない」

「当のウーバーでさえ、
巨額の赤字を出している」

創業者トラビス・カラニックは更迭され、
ゼネラルエレクトリックを退任した、
前CEOジェフ・イメルトが、
次のトップ候補に挙がっている。

「歴史は、
小売業での支配は限定的で、
それも10年か20年しか
続かないことを示唆している」

この点には私、異論がある。
Wal-Martはすでに1990年から、
今日まで27年間、支配的だ。

「アマゾンのビジネスモデルは、
その常識を変えるかもしれない」

一強はという状況は、
どんなときにも考えにくい。

マーケットリーダーと、
マーケットチャレンジャー。
それらによる「複占」。

小売業に限らず、
ビジネス世界の鉄則だ。

そしてこれは、
マーケットシェアの視点からの見方だ。

いま、マインドシェアの世界観が、
コンテスト型競争時代を切り開く。

そしてこのマインドシェアの代表企業が、
ホールフーズマーケットである。

そのホールフーズを、
アマゾンが手中に収めたことが、
アマゾンをどう変えるか。

その意味でならば、アマゾンが、
マクネアの小売の輪論を、
超えるかもしれないと見ることはできる。

〈結城義晴〉

2017年08月23日(水曜日)

平和堂アメリカ研修事前勉強&報告会の「やらないことが問題だ」

第99回甲子園大会。
夏の風物詩。

埼玉県代表の花咲徳栄高校が優勝。
意外な感じがするが、
埼玉勢として初優勝だとか。

広島代表の広陵高校も完敗だった。
清原以来の逸材・中村奨成捕手も、
3安打して最多安打の記録を残した。

一方で、
将棋の藤井聡太四段。
第11回朝日杯将棋オープン戦で、
午前と午後に対局して2連勝。

その勝ち方がすごい。

棋譜を並べてみたが、
相手の想像を超えた一手で、
完全にしびれさせてしまった。

日本の将来は明るい。

さて、ウォルマート。
グーグルとネット通販で提携。
日経電子版が報じている。

2011年10月10日、
ウォルマートはすでに、
フェイスブックと提携している。

スーパーセンターの全店が、
それぞれFacebookのページを持って、
新商品情報や販促情報、
店内イベントなどの情報を提供。

それに続いて、今年9月下旬から、
今度はグーグルと組んで、
声で買物ができるサービスを始める。

ウォルマートは、
「グーグル・エクスプレス」に、
日用品など数十万点を出品する。
これはグーグルのネット通販・宅配事業。

顧客が「グーグルホーム」や、
スマートフォンに話しかけるだけで、
商品が発注できるようになる。

グーグルホームは、
対話型AI搭載スピーカー。

ウォルマートの通販サイトに登録した、
情報や店舗での購買履歴は、
顧客が希望すればグーグルに提供される。
このデータを生かすことで、
より簡単に買物ができる。

ウォルマートがグーグルと組むのは、
アマゾンが同様のサービスによって、
急速に顧客を増やしているからだ。

アマゾンは2014年に、
対話型AI搭載スピーカー「エコー」を発売。
「声で買物する」消費スタイルを切り開き、
ネット販売の勢いをつくった。

それに対してグーグルは、
2013年にグーグル・エクスプレスを開始。
アマゾンへの対抗サービスである。

今、「Amazon Effect」現象が見られる。
これは、あらゆる消費関連企業が、
アマゾン急成長の影響を受ける状況。

かつては「Wal-Mart Effect」だった。
それが現在は「アマゾン・エフェクト」。

だからウォルマートは、
フェイスブックやグーグルと同盟して、
アマゾンを囲い込もうとする。

プラットフォームとアライアンスとが、
最先端産業の戦略となっている。

そのあたりは、
月刊商人舎3月号特集を。
商品情報Platform

さて今日の私は、朝、
滋賀県彦根のホテルで目覚めた。

ハイヤーに出迎えてもらって、
南彦根の(株)平和堂本社へ。
HATOC(ハトック)と名づけられた新社屋。
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今日は1日中、
アメリカ研修事前勉強会&報告会。
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平和堂アメリカ研修は、
毎年2回ずつの開催。
この10月には第14団40名が、
ダラスとサンフランシスコへ向かう。

その事前勉強会が、今日の午前の部。
DSCN9685-1

アメリカの消費動向から、
チェーン小売業の動静までを整理。
そのうえで、小売業のミッションと、
平和堂が学ぶべきポイントを解説。
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第13団研修は4月に終えた。
それによってすでに、
経営トップ・幹部から店長、次長まで、
548名がこの米国研修に参加した。

今回は次の世代を担う若手が中心。
2時間目いっぱい、丁寧に語った。
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講義が終わると、
平和堂60周年記念パネルなどを見ながら、
昼食会場へ。
DSCN9692-1
社員食堂で、
夏原平和会長、平松正嗣社長、
そして夏原行平専務と、
昼食をとりながら情報交換。

午後は、第13団の報告会。
DSCN9695-1
経営トップ、地区長など幹部の前で、
アメリカで学び、調査し、それをもとに、
帰国後、現場で実践した成果を報告する。

大会議室には100名ほどが集まった。DSCN9697-1

開会のあいさつは、
第13団副団長の伊藤勉さん。
東海営業部東海第二グループマネジャー。
DSCN9699-1

第13団は6班に分かれて活動した。
各班がそれぞれ、15分間で、
活動報告をする。

第13団共通のテーマ、
班ごとのテーマ、
そして個人のテーマ。
それぞれにテーマを設定し、
取り組みをした成果が報告されていく。
DSCN9702-1

第14団のメンバーも、
事前勉強会を終えたまま、
会場に残って、真剣に報告を聞く。
もちろん経営トップも私も。
DSCN9717-1

2班ずつ報告が終わると、
参加者からは感想や意見、
鋭い質問が飛ぶ。
DSCN9722-1

私は2班ずつの報告が終わるたびに、
それぞれに講評をする。

福島繁取締役店舗営業本部長も、
コメントし、檄を飛ばした。
DSCN9727-1

そして私の総評。
DSCN9732-1

月刊商人舎8月号特集は、
「おためしのおすゝめ」
試食・試着・試用の経験価値Marketing。
その重要性を総括とした。
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最後は、第13団団長の締めの挨拶。
平塚善道SM営業部部長。
DSCN9733-1
これがとても良かった。

そして報告会のトリは、
夏原平和会長の講話。
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60周年を迎えて、社長を交代し、
平和堂にも変化が生じている。

「船が世界1週の長い航海を終えると
船底にはさまざな貝などが付着し、
速度が遅くなっている。
その余分な貝をきれいに落とし、
再び航海に出る」

「できないことが、
問題なのではない。

やらないことが、
問題なのだ」

DSCN9737-1
夏原会長の講話、
とても良かった。

報告会が終了したのは16時30分。

それから第14団は米国視察に向けて、
各班ごとの課題をディスカッションする。
その課題テーマの発表を聞いて、
再び三度、私の講評。
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6つの班のそれぞれのテーマを概括し、
「Serendipity」を語った。

第14団団長の佐々木裕さんと、
副団長の杉山茂生さん。DSCN9787-1
佐々木さんは滋賀大型営業部部長、
杉山さんはアルプラザ醍醐支配人。

その米国研修会を支える皆さん。
私の左は教育人事部長の本持真二さん、
人材育成課長の小椋秀男さん。
右は旅行課の種村基さんと清水進さん。
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良い研修会にしましょう。

一方、第13団と経営トップ、幹部は、
社員食堂のパーティールームで懇親会。
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アメリカ視察時の写真画像を映しながら、
全員がエピソードや感想を語った。
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締めは最年少の村瀬博昭さん。
今日が誕生日の精肉課バイヤー。
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100年企業への抱負を、
堂々と宣言してから1本締め。
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平塚団長を中心に夏原専務、
そして夏原会長。
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そして恒例の全員記念写真。
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真ん中で私だけ、
ハトッピーのポーズ。

すると次は、全員でハトッピー。
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夏原さん、1日、お疲れさまでした。
ありがとうございました。
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若い人たちが、
成果を出してくれます。

挑戦してくれます。

「できないことが、
問題なのではない。

やらないことが、
問題なのだ」

〈結城義晴〉

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