結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年12月05日(木曜日)

阪急うめだ本店、ライフ西宮原店、そして特定秘密保護法案

商人舎magazine
24時間無料公開。
それまで、あと3日。

Monthly商人舎は、
11月号特集で、
「奇跡のMERCADONA!」

これは絶対に読んでください。

それから短期集中シリーズ。
「この業態のこの一店」

今月は伊勢丹新宿本店と、
ザ・ビッグエクストラ彦根店。

今日のDaily商人舎は、
「アマゾンTOPページで
CEOの年末メッセージ」

どんどん充実してきていて、
私はほんとうにうれしい。

Daily商人舎は最新記事だけ、
毎日、無料公開しています。

しかし会員になると、
検索できるし、記事を、
集めたり寄せたりできる。

便利です。

よろしく。

さて今朝は、大阪・梅田で目覚めた。

頭はガンガン、
喉はカラカラ。

それでも何とか起きだして、
阪急百貨店うめだ本店へ。
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大規模リニューアルから1年。

営業面積は、
6万m²から8万m²へと拡大された。
百貨店にとって何よりも大切なのは、
立地と面積。

私はまだまだ、
足りないと思っている。

それでも関西地区最大級の百貨店。
しかも立地は絶好。

ただし食品売り場には、
世界最先端のトレンドは入っていない。

古い。

大阪駅の三越伊勢丹を臨む。
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こちらは大失敗。

今後どうするのだろうか。

梅田を後に、
新大阪へ。

ライフコーポレーション。
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セントラルスクェア西宮原店。

こちらは11月20日オープン。
プレオープンは19日。

二層で売場面積4971㎡(約1500坪)。
1階が食品売り場で、
2回が非食品ゾーン。
年間売上目標は40億円を控えめ。
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JR新大阪駅北口から北西に徒歩15分。
大阪出張の皆さんには、
絶対に視察してほしい店となった。

詳細は月刊『商人舎』12月号、
「この業態のこの一店」

つまり日本のスーパーマーケットを、
代表する店ということ。

ただし2階フロアは、
ドラッグ部門はまだいいが、
衣料品や住関連品など、
もっともっと頑張らないといけない。

その後、新幹線のぞみに乗り込んで、
帰京。

夕方から、
「杉山昭次郎先生を偲ぶ会」

新幹線の車窓に写る富士は、
美しかった。
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こんな写真、
いかがですか。
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ダブル富士。

遠くに見る富士。
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近くに見る富士。
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冬の富士こそ、
眺めるにはいい。
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そしててっぺんだけとなった。
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それもまたよし。

さて、帰ってきたら、
参議院国家安全特別保障委員会で、
特定秘密保護法案可決。

衆議院で強行採決され、
また参議院特別委員会で可決。

「秘密の範囲」はあいまい。
チェックする第三者機関設置も、
情報公開のルールも、
決まっていない中で、
採決だけがどんどん、
進められていく。

特定秘密保護法案は、
4つの分野を対象とする。
防衛、外交、スパイ活動、テロ。

これらのうち漏洩すると、
国の安全保障に著しく支障を与える情報を、
閣僚ら行政機関の長が、
特定秘密に指定するという内容。

公務員らが特定秘密を漏らした場合、
最高10年の懲役が科される。

私が最近強調し、繰り返していること。
1962年のジョン・F・ケネディの、
「コンシューマー・ドクトリン」。
第一に、安全である権利。
第二に、知らされる権利。
第三に、選択できる権利。
第四に、意見を聞き遂げられる権利。

日経新聞は、
自民党政府に対しても、
真っ向から反対を唱えることが
少ない新聞だ。

その日経が今朝の社説で、
「秘密保護の新提案議論尽くせ」と訴える。

11月28日の『大機小機』では、
「アベノミクス冷やす『秘密保護』」とタイトルして、
コラムニストが苦言を呈する。

「国民の『知る権利』や
報道の自由は、
民主主義の原点である」

「法案概要はそれに
『十分に配慮する』となっているが、
この国民の基本的権利を
第二義的に取り扱うのではなく、
最優先するのが民主主義である」

民主主義を強調する。

「自由な社会こそ活力の源泉である。
だからこそ規制改革が必要なのである。
自由にモノを言えない重苦しい社会は
国民を萎縮させる」

コラムはこれが、
デフレ心理を高め、
アベノミクスを冷やすと指摘。

私もそう思う。

今日の富士のように、
くっきりとした議論を尽くし、
その上で採決すべきだ。

民主主義のもとでこそ、
商売は花開く。

私はそれを確信している。

〈結城義晴〉

2013年12月04日(水曜日)

店舗巡りと新入社員講演・関西コーネル懇親会の大阪の一日

1年に一度、あるかないか。
というくらいに酔っぱらった。

通称「関西コーネル」の忘年会。
コーネル大学RMPジャパン修了生の、
関西在住メンバーによる懇親会。

みなさん、
ほんとうにありがとう。

良かった。
楽しかった。
嬉しかった。

さて商人舎magazine
24時間無料公開
は、
来週月曜日、12月9日。
午前0時から。

つまりは8日の日曜日の深夜
24時00分01秒から。
9日の24時まで。

ご期待ください。

その商人舎magazineの、
Daily商人舎。

毎日、重要なニュースが発信されるので、
目を通さずにはいられない。

昨日の国内ニュースは、
「セブン&アイ ニッセンを
TOBで連結子会社化」

今日は、
「COOKPAD検索ランキングから
見える食生活」

ワールド・ニュースは、
「感謝祭商戦、
ネット売上増も総支出は減」

アメリカのサンクスギビング週間、
ネットに持って行かれた。

これからの1カ月、
クリスマス商戦、
どうなるんだろう。

一昨日の国内ニュースは、
「ヤマダ あすから
ネット通販リニューアル」

これに対して、
Weekly商人舎日替り連載水曜日は、
「猪股信吾の勝手に企業サイト拝見」。
この連載は、
「ヤマダウェブコム使い勝手は?」
早速ヤマダウェブコムを使ってみた。

さて、いかが。

「粗削り」だが、果たしてどうか?

商人舎magazine、
絶好調です。

お申し込みは、
こちらから。

5人一組で、
紙の月刊『商人舎』と、
網の商人舎magazine。
1カ月1500円(本体価格)、
年間購読のみで1万8000円(本体価格)。

さて、日経新聞最終面の『私の履歴書』。
今月はフィリップ・コトラー先生。

なんと12歳の時に、
マルクスの『共産党宣言』を読んだ。
『資本論』と比べると、
ずっと短くて読みやすいが、
それにしても12歳でこの書に、
深く感動するとは。

天才は早熟だ。

シカゴ大学で経済学修士号を取得し、
マサチューセッツ工科大学に進む。

そこでポール・サミュエルソンの薫陶を受ける。
ノーベル経済学者。

金融理論はフランコ・モジリアーニ、
イノベーション理論はロバート・ソロー。

博士号の審査では、
サミュエルソンやソローから、
合格を貰った。

天才は早熟なうえに、
天が、大きな人物との巡り遭いを、
用意してくれる。

そのコトラーの師匠サミュエルソンは、
ハーバード大学博士号取得のときに、
ヨーゼフ・シュンペーターら3人の経済学者が、
審査委員だった。

シュンペーター等は、
「面接が終わり彼らは顔を見合わせて
『自分たちは彼から合格点をもらえたのだろうか』
と言った」

すごい歴史物語だ。

さて私の朝は、
大阪・堺から始まった。

朝から店舗視察。

はじめに神戸市東灘区、
阪急オアシス石屋川店。
阪神車両場の下の店舗。
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㈱阪食が志向する店づくりがあらわれた秀逸な店。
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日本の店づくりもここまできたか。

万代 豊南店。
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10月オープンの最新店。

この店はサービスカウンターで
ベーグルやドーナツ、
そして淹れたてコーヒーを販売する。
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これがよく売れている。

店長の小宮秀友さんと、
店次長の巽裕子さんを囲み、
案内役の黒田久徳さんと写真。
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黒田さんは㈱万代取締役で、
コーネル大学ジャパンの3期生。

高槻市に移動し、
万代高槻富田丘店。
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交差点をはさんで、
関西スーパーマーケットとエディオンが出店。
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目と鼻の先の競争になる。
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だから関西スーパーの出店に合わせ、
万代もリニューアルをかけた。
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店長の丹谷功一さん、頑張ってください。
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そして、万代の驚きの実験店。
万代巽北店。
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実験はレジ。
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チェッカーレジ台の奥に、
もう一列の清算端末がずらりと並ぶ。
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チェッカーは商品をスキャンし、
清算シートをお客に渡す。
お客は自分自身で会計処理をする仕組み。
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すべてのレジがこの仕組みになっている。

店長の長内隆さんと、
フロントエンドチーフトレーナーの小山ひとみさん。
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小山さんはこの夏のバンコク視察に参加してくれた。

システム担当取締役の山口成樹さん。
コーネル・ジャパン実行の3期生。
毎日、稼働状況をチェックしにきているという。
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最後は、 ファミリーマートとイズミヤのコラボ店。
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視察を終え、夕方に上本町へ。
インターナショナル・ハウス大阪。
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この会場で万代の新人フォローアップ研修が行われている。
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急きょ、彼らに講演をすることになった。
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133名が熱心に聞いてくれる中、90分間、
スーパーマーケットで働く意義を語った。
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幹部の皆さんと最後に記念写真。
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そしてこの夜は、もう一つのイベント。
関西コーネル・ジャパンの面々との、
久々の親睦会。
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みんなで記念写真。
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集まってくれたのは実行の第3期生。

話は弾み、酒もまわり、
一同別れがたく、カラオケへ。
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歌い、語らい、心弾んだ夜は、
あっという間に更けていく。
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私もみんなも、
しこたま飲んだ。
最後は元気にオー!
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それで話は冒頭に戻る。

1年に一度、
あるかないかの酔い方。
集まってくれたコーネル第3期生の皆に、
心から感謝。

ありがとう。

〈結城義晴〉

2013年12月03日(火曜日)

コトラーの「より良き社会を築く」と万代ドライデイリー会講演・懇親

今週は毎日、お知らせ。
カウントダウン。

来週月曜日12月9日。
その午前0時から、
商人舎magazine
24時間無料公開。


是非、是非、ご覧下さい。

Monthly商人舎は、
紙の月刊『商人舎』+2倍くらいの記事。

Weekly商人舎は、
例えば今日公開の記事。
「業態別10月の販売月報」。
そして日替り連載。

Daily商人舎は、
今日はまた、
「セブン&アイ ニッセンを子会社化」

毎日毎日、新しいnews。
昨日は「ヤマダの通販リニューアル」

それら積み重ねられた記事を、
全部、みることができる。

12月9日(月曜日)午前0時。
商人舎magazine
24時間無料公開。

乞う! ご期待。

今日は朝から大阪へ。

初冬の富士。
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東名高速道路のうえに、
富士の雄姿。
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澄み渡った空にぽっかり浮かんでいる。
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これもよい。
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富士を拝んで毎日を過ごす人々、
うらやましい。
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世界自然遺産の富士。
新幹線から見えるたび、
日本人でよかったと思う。
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さて日経新聞『私の履歴書』。
2013年最後の月は、
フィリップ・コトラー。

今日のタイトルは、
「教養の宝庫、古典に学ぶ」

子どもの頃に接した多くの本は、
『白鯨』のハーマン・メルヴィルや、
『魔の山』のトーマス・マン。

書くことへの関心が強かった。

シカゴの名門デポール大学に進み、
古典研究活動「グレート・ブックス」に参加。
プラトン、アリストテレス、マキャベリなど、
哲学者の思想に触れ、思索する。

それが「より良き社会を築く」ことへの興味を、
コトラーに湧き立たせる。

そしてこれが生涯のテーマとなる。

コトラーは述懐する。
「古典は教養の宝庫だ」

「過去の偉大な思想を知ることは
世の中を変える源泉になり、
若者には必要な栄養素のはずだ」

「より良き社会を築く」
このビジョンこそが、
人をリードする原動力だ。

同じ日経新聞『経済観測』が面白い。
菊地唯夫さんが登場。
ロイヤルホールディングス社長。
ファミリーレストランが好調。
ファストフードより単価が高いのに。

「ロイヤルホストは百貨店と同じように、
2012年、16年ぶりに既存店売上高がプラスに転じた。

「単価が上がると客数が落ち、
単価が下がると客数は増えるのが
これまでのパターンです。
しかし今は単価も上昇し、
客数も増えるという好循環です」

なぜか。

「けん引役を見るとシニア層です」

ん~、それだけか?

「好業績が景気のおかげなのか、
成長力によるものなのかを
間違えてはいけません」

1997年の失敗を振り返る。

95年・96年好調で、
97年から大量出店を始めた。

外食産業は97年がピークだった。
だからロイヤルの積極投資は、
時代と逆行。

だから菊池さんは慎重。
「13年12月期も
2期連続の増収増益を達成しそうですが、
同じ誤りを繰り返してはいけません。
引き続き既存店の投資を増やします」

菊池さんの見方はあくまで用心深い。
しかし将来へのビジョンは感じられない。

「より良き社会を築く」ために、
どうしたいのか。

それが聞きたい。

さて今日は、大阪まで来て、
万代ドライデイリー会定時総会。
万代のお取引先1000名が一堂に介する。
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いつもの通り、
㈱万代副社長の山下和孝さんが、
直近3カ月の業績を報告。
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第3四半期の3カ月の成績を
詳細な数値を挙げながら、
好調に推移したことを報告。

しかし、第4四半期、
消費税増税後の来期に向け、
厳しい観測をのべながら、
取り組み方針を発表した。

そのあと10月のヨーロッパ研修会の報告。
三井物産㈱の小林将人さん。
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コーネル・ジャパン第3期生。
総合商社の役割について、
そのメリット・デメリットを、
率直に整理した。

見事。

基調講演は恒例により、
結城義晴が担当。
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テーマはドイツ・スペインの研修会報告を兼ね、
「ヨーロッパに学んだこと、学ぶべきこと」
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はじめにドイツ・ケルンメッセのアヌーガのフェア報告。
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ドイツ小売業の動向、
アルディ、エデカの戦略、
さらにスペイン小売業の整理と、
メルカドーナの店づくり、マネジメントを詳細に解説。
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月刊『商人舎』11月で特集した
「奇跡のメルカドーナ!!」

好循環企業の本質は、
CS(顧客満足)とES(従業員満足)の両立。

万代が目指すのは、
「日本一働きたい会社、
日本一買い物に行きたい店」
これはメルカドーナと同じ。
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長時間のご清聴を感謝したい。

その後、3つの分科会で部門別の研修。
各分科会のまとめは、
万代からの来期の戦略提案。
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グロサリー部会では、
常務の西水啓介さん。
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コーネル・ジャパン奇跡の第二期生。

デイリー部会では、
執行役デイリー部長の黒田久徳さん。
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コーネル・ジャパン実行の第三期生。

来年の厳しい取り組みを率直に語りつつ、協力を要請。
この厳しさが万代の強み。

分科会終了後はいつものよう懇親会。
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加藤徹社長との話は弾む。
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三井食品㈱副社長の松本裕之さん。
ドイツ・スペインでご一緒したら、
最近いろんなところで会うようになった。
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加藤社長を囲んで㈱栄進の磯田雅人社長と
管理本部主任の岡田晋輔さん。
左はMDD会副会長の赤井慎一郎さん。
㈱日本アクセス大阪支店長。
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仕入れ開発担当部長の濱口正文さん、
営業副本部長の花岡健一さんも加わり談義。
栄進は今、第二の創業期。
磯田社長を中心にして乗りに乗っている。
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元気さが伝わってくる。

その磯田さんが中締め。
私も加わり、万代幹部の皆さんが登壇。
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右から山下副社長、
㈱あらた社長の仲川斗旨生さん、
阿部秀行取締役、
結城義晴、加藤社長、西水さん、黒田さん。

締めはもちろん大阪締め。
よーっ・・・・。
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しっかり締めて、握手。
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会の最後の最後は、
夜景の見える最上階で、
ドライデイリー会幹部の皆さんとのお疲れ様会。
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なぜか写真はモノクロ。
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モノクロ写真もいい感じ。
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実はこんな雰囲気。
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無茶ぶりの前田仁事務局長に要請されて、
私が最後のご挨拶。

そして今日のブログの締めは、
万代ナンバー2と商人舎ナンバー2の、
ツーショット。
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おあとがよろしいようで。
しゃんしゃん。

ただし「より良き社会を築く」。
すべてはそのためにある。

〈結城義晴〉

2013年12月02日(月曜日)

12月の商人舎標語は「小さく、狭く、濃く、深く」

Everybody! Good Monday!
[2013vol48]

2013年の第48週。
12月も第1週となりました。

泣いても笑っても、
あと1カ月。

気分は悪くない。

ジタバタせずに、
自分のできることを、
100%やり抜きたい。

折鶴の折り目正しく冬に入る
〈朝日俳壇 青森市・小山内豊彦〉

木枯やひたと揺るがぬ白鳥座
〈同 芦屋市・酒井湧水〉

今日は暖かいけれど、
冬です。

さて商人舎magazineから急告。

12月9日。
来週月曜日。
商人舎magazineの
24時間無料公開
実施します。

9日午前0時から24時まで。

8月1日に次いで、
二度目のプレゼント。

会員の方々はもちろん、
会員でない方々、
隅々までご覧ください。

Monthly商人舎は、
4月号から11月号までの7号分、
とくとご覧ください。

Monthly連載も、
Weekly日替り連載も、
もちろんDaily商人舎も、
フォトギャラリーも、
そしてデータベースも。
全部全部、ご覧ください。

パソコンからもスマホからも。
来週日曜日の24時00分、
つまり月曜日0時00分、
スタートです。

商人舎magazine、
無料大公開。

ご期待ください。

商人舎magazineのメッセージや情報は、
積み重ねられるばかりです。

ビッグデータとなっていきます。

乞う! ご期待。

ちなみに、
今日のWeekly商人舎日替り連載。
「月曜朝一 今週の販促企画はこれだ!」
ご覧ください。

さて今月の商人舎標語。
これは月刊『商人舎』12月号の巻頭言、
Message of Decemberでもあります。

「小さく、狭く、濃く、深く」

サム・ウォルトンは言った。
“Think small!”
「小さく考えよ」

「私たちが巨大な会社になったのは、
巨大な会社のようには
振る舞わなかったからだ」

アメリカのユークロップス。
いまやアホールドUSAの傘下だが、
そのトライ&エラーのコンセプト。

小さく始める。
ゆっくりと進める。
つねに改善する。

ピーター・ドラッカー先生も、
イノベーションのために、
含蓄のある言葉を贈ってくれる。

小さくはじめる。
シンプルさを貫く。
ケース・バイ・ケース。

近代化から現代化へ。
モダニズムから、
ポスト・モダニズムへ。

ボランタリーチェーンも、
フランチャイズチェーンも、
レギュラーチェーンも。

Deep & Narrow!
小さく、狭く、濃く、深く。
ひたすら顧客のために。

今年最大の収穫の一つ、
スペインのMERCADONA

リミテッド・アソートメント。

アメリカのトレーダー・ジョーも、
世界のコストコも、
ドイツのアルディも。

強いシングル・フォーマット企業は、
すべてリミテッド・アソートメント。

その理念は、
小さく、狭く、濃く、深く。

その精神は、
小さく、狭く、濃く、深く。

かつての重厚長大。
マス・マーケティングの時代。

しかし先進国では、
それだけではなくなった。

だからマス・カスタマイゼーション。

そしてこのマス・カスタマイゼーションは、
「小さく、狭く、濃く、深く」によってしか、
実現させることはできない。

2003年の㈱商業界2月ゼミナール。
私はメインテーマを、
「小さく、狭く、濃く、深く」と定めた。

商業界ゼミナールは、
昭和23年から始まり、
ピークの昭和50年代には、
3000人もの人々が集まった。

この中からイオンやヨークベニマルをはじめ、
あまたの優良企業が、
巣立っていった。

そしてこの商業界ゼミナールのメインテーマは、
その年の商業・サービス業の世界を、
リードするテーゼとなった。

私が2003年のテーマを、
「小さく、狭く、濃く、深く」と定めたのは、
サム・ウォルトンの影響。

通常の会社は、規模が大きくなると、
必ずといってよいほどに
「大企業病」にかかる。

しかしウォルマートにはそれが見られない。
不思議なことです。

私は、サムの「Think small」に、
その鍵があるのだと考えた。

それが「小さく考える」。
小さく、狭く、濃く、深く。

さて日経新聞『私の履歴書』。
フィリップ・コトラー先生登場。
「マーケティング」の最高権威。
82歳。

「気持ちの上では50歳だと思う。
90歳になり余生を考えることになるだろう」

素晴らしい。
私もこうありたい。

そのマーケティングを定義する。
「業績向上と顧客の価値・満足を創造することで
人々の生活の改善を目指す実践的な学問だ」

現在の自分の研究テーマ。
①「国家の経済発展において
巨大都市が果たす役割

②「資本主義をもっと
人間の幸福に資するように
再構築する方法」

ピーター・ドラッカー先生も、
日本びいきだったが、
コトラー先生も同じ。

「コトラーさんが来日すると
景気が良くなる。
もっと頻繁に来てください」
日本の経営者や学者から、
そう言われる。

「1970年代から80年代に、
来日するたびに繁栄を目の当たりにした」

その当時のコメント。
「私の理論を日本企業が
実践しているだけだ」

代表作の『マーケティング・マネジメント』。
世界の大学・大学院の教科書となり、
14回の重版。

私もよく引用するが、
凄い本だ。

12月の1カ月間。
毎日がおおいに楽しみだし、
コトラーのマーケティングを考えつつ、
今年を締めくくりたい。

さて昨日の日経新聞に、
塩野七生さん登場。

「日本がエースで勝つようになった」
野球やサッカーにたとえる。

トヨタ自動車、日立製作所、
さらに安倍晋三首相。

「エースで勝つと一番いいし、
座りがいい」

安倍首相に関するコメントが面白い。
「エースを中心にして前進するのが、
確実な『ジャパン・イズ・バック』。
安倍さんはまだ三振で打ち取っていない。
だから『帰ってきたエース』になってください」

「私はリーダーを見るときに
自分がよしとする型にはめない。
絶対オーダーメードだと思っている」

安倍首相の強み。
「安倍さんは民主的に権力を持っている。
2度もチャンスをもらい、
民主的な方法で絶対多数をもらった」

「そこでおじけ付いて
何もしなかったら、
政治家でないだけではない、
男でもない」

『ローマ人の物語』を完結させ、
『ローマ亡き後の地中海世界』『十字軍物語』、
さらに『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』を
書き上げた。

女の76歳は、
ひどく強い。

さて今週の結城義晴。
今日は土井弘さん、浅香健一さん、
そして鈴木國朗さんと研修会。

そのまま鈴木さんは、
商人舎に来訪。
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この後、立教大学で、
サービス・マーケティング講義。
コトラー先生に恥ずかしくない授業をしたい。

明日は関西へ。
万代ドライデイリー会で講義。

明後日は関西の店舗視察。
夜は関西コーネル・ジャパンの懇親会。
いまから楽しみだ。

木曜日に帰京して夕方から、
杉山昭次郎先生を偲ぶ会。

金曜日は朝、夜、アポイント。

そして土曜日は立教で、
結城ゼミ。

今週も忙しい。

それでも61歳、
ここまで社会から、組織から、
そして業界から、
親兄弟、先達や友人たちから、
いろいろな強みをいただいた。

それを最大限、活かして、
お役にたちたい。

だから忙しさは、苦にならない。
ここで、
何もしなかったら、
男じゃない。

塩野さんに叱られそうだ。

みなさんも、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2013年12月01日(日曜日)

ジジとギターとラグビーと[日曜版2013vol48]

ジジです。
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きょうから、12月。

でも、おだやかな日です。
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ボクはうとうと、
ねてました。
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いいきもち。

おとうさんも、
ひさしぶりにゆっくりしてから。
おきてきました。
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テレビ、つけた。
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ラグビー。
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おもしろい?
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ほんと?

ワセダとメイジ。
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いいゲーム。
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どっちが、
かったの?
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ワセダ?
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よかった。

それから、おとうさん。
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あれを、だしてきた。
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ギター。
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ボクも、すきです。
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むねが、わくわく。
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いいにおい。
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ヘッドのところ、
すきなんです。
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12月になるとなぜか、
ギターをひきたくなるみたい。
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それがおとうさんの12月。
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まあ、たのしんでください。
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あとひと月。
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いい年でしたか?
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たぶん、いい年、
だったんでしょうね。

ボクもいい年でした。
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ありがとう。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2013年11月30日(土曜日)

米国小売業の「早仕掛け」とブルボン小林の「言葉も食べている」

2013年11月最後の日。

私は東京・池袋の立教大学。
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校門にはボードが掲げられた。
「St.Paul’s Christmas」

銀杏の木は、黄金色の葉が、
はちきれんばかり。
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本館の蔦は赤く染まった。
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名物の中庭の銀杏は、
今年、少し葉が少ない。
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それでも3号館の蔦には、
趣がある。
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社会人大学院ビジネスデザイン研究科。
その結城ゼミ。

ゼミ生は修士論文に挑んでいる。
その締め切りがもう、
1カ月余りとなってきた。

まさに佳境。

みんな「尻に火がついた」。

それでも夕焼けの富士。
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日本は美しい。
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一方、アメリカはいま、
サンクスギビング週間。

昨日はブラック・フライデー。
「黒字の金曜日」。
1年で最大の書き入れ時。

明後日の月曜日が、
サイバー・マンデー。

インターネット販売が、
最高潮に達する日。

日経新聞の記事。
「米歳末安売り前倒し」。

私が言い続けているは、
「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」

「今年は暦の関係で商戦の期間が短く、
小売り各社が値引きの前倒しを急ぐ。
個人消費は粘り腰をみせているが、
中低所得者の消費動向には
先行き不安も漂う」

しかしウォルマートをはじめとして、
米国小売業の「早仕掛け」は、
今年始ったわけではない。

今年は暦の関係で、
第4木曜日が28日となった。
去年はそれが22日だった。

しかし昨年もウォルマートは、
「早仕掛け・早仕舞い」
私はそれを指摘した。

毎年毎年、早まる。

「キリがないじゃないか」

そのとおり。
それが競争。

この中でいかに、
自分らしさを出すか。

それが小売業のポジショニング戦略。

アメリカ商務省。
10月の小売売上高は前月比0.4%増。
7カ月連続増加。

全米小売業協会(NRF)の予測。
11~12月の小売売上高は
前年同期比3.9%増。

これは、
前年の伸び率をさらに3.5%上回って、
好感触。

ただし、それを引っ張るのは、
Eコマースだ。

調査会社のIHSグローバル・インサイトの予測。
11~12月のネット通販は、
前年同期比12.5~13.5%増。

だからブラック・フライデーも大切だが、
サイバー・マンデーも重要。

一つの方法に頼りたいという誘惑は、
これを退けねばならない。

さて今日の朝日新聞『天声人語』。
11月13日の朝日新聞『オピニオン欄』の再掲。
タイトルは「言葉も食べている」。
コラムニストのブルボン小林の主張。
41歳の小説家・俳人でもある。

小説家としては長嶋有の名で2002年、
『猛スピードで母は』によって、
第126回芥川賞受賞。
2007年には『夕子ちゃんの近道』で、
第1回大江健三郎賞受賞。

俳人としては長嶋肩甲の名で、
俳誌『恒信風』所属。

1998年から、ウェブサイトを立ち上げ。
「ブルボン小林のインテリ大作戦」。

多彩な才能を持ち、
自ら世界を切り開いてきた。

そのブルボン小林。
食材の偽装に関してコメント。
「以前、コーラと言われて渡された麦茶を
飲んで『うぇっ』と驚いた」

「事前にコーラという『言葉』を
与えられていたからだ」

ここから導き出した結論
「我々は物を食すとき、
言語も食べている」

偽装表示は、
だから許されない。

私は思う。

これは、食べるものだけに、
適用されることではない。

形のないものにも。
無形財、つまりサービスにも。

その「サービスの特性」は4つ。

第一に「無形性」。
形がない。

第二に「非分離性」。
生産と消費が同時に行われ、
分離することができない。

第三に「変動性」。
提供者、時間、場所によって変動する。

そして第四に「即時性」。
つまり「消滅性」。
だからサービスは在庫できない。

この無形財としてのサービスに関しても私たちは、
「言葉を消費している」

結城義晴著『メッセージ』より、
「言葉」

瞬間、言葉を失う。
言語シンドロームか。
会話イップスか。

言いたいことが言えない。
私にもある。
だからこれは許そう。

しかし、商売に言葉は欠かせない。
仕事に専門用語は不可欠だ。
取り引き・取り組みに会話の手はぬけない。

難しいけれど、それでしか表わせない深い意味。
そのまま英語だが、新しい魅力的な概念を込めた用語。
記号だけれど、何度も使うに便利なもの。

商品という単語。
売場という文章。
店という思想。

半面、疲れ果てた古い言葉。
心のこもらない接客七大用語。
口先だけのマニュアル常套句。

独り善がりのひけらかし修飾語。
売り言葉に買い言葉。
体系のない借りもののカタカナ羅列語。

はじめに言葉あり
言葉は神とともにあり
言葉はすなわち神なりき
(ヨハネ福音書)

言葉で仕事し、
言葉で思索し、
言葉で成長する。

新人諸君、先輩諸氏。
社長も部長も店長も。
モノ言わぬ者は、去れ。

評論家も、コンサルタントも。
識者も、学者も、編集者も。
考えぬ者は滅びることを知れ。

堤清二さんも、
言葉の人だった。
私ももちろん、
言葉の人でありたい。

みなさん、よい週末を。

〈結城義晴〉

2013年11月29日(金曜日)

堤清二セゾン創始者の『変革の透視図』と『日暮硯』

晩秋の銀杏。
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からりと晴れれば、
こんなにいい季節はない。
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商人舎オフィス裏の遊歩道。
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さて杉山昭次郎先生の絶筆。
『マス・カスタマイゼ―ション』。
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まだたいした宣伝をしているわけでもないのに、
大量注文があって、ニ刷決定。

ありがとうございます。

そのコンセプトと同期しているのが、
堤清二さんの名著『変革の透視図』。

お二人ともに、
昭和2年生まれで、
平成25年没。

11月25日に亡くなった堤さんに対して、
昨日、このブログで追悼文を書いたら、
凄いアクセス数。

大新聞各紙も今朝、
巻頭コラムで取り上げた。

日経新聞『春秋』。
「西武王国をつくった父親との確執、
共産党入党と離脱、結核療養、
詩と小説への接近……と書き並べるだけで
波乱の若き日々が浮かび上がろう」

著名人はこうしてプライベートが赤裸々にされる。

「やがて才能は時代と手を携え、
いわゆるセゾン文化は等身大の豊かさ、
居心地の良さを求める人々を魅了していく」

「セゾングループ解体を促したのは、
セゾン文化を享受しつくした大衆でもあった」

作家・辻井喬の活躍が目立った晩年。
「胸中は複雑だったに違いない。
消費が時代と切り結べなくなった風景を、
寂しく見つめていたかもしれない」

コラムニスト、
力が入ってカッコいい文章だが、
冷たい。

毎日新聞『余録』。

詩集「鳥・虫・魚の目に泪」から、
「きつつきはたたく たたく
たすけを呼ぶ技師のように」

「私ハモウ駄目デス
モウ駄目デス 駄目デス」

経営者・堤清二と作家・辻井喬。
「『二足のわらじ』とは陳腐な言い回しだが、
特大のわらじ2足があって
初めてなしとげられたこともある」

自戒しているように陳腐。

晩年は「戦死できずに生き残った」
という同時代の死者たちへの負い目を記した。

「二つの生を往還することで、
身をもって描き上げた堤さんの『戦後』だった」

私は堤清二さんと戦後を、
結びつける気にはならない。

朝日新聞『天声人語』。

西武百貨店の81年のコピー。
「不思議、大好き。」
翌年の「おいしい生活。」
糸井重里の作品。

モノから、情報へ。

堤清二は、
「消費社会の変容を仕掛けた。
その仕事には常に文化が薫った。
だが、消費社会は堤さんをも追い抜く」

バブル絶頂の88年のコピー、
「ほしいものが、ほしいわ。」

「買い物には飽きた。
欲望も萎(な)えた。
人々の心変わりに、
売り手が困り切っているようにも
読めた」

経営者として挫折を経験したが、
作家の辻井喬としては健筆を貫いた。
〈思索せよ/旅に出よ/ただ一人〉
「短い詩の一節が、旅立ちに似合う」

朝日は追悼文になっている。

そして私が一番注目していたのが、
『ほぼ日』の糸井重里。

「堤清二さんが亡くなったと知って、
なんだか、なんだろう、どういうことか、
ずいぶんと『終ろうとしているなにか』を感じた」

「ある時代までの文化が、
消えていくように感じている」

ここから何かを導き出すのが糸井だが・・・。

「『元』がなくても、イメージはある
‥‥という時代が、
ほんとうにやってきているような気がしている。
これが、デジタルということなのかもしれない」

ん~、わかりにくい。

「『元』になる自然があって、
そこから表現されるものが、
人びとの共感を呼んだりしていた
‥‥そういう時代が、
もしかしたら、ひょっとすると、
いつまでも続くものじゃないかもしれない」

これは自然科学や近代合理主義から、
現代化へのスライドを言っている、と思う。

「吉本隆明さんも、
堤清二さんも、
『元」のあるイメージと
共に生きていた」

「かたちのないものでも、
よくよくたどっていけば、
必ず、原型になる『元』が
あるように思えた時代」

「元」とは論理、合理。
だからモダン。

「その時代を凝視していた人たちが、
次々に他界していく。
入れ替わっていくのだなぁ、
と思わせられる」

ポスト・モダンへ。

だとすると、
「不思議、大好き。」
「おいしい生活。」
これは論理から編み出したコピーだった?

堤清二さんの著書の中で目立つものは、
訳・解説の『日暮硯』。
1983年、三笠書房刊。

江戸時代中期の信州松代藩、
家老恩田木工の藩財政改革を筆録した書。

堤さんが訳して解説。
その解説の中で、
「恩田木工の政策の背景にあるのは、
ゆるしと変化の容認という思想のように思われる」

「現実を認め、
ゆるし、ゆるされることにおいて、
相手に責任の意識を生ぜしめる発想の、
日本的ダイナミズムがある」

鋭い観察。
鋭い洞察。

これこそ堤清二の本質だと思う。

やはり企業人が堤清二の本業だった。
詩人と作家の文化人は、副業だった。

『日暮硯』の解説は、際立つ輝きをもつ。

企業人の本質を持たなければ、
ここまでの観察と洞察はできない。

〈結城義晴〉

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