結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年09月20日(金曜日)

「ヒラメとヘッドアップ」、そして「年上の人からの贈り物」

久しぶりに見あげた横浜の空。
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いい気分。

原稿は溜まっているし、
テキストもレジュメも、
いつも私を追いかけてくるし、
立教のゼミ生の研究論文も待っているし、
楽なことは一つもないけれど、
空は青く晴れている。
雲は白く漂っている。

銀杏の緑が深くなる。
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横浜市立宮谷小学校の壁。
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未来の学校は生き生きとしている。

毎日新聞の巻頭コラム『余録』。
「今の永田町はヒラメばかりだ、
と自民党長老の一人が嘆く」

海底にへばりつきながら、
目だけは上をうかがう魚。
それがヒラメ。

「ポストほしさに人事権者の意向を
上目遣いに気にする連中が多い」

安倍政権の長期化が視野に入り、
「党内総ヒラメ化」の傾向が見える。

荒井伸也さん。
オール日本スーパーマーケット協会会長。
「利益を追いすぎることを、
ヘッドアップという」

経営をゴルフにたとえる。

ヒラメとヘッドアップ。

前向き、上向き、外向き。
ポジティブな上昇志向と、
ヒラメやヘッドアップは、
全然、違う。

『ほぼ日』の巻頭言「今日のダーリン」。
糸井重里さんが書く。

「年上の人に会うというのは、
なにかしら運のいることだと思うのです」

「同い年だとか、
年下の人たちと会うのは、
じぶんの意思がおおいに働きます。
しかし、年上の人に会うには、
その相手の『いいよ』という許しが
いるように思います」

そして、述懐。
「年上の人からは、
贈り物をもらってばかりです」

「年上の人にいただいた贈り物は、
減ってなくなるものではないので、
また年下の人に贈る」

「そういうことなんだろうなぁと、
しみじみ思います」
同感。

倉本長治、渥美俊一、
上野光平、杉山昭次郎。

年上の人たちからいただいた贈り物。
年下の人たちにしっかり贈りたい。

さて昨日の東京・丸の内。
パレスホテルで毎年恒例の
プラネット トップセミナー
が開催された。

開会挨拶は玉生弘昌さん。
ご存知、(株)プラネット会長。
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プラネットのEDI事業は、
業界インフラとして確固たる地位を確立した。
その特長を会社の歩みとともに紹介。

続いて田上正勝さんが挨拶。
田上さんは昨年、
(株)プラネット社長に就任。
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プラネットの現状と今後の取組みについて語った。

今日のセミナー、
講師は数学者で作家、
藤原正彦さん。
お茶の水女子大学名誉教授。
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270万部を超えるベストセラーとなった
『国家の品格』の著者
演題は「日本のこれから」。
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「日本には美しい自然と四季がある」

そこから育まれる日本人の情緒が、
世界に誇る日本の国柄をつくっていると
藤原さんは考える。

「日本人は秋の虫の音を
音楽のように聴くことができる」

ちょうど今の季節、夜、
窓を開けると鈴虫が奏でる音色が聞こえてくる。
確かにそれを耳障りとは感じない。

藤原さんは、
そうした情緒を大切にする教育をすべきだと、
力強く語った。

講演が終わると、懇親会。

(株)プラネット専務の石橋光男さんが、
開会の挨拶。
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乾杯の発声は、
ライオン(株)社長の濱逸夫さん。
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会場はご覧のとおり盛況。
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そして、中締めは、
ピップ(株)の藤本久士さん。
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藤本さんは、
プラネット社長の田上さんと同郷で、
兵庫県のご出身。
「次回のトップセミナーはぜひ兵庫で」と、
締めくくった。

それにしても、ヒラメとヘッドアップ。
対して、年上の人からの贈り物。
年下の人への贈り物。

目線の大切さを思い知る。

〈結城義晴〉

<追伸>
商人舎magazine」もますます充実しています。
Daily商人舎
昨日は「新旗艦店イオンモール幕張新都心 12月開業」、
そして今日は「サークルKサンクス3年間1800店出店で反攻」。
どちらもぜひ読んでください。
よろしく。

2013年09月19日(木曜日)

商業界九州沖縄ゼミナール佐賀で「21世紀の商業界精神」を講義!

今朝は、博多のホテルから始まった。

博多駅から特急かもめ15号に乗車。
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この列車、いい。
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個室もある。
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ほぼ1時間の旅程で、
肥前鹿島へ。

ここで、商業界九州沖縄ゼミナール。
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会場は佐賀県鹿島市の市民会館。

左が運営委員長の冨田久好さん、
ファッションバッグ大阪屋社長。
右は事務局長の有森敏明さん、
鹿島SC共同組合。
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ご苦労様でした。
立派なゼミでした。

九州沖縄、さらに関西、関東から、
500人ほどの受講者が集まった。
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ゼミ全体のテーマは、
「人の心の美しさを
商いの道に生かして
グローカル時代を勝ち抜こう!」

商業界ゼミナールは、
「本ゼミ」と通称される年に一度の大集会が、
2月に開催される。
2月ゼミナールとも呼ばれる。

それ以外に、
全国各地の商業界同友会主催の、
地方ゼミが開かれる。

今回は九州沖縄ゼミナール。
だから主催は九州沖縄連合同友会、
主管が佐賀同友会。
㈱商業界は後援。

昨日から4つの講座が行われ、
今日も4つの講座。

私は第7講座で、
テーマは「21世紀の商業界精神」
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まあ、ズバリ、
このゼミナールの根本問題。
それを終りの方で総活的に語る。

商業界精神の基本は、
どんな時にも変わらない。

しかし21世紀には、
その中から変容してくるものがある。
いや、変えなければならないことがある。
とりわけ強調すべきテーマは、
変わってこなければならない。
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商業界精神を説く方が、
マンネリズムに陥ってはならない。

参加者は熱心に聴いてくれた。
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ご清聴を感謝したい。

はじめに、「店は客のためにある」。
そして『商売十訓』。

これらが驚くほど、
ピーター・ドラッカーの思想と合致している。
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しかし「店は客のためにある」と言いつつも、
それだけでは店は客のために、
存在し続けることができない。

「正きによりて滅ぶる店あらば、
滅びてもよし。
断じて滅びず」
〈新保民八〉

新保はまず、
正しくあれ、と諭す。

そして正しくあるならば、
滅びてもよし、と言い切る。

現実を顧みると、
正しくないものは
即座に、滅びる。

しかし、正しさを唱えるものが
滅びてしまうことも、ままある。

なぜか。

なぜ、正しくあることを目指しているのに
滅びるのか。

それは、
イノベーションがないからである。

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語り口は、いつになく、
終始、ゆっくりとしていたが、
中身は辛辣だった。

20世紀と21世紀の違い、
マーケティングの差異を明らかにしつつ、
イノベーションが不可欠であることを語った。

商業界精神にこそ、
イノベーションが求められている。

そのために、
「自ら、変われ!」
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変われるか、変われないか。
そこにかかっている。

㈱商業界社長を辞した結城義晴の、
本籍地はやはり商業界にある。

だれよりも商業界精神を、
極める決意もある。

語り終わって、
私は満足していた。

私の後の最終第8講座は、
ご存知、櫻井よしこさん。
国家基本問題研究所代表理事。
いかめしい肩書を持つ辛口のジャーナリスト。
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失礼を承知で、
舞台袖からシャッターを切った。

背筋がシャキッと伸びていた。

櫻井さんのテーマは、
「新しい日本の未来を拓くために」

舞台裏の講師控室で、
途中まで聞いてから、
私は会場を後にした。

最後の最後に、
山口健次郎さんと固い握手。
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商業界佐賀同友会会長。
㈱サロンモード社長。

ニチイ出身の硬骨漢。

山口さんが佐賀同友会を発足させるとき、
㈱商業界社長だった私は、
この地を訪れて、
側面から支援した。

今回も素晴らしいゼミナールだった。

ほんとうにおめでとう、
ほんとうにご苦労様。

そして再び、特急かもめ。
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今度は白い車体。
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佐賀の田圃は美しかった。
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語り終えて、
私は心から、
満足だった。

〈結城義晴〉

2013年09月18日(水曜日)

今日は博多、商人舎特別顧問・萩原政利さんとウォルマートを語る

米誌Forbesの長者番付。

16日に、2013年版の、
アメリカ個人保有資産ランキングを発表。

第1位がビル・ゲイツ。
マイクロソフト創業者。
720億ドル。
1ドル100円換算で、
7兆2000億円。

20年連続。

この20年はマイクロソフトの時代だった。

第2位は、ウォーレン・バフェット。
カリスマ投資家。
585億ドル。

第3位はラリー・エリソン。
こちらもオラクル創業者。
410億ドル。

しかし第6位から9位までは、
クリスティ・ウォルトン、
ジム・ウォルトン、
アリス・ウォルトン、
ロブソン・ウォルトン。
そうウォルマート・ファミリー。
354億ドル、338億ドル、335億ドル、333億ドル。
足し算すると、1360億ドル。
13兆6000億円。

ビル・ゲイツの約2倍。
第2位のバフェットもウォルマートの大株主。

この20年間は、
ウォルマートの時代でもあったのだ。

毎日新聞の巻頭コラム『余禄』。
JR東海のリニア中央新幹線を語る。
2027年開業の計画が発表され、
来年度に着工。

東京・品川と名古屋を、
最高時速500キロで結ぶ。
所要時間40分。

私が通う立教大学までの所要時間。
横浜と池袋。
JR湘南ライナーでも、
東急東横線&新副都心線でも、
38分。

同じくらいの時間で、
名古屋まで行ってしまう。

日本の技術革新、
「凄いもんだ」
率直に感動する。

ウォルマート・ファリーの保有資産も、
まったく凄いもんだが。

2020年東京五輪招致に絡めて、
「繰り上げ開通を望む声」が飛び出した。

1964年の東京五輪の年、
「夢の超特急こだま」は、
着工後5年で完成され、開通した。

余禄は注意を促す。
「まず先代に学ぶべきは
車内の乗客の安全を守る至芸である」

1962年3月、
当時の米国大統領ジョン・F・ケネディは、
「コンシューマー・ドクトリン」を発表した。
第一に、安全である権利。
第二に、知らされる権利。
第三に、選択できる権利。
第四に、意見を聞き遂げられる権利。

これがアメリカの小売りサービス業の、
背骨を支える考え方となった。

同じことは、
旅客鉄道業のリニア新幹線にも、
不可欠の条件。

しかしリニア新幹線だから、
ことさら強調される問題ではない。

日々の店舗における「安全である権利」。
私たちはそれを死守し続けたい。

さて、今日は、横浜ベイブリッジ。
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快晴だが、
横浜港とみなとみらいは、
ぼやっと見える。
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羽田空港第2ターミナルから、
ANAに乗って、福岡空港へ。
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1時間45分。

リニア新幹線でも、
この時間までは短縮できまい。

私の生まれ故郷が、
温かく迎えてくれた。
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福岡は発展している街。
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嬉しくなる。

今日は、その生まれ故郷を訪れた。
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福岡市早良区大字小笠木。

昔は脇山村といった。

現在の居住人口は、100人足らず。
この脇山村全部が結城一族の棲むところ。
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村のなかを、
悠々と猫が歩く。
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私の父母は横浜在住。

叔父一家が残って村を守る。
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叔父、叔母、従弟らに会って、
久しぶりの交流。

その後、博多南駅へ。
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新幹線の博多総合車両所は壮観。
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一駅だけ九州新幹線に乗る。
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博多南から博多まで、10分間。
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運賃190円、特急料金100円。
なんと290円。
車両は九州新幹線だが、
営業上は在来線扱い。

この発想、素晴らしい。

博多駅に着いて、
すぐに萩原政利さんと合流。
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サニー常務から、
西友物流本部長・商品本部長へ、
そしてサニー代表取締役社長のあと、
退任。現在、商人舎特別顧問。

西友時代に、
ウォルマートの経営を最も理解した人。
私はそう確信している。

だからウォルマートの本質から、
チェーンストアやスーパーマーケットの経営に、
話題は飛ぶ。

博多の美味い魚と酒。
楽しい、前向きの会話。
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したたか飲んだ。

萩原さんには、
これから商人舎のセミナーに、
どんどんご登場いただく。
ご期待、ください。

最後に商人舎magazine。

Weekly商人舎は、
川野幸夫・横山清、
統合と価格表示について語る。

Daily商人舎は、
Kroger、
2013年第2四半期は
増収増益。

こちらもお忘れなく。

〈結城義晴〉

2013年09月17日(火曜日)

台風一過、豪雨の後の平和堂アメリカ研修報告会・事前勉強会

大型台風18号。
昨日の午前8時前に、
愛知県の豊橋市あたりに上陸。

長野県から埼玉県を抜けて、
日本列島を縦断。

滋賀県、京都府、福井県には、
大雨特別警報。
滋賀県大津市、京都市、福井県小浜市、
いずれも300ミリ前後の豪雨。

死者3人、行方不明5人。

わが日本国は、
地震列島でもあり、
台風列島でもある。

それを思い知らされた。

私は北海道札幌からJAL、
今度は東海道新幹線で、
米原を経て、滋賀県彦根へ。

途中、台風一過の富士の山。
頂きはまだ雪をかぶってはいないが、
空に映えて、美しい。
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今日は終日、
南彦根の㈱平和堂本社。
本社横のショピングセンター・ビバシティ。
平和堂アルプラザには、
朝からお客がやってくる。
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平和堂本社の入り口で、
銅像「風の舞」が迎えてくれた。
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10月にアメリカツアーを実施する。
その事前研修会。
毎年、夏と秋に開催し、
3年目のこの秋は6回目。

午前中は秋の参加者40名が参集。
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世界小売業のイノベーションの歴史、
それは近江商人から始まった。

それが日本では三井高利に繋がる。

ロッヂデール、ボン・マルシェ、
A&P、マイケル・カレン、
そして1980年代の第二次革命。
この歴史が、
業態とフォーマットを生み出してきた。

Innovationの本質をアメリカに学び、
日本でInnovationを起こす。

研修の意味と視察の仕方を、
午前中いっぱいガイダンス。
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そして昼食休憩を挟んで午後は、
7月にアメリカ研修をした40名の報告会。
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6チームの各代表6名が、
研修会後の現場での取り組みを発表。
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会場には、夏原平和社長をはじめ
経営幹部、地区長のみなさんまでそろって、
メモを取りながら真剣に報告を聞く。
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そして後部座席の地区長席から、
鋭い質問や指摘が飛ぶ。
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それに対して発表者が答える。

そのやり取りを、
これからアメリカに行く人たちが聞いている。
もちろん、経営幹部も。
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このスタイルが、実にいい。
平和堂をどのようにしたいのかを、
それぞれが考える場になる。

もちろん私も、
発表者、質問者へのコメントを述べる。
そして発表内容について講評。
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ポジショニング戦略を進めるうえでの、
要諦をレクチャー。
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夏原社長はだれよりも熱心に、
どんどんメモをしたためてくれる。
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その夏原さんの総評。
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平和堂をどうしていきたいか、
その想いを教える大切さ。
共通の想いを持った人たちが、
何をどう実践するのか。
お客様が平和堂の、
ファンになってくださる仕事とは何か。
「具体的な目標を立てて、
取り組んでほしい」。
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夏原さんの語り口は穏やかだが、
いつも幹部やミドルに、
本質的な問いかけをする。

報告会を終えて、
夏原さん、常務の平松正嗣さんと、
談笑。
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夏原さんは、
教育人事部の事務局の労をねぎらう。
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取締役店舗営業本部長の夏原行平さんと、
3人で写真。
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今年のスローガンの前で。

行平さんは夏のアメリカ視察の団長だった。
コーネル・ジャパン第1期生。

今年のスローガン「トンガロウ!」は、
英語にすれば、ズバリ「Outstanding」。

そして10月視察の団長・夏原陽平さんが、
視察に向けての意図と決意とをコメント。
取締役営業推進室長。
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陽平さんはコーネル第2期生。

今日は、夏原社長のはからいで、
前回参加組が社員食堂を借り切って、
交流懇親会。
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私も少しだけ、
お相伴させていただいた。
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その間、今秋の参加者は、
グループ・ディスカッション。
グループで学ぶこと、
個人として学ぶことをまとめる。

そして班長が発表。
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第3班は女性班長の川﨑美幸さん。
一般食品事業部加工食品バイヤー。
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全6班ごとの目標を最後に、
私がまとめ、指導アドバイス。
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平和堂では、
この研修の成果が、
顕著に出ている。

私はあくまでサポート役。

やり遂げるのは、
平和堂マン、平和堂ウーマン。

昨日、豪雨に見舞われたこのエリア。
幸いなことに事故もなく、
店もほぼ通常通り営業できた。

こうした日々の努力のなかから、
Innovationは生まれてくる。

〈結城義晴〉

2013年09月16日(月曜日)

アークス横山清社長インタビューとビバホームの「全力で」

Everybody! Good Monday!
[2013vol37]

2013年第37週、
9月第3週の月曜日。
敬老の日。
国民の祝日。

祝日法の趣旨。
「多年にわたり社会につくしてきた老人を
敬愛し、長寿を祝う」

さらに昨日の9月15日が老人の日、
昨日から1週間が老人週間。

61歳の私は、
老人のジャンルに入るのか。

「敬老の日」はまだ許せるが、
老人の日、老人週間は、
どうも語呂としてよろしくない。

アクティブシニアの日、
グランドジェネレーションの日。

英語の方がいい感じ。

三連休で売上げを計画した小売りサービス業。
台風18号の猛威で、
日本列島、被害を被った。

商売は例外を除いて、
痛手を受けた。

しかし今週末から来週、
秋分の日の三連休。

大丈夫、必ず取り戻せる。

しっかりと、
ロイヤルカスタマーをつかんでいる店は
心配ない。

チェーリーピッカーに支えられている店は、
今週末の三連休で、
再びチェリーピッカーを引きつけるプロモーションを、
展開すればいい。

心配する必要はない。

私は昨夜、札幌に入って、
大正解。

今日は午前中、
アークスの店舗を巡った。
まず、最新フォーマット。
スーパーアークス・エクスプレス
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それからスーパーアークス

最後にビッグハウス・エクストラ
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アークスはマルチ・フォーマット戦略をとっている。

午後1時、アークス本部。
横山清社長インタビュー。

はじめは、いつものように、
月刊『商人舎』の説明。
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パソコンでも、スマホでも、
商人舎magazineは読める。
過去の特集やDaily商人舎も、
すべて見ることができる。
そんなことをデモンストレーション。
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月刊『商人舎』10月号は、
M&Aの特集

その焦点となる経営者が、
78歳の横山さん。
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たっぷりと話を聞いて、
私の主張も語って、
満足。
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私の主張とは、
例えば「商業の現代化」。
近代化は必要だった。
それなくして小売り流通業の発展はなかった。

しかし、近代化の発想だけでは、
人々の幸せはない。
ポスト・モダンの現代化が必須だ。

これからの企業統合は、
近代化発想の案件は失敗する。
現代化思考のM&Aは成功する。

その現代化とはなにか。

月刊『商人舎』10月号で、
もっともっとクリアにするつもり。

10月10日発売の月刊『商人舎』、
ご期待いただきたい。
日本スーパーマーケット協会と、
新日本スーパーマーケット協会の、
合併が決定し、発表されている。

横山さんは、
その新生・日本スーパーマーケット協会会長。

一方、アークスは、
全国への進出を発表
している。
「アークス化」といわれたり、
「アークス現象」と呼ばれたり。
影響力は計り知れない。

今回のインタビューで、
私はその原動力となるものを、
垣間見た気がした。

インタビューのあと、さらに交流。
ラルズ常務の猫宮一久さん
アークス経営企画マネジャーの三浦恵美子さん
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猫宮さんは、
コーネル大学ジャパン伝説の第1期生、
三浦恵美子さんは、
ユニバース社長・三浦紘一さんのご長女。

二人とも、実に気持ちのいい知識商人だ。
嬉しくなった。

アークス本部を辞して、
札幌駅から新千歳空港へ。
午後5時発のJALチケットを押さえてあったが、
案の定、台風18号の余波で、
フライトは遅延。

松尾ジンギスカンでラムとビール。
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それからラウンジ。

遅延時間は4時間。

17時20分発の羽田行JALは、
1時間15分遅れで18時35分に発った。
しかし17時発予定のJALは21時。
これはおかしくはないか。

説明もない。

まあ、いくら待っても、
私はブログを書いたり、
原稿を書いたりしているので、
まったく気にならない。

どこで書くかが違うだけだから。

ちょっと体には堪えるが。

環境のいいところで書いた方が、
体には楽であることは間違いない。

しかし面白いもので、
厳しい環境のなかで書いたものの方が、
内容が良かったりする。

ながい長い一日だった。
これから乗り込んで、
羽田に向かう。

さて今日、出会ったビバホーム
ビッグハウス・エクストラの隣に出店していた。

9月中旬というのに、
もう「冬じたく」。
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厳しい北海道の冬は、
もうすぐそこまで来ている。

小売業はこんなことを、
地域のお客様にお知らせする。

そのビバホーム。
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「ご希望の商品・部品がございましたら
全力で、お取り寄せさせていただきます」

「全力で」というところが、
とてもいい。

この立て看板を見て、
いっぺんで元気になった。

「全力」で、
いい店にしてもらいたいものだ。

今週の私は、
月曜日は札幌で横山清さんインタビュー、
明日の火曜日は滋賀県彦根で、
平和堂のアメリカ研修事前講義。
水曜日は福岡に飛んで、
木曜日に商業界九州ゼミナール講演。
金曜日は久しぶりに商人舎横浜オフィス出社、
土曜日は立教・結城ゼミ。

それでも「全力」で動く、
「全力」で期待に応える。

みなさんも、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2013年09月15日(日曜日)

ジジと結城ゼミ新座合宿[日曜版2013vol37]

ジジです。
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ねむい・・・・。
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ユウキヨシハルのおとうさん、
でかけてます。
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アメリカからかえってきて、
とてもいそがしい。

きのうから、合宿です。
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rikkyoの新座キャンパス、
太刀川記念交流会館。
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結城ゼミの秋の合宿。
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雨です。
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おとうさんは、
大学院のゼミを、
「合宿主義」でやっています。
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ボクはねどこで、
まってます。
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タイフーンがちかづいています。
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それでも合宿。
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キャンパスのイチョウも、
緑がふかくなった。
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お花に雨のしずく。
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雨のほうが、
研究ははかどります。
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きのうときょう。
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おとうさんは、時差ボケ。
ねむれません。
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ボクは、いつでも、
どこでも、
ねます。
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このたてもの、
すばらしい。
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おちついている。
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ひかりがはいる。
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緑がはえる。
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研究がすすむ。
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この絵はすきです。
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おちついた環境で、
みんなが力をあわせて、
時間をまとめる。
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それが合宿の意味です。
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クラウチさん、
ホソノさん、
ザキヤマさん。
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シオタさん。
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ヨンギョンさん。
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ゼミ長のアダチさん。
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たくさん研究して、
成果はあがった。
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きのうの夜は、
懇親会。

先輩のウチダさんが、
きてくれた。
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Welcome。
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たのしんで、
まなんで・・・・。
おとうさんが、
だいすきなやりかた。
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ランチはおそば。
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ここも、おちついたお店。
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カモナンバン。
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マンゾクのフォト。
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おとうさんは、
合宿からかえってきて、
ちょっとねました。
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それからまた、
タクシーにのって、
でかけていきました。

ハネダ。
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サッポロへ。
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タイフーンがちかづいている。
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やすみなしで、
うごく、はたらく。
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それがおとうさんの、
やりかたです。
いきかたです。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2013年09月14日(土曜日)

小森勝さんを悼む――「生涯を貫く仕事をもつこと」

人間としての商人が、
世の人々のしあわせに
合致する営みに徹し、
そのしあわせが今日のみでなく
明日のしあわせの建設にも
通じるような精進努力に
必死の心掛けを持つのを
商魂
という。

〈倉本長治『考える商人』〉

商人は人間だ。
人々のしあわせのために働く。
今日のみでなく明日のしあわせ。
その建設に精進努力する。
この必死の心掛け。
それが商いの魂。

まだ私が20代の後半のころ、
だからもう35年も前のこと。
「横浜会」という勉強会があった。

小売流通業の若手ジャーナリスト、
若手コンサルタント、
若手実務家が集って、
1カ月に1回、
横浜で研究会を開く。
そして、一献傾ける。

私はここで、
小森勝さんに出会った。

参加者は当時、
イトーヨーカ堂RE部の鈴木哲男さん、
西友営業企画部の藍野弘一さん、
『チェーンストアエイジ』の鈴木悟さん、
『ストアーズレポート』の風間晃さんなどなど。

鈴木さんは現在、コンサルタントになって、
「52週マーチャンダイジング」の大家。

藍野さんは、ファミリーマート、ミニストップ、
それから日産自動車などで活躍。

鈴木さんはダイヤモンドフリードマン社常務から、
湖池屋の取締役へ。

風間さんはストアーズ編集局長になって、
2012年の5月に60歳で早世。

その中で小森さんは一貫して、
コンビニエンスストアの専門コンサルタント。
フィールドマーケティングセンター代表取締役。

横浜駅南口にある「味楽」というおでん屋が、
私たちの根城だった。

当時の私は『販売革新』編集記者。

ずいぶん生意気なことを口走っていたと思う。
恥ずかしいかぎりだが、若気の至り。
互いに許し合っていた。

小森さんは最近、会うたびに言っていた。
「結城さんはあのころから、
社長になる! と大言していた」

その後、私は『食品商業』編集部に異動し、
さらに1989年、編集長になった。

私はこのメディアを、
「スーパーマーケットとコンビニの雑誌」と、
明確にポジショニングし、
強力にリードした。

小森さんには、
欠かすことなく毎月のように、
執筆してもらった。

別冊号『コンビニエンスストアのすべて』では、
主力筆者として何本も、
レポートや評論記事を書いてもらった。

1998年8月、季刊『コンビニ』創刊、
さらに2002年8月、『コンビニ』月刊化。

この時も、小森さんの存在抜きには、
月刊化は考えられなかった。

株式会社商業界は、
1948年9月に月刊『商業界』を発刊。

1963年4月、『販売革新』、
1972年8月、『食品商業』、
1975年1月、『飲食店経営』、
そして1976年1月、『ファッション販売』。
つぎつぎに経営専門誌を創刊していった。

小森さんに尽力いただいた『コンビニ』は、
20年ぶりの新メディア創設だった。

その後、2003年、
私は株式会社商業界の社長になった。

さらに株式会社商人舎を興し、
2013年4月の月刊『商人舎』創刊。
私にとって、『コンビニ』以来の大仕事だったが、
この時、小森さんは前立腺癌に侵されていた。

7年間の闘病生活。

今回は雑誌を、
お手伝いしていただくわけにはいかなかった。
しかしこの間、2009年には、
立教大学大学院F&Bマーケティング講座の、
ゲスト講師にお招きした。

私はビジネスデザイン研究科の教授に、
就任していた。

2010年、2012年、3年続けて、
小森さんご自身の母校・立教大学で、
講義をお願いした。
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これが小森さんとご一緒した、
最後の仕事になった。

その小森勝さんの告別式。
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横浜の京急メモリアル金沢文庫斎場。
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しめやかに執り行われた。
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お名前は聞き洩らしたが、
サッポロビールの方から声をかけられた。
私のブログを見て、小森さんの訃報を知り、
告別式に駆けつけてくれたという。

心から感謝したい。

出棺の時。
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私は棺を持たせてもらった。
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小森さんの棺、
重かった。
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そして出棺。
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しずかに合掌して見送った。
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小森さんは、大学を出ると、
セブン-イレブン・ジャパンに就職した。
根っからの商人だった。

今日のみでなく明日のしあわせに、
その建設に精進努力する商人だった。

その後、コンサルタントに転身、
しかし商いの魂を持ち続けていた。

小森さんは最後の闘病の時にも、
家族に「仕事に復帰する」と言い続けた。

いつでも、その仕事は、
小森さんを待っていた。

棺を見送ると私は、
浅香健一さん、鈴木國朗さんと、
蕎麦屋に入った。

壁に、額が掛けられていた。
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世の中で一番
楽しく立派なことは
生涯を貫く仕事を
持つことである。

〈福沢諭吉・こころのいましめ〉

決して上手くはない店主の書の言葉が、
妙に胸にしみた。

黙祷して、合掌。

〈結城義晴〉

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