結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年12月15日(月曜日)

「不況モード」蔓延の中の「どっちを向いても感謝」

Everybody! Good Monday!

今日は、新聞の朝刊が休み。
しかし[結城義晴の毎日更新宣言]は休みません。

企業活動は、大変です。
新聞社ですら、労働者を雇用すれば
労働三法を遵守し、
労働協約と就業規則を厳守しつつ、
会社の経営と運営を継続しなければならない。

一方、個人の結城義晴は、
個人の責任において、
24時間態勢で
仕事することができる。

もちろん、経営者は誰も、
24時間態勢で経営に当たらねばなりません。
サラリーマン経営者でも、法律上、それは構わないし、
それが要求される。

しかし従業員を雇用すると、
「新聞休刊日」のような現象も起こってくる。
経営とは、難しいものです。

だからリストラと称して、
雇用者を一方的に解雇することは、
経営者の責任放棄となる。

MKタクシーが、
タクシードライバーの1万人採用を発表した。

思い切った政策。
「世間に逆行せよ」を実行したことになる。
しかしこれは「雇用者の責任」の増大を意味する。

すなわち経営とは、大きな責任を背負い込むこと。

そんなことを考える12月15日・月曜日、
あと半月で今年が終わる。

日経新聞のボーナス情報最終報告が12日に発表された。

平均税込み支給額は82万1747円で、
これは前年比マイナス0.8%。
意外にも落ち込みは少ないように見える。
6年ぶりの減少。

しかし、内容をみると、もっと深刻。
ボーナスを冬の交渉で決めている企業は全体の4割だが、
その企業は平均で3.67%減。
春夏の労使交渉で冬の支給額を決めている企業は6割。
こちらはこんなに景気が落ち込む前の交渉だったので、
楽観的なボーナス支給額で、ほぼ横ばいだが、
春夏と冬で9万2424円の差。

しかし、企業がその体力を超えてボーナスを出し過ぎると、
来年の決算は悪くなる。
それが社内の空気をつくる。

今度は雇用不安まで広がる。

そんな悪循環が、渦巻いている。

これは「節約モード」を超えた「不況モード」。

お客様が店にやってきてくださる。
そのほとんどは、こう考えている。
「お店には来たくなかった」
「できるだけお金を使いたくない」

しかし、生活するために、どうしても、
買い物しなければならない。

こんなお客様が多いし、
生活に困窮していないお客様でも、
こんな心理になっている。

そのお客様と一体になる。

こんな状況の中で、
わざわざわがお店にやってきてくださるお客様と、
気持ちを一体化する。

だから12月商戦、今週は、辛抱の極致。
「節約、倹約。もったいない」

セツヤク、せつやく。
ケンヤク、けんやく。
モッタイナイ、Mottainai。

そして、「右、左、上、下。
どっちを向いても感謝」
商人舎12月の標語。

「節約、倹約。もったいない」と、
「どっちを向いても感謝」。

こんな気分で仕事できること、
その仕事が自分にあること、
その仕事を認めてくださるお客様がいらっしゃること。

幸せをかみしめつつ、
Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

2008年12月14日(日曜日)

ジジと蜘蛛[日曜版]

部屋のすみに、
クモがいました。
蜘蛛1

8本足のクモ。
クも2

うごく。
kumo3

ゆっくりと。
すみのほうへ。
kumo4

ボクは、
すこしずつ、ちかづいて、
みていました。
クも6

そして、すばやく、
左手をだした。
くも5

つぎに、口で、
つかまえにいった。
クも7

クモ、にげる。

ボク、おいかける。
kumo8

まわりこんだところを、
エイッと。
kumo9
食べた。

見てた?
kuも10
ねえ、ねえ、
おとうさん。
見てた?

まだ、いるかな?
じじ11

でも、おとうさん。
ボク、すごいでしょ?

いつも、
シーバをもらって、
おとなしく食べてるけど、
たま~に、
クモ、食べます。

おサシミです。

ボクも、おサシミ、
すきです。

このまえやってきたサム君は、
なんでも食べます。
サム食べる
まいにち、元気に、
食べてます。

ボクだって、
いろいろ食べてみたいんです。

ねえ、ねえ、
ボク、じょうずでしょ?
jiji12
ねえ、ねえ、
ほめてよ。
おとうさん。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2008年12月13日(土曜日)

改装された関西スーパー駅前店、339坪で年商22億円8000品目

1ドル88円。

トヨタは下半期営業赤字。

たいへんな時代に入った。

しまむらの野中正人社長。
日経新聞インタビューに答えて、いわく。
「消費者は『節約モード』から、
完全な『不景気モード』に入ってきた」

だから、もっと強烈に「安さ」を、
アピールしなければならなかったという。

しかし、この売れない期間に、
「効率向上の成果で在庫管理の精度は大幅に改善」し、
「内容としては筋肉質になった」

「不景気モード」というのは、
「今」をとらえるに、よい表現。

だから「在庫管理」の精度を上げ、
会社と店を「筋肉質」に変える。

それでも、この不況モードを読み切れてはいなかった。

まだ、遅くはない。

「不景気モード」が顧客に蔓延している。
そんな週末だ。

さて、昨日は、兵庫県伊丹市。
関西スーパーマーケット駅前店を視察。

駅前店というのは、「阪急伊丹駅前店」の意味。
伊丹には「中央店」があって、
この店の上階に、本部がある。

31年前、私が初めて、関西スーパーの店を見たのが、
この駅前店だった。

伊丹の駅に降り立って、すぐに左側に、
伊丹ショッピングデパートというビルが建っていた。

そこに関西スーパー駅前店の看板があって、
地下の売り場に店があった。

中央店の本部を取材に訪れた新米記者結城義晴。
時間があったので、最初に駅前店に入った。

そして、心底、びっくりした。

「こんなスーパーマーケットがあったんだ!」

商品が、ピカピカしていた。
人が、キビキビ働いていた。
お客さんが、ニコニコ買い物していた。

この体験が、私が、この世界に骨をうずめるきっかけとなった。

その関西スーパー駅前店。

阪神大震災に襲われた。

復活したが、耐震構造上、問題が残っていた。
アスベストの問題もあった。

そこで、ビル自体の全面改装を試みた。
総投資額17億円。
土地・物件ともに関西スーパー所有。

そして今年7月17日、リニューアルオープン。

スーパーマーケットの売り場は、
地階から1階に移動。

そのために売り場面積339坪と縮小。
それでもバックルーム面積188坪。
これでも後方面積は少し狭い。

駐車場は640台確保され、
完全な駅前立地でありながら、
便利で街に馴染んだ店となっている。

青果部門では、パートタイマーさんが、
ラ・フランスの試食で迎えてくれた。

ハクサイ、キャベツ、ダイコン。
陳列も美しい。

339坪の小型店になったからでもあるが、
品揃えがずいぶん絞り込まれている。

鮮魚部門のサケの売り場。

切り身を顧客が自分でとるようになっている。

砂糖の島陳列。

98円。

「31日までぶっ通し特価」

スパゲティ300グラム148円。

惣菜コーナーの揚げ物売り場。

天ぷら80円、コロッケ60円、フライ90円。
均一価格でわかりやすい。

牛肉コロッケ、買って食べてみた。
60円を超える価値あり。

鮮魚のバックルーム。

動線を考慮した設計。
それでもレギュラー店から比べると、
精肉部門などちょっと狭い。

卵の売り場は、
青果部門から精肉に曲がる角にもってきた。

しばらく前まで、
卵部門はロスリーダーの売り場だった。
しかし現在は、収益部門。

生産者のつくる良質卵を、値ごろで提供。
これによって、お客喜ぶ、生産者喜ぶ、店も喜ぶ。
三方良し。

北野祐次会長が売り場指導している姿に遭遇。

北野さんは、目を悪くされて、最近ちょっと元気がない。
しかし店にいるとすこぶるお元気。
歩くのも早い。
北野さんの健康法は、店を見て、指導することに違いない。

エンドの1品目ごとに細かく指導していた。
それを社員が熱心に聞いていた。

私、ジーンときた。

関西スーパー駅前店。
レジは8台。
年商目標22億円。
総アイテム数8087品目。

人員配置はパートタイマーを月173時間に換算させてもらって、
35.2人。

ものすごい効率をはじきだす店。

私も、31年前を思い出していた。

<結城義晴>

2008年12月12日(金曜日)

マイカル松井博史社長訪問し、オール日本スーパーマーケット協会で特別講演、2次会3次会で、応援団長も声が嗄れた。

大阪、4日目。
こんな「長期滞在」は久しぶり。

今から30年ほど前、
関西スーパーに1週間実習に入った。
当時の日本の最高峰「広田店」。
この1週間研修が、私の小売業体験の原点。

その時の関西滞在が、いちばん長い。

二番目に長いのが、
ダイエーが1兆円を達成した取材の時。

今回は、それに次ぐ長さ。

さて、滞在3日目の午前中は、船場のマイカル本部を訪問
松井博史社長と面談。
松井さん
松井さんには、今年、
浄信寺での「寺子屋塾」に出講していただいた。
そのお礼を兼ねた訪問。

松井さんは、
マイカル7000店の「店の中の店」構想で、
現場の刷新を図っている。
マイカル100店、それぞれに70の部門がある。
その一つずつの部門を「店の中の店」と見立てる。
だからマイカルには7000店の店があって、
7000人の店長が存在することになる。

7000人の「店の中の店」の店長が、
一人ひとり、真剣勝負で商売する。

それによって、マイカル全体が強い企業となる。

「小さく、狭く、濃く、深く」この考え方。

問題解決のためには、
「小さく考える」それが一番、効果的。

ウォルマートのThink SmallとStore Within a Store。
それが今、松井博史率いるところのマイカルの戦略。

松井さんとの会話の中にも出てきたが、
アメリカのチェーンストア11月の実績。
既存店前年同月比。
ウォルマートだけプラスの3.4%。

これまで好調を維持していた「勝ち組」も、
マイナスに陥った。

私がWWTCとプロレス団体のように名付けた企業も、
崩れはじめた。

何といっても衝撃的なのは、
コストコのマイナス5.0%。
ウォルグリーンまでマイナス1.0%。
ターゲットは相変わらず悪く、マイナス10.4%。
オフプライスストアのTJマックスもマイナス12.0%。

ディスカウントを志向するチェーンも、既存店割れ続出。

だから、百貨店やファッション店は、
もう、惨憺たる成績。
ノードストロームがマイナス15.9%、
コールズがマイナス17.5%、
サックスもマイナス5.2%。
JCペニーはマイナス11.9%。
ギャップ10.0%減、
あのアバクロは28.0%減。

アメリカでも「節約、倹約。もったいない」が、
この11月、極限に達した。
だからコストコでは、高額品が落ちこんだ。

コストコはプレミアムな買い物と、
コモディティの買い物が、
一つ屋根の下で可能となる商売。

これを「トレーディング・アップ」という。

しかしこのプレミアムの部分が、売れなくなった。
だから全体では、マイナスとなった。

コモディティ商品は、必需の生活用品。

必需のものだけ買う。
それが11月のアメリカ人の生活トレンドだった。

日本でも、このトレンド、大きく外れはしない。

松井さんも同感してくれた。

話は、つきない。

あっという間に、1時間弱が経過。

ありがとうございました。
来年もよろしく。

午後は、帝国ホテル大阪。

オール日本スーパーマーケット協会12月度トップ経営研修会で、
特別講演、90分。
AJS

テーマは「2009年の政策と対策」

今年の秋、同協会のアメリカ視察セミナーに同行した。
だからアメリカスーパーマーケットの動静を含めて語った。

サブタイトルは「蛻変のすすめ」AJS2

ドラッカー先生は言っている、と、
上田淳生先生が言っている。
「量の成長が見込めない時には、
質の充実を目指せ」

アメリカではウォルマートを除いて、
大規模チェーンストアは軒並み、量の成長が果たせなくなった。
だから質の充実を目指すことになる。

日本も同じような傾向の中にある。

ならば2009年、2010年は、
質の充実にあて、
その後、蝉が脱皮して、
姿を変えてしまうごとき「蛻変」を遂げねばならない。
そんな構想を描かねばならない。

とりわけ、会社と店に停滞が見られる企業は、
停滞の自覚症状がある企業には、
「蛻変」の準備と、
「蛻変」の断行が必須である。

私、自信を持って、言う。

この1年間、
私自身が「蛻変」したからだ。

そんな講義。

あっという間に1時間半が過ぎた。
まだ話足りないくらい。

講演が終わって、
浄信寺へ。

前阪神百貨店社長の三枝輝行さんが、
「四季の会」向けに寺子屋講義をされていた。

その陣中見舞いと、
商人舎寺子屋塾への出講のお礼。
西端春枝先生にも、二日続けてお会いして、
幸せな気分になった。

帝国ホテルにとって返して、
懇親会参加。

私たちのテーブルには、
荒井伸也協会会長と井上保副会長。
井上さんは、ご存知、関西スーパーマーケット社長。
荒井さんも井上さんも商人舎発足の会発起人。
つまり商人舎ファミリー。
そこで井上さんと写真。
井上さん
井上さんが関西スーパーに入社したとき、
同社は4店舗の企業だった。

その4店は皆、歩いて行ける距離の中にあった。
私の言う最小で最強の「競争単位」。
その競争力を持った強い小売企業だった。

私が研修に入った広田店のころ、
10店を超えた。

このときも、強い競争単位を、
複数持つに至った。

小売業は1店舗が地域で一番の場合、
易しい。

その1店舗が3店、三角形に集合すると、
「競争単位」となる。

競争単位の三角形から、四角形、五角形と増やしていく。
すると、10店を超えたチェーンストアとなる。

みんな最初の競争単位は、歩いて行ける距離。

そんなことを井上さんと話しながら考えた。

懇親会のあとは、最上階のバーで2次会。
さらに㈱マツモトの松本隆文社長、
㈱セイミヤの加藤勝正社長、
㈱キョーエイの埴渕一夫社長、
㈱セブンスター大政典邦専務らと、
部屋で3次会。

話は盛り上がった。

講演でも声がかれたが、
この2次会、3次会で、
さらに声がかれた。

「スーパーマーケット応援団長」は、
声がかれても、大声で応援しなければならない。

それが私の役目です。

皆さんお疲れ様。
そしてありがとう。

最後に、林廣美の「金曜日のこの一品」
“エビ天丼”

売上げが困った時にはエビとイカ!

12月の二度目の週末。

困ったときには、エビ天丼。
お店の味をもっていると、強い。
惣菜やベーカリーは、
商品の入れ替えが必要。

それがないと飽きられてしまう。

しかし、これは、という商品をもっていると、
困った時に、その商品が助けてくれる。

エビ天丼が、それ。

今週末は、自分の売り場の得意の商品を、
「失敗を恐れない」で、
売り込もう。

では、よい週末を。

今日は、関西スーパー伊丹駅前店を視察してから、
やっと、横浜に帰ることができる。
4日ぶり。
いい旅だった。

夕方から、忘年会。

明日は、立教大学大学院の講義。
多忙な師走は、続く。

<結城義晴>

2008年12月11日(木曜日)

万代の店回りと西端一族に「商売人」を感じる

大阪出張、3日目を迎える。
今日は、公務員のボーナス支給日。
多くの会社でも、公官庁に倣って、
ボーナス支給日。

しかし、そのボーナス、
ほとんどの企業、組織で、ひどく少ない。

だからボーナス支給日は、
「節約、倹約。もったいない」を、
自覚させられる日となってしまう。

週末は、ささやかな贅沢を楽しむ。

そんな週中の今日です。

さて、昨日は、朝から、
㈱万代の138店の中の選りすぐりの3店を店舗クリニック。
万代デリ部シニアマネジャーの芝純さんにご案内いただいて、
心から感謝。

まず、万代最大の売上げをはじく八尾店
2006年6月に改装して、575坪の店舗となった。

万代八尾

アリオ八尾がオープンして、
イトーヨーカドー八尾店が進出してきたためだ。

こういった場合、たいてい、
両者ともに売り上げを伸ばす。

周辺の店舗の客数が激変する。

そのとおりとなって、
万代八尾店、年商41億円の店となった。

青果部門と鮮魚部門が、
「売れれば売れるほど易しくなる」商売になっている。
八尾店1

しかも、ドライグロサリーの品揃え、売価設定がいい。
八尾店2

かっこよい売り場ではないが、
リアリティに満ち溢れている。

生活のプロが、やってくる店。
塩崎店長
塩崎芳弘店長と芝純シニアマネジャーと。

次に、万代逆瀬川店。2005年11月オープンの555坪。
年商は33億円ベースで進んでいる。
万代逆瀬川店

前年対比売上高は109%。
万代にしては、洗練された店。
店舗入り口に惣菜・デリの売り場が展開され、
万代の最強部門・農産売り場が広がっている。
この農産部門、全体の売上構成比14.5%。

逆瀬川店1
もちろん水産部門も「売れれば売れるほど易しくなる」展開。

畜産部門とデリ部門が成長していて、
加工食品や菓子がきちんと支えているから、
利益が出る。
逆瀬川2

万代の新しい方向性を示す店になりそうだ。

最後に、大阪の真ん中、
万代福島吉野店。
今年10月3日オープンの新店。
万代福島吉野店
売り場面積401坪。
年商は20億円のベースで予算化され、
それも達成の見込み。

近隣にライフが3店、ジャスコが2店、
公設市場など8カ所。

激戦の地区に割って入った。
福島吉野店2

しかし、若い青野克宣店長の下、
「クレンリネスとホスピタリティ」に磨きをかけ、
大健闘。

福島
この店も、伸びるに違いない、という予感をさせる。
青野店長
青野克宣店長は若くて勉強熱心。

万代の人と商品が、店を支えている。

経済不況と消費不振真っただ中の2008年末、
万代は好循環のサイクルで、
2009年を視野に入れている。

「何の変哲もない店」ながら、
「地域になくてはならない店」

「売れれば売れるほど仕事は易しくなる」

それが今の万代といえよう。

さて夕方、浄信寺へ。
ご存知、西端春枝事務所。
浄信寺
今年、「寺子屋塾」を開催させていただいた。

西端先生、そのご二男のフェイト社長・西端徳次さんと、
にこやかに写真。
西端先生と
「無理はいいけど無茶はいけない」

ほんとうにありがたいご忠告。
来年も、この言葉、忘れずに頑張ります。

徳次さんは、その西端先生のDNAを受け継いだ好漢。

子供のころから、商売を手伝った。
父上は、かのニチイ創業者の故西端行雄さん。

高校のころ、紳士物売り場を担当していた。
当時の商売人の子供は皆、
何らかの形で店の手伝いをしていた。

ある時、親父から言われた。
「宿題忘れてもいいから、
サイズきらすなよ」

ビラも配ったし、ぬいぐるみにも入った。

徳次さんは、それを嬉しそうに話す。

万代の人々、
西端さんたち。

今日は、商売人と一緒だった。

不況風が吹く今、
「商売人」が必要。

それを強く感じた日だった。

<結城義晴>

2008年12月10日(水曜日)

万代での講演「お客様、喜ぶ。お取引先喜ぶ、お店も喜ぶ」三方良し。

堺の朝
おはようございます。
堺の朝日。
ソニーまで、1万6000人の人員削減。
正社員も8000人に及ぶリストラ。
朝日新聞、読売新聞が一面トップ。
日経も1面に配した。

米国トリビューンも連邦破産法11条適用。

いよいよ「不況の本格化・長期化」を予見させる。

しかしそれでも、11月、
日本マクドナルドは既存店前年同月比14.4%と好調。
不況の中で、伸びる会社、伸びるやり方はある。

昨日から大阪府堺市。
リーガロイヤルホテル堺。
(株)万代の取引先の「万代ドライデイリー会」が開催された。
堺

株式会社万代は、
現在、大阪を中心に、兵庫、京都、奈良、そして三重に、
138店舗のスーパーマーケットを展開する。
毎日35万人、年間1億人以上のお客様に支えられて、
年商は、2190億円。

その万代のお取引先会の記念講演。
400人を超える参加者が、熱心に勉強。
不況の真っただ中の今、
学ぶ者こそ、生き残る。
講演会

まず、㈱万代代表取締役社長の加藤徹さんが、
来賓としてスピーチ。
加藤社長
「万代は毎年、104~105%伸ばします。
だから景気が悪いときには、調子がいいと見える。
しかし、少しずつ伸びていることが大切です。
私たちは、暮らしにいちばん近い商売をしている。
食卓に近いものを扱っている。
そして余分な経費をかけない。
だからポイントカードもやらないし、
チラシも小さな地味なもの。
その経費の削減を売価に反映させる。
その上で、業務と作業と働き方の改善を果たし、
人材の育成に力を入れている。
人、店、商品に投資している。
現場と売り場の改善に努め、
お客様と働く仲間との協力によって、
チームプレーを進める。
それが成長と発展につながるのです」

短いけれど、立派な話。
これだけの短い時間で、
これだけ内容のある話は、
なかなかできない。

そのあと、私の講演。
今回は2時間いただいた。
今の私には120分の講義時間が必要。
タイトルは「協働の商売と真のお客様」
yuuki
その中の、「商売の5つの原則」。
その第2原則。
「利は売りにあり」
一品一品は安い価格でお客様に提供する。
お客様は、喜ぶ。
一品一品の粗利益は小さい。
しかし、たくさんの数の一品を売ることができれば、
お店の側の利益は、生まれる。
メーカーや問屋などお取引先にも、
利益を配分することができる。

これならば、お客様も喜ぶ。
お取引先も、喜ぶ。
お店も喜ぶ。

三方良し。

しかし、品質は維持向上させよ。

今、これが何よりも大切。

日本のファッション。
リードしてきたのはユニクロとしまむら。
両社は競合しない別のフォーマットとみられていた。
しかし、同じフォーマットで、別のバナーであることが判明した。
だから現状、両者は競合する。
そして今、両者に差が生じている。

なぜか、私は、両者の粗利益の差であると思う。
ユニクロは50%に近い。
しまむらは30%。
この20%ほどの差を、
ユニクロは十分に活かしてひとり勝ち。

「商売は売れれば売れるほど、
易しくなる」

荒井伸也さんの名言。

コーネル大学RMPジャパンの講義で、発せられた言葉。
北辰商事㈱ロヂャースの太田順康副社長が、
盛んに感心していた。

「商売は売れれば売れるほど、
易しくなる」

講演の後、三つに分かれて分科会。
万代では、若い女性のバイヤーが誕生している。
分科会
そのしっかりしていること。
正直、驚いた。

お取引先との取り組みが、
まさに協働で展開されている。

私の講義の内容が、
万代では実現しつつある。
うれしいことだ。

グロサリー、デイリー&デリ、住関連。
三つの分科会をめぐって、
万代と取引先とのコラボレーションによる勢いを感じた。

夕方から、懇親会。
乾杯のあいさつは、万代常務取締役の岩井一典さん。
乾杯

そして、万代の幹部が壇上に並んだ。
壮観。

商人舎USA研修会、その他の研修会に、
大挙、参加してくれている万代。
まさに商人舎ファミリー。

まず加藤社長ご自身、
そしてこの壇上のほとんどのメンバーが、
アメリカで「自ら、変われ!」を体験している。

「みぎ、ひだり、うえ、した。
どっちを向いても感謝(水口健次)」

<結城義晴>

2008年12月09日(火曜日)

立教⇒八重洲富士屋ホテル⇒横浜⇒目黒、師走に走る!

麻生太郎内閣総理大臣。
顔つきに、自信の喪失が、現れ出した。

日本の経済と消費にとって、
いま、とても大事なとき。

今こそ、一国の首相たるもの、
元気を出さねばならない。

元気を、体で表現しなければならない。
勇気を、言葉にしなければならない。

リーダーは、皆が苦しいときにこそ、
元気と勇気を、発散させねばならない。

さて、昨8日、月曜日は、
私にとって、Good Mondayだった。

一日、忙しく、「師走」をした。
いい人たちと会い、
いい話をいただいた。

元気と勇気に満ち溢れていた。

朝一番で、池袋の立教大学。
キャンパスのなかを、
職員や学生が、足早に歩いていく。
立教1

レンガ使用のシックな校舎の間を抜けると、
ひときわシックな建物。
診療所1

一戸建ての立教大学診療所。
診療所2

ここで、健康診断を受ける。
建物内部も、外見に劣らず時代がかっている。
診療所3
診断は、もちろん、
最新方式だが。

なんだか、ゆったりした気分。
今年一年分の疲れが取れていくような。
ありがたい。

採血をしてもらって、診療はすぐに終了。
講師控え室に赴き、
パソコンを出して仕事。

立教での仕事、凄く捗る。
不思議なこと。

人間には、自分の仕事が捗るシチュエーションがあるようだ。
その状況をいくつか用意しておくと、
仕事はどんどん進む。

これにも、感謝が必要。

師走の標語。
「右、左、上、下。
どっちを向いても感謝(水口健治)」

昼過ぎ、今度は、
東京駅付近の八重洲富士屋ホテル。
富士屋ホテル

アメリカ・サンフランシスコから、
浅野秀二先生、来日。
4人
ご存知、私のアメリカでのパートナー。
ダブルコーディネートで、
商人舎USA研修してきた。

様々な情報交換、意見交換。
浅野先生にも、今月末から、
このホームページにブログを掲載していただく。

もう原稿は入っていて、
面白い。

ご期待のほどを。

ここでお知らせ。
来年、3月17日から23日までの1週間。
USA小型SM研究緊急特別セミナー
開催することになった。
浅野先生とご一緒。

ウォルマートの小型店「マーケットサイド」
テスコの小型店「フレッシュ&イージー」
サーフウェイの小型店「ザ・マーケット」

そして、9店舗なのに全米働きたい企業ランキング12位。
目から鱗の「ナゲット・マーケット」

企画に参加してくれているトッパントラベルの鈴木敏さんも、
「ワクワクしてくるツアーですね」と言った。

私も「ワクワク、どきどきする研修」にしたい。
是非とも、ご検討のほど。

ランチミーティングがおわり、
浅野先生に別れを告げると、
急ぎ、横浜・商人舎オフィスへ。

今週は大阪遠征。
事務仕事など、山積。

横浜駅には、
もうご覧のイルミネーション。
yokohama

夕方、東京・目黒。
インド料理の「ルソイ」。
日本リテイリングセンターの、恒例の忘年会。
目黒1

渥美俊一先生を囲んで、
学者・マスコミの人間が、
食べ、語り合う。

ルソイは北インド料理の店。
店内には、何種類もの香辛料の香りが立ち込める。
渥美先生は、お得意の、
「アロマ、フレーバー、テイスト」について解説してくださった。
目黒2
メンバーは、まず小川孔輔さん。
法政大学イノベーション・マネジメント研究科教授。
土肥大介さん。柴田書店社長。

それから、日経MJやダイヤモンドなどの記者連。

私も、最年長になった。
不思議なもの。

㈱商業界からの参加がないのが、残念。

話は、日経ビジネスの特集「イオンの誤算」から始まった。
渥美先生、的確な記事評、特集評。
皆、それぞれに意見を述べる。

私は、来週、この特集に対して、
そして商業界発刊の「イオンスタディ」について、
コメントするつもり。

そのほか、今年の流通業界の話題が満載されていて、
この会合、とても刺激的。
勉強になる。

ジャーナリストの仲間に感謝。
もちろん渥美先生、ペガサスクラブ事務局の皆さんにも、
心から感謝。

「右、左、上、下。
どっちを向いても感謝(水口健次)」

今日から、4日間、関西出張。

感謝と元気で、頑張ろう。

<結城義晴>

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