結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年10月28日(火曜日)

バブル崩壊後最安値を打った株価、長期不況への突入のときのスチュー・レオナードの信頼確立の言葉の数々

週明けの株価が注目されていたが、
とどまるところ知らず、
日経平均7126円で終了。

1982年以来、26年ぶりの安値。

「8000円を切ると、大変だ」
そういわれていたその8000円から7000円に迫る勢い。

アメリカでもダウ平均は、8175ドルと続落。

日米欧、そしてアジアでも、
貨幣経済の中核をなす「信用」が、
ガラガラと音を立てるように、崩れている。

人間同士の間で交わされる「信用」は、
人間たちがいかに困っても、
簡単には回復しない。
人間同士で、信用を復活させれば、
株式や為替の正常化は可能なはずだが、
もうそれは「妖怪」となって、
自分たちの手に負えない。

まるで、神の怒りが、
「バベルの塔」を崩壊させるために、
人類の、互いのコミュニケーションを、
遮断させてしまったかのようだ。

アメリカ大統領選挙は、大詰めに迫った。

オバマ優位は動かないが、
アメリカ合衆国には、何が起こるか分からない。

その、今日、私たちはテキサス州に旅立つ。

商人舎USAスーパーマーケット視察研修会。

その最後の訪問企業は、
スチュー・レオナード。
バスから

「信用」はいかに築かれるか。

創業者レオナード氏の言葉を紹介しよう。

超有名なクレド。
Rule1
The Customer is Always Right!

Rule2
If the Customer is Ever Wrong,
Reread Rule1.

原則1
顧客はいつも正しい。

原則2
たとえ、顧客が絶対に間違っていると思っても、
原則1を読み返せ。

石

本店のノーウォークの店には、
この言葉にさらに添えられる文句がある。

Our mission is to create happy customer.
私たちの使命は、お客様の幸せをつくることです。

「常に、忘れてはならない。
満足したお客様だけが、
再び来店してくださることを」

「顧客を愛せば、顧客はあなたを愛してくれる」

「苦情を言ってくれるカスタマーは、
最良の友である。
彼らは私たちに成長のチャンスを与えてくれる」

「利益はお客様からのご褒美であり、
決して私たちの権利ではない。

満足してくださったカスタマーからの称賛の証なのである」

「成功する人は、一つのことに集中する。
そしてそれをやり続けることができる」

「子供の行くところに母親はついて行く」

「リーダーの仕事は、
部下をリードすることではない。
部下を励まし、奮い立たせることだ」

「知識を得るだけでは十分ではない。
行動に移さなければならない」

どうだろう。

信頼を取り戻すための考え方、行動の仕方。

レオナード氏の言葉にすべて、込められている。

そのたった一つの秘訣は、
「自分の顧客を明確に意識し続けよ」
これは結城義晴の言葉。

自分のカスタマーが見えない商売が、
「信頼」と「信用」を喪失している。

この最も重要なことを学びに、
貨幣経済危機と大統領選挙の真っただ中のアメリカに発つ。

いざ。

<結城義晴>

[追伸]
アメリカからも、[毎日更新宣言]続けます。
しかし、ページアップの時間が不安定となります。
ご了解のほど。
そしてご期待ください。

2008年10月27日(月曜日)

秋最終盤の三つの基調「デカくて安くて旨い・簡便な手づくり・ダイエット」は節約、倹約、もったいないに同期している

Everybody! Good Monday!

2008年10月最終週、そして11月が始まる週。
そして来週の11月の8日には「立冬」。
もう冬の気分がやってくる。

何度も書きますが、
アメリカでは、
10月31日が収穫祭のハロウィン、
11月の第4木曜日(今年は27日)がサンクスギビングデー、
そして12月の25日がクリスマス。

秋から冬へのこの時期、
ホップ・ステップ・ジャンプで、
国内の実体経済を盛り上げる。

社会システムとして、定着している。

日本でも、例えば仙台に代表される七夕は、
夏物商戦の売り切りイベントとして、
町全体に貢献している。

さて、日本では、11月に入ったら、
もうクリスマス・年末を視野に入れて、
ウィークデーは
「節約、倹約。もったいない」
そしてウィークエンドは
「失敗を恐れない」

これです。

先週の「不況でも惣菜は売れる」セミナーでの、
林廣美先生の指摘。

「デカくて、安くて、旨い」
これが今、売れる食品の大基調。

その上、「手づくり」がトレンド。
しかし「手軽な手づくり」でなければいけない。
「格安の手づくり感」とでも表現したらよいか。
本格的な手づくりではない。

ちなみに、この不況期、
「ダイエット」が大流行。
考えてみると、ダイエットは、
「節約、倹約。もったいない」と
ぴたり、同期する。

では部門別には、どんな傾向があるか。

肉では、
細切れ、切り落とし、挽肉が売れる。
<昨日の夕方6時、私の自宅近隣のオーケー妙蓮寺店では、
挽肉が6パック残して、全部売り切れ状態>

魚は、低価格で脂の乗った魚種が売れる。
この秋は、ここまでのところサンマ一色の感あり、だった。

野菜・果物は、その時期、その地域の旬で、
おいしくて安い品種。
バナナ・ダイエットのバナナは、
品切れしてはならない。

惣菜は、天ぷらは、かき揚げと海老。
丼は、カツ丼と天丼。
寒い時には、カツ丼一色。
ご飯の多いお弁当。

寿司は、ウィークデーは、いなり寿司と太巻き、
ウィークエンドだけ、にぎり寿司なども売れる。

「売れるものは、決まっている」

この決まっている売れ筋を、
地域一番の「デカくて、安くて、旨い」で、売り切る。

いわば、基本の徹底。

徹底とは、
①細かく
②厳しく
③続けること。

①詳細に
②厳密に
③継続すること。

基本を徹底し、
元気を出して、
どこよりも明るく、
売り場に立とう。

それがあなたの仕事です。
それがあなたの役目です。

その練習と訓練をするのが今週から。
本番は、12月に入ると同時に、よーいドンで始まる。

①「デカくて、安くて、旨い」

②簡単な手づくり

③ダイエット

三つのトレンド。
そして何よりも、
元気で、明るく。

長期不況に入ったことは間違いないのだから、
知識商人くらい、
明るく、元気でいたいもの。

ちなみに私は明日からアメリカ。
直前の今日は1日人間ドック。

USリポートをお楽しみに。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

2008年10月26日(日曜日)

ジジの毛づくろい[日曜版]

鳥
タマ川に鳥が、むれる。

花
コスモスの花が、さきみだれる。

葉
ヨコハマ三ツ沢の木の葉は、黄色くかわる。

ユウキヨシハルのお父さんも、
シゴトがすんで、つかの間の、くつろぎ。
父
おとといは、おそうざいのセミナー。
きのうは、リッキョウ大学。
あしたは、ニンゲン・ドック。
あさってから、また、アメリカ。
きょうも、ゲンコーやテキストづくり。

ボクも、くつろいで……。
ジジ

定位置の食堂のまるいテーブルの、
マド側のイスのうえ。
耳のうしろが、かゆい。
ジジ2

ジュータンのうえで、
毛づくろい。
毛づくろい1

ペロペロ。
毛づくろい2

いいキモチ。
コーコツ感。

家の中の家のうえ。
ここでも、毛づくろい。
毛づくろい3

テイネイに、テイネイに。
kedukueoi

でも、毛づくろいのあとは、
なにかがほしい。
毛づくろい5

そうです、猫草。

お父さんが出してきてくれた。
これを、かむ。
猫草

お父さんとくらす日曜日。
ボクは幸せです。
jiji3
幸せって、トクベツなことではない。
幸せって、こんなことなんです。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2008年10月25日(土曜日)

商人舎特別研修会「不況でも惣菜は売れる!」でロックフィールド岩田弘三社長「絶好のチャンスだ!」

まだまだ止まらない。
株価下落と円の急騰。

日経平均株価7649円、
円は1ドル90円そこそこ。

バブル崩壊後の状態まで迫ってきた。

1991年の景気後退期は32カ月続いた。
第二次オイルショックの後は36カ月続いた。

もちろん、政府が景気後退宣言を解除する前に、
谷底を脱しているだろうから、
今回は、2010年までは、
景気後退と受け止めておいた方がいい。

そんな昨日、
ロックフィールド社長・岩田弘三さん。
「今、絶好のチャンスだ!」
こう言い切った。
惣菜セミナー3
痛快。

ロックフィールドは惣菜の製造小売りチェーンで、
年商469億円、経常利益25億4400万円。

「不況の体験をしていない若い社員にとっては、
ほんとうに良い経験。
いざなぎ景気を凌ぐ太平の中で、
平和ボケしていた」

「ものが売れる時代には、
危機感も緊張感もない。
数年前から企業体質を変えたいと、
皮膚感覚で感じていた。
あるべき健康体に向けて再スタートを切るべき時だ」

力強い宣言だった。

昨24日、東京・お台場。ファッションタウン9階。
商人舎特別研修会。
「不況でも惣菜は売れる!」

「にもかかわらずの論理」で、惣菜改革を進めようというセミナー。

実によい内容だった。

朝10時、お台場に激しい雨が降る。
その中でスタート。
第一講は結城義晴。
惣菜セミナー
世界の経済情勢、日本の産業構造変化、
そして商品政策の基本と、
商品開発のポイント、「五つの原則」。
食品や惣菜の商品開発のスローガンは、
「最初の一口がうまくても、
最後の一口がうまくなければ、
リピートされない」

従って、
1.日常生活の中で
2.規定量を
3.通常の頻度で
4.試食を繰り返す

これです。

第二講は、林廣美先生。
2時間たっぷり、林節。
「惣菜のトレンドが変わった。
不況がチャンス!
惣菜ビジネスは新しい局面を迎えている」
惣菜セミナー2
ほんとうに大事なポイントを、
一つ一つ丁寧に網羅してくださった。
詳細は、「林廣美のこの一品」に順次掲載される。

結論は、一言。
「デカくて、安くて、旨い」
これです、不況にもかかわらず、売れる惣菜。

第三講は、岩田さん。
惣菜セミナー4
そこで最初に、冒頭の発言が発せられた。

ロックフィールドの発想、歴史、そして現状。
惣菜は外食からマーケットをいただいている。
そのあたりの確かな時代観が、
岩田さんの講義によってくっきりと描き出された。

そして第四講座。
パネルディスカッション。
惣菜セミナー5
こんなパネルは、そうそうあるものではない。
惣菜の世界のビッグ2。

良い内容だった。

岩田さんは、
「RF1を超えるものを要求している。
まだ3合目だ」

惣菜セミナー6

林先生。
「ロックフィールドは難しいことを実現させている。
勝ち目の薄い勝負に挑んで、勝っている。
それは人間を喜ばせる仕事だ」
惣菜セミナー8

そして、私は、
コーネル大学のフォーマットとバナー開発の論理が、
ロックフィールドの業態開発と一致していることを指摘。
惣菜セミナー7

みなさん真剣に聴いてくれた。

最後に質問を受けた。

活発な議論。

ほんとうにいい研修会だった。
感謝。

最後に林先生と握手。

またやりましょう。

またやりたい。
こんなセミナー。

岩田さん、林先生、
ありがとうございました。

<結城義晴>

2008年10月24日(金曜日)

ダイナムホールディングス社長・佐藤洋治のリーダーシップ

東京の株式市況は昨日、
8016円まで下がった。

まさに歯止めがかからない。

9月の日本の貿易収支は、前年同月比でマイナス94%。

元ジャスダック取締役・牛島憲明さんは言う。
「だいたい4割5分は、皆、損してる」
牛島さんは、ズバリずばり核心を突く株の専門家。
パチンコ・トラスティ・ボード有識者懇談会の同志。

イオンは、先週土曜日の18日から、
1000品目のコモディティ・グッズのディスカウント断行で、
それが好調。
約2割引き。

がんばろう日本!とことん価格

来年2月28日まで。
ジャスコ、マックスバリュなど2000店全店。

ニトリの方が、徹底している
5月30日に第一弾の「値下げ宣言」268品目。
8月1日に第二弾「値下げ宣言」372品目。
両方とも継続しているから、現在も640品目。
そして11月1日に第三弾「値下げ宣言」を予定している。

そんな昨日、
佐藤洋治さんが語った。
ダイナムホールディングス社長。sa
ダイナム会長。
パチンコホール業界の革新者。
グループ年商1兆2000億円。
店舗数パチンコホール「ダイナム」、外食「めん六や」を合わせると、
600店のチェーンストア。
「1円パチンコ」の新業態開発で気を吐く。
こちらは、価格25%のディスカウント・タイプ。

「今、切り詰めるところは徹底して切り詰める。
そしてイノベーションを進める」

「今こそ、トップの意思決定が大事。
だから、トップマターの重要案件は、
トップに必ず、情報が入るようにすること」

スピードこそ、重視されねばならない。
直近の現場の数値を、全員がつかんで仕事しなければならない」

コンプライアンスとは、
業務分掌・業務手順・作業指示の
三点セットが出来上がって、
現場から発想されたものでなければ、
意味がない」

現場主義を貫くから、売価4分の1でも、
利益を増やしていけるのだ。

今現在の至言。

そして、今こそ、
佐藤さんのようなリーダーシップが必要とされている。

<結城義晴>

 

2008年10月23日(木曜日)

全日食チェーン「第9次5カ年計画」の凄さとボランタリーチェーンとしての蛻変

日本チェーンストア協会の9月販売統計
とうとう食品まで、
マイナス2.3%の前年同月比割れになった。

衣料品はマイナス5.2%。
住居関連はマイナス2.2%。
サービスだけがプラスで3.5%。

全体では既存店ベースでマイナス2.2%。
これはまあ、そんなものだろうとは、皆、思うだろう。

日本チェーンストア協会は、
総合スーパーの協会といってよい。
その販売統計は、総合的な消費指標となる。

食品全体でみると、外食費が激減してきた。
その分が内食・中食に回っていた。
「節約・倹約。もったいない」の傾向が、
こんな形で、チェーンストア協会の食品の売上高に表れていた。
2月から、8カ月連続で、食品の販売実績は前年をクリアしてきた。
しかし9月にとうとうそれもダウンとなった。

本格的な消費低迷期に突入してきた。
実体経済に強く影響が出てきた。
そう受け止めるべきだろう。

心してかかるべき2008年終盤である。

だから昨日の日本ハム社長・小林浩さんの指摘のような、
品種別・品目別の吟味峻別が大切となる。

小売りの神は細部に宿る。
これである。

さて、この不況期に気を吐くグループがある。

昨22日、東京・台場、ホテルグランパシフィック。
台場
毎年恒例の全日食躍進チェーン大会」
盛大に開催される。
全日食
「第9次5カ年計画樹立記念」と銘打たれ、
例年にも増した一段と力のこもった大会。

午後2時から記念講演。
評論家の大宅映子さん。
「変わらなきゃ、これからの日本」

「蛻変」「自ら、変われ!」と、
偶然にも主張は同じ。

その後3時30分から「躍進チェーン大会」
大会会長で全日本食品社長の齋藤充弘さんが力強いご挨拶。

何しろ、齋藤さん、自信にあふれている。
「ボランタリーチェーンの時代だ!」
齋藤さんの語り、
2000人以上も集まった日本の食品産業関係者に、
強いインパクトを与えた。
斎藤社長

8月5日のこのブログにもご登場いただいた
商人舎・商人ねっとコラボ企画のCDオーディオセミナー。
その第2回ゲストで、前年比143%の絶好調ぶりをご披露願った。

その勢いは、3カ月経過しても衰えを知らない。
世界の経済は、この間、乱高下に次ぐ乱高下。
でも全日食チェーンは、勢いを増すばかり。

その日本最大のボランタリーチェーンが、
第9次の5カ年計画を発表。
これが終了し、次の5カ年計画を出せば、50年。

5カ年計画をここまで続ける企業や組織は、あまりない。

全日食チェーンの良い意味での「しつこさ」がよく出ている。

その5つのスローガン。
1.情報化を駆使して、
店頭指導体制の確立を行う
2.食品スーパーとしての新たなるビジネスモデ
ルの普及を行う
3.真に一元化されたチェーンシステムの
稼働を目指す
4.小さな本部を堅持する
5.更なる加盟店組織活動の醸成を行い、
VCピープル精神を堅持する

さらに平成20年度のスローガンは8つあるが、
これが、いい。

①店頭売上高昨対105%を達成する
②“新・商品政策”店頭実施率80%を達成する
③“新・発注システム”加盟店普及率50%を達
成する
④VC-POS加盟店導入率70%を達成する

この8つのスローガンの凄さ、
お分かりになるだろうか。
4つの達成目標が、明確な数値化を伴っているのだ。
ボランタリーチェーンで、この数値を言い切れるところは少ない。

⑤生鮮加工センターの全国への普及を行う
(+5カ所)
⑥新業態“生鮮・総菜シンジケートモデルと
1+5モデル”の普及を行う(+10店)
⑦小さな本部を堅持する(400名体制の堅持)

どうだろう、すべて数字で表現する。

そして最後に、
⑧活力ある加盟店組織活動の醸成を行う

「うっすらとですが本部にも、加盟店にも、
光が射してきたように感じております。
この薄明りを本物にすべく、本部・加盟店みんな仲良く朗らかに、
(以和為貴)スクラムを組んで本年も進んで行きたい」

齋藤さんの決意表明は、見事だった。

「以和為貴」は全日食チェーンの社是。
和を以って貴しと為す。

第3部が祝賀会。
その間に、ロビーで弦楽四重奏。
弦楽四重奏

祝賀会の最初のご挨拶は、
全日食チェーン商業協同組合連合会の江刺公夫副理事長。
aisatu
全日食チェーンの幹部は、皆、スピーチがうまい。
江刺さんも、自主性を生かしつつ、
「新しいビジネスモデルづくり」に励むと宣言。

農林水産省、経済産業省の官僚の挨拶のあと、
社団法人日本ボランタリー・チェーン協会・宮下正房会長のご挨拶。
宮下先生
「ボランタリーチェーンのいいところ、
フランチャイズチェーンのいいところ。
両方を合わせてボランチャイズ・チェーンという人がいる。
全日食チェーンはそれになってきた」

「座布団一枚!」

しかし、全日食チェーンは、小さな本部にこだわる。
だから、あくまで真のボランタリーチェーンであると、私は思う。

むしろ、全日食チェーンは、「蛻変」しつつあるのだと考える。

殻を脱ぎ捨てようとしているのだ。

懇親会では本当に多くの人々と、懇親した。
もちろん、齋藤充弘さん、
連合会会長の田中彰さん。
お二人は、商人舎の発起人、商人舎ファミリー。
菱食相談役の廣田正さんも商人舎ファミリー。

そしてほんとうに久しぶりに、
名門・明治屋の磯野計一さんにお会いできて、
私、うれしかった。
現在、取締役相談役。
磯野さん
思わず、固い握手。
お元気そう。

米国ウィスコンシンの夜のこと、
新丸ビルオープンの日のこと。
いろいろなことを思い出した。

磯野さんもすっきりして、蛻変したみたいだった。

今日も、いい一日だった。
いい人に会えた。
夕べに、感謝。

<結城義晴>

2008年10月22日(水曜日)

年末商戦の基調トレンドと豊橋女性同友会での講演会の実感

イギリスの北に位置する国・アイスランド。
人口30万人、面積は北海道並みの国家。
このアイスランドの経済と国民が、
危機に陥っている。

円建てで、債券を発行した銀行、
円建てで、ローンを組んだ国民。
今回の経済危機で、円は高騰。

アイスランドは、10年間に国内総生産が
2倍以上に膨張。
金融立国そのものだった。

国民は、この10年間、わが世の春を謳歌した。
それが、暗転。

自国の中央銀行の金利は15.5%、
だから低金利の円建てに走った。

朝日新聞が一面トップで報じる笑えないスクープ。

以って自戒とすべし。

日本ハム社長・小林浩さんのコメント。
これは日経新聞。
「歳末商戦では
実用的なハムギフトの需要が伸びた」

ローストビーフやハムステーキのブロックが人気。
お買い得感のあるタンパク質。

このブログで、惣菜指導第一人者の林廣美先生が、
指摘し続けていること。
それが、年末商戦を先取りしたギフト需要に表れた。

これから新年までの食品販売の基調となるトレンド。

忘れるべからず。

サイゼリアの中国産ピザから、
メラミンが検出された事件。

ディスカウントタイプのイタリアンレストランだが、
ディスカウントするには中国産は、不可欠だった。
初動のマスコミ対応はちょっともたもたしたが、
同社は、ピザ生産会社・金城速凍食品との取引を中止。

痛手は大きいが、即座に返金を実施。

重要なのは、レシートを持たない顧客にも返金する姿勢。

無条件で、返金する。

サイゼリアの最善の策。

返金額は8日間の販売額8000万円になり、
無条件返金でそれが増えると見込むが、
しかし、今、サイゼリアにとっては、
これしかない。

すべての商人の教訓になる。

さて、昨日は、静岡県豊橋へ。
「豊橋優友第7回セミナー」に出講。
主催は、商業界ゼミナール全国女性同友会豊橋優友。
豊橋の女性経営者の集まりが、
毎年のようにセミナーを自主開催。

商業者が、自ら企画し、自ら参加者を募集する。
セミナーを開催すること自体が、勉強になる。
とてもよい集まり。

テーマは「21世紀に輝く女性商人道」。
何と、397枚もチケットが売れ、
会場は満杯。
豊橋1
第1講演は、西端春枝先生。
ご存知、商業界全国女性同友会名誉会長。
商人舎ファミリーの女性代表。

先月、大阪で「商人舎寺子屋研修」を開催させていただいた。
その時にも、共同主催のような形で、たいへんお世話になった。

西端先生のテーマは、
「仏道に通じる商道、いのち燃やして」
いつものように、心に沁みるお話を1時間。
それでいてユーモアに溢れている。
私も、いつも脱帽。

全員が、熱心に聴き入った。

10分の休憩。
豊橋4

西端先生に続いて第2講演は私。
「お客様のために、今、いちばん大切なこと」

レジュメには入れていなかったが、
カスミ社長・小濵裕正さんの「蛻変の哲学」をご紹介。
一昨日、小濵さんとの対談後、お聞きした小濵さんの座右の銘。

これが、私の「自ら、変われ」に同期する。
コーネル大学のリーダーシップ論の結論にも一致する。

そして、商業界を辞して、商人舎を設立した私自身の生き方にも。
商業の近代化から現代化を目指す商人舎の在り方にも。

不思議な言葉との不思議な出会いだった。

セミナーの最後には全員で、
「今日の日は さようなら」を斉唱。
toyohasi

いいセミナーだった。

そして女性事務局に囲まれて記念写真。
豊橋3
豊橋優友の会・会長の河合正枝さん、ありがとうございました。
河合さん抜きにはこのセミナーはない。
第7回実行委員長・松井美行さん、ご苦労様でした。
素晴らしいセミナーでした。

すべてが終了してから、
河合さんの経営する「武蔵園」を、西端先生とご一緒に訪問。
素晴らしいお店。
武蔵1
河合さんはとんかつの武蔵グループの総帥。
凄腕の経営者。

その河合さんの念願かなった新フォーマットが「武蔵園」
今年4月4日オープン。

店内は、個室スタイルになっている。
武蔵2

こちらは恵比寿の間。
武蔵3

レジのスペースでは、マイ箸やプライベートブランドの提案も。
musasi3

豊橋優友の会と武蔵園、
西端先生と河合会長。

今日も仕事した実感。
いい日だった。

すべての人に、感謝。

<結城義晴>

追悼

イオン株式会社、元代表取締役副会長林信太郎氏のお別れの会が
21日午前11時30分より、千代田区紀尾井町のホテルニューオータニ「芙蓉の間」において、しめやかに執り行われました。
林氏は、1921年8月生まれで享年87歳。
通商産業省を経て、1976年ジャスコ株式会社に入社。
ジャスコ興産代表取締役社長、ジャスコ代表取締役副社長、日本クレジット代表取締役社長、ジャスコ代表取締役副会長、同取締役相談役などを歴任、イオン株式会社の発展に貢献しました。
また社団法人日本ボランタリー・チェーン協会の会長を務められるなど、地域商業の発展、中小企業、専門店の育成にも尽力されました。
参列者は林氏の遺影に献花後、故人を忍びつつ懇談、漸次、散開しました。
慎んでご冥福をお祈りいたします。
株式会社商人舎

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結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

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