結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年03月20日(木曜日)

「春分の日」から4日間の書き入れ時に黒田節子のマーケティング!

今日は「春分の日」。
けれど、全国的に雨模様。
西から少しずつ、あがってくる。
雨模様
今日からの4日間。
書き入れ時。
出だしは、雨模様だが、
だんだん良くなる法華の太鼓。
週末を楽しみに。
桜の木私のオフィスの窓から見える桜の木。
世の大勢とは別世界のように、
人々の暮らしは淡々と行われる。
小さな喜び、小さな悲しみ、
小さな出来事が少しずつ現れては消える。
そんな暮らしの機微に触れつつ、
大衆とともに生きるのが商業である。

ちらほらちらほらと桜の花が開いた。
今日から、プロ野球は、
パシフィック・リーグが開幕。
私は、生まれ故郷の福岡をまだ引きずっていて、
だから今は存在しない「西鉄ライオンズ」ファン。
日本経済新聞・スポーツ欄のコラム、
豊田泰光の「チェンジアップ」を愛読している。

三原脩監督のチームづくり、モデルにしている。
選手をとことん信じる采配。

さてプロ野球が始まると、春であることが、
強く認識される。
ビールが美味くなる。

そして食べ物も、バラエティが出てくる。
生活に意欲が出る。

社会全体に、元気が出てくる。
それがわが日本の特長だ。
自分たちの特長や強みを、正しく認識し、
それを意識して、生きていくことと、
無意識のうちに過ごすのとでは、
大きな差が出てくる。

大事なことだ。

今日は、私は、原稿書きの仕事。
テーマは「マーケティング」。

マーケティングとは、
Market(市場)をingさせる(動かす)こと。

これは、マーケティング・コンサルタントの黒田節子先生の定義。
素晴らしい。
だから私も、この定義を、
基本に据えて考えを組み立てる。

言葉とは面白いもの。
本当に。

英語で、マーケット、フランス語でマルシェと言えば、
二つの意味を持つ。
ひとつが、市場(いちば)。
生鮮品など持ち寄って売る市が立つところ。
売り手と買い手が定期的に特定の商品を取り引きするところ。
狭義の意味という。
もうひとつが、市場(しじょう)。
こちらは需要と供給の間に存在する交換関係を意味する。
金融市場、日本国内の家電マーケットなどという。
広義の意味。

日本語のほうが意味の規定が明確で、
間違いが少ないだろうけれど、
市場と漢字で書くと、Market、Marcheと同じになる。

いずれにせよ、マーケティングは、
その広義のマーケットを、
動かし、揺さぶり、価値を生み出す行為

ということになる。

商売そのものだ。

ご名答。

そう。

マーケットや市場が、大きい、小さいはあるが、
我々が毎日やっていることこそ、
マーケティングそのものなのだ。
人々の暮らしの機微をとらえ、
その小さな喜びをちょっとだけ増やして差し上げる。
それが私たちのマーケティング。
春分の日のマーケティング。

さあ、今日から始まる4日間の書き入れ時。
あなたは、あなたの店は、あなたの会社は、
どんなマーケティングを志すのだろうか。

<結城義晴>

追伸
4月17日「商人舎発足の会」詳細とお申込方法、
このホームページ左最上段に載せました。
是非、ご参加ください。
商人舎最初の仕事です。
結城義晴一世一代のイベントです。
張り切っています。

張り切りすぎて、
来週、目の手術です。
でもすぐ、復帰して、
また元気を売ります。
よろしくお願いします。
    

 

2008年03月19日(水曜日)

ウォルマート西友ドル安還元セールへ、「利は元にあり、しかし品質は維持・向上させよ」

今日、19日で、
日本銀行福井俊彦総裁の任期が切れた。
このドル安円高のまっただ中に、
「財界の法王」とまで言われた最重要ポジションが、
空席となる。

逆に考えると、この局面で、
空席でも支障なしという職責に、
堕してしまっていたことが、
明らかとなったのか。

 この緊張感のなさが、
現在の私たちの国の実態なのか。

さて、昨日のこのブログで、
「ドル安還元セール」の提案をした。
早速、ウォルマートは、日本の西友で、
それを始めると、発表。

エドワード・カレジェッスキーCEOは、
日本経済新聞記者に対して、語ったという。
「直輸入品拡大に大きな商機あり」

もともとウォルマートは、
創業者サム・ウォルトンの時代から、
偉大なるハイ・ロー・オペレーターと言われていた。
すなわち、
「商機に対するに敏なり」のDNAを持つ。

それが、現在の世界的商品調達力を活かして、
発揮されるわけだ。

ただし、そういった商品が、
人々の暮らしに必需の生活財かどうかはわからない。

もうひとつ、
「素性の確かな商品」であることを忘れたら、
それは意味がない。

私の言葉でいえば、
五つの方法。

一 利は元にあり
二 利は売りにあり
三 利は内にあり
四 利はこの品にあり
五 利は他の品にあり

ここに、
「品質は、維持・向上させよ」という表現が付かねばならない。
現在は、特にそうだ。

だからこうなる。

一 利は元にあり、
  しかし品質は維持・向上させよ
二 利は売りにあり、
  しかし品質は維持・向上させよ
三 利は内にあり、
  しかし品質は維持・向上させよ
四 利はこの品にあり、
  しかし品質は維持・向上させよ
五 利は他の品にあり、
  しかし品質は維持・向上させよ

昨3月18日、福島出張。
いちいの取り引き先との会合で講演。
いちいは、福島県に展開する年商174億円のスーパーマーケット。
鮮魚部門がとりわけ強化されている。
私は、これからのローカルチェーンは、
特徴を持たねばならないと思っている。
それも「際立った特長」
「際立った特長」を少なくとも二つは持たねばならない。
それは二つの部門という意味ではない。
二つの部門でもよいし、
鮮魚部門とホスピタリティ溢れるレジチェッカー部門でもよい。

スーパーマーケットの原理原則を徹底したうえで、
それができれば、必ずサバイバルできる。

いちい代表取締役社長・伊藤信弘さんは、
私より5歳下の脂ののったトップマネジメント。
いちい2
勉強熱心で、体力・気力充実。
今後が大いに期待できる。

講演では、私の持論を展開。
取引先との間に共通言語、共通認識を持って、
一体となって、まずは2010年の区切りまで、
頑張ってほしいものだ。

<結城義晴>

 

2008年03月18日(火曜日)

『素性の確かなドル安還元セール』お勧めします!

1ドル95円をつけた。
12年7カ月ぶり。
その後落ち着いて、97円台。
しかしこれは、円高ではなく、ドル安。
為替
米国連邦準備理事会が緊急対策を打った。
公定歩合を引き下げた。
にもかかわらず。

JPモルガン・チェースが、ベアー・スターンズを、
緊急買収して、救済したにもかかわらず。

日本の1997年の山一證券、
98年の長銀、日債銀の破綻に、
状況は似ている。

「第2のベアー・スターンズ」
確実に出る。

かつて円高のピークの時には、
1ドル80円を切って、
77円まで上り詰めた。

今回も、このように、徐々にドル安が進行して、
90円までは行くだろうとの読み。

この為替は、ご承知のように、
通貨の需要と供給に応じて、変化する。
円とドルに絞ってみるとよく分かる。

円がドルによって買われると、
円高ドル安になる。
ドルが円によって多く買われると、
円安ドル高になる。

小売業、商業はかつて、
『円高還元セール』などやった。
これは『消費税分還元セール』とは意味が違う。

円高だから、円でドルの値段の付いたものを仕入れると、
同じ金額で多く仕入れられる。
1品当たりの値段が安くなる。
だから『円高還元セール』
イオン岡田元也社長は、もう、
「円高のメリットをお客様に還元出来るようにしたい」
と発言している。

しかし、今回はむしろ、名づけるとしたら、
『ドル安還元セール』

こうして、日本のお客さんに元気をつける。
いかが?

ただし、外国産の商品は、
その素性をはっきりとさせておくべきだ。
だから、こうなる。
『素性はっきり商品のドル安還元セール』

外国旅行も、現地では、ドル安のご利益が、
きわめて大きい。

6月30日出発、「商人舎アメリカ視察研修」
独立記念日のニューヨーク、ご一緒にいかが?

まだまだドル安は続く。

ただし、日本の問題は、株価の低迷。
日経平均株価は1万2000円を割った。

株価が低下すると、
企業買収が進む。

ここでも不安が増幅される。

低下した株を持つ株主は、売りにくい。
株の市場流動性が落ちる。

経済の循環が悪くなる。

日本政府は「脳死」状態。
日銀総裁人事ですら、空席になりそうな気配。

だから私たち商人は、
『素性の確かなドル安還元セール』で
元気を売ろう。

それがあなたの仕事です。

さて、3月17日、
単行本192ページ脱稿。
話が決まってから、2週間ほど。

中経出版の腕利き編集者&編集長コンビに、
あとはお任せ。
よろしく。

昼間は、ダイナム・ホールディングスの臨時株主総会出席。
夜は、築地で、ライフコーポレーション岩崎高治社長、
並木利昭常務取締役人事本部長と、情報交換。
この会合、面白かった。

私、岩崎さんには、先の学習院マネジメントスクールで、
借りがある。
応援します。

今、人材採用の面では、
トップマネジメントを前面に押し出すべきとき。
岩崎さん、日本中、見渡しても、
その意味で、最高のトップの一人。

並木さんとのコンビがとてもよい。

楽しい夜をありがとう。

『素性の確かなドル安還元セール』
いかが?

4月17日木曜日、
商人舎発足の会にもご参加ください。

元気を売ります。

<結城義晴>

2008年03月17日(月曜日)

ペガサスクラブ主宰渥美俊一先生をご自宅に訪問

Everybody! Good Monday!

2008年3月第3週、今週は木曜日が、
春分の日。
そして金曜日をはさんで、土日連休。
お客様の気持ちになってみましょう。

私は、2月から「光の春」などといって、
待ち遠しい春の訪れを、強調し続けてきました。

今週は、
春本番へ突入する記念すべき1週間です。
それを、お客様に知らせる。

POPに書いて、「春が来ました」なんてのは駄目。
商品で訴える。
何よりも春らしい商品。
それらを、ボリューム感を出して、
これ以上ないというくらいに強調する。

地域によっては、桜の季節が訪れ、
花見のニュースがテレビで流れたりします。

もちろん今は、花粉症の最盛期。
これにも売場対応しましょう。

春休みに入り、
進学、就職の準備が進む季節。

かゆいところに手が届く店。
お客様が思っていることが、
店頭で表現されている店。
家庭の中で言えば、主婦のような視線で、
家族の暮らしを見ている店。
それが小売業です。
商業です。

それをするのが商人です。

さて、昨3月16日日曜日。東京・目黒。
渥美俊一先生を訪問。

ご自宅は、鉢山町という閑静な住宅街で、
「A氏邸」として、建築雑誌に載りました。
渥美邸
3階建ての洋館。

1階リビングから庭園が見える。
もう梅が散ってしまったが、
パンジーが花を咲かせていました。
庭園

渥美先生には、
㈱商人舎発足の会の発起人をお願いしています。
「結城義晴君の独立を励まし商人舎発足を祝う会」
という名称になりました。
皆さん、是非来てください。

さてこの会で、渥美先生にご挨拶をお願いしましたところ、
アメリカツアーの最中で、それが叶わない。
そこで、この日、ビデオ撮影と相成ったのでした。

休日で、原稿執筆中のところ、
わざわざスーツに着替えていただいて、
ビデオ撮影。
4分30秒。
テイク1でOK。

ありがとうございました。
ご自慢のシャガールの絵の前で、握手。
握手
私は、渥美先生と30年のお付き合いになる。
最もお世話になった先生といえます。

その渥美先生の「結城義晴評」。
今後の「結城義晴の価値」。
短いコメントの中に、見事に把握、集約されていて、
私、感激。
涙、出てきた。

私にどんな価値があるのか。
それは、4月17日、
「励まし祝う会」の会場大スクリーンで、
明らかになります。

ありがとうございました。

渥美邸をあとに、代官山の辺りから中目黒まで、
小川寛㈱商人舎専務、およびカメラクルーと歩く。
目黒川の桜は、もう「咲きたい咲きたい」と、
声に出しているようでした。
目黒川
私は、今週末、土曜日に、この目黒川のすぐ先、
池尻大橋の東邦大学医学部付属大橋病院に入院します。
目の手術をして、2週間。
退院する頃が、目黒川の桜の満開のときだそうです。

治った私の目に、
桜はどんな風に映るのか。
今から楽しみです。

春は、人の心に、希望をくれます。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

2008年03月16日(日曜日)

ジジの心得[日曜版]

コンニチハ。ずいぶん、
あたたかくなってきました。
これからは、もこもこして、
すこしあつくるしくなるかも。

ゆかのひんやりが、
きもちいい。
ジジ後姿
コンニチハ。

きょうは、にちようび。
きゅうじつ。

ボクは、まいにち、
きゅうじつだけど。
こんにちわ
ユウキヨシハルさん、
うちにいます。

ごごは、しごとで、
でかけるといってます。

そらは、スッキリしています。
だから、やねもきれい。
そとのくうき、きもちいい。

だからしごとも、
いいかもしれない。
空
シクラメンも、
まだ花をつけています。
シクラメン

ユウキヨシハルさん、
ごぜんちゅうは、
いえでしごと。
ゆうがた、
かえってきてからも、
しごと。

ほんをかくときの、
さいごの「すいこう」というしごと。
校正

そんなときに、きのう、
ゆうびんばこに、
ほんがおくられてきた。

アヅチサトシさんの小説。
「後継者」

ユウキヨシハルさん、
すごくよろこんで、
おもしろそうによんでる。
後継者
おふろのなかでも、
よんでた。

じぶんのほんは、
だいじょうぶかな。

こんなことつぶやきながら、きは
ほん、かいてる。

気は長く、
心は丸く、
腹立てず、
人は大きく、
己小さく。

見つめる
ボクは、
しごとしているユウキヨシハルさん、
すきです。

いつも、
しごとばかりだけれど。

きはながく、
こころはまるく、
はらたてず。

ボクも、
そんなまいにちです。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2008年03月15日(土曜日)

イオン林直樹専務を迎えてショッピングセンター戦略論議闘わせる

昨3月24日、
イオンは、「温暖化防止宣言」を発表した。

2012年度までに、総合スーパー、スーパーマーケット約1000店で、
「レジ袋の無料配布を中止」する。
「無料配布の業界慣習」を顧客の理解と協力のもとにやめていく。
それは二酸化炭素削減を目標にするのであり、
それが地球温暖化対策の一助になる。
こういう考え方だ。

この発表がなされているちょうどその時、
私たちは、商業経営問題研究会を開催していた。
通称RMLC[リテールマネジメントラーニングサークル]。
そしてゲスト講師は、そのイオンの
専務執行役デベロッパー担当・林直樹さん。林さん1

場所は、東京麻布台の商業界会館2階。
午後1時30分から4時まで。
充実したレクチャーとディスカッションの時間。
商業界会館
林さんのタイトルは、
「イオンのショッピングセンター戦略」。
この話の中で、林さんは、
イオンの「温室効果ガス排出量削減の目標値」を明示してくれた。
目標
全店目標であるから、
これはたいへんな仕事となる。

イオンの業界リーダーとしての心意気が感じられる目標値だ。
もちろんグローバル10を目指す「経営の質」の面での向上が、
その目標にある。

現在、日本にはモール型ショッピングセンターが111カ所ある。
イオンはそのうち86カ所、約76%のモールを展開している。
イオンの大型ショッピングセンターは、2核1モールを原則としている。
両サイドに二つのアンカーストア。
アンカーというのは、船の碇(いかり)のこと。
集客力の中心となる。
そんな大型の店が二つあって、
その間をモールがつなぐ。
テナントの専門店がズラリと並ぶ。
これが基本。
基本に忠実なモール型SC、意外に少ない。

現段階のイオンの場合、核店はジャスコの総合スーパーと、
百貨店や大型専門店、家電店など。
サブの核店をどこにするのかが、課題の一つ。

このモール型デベロッパー事業は、
営業利益7%を目標に据えている。

ちなみにスーパーマーケットを核とする近隣型SCは、
5%の営業利益が目標。

ただしSC事業は、営業利益は出るが、
キャッシュフローが出にくい。

これが問題点。

店舗はお金を回すのが、利益の源泉であるが、
SCはお金を寝かす。
だから店舗からは回転差資金が出るが、
SCは逆ザヤになりかねない。

地方のスーパーマーケットが、
自らSCを開発運営して失敗するのは、
このためだ。
せっかく、何十年か前に、かけ売りの商売をやめて、
スーパーマーケットという回転差資金の出る商売に、
やっと転換してここまで来ながら、
またSC開発で資金が回りにくい商売に手を染めてしまう。
この矛盾の繰り返し。

イオンは、そこでイオンモールという別会社をつくった。
本体のデベロッパー事業には、
林さんのようなエースを投入している。

さて、この秋、イオンは武蔵野線沿線の新駅に、
街づくりを構想した最大のモールを作る。
林さんの話も、そこに時間が割かれた。
SC
このSCは現在のイオンの力を最大に発揮した
注目の「エコストア」でもある。
よどみなく、日本のショッピングセンターの現状と、
イオンの戦略を語ってくれた林さんにRMLCメンバーから拍手。
その後、質疑応答。
質問
RMLCは、前身の「杉山ゼミ」の時代、
故磯見精祐座長の時代から、突っ込みが激しいことが特徴。
今回も、同様。
しかし、林さん、ここでもよどみなく、
誠実に答えてくださった。
難問にも、即答できるということは、
すでに社内で、こういった議論が済んでいるということ、
あるいは常にこういった議論が戦わされているということを示す。
改めて、イオンの社風の一端を垣間見た気がする。

「説得と納得です」

林さんの言葉。
林さん2

これはデベロッパーとしての開発業務のときの心得だが、
社内、グループ内においても、

「説得と納得」

これがきちんと行われている。

林直樹さんに、心より、感謝。
次回のRMLCは4月23日です。

通常ならば、4月17日なのですが、ご存じ、
「商人舎発足の会」がこの4月第3木曜日
に開催される。
全員集合です。
よろしくお願いします。

<結城義晴>

2008年03月14日(金曜日)

2009トレードショー実行委員会と日本セルフ・サービス協会総会

ドル安がとどまらず、
とうとう1ドル100円を切った。
12年ぶりに、99円台に。

世界の通貨、ドルには安定してもらうほうがよい。
グローバル化が進む中での世界通貨のドルは、
世界言語の英語と並んで、世界標準。

世界標準は、何よりも安定がよい。
少なくとも小売業やサービス業にとっては、
それがよいと思う。

消費財産業やホスピタリティビジネスは、
相場の乱高下で儲けたりはしない。
だから平和産業なのだ。

戦争産業は、戦争による混乱が、相場の波をつくり、
それによって儲けをつくったりする。
私たちには、それがない。
だからドルも、安定してもらいたいものだ。

さて3月13日、千葉県成田エクセルホテル東急。
日本セルフ・サービス協会の通常総会。
その前に、今年2月の第42回目の、
2008年スーパーマーケットトレードショーの結果報告。
実行委員会
出展規模は1009社2246小間。
海外からも24カ国、145社86小間の出展があった。
このインターナショナルなエキジビターは、
今後、どんどん増えるに違いない。

来場者数は、3日間で、7万5052人。
昨年が7万3542人であったから、1510人の増加。
今年は、初日に登録して、2日目にも来場といったケースが多かった。
事前登録してIDを発行する場合もこの来場者数にカウントしない。
だから、実際に数えたらもっともっと増えたはず。
あくまで予測だが、8万人は超えただろう。

来場者の内訳。
①スーパーマーケット・総合スーパー42.2%
②食品メーカー11.7%
③食品関連卸売・商社・輸入代理業11.4%
④設備機器メーカー8.3%
⑤ホテル・飲食業・サービス業6.0%

前年よりjも伸びたのは、①と②、
そして、コンビニ・FC4.6%、百貨店・各種専門店4.2%、
さらにドラッグストア2.4%。

エキジビターもビジターも増えたうえに、
ターゲットがフォーカスされてきた。
すなわち専門フェアとして、
規模が拡大しつつ、精度が高まってきたということ。

これだけの国際級の食品フェアで多数の来場者を迎えながら、
ゾーニングや事前登録システムがうまくできているために、
混乱がほとんどなかった。

併催催事の基調講演、特別講演、無料セミナー、
レセプションパーティ、食の商談会なども大盛況だった。

これだけの事業が、多くの協力者があるとはいっても、
基本的に10人の協会職員を中心に企画運営されていることは、
驚異に値する。
三浦正樹専務理事をはじめ運営事務局の皆さん、
そしてとくにチーフプロデューサーの川崎かおるさんには、
「ご苦労様」と言いたい。
日本のスーパーマーケット応援団長として、
「ありがとう」とお礼を述べたい。

さて、来年の第43回トレードショーは、
2月11日、12日、13日。同じくビッグサイトで開催される。
テーマは、“創”ニッポン。
今年、来場できなかった皆さん、ぜひおいでください。
今から、手帳に予定を書き込んでください。
出展を希望する皆さん、早めにお申し込みください。
来年の満小間時期は、早い。

スーパーマーケットトレードショーは、
何のためにあるのか。

もちろん、日本のスーパーマーケット産業の健全な発展のため。
これは最大の目的。
しかし、私は思う。
「つくり手を育てるため」
つまり小さなメーカーや生産者を発掘し、彼らの販路を開拓する目的。
さらに言えば、「スーパーマーケットは最も敷居の低い食育の場」。
トレードショーは、だから、顧客を育てる目的ももつ。
従って、こうなる。

売り手を育て、
つくり手を育て、
買い手を育てる。
そして、
日本の食文化を育てる。

そんな目的をもつものなのだ。

さて、トレードショー実行委員会の後、
平成19年度通常総会。
そして協会事業説明会。
さらに特別講演会。
講師は、私、結城義晴。

日本セルフ・サービス協会50周年事業の目的と内容。
「最も働きたい企業をつくることとは何か」。
そして、薬事法改正を実現させたもの。
これらは、ご理解いただけたと思う。

次の50年に向けて、私たちは何を残すか。
「人を残す」
これです。
だからコーネル大学リテール・マネジメント・アカデミーを、
この秋、日本に開設する。
これは日本のスーパーマーケットの業界内大学です。
ご理解とご協力のほど、
お願いします。

<結城義晴>

 

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