結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2026年02月14日(土曜日)

ニュージャージー州のバレンタイン前日競争/勝利者は誰か?

OICグループUS研修。

2015年から始まって、
コロナ禍の2021年、22年に中断し、
今年で10年目を迎える。

最初の年が4団180人。
現在は5団約220人。

延べ2000人近くが、
ほぼ同じ小売企業を訪れ、
私の考え方の講義を受ける。

基礎知識を共有し、
基本戦略を理解し、
目線合わせを行う。

ロピア150店のチーフ以上が、
この研修を受ける。

しかし店が増え続けている。
2025年度は37店。

研修参加者も増える。

2026年の第3団は天気に恵まれている。

今日も快晴。

7時に会議室に集合。
初めに2団・3団を引率する牧野佑騎さんが、
経営理念の大切さを話す。
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OICグループには、
アキダイやスーパーバリューの小売業、
理恵産業やユーラスの製造業、
そして生産者、
さらには外食まで傘下に入っている。

そこでOICグループとしての経営理念が重要になる。
皆の目指す方向性が経営理念に表れている。
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そのOICグループ理念の唱和。
リードするのは田中さん。
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続いてロピアの経営理念と7大用語の唱和。
団長の荒田さんがリード。
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そして結城義晴の講義。
マネジメントの6つの体系を説明する。IMG_4317

そのなかでもトップに来るのが、
ミッションマネジメントだ。
経営理念である。
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講義は2時間。

ウォルマートの経営理念と「サムの10ルール」
そして働きがいのある企業ランキング。IMG_4324

12月の事前講義、羽田での直前講義に続いて、
初日は2時間のレクチャー。
商品問題を中心に語った。IMG_4323

コモディティ化現象と、
ウォルマートのEDLPは、
切っても切れない関係にある。

戦略としてコモディティ化現象をとらえたい。IMG_4327

講義が終わると今日は、
ニュージャージー州へ。
ニューヨーク州とはハドソン川を隔てて、
隣りの州となる。

マンハッタンへの通勤圏。

その優良店舗を視察する。
トレーダー・ジョー。
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明日は2月14日のバレンタインデー。

その前日の売場づくりがすごい。
レジ前スペースに大量のブーケを展開。
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売り込み商品のアボカドは、
いつもの倍以上のボリューム陳列。
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2人のメイトとクルーにインタビュー。
メイトはフルタイマー、クルーはパートタイマー。
浅野秀二先生が通訳。
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メイトのリカルドさん(中)とアレックスさん(左)。
「チームの仕事は楽しい」と口を揃えて言う。
クルーのエースさん(右)は、
「ほかにもしたいことがあるから、
もうひとつ仕事がある。
ワークライフバランスを大事にしたい」
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3人ともナイスガイ。
お礼の日本酒を渡されて嬉しそう。IMG_4356

もう一人のクルーも加わって、
全員で記念撮影。
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次は近隣にある、
スチュー・レオナード。
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入口の特設の台ではスイーツを並べて、
バレンタインプロモーション。IMG_4362

手づくりの「チョコレートディップストロベリー」。
溶かしたチョコレートにイチゴを浸して固める。
バレンタインの定番スイーツだ。IMG_4364

同じくプロモーションアイテムのステーキ。
ハート形の容器に入れて販売する。
このハート形トレイがいい。
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ワンウェイコントロールの動線。
酪農業発祥のスチュー・レオナード。
売場は木目の什器や内装で、
市場のような雰囲気を演出する。
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ニュージャージー州では、
企業は最大2店舗でしか、
ワインのような高アルコール飲料を扱えない。

この店はそれを最大限に活かして、
店舗の真ん中に広い酒売場をつくった。IMG_4399

レジ前に常設されるフラワーショップも、
売場を拡げてブーケや鉢植えを展開。IMG_4400

ケビン店長と従業員のジョンさんにインタビュー。IMG_4403

スチュー・レオナードの成り立ち、
顧客に提供する価値、
働き甲斐などを話してくれた。
皆、真剣に聞き入っている。
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お礼の日本酒を手渡すと、嬉しそう。
「ジャパニーズ・サケ」はアメリカでも人気だ。IMG_4406

そのお礼にすぐさま、
ドーナツとショッピングバッグを持ってきてくれた。
もちろんオリジナル。IMG_4411

二人を囲んで記念のショット。IMG_4408

専用バスで25分ほど南下する。
スチュー・レオナードがライバルと見ている、
ウェグマンズ。IMG_4457

着いてすぐに記念撮影。IMG_4420

ウェグマンズの郊外の標準店舗には、
「Welcome」と書かれた、
ドームのような導入部がある。
そしてその導入部の両サイドでは、
おすすめ商品を展開する。
今日は、バレンタイン一色。
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さらに青果の前のプロモーションコーナーでも、
バルーンを掲げた華やかなブーケでバレンタインを訴求。IMG_4422

4日前に来訪したときより、
パワーアップしている。
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圧倒的なバレンタインプロモーション。

もちろん、昨年のバレンタイン商戦よりも、
格段に力が入っている。IMG_4423

しかも売場の至る所で、バレンタインを打ち出す。IMG_4426

「パーフェクト・ペアリング」として常時、
カプレーゼを提案しているコーナーも、
陳列数量を増やしてアピールする。IMG_4434

青果の最終コーナーに設けられたのが、
花卉コーナー。
ここでも大量のブーケ。IMG_4440

赤いバラの花びらを散らした、
シーフード売場。
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アメリカのバレンタインは特別な日。
男性が女性に花を送り、
二人で充実した時間を過ごす。

女性が男性にチョコレートを贈る日本とは反対だ。

だからおいしい食事を楽しむのも、
バレンタインイベントの一つなのだ。IMG_4445

家庭用品売場では、
プレートなどのバレンタイン仕様グッズも訴求。
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バレンタインとは関係なく、
ランチを楽しむ団員たち。
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近隣で競合するのが、
ショップライト。IMG_4481

ショップライトはボランタリーチェーンだ。
東海岸の6州に45社の会員企業が365店舗を展開する。
このニューヨーク・ニューアーク地区で、
マーケットシェアは最大だ。

その中でも最高レベルの店である。

売場に誘導する通路の両サイドには、
お買い得品をずらりと並べる。IMG_4483

バレンタインのブーケ。
ウェグマンズに比べると、
量・質ともにやや劣る。IMG_4484

それでも店頭では、
「チョコレートディップストロベリー」のデモ。IMG_4487

「Locked In Price」のサインが売場で目立つ。
ロックド・イン・プライスとは、
2026年に導入された、
インフレ対策プログラム。
日本の「価格凍結」である。

農産物、精肉、乳製品の人気商品、
それから高頻度購買商品を対象に、
売価を4~6週間ほど固定するというもの。IMG_4496

広い中通路ではCO-OP商品の大量陳列。
長引くインフレによって消費者の節約志向は強い。
日本よりもアメリカの方が深刻かもしれない。IMG_4509

リドル。
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ドイツから進出したボックスストア。
アルディのライバル。

入口のインストアベーカリー。
これがアルディとの大きな違い。
ドイツの国内戦略と同じだ。
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バレンタインの売場は、
一番最後のレジのわきに、
申し訳程度に展開。
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ストップ&ショップ。
伝統的なスーパーマーケットを知ってもらうために、
あえて訪問する。
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ロイヤルアホールドデレーズUSAの傘下にある。

バレンタインプロモーションは、
どんな店でも欠かせない。IMG_4515

しかしお客は少ない。
作業をするだけ、経費がかかる。
残念なことだ。
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なぜこんな体たらくに陥ったのか。

それをバスの中で解説する。

ニュージャージー視察の最後は、
ウォルマート。
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ブーケコーナーの横にはパレットの荷姿のまま、
商品が置かれている。
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そのパレットが売場の随所に置かれている。
バレンタイン商戦が盛り上がるなか、
ウォルマートは次の商品の準備をしている。
「早仕掛け/早仕舞い」がウォルマートのモットーだ。IMG_4529

この店はウォルマートが実験している
フューチャーストアのエッセンスを入れている。

その一つがアパレルの強化。
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もう一つは、ライフスタイル提案のVMD。
VMDは「ビジュアルマーチャンダイジング」の略。IMG_4543
非食品売場の随所にこのプレゼンテーションがある。

ニュージャージー州の店舗視察を終えると、
少しだけ観光。

ハミルトン公園から見るマンハッタン。IMG_4547

ハドソン川の先に、薄暮に浮かぶ摩天楼の明かり。IMG_4546

その絶景を背景に集合写真。IMG_4550

マンハッタンに戻って、
2日目の最後の視察店舗は、
ホールフーズデイリーショップ。IMG_4556
月刊商人舎2月号で報告した。

[特別企画]
Whole Foods Market「DAILY SHOP」研究
202602_wholefoods-1

もうすでに5店舗に増えている。

入口に置かれたブーケ。IMG_4558

さらに柱周りのブーケ。
バレンタインの必須アイテムは、
小型店なりにしっかり展開。IMG_4561

バレンタインプロモーションの競争では、
ウェグマンズが圧勝だった。

今年、ウェグマンズで購入したお客は、
来年も期待しながら来店する。
こうしてウェグマンズは、
ロイヤルカスタマーを増やしていく。

夕食は、五助。

変なホテルの1階にある。
そこにはティラノサウルスのロボット。
これも五助に行く楽しみの一つだ。IMG_4564
私は体調が悪くて、
ビールもワインも一滴も飲まず、
お茶で和食を食べ続けた。

食欲は衰えない。
それが私の強みなのだ。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2026年02月13日(金曜日)

OICグループ第3団到着とブルックリンのパワー競争

13日の金曜日。

体調悪し。

OICグループ2026ニューヨーク研修。

第3団が予定通りJFK国際空港に到着。

バスに乗り込んで、すぐに研修をスタート。
すでに12月に2時間の事前講義、
出発前にwebでの1時間直前講義をした。
車中では、視察行程を地図で確認しながら、
視察のポイントなどを解説する。
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風邪が長引いていて時々咳き込む。
申し訳ない。

ウォルマート
衣食住フルラインの総合スーパー。
ハイパーマーケットと呼ぶ。
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皆で元気に念撮影。
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この店は全米一の売上げを誇る大繁盛店。
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売場では「マネジャーズ・スペシャル」の、
お買い得品がこれでもかと訴求されている。
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トマトのばら売りの平台。IMG_4187

ケースを運んできて、補充の真っ最中。
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ケースをひっくり返して補充。
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ミートの平ケースにはお買い得商品。IMG_4192

エブリデー・ロー・プライスの英字の下に、
スペイン語を併記。
ヒスパニック系住民が多いからだ。IMG_4195

売場で見かけたお客。
子ども服を山ほど買い込んでいる。
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田舎の親戚の子どもたちに送るのだろうか。
それだけウォルマートは安い。

どこもかしこも顧客でいっぱいだ。
しかもカートの中の商品点数が多い。IMG_4197

主通路の島陳列(アクションアレイ)には、
さらにお買い得品が並ぶ。
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シーゾナル売場のバレンタインプロモーション。
ウォルマートは催事テーマの販促を、
パワフルに、しかも上手に仕掛ける。
これがウォルマートの体質なのだ。IMG_4203

ブーケは入口近くで展開。
アメリカではバレンタインに男性が女性に花を送る。
だから花束は大事な商材だ。IMG_4207

同じモール内には、
ターゲット。
ウォルマートのライバル。
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ウォルマートと同じ業態を展開する。
しかし食品売場はコンパクト。
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ウォルマートの青を基調とした売場に対して、
ターゲットは赤を基本とする売場だ。
赤がコーポレートカラー。
この対比によってターゲットに、
存在価値が生まれる。IMG_4227

バレンタインプロモーションも、
白の什器と赤が相まって、女性的な印象だ。IMG_4240

ブーケも絶妙なカラーリング。IMG_4237

そのターゲットが、ウォルマートと同じく、
主通路に島陳列を多用し始めた。
さてどうなるか。
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入口のすぐの売場では、
スタッフがミーティング。
一人ひとりが発表を行い、
話し終わると他のスタッフたちが、
大きな拍手をする。
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来店客へのアピール効果もある。
ターゲットは働きがいのあるランキングで、
2025年は55位に入る。

ターゲットのそばに、
プライマークのサイン。
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モールの中では水色のロゴマークが目立つ。
アイルランド出身の檄安ファストファッション。
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内装や什器も洒落ていて、
けしてチーピーには見えない。IMG_4222

マネキン使いもうまい。
けれど価格は驚きの安さ。
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その隣にユニクロ。
昨年出店した。
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アルディ。
同じモール内にある。
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ドイツ出身のボックスストア。
リミテッド・アソートメントストア。
つまり限定的な品揃えで、商品によっては、
ウォルマートを下回る価格を打ち出す。
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青果を強化していて、
これが顧客層を拡げている。IMG_4243

店内では団員の質問に答える。
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ラージ卵が1.96ドル。
卵の高騰が続くアメリカで、
この価格は驚異的な安さだ。IMG_4249

バレンタインブーケは、
レジ前エンドでコンパクトに展開。IMG_4251

ブルックリンに移動。
ホールフーズ環境対策店。
明るいうちに到着。
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広いエントランスを使って、
切り花の見事な展開。IMG_4257

導入部のカットフルーツコーナー。
上部に小型の鉢植えが並ぶ。IMG_4259

そして入口に置かれた平冷蔵ケースは、
バレンタイン仕様のチョコレート掛けのイチゴ。IMG_4260

オーガニックスーパーマーケットは、
青果が主力部門。
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果物も野菜も平台で陳列。
売場に入ると果物の香りが匂う。
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単品量販だからカラーリングもしやすい。IMG_4268

「フィッシュマーケット」と名付けられた、
対面の鮮魚売場。
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「MEATS」と書かれた対面の精肉売場。
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店内ではアマゾンプライム会員の注文品を、
ピックアップする姿が目立つ。IMG_4277

アマゾンの傘下に入ったホールフーズ。
全米に550店舗余りのリアル店舗が、
プライム会員への配送拠点になっている。

2階にアマゾンの返品コーナーがある。
そのマネジャー、テさん。
アマゾン本体が運営している。

通訳は浅野秀二先生。
返品処理は週に6000件に上るという。 IMG_4282

トレーダー・ジョー。
銀行跡の物件に出店。
天井が高く非常に快適な買物空間だ。
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快適な買物空間に並ぶ、
素晴らしい商品群。 IMG_0959 (002)

レジは2レーンで並ぶ。
銀行方式のチェックスタンド。
レーンに並んだ顧客を交互にレジに誘導する。
しかもレジは30台ほどあって、
長い列もあっという間にさばいていく。IMG_0960 (002)

5時過ぎの訪問。
商品配送車が横付けして、
パレットの荷物を降ろしている。
ピーク時に向けてこれらの商品を陳列するのだ。IMG_4284

ダンボ地区へ。
ブルックリン橋もライトアップされた。
寒さが一段と厳しくなってきた。IMG_4287

イーストリバーを背景に、
皆で記念撮影。
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OICグループの「C」マーク。IMG_4295

ホテルに着いて、
荷物を部屋に入れる。

すぐに4班に分かれて、
各自のステーキハウスへ。

私たちは、
「Sparks Steak House」
スパークス ステーキ ハウス。
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伝統の名店はシックな内装。
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地場ビールで乾杯。
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オードブル、アペリティフ(前菜)、
サラダ、ステーキ、デザートを楽しんだ。

私は体調が悪くて、
ステーキは半分以上を残した。

そして明日からの講義に備えて、
早めに就寝した。

まだまだ頑張ります。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2026年02月12日(木曜日)

OIC第2団の車中講義/第3団の直前講義とTrue Data取締役会

ニューヨーク4日目の朝。

OICグループUS研修第2団が帰国する。
9時に専用バスに乗り込む。

JFK国際空港までの車中で、
最後の講義をする。

バスがマンハッタンを出たところで、
オーガニック食品を食べて、
味の違いがわかったかどうかを聞いた。

わかったと答えた人はいなかった。
そのあとオーガニックの特性を説明した。
わからなくて当たり前。

つぎにエピローグのテーマは、
「ロイヤルカスタマー」論。

スチュー・レオナードは、
20世紀に最盛期を迎えた。
「ディズニーランドのような店」と絶賛された。
有名な「Policy Rock(ポリシーロック)」で、
「顧客はいつも正しい」と、
顧客第一主義を唱える。

一方、21世紀に登場したイータリーは、
「Our Policy」でスチューに反論した。
顧客も店も「いつも正しいとわけではない」。

「顧客とイータリーの差異が調和を創り出す」

車内でどちらが好きかを団員に聞いてみた。
スチュー・レオナード派はまばら。 IMG_4141

イータリー派が多い。IMG_4142

スチュー・レオナードは、
顧客との主従の関係を重視している。
イータリーは顧客との対等の関係を志向する。
その違いについて、講義した。

立教大学大学院の講義の内容と同じだ。

最後はロイヤルカスタマーづくりと、
イノベーション。

スターバックス・ジャパンの角田雄二物語。

そして最後の最後は、
「自ら変われ!」

自分が変わらねば、
仲間を変えることはできない。
自分が変わらねば、
売場を変えることはできない。

講義をしているとあっという間に、
JFK国際空港に到着。
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チェックインの前に、
全員参加で提出してもらった「課題」の表彰。

視察店で見つけた「押し商品」がテーマ。
講師・事務局などが5つの賞を発表する。

結城義晴賞はトレーダー・ジョーの
「UMAMI」を選んだ野口さん。IMG_4168

私も使っているお気に入りの商品だ。
よく見つけてくれた。
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おめでとう。
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受賞者5名と選考委員の浅野秀二先生、
引率の牧野佑騎さんとで喜びの記念撮影。IMG_4148

チェックインを済ませた団員たちと最後の記念撮影。IMG_4155

皆を送り出し、マンハッタンに戻る。
最近はウーバーばかり。

講師陣と事務局は、コリアンタウンでランチ。
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いつものBCD TOFU HOUSE。
ランチタイムで大繁盛。IMG_4169

チゲ鍋と焼き肉の豪華ランチ。
チゲ鍋で体も温まった。
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体調が思わしくない。
ホテルに戻って少し休養。

それから散策。
ホテルから歩いて5分ほどのところに、
ニューヨーク公共図書館がある。
New York Public Library。
観光名所としても有名。
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寝てばかりいては体が弱まる。
そう思って、訪ねてみた。
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蔵書・収蔵品は5300万点超。
世界屈指の図書館。
年間の来館者数は約1700万人。

インターネットを積極的に活用して情報発信をする。
数多くの教育プログラムも開催する。
ニューヨークの総合的な教育・研究機関である。

貴重な展示品もある。
15世紀にヨハネス・グーテンベルクが、
活版印刷を発明した。

そして最初に聖書を印刷した。
そのグーテンベルク・バイブル。
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4層の重厚な建物。
3階にはローズ閲覧室がある。
NYC_Public_Library_Research_Room_Jan_2006
会員しか入ることはできない。

その前面にドームがあって、
天井画は見事だ。
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誰でも入れる閲覧室。IMG_0849 (002)
短い時間だが、堪能した。

図書館と道路を隔てて対面する建物に、
「MUJI」の店がある。
体調が悪くても店を見ると入ってしまう。
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地上1階・地下1階の2層。
アパレルファッションを前面に出している。
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帰り路のブルーボトルコーヒーで、
カフェラテをテイクアウト。
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ホテルに戻って、少しだけ仮眠。

夕方5時半からは、
ウェブによる第3団への直前講義。

東京は朝の7時半。
全員が羽田空港隣接のホテルの、
ミーティングルームに集まって、
出発式を行っている。
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その団員に向けての2回目の事前講義。
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OICグループは毎回のニューヨーク研修で、
コミュニケーションルームを確保している。

そこからオンラインで第3団の団員に向けて講義する。
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商人ねっとの事務局の二人が見守っている。
工藤恵里佳さんと笹本隼平さん。
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彼らがケネディ空港に着いたら、
すぐに視察が始まる。

だからコンコースの歩き方から、
容量と重量の単位の知識、
売価に対する重要な注意点まで、
30分くらいかけて教える。

そのあと、企業の情報。

初日に訪れるのは、
まずウォルマートとターゲット、
そしてアルディ。

そのあとブルックリンのホールフーズ、
トレーダー・ジョー。

企業のガイダンスを30分ほど講義。

ウォルマートのエブリデーロープライス。
そしてロールバック。

その内容を知らずに店に放り込まれたら、
重要なことが何もわからない。

だから基本的なことは教える。
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ついつい力が入ってしまった。
1000人の前で講義する感じ。

疲れが出た。

夕食は自室で、
ホールフーズのスープと温野菜を食べた。
薬を飲んで、身体を休めた。

一方、浅野秀二さんと事務局の面々は、
ホテルから徒歩2分のラーメン屋へ。IMG_4163

餃子や枝豆、揚げ豆腐、タコ焼き。IMG_4164

もちろんお酒も進んだ。
アメリカ研修運営の大黒柱、工藤さんの笑顔。IMG_4165

皆さん、第2団の研修サポート、お疲れ様でした。
明日は第3団がやってくる。

私は午後11時からオンライン会議。
㈱True Dataの臨時取締役会。

再びYシャツを着てブレザーを羽織る。
新中期計画の議論。
期待してください。
3年間でTrue Dataは飛躍します。
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小刻みに休息をとりつつ、
夜中まで仕事してしまった。

それが私の習性です。
そして意外に体力がある。
この体の力に助けられている。

親に感謝しなければならない。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2026年02月11日(水曜日)

Manhattanのウェグマンズ/イータリーとBroadway散策視察

日本では建国記念の日。

神武天皇が即位した日とされるのが、
旧暦の1月1日。

それを明治時代にグレゴリオ暦で2月11日とした。
それが戦後、建国記念の日となった。

もともとの神武天皇の即位日は、
『日本書紀』に記されている。

神武天皇は「記紀」に登場する。
『古事記』と『日本書紀』を合わせて「記紀」という。

この記紀は神話だ。
神武天皇も伝説の人物とされている。

神話が国の源となっていることを、
私は否定してはいない。

ただし、神話は神話だ。

さてOICグループのNYC研修。
2026年の第2団。

その3日目は最後の視察日だ。

朝から有名ステーキハウスの
ステーキ朝食を食べに行った団員たち。
「肉のロピア」らしいチャレンジだ。

8時から結城義晴のセミナー。

講義の前にOICグループの経営理念を唱和。 IMG_3980

さらにロピアの経営理念を唱和。IMG_3981

最後にロピアの接客7大用語。
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講義の前半は「ウェグマンズの謎」。

ミールソリューションを考案し、
それを突き詰めたウェグマンズ。

グルメスーパーマーケットではない。
それをデータを使って証明した。IMG_3989

それから「フォーマット戦略」
業種・業態からフォーマットへ。

ロピアは1971年、
業種の「肉の宝屋藤沢店」として創業。
1996 年、社名を㈱ユータカラヤに商号変更。
1997 年、「新鮮大売ユータカラヤ」希望ヶ丘店で、
スーパーマーケット業態に参入。

そして2011 年、㈱ロピアに商号変更して、
「ロピア」のフォーマットに挑戦した。

教科書のような段階的発展。

アメリカでは1980年から、
フォーマットの時代になった。

そのあとコーネル大学のフォーマット論。
基本業態+ポジショニング=フォーマットIMG_4008

私の持論を一気に語った。IMG_4013
あっという間に最後の抗議の1時間は終わった。

そのあとは、最後の視察研修。

ウェグマンズのアポ変更から、
急遽、9.11メモリアルパークへ。

手前がオキュラス。
その奥にワン・ワールド・トレードセンター。
USA独立の年にちなんだ1776フィート、
約541mの高さは全米一。

アメリカ合衆国の建国の日は、
独立戦争の1776年7月4日だ。
これは神話ではない。
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オキュラスは駅舎のある複合商業施設だ。
サンティアゴ・カラトラバ設計で、
白い鳥のようなデザインは本当に美しい。

いつもここでは記念撮影を行う。
9.11で亡くなった方たちへの哀悼の意をこめて、
静かに撮影する。
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いつも厳かな気分になる。
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現地ガイドの富澤由紀子さんの案内で、
ツインタワー倒壊跡のプールを見学。IMG_4027

短い観光のあと、
向かったのはウェグマンズ。
2024年10月に開業したマンハッタン1号店。IMG_4105

店長のJAREDさんにインタビュー。
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ウェグマンズのマンハッタンでの試みと、
1年半が経過した現況を丁寧に話してくれた。IMG_4033

SAKANAYAのエイドリアンさんも加わって、
団員たちの質問に丁寧に答えてくれる。
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二人を中心にして、全員で記念写真。IMG_4060

とても良いインタビューだった。
JARED店長に感謝。IMG_4047

近いのSAKANAYAの売場では、
エイドリアンさんのインタビュー。IMG_4071

豊洲から週2回空輸される魚を丸物で陳列する。
アジア系住民にはその鮮度感がウケている。IMG_4072

従来の魚のカッティング方法と、
SAKANAYAの日本式調理法を記したパネル。

日本の活〆漁業のすばらしさを語ってくれた。
IMG_4066

並んでいる魚は頭の後ろがカットされている。
これによって鮮度感が高まる。IMG_4073

エイドリアンさんは日本の活〆技術を、
取引先の漁業者たちに伝える活動も行っている。

事務局が夜食の手巻き寿司のための材料を注文。
エイドリアンさん自ら、カッティングしてくれた。IMG_4097

その模様を撮影する商人ねっとの笹本さん。IMG_4096

アスタープレイス店は地上1階と地下1階の2フロア。
1階はデリやプリペアードフードなどの即食フロア、
地下1階はSAKANAYAを含めた生鮮3部門と、
グロサリーとハウスウェア商品などが品揃えされる。

地下1階にエスカレーターで降りると、
カラフルな果物が並んで市場のような雰囲気だ。IMG_4075

品目数は多いが、売りたい商品は平台で単品量販する。
IMG_4077

対面のミート売場。
どの部門も作業場を見せて、市場感を演出している。
ここではスタッフが、
ステーキをカッティングしている姿を見せる。
IMG_4082

奥まったところにゾーニングされた加工食品。
「HOT ZONE PRICES」のパネルがあちこちにある。
ウェグマンズ流のEDLPを表した言葉だ。IMG_4087

1階のバレンタインプロモーション。IMG_4100

カットフルーツの提案。IMG_4101

チョコレートでコーティングされた大粒イチゴ。
加工度の高い商品づくりで粗利益を確保する。
IMG_4102
ウェグマンズを堪能した。

次は、
イータリー。

マンハッタン1号店。IMG_4111

イータリーは、
Eat(食べる)とItaly(イタリア)の組み合わせ。

イタリアの食をテーマにした、
スーパーマーケットの部門構成に、
レストラン機能を加味した「グローサラント」だ。

その八百屋。
IMG_4106

シーフードの対面売場。
ほとんどの部門が対面売場を設ける。
売場のそばにレストランを配置している。IMG_0799

ここではお酒を解禁にして、
レストランでの食事を体験させる。

私は亀谷しづえGMと
パスタレストランでランチ。
IMG_0805

ルッコラとオレンジのサラダ、
ラグー仕立てのミートパスタ、
そしてスパークリングワインを1杯。
IMG_4107

団員たちもカウンターで食事を楽しんでいる。
IMG_0806

午後は、アッパーウェストへ。
ブロードウェイ沿いを徒歩で巡る研修だ。
スーパーマーケット4店舗が並んでいる。

最初のゼイバース。
ユダヤ人が経営する。
たった1店舗しかない大繁盛店だ。IMG_4113

導入部はチーズ売場。
世界中から集められた商品が並ぶ。
IMG_0809

そのチーズ売場に、
バレンタイン向けのバラのブーケ。
面白い。
IMG_0808

ゼイバースはチーズ、魚の燻製、
そしてコーヒーが名物商品。
ここで事務局が夜のつまみとして、
燻製を数種類、購入。
IMG_0812

コーヒー売場では団員たちが、
英語で店員にオーダー。
3日目ともなると、買物もずいぶん慣れてきた。
IMG_0813

マンハッタンのローカルスーパーマーケット、
シタレラ。
IMG_4115

魚屋出身だけにシーフードが強い。
魚の尻尾がデザインされた対面売場。
IMG_4117

客の注文に応じて、調理サービスを行う。IMG_4116

フェアウェイ・マーケット。
IMG_4120

こちらは八百屋出身。
青果を求めて顧客がやってくる。IMG_4121

カラフルで見事な陳列。IMG_4122

しかし徐々に、客数が減っていて、
ミートとシーフードの対面売場は、
半分のスペースになった。IMG_4130

その衰退は新参者の所為だ。

それがトレーダー・ジョー。
地下1・2階の変則的な店舗。
IMG_0842

「フィアレス・フライアー」(チラシ)のブーケ。
バレンタイン仕様だ。IMG_4135

西海岸出身のトレーダー・ジョー。
白木の什器でウェストコーストらしい、
カジュアルな売場づくりだ。
それが他との違いを際立たせている。
IMG_4138

ゼイバース、シタレラ、
そしてフェアウェイ・マーケットが、
やや高齢者のお客が主体だったのに対して、
トレーダー・ジョーには老若男女がやってくる。
IMG_4139

トレーダー・ジョーの登場で、
この地の顧客の買物行動が大きく変わった。
徒歩研修は、そうした競争の本質を学ぶために行う。

3日間にわたった研修はこれで終了。

あとは団員各自の自由研修が待っている。
それぞれが自分で企画して、
マンハッタンを楽しむ。

第2団最後の夜には、
コミュニケーションルームに、
団員たちが次々にやってきた。

手巻き寿司とワインで交流して盛り上がった。
IMG_4167

ハドソン川が凍るほどの強烈な寒波。
私の身体にも影響を与えたらしい。

研修終了後、のどが痛み出した。
風邪の兆候か。

ホテルに戻って、薬を飲み、
事務局がつくってくれた、
3種のネタの海鮮丼を少しだけいただいた。
それから横になって体を休めた。

団員たちと交流したかったが、断念した。

明日は、第2団団員たちを空港まで見送る。
その車中で最後の講義が控えている。
明後日には、第3団が到着する。
その前に体調を回復させなければならない。

頑張ります。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2026年02月10日(火曜日)

商人舎2月号発刊とニュージャージーの「とんがり店舗」視察

月刊商人舎2月号、
本日発刊!!
202602_coverpage

特集「ザ・コンサルタント」
助言・指導するアウトサイダーの意味と機能を総整理する

[Cover Message]
ピーター・ドラッカーは経営史上で初めて「マネジメント」を発見し、その解明に生涯をかけた。そのきっかけは、ゼネラル・モーターズとゼネラル・エレクトリックのコンサルティング経験だった。ドラッカーは言う。コンサルタントの価値は「優れた答え」ではなく、「意味のある問い」にある、と。小売業とチェーンストアにはコンサルタントが多い。IT、DX、AIの導入がそれを加速させる。だからこそ今、「ザ・コンサルタント」の意味と機能が解明されねばならない。

[目次]
202602_contents

結城義晴は9000字の巻頭論文を書いた。

鈴木哲男さんは渾身の原稿。
「我がコンサルタント人生」を描いた。

特別企画は、
WholeFoodsの「DAILY SHOP」研究

ご愛読のほど。

さてOICグループニューヨーク研修。
1月の第1団に続いて2月の第2団。
3泊5日の弾丸研修ツアー。

その2日目。
ミッドタウンにある
レジデンス・インマリオットが定宿。
大型冷蔵庫や電子レンジ、流しの付いたホテル。IMG_3734

朝7時には、第1回のセミナー。

初めに2団・3団引率の牧野佑騎さんが、
経営理念についてガイダンス。IMG_3722

そしてOICグループの経営理念の唱和。
リードするのは金谷裕文さん。IMG_3724

続いて、ロピアの経営理念と7大用語の唱和。
第2団の大竹団長がリード。IMG_3726

そして結城義晴の講義。
IMG_3728

みんなで唱和した経営理念について、
「サムの10ルール」を例示しながら、
その本質を説明する。IMG_3729

それからすでに視察した店と会社の解説。
ウォルマートに時間を割いた。
それからターゲット、アルディ、
そしてホールフーズとトレーダー・ジョー。IMG_3735

最後に「オーガニック」の知識を、
総ざらいした。

これからの時代の重要な戦略論である。IMG_3737
2時間の講義を終わらせて、
すぐに出発。

1月に大寒波に見舞われたアメリカ。
とくにニューヨーク州は、
零下45度の記録的な寒さと大雪で、
多くの人が亡くなった。

零下の日々が続いていて、
州境を流れるハドソン川には流氷が浮かんでいる。
何度も冬のニュヨークに来ているが、
初めて見る光景だ。IMG_3750

現地ガイドの富澤由紀子さん。IMG_3742

そんなハドソン川を渡る。
凄い光景。
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そしてニュージャージーの尖がり店舗の視察。

トレーダー・ジョー。
同社のニュージャージー州の店で、
一番の繁盛店だ。
IMG_3759

各種リンゴの陳列。IMG_3762

大袋のパッケージは、
下部がカゴ模様のデザイン。
洒落ているし、ナチュラル感が漂う。
IMG_3765

乳製品売場の壁面では、
牛たちが牛乳のボトルをボールに見立てて、
フットボールを楽しんでいる。IMG_3991

「I ♥ U!」と印されたバレンタインコーナー。IMG_3992

ここではメイトのジョンさんと、
クルーのエースさんにインタビュー。
通訳は浅野秀二先生。

トレーダー・ジョーでは店を船に見立て、
店長を「キャプテン(Captain)」、
マネジャークラスを「メイト(Mate)」、
一般従業員を「クルー(Crew)」と呼ぶ。IMG_3773

トレーダー・ジョーで働くことの楽しさや、
やりがいを語ってくれた。IMG_3776

メイトのジョンさんは、
店長を目指している。IMG_3775

二人を中心にして、
皆で記念撮影。
IMG_3781

次に向かったのは、
スチュー・レオナード。
IMG_3788

店頭には有名な「ポリシーロック」。

ルール1.顧客はいつも正しい。
ルール2.もし顧客が間違えていると思ったら、
ルール1を読み直せ

禅問答のような経営理念だが、
顧客満足を実現させるための考え方を示している。IMG_3791

スチュー・レオーナ―ドは、
ワンウェイの動線を敷く。
この店は売場の真ん中に酒売場を設けた。

その前をワンウェイコントロールのコンコースが続く。

富澤さんが酒売場に団員が向かわないよう、
手を拡げて誘導する。
IMG_3793

売場の先頭で、ボタンを押すと歌い出すのが、
カントリー・ジャンボリー。
売場の至る所でこうした人形の仕掛けがある。IMG_3795

ナッツ売場。
店内で焙煎する。
通路に面しておかれた焙煎のデモコーナー。IMG_3798

団員たちがスマホをかざす。IMG_3806

楽器を奏でて歌う
「ファーム・フレッシュ・ファイブ」の5人衆。IMG_3807

店内加工の商品が多い。
作業場はオープンスタイルだ。IMG_3799

シーフードの対面売場。
内装やサインは凝ったデザイン。IMG_3810

パルミジャーノ・レッジャーノコーナー。
オブジェに書かれているのは、
「ラッテリア・ソレジーナ(Latteria Soresina)」。
イタリア・ロンバルディア州の
乳業農業協同組合のことで、
ここで高品質な乳製品を製造する。IMG_3812

ここでもインタビュー。
マネジャーのケビンさんと従業員のジョンさん。IMG_3815

8店舗の中で3番目に売り上げる店。
IMG_3817

競合店はウェグマンズと明言。
そのためにホスピタリーサービスと、
プリペアードフードを充実させている。
それが「強み」とケビンさん。
IMG_3819

ロゴの前で記念撮影。
IMG_3994

競合店と名指しされた、
ウェグマンズ。
IMG_3824

入口の華やかなバレンタインプロモーション。
IMG_3821

ここではランチをとる。
二人はウェグマンズのPBの冷凍カレーを、
チンして食べた。
「カレー味はOK、ご飯はいま一つ」の感想。IMG_3828

ショップライト。
ボランタリーチェーン。
ニューヨーク・ニューアークエリアでは
15.8%と最大のシェアをもつ。
その中でも秀逸の店舗だ。IMG_3834

バルーンを多用した売場。IMG_3835

生鮮やデリの主力部門やコーナーは、
ショップ形式で構成する。
デリカテッセンブランドの「ボアーズヘッド」。
IMG_3997

シーフード売場は、
「オイスターバー」と名付けられている。IMG_3854

プリぺーアードフードのコーナー。IMG_3839

焼いたり茹でたりするだけで、
メインメニューになる。
ウェグマンズは金のトレイ、
ショップライトは銀のトレイ。IMG_3840

至近距離にあるリドル。
アルディと同じドイツ出身のボックスストア。IMG_0727

入口を入ってすぐに設けられている
焼きたてのベーカリーコーナー。
オリジナルのショーケースで販売する。
49セントのクロワッサンは、
おいしくて、超お買い得。IMG_3998

「BIG DEALS」と訴求するお買い得品。
「deal」はドナルド・トランプが好きな言葉、
「大きな取引」と言った意味。
IMG_3999

アルディよりも売場は広く、
アルディよりもナショナルブランド品を多く扱う。IMG_3858

近隣にあるストップ&ショップ。
アホールド・デレーズUSA傘下のローカルチェーン。
このエリアではシェア2位。IMG_3869

天井はスケルトン。
青果の陳列も美しげに見える。IMG_3863

売場には最新トレンドが取り入れられている。
しかし顧客は数えるほど。
形だけ真似ても、店は躍動しない。
反面教師として視察。IMG_3865

車中でもマイクを握って、
今見てきた店舗の良さや課題、
次に訪れる店の予習をする。IMG_3820

最後はウォルマート。
IMG_3904

導入部のプロモーションは、
バレンタイン。
IMG_3902

「スーパーセンター」と謳っていないが、
ディスカウントストア業態の拡大版で、
食品売場を充実させている。IMG_3876

この花束の平台売場。
もちろんバレンタイン向け。IMG_3877

この量で一束16.26ドル。安い。IMG_3879

中央主通路では、
テレビの島陳列(アクションアレイ)。
IMG_3895

アパレルを強化したウォルマート。
売場が一段と洗練されてきた。

そのベビー売場。
IMG_3892

こちらはトドラ-・キッズの売場。IMG_3893

バレンタイン・プロモーションコーナー。
IMG_3898

床はウェットルックで、
陳列も美しい。
実にいい店だ。
IMG_3899

マンハッタンに戻る前に、
ハミルトン公園で少しだけ観光。
IMG_3920

対岸のマンハッタンの摩天楼を背景に、
記念撮影。
IMG_3918

2日目の最終視察は、
ホールフーズの小型店、
「デイリーショップ」。
IMG_3973
商人舎2月号で丁寧にレポートした。

「Eat Colorfully Every Day」のサインで、
多種の緑黄色野菜摂取を促す。IMG_3926

小型店でも天井をスケルトンにしたことで、
窮屈な感じはしない。IMG_3941

チルドや冷凍商品はリーチインケースで販売する。
オリジナルのケースは縁が薄くて視認率が高い。IMG_3952

ホールフーズの部門は網羅している。
その分、品目は絞られている。
その結果、プライベートブランドは、
構成比が高くなる。
「WholeFoods365」
IMG_3965

レジはセルフだけ。IMG_3969
1万平方フィート(281坪)。
エクスプレスストア。

都心部で顧客の役に立っている。

2日目のすべての行程を終えて、
休む間もなく、夕食。

「変なホテル」の入口にある恐竜の模型。
ガラスがないから妙にリアルさを感じる。IMG_3975

いつもの「五助(ごすけ)」。
刺身と寿司が名物。
麵やご飯もの、定食などおいしい和食が楽しめる。
IMG_3977

浅野さん、富澤さん、
事務局の商人ねっとの工藤さんと笹本さん、
商人舎の亀谷しづえの6人。

IMG_3978

おいしい料理とお酒で
疲れた体が癒された。

〈結城義晴〉

2026年02月09日(月曜日)

ニューヨーク到着とウォルマートからステーキハウスまで

Eerybody! Good Monday!!
[2025vol⑥]

2026年第7週。
2月第2週。

羽田空港を発って、
12時間。

北米大陸の上空。
異常気象の寒波に覆われている。IMG_0524 (002)

五大湖の巨大な湖に氷が張っている。IMG_0527 (002)

エリー湖は湖面全体が凍結した。
珍しい現象で、観測史上3度目。IMG_0529 (002)

機体はそのまま大西洋に抜けた。
IMG_0530 (002)

そしてニューヨーク上空。IMG_0531 (002)

マンハッタン島が見える。IMG_0534 (002)

中心部ミッドタウンの高層ビル群が間近に迫る。IMG_0535 (002)

3時間遅れでJFケネディ空港に到着。
長い長い空の旅だった。IMG_3637

屋外気温はマイナス15度。

早速、専用バスで、
ウォルマートへ。
全員で記念撮影。
IMG_3639

みんな、疲れも見せず、元気です。

今日はスーパーサンデー。
プロアメリカンフットボールリーグ「NFL」。
アメリカでもっとも人気のあるスポーツ。
その優勝決定戦「スーパーボウル」

いつもの日曜以上に、
早めに店にお客がやってきて、
スーパーボール観戦のための食料を買っている。

だから、2時ごろの大繁盛店は、
いつもより空いている。IMG_3642

団員たちはそれぞれに、
丁寧に売場と商品を見て回っている。
IMG_3645

主通路のアクションアレイ。
お買い得品の島陳列がズラリと並ぶ。IMG_3652

今夜の観戦のために、
大型のテレビを泥縄で購入する人。
ウォルマートのテレビは、
本当にお値打ち価格だ。
なんと428ドル(100円換算で4万2200円)。
IMG_0557 (002)

ここでは浅野秀二先生が、
チェックアウト・リーダーの一人、
クラディーンさんにインタビュー。IMG_3657

ジャマイカで商売をしていたが、
アメリカに来て、今はウォルマートで働いている。
働きながら大学院を出て修士号を取った。

「いつもは長いレジ待ち行列ができるけど、
今日は空いてるわ」IMG_3659
ウォルマートで一番売る店。
相変わらず混んでいた。

同じモール内にあるのが、
アルディ。
ドイツ出身のボックスストア。
IMG_0563 (002)

青果の箱売り。
よく売れている。
IMG_3669

パンも欠品が目立つ。
ウォルマートにも負けない価格を打ち出す。IMG_3662

「GUARANTEED QUALITY」
品質保証。
顧客のカートには商品が満載されている。IMG_3666

品質を保証しておいて、
どのグロサリーストアよりも最も安いを言いきる。
「Receipts don’t lie.」
レシートは嘘をつかない。
IMG_0576 (002)

同じモール内に、
ターゲット。
ウォルマートと同じ業態を展開する。
いわばウォルマートのライバル。
IMG_3672

ターゲットのコーポレートカラーは赤。
ウォルマートの青との対比で差別化を図る。IMG_3673

食品売場はコンビニエンスな品揃え。
IMG_0579 (002)

店内中央の天井の湾曲した蛍光灯。
顧客を誘導する。
IMG_0580 (002)

ちょっと太めの女性の売場。
マネキンとその後ろの大きな写真。
とてもいい。
IMG_0586 (002)

百貨店出身のターゲット。
アパレルが強い。

こちらのコーナーもピンクと赤。IMG_3675

バレンタインデーを控えて、
売場の各所がピンク色に染まっている。

カジュアルフラワーのブーケも、
美しいプレゼンテーション。IMG_3680

そしてバレンタインコーナー。IMG_3692
ターゲットはウォルマートと対比的な店づくりだ。
ターゲットが生き残っている理由はここにある。

ターゲットは返品「Returns」対応が抜群だ。
IMG_0589 (002)

フリーウェイの事故渋滞に巻き込まながらも、
日没前にはブルックリンへ。

ホールフーズ環境対策店に到着。
IMG_0590 (002)

屋上に水耕栽培の温室がある。

環境対策店。

屋上や駐車場の屋根のソーラーパネルで、
この店の電力のほとんどを賄う。IMG_3696

一丁目一番地の青果部門は、
相変わらず充実している。
IMG_0591 (002).jpg2

シーフード部門は対面方式だ。
IMG_0592 (002).jpeg2

スーパーボールの日は、
大抵のアメリカ人はホームパーティを開いて、
家族や友人と観戦する。

その時に食べるのがチキン。IMG_3701

焼くだけのマリネされたチキンウィング。
アマゾンプライム会員は30%オフ、
そうでない人は22%オフ。
ホールフーズのディスカウントの仕方だ。IMG_3700

ホールフーズのデリやベーカリーのすごさに、
感動している団員たち。IMG_3705
環境対策の第一は、
店舗の面積を小さくすることだ。
ダウンサイジングという。
それによってエネルギーの使用量を減らす。

最後にブルックリンの、
トレーダー・ジョー。IMG_3712

銀行跡の物件に入った。
天井が高く実に開放的で、美しい店だ。
IMG_0613 (002)

レジは銀行方式だ。
IMG_3710
スーパーボウルの日だから、
驚くほどすいていた。
だからむしろ店をよく観察することができた。

初日の視察を終えると、
マンハッタンに入って、
ホテルに到着。

すぐに4つのグループに分かれて、
それぞれステーキハウスへ。

私たちは、
Smith & Wollenskyへ。
スミス・アンド・ウォレンスキー。
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USDAプライムビーフの熟成ステーキの名店。
ビールで乾杯。
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新鮮なシーフード・タワー。
新鮮なロブスターやエビの盛り合わせ。
超美味。
IMG_3716

私はIPA(インディア・ペールエール)。
ホップを大量に使用してつくられる。
華やかな香りと苦味がビール好きにはたまらない。IMG_3717

濃厚なビーンズ・スープ、
ミディアムレアのサーロインステーキを、
赤ワインでいただいた。
もちろん会話も弾んであっという間に、
3時間ほどが過ぎた。IMG_3718

今日のニューヨークは最高気温もマイナス5度。
夜はさらに冷え込んでいる。
でも皆、大満足で元気いっぱい。IMG_3719

エンパイア・ステート・ビルのライトアップ。
空気が澄んでいて美しい。
(商人ねっと・笹本さん撮影)
IMG_3720

長いながい一日だった。
OICグループのニューヨーク研修第2団。

好調な滑り出しだ。

では、みなさん、今週も、
全力疾走で。

Good Monday!  

〈結城義晴〉

2026年02月08日(日曜日)

OICのニューヨーク出発と衆議院選の「ポジショニング評価」

ロイヤルホテルパーク ザ羽田に宿泊。
目覚めると雪が舞っていた。
IMG_0474 (002)

ホテルは羽田空港第3ターミナルに隣接している。IMG_0490 (002)

㈱OICグループのアメリカ研修。
私がずっとコーディネートしている。

2026年は1月に第1団、
2月に第2団と第3団、
そして4月に第4団と第5団が予定されている。

その第2団が、
ニューヨークに向けて旅立つ。

午前7時半から直前セミナー。
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まず第2・3団の引率責任者の牧野佑騎さんが自己紹介。
OICグループ経営企画部部長・財務室長。

それからこの第2団の方針を語った。
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そして結城義晴の直前講義。
すでに12月に2時間の事前講義をしてある。

空港の直前講義は、
ニューヨークに到着して、
すぐに役に立つ知識と情報の確認。1f5897fb-ce43-43c2-9755-586e2500ca58

創意を尊びつつ良いものは真似よ。
倉本長治の商売十訓が心構えだ。IMG_0488 (002)

200頁のテキストで、
OICグループやロピアのピープルに必須の、
アメリカの知識と情報、
そしてスーパーマーケットの理論を教える。IMG_0489 (002)

重量、容量の単位の知識、
価格の見方、考え方。

そして到着直後に訪れる店のこと。
ウォルマートのEDLP とロールバック。

さらにターゲットのポジショニング戦略。fca91a56-4612-4d33-a07f-e99a094c0f37

最後に部門別商品構成比の話。
これを頭に入れておくだけで、
アメリカのそれぞれの店を、
自分で評価することができる。IMG_0491 (002).JPG2

講義が終わるとチェックイン。

商人ネットの小野さんは、
初めての司会をした後、お見送り。

ありがとう。
IMG_0492 (002)

事務局のみんなと写真。
IMG_0482 (002)

出発前の全員写真。
元気です。
IMG_0481 (002).jpg22

手荷物検査を済ませたら、
ラウンジへ。

いつものように、
野菜サラダとカレーライス。
そしてビール。

これは安全のためのおまじない。IMG_0478 (002)

ラウンジから見た空港の光景は、
白一色に変わっていく。IMG_0479 (002)

ラウンジでも、搭乗ゲートでも、
パソコンを開いてブログを書いた。IMG_3636 (002)

羽田は雪が積もって、
離陸は1時間以上遅れた。IMG_3634 (002)

それでも期待をもって、
アメリカに発ちます。

さて、
第51回衆議院議員選挙。スクリーンショット 2026-01-28 005257

自民党の圧勝。
もうすでに予測が飛び交って、
それはわかっていた。

ガラスの天井を破った高市早苗首相の人気と、
中道改革連合の自滅。

それが相乗効果を発揮した。

国民を顧客と見て、
今回の選挙を位置づけると、
ポジショニングの新鮮さが焦点だった。

「Positioning」とは、
マーケットの中で、
自分らしい特別の立ち位置を築くことである。
そしてターゲット顧客の頭の中に、
独自のポジションを占めるために、
商品とサービスのイメージをデザインすることだ。

日本史上初の女性総理大臣。
その女性が男勝りの言動をする。
際立つポジショニングだった。

政策に理論性を欠いても、
国家観は古くとも、
「意外性」のポジショニングは際立った。

一方、中道は古い二つの政党が合併した。
その古さは統合しようが、新装開店しようが、
「新しさ」に変わることはなかった。
むしろ印象はさらに古くなった。

「アンダーポジショニング」の典型だった。

アンダーポジショニングは、
特徴のないポジショニングのことだが、
「中道」という概念そのものが、
特徴のなさを意味している。

顧客としての国民総体は、
これまでになかった、
新しいポジショニングを求めた。

だから「チームみらい」は躍進した。

共産党や民社党は、
どちらも女性党首だったが、
党自体がもう古すぎて、
レガシーでしかなかった。

れいわ新選組の共同代表も、
急遽、女性党首として目立つ発言をしたが、
この三人の女性党首たちは逆に、
高市のポジショニングを際立たせることに、
貢献してしまった。

国民民主党も日本維新の会も、
少しだけ若いイメージの党首たちが、
もうすでに古いイメージとなりつつある。

だから伸びはなかった。

チームみらいは、
消費減税に対して、
唯一、反対した。

これは見事なポジショニングを形成した。

識者やフェミニストたちが、
高市早苗を批判すればするほど、
高市のポジショニングは際立つこととなった。

小売業の経営にとっても、
この点は強く認識しなければならない。

顧客は常に、
新しい印象を求める。
新しいポジショニングを求める。

いや、それ以上に、
古いという感覚を、
古いポジショニングを、
強く拒否する。

そしてそのポジショニングは、
すぐに古くなってしまう。

ビジネスで言えば、
[基本業態+Positioning]が、
フォーマットの構成要素だ。

ポジショニングは、
顧客から選ばれる企業や店になるために、
必須の要素である。

しかし選ばれたあとで、
顧客から日々、使われるようになった店は、
基本業態の要件を革新し続けねばならない。

そこに停滞や衰退が現れると、
ポジショニングはすぐに棄損してしまう。

高市早苗政権にとって、
経済面では現在の「円安」をいかに止めるか、
外交面ではこの混迷の国際情勢の中で、
日本国のポジショニングをいかに確立するか。

それが問われることになる。

選挙に圧勝して、
思うがままに政治を動かせる環境ができた。

このとき政権の真の力が問題となる。
言動一致がなければ、
すぐに化けの皮がはがれる。

もう他者の所為にはできなくなるからだ。

一方、
ミラノ・コルティナ2026冬季五輪。

日本選手団は2種目で3つのメダルを獲得した。

スキージャンプ女子個人ノーマルヒルで、
丸山希選手が100mの大ジャンプを記録して、
銅メダルを手にした。

さらに、スノーボード男子ビッグエアでは、
木村葵来選手が179.50点で金メダル。
木俣椋真選手も171.50点の銀メダル。
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大会2日に「金・銀・銅」の揃い踏み。
メダル獲得数もノルウェー、イタリアに次ぐ。
こちらは文句なく楽しめる。

日本のアスリートのポジショニングは、
未来を期待させる。

では、行ってきます。
あとはよろしく。

〈結城義晴〉

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