結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2026年10月20日(火曜日)

言葉は人が「犯した過ちを忘れない」ために必要なのだ。

今日は朝から自由が丘。

雨がパラパラ。
商店街。
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いつも買う陶器屋さん。
産地直送。
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母と子の壁のイラスト。IMG_5685 (002).JPG4

そしてモンソーフルール。
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テキパキと朝の品出し作業中。IMG_5688 (002).JPG4
今日もいい日になりそうだ。

さて臨時国会開催中。

NHKの調査が出た。

2027年4月から2年間、
食料品の消費税を8%から1%に減税し、
支援金も支給する政府案。

賛成38%、
反対44%。

反対の方が多い。
話題になっているが、
これにどう応えるのか。

与党支持層では賛成51%。
野党支持や無党派では反対が多い。

野党は財源の不明瞭さを正す。
外食産業への悪影響や、
2年限定の中途半端さを批判する。

そして一律減税や控除拡大の対案を主張している。
国会では論戦が展開される。

衆議院の議論は凡戦。
参議院が白熱。

そのなかで高市早苗首相が、
いつものように舌禍。

「財源確保については、
通年の国債発行額を昨年度同様、
適切にコントロールします。
これは国債の発行を
否定するものではありません」

あ~あ。

強すぎる与党にありがちな発言。
言い続けてきたことと矛盾する。

これでまた政治への信頼が削がれる。
そして国民の政治への参画意識が薄れる。

毎日新聞一面コラム、
「余録」

パリの高校生や大学生らによる、
学習環境の改善を求めた抗議デモ。

60年前の夏、北京で巻き起こった文化大革命。
紅衛兵は高校生世代が、
政府幹部や文化人をつるし上げて、
「旧文化破壊」を叫んだ。

ここから世界に伝わった言葉が「造反有理」
権威否定を正当化する内容。

1968年、ベトナム戦争は泥沼化した。
そのときにも「造反有理」は、
日米欧で激化した学生運動で盛んに使われた。

1968年5月のフランスの「5月革命」も、
教育政策に不満を持つ大学生が中心だった。
翌1969年のドゴール大統領退陣につながった。

今回、フランス全土で続く高校生のデモでは、
「68年5月」と書いたプラカードが目立つ。

高校生が自分たちの行動を、
歴史と重ね合わせている。

コラム。
「暴徒化する不心得者が出ては
真意が誤解されかねないが、
異議申し立ての権利は誰にもある」

「物価高で弱者にしわ寄せが行くのは
世界的現象だろう」

周辺諸国にデモが飛び火している。

コラムニスト。
「新たな『スチューデントパワー』の台頭かと
想像が膨らむ」

日本でもスチューデントパワーが、
生まれてこないかと思う。

そのためにも国会の議論に、
嘘が挟まってきてはいけない。

朝日新聞「折々のことば」
第3741回。

単に理屈を
通すためだけの言葉には、

危険が潜んでいる
〈小川洋子〉

「物事を善/悪、正/誤といった二項に分け、
自分を前者のほうに配し、
他者をその対項に置いて否定するというのは、
人がつい言葉に足を掬(すく)われ、
やってしまうこと」

よくあることだ。
安手のテレビドラマなど、
全部、これだ。

「だが、言葉は、
人が犯した過ちを忘れないためにも、
死者の声を聞き届けるためにも
駆使されてきた」

「文学にはそんな『度量』が確かにある」

(小川洋子が読みとく『アンネの日記』」から)
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小川洋子さんは1962年年生まれの小説家。
早稲田大学文学部時代に作品を書き始め、
1991年『妊娠カレンダー』で、
第104回芥川賞を受賞。

言葉は人が、
犯した過ちを忘れないために、
必要なのだ。

ドナルド・トランプは、
その意味で言葉の意義を知らない男なのだ。

さて商人舎流通SuperNews。

海外newsは商人舎。

アメリカに行くときなど、
[海外]のボタンを押して、
ざっとチェックしておいてください。

クローガーnews|
ハロウィン商戦スタート/約1トンのキャンディ販売を予測

米国第1のスーパーマーケットチェーン。
年商1476億ドル(150円換算で22兆円)。
それがクローガー。

10月16日(金)から、
ハロウィン商戦を本格スタート。

「アメリカのキャンディ・デスティネーション」、
つまり「お菓子を買うならクローガー」
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今年はハロウィン向けキャンディを、
2500万ポンド販売する見通し。
約1万1300トン。

この「2500万ポンド」というのがいい。

販売されるキャンディは、
チョコレートが中心。

この1万3000トンのうち、
個包装チョコレートだけで900万袋。
Fun-size(ファンサイズ)という。

チョコレートのほかにも、
グミやキャンディコーンなど。
期間限定商品まで幅広くラインアップし、
家族層から若年層まで多様な需要に対応する。

代表的なハロウィン商品のCandy corn。
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マイク・マーフィー副社長のコメント。
センターストア&マーチャンダイジング担当。
「センターストア」はグロサリー部門のこと。
「ハロウィンは、
地域コミュニティが盛り上がる季節であり、
キャンディはその中心的な役割を果たしている。
顧客が求める商品を確実に提供する」

米国ではハロウィンを、
「1日ではなく季節として楽しむ」

成人の57%がハロウィンを長期間楽しむ。
これはありがたい。

日本でも同じ傾向にある。
それを仕掛けたい。

また、4人に1人以上が10月前に、
ハロウィン向け商品を購入している。

つまり需要の前倒しが進んでいる。
ここでも「早仕掛け」

秋から冬は、
「早仕掛け、際の勝負」

時間は早まっている。
それを忘れてはいけない。

そして商売に嘘が入ってはならない。

〈結城義晴〉

2026年10月19日(月曜日)

「二季時代の営業戦略」とローソン竹増貞信の「盛りすぎチャレンジ」

Everybody! Good Monday!!
[2026vol㊷]

2026年第43週。
10月第4週。

とても快適な、秋の日が続く。

夏が長引き、冬が早まる。
四季が「二季」になる。
秋は短くなる。

そんなことが言われて、
月刊商人舎でも、
8月号で緊急提案をした。

山本恭広流通スーパーニュース編集長が書いた。

「二季時代」の営業戦略
「長い夏、短い秋、早い冬」のマーケティングを再点検する
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原稿の 小見出しにある。
「秋の食提案は気温変化に注意せよ」

――秋は旬の食材が豊富に出回る時期だ。
たとえば、2025年はサンマが豊漁だった。
2017年から7年9カ月続いた
「黒潮大蛇行」の終息により、
海水温が低くなったからだ。

とはいえ、
水揚げ量は2008年の18%でしかない。
つまり、水産物は長期的には
資源量が落ち込む傾向にある。
旬魚はますます仕掛けのタイミングと
売り方の工夫が求められる――。

しかし2026年のサンマの水揚げは、
さらに減少している。

だからさらに高騰している。

天気はとてもいい秋がやってきたが、
収獲や漁獲、生産は確かに、
「二季時代」になっている。

さらに小見出し。
「値上げの秋への対応」

これに関しては、
10月号のメイン特集が回答を出してくれている。

[特集]お主の正体が見えるのだぞ!
チェーンストアの物価高対策と食料品減税対応

 

一瞬の快適さか、
これがしばらく続くのか。

それはわからないが、
営業政策は四季時代とは異なってくる。

さて今週は、
水曜日に㈱True Dataの取締役会。

そして午後は、
全日食躍進チェーン大会

10月22日木曜日から、
台湾とタイに出張。

急に決まったが、
行くことにした。

今週もわくわくする日々が続く。
ありがたい。

日経MJ3面「総合」に、
竹増貞信さんが登場。
㈱ローソン社長。
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「コンビニは価格が高い」と見られている。

そこで竹増さん。
「だからこそ盛りすぎチャレンジです」

ん~。

「大盛り、次は辛すぎ、酸っぱすぎ」

「今年はタオルが長すぎ、
ハンカチがでかすぎ(笑)」

「お客さまは笑ってくれるだろうかとか、
常に考えて企画しています」

「物価高だからこそ、お客様に、
ワクワク、ドキドキしていただきたい」

2026年2月期は、
過去最高益だった。

月刊商人舎6月号。202606_coverpage

業態別ランキング「コンビニ」編。
「過去最高」の文字と不吉な「客数」

チェーン全店売上高。
⑴セブン-イレブン5.47兆円(1.9%増)
⑵ファミリーマート3.3兆円(1.7%増)
⑶ローソン2.63兆円(4.9%増)

売上高の一番小さいローソンの伸び率が抜きんでた。
3社合計11兆3949億円。
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営業収益。
セブン-イレブン0.9%増、
ファミリーマート0.4%増、
ローソン6.9%増。

こちらも三番手が抜きん出た。

「しかし、店数自体の増加は極めて少ない。
2025年3月~2026年2月の1年間で、
セブンが170店増、ファミリーマート164店増、
ローソンに至っては3店舗増だ」

そして客数は、
セブン-イレブン0.9%減、
ファミリーマート1.2%減、
ローソン0.8%増。

竹増さんがはしゃいでいるのもわかる。

「お客様の会話で、
『コンビニ寄っていこうよ』を、
『ローソンに寄っていこうよ』に
変えていきたい」

これはポジショニング戦略だ。

「コンビニの文化を、
突き抜ける存在になれるよう、
チャレンジしていきます」

「実はセブン-イレブン、
ファミリーマートは、
あえて見に行っていません。
それよりも日々、
お客様と社会のことだけを考えようと」

これは故鈴木敏文さんの考え方だ。

異業種で意識している会社。
「経営者としては柳井正さん、
似鳥昭雄さんですね」

「洋服屋ではなくユニクロ、
家具屋じゃなくニトリに行こう、
と言いませんか」

これもポジショニング戦略であるし、
「業態からフォーマットへの戦略」だ。

大盛り、次は辛すぎ、酸っぱすぎ。
タオルが長すぎ、
ハンカチがでかすぎ。

これは若い客層にターゲティングしている証拠だ。
セブン-イレブンがあまりに、
全方位マーケティングをしているから、
ローソンのややオーバーポジショニングが、
効き目を発揮する。

ただし私がいつも使う、
家のそばのローソンには、
あまりそれは感じられない。

「ローソンに行こう」ではなく、
「近いからローソン」だ。

それでもトップが自ら、
「コンビニを楽しく」と、
パフォーマンスする姿は、
悪くはない。

では、みなさん、今週も、
仕事は楽しく。

Good Monday!

〈結城義晴〉

2026年10月18日(日曜日)

令和名人会と「レフティ細野」優勝/横浜市長選挙投票

今日は秋晴れ。

急遽、令和名人会を企画した。

1989年から続くゴルフの会。
4人が集まってくれた。

朝、4時半ごろ起きて、
アクアラインを渡り、
木更津東インターで降りた。

そしていつものセブン-イレブンへ。IMG_5639 (002).JPG3

この店でおにぎりやサンドイッチ、
お茶やコーヒーを買う。
そして朝食を食べる。

さらにセブンプレミアム「アクエリアスS-Body」。
ゴルフのときにはいつもこれ。
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入り口で「おでん」全品10%offのプロモーション。IMG_5644 (002)

カウンターでもそれを強くアピール。IMG_5647 (002)
いい店です。

上総モナークカントリークラブに、
6時45分に到着。

それから1時間ほど、
ウォーミングアップと練習。

そして8時スタート。IMG_5648 (002)

秋の雲が空を覆うが、
絶好のゴルフ日和。IMG_5650 (002).jpg4

毎年、10月は外国に行ったりして、
楽しむ機会が少なかった。

しかし10月のゴルフは最高。

今日の男子プロゴルフのトーナメントは、
日本オープンゴルフ選手権。

レフティの細野勇作が見事な優勝。
177cm、74kg、23歳。
日本プロゴルフ選手権に続いて、
今年、2大メジャーを制覇。
スターになりそうだ。
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「レフティ」というのは、
左利きのゴルファーのこと。

フィル・ミケルソン(56歳)と、
バッバ・ワトソン(47歳)。
日本では羽川豊(58歳)。

㈱OICグループ社長の高木勇輔さんもレフティ。
㈱寺岡精工社長の山本宏輔さんもレフティ。
実は私の長男もレフティ。

レフティはそれ自体が、
「個性あるゴルファー」であることを示している。
私はそう思って息子に薦めた。

細野の優勝は、
左利きの子どもたちが、
左利きのゴルファーになることに、
火をつけるかもしれない。
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レフティの道具ももっと開発されるだろうし、
練習場でもレフティ用のボックスが増える。
それは実にいいことだ。

しかし自分でプレーするのが、
ゴルフは一番いい。

私は今日、仲間とともに、
それを実践した。

鈴木國朗プロ。IMG_5657 (002).JPG2

平野一郎プロ。IMG_5662 (002).JPG3

亀谷しづえプロ。IMG_5652 (002)

そして結城義晴。IMG_5658 (002).JPG3

みなさん、ありがとうございました。
設計者ジャック・ニクラウスとともにポーズ。IMG_5666 (002).JPG3

お疲れ様。
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ラウンドが終わってから懇親し、
それから横浜まで戻って、
すぐに自宅近隣の港北小学校へ。IMG_5671 (002).JPG2

横浜市長選挙の投票。IMG_5669 (002)

入り口。
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サクサクと投票して、投票証明書をもらった。IMG_5675 (002).JPG2
原沢あつみ新市長が誕生した。
59歳の弁護士。

林文子さんに次いで2人目の女性市長。
林さんは2005年、ダイエー会長に就任、
2009年、横浜市長に当選、3期を務めて、
2021年に落選。

林さん同様に原沢さんは、
地方自治体の首長としては、
まったくの素人、完全に未知数。

SNSで偶然、見たのだが選挙運動の最中、
「今、どこに住んでいらっしゃるんですか?」と、
質問された。
すると急に喉に異変を生じさせて、
一言も発しないで逃げ出した。

これには、ちょっと驚いた。

実際は東京に居住しているようだ。
3歳から50年ほど横浜に住んでいた。
だから質問されても、
背を向けて逃げ出すことはない。

しかしこの態度、対応で、
市長の職務が務まるのか。
私はそう思った。

それでも未知数であることに、
期待をしよう。

私たちの横浜市長なのだから。

〈結城義晴〉

2026年10月17日(土曜日)

日本プロ野球の大矛盾と佐治晴夫の「明日のこと」

日本のプロ野球のポストシーズン。

セパ両リーグのクライマックスシリーズ。
パリーグはソフトバンクホークスが、
順調に勝ち切って日本シリーズに進出。

セリーグは首位の阪神タイガースが、
横浜DeNAベイスターズに、
スイープされて敗退。
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三冠王の佐藤輝明が怪我で出られず、
森下翔太も負傷して、無理して出場。

ルールはルールだ。
だから文句は言うまい。

しかしペナントレース3位のチームが、
日本一を決めるシリーズに出るのは、
納得しがたい。

レギュラーシーズン優勝は、
それで終わり。

そのあとで両リーグの優勝チームが、
日本一をかけて争う。

それがいい。

月曜日のブログでも書いたが、
そのあとで韓国リーグ、台湾リーグの優勝者と、
4チームでアジアリーグをする。

きっと盛り上がる。

韓国も台湾も。
そして日本も。

それなら私も見よう。

横浜のファンの人には申し訳ない。

私も横浜人だからベイスターズが、
日本シリーズに出ることは悪い気はしない。

しかし納得できないし、
つまらん。

ホークスの連中も、
拍子抜けしているんじゃないか。

ここでベイスターズがホークスを破ってしまったら、
それが「日本一」と言えるのか。

工藤澄人商人舎編集長が編集後記に書いた。
「せめて呼称を『日本一』ではなく、
『日本シリーズ勝ち越し、
今年は日本一なし』にしろと
訴えている」

同感だ。

朝日新聞「折々のことば」
第3739回。

明日のことがすべてわかったら
怖くて生きられない。
でもまったくわからなければ、
生きられない。
〈佐治晴夫〉

「半分わからないからこそ、
一歩一歩生きていける」
理論物理学者は語る。

佐治さんは1935年東京生まれ。
立教大学および東京大学で、
基礎数学と理論物理学を学び、
理論物理学の理学博士。

東京大学物性研究所、
松下電器東京研究所を経て、
玉川大学教授、県立宮城大学教授、
鈴鹿短期大学学長などを歴任。
現在、同短期大学名誉学長、
大阪音楽大学大学院客員教授、
北海道・美宙(MISORA)天文台台長。

量子論的無からの宇宙創生に関わる
「ゆらぎ」の理論研究の第一人者。
現在は、宇宙研究の成果を
平和教育へのひとつの架け橋と位置づけ、
リベラルアーツ教育の実践に取り組んでいる。

リベラルアーツは、
立教大学の考え方だ。
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佐治さん。
「過去も未来も
現在という一瞬に織り込まれており、
未来に起こるさまざまの出会いが
自身の過去を変容させもする」

「人生はドラマやゲームに喩(たと)えられるが、
織物(テクスタイル)ないしは
テクストにも喩えうるのか」

朝日新聞のデジタル版でのインタビューから。

2026年10月17日、今、
まったく佐治晴夫先生の言う通りだ。

明日のことがすべてわかったら
怖くて生きられない。

ドナルド・トランプも、
ウラジミール・プーチンも、
ベンヤミン・エタニアフも、
習近平も高市早苗も、
藤川球児もデーブ・ロバーツも、
そして私もあなたも、
明日のことがわかったら、
怖くて生きていられないだろう。

でもまったくわからなければ、
生きられない。

これも同じだ。
そんな状態を避けるために、
私たちは明日のことを考える。

しかし未来は半分くらいしかわからない。

「半分わからないからこそ、
一歩一歩生きていける」

トランプやプーチンにも、
そしてエタニアフにも、
半分はわからないのだろう。

しかし彼らは一歩一歩、
生きているとは思えない。

そしてわかり方の濃度も、
それぞれに違うのだろう。

その意味ではみんな凡人なのだ。
凡人だからこそ、
ばかげたことを続けている。

私たちは本当の一歩一歩を、
本当に大切に生きていきたいものだ。

〈結城義晴〉

2026年10月16日(金曜日)

DAISOの「F1スポンサー」とホールフーズの「’27食の8トレンド」

終わった。

メジャーリーグベースボール。
ナ・リーグ地区優勝シリーズ。
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Dodgers vs Brewers。
Los Angeles vs Milwaukee。

3戦まで連敗。

もう後がない第4戦の先発は、
タイラー・グラスノー。
2m3cm、102キロ、33歳の巨漢右腕。
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フォーシームとスライダー。
そしてナックルカーブ。
このナックルボールが打ちにくい。

だから好投するはず。

ドジャースは2回に1点を取って、
ランナー1塁3塁。
1番指名打者で出場した大谷翔平。
ここで真ん中低めのフォーシームを、
見事に救い上げて、3ランホームラン。
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ポストシーズン初の本塁打で、
うっぷんを晴らした。
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しかもドジャースは4対0。

これでナインが奮い立たないはずはない。
私は第4戦は勝ったと思った。

しかしブルワーズはコツコツと点を取る。
「スモールベースボール」

ランナーが出たら、
高校野球のようにバントで2塁に送る。
そしてタイムリーヒットを打つ。

またランナーが出たら盗塁で2塁に進む。
そしてまた適時打。

2塁打2本で点を取る。

結局、大谷のホームランは帳消しとなって、
4対6でドジャースは負けた。

完敗。

4連敗を「スイープ」という。
「sweep」は「掃除する」「一掃する」の意味。

スイープで敗退した。
大谷の1年が終わった。
山本由伸の1年も終わった。

ア・リーグ第3戦は、
ガーディアンズがレイズに3対2で競り勝った。
こちらは互角の戦い。
対戦成績はガーディアンズの2勝1敗。

米国ベースボールのポストシーズンは、
まだまだ続くが、急に気持ちは萎えた。

さて商人舎流通SuperNews。

大創産業news|
F1グランプリ大会のスポンサー/ホンダ・レーシングと業務契約

㈱大創産業はドジャースのスポンサーをやっている。
そのうえ今度は㈱ホンダ・レーシングと、
F1™のパートナーシップに関する業務契約を結んだ。
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世界最高峰の自動車レース「F1」
2026 FIA Formula One World Championship™。
そのメキシコGP、ブラジルGP、
そしてラスベガスGPの3大会で、
Hondaのパワーユニット搭載のF1™マシンに、
DAISOブランドロゴを掲出する。

マシンは「AMR26」。
アストンマーティンF1チームが、
2026年のF1世界選手権参戦用に開発した、
フォーミュラ1カー。
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各グランプリ開催に合わせて、
F1™マシンのプロモーション施策を展開する。
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DAISOは超一流のスポーツに投資して、
ブランド力をあげていく。

世界を見ている。
それはいい。

ホールフーズnews|
「2027年 食品・飲料8大トレンド予測」発表

ホールフーズ・マーケットが、
「2027年食品・飲料トレンド予測」を発表。

8つの大潮流。

毎年恒例の予測だ。

ホールフーズはTrends Councilを設けている。
「トレンド協議会」である。
バイヤーやマーケター、料理専門家で構成される。
この委員会が消費者動向はブランドの新しい動き、
そして店舗現場の情報をもとに、
翌年の食のトレンドを予測する。

2027年は8つのトレンドを発表した。

⑴Terroir’s New Territory
(産地性:テロワール)

テロワールは「土地の個性=味の違い」を指す。
ワインの世界で使われてきた。
このトレンドが他の食品カテゴリーに拡大する。
土壌・気候・地形が生む“味の個性”を求める動きが、
食品全体へ波及する。
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⑵Beautrition
(食とスキンケア:ビュートリション)
「美容は内側から」の考えをもとに、
食とスキンケアの融合がトレンドとなる。

⑶The Yōshoku Effect
(日本の洋食)

なんと日本の洋食(Yōshoku)が米国で、
本格ブームになろうとしている。
ミルクパン、カレーライス、オムライス、
そしてハンバーグなど“日本の定番食”が人気。
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⑷Dish Reinvention
(定番メニューの再発見)
Reinventionは「再発見」の意味。
なじみのメニューを新しい形で楽しむ動き。
アメリカの家庭料理、人気料理、
定番メニューをアップデートするトレンド。

⑸Ingredient Minimalism
(原材料の最少化)
原材料は“少ないほど良い”という価値観が、
軸になろうとしている。

⑹Bitter Done Better
(苦みが主役に)

消化・ウェルネス志向やノンアル志向から、
複雑な苦味が人気になっている。
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⑺Zero Waste 2.0
(廃棄ゼロから循環型へ)
食品廃棄ゼロを超えたアップサイクル製品が
加工食品にも広がる。
パンの端材→パスタ、
オートパルプ→製菓材料、
オリーブ搾りかす→調理油など。

⑻The Bean Boom
(豆こそたんぱく源に)
豆が“たんぱく源の主役”になっていくという動き。
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「日本の洋食」がアメリカのトレンドになる。
実に面白い。

大谷翔平も山本由伸も、
少しは貢献しているかもしれない。

〈結城義晴〉

2026年10月15日(木曜日)

ミドルマネジメント研修「S級獲得者」とワールド&TSI合併の隘路

第27回ミドルマネジメント研修会。
9月8日(火)~10日(木)に開催された。
会場はニューウェルシティ湯河原。
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9社61名が参加してくれた。
2日目と3日目の朝に理解度判定テストを行い、
研修終了後に課題レポートを提出してもらった。
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それらを厳正に審査して、
S・A・B・C・Dの成績を付ける。

あくまでも本人に研修の成果を、
自覚してもらうためだ。
そして派遣してくれた会社や経営者、
人事担当者に報告するためでもある。

S級を獲得したのは10名。
このS級には価値がある。

あいうえお順で紹介しよう。

浅利祥宏さん
㈱マツモト 店舗運営部日配担当
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今中俊彦さん
日本流通産業㈱ 住居関連部
住居関連チーム エキスパート
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岡崎亜祐さん
㈱万代 グロサリー部バイヤー
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小林慎治さん
㈱平和堂 生鮮食品事業部精肉課課長
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鈴木智大さん
㈱万代 農産部SV
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谷岡俊彦さん
㈱万代 松原田井城店畜産チーフ
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道味高志さん
㈱平和堂 滋賀第一営業部
第二グループ グループマネージャー
heiwado-doumi

中嶋大介さん
㈱平和堂 フレンドマート甲南店店長
heiwado-nakajima

中山翔平さん
㈱万代 畜産部SV
mandai-nakayama

水川尚斗さん
㈱万代 管財室チーフ
mandai-mizukawa

平和堂は研修参加者全員がSを獲得した。
万代は5名が獲得。
マツモトも組織学習の会社だ。
そしてニチリウからも優秀者が出た。

みんな、おめでとう。

いつも言うけれど、
これをバネにして飛躍してほしい。
もっともっと勉強してもらいたい。
そして何より仕事で成果を上げたい。

大いに期待しています。

A級の人たちも、もう少しでSだった。
Bの人、Cの人も、
どんなことを理解していなかったか、
自分の苦手なことは何か。
それを知ってほしい。

この研修を「自ら、変わる」ための糧にして、
一人ひとり、仕事の成果を上げてほしい。

ヘンリー・ミンツバーグの言葉は力強い。
「ミドルマネジャーこそが、
組織を変えていく力を持っている」

さて、
メジャーリーグベースボール。
ナ・リーグ優勝決定シリーズ。

ドジャース対ブルワーズ。
ロサンゼルスvsミルウォーキー。

1・2戦をミルウォーキースタジアムで戦って、
ドジャースは2連敗。

第2戦は山本由伸が先発。
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しかし山本は3回に2アウトを取って降板。
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ゲームは7対4で負けた。

1日挟んで今日は、
ロサンゼルスのユニクロ・フィールド。

ブレイク・スネル投手が先発。
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先頭打者に初球をホームランされた。

しかしスネルの球は走っていた。
フォーシームは速かった。
変化球は鋭く曲がった。

大谷翔平は6番DHで先発出場。
2打数1安打2四死球と実績は上向きだった。
最後の打席では打球速度182キロを超えた。

しかしチームは2対6で敗戦。

ナ・リーグ優勝決定シリーズ3連敗を喫した。

今年はどうもチームがチグハグだ。

さて商人舎流通SuperNews。

ワールドnews|
TSIと経営統合、アパレル業界3位に/来年3月に新会社

アパレル企業の大型経営統合。

㈱ワールドと㈱TSIホールディングス。
経営統合契約を締結し、株式移転計画を共同作成。

2027年3月1日に共同持株会社が発足する。

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「Infinity」は「無限」という意味。

新会社の社長には、
ワールドの鈴木信輝社長が就任予定。
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会長はTSIHDの下地毅社長。

2026年2月期の売上高は、
ワールドが2840億円、
TSIHDが1671億円。
単純合算で4511億円。

営業利益はワールド160億円、TSIHD43億円。
合わせると203億円。

営業利益率4.5%。

アパレル業界という枠で見ると、
1位がファーストリテイリング、
年商3兆9634億円。

2位がしまむら、7000億円。

それに次ぐ3位となる。

現在の3位はアンドエスティ(旧アダストリア)の3044億円。

しかしファーストリテイリングもしまむらも、
衣料品小売業の出身である。

それが製造小売業となって飛躍した。

一方、ワールドもTSIHDも、
アパレルメーカーである。

それが自ら小売りも始めた。

両者は今、似通ったことをやっている。
しかし本質は全く違う。
別の業態と考えたほうがいい。

したがって、新しいインフィニティは、
アパレルメーカーとしてトップ企業となる。

ワールドは伝説の企業だ。

神戸市に小規模のニット問屋があった。
光商会。

1959年、その専務の木口衛と新入社員の畑崎廣敏が、
会社を辞めて独立、ワールドを創業。

畑崎が欧州でトータルコーディネートを発見して、
そのブランドを開発し始めた。

1990年代から百貨店を中心に、
「アンタイトル」などのブランドを展開。
現在、「インディヴィ」や「タケオキクチ」など、
67のブランドをもつ。

一方、TSIHDは2011年、
東京スタイルとサンエー・インターナショナルが合併。

東京スタイルは1949年、東京縫製㈱として創立。
1950年に㈱東京スタイルとなって、
アパレルメーカーを目指した。

一方、大阪・船場では、
1949年に三宅敏彦が生地の卸売業として始業。
1981年に20代女性向けブランドをつくって、
レディスアパレルに進出。
そのブランドは「Pinky&Dianne」。
1987年、㈱サンエー・インターナショナルに商号変更。

「ナノ・ユニバース」を中心に、
「パーリーゲイツ」や「マーガレット・ハウエル」など、
約60のブランドを有する。

ワールドももちろんだが、
東京スタイルもサンエー・インターナショナルも、
多数のブランドを携えて、
百貨店や高級ショッピングセンター出店で大きくなった。

しかしマーケティングの観点で見れば、
オーバーポジショニングだ。
つまりターゲティングの対象が狭すぎる。
そのうえ日本の人口は減り続けている。

だから適正利益に届く適度なマスにならない。

国外に出るしかない。

ファーストリテイリングやしまむらは、
絶対にオーバーポジショニングにならない。

利益が爆発する的確なポジショニングを展開する。

オーバーポジショニングのブランドを多数展開して、
それを継続しようとすれば、
経営統合して利益を担保するしかない。

その意味で2011年のTSIHDの合併も、
今回のワールドとの統合も、
自然な成り行きだと思う。

その背景に百貨店の凋落があった。

ワールドの発言。
「国内市場はオーバーストア・ブランド過多、
それが10年以上続き、
店舗・EC・物流・システムなどの重複が
産業コストを押し上げている」

自らのオーバーポジショニングに気づいていない。
いや、これが我々のマーケティングだと、
信じ切っている。

万一、それを止めようと考えても、
すでにユニクロとGU、しまむらがいる。

アパレルの論理的隘路に陥っている。

TSIHDの下地社長。
「両社の強みを掛け合わせ、
価値創造力と競争力を備えた企業グループとなり、
日本のファッション産業を再び
魅力ある産業に変革する」
TSI

両社は2027年2月25日に上場廃止し、
共同持株会社は3月1日に、
東証プライムへ新規上場する予定だ。

〈結城義晴〉

2026年10月14日(水曜日)

簗和生農水大臣辞任と「国語と算数・数学」の教育

農林水産大臣が辞任した。
簗和生衆議院議員。

歴代の大臣の顔ぶれを見ると、
見識のある政治家が並ぶ。
総理大臣となった農水大臣もいる。

1985年と1988年の羽田孜、
1993年の宮澤喜一、
2005年の小泉純一郎。
1998年に就任した中川昭一さんのときに、
日本スーパーマーケット協会が生まれた。

清水信次さんが中川さんとの強いパイプを活かして、
農水省をバックに協会をつくった。

2008年の石破茂農水省のとき、
私は専門委員を務めた。

結構、大臣の方針が貫かれていて、
いい委員会だった。

2025年には小泉進次郎農水相となった。

しかしその後、農水大臣は冴えない。

そして今回の簗和生。

撤回しようのない発言を、
撤回しても、いかに弁解しても、
「説明責任」は果たせない。

自分が国土交通省に働きかけて、
気に食わない市や町の予算を減じていたとしたら、
発言を撤回しても減額分が増えるわけではない。

ならば「撤回」とは、
「なかったことにしよう」という意味だ。

「なかったことにします」と言っても、
覆水盆に返らず。

政治家としてあってはならない。
だから辞任は当然だと思う。

農林水産省には是非とも、
食品産業に貢献してもらわねばならない。
次の大臣と官僚、職員に期待しよう。

さて、朝から東京・久が原。
寺岡精工本社。
IMG_5617 (002)

ロビーには二つの銅像がある。
IMG_5613 (002)

左が創業者、寺岡豊治さん。
凄い発明家。
IMG_5612 (002)

いろいろな製品を発明した挙句、
「寺岡式敏感自動バネ秤」を開発。
それが今の寺岡精工の基礎となった。

右が二代目社長の寺岡武治さん。
二代目も凄いエネルギーを持った経営者だった。
IMG_5611 (002)
「感謝 やろう 出来る
他で造れぬものをつくる」

この社訓が寺岡を発展させた。

部外者の私も、
この銅像の前に立つと、
自然に頭を下げたくなる。

寺岡精工のみなさんと打ち合わせ。
前から決まっていたプロジェクト。

今日はデザイナーに会った。
頭のいい人だった。

それから横浜商人舎オフィスに戻る。
事務所裏の遊歩道並木。
IMG_5607 (002)

そして夕方には、
再び東京へ。

今日は行ったり来たり。

虎ノ門ヒルズ。
「いな吉(きち)」

凄い店。
カウンターの7席で、
おまかせの料理を楽しむ。
女将だけのワンオペの店。

料理がとてもいい。
そして清酒の品揃えが素晴らしい。

少しずつ清酒をいただいて、
会話も弾んだ。

AIの可能性から、
商品在庫の重要性、
マネジメントまで。

チェーンストアの本質を語り合った。

実にいい内容だった。

ありがとうございました。

さて、日経新聞「大機小機」
「AI時代へ早急な教育改革を」

コラムニストは癸亥(みずのとい)さん。

「AIが経済や社会を一変させよう」
同感だ。

新たな環境への入念な準備が必須となる。

だから今年1月号では、
「生成AIリテラシー」を特集した。
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コラムニスト。
「怠ればAIはもちろん、
それを巧みに操る国への隷属を強いられる」

では、何を準備すべきなのか。

「AIが最強となった将棋や囲碁の世界と同様、
AIを上手に使いこなせるかどうかが核心となる。
辞書や事典的な知識だけでは無意味である」

それは認識されている。

「もちろん必要最低限の知識は重要だが、
それ以上に求められるのは
AIに正しく質問し、その回答に対して
突っ込む能力である」

「AIに的確に命令する能力でもある」
何を問うか、どう問うか。

コラムニストは日本の教育の問題にする。
多分、大学の先生なのだろう。

「クイズ脳的な大学入試対策として、
不必要な知識まで無理やり詰め込むのは
時間の無駄だけではない。
AI時代に必要な教育を阻害している」

では、何を改革すべきか。

まずは大学。
「大学は『上がり』ではなく、
専門的かつ多様な知識と能力を育む場である」

「勉強しなければ、国内では通用しても、
グローバルには落ちこぼれる」

「大学も、勉強しない学生を
卒業させるべきではない」

当たり前のことだが、
それを言わなければならないところが、
情けない。

「教員の量と質も重要だ。
十分な給与を払い、優秀な教員を多数集め、
学生と活発に議論することがポイントとなる」

「大学生ともなれば、特定の分野で
教員以上の能力を発揮して当然であり、
教員もまた切磋琢磨の中に入る」

社会人大学院はそれだ。

次に、
義務教育と高等学校の教育。

「絶対的に必要なのは、
国語と算数・数学である」

大、大、大賛成。

「それをベースに論理能力を育めばいい」

「社会や理科などは、
社会人としての基礎知識の習得と、
好奇心を育てる機会と位置づけられる」

「教育が完結するには
10年単位の時間を要する。
それだけに教育の改革は焦眉の急である」

国語と算数・数学。
つまり理論的に考える力を養うこと。
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これこそ、知識商人のリテラシーである。
それが生成AIとの向き合い方となる。

〈結城義晴〉

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