結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年06月16日(火曜日)

「小売企業からは一銭ももらわない」PBコンサル会社・デイモンのビジネスモデル

麻生太郎内閣支持率、急減。
朝日新聞19%。
読売新聞23%。
日経新聞25%。  

三紙のスタンスが、見事に表れた。

しかし、公平にしているはずの世論調査で、
こんなに新聞の姿勢が明快に出てしまうとは、
いったい何だ、という気になる。

特に朝日は、少し、やり過ぎでは?
と思いきや、
毎日新聞19%、
共同通信は17%。  

東京新聞をはじめとする地方紙やスポーツ新聞は、
通信社としての共同通信の記事を配信している場合が多いから、
地元の新聞やスポーツ紙しか読んでいない国民は、
17%の支持率を信じてしまうかもしれない。

いずれにしても、世論調査には、
意図が入りすぎ。

全体のサンプル数を足し算して、
それを平均する機関が登場すれば、
それが一番、冷静で公平かもしれない。

商人舎が、それをやってみようか。

さて、熊本に来ているから、
九州ネタを一つ。

福岡の老舗百貨店・岩田屋。  
経営破たんに近い状況が続いているが、
株式の51%をもつ三越伊勢丹ホールディングスが、
完全子会社にすることに決めた。

私は、福岡の生まれで、
子供のころには、
両親から岩田屋のレストランに連れて行ってもらうのを、
楽しみにしていた。

地元には、特に地方百貨店に、
強い愛着がある。

私の母など、横浜の松坂屋を
最後まで、「野沢さん」と呼んで愛していた。

岩田屋にもそれはあるはず。
だから福岡伊勢丹とか三越福岡店などと、
店名を変えることはないだろうとは思うが、
ここは、お客さまの気持ちをくんでほしいものだ。

さて昨日は、午後から東京・神田。
日本セルフ・サービス協会。  
三井物産㈱食料・リテール本部西日本食料部の面々と打ち合わせ。
三井物産
左から西澤康樹さん、堀田安紀さん。
そして協会営業本部長・村尾芳久さん。

11月6日、7日と、私の講演とパネルディスカッションを、
関西地区で行います。

お楽しみに。

その後、羽田から、熊本へ。  
全国的に梅雨前線が立ち込める上空は、
こんな雲海で満たされている。
sky

そして熊本に来たら、どうしても、
馬肉料理店として有名な「菅乃屋」へ。
ume
レバ刺しは絶品。
(商人ねっとの録音ディレクター・梅ちゃんと)  

さて、先週のデイモン・ワールドワイド・ジャパン・インクでの話。
daymon1
デイモンはプライベート・ブランド専門コンサルティング会社。
それも世界的ネットワークを持つ世界最大のコンサルタント集団。

アメリカでは、第1位のスーパーマーケット・クローガー、
第2位のセーフウェイ、
HEバット、ウェグマンズ、
そのほか、多くのローカルチェーンの指導をしている。

世界を見渡すと、ウォルマート以外のほとんどのチェーンストアに、
プライベート・ブランドのコンサルティングを展開しているのが同社。

「それでいて、小売企業からは、
一銭ももらっていない」  

こう、サービス・マネジャーの和田浩二さんは言う。
wada
和田さんは、コーネル大学RMPジャパン第一期生。
つまりは、私たちのお弟子さん。

その縁もあって、7月3日のセミナーに協力してくれている。
商人舎と流通ニュース共催。
タイトルは「日本のPBはこうなる!」

現在、デイモン・ワールドワイド・ジャパンには、
230人の社員がいる。

その一人が、フィリップ・コップさん。  
ストラテジー・ディレクター。
戦略を立案し、マーケティングを展開する。
Filip
顧客の消費行動をしっかりリサーチして、
それを商品化や販売政策に活用する。

結局、いかにその徹底をするかが、
プライベート・ブランドにも求められている。

先の「小売企業からは一銭ももらっていない」という言葉。
その理由は、小売業ブランドをつくるサプライヤーから、
コンサル料が出るから。

だからデイモンは、メーカー・サプライヤーと、
共通のクライアントをもち、
そのクライアントのカスタマーの喜ぶ商品を開発する。

1970年に誕生したコンサル会社デイモンの、
このビジネスモデルこそが、
まったくもってブルーオーシャン戦略。

世の中にコンサルタントは山ほど存在するが、
直接のコンサルティング企業からフィーをもらわない者は、
本当に少ない。

例えば、親から料金をとって、
子供の教育をする塾のようなもの。
子供からは金を取らない。

小売業が子供というわけではない。

しかし、指導する先からフィーをもらっていると、
妥協やおもねりが出る。

それが、デイモンにはない。

みんなが、プライベートブランドが売れることを志向する。
そしてそのブランドが売れたとき初めて、
全員がハッピーになる。

その全体最適を、デイモンは目指す。

この考え方こそが、優秀なビジネスモデルなのである。

現在の日本では、イオンのコンサルティングをしている。
もちろん、イオンからは一銭ももらわず。

不思議な関係づくりが、デイモンの真骨頂。

会社の入口には、開発プランドが並べられている。

7月3日、東京・サンケイプラザ。
「日本のPBはこうなる!」  

私も今から、楽しみだ。

<結城義晴>  

2009年06月15日(月曜日)

夏のボーナス商戦前倒しと「父の日」に向けて

Everybody! Good Monday!  

今日は、新聞の朝刊が休み。
しかし、Blog[毎日更新宣言]は当たり前に、休みません。

2009年6月第3週。  

今週の結城義晴。
前半15日、16日、17日は、九州、熊本・福岡出張。
水曜日17日は、午後1時から、博多スターレーンで、
テラオカ2009ニューバランスフェア講演」  
九州・中国地方のみなさん、
無料講演会ですので、是非、
お集まりください。
生まれ故郷での講演、熱が入ります。

私の講演のたった一つの極意。
「これが人生最後だと思って、臨むこと」  

今回も、
九州男児の肝っ玉をお見せします。  
(これは幕末の志士・高杉新作の有名な言葉「これから、長州人の肝っ玉をお見せします」を真似たもの)  

さて、先週、全国的に梅雨入りし、
天候は不安定。  

雨が降り続けるという印象があるけれど、
実は、梅雨前線が日本上空に停滞して、
「雨模様」が続くのが「梅雨」。
にわか雨など、突然の雨が降る。

けして、雨が降り続けるのではない。

気分が鬱陶しいうえに、
夏のボーナスが激減する予測が目の前にある。

大企業の夏のボーナスは約20%減。  

日本の8割を占める中小企業では、お涙金の支給や、
ボーナス無しなどといったニュースが流れる。
中小企業では、
2008年の夏は21.8%が賞与無支給だった。
2009年は52%がボーナス無支給の予測、
さらに従業員10人未満の小企業では71%がボーナス無しの予測。

こんな消費環境に向けて、
夏物商品のバーゲンセールは、
大幅に前倒しされる。  

まず、百貨店。
百貨店の夏のバーゲンは慣例として、7月からだった。
その慣例を破って、
西武百貨店・そごうが、
6月上旬から次々に全28店で夏のバーゲンをスタート。
ご存知、セブン&アイ・ホールディングス傘下のミレニアム・リテイリング。
百貨店の中でも進取の精神にあふれている。

次いで、高島屋や大丸などは前年よりも10日以上前倒し。
高島屋は全18店で20日にセールを始める。

総合スーパーも昨年より約1週間、夏のバーゲンを早めた。

総合大型店が、早期のセール実施で、
他社からの売上げ奪取と自社の需要先取りを図る。

しかしこの前倒しは、
需要を総体として押し上げるわけではない。

本来、いま必要なのは、
「最良のベーシック」の提供。  
「最良」の水準を上げつつ、切れ目なく、
「最良のベーシック」を提供し続けること。

そのうえで、潜在的な需要の発掘が望まれる。

潜在的な需要は、ふたつある。
ひとつは潜在的な消費需要。  
こちらは新商品提案や新サービス提案。
新しい生活提案として、顧客は渇望している。
「下取りマーケティング」などその代表。
(本日発売の『エコノミスト』6月23日特大号に私の記事が載ります。
タイトルは、“引き算”のマーケティング――「下取り」に活路)  

しかしもうひとつある。
潜在的な購買需要。  

買いたいのに買えない。
購買行動における潜在性。

夏のバーゲンの前倒しは、
この購買需要に応える意味合いがある。

今週末は「父の日」。  

全国的に、
その父の日に向けた商戦が展開される。

潜在的ではなく、顕在化した需要。
その重要に答える顕在化した競争。

W・チャン・キムとレネ・モボリュニュが言うように、
「ブルーオーシャンの追及こそ基本戦略だが、
レッドオーシャンも必要なマーケット」  

潜在需要の掘り起こしこそ大切だが、
顕在需要への対応も必要なのです。

さあ、6月第3週。
週末の「父の日」に向けて、いざ。

Everybody! Good Monday!  

<結城義晴>  

2009年06月14日(日曜日)

ジジの梅雨入り[日曜版]

ゼンコク的に「ツユ」いりです。
ヨコハマも「ツユ」です。
0
アメはふらないのに、
ムシあつい。

空は、はれない。

ツユがあけたら、ボクは、
「イノベーション」することになっています。

のびてきた「ケ」をカットしてもらう。

まちどおしい。

いまは、それをまつだけ。
タイクツですが。

おもしろいもの、
みつけました。

ここです。
10
じつは、トイレのなか。
そのハッパ。

ユーキ家のトイレは、
きれいです。

でも、まずは、
ニオイをかいで。
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どんなかんじ?
12

ペロリ。
13
「……・・・」

ツユは、なんとなく、
くらい気分になります。

そんなときには、
いろんなことに、
いどんでみます。
1
でも、けっきょく、これです。
2

ねます。
3

これがいちばん。
4

気分がはれます。
5

空は、はれぬが、
心は、はれる。
  

それには、
ねることです。

ちょっとおちこんでいたおとうさんも、
いっしょに、どうぞ。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2009年06月13日(土曜日)

デイモンワールドワイドジャパンインクを訪問

鳩山邦夫総務大臣の辞任。  
三大新聞の社説が違いを見せていて面白い。

日経新聞はこう、書く。
「鳩山氏の罷免も辞さぬ姿勢で収拾に動いた首相の判断は是とする」  
世間の風評とは全く反対の見解の表明。

朝日新聞は、その反対。
「郵政民営化の賛否を超えて、
首相の求心力が決定的に弱まったのは間違いない」  

このところ積極的に政権交代推進を主張している新聞の見解。

読売新聞は、両者の中間といったところ。
「首相は、西川社長の責任問題について、
自ら明確な判断を示す必要がある」  

時の首相の「相談役を以って任じる」的な論調。

週末のテレビニュースは、こぞって、
鳩山邦夫をスター扱いするに違いない。

新型インフルエンザ報道に関しても、
テレビをはじめとするマスコミの論調そのものが、
問題にされた。

国民としてのあり方は、
自ら様々な情報をえて、
自らその都度、判断を下すことだ。

さて、昨日も、東奔西走。

目覚めたところは、東京・水道橋。
東京ドームホテル3614号室。

オール日本スーパーマーケット協会総会で、宿泊。
『食品商業』山本恭広編集長と情報交換しながら、朝食。

その後、池尻大橋の東邦大学付属医療センター病院へ。
右目の緑内障手術後の定期検診。
眼圧が20と、またちょっと上がった。
そこで、このところやめていた目薬を処方してもらった。
キサラタン。

ストレスがたまっているのかもしれない。

ここで驚いたこと。

昨日から宿泊していたため、
健康保険証を持参するのを忘れた。

すると、診察料は9000円近く、
門前の処方箋薬局での目薬代は6000円弱。
都合、1万5000円弱也。

もちろん、6月25日までに保険証と印鑑と領収証を持参すれば、
差額を返してもらえるが、
医療費が高いことを改めて実感。

アメリカ映画の「シッコ」を思い出した。

それでも、自分の目の方が大切で、
医者にも薬局にも、保険制度にも感謝。

その後、大慌てで、千葉県の海浜幕張へ。

デイモン ワールドワイド ジャパン インクを訪問。   
daymon1
ストラテジー・ディレクターのフィリップ・コップさんと、
サービスマネジャー和田浩二さんと、
打ち合わせとディスカッション。

プライベートブランドの専門コンサルティング会社。
7月3日に商人舎を流通ニュースのセミナーがある。
「日本のPBはこうなる!」もうずいぶん申し込みがあって、
関心の高さがうかがえるが、
その打ち合わせ。

改めて共有したのは、
「エンドユーザーのお客様中心に考えること」  
いわゆる「店は客のためにある」
その店で売られる商品は「客のためにある」
ナショナルブランドも、プライベートブランドも。

デイモンの日本副社長ピーター・トーマスさんも加わって、
記念写真。
daymon2
こんな具合に、意気投合した。
daymon3

このとき展開されたプライベートブランドに関する議論は、
来週ご披露しよう。

何はともあれ、興味と関心のある方は、
セミナーへのお申込みを。

幕張をあとに、東京池袋へ。
立教大学キャンパスはにぎわっていた。
その近代建築の11号館、4階。
rikkkyo
大学院ビジネスデザイン研究科委員会。  
教授会の機能を果たす会合。
1か月に1回開かれる。

さまざまな連絡や議論、意思決定。

その後、研究室で8時くらいまで、モノを考えた。

自分のあり様、自分の生き方。
反省の時間。
研究室は、それにもってこいの空間だ。

冷静に反省すると、問題が見えてきて、
勇気がわきだしてくる。

さあ、週末。
土曜日は立教大学院の講義とゼミ。

元気を出そうよ、
それがあなたの仕事です。

元気を出そうよ、
それがわたしの仕事です。   

<結城義晴>  

2009年06月12日(金曜日)

オール日本スーパーマーケット協会総会で握手!握手!!

とうとう世界保健機構が宣言しました。
新型インフルエンザのフェーズ6。
最高警戒水準。
世界的大流行を意味する「パンデミック」。
間違いなく今年の流行語大賞候補。

しかし弱毒性のため、その程度は「中」のモデレート。
だから「国境を閉鎖したり、国際的移動、貿易を妨げる必要なし」
南半球での感染も気になるし、
強毒性インフルエンザへの変異が、
何よりも怖い。

人類の英知に期待したいものです。

さて日本の流通業では、
家電の世界でまた、事件。

エディオンとコジマが資本提携に合意。
朝日新聞が報じた。

エディオンは家電業界第2位。
かつて最初に5000億円を突破したコジマは、第6位。

両社合わせると1兆2628億円の年商で、
ヤマダ電機1兆8718億円に次ぐ第2位に躍り出る。

そして家電小売業の市場規模7兆7000億円の、
15.6%となる。

ちょっとだけクリティカル・マスの仮説に届かない。

さて昨日も、走り回った。
朝から東京・霞が関の農林水産省。
毎月恒例のミーティング。
農水
私自身にとっても勉強になるし、
濃密にモノを考える緊張感がある。

続いて東京・水道橋の東京ドームホテルへ。
domehotel
オール日本スーパーマーケット協会第47回定期総会。
1
荒井伸也会長が再選された。

4人の副会長も再任。
2

荒井会長の挨拶は、2点。
AJSは教育と商品に特徴をもつグループ。
特に教育には、ずっと力を入れてきた。
しかし、その教育自体に陳腐化の要素が芽生えた。
一定の改善が図られるべきだ。

商品に関しては、コプロ㈱を中心に展開しているが、
グランドデザインの再構築と立案力の向上が課題。

3
そのあと、記念講演。

4
今回は、経営コンサルタントの小宮一慶さん。
『先が見えない時代に変化を読みとる経営の視点』

5
経営と仕事には三つの重要なことがある。
①企業の方向付けをする
②資源の最適配分をする
③人を動かす
小宮さんの主張は、
顧客第一の考え方をすること、
紙一重の正しい努力の積み重ねが大切であるということ。

最後に、会長・副会長、理事・監事の勢揃いで、
記念写真。
2年間、よろしくお願いします。
6

東京ドームホテルロビー。
7

懇親会は、夕方、5時45分から。
乾杯の音頭は、カゴメ㈱社長の西秀訓さん。
8

私は、テーブル1の席で、
サミット㈱社長で協会副会長の田尻一さんの隣の席。
かつての同僚㈱商業界取締役の松井康彦さんとスリーショット。
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協会副会長で㈱関西スーパーマーケット社長の井上保さんとは、
ツーショット。
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続いて副会長・㈱とりせん社長の前原章宏さん。
夏の研修会が楽しみです。
13

さらに副会長・㈱ヤマナカ社長の中野義久さん。
コーネル大学RMPジャパン第二期生に、
将来の幹部候補生を出してくださるようだ。
ありがたい。
nakano

㈱田子重の新社長・曽根誠司さんとも、固い握手。
曽根さんは、荒井会長兼コーネル首席講師のご指名で、
第二期生候補となりました。
sone

そして、旧知の日本チェーンストア協会常務理事・小笠原荘一さん。
農林水産省ご出身。
いろいろと議論し、アドバイスもいただく。
ありがたいことです。
ogasawara

最後に、協会専務理事の油座栄さん。
本当にお世話になりました。
心から感謝。
yuza

中締めは、ポッカ常務の山内浩二さん。
五本締めでお開き。
pokka

多くの方から、
このブログ愛読者であるとのコメントをいただいた。
嬉しいことです。
ありがとうございます。

その後、レストランバーで二次会の懇親。
㈱セイミヤ社長の加藤勝正さん、
㈱キシショッピングセンター社長・岸弓乃さん、
㈱サンプラザ専務・山口力さん、
そしてサミットの田尻さん。

岸さんはコーネル第一期生。
山口さんも第二期生候補。

加藤さんは、私の最も尊敬する勉強家。
店舗視察において、加藤さんの右に出る人は、
日本中に見当たらない。
いや、世界を探しても、
加藤さんの上を行く人はいないに違いない。

こうして、AJS総会の夜は更けていく。

 <結城義晴> 

2009年06月11日(木曜日)

コーネル・ジャパンは「期待を裏切らず、予想を裏切った」

朝一番で書き下ろし、
皆さんに読んでもらいたいと思いながら、
このところ、
昼過ぎのブログアップとなってしまっています。

本当にすみません。

5月と6月のアメリカ出張を延期したにもかかわらず、
なぜか毎日忙しい日々が続きます。
このところ、いわゆる、バテ気味なのです。

そのかわり熟睡して、
何とか体調は維持しています。

三大新聞一面に同じ記事が並んだ。
朝日は「温室効果ガス」
日経は「温暖化ガス」
読売は「温室ガス」と、
みなちょっとずつちがった表現。
麻生太郎首相が、2020年段階で、
2005年対比で排出量を15%削減する中期目標を発表。

経済効果も見込まれるが、
そのマイナス面や痛みも論じられ、
日本全体のテーマとなっている。

東京工業大学大学院准教授・丹治保准先生の言葉を思い出す。

「『地球にやさしい』という言葉、
私は大嫌いです。  

たとえ何発、原爆が落ちようとも、地球自体は何ともない。
地球にとって優しいことは、むしろ人間がいなくなること。
大切なのは、人間が住む環境なのです」  

「環境は、今、バブルにある。
いつか必ず、環境バブルははじける。
バブルがはじけたときこそが大切です」

私、この考え方に大賛成。

さて、昨日も忙しかった。

朝一番で、東京駅前の新丸ビル11階。
桜庭公認会計士事務所を訪問。
桜庭周平先生と面談。  
sakuraba
大高愛一郎さんとご一緒。
大高さんは、コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパン事務局長。

桜庭先生には7月の最後の講座をご担当いただく。
その講義は、「長期経営計画づくり」。  
桜庭先生の講義の後、
第一期生は全員が、自分の長期経営計画を策定し、
それに関するレポートを書く。
これが、卒業レポートとなる。

桜庭先生には、重要なお役目を果たしていただく。

お陰様でここまで、コーネル・ジャパンは、
予定通りのスケジュールで、大きな成果をあげた。

「期待を裏切らず、予想を裏切る」  

プログラム全体の企画をつくった私自身の、
「期待を裏切らず、予想を裏切った」。

本当にうれしい。

桜庭先生は、ビジネス・ブレークスルー大学院大学教授。
この学校は、大前研一さんが主宰するもの。

その教授としての講義の勉強に、
土日を費やし、さらに毎回、講義前日は半分徹夜状態だという。

夕方は、再び大高さんと待ち合わせて、
表参道へ。

ふたりが見上げるものは何か。
hutari

青山通りに面した「シャネル」ビル。
aoyama

そして、㈱YUMEキャピタルを訪問。
代表取締役の諸江幸祐さんを訪問(写真右から二番目)。
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共同の代表取締役の内倉栄三さんも、
揃って記念写真。

諸江さんと内倉さんは、
昨年まで、ゴールドマンサックス証券のアナリスト。
諸江さんは、何度も流通アナリストナンバーワンに輝いた、この道のプロ中のプロ。
内倉さんは外食産業のオンリーワンにしてナンバーワンアナリスト。

諸江さんにも、コーネル・ジャパンで講義をお願いした。

お二人との話の中で出てきたことは、
「スーパーマーケットはバッドネーム」  
であるということ。

証券や金融業界から見ると、
食品スーパーマーケットは、
儲けの対象になりにくいらしい。

スーパーマーケットは実体経済の代表。
金融経済にはなじみにくいのかもしれない。
しかしそれは、スーパーマーケットマンが、
誇りにすべきことだ。

しかし諸江さんは、
業態としてのスーパーマーケットの重要性を、
良くご存知のアナリスト。

株式市場のサイドから、企業価値を語ってもらう。

諸江さんは、金沢に本拠を置いた「いとはん」の御曹司。
そこからジャスコに入り、アメリカに渡り、
南カリフォルニア大学で食品産業プログラムを学んだ。

食品産業プログラムは、
コーネル大学と南カ大学が東西の双璧。

だから今回のコーネル・ジャパンの講義の趣旨も、
十二分にご理解いただいている。

力強い講師のおひとり。

大高事務局長ともども、安心と納得。

午後は、銀座。
PCSAコスト部会で、先月に続く第2回目の講義。
「ボランタリーチェーンとフランチャイズチェーン」  

私、この講義のために、もう一度勉強し直した。

そして臨んだ。

㈱ピービー代表取締役の三木彬さんが、丁寧な講師紹介をしてくれた。
miki
三木さんは商業界ゼミナールやペガサスセミナー常連の勉強家。
パチンコホールの産業化にとって、
なくてはならない人材の1人。
私はそう思っている。
yuuki
さて講義は、13時から15時まで。
ボランタリーチェーンとフランチャイズチェーンの共通項と差異を細かに整理した。
日本では、アカデミズムもジャーナリズムも、
一般にも、フランチャイズチェーンのほうがなじみがあるし、
評判も良いようだ。
しかし、私は、両者ともに、
長所も短所もあると考えているし、
二つのシステムは、
それぞれにふさわしい業態が使い分ければいいと考えている。

ボランタリーチェーンは、スーパーマーケットに向いているし、
フランチャイズチェーンは、コンビニに向いている。

日本のスーパーマーケットは年商17兆円。
コンビニは7兆円。

スーパーマーケットのすべてがボランタリーチェーンではないのに対して、
コンビニは、ほぼすべてがフランチャイズチェーン。

二つの業態の中のボランタリーとフランチャイズの市場規模は、
比較しにくいが、拮抗しているとみてよい。
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ビジネスの仕組みは、さまざまである。

そのさまざまな仕組みを、
それにふさわしいビジネスモデルが活用する。

それがボランタリーチェーンのスーパーマーケットと、
フランチャイズチェーンのコンビニに象徴されている。

私にとっても、改めて、いい勉強となった。

<結城義晴>  

2009年06月10日(水曜日)

白幡小学校から立教大学、そして好きな映画のこと

今日こそ、「時の記念日」  
“Punctuality”という概念に対して、
以って自戒とすべき結城義晴です。

さて昨日は、忙しかった。

朝一番で、横浜市神奈川区の白幡小学校へ。
白幡小
私は、12年前にこの学校のPTA会長を務めた。
その後も、ジュニアソフトボールチームの監督や代表をやっていて、
現在は、そのチームの顧問。

一方、学校開放委員会の会長を仰せつかっていたが、
これも昨年、お役御免になっていて、
今は、会長の次の仕事で会計監査。
その会計監査に訪れたのです。

きちんとした帳簿で、しっかりした決算ができていました。

校庭では、間近に迫った運動会の練習中。
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学校というものは、なぜか、郷愁を誘う。

地方都市などに行って、校庭を見かけると、
つい足を踏み込んで、鉄棒にぶら下がったりします。
その鉄棒の低さに驚いたりします。

白幡小学校にも、いつも、そんなものを感じます。

自分が住んでいる地域とのつながりを、
人間は、大切にしなければいけません。

地域の象徴が、その地域の小学校なのです。

ひとつのコミュニティに、
ひとつのスクール。

これが、社会の基本単位。
だからこそ大切にしなければならないと思う。

白幡小学校を後に、藤中整形外科へ。
慶応大学医学部出身のかかりつけの医者。
私、尿酸値が高いのです。
今は落ち着いていますが。

その後、東京・池袋へ。
立教大学キャンパス。
私の研究室がある3号館は、蔦が青々として、
気分がいい。
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入口の蔦には、白い小さな花が咲いている。
rikkyo1

立教では、さまざまな事務処理をしなければならない。

通常、土曜日に、フード&ベバレッジ・マーケティングの講義を2時限。
そのあと、「結城ゼミ」と呼ぶ修士論文と調査研究論文の指導をする。

だから、事務処理をする時間はない。

そこで、ちょくちょく大学に顔を出さねばならないのです。

用事を済ませて、日暮里へ。
㈱ダイナムホールディングスの定時取締役会。
その後、ダイナムグループの懇親会。

グループから有志60人ほどが集まって、懇親。

「想い出に残った映画または音楽を、語る」
そんな趣向で楽しく歓談。

私は、三つ。
①「ロミオとジュリエット」  
なんといってもオリビア・八ッセーがよかった。
それに尽きる。

②「レッズ」  
ロシア革命のルポを書いたジャック・リードの物語。
彼の著書『世界を揺るがした十日間』
(Ten Days that Shook the World)
私のジャーナリストとしての原点。
どんなことを書くにも、
現場にいなければいけない。
Practice comes first!  

ジャック・リード役のウォーレン・ビューティも良かったし、
彼の妻ルイーズ・ブライアント役のダイアン・キートンも好きだった。

③「スーパーの女」  
ご存知、伊丹十三映画。
みんなで応援したし、
私は映画のプログラムに原稿を書いた。
伊丹さんが亡くなったのは、今でも残念。
映画が業界を後押しすることができる。
それを証明してくれた。

そんな楽しい懇親会も、あっという間に終了。

忙しいけれど、楽しい一日。

そういえば、雑誌『財界』最新号が発刊され、
その座談会に参加した。

村田博文主幹・社長がよくまとめてくださった。
感謝。

<結城義晴>  

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結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

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新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

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(イーストプレス刊)

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