結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年07月28日(水曜日)

コーネル・ジャパン第二期卒業旅行、マンハッタンそれぞれのNight&Day

コーネル大学RMPジャパン第二期。
「奇跡の二期生」と呼ばれたチームの、
解散のときが迫っていた。

アメリカ合衆国ニューヨーク・マンハッタン。

現地時間7月25日月曜日で、
店舗視察の研修は終わり。

第二期生全員に、「解放感」が訪れた。
その夜から、魑魅魍魎の世界が展開。

宿舎はマンハッタンの新宿歌舞伎町タイムズスクェア「ノボテル」。
私の部屋21階からハドソン川を望む。
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部屋も快適。

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25日夕方、視察を終えて、
三々五々、自分の楽しみに勤しむ。

野球を見るグループ、
ミュージカルを楽しむグループ。
ジャズやクラシックを聴くグループ。
ラーメン店を巡るグループ。
そしてひたすら飲みまくるグループ。
それらの梯子をする者。

私たちはまず、タイムズスクェアへ繰り出した。

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この広場の真ん中に、巨大モニター。

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カメラがこちらを向いていて、
この巨大画面に自分が映る。

誰しも手を振って、その画面に映る。
われわれも例外ではない。

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ど真ん中の一番前、
左手を振りつつカメラのシャッターを切る結城義晴。
ベージュの上下のスーツ。

その右となり、ビデオカメラを回す荒井伸也先生。
紺のジャケットにグレーのスラックス。

そんな混雑のタイムズスクェアから、
ジャズハウス「バードランド(Birdland)」へ。

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バードランドは、戦後の1949年当時、
ブロードウェイ52ストリートにオープン、
ジャズの黄金時代を牽引。
店名は、チャーリー・パーカーのニックネーム「バード」からとられ、
「バードの国」と名付けられた。
その後、閉店し、106丁目に移転、
さらに44丁目に移転し営業している。

チャーリー・パーカー、カウント・ベイシー、マイルス・デイヴィス、
ジョン・コルトレーン、アート・ブレイキー、バディ・リッチなど、
まさに大御所のジャズ・ミュージシャンが常連となって、
ライヴ盤が残されている。

私もアート・ブレイキー盤をもっている。

㈱万代の西水啓介さんのコーディネートで、
そのバードランドへ。

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今宵は、夕方6時から女性ジャズ・ボーカリストのヒラリー・コール。
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素晴らしかった。

ワンステージ終わっても、まだ明るい。

そこでタイムズスクェア真ん中のシーフードレストランへ。
「ブルー・フィン」。
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昨年も、一昨年も、
私はこの店に来ている。

新鮮な牡蠣やオイスター、貝類がおいしいし、
ステーキも一流。
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食事をしていると、階段の中頃で、
ジャズの生演奏。

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これも良し。

十二分に堪能して、
荒井先生と二人、ホテルへ。

他のメンバーは三次会、四次会へ。
明け方までの兵もいた。

翌日は、完全自由行動。
今回のコーネル・ジャパン旅行は、
通常の商人舎視察セミナーではない。
〈ちなみに商人舎秋のUSA視察スペシャル・コース絶賛募集中〉
だから自由行動時間をまるまる一日とった。

私は、ホテルのコンシェルジュに頼んで、
急遽、ゴルフを楽しむことにした。
お相手は、もちろん荒井伸也先生。
そうしたら、すぐにゴルフ好きが6人になった。

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クィーンズ地区の名門フォレスト・パーク・ゴルフコース。

10時にタクシーでホテルを出発し、
10時半、コースに到着。
各自1台ずつのカートで、レンタルクラブ。
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夕方、4時過ぎ、スルーで回ったふた組が、
クラブハウスに上がってきた。

楽しい一日。

美術館や博物館を巡る者、
グランドゼロなどの観光に勤しむ者、
セントラルパークで散歩する者、
小売業視察する者、
ホテルライフを楽しむ者、
「昼ラー」と称してラーメンにこだわる者
そしてゴルフグループ。

それぞれの楽しみ方を、
それぞれが自己の判断で、
チョイスし、実行できる。

それがコーネル・ジャパンの極めて優れたところ。

決められたことを、レールの上を、
ただひたすら歩いてしまう輩ではない。

夕方は、7時からブラジル料理「シュラスコ」。
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三井物産USA副社長・佐藤一夫さんが、
今年も夜の食事会の主催者としてご挨拶。

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この一年で、経済状況は一変した。

佐藤さんからそんなことを学んだが、
佐藤さんご自身の顔つきや話しぶりが、
何よりも好況への転換を物語っていた。

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心から、感謝。

ビールを楽しみ、ワインをたしなみ、
ブラジル料理を堪能して、
解放感はリオのカーニバル並み。

荒井先生と谷康一さん。

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第二期生は、最後の夜を、
これ以上ないというくらいに堪能した。

私は、荒井先生とホテルに帰って、仮眠。
午前2時半に起きだして、仕事。

私は、今回のコーネル・ジャパン第二期生に「脱グライダー」を説いた。
すなわち、「それぞれが自分のエンジンを持て」という主張。

しかし既に第二期生は、全員が自分のエンジンを持っていた。

だから私は途中で方針転換した。

自分のエンジンをふかすことは当然、
そのうえで、編隊飛行を試みよ。

第二期生のニューヨークの楽しみ方を見ていて、思った。

編隊飛行もマスターしてしまった、と。

私は無性に嬉しかった。
嬉しいマンハッタンの夜だった。

<結城義晴>

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