結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年12月17日(金曜日)

コーネル2日目「立地&店づくり論」とふぐ鍋・鰭酒の夜の「人間の成長の条件」

商人舎ホームページの人気ブログ。
「浅野秀二のアメリカ寄稿」
今回は「地中海クルーズ(1)バルセロナの巻」
これが面白い。
「フラメンコ・ダンスは女のエクスタシーの表現」
フラメンコ・ダンサーの第一人者・小松原庸子の言葉を引きだす。
浅野先生、自分で書いていて、自分で興奮する。

これが浅野秀二の真骨頂。
毎回、ご愛読を。

一方、金曜日恒例のブログ。
「林廣美の今週のお惣菜」も非常に役に立つ。
第119回「クリスマスの勝負球・ポテトサラダとフライドチキン」
これも「要チェックやで~!」
<『スラム・ダンク』の彦一のフレーズ>

さて、 今週水曜日の日経MJのコラム「消費見所・カン所」。
㈱成城石井社長の原昭彦さんが登場。
原さんはコーネル大学RMPジャパン第2期生。
「節約疲れは確実に起きている」
最近の実感を語り、年末商戦への方針を語る。

駅ナカの店や路面店。
それぞれに成城石井らしい商品に顧客は高い関心を示す。
「お客様はおいしいものに気づけば
元へは戻れなくなる」

成城石井の「売上げに占めるPBの比率は約3割」。
前社長の大久保恒夫さんの薫陶よろしきをえて、
原さんもがんばっていることがよくわかる。

しかし、まだまだ、もっともっと、
努力しなければならない。

その努力ができる人だから、
期待も高まる。

今週火曜日の日経新聞スポーツ欄のコラム「スポートピア」。
作家の加藤廣さんが連載で書いてきたが、その最終回。
「名裏方こそ名監督」のタイトル。

「本場米国には野球に名監督論はない。
あるのは名物監督だけである」

元ダイエー監督の根本睦夫の名論。
「選手を潰して勝って名監督と言われるか、
それとも選手を育てながら勝てなくて首になる監督か、
その二つしかない」

つまりは勝つか負けるかしかないと根本は自嘲気味。
根本自身は明らかに後者だった。

コラム著者の加藤氏の名監督論。
「条件1。プロ野球入団時、1.5流か2流選手。
条件2。1の条件に加え、一途な努力で1.2流まで登りつめた選手。
条件3。現役選手としては失格、あるいは目立たなかったが、
前記の2つの条件を満たす名監督やダメ監督の下で、
じっくり人間観察を繰り返した結果、変身した男」

加藤氏は、さらにもう一つの条件を加える。
「もっともスター選手が名監督になれることも、稀にはある。
ある時期、どん底に落ち、挫折を味わった場合だ」

かつての西鉄ライオンズ全盛期の監督・三原脩がこの例。

加藤氏は松永安左エ門の人間の成長の条件を引っ張り出す。
「大病、浪人、投獄」

経営者の「成長の条件」も似ている。
原さん、頑張れ。

さて、昨日はコーネル・ジャパン2日目の授業
いよいよ実務編講義に突入。

朝9時から始まったこの日の第1・2講座の講師は、
ブルーチップ総合研究所代表の山本義昭さん。
「スーパーマーケットの立地政策」。
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小売業を取り巻く市場変化、
スーパーマーケットの立地と商圏変化などを
豊富な事例をまじえながら解説。
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第3.4講座担当は田村ストアプラニング研究所代表の田村洋三さん。
テーマは「店舗づくりの理論と技術」
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(コーネル大学の帽子をかぶって自己紹介する田村先生)

行動科学から見るお客様の購買行動とそれに基づく導線計画、
売場レイアウトやバックルームづくりの基本と応用などを、
丁寧に話してくれた。
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そして、最後に副学長が仕切りながら
受講生からの質問を受けてのディスカッション。
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受講生から次々に講師お二人への質問が飛ぶ。

真っ先に質問したのは、
㈱タカヤナギ副社長管理本部長の高柳智史さん。
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続いて、いつも一番積極的に手をあげる小竹経一さん。
三井物産㈱都市開発事業部室長補佐。
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㈱よこまち総務部総務課長の横町正俊さんは、
田村講師の解説に対して質問。
「お客はワンストップショッピングをしていないし、
それを望んでいないのか」
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その質問に応える田村先生。
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その議論に、荒井伸也首席講師が参戦。
「ワンストップショッピング」の重要性について反論。
面白い議論になった。
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マルエツ㈱経営経営計画部長の本間正治さんも、
毎回、積極的に質問する。
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「小型スーパーマーケットの可能性はいかに」

これは来年7月まで、
コーネル・ジャパン第3期の議論のテーマ資源となる。
皆さん、自分なりに考えてください。

こうして、105分のディスカッションはあっという間に過ぎる。
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最後に結城義晴がまとめて、本日の授業は終了。
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皆さん、良い年末を。
レポート、忘れずに。

その後、USP研究所の忘年会へ。
同研究所はコーネル・ジャパン講師を務めてくれる當仲寛哲さんが代表。

場所は築地のふぐの名門店「店竹」。
1フロアを借り切って100名ほどが参集した大忘年会だった。
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ふぐ鍋と鰭酒、そして会話をおおいに楽しんだ。

隣は先ほどの㈱成城石井の前社長で、
現在㈱セブン&アイ・ホールディングス顧問の大久保恒夫さん。
向かい側には商業経営問題研究会(通称RMLC)メンバーのお二人。
㈱ケノス代表の小林清泰さん(左)と、
リテイルマネジメントオフィス代表の高木和成さん。
高木さんはRMLC代表世話人。
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㈱ヤオコー店舗開発部第二開発担当次長の渡部由明さんともご挨拶。
今日のコーネルの講義が店舗開発だったのも、何かのご縁。
店舗つながりでこれからもよろしく。
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一本締めはこれまたRMLC メンバーの山口紀生さん。
當仲さんと山口さんはモンゴルのスーパーマーケット開発を指導した。
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最後はコーネル・ジャパン講師陣で記念撮影。
新妻・恵子さんも、来月のコーネル授業では、
Linuxの実演をしてくれる予定。
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今年は當仲さんにとって試練の1年だった。
それでも、これだけ多くの人たちに支えられているし、
よき伴侶も得た。

良いことと悪いことは、同時にやってくる。
押す力が作用すれば、引く力も反作用するごとく。

當仲さんにとっても、そんな2010年だった。

それが人間の成長の条件。
鰭酒の余韻をかみしめながら、
そんなことを思った。

<結城義晴>

2010年12月16日(木曜日)

高橋是清『随想録』とコーネル・ジャパン12月講義の結城・荒井・矢作3人揃い踏み

高橋是清の『随想録』(中央公論新社)が話題。
この11月に発刊されたばかり。
与謝野馨衆議院議員が岡田克也民主党幹事長に薦めたとか、
何かと話題になっている。

朝日新聞の「経済気象台」でも取り上げられた。
高橋は、1929年の世界大恐慌のなかで、
強力な指導力で日本を列強に先駆けて景気回復させた。

その考え方の骨子は、一言でいえば、
「円安で輸出を促進し、デフレ脱出をはかる」こと。

「最近の世界経済の事情は当時とよく似ている。
違いは異常な円高であることだ」

そこで高橋にならって、
「円安にしていくのが国の基本政策であるべきだ」となる。

「歴史的にみても、経済における唯一とも言える明解な指標は
ゆるやかな間断なきインフレである」

だからポール・クルーグマンが提唱するインフレターゲット論が、
台頭してくる。

「デフレで経済が救われたことはかつてない」

しかし今の日本政府にも日銀にも、それができない。
「政府不在の日本の、
『純情で、ええ格好しいで、事なかれ主義の円』へのしわ寄せは、
さらに強くなる恐れが大きい」

コラムは例によって、皮肉で終わるが、
高橋是清の「実践躬行」こそ、
見習わねばならない。

今月の商人舎標語。
「実践躬行」

「ええ格好しい」と「事なかれ主義」が、
実践躬行を阻害するものだ。

日経新聞の記事。
「イオンモール10%増益」
3月から11月の3四半期の連結営業利益が過去最高を記録。
280億円との報道。
売上高は1060億円で、これは4%のプラス。
この営業利益率の高さは小売業のそれではない。

なぜ総合スーパーは苦しいのに、
ショッピングセンターは好調なのか。

新規のショッピングセンター3店が貢献したと同時に、
SC全体での一斉割引セールが奏功。

テナントは専門店であるから、
総合店は伸びなくとも専門店は集客した。

この総合と専門との店揃えのなかで、
ショッピングセンターは両者に競争を強いている。
それがショッピングセンター事業としてのイオンモールの好調の理由。

現在、全国に55カ所展開しているが、
その動向は、示唆に富んでいる。

さて昨日から、コーネル・ジャパンの12月1日目の講義。
いつもの法政大学イノベーションマネジメント研究センターの教室。
第1講は私の「チェーンストア経営概論」。
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毎年のようにレブハーの『チェーンストア』から入る。
ここにチェーンストア誕生時の原点があるからだ。

そして日本に特有のチェーンストア理論の解説。
すなわち故渥美俊一先生の体系をダイジェストし、
その理論の評価をする。
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もちろん私の考え方などがどんどん入ってきて、
最後は世界のチェーンストアのこれまたダイジェスト。20101216110837.JPG

第2講は、先月に引き続き、
荒井伸也首席講師による「スーパーマーケット原論2」。20101216110855.jpg
現時点でも『日本スーパーマーケット原論』(パルス出版)は、
唯一の教科書といってよい。
そのエッセンスを2カ月にわたって、
講義していただく。

これはコーネル・ジャパンの看板講義。

「ゴルフに例えるとマネジメントはプレーヤーのようなもので、
マーケティングはキャディのような役割」
ゴルフにたとえる荒井先生独特の言い回し。20101216110915.jpg

私もよく使わせてもらっている企業の複合目的の図。
これを私は33年前に細谷泰雄先生から教わった。
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利益と使命と能力開発が循環する。
このすべてが企業の目的となる。
ドラッカーの「企業の目的は顧客の創造」は、
この循環の中の使命を示す。
それが荒井先生の説明。

第3・4講は、法政大学・矢作敏行教授の「小売イノベーション論」。
矢作さんにはコーネル・ジャパンの主任講師も務めていただいている。
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矢作先生は小売業のイノベーションの本質を研究している。
その矢作理論の体系が、3時間で展開される。
これまたコーネル・ジャパンの看板講義。20101216111027.jpg

矢作先生は大学講座スタイルで、受講生からの質問も受けるが、
受講生にも次々に質問を投げかける。

例えば「小売業は何をつくるか?」

一方、第3期生からも質問が出る。
真っ先に質問したのは㈱キョーエイ常務の森雅之さん。
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指名されて質問に応えているのは、
㈱アンデルセン・広島アンデルセン販促企画室係長の髙木明子さん。
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風邪気味の㈱ラルズ・第5商品部ゼネラルマネジャーの松尾直人さん。
矢作先生からむずかしい質問。
「コンビニとスーパーマーケットではどちらが模倣しやすいか」
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あなたはどう考えるか。

㈱阪食の営業本部店舗運営部長の廣田亘さんにも、
質問が投げかけられる。
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荒井先生も矢作先生も、
自分で「考える」ことを重視する。
それがこのプログラムの特徴である。

だれかに考えてもらうのではない。
自分で考える。
あるいはともに考える。

それが何よりも大事だ。

私がいう「ポジショニング」とは、
自分の位置づけを明確にすることだ。
それには当然ながら、自分で考えねばならない。

今日の授業が終わって、3人の講師が控室で談笑。
すべての講義が終わると既に夜の8時。
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それから全員で法政大学近くの飯田橋のイタリアンレストランに向かった。
コーネル・ジャパン第3期生の忘年会。

忘年会は本当に盛り上がった。
最後の挨拶は副学長。
レストランは貸し切り。
ざわざわしていて聞き取れないので、
店のハンドマイクをお借りして、
「実行の三期生」に向けて今年一年のねぎらいと新年への抱負の一席。
だいぶ、ワインを飲み過ぎている・・・と思う。
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みんな、本当に楽しそう。
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荒井先生も楽しそう。
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矢作先生も満足げ。
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事務局統括の村尾芳久本部長は、
お酒は飲んでいないが、
やっぱり楽しそう。
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ビールとワインでご機嫌の私は、まだ挨拶している。
ハンドマイクを持たされたら、やはり、アジ演説のごとく
最後の挨拶は簡単には終わらない。
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楽しい夕べだった。
皆さんに感謝。

声が枯れた。

< 結城義晴>

2010年12月15日(水曜日)

日本経団連「冬のボーナス」と12月の日銀全国企業短期経済観測調査と吉野家田中常泰専務のインタビュー付き添い

今日から年賀状の受付がいっせいに始まった。
来年1月7日まで受け付ける。

「元日に年賀状を届けるためには、
今月25日までに投函するのが安全」

あなたの会社は?
あなたの店は?
そしてあなた自身は?
年賀状どうするのだろう。

私は㈱商人舎で2000枚ほど年賀状を送る。
個人的には厳選して、100枚を超えるくらい出す。

どちらも異なるデザイン、
異なる文面。

私自身が楽しめるから、
私自身が年賀状を通して、
自分の近況を伝えたいから。
私自身が年賀状でしか、
交流しない人もいるから。

それが最大の理由。
だから文面も考え尽くすし、
デザインにも力を入れる。

一方「虚礼廃止」の考え方で、
全面廃止するのもいい。

そこに独自性を出すことができれば、
大いに活用すべきだし、止めるべきだ。

さて、冬のボーナス。
日本経団連の165社ボーナス調査。
組合員平均妥結額が77万4654円、
これは前年比プラス2.52%。
3年ぶりのアップ。

しかし金額は2002年以来の低水準。
なぜなら昨年冬は過去最大のマイナス15.01%だったから。
もちろん経団連だから大企業の金額。
中小企業ではとても77万円など払えない。

業種別にみると、製造業はプラス3.33%で、非製造業はプラス0.61%。
小売商業・サービス業は非製造業だから横ばい状態か。
しかし金額は製造業75万2870円で、
非製造業83万9092円。

これまた、両者ともに、
はるかに高い「夢のようなボーナス」と、
受け取る人もいるだろう。

あなたの会社の業績をしっかり調査してみる必要がある。
経営状況を公開している企業も多い。

ボーナス時期になると、
会社が言っていることとやっていることが、
一致しているかが良く解る。

つまり「実践躬行」のマネジメントが行われているか否かが、
この時期に判明してしまうことになる。

もちろん会社の実績には、
全社員がかかわっているわけだから、
残念ながら成績が思わしくない場合は、
ボーナスも当然ながら、
全員に希望通りには支給されない。

日本全体の小売りサービス業の従業者レベルで見ると、
いまだ厳しい冬が続く。

景況はどうか。
日本銀行発表の12月の全国企業短期経済観測調査。
ここでも「大企業・製造業」は3か月前の調査から3ポイント悪化。

このところ良化していたのが、
昨年3月以来、7四半期ぶりに悪化。

問題の3カ月後の先行き予測も7ポイント悪化。
景気回復基調は「腰折れ」し、
企業が先行きに対する警戒感を強めていることが浮き彫りになった。

ただし、中小企業は、意外に思われるかもしれないが、
製造業が2ポイント改善、非製造業は1ポイント悪化。

ボーナスと景況感。
大企業と中小企業、
製造業と非製造業。
さらに企業ごとに異なる。

ビジネスモデルや収益モデルといった概念を持ちだすことがあるが、
そのモデルが通用しなくなって、
新しい年に突入する。
それぞれに、それぞれの冬。

さて昨日は、東京・赤羽、吉野家ホールディングスを訪問。
田中常泰専務取締役にインタビュー。
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田中さんは以前、グループ内の京樽社長を務め、
ずっと吉野家の海外戦略のキーマン。

インタビューといっても、私がインタビュアーではなく、
私は付き添い。

立教大学大学院院生の渋木克久さんが、聞き手。

渋木さんは結城ゼミのメンバーで、
英国ジョン・ダニング教授の海外戦略理論「OLIパラダイム」を研究する。
そのケーススタディとして吉野家を取り上げさせていただいた。

田中さん、実に率直にお答えくださった。
1時間のところが1時間半にもなった。

心から感謝したい。

内容は、公開するべきものでないので、非公開。
悪しからず。

最後に、社長室広報部長の木津治彦さんも加わって、写真。20101215175804.jpg

田中さん、昭和29年早生まれ、
木津さん、昭和28年生まれ、
結城、昭和27年生まれ。

3人ほぼ同年代で、
ちょっと上の団塊の世代に割を食わされてきた。
私には少し、その実感がある。
水を向けたが、二人とも積極的には賛成しない様子。

考えてみると吉野家ホールディングス会長兼社長の安部修仁さんが、
団塊世代真っただ中。

安部さんは、お二人に割を食わせてはいないようだ。
それはとても喜ばしいことだ。

<結城義晴>

2010年12月14日(火曜日)

「法人減税5%」と「インテグリティ」&「真の弱者・真の格差」

「法人税率5%引き下げ」<朝日新聞>
「法人税5%下げ」<読売新聞>
「法人減税5%」
<日経新聞>

一面トップに並ぶ見出しは、
どれも同じようなものだが、
ちょいとだけ違う。

互いに調整が働くのだが、
これが微妙なもの。

あなたはどれがお好み?
私は語調から言って、今回は日経が好み。
まあ、似たり寄ったりのコモディティ状態ではあるけれど。

朝日新聞は、そのわきに「内閣支持続落21%」を報じる。
無作為にしろ朝日が勝手に選んだ回答者数たった2019人のデータが、
でかでかと一流新聞の一面に出る。

法人税は現在、国と地方をあわせた実効税率が40.69%。
それを35.69%に下げる方針を、自称「仮免許」だった菅直人首相が、
野田佳彦財務相や玄葉光一郎国家戦略相に指示したという。

これは企業の税負担軽減を目的としている。
それによって日本経済全体の成長を促し国際競争力をつける。
企業の最終収益が高くなれば、雇用の拡大も望める。

しかし、それでは国と地方自治体の税収が下がる。
そこで政府税制調査会で所得税・相続税の見直しをする。

所得税や相続税は個人に課する税金。

従って菅政府は今回、
法人からの税を緩め、
個人の税を厳しくとる方策に出た。

ただしその個人といっても、
高額所得者や高相続者にターゲットを定める。
その分は5500億円規模。

これは自民党への対抗軸としての民主党の本来のポリシーだが、
時期とタイミングが極めて重要な鍵を握る。

2011年度の税制改正では、はっきり言って遅い。
それが朝日新聞の政府支持率21%にも示された。

さてその朝日新聞のコラム『経済気象台』
今日のテーマは「インテグリティー」
テーマ自体は最も重要で、しかし誤解が多い。

コラムニスト六菖氏はまず嘆く。
「この国はいつの頃から官民挙げて
規制好きの民族になってしまったのだろうか」

私は、「この国は」といった言い方は大嫌いだ。
「この会社は」はもっと嫌い。

無責任極まりない。
そのくせ自分だけ高みに立っている。
もっと、ともに苦しまねばいけない。
のたうちまわらねばならない。

「経営者にとって必要なことは
企業の高尚な理念や倫理観を
組織に徹底することである」

これは正しい。

「従業員が企業の価値観や目的を共有していれば、
細かな規定は重要性を持たない」
これはおかしい。
会社というものがわかっていない。

理念やビジョン、価値観を共有したうえで、
細かなルールがあれば、
それを守るのが社員である。
それが納得できるものならば、
それによって、社員は大いに救われるのだ。

「社長自身が理解していない規定を
順守させようとすることに無理がある」
こんな経営者は、ハナから失格。
しかし六菖氏の周りにはこんな経営者が多いのだろう。

「マニュアルで社員を統制するのは、
実は経営者の怠慢でしかない。
この手法は、信頼よりは不信を育み、
一体感(われらの会社)よりは対立(やつらの会社)を生む」

本来のマニュアルは、仕事の手順書である。
それは社員の統制に使われるのではなく、
仕事の標準をつくって、業務をしやすくするものだ。

よくできたニュアルは対立を生みはしない。
一体感を醸成する。

「社員が社会人として倫理と清廉潔白さを備え、
企業理念を体現することを
欧米ではインテグリティーという」

役員・社員、みなインテグリティは必須だ。

六菖氏は最後に言う。
「企業に限らずどの組織にもインテグリティーは重要である」
そして予想通りの終わり方。
「政府のインテグリティーへの意識の低さには驚かされる」

これは、ほんとうにつまらないEpilogue。

ピーター・ドラッカー先生はこの面では最高権威。
その有名な言葉。
「マネージャーとして、始めから、
身に着けていなければならない資質が、
ひとつだけある。
才能ではない。
真摯さである」

このくらいのこと、言ってみろ、と言いたい。
だれか知らないけれど。

一方、日経新聞の『大機小機』
タイトルは「真の弱者と真の格差」

コラムニスト隅田川氏は、「真の弱者」を定義する。
「自らの意志ではどうしようもない力によって
大きな負担を強いられる人たち」

故井上ひさしさんが「差別」について10カ条をつくった。
その根本の「差別」してならないこと。
「本人の力ではどうにもならないこと」に関して、
その人や組織を貶めてはならない。

私はこれを私自身の基準にしている。

ここでいう「弱者」も同じ。

隅田川氏は、豊かな日本にも、
「正真正銘の弱者」が存在するという。
「将来世代がそれである」

「現時点で生まれたばかりの新生児世代は
生まれた瞬間に1600万円以上もの生涯純負債を負っている」

「これから生まれる将来世代は
1億円以上の負担を強いられる」
金額で示すところがわかりやすい。

格差についてもコメントする。
「『機会の不平等』によってもたらされる格差である」

「現世代と将来世代との格差がそれである」

「日本で最も守られるべき弱者は将来世代である。
彼らは意思決定に参加できないままに、
重い負担を負わされているからだ。
そして、日本で最も是正されるべき格差は
現世代と将来世代との格差である」

これは、重い。
しかし極めて大事。

「真の弱者、真の格差問題に対応」せよと隅田川氏は諭す。
「それが我々現世代の最大の責務である」

店も会社も、社会も国家も、
組織と呼べるものは共通に、
「真の弱者と真の格差」とを意識化しなければならない。
「真の弱者と真の格差」に敏感にならねばいけない。

権力の横暴は確かにある。
しかしその権力と対峙するかに見えて、実は、
「弱者」の衣を被る現世代こそが、
「真の格差」問題の最大の敵である。

<結城義晴>

2010年12月13日(月曜日)

「パソコンしない10代」から考えるクイック・レスポンス「遅いことは決定的敗因となる」

Everybody! Good Monday!
[vol 50]

あと3週間。
今年が終わる。

12月第3週にして、
今年の第50週。

今週は12月商戦の中だるみ。
今朝は新聞の朝刊も休み。

ブログに休みはないけれど。

2010年を表す漢字一字が「暑」と決まったが、
2010年のキリの良い年だけに、
もっと時代を象徴するものが出てきてほしかった。

しかし思うようにならないのが、
このところの日本だけに、
「暑」の一字は、そのわが日本の2010年を、
まさに象徴していたのだろうとも思う。
とにかく「猛暑・酷暑、炎夏」だった。

私はといえば、
先週後半から体調が思わしくない。
いわゆる風邪。

喉が痛い。
寒気がする。
熱が出る。
咳が出る。
鼻水が出る。
くしゃみが出る。

この順番で進行して、
今朝を迎えた。

昨日の日曜、一昨日の土曜は、
立教結城ゼミの今年度5回目の合宿。
土曜日はサービス・マーケティングの授業をやって、
それから新座キャンパスに駆けつけた。

一年の疲れがどっと出たか、
いや、ほとんどの仕事を終えて、
ちょっと安心感が漂ったのか。

それでも、2本ほど原稿は締め切りを過ぎているし、
単行本のための資料まとめもしなければならないし、
コーネル大学RMPジャパンの講義はまだ残っているし、
吉野家の田中さんやサイゼリヤの正垣さんのインタビューはあるし、
ゼミ生の論文は次々に出来上がってきて、
それを読まねばならないし・・・。

サービスマーケティングのレポートもどんどん寄せられているし、
コーネル・ジャパンのレポートもどっと来ているし・・・。
<ちなみに私は毎月、コーネル三期生のレポート31本と立教院生のレポート29本を受け取って、読む>
今週、来週は毎夜のごとく忘年会はあるし・・・・・・。

つらつら考えていると、
楽しいこと、やりがいのあることばかりで、
風邪は吹っ飛びそう。
元気がもりもりと出てきた。

「だれも相手にしてくれなくなったら
僕のところにくればいいよ
風邪は友達
風邪は友達」♪

<山崎眞幹作詞・作曲>

歌ってはいられない。

「元気を出そうよ、
それがあなたの仕事です」

これを言いだした張本人は、私なのだから。

そんなこんなで、
今週が始まります。

今週は私自身もそうだが、
世間では忘年会のシーズン。

飲食店では、その忘年会ニーズをキャッチするため、
様々なプロモーションが展開されている。

「忘年会」は、「としわすれ」から始まった。
ウィキペディアでは、室町時代に遡って、
1430年(永享2年)12月21日の記録に由来を求める。
皇族の伏見宮貞成親王がしたためた『看聞日記』。
580年も「年忘れ」が続いていることになる。

「年内の労苦を忘れようと年末に行われる宴会」
日本独自の風俗。

私はこういうのが大好き。
日本独自のものは特に好き。

どんどんやって、盛り上がりたい。

12月商戦の中だるみの今週あたり、
「忘年会」週間のパートをつくってもいいくらい。

台湾では「尾牙」、
中国では「年夜飯」、
韓国では「送年会」
類似の宴会が開かれるらしい。

忘年会の分類もある。
これもウィキペディアから。
第一は「納会型」。
自発的結社によって担われるもの。
第二は「年忘れ型」。
私的交友関係や家族間で執り行われるもの。
そして第三が「企業忘年会型」。
園田英弘という社会学者が、
『忘年会』という新書のなかで書いている。

さて、 昨日の朝日新聞に気になる記事。
「パソコンしない10代」
「日本人の情報行動」調査の結果。
この調査は「数少ない定期的で大規模な調査」との位置づけがある。
パソコンのインターネット利用は20歳代以上の各年代で伸びている。
しかし10代では減っている。

それが携帯に流れている。

その理由。
「パソコンは立ち上がりが遅い」

これが本当に怖い。
「遅い」ことは、決定的な敗因となる。

10代は、私たちよりも我慢強くない。
それもいえるだろう。

しかし20代以上でも、
「携帯のスピード感」はパソコンをはるかにしのぐと感じている。
私自身が強く、それを感じているくらいだから。

私のブログや商人舎のホームページも、
携帯電話で読んでくださっている人が多い。
かなりの年配の人にも、
携帯派がいる。

10代の人々も、
もちろん大学や会社に入ったら、
パソコンなしでは生きていけない。

しかし、それでもモバイルフォンが「はやい・コンビニエンス」であることは、
この方向に社会が大きく変化していくことを示唆している。

マーケティングやプロモーションが、
携帯の方向に移っていくことも考えておかねばなるまい。

それよりもクイック・レスポンスは、
あらゆるビジネスにとって、
最優先課題になるであろう。

ピーター・ドラッカー先生は『創造する経営者』(ダイヤモンド社)のなかで、
繰り返し語っている。
「顧客や市場について、
企業が知っていると考えていることは、
正しいことよりも間違っていることの方が多い」

「企業が売っていると考えているものを、
顧客が買っていることは稀である」

「直接の競争相手とみなしている製品やサービスが、
本当の競争相手であることは稀である」

『ネクスト・ソサエティ』では、こう言い切る。
「ほとんどあらゆる組織にとって、最も重要な情報は、
顧客ではなく非顧客についてのものである。
変化が起こるのはノンカスタマーの世界である」

10代の顧客の動向は、
まさにノンカスタマーの動向。

世界を席巻するパソコンとインターネットに変化が起こるのは、
まさに10代の世界であろう。
どんな消費に関しても、
ノンカスタマーに対して、
敏感にアンテナを張っておく必要がある。

中年以上の人ならば、
自分の子供たち、甥・姪の嗜好・動向から、
目を離してはならない。

「常盤勝美の2週間天気予報」によると、
今週は「第一級の寒波」がやってくる。

自分の体調管理とともに、
<私のようになってはいけない>
顧客の動向、非顧客の動向に、
目を配りたい。

来年のために、再来年のために。

では、今週も、「実践躬行」忘れずに。
今月の標語。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

[追伸]
商人舎ホームページの巻頭に、
「2011年USA視察研修会」のお知らせが掲示されました。
来年は5月と10月の2回開催です。

特に今年大好評だった5月BASICコースは、
本日から募集を開始します。

2010年12月12日(日曜日)

ジジの「上を向いて歩こう」[2010日曜版vol50]

ジングルベ~♪
ジングルべ~♪
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街中、いまごろから、
かるいノリです。

ボクも、はなうたとステップなど。

では、ワンッ、ツーッ、ワン・ツー・スリ~ッ!
ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ♪
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う・え・を・む~いて♪
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あ~る・こ・お・お・お♪
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な・み・だ・が~、
こ・ぼ・れ~・ない、よ・お・お・に~♪
おもい~だす~♪
は~るのひ~♪
ひ・と~り・ぼ~っちの、よる~♪

ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ。

う・え・を・む~いて♪
20101212041257.jpg

あ~る・こ・お・お・お♪
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な・み・だ・が~、
こ・ぼ・れ~・ない、よ・お・お・に~♪
おもい~だす~♪
な~つのひ~♪
ひ・と~り・ぼ~っちの、よる~♪
< 転調です>

し・あ・わ・せ・は~、
そらの~う・えに~♪
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し・あ・わ・せ・は~、
くもの~、うえに~♪
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う・え・を・む~いて♪
20101212041257.jpg

あ~る・こ・お・お・お♪
20101212041318.jpg

に・じ・ん・だ~、ほしを~、かぞえ~えて、
なきながら~、あ~る・う・く~♪
ひ・と~り・ぼ~っちの、よる~♪

かなしみは~、ほしの~かげに~♪
20101212041418.jpg

かなしみは~、つきの~、かげに~♪
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う・え・を・む~いて♪
20101212040907.jpg

あ~る・こ・お・お・お♪
20101212040920.jpg

ひ・と~り・ぼ~っち・の、よる~♪
ひ・と~り・ぼ~っち・の、よる~♪
20101212041432.jpg

ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ。
ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ。
<フェード・アウト>

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どうも、ありがとう、ございました。

夜じゃ、なかったけど。

< 『ジジの気分』(未刊)より>

2010年12月11日(土曜日)

ノーベル平和賞受賞・劉暁波の「楽観的な期待」と日本薬業連絡協議会のOTC不振

ノーベル平和賞授賞式。
平和賞だけノルウェーの首都オスロで行われる。

今年の受賞者は、中国人の民主化活動家。
劉暁波(リウ・シァオポー)氏。54歳。
昨年はアメリカ合衆国大統領バラク・フセイン・オバマ氏。
かつては日本の総理大臣・佐藤栄作氏も受賞した。

その劉氏は獄中にあり、家族も自宅軟禁状態と伝えられる。
そこで、代理人もいない異例の授賞式となった。

その式典で劉氏の文章が代読されたが、
これが素晴らしい。
朝日新聞が抄訳を掲載している。

天安門事件が起きた1989年、
劉氏は米国から戻って民主化運動に参加し、
「反革命宣伝扇動罪」で投獄された。

その後、インターネット上に、
「零八憲章」という宣言文が出される。
これは、劉氏が起草したものだが、
中国共産党による一党独裁の見直しや言論・宗教の自由を求めた内容。
そこで、ふたたび国家政権転覆扇動罪で懲役11年の実刑判決がでて、
現在、服役中となった。

しかし、ノーベル賞受賞の文章で劉氏は言う。

「私には敵はおらず、憎しみもない」。
「私を監視、逮捕した警察も検察も、判事も誰も敵ではないのだ」。

「私は、自分の境遇を乗り越えて国の発展と社会の変化を見渡し、
善意をもって政権の敵意に向き合い、
愛で憎しみを溶かすことができる人間でありたい
と思う」。

すごい人だ。

「私の心は、いつか自由な中国が生まれることへの
楽観的な期待にあふれている」
ここが、とてもいい。

「私は私の国が自由に表現できる大地であってほしいと思う。
そこでは異なる価値観、思想、信仰、政治的見解が互いに競い合い、共存できる」

「多数意見と少数意見が平等の保障を得て、
権力を担う者と異なる政治的見解も十分な尊重と保護を得ることができる。
すべての国民が何のおそれもなく
政治的な意見を発表し、迫害を受けたりしない」。

以下が有名なフレーズ。
「私は期待する。
私が中国で綿々と続いてきた言論による投獄の
最後の被害者になることを」。

「表現の自由は人権の基であり、人間らしさの源であり、真理の母である。
言論の自由を封殺することは人権を踏みにじることであり、
人間らしさを窒息させることであり、真理を抑圧することである」

まったくもって正当な近代思想だ。

これを国家政権転覆扇動罪と断じるならば、
その国家のほうが前近代ということになる。

さて、このところ出歩いていたので、
業界ニュースが滞っていた。

商人舎スタッフが取材に出かけた。

12月6日月曜日、日本薬業連絡協議会の、
第40回定例合同記者会開催。
場所は新橋の航空会館8Fレストランスエヒロ。
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この協議会は、2007年10月11日発足。
趣旨は「日本の薬業発展のための各団体の有機的結びつきと協議の場の会議体」。

正メンバーは6つの組織。
社団法人日本薬局協励会、
有限責任中間法人日本保険薬局協会、
日本チェーンドラッグストア協会、
日本置き薬協会、
有限責任中間法人日本医薬品登録販売者協会、
そして有限責任中間法人日本薬業研修センター。

オブザーバー会員に名を連ねるのは、
日本大衆薬工業協会、
社団法人日本医薬品卸業連合会大衆薬卸協議会。

昨年の薬事法改正を果たし、
さらにその後を検証する役割が、
この協議会には存在する。
まず日本医薬品登録販売者協会の鎌田伊佐雄会長
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改正薬事法が2009年6月1日に施行され、
経過措置期限の2012年まで残すところ1年半。
登録販売者数は8万人を数え、
来年は10万人を超えることが予測される。
「登録販売者の教育が一番重要である」

同協会の内藤隆専務理事の発言。
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内容は、極めて重要なこと。

OTC(Over the Counter 対面販売)の販売不振について。
「OTCを必要としている人がいなくなったわけではない。
しかし、OTCは落ち込み、逆に健康食品は伸びている」

消費者には、
「健康食品なんだから安心なんだ」というイメージが先行している。
だからこそ登録販売者が情報提供をしっかりし、
OTCと健康食品との違いを明確に提示しなければならない。

つづいて、
日本置き薬協会の有馬純雄代表理事

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6日に都内で開かれたのは、
「医薬品副作用被害救済制度30周年記念シンポジウム」。

日本薬業研修センターの川島光太郎理事長。
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登録販売者の継続教育は、
ネットセミナーと集合研修の2本立てで行われている。
ネットセミナーは今年8月にスタートした。

受講者にはそれぞれ、
ネットセミナー受講証明書、集合研修受講証明書が発行される。
その両方を取得した受講生には、
継続研修受講証明書が発行される。

ネットセミナー受講証明書の発行は、
年間全12回のうち、8回受講したものとする。
(今年は全8回だったので、5回受講で発行とされた)

その後、日本チェーンドラッグストア協会の定例記者会見。
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協会にはドラッグストアや薬局だけでなく、
総合スーパーやスーパーマーケット、
さらにディスカウントストアなども入会している。
平和堂、イズミ、西友、ライフコーポレーション、マルナカ、
コープさっぽろ、ミスターマックス。

薬売場に対する関心の高さがうかがわれる。

その寺西忠幸協会会長、
㈱キリン堂会長兼社長。

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厚生労働省によって、
「一般用医薬品販売制度定着状況調査」が行われた。
「チェーン店の定着状況が大変高い」という結果が公表された。
寺西会長はこのことを強調した。

JACDS政治連盟の松本南海雄会長。
㈱マツモトキヨシホールディングス会長兼CEO。
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「厚生労働省、経済産業省とのコミュニケーションを密にし、
国民医療の充実、健康産業の成長育成に取り組んでいく」

そして来年の第11回ドラッグストアショーについて、
櫻井清実行委員長の決意。
㈱丸大サクラヰ薬局代表取締役。
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開催日は2011年3月11日~13日の3日間、
ところは幕張メッセに
「今のところ、279社の出店申し込みがきている。
昨年の来場者数は12万9000人近くだったので、
今年は13万人超えをしたい」

最後に、宗像守事務総長。
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調剤支払いにおけるポイント付与問題について。

「現在、医療機関ではクレジットカードでの支払いが認められている。
そのため、ポイントが付与されている」

「しかし、同じ調剤に対し、薬局Aでは1万円支払うのみ、
薬局Bでは1万円支払うと1千円分のポイントが付与される。
このような状況があってはならない。
不公平感と保険制度への不信感につながる」

「常識的なポイント付与は1%程度にとどめるべきであり、
各社の冷静で常識的な対応をお願いする」
ちなみにこのことは現在、公正取引委員会に確認中とのこと。

スーパーマーケットやコンビニ、
総合スーパー、ディスカウントストアでも、
登録販売者を置いて、薬品が売られている。

「衣食」を主に販売する総合スーパーまでもが、
「医食同源」を店舗コンセプトのひとつにせざるを得なくなってきた。

時代はどんどん変化する。
それについていけない者は、
個人も法人も、
国家といえども、
「前近代」に取り残される。
<結城義晴>

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