結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年07月24日(日曜日)

ジジとコーネル・ピクニック[2011日曜版vol30]

ジジです。
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ユウキヨシハルのおとうさん、
うちにいません。

アメリカのコーネル大学にいってます。
ボクは、おるすばん。

きょうは、おとといのことを、
おはなしします。

まず、おとうさんは、
ゴルフをしました。
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コーネル大学のキャンパスのなかにあるクラブ。
18ホールあるいいコース。

ことしは、カートで回った。
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でも、かりたクラブは、
これです。
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おおきなへこみがある。
しかもふたりに1セット。

それでも、ジン・ジャーマン杯。
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コーネル・ジャパン名誉学長のジャーマン先生をかこんで、写真。

参加者は15名。
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コースをバックに、写真。

お父さんも入って写真。
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ものすごく暑かったけれど、
こころからたのしみました。

よかった。
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夕方には、
ピクニック。
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ビル・ドレイク先生のおうちで、
パーティをしました。
それを「ピクニック」とよびます。

ドレイク先生のおうちは、
森にかこまれた農場。
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家のまえに池があります。
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この周辺のひろいひろいところが、
ぜんぶ、ドレイク先生のおうち。

みんなは、おうちにつくと、
すぐに池にちかよっていきます。
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ドレイク先生は、
おうちを案内してくれました。
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リビングルームでは、
愛犬のケーシーちゃんが、
よろこんで、まとわりついた。
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森のなかの農家。
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窓辺にたたずむ。
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納屋もおおきくて、ひろい。
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ここで、いろいろな作業をします。

それから、プールがあります。
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もう、プールにはいって、
およいでいるひとがいます。
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プールサイドでは、
ビールをのみはじめた。
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だんだん、もりあがってきました。
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ドレイク先生の奥さんたちは、
足をひやしています。
それくらい暑かった。
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およいでいるのは、
3期生のムラコシさんとコタケさん、
それからフジワラさん。
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でも、なにかがおこる予感?!
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プールにつかっていたひとたちが、
事務局のムラオさんを、とりかこんだ。
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貴重品をからだから、
はがしはじめた。
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さいふ、パスポート、バッグ。
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時計もはずします。
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「わかりましたよ」
カンネンしはじめて、
じぶんでメガネをはずすムラオさん。
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そして手足をもって、
プールサイドにつれていって。
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せーの!
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えいっ!!
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宙をとんだ。
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そして着水。
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上がってきたムラオさん、
なんだかうれしそう。
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でも、また、つきおとされた。
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でも、この日は、
ほんとうに暑くて、
プールは、きもちよさそうでした。
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そんなことをしてあそんでいるうちに、
テントでディナーの時間。
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プール組もあがってきた。
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ボクも、なんだかおなか、すいた。
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テントのなかには、
おいしそうな食事。
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みんな、セルフサービスでお皿に盛る。
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ボクも、食器にごはんを、
いれてもらった。
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そして、いただきます。
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たのしそう、おいしそう。
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ボクも、おいしい。
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たのしい。
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うれしい。
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ドレイク先生のうちには、
馬が二頭います。
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ドレイク先生が、ごはんのお知らせ。
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そうしたら、はしってきた。

そして馬さんも、
ごはん。

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ドレイク先生の手から、
たべた。
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馬さんも、マンゾクそう。
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ボクも、マンゾク。
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あかい舌がでた。
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食事のあとは、
はらごなし。

ボートにのるひと。
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バギーにのるひと。
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池のまわりをサンポする集団。
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そして林のなかへ。
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メイプルの林。
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ここでドレイク先生は、
メイプルシロップをつくっています。
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40ガロンの樹液から、
1ガロンのメイプルシロップがとれる。
それをドレイク先生は、
プライベートブランドにしています。

おとうさんたちは、
ドレイク先生の息子さんに案内してもらって、
野の散歩。
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野イチゴをとって、たべた。
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空には雲。
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池のまわりも、
すこしずつ、すこしずつ、
くれてきた。
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うつくしい自然にかこまれたドレイク家。
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さいごに、全員集合。
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おとうさんが、
はなしはじめた。
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みんな、ならんで、
きいています。
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まず、ジン・ジャーマン杯の成績発表、
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ブービー賞は、イケオさん。
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恐縮。

そして第3位は、フクシマさん。
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うれしそう。

とつぜん、カメラにはいってくるひと。
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デジカメで写真をとるひと。
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それに、写る人。

準優勝は、プールでも大活躍のムラコシさん。
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ただしグロス111、ハンディキャップ37.2、ネット73.8。

祝福の握手。
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そして栄えある第3回ジン・ジャーマン杯優勝者。
300年記念のチギラさん。
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うれしいスピーチ。
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固い握手。
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おとうさんのまとめ。
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全員の拍手。
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いちばんさいごに、
エドワード・マクラフリン学長の言葉。
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「コーネル大学ジャパンはすばらしいプログラムです」

おとうさんはこころから、
感謝のきもちがわいてきた。

そしてドレイク先生、ホークス先生から、
第3期生にプレゼント。
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うれしそうな第3期生。
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アライ先生もナカマさんも、
おとうさんも、プレゼントをもらった。
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こんどは、先生がたにならんでもらって、
こちらから、おれい。
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講義とピクニック、ディナークルーズ、キャンパスツアー。
どれもすばらしかった。
ドレイク先生の講義からは、勇気をもらった。
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ホークス先生には親身になって、
お世話してもらった。
マクラフリン先生の講義からは、
「未来」をよみとった。
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アライ先生からお礼のプレゼント。
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そして講師陣のマンゾク顔の写真。
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全員のマンゾク顔の写真。
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イサカに夕闇がせまっていた。
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ボクも、マンゾクです。
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はやくかえってきてほしいけど。
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まってます。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2011年07月23日(土曜日)

コーネル大学キャンパスツアーとディナー・クルーズ、そして6月の百貨店・コンビニ・総合スーパーとスーパーマーケット販売統計

今日もアメリカと日本の二元中継。

前編・イサカ。
今日は23日の朝、土曜日。
イサカに来て4日目となる。
この街ともお別れし、
ニューヨークに向かう。

バスでの一日旅行。

イサカの街よ、さようなら。

しかしブログは、まだ2日目の夕方。

ビル・ドレイク先生と、
エドワード・マクラフリン先生の講義

素晴らしかった。

例年ならば、この講義の後、
修了証書授与式をやるのだが、
今年は、まだ2回の講義が残っている。
東日本大震災の影響で、
3月、4月の講義を延期した。

だからそれが終わってから授与式を改めて行う。

その分、講義を丁寧にやってもらったことになる。

講義が終わったら、
マクラフリン先生にご案内いただいて、
コーネル大学キャンパスツアーに出かけた

まずフットボール競技場で全員写真。
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素晴らしい。

その後も、38度の炎天下、
歩きに歩いた。
イサカは史上最高の気温だった。
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ただしひんやりとした空気の一瞬があった。
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ここです。

みんなが見ているのは、アイスホッケー・リンク。
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紅白戦の練習試合が行われていた。
史上最高気温でも、
アイスホッケーができる。
それがコーネル大学。

マクラフリン先生は、
キャンパスツアーでも手を抜かない。
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バイオテクノロジーの学部校舎の前を歩く。
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卒業生のためのパブの建物。
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さらに中心部に向けて、
歩け歩け。
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エズラ・コーネルの像。
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コーネル大学の創業者。

その前でも日陰を探す。
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コーネルの象徴・時計台が見えてきた。
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最終到達点はコーネル・ストア。
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コーネルに関するグッズは、この店が最大品揃え。
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1階は衣料品売り場。
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階段を上って2階。
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文房具など豊富な品ぞろえ。
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そして最後がレジ。
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私は245ドルのお買い上げ。

キャンパスツアーが終わると、
カユーガ湖のディナークルーズ
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コロンビア号に乗り込む。

1階のキャビンを占拠。
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ビールを飲んで、ワインを飲んで、
チキンまたはサーモンのディナー。

しかし、超暑い。
2階のデッキのほうが幾分、すずしい。
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しかしもう、蒸しぶろ状態。

実行の第3期生の我慢比べ大会。
マクラフリン先生、
ドレイク先生、
ロッド・ホークス先生にもお付き合いいただいたが、
お気の毒な感じだった。
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4時間弱のディナークルーズ。
それでも熱談に次ぐ熱談。
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一番元気が出たのは、
下船した時。
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みんな、暑かったと、手で顔を扇いでいる。

それでも恒例のディナークルーズ。
楽しかったし、思い出に残った。

コーネル・ジャパン、
どんな苦境にも立ち向かう。
どんな暑さにもめげない。

それが我々の誇り。
コーネリアンのプライド

お疲れ様でした。

さて、後編・販売月報。

小売業団体が発表する6月の販売月報のまとめ。

日本百貨店協会発表の「全国百貨店売上高概況」

総売上高は、4927億2351万円。
対前年はプラス0.3%で、
今年2月以来、4か月ぶりにプラスとなった。

6月下旬は記録的に気温の上昇で、
主力の夏物衣料が好調だった。
また、節電意識の高まりで、
クールビズや涼感寝具などの
暑さ対策商材が活発に動いたことが要因。

5月に、前年比プラス6.7%と好調だった仙台地区は
さらに数字を伸ばし、前年比プラス14.1%。
震災後の「復興需要」が拡大している。

一方、日本フランチャイズチェーン協会。
「コンビニエンスストア統計データ」

主要コンビニ10社の6月は、
既存店ベースの売上高は6755億円、
前年同月比9%のプラス。
これで8カ月連続のプラス。
5月の伸び率をも上回った。

店舗数はプラス1.5%、
来店客数はプラス2.7%、
平均客単価がプラス6.7%と、軒並みプラス。

震災被害で停滞していた、
たばこの供給が回復したのが大きい。
商品構成別の前年比をみると、プラス28.6%。
いかにたばこが動いたかが分かる。

かたや、スーパーマーケット3協会合同発表。
スーパーマーケット販売統計調査
日本スーパーマーケット協会(川野幸夫会長)、
新日本スーパーマーケット協会(横山清会長)、
オール日本スーパーマーケット協会(荒井伸也会長)。
集計企業数は280社、総店舗数は7567店。

6月の実績の発表は、
オール日本スーパーマーケット協会専務理事の松本光雄さん。
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総売上高は8028億0677万円で、
既存店前年同月比マイナス0.7%。
4月から3カ月連続でマイナス。

食品合計が6841億6869万円で、マイナス0.5%。
非食品が770億2812万円、プラス0.4%。

「今年は例年より10日以上早く、
5月下旬に梅雨入りした。
そのため、6月前半は天候不順や低温の影響で
本来売れるはずのものが売れなかった。
後半は記録的な暑さで、盛り返したが、
前半の足踏みを回復するまでにはいかなかった」

「震災後の品不足の状況はなくなり、
買いだめなどの異常値もなくなった」ので、
震災前に戻ったといえる。

客数は、前年を割っている。
「節約志向という要因が考えられるが、
震災後、外国人の客数が相当減っている」。

生鮮3部の合計は2527億5771万円で、マイナス1.2%。
青果は葉物野菜の相場安が響き、マイナス2.6%。
水産も相変わらす不調で、マイナス2.5%。
6月の時点では、汚染問題が発生していなかった畜産は、
プラス1.8%と良かった。

今月のゲストスピーカーは、
㈱とりせん常務取締役の赤井淳一さん。
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松本専務理事いわく、とりせんは
「スーパーマーケットの基本を忠実に実践し、
成果を上げている企業」。

群馬県館林市に本社を置き、年間売上高は852億円。
北関東4県に61店舗を展開している。

とりせんは「北関東」に位置するが、
それでも震災の被害は大きかった。
「長期にわたり再開できなかった店は3店舗あり、
1店舗は閉鎖に追い込まれた」

「6月20日からの電気使用制限には積極的に取り組んでいる。
61店舗のうち、18店は
契約500kwを超える大口電力需要店舗のため
『節電目標値15%以上』は必須。
今のところ、その18店では、30%の削減、
それ以外の店舗でも20%の削減を達成している」

「昨年、使用電力の「見える化」を目的に
全店に電力使用監視のシステムを導入したばかり。
それが今回の節電目標に大きく役立っている」

「近隣企業の輪番操業が売上げに影響している。
近くの大手車メーカーが木・金曜日の休業を導入した。
木・金の売上げは上がり、土・日の売上げは少し下がった」

最後は、日本チェーンストア協会発表の
「チェーンストア販売統計」

ただしこの協会のデータは、約5割が総合スーパー9社の数値。
会員企業60社から集計された6月の総売上高は、
1兆0586億6639万円。
前年同月比(店舗調整後)はプラス0.2%で、
3カ月ぶりにプラスとなった。

クールビズ関連商品や父の日など、
紳士衣料の売上げが好調で、
先月と比べるとプラス16.3%伸びた。

また、扇風機、LED電球、涼感寝具、スダレなどの
節電対策関連の商品が好調だった。

今夏の節電はあらゆる業態に、
プラス、マイナスの影響を与えている。

アメリカ・イサカは、
節電はないものの、
史上最高の酷暑・猛暑。

どこへ行っても、
暑いことに変わりない。

心頭滅却すれば、
火もまた涼し。

んなこたぁ、ないか。
(続きます)

良い週末を。

<結城義晴>

2011年07月22日(金曜日)

コーネル・ジャパン「イサカの最終講義」とCFS「横浜の絆の会」二元中継

今年の7月のイサカ。
ほんとうに暑い。
外は38度。

地球温暖化を、
このニューヨーク州の北の地で実感しようとは。

これからしばらくのブログは、
このニューヨーク州と日本との二元中継となる。

前編・イサカ編。

朝6時半の部屋からの景色。
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左を見て、右を向いて。
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まるでおとぎの国のようなキャンパス。
しかも広大。

宿泊とセミナーは、スタットラー・ホテル。
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1階ロビーから奥に入る。
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そしてコーネル・ジャパンのセミナー室。
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今年は、階段教室。
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朝8時、昨日の長旅をものともせずに、
「実行の第3期生」が席に着く。
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いよいよ始まる。
イサカでの講義。
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もう3度目となる同時通訳のお二人。
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最初に副学長が出て、
お二人に拍手。

早速、講義。
講師はコーネル大学教授のビル・ドレイクさん。
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テーマは「世界食品産業の課題と潮流」
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ひとことで、素晴らしかった。
講義が終わってから私は、
ドレイク先生に言った。
「大きな刺激と強いインスピレーションを受けました」

この言葉通りの内容だった。

世界のトレンドは、
①都市化
②飽和
③景気後退
④食品価格の高騰

このあたりは昨年のロッド・ホークス先生の講義と、
ほぼ同じトレンド。
1年でそれほど大きく傾向が変わるわけではない。

この潮流の中で、
まず世界最大の企業ウォルマートは、
どう変わったか。

ウォルマートが世界で展開するバナー。
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ウォルマートといえば、
チェーンストアの代表。
だが、そのチェーンストア代表は、
シングルフォーマット&シングルバナーではない。

そして最新フォーマットの「ウォルマート・エクスプレス」。
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昨年のホークス先生は、
プロジェクト・インパクトを語った。

しかしそれから1年、
ドレイク先生は、
「Walmart’s Strategic”Flip Flop”」と表現した。
戦略転換のことだが、意味は、
「戦略の右往左往」といったところ。

しかし現場を見続けている限り、
私は大きく振れてはいるが、
「適切な修正」だと思う。

その証拠に今年ウォルマートは、
150億ドルのフリー・キャッシュフローを計上する。

それに対してスーパーマーケットの姿勢は、
「ハイパー・ローカル」
ほんとうに地域に密着して、
ウォルマートにできないことをやる。

それが可能である。

そしてドレイク先生は、
「Independent Supermarket Companies」の強みを、
強調した。

これは「非上場オーナーシップ経営の強み」と言い換えてよい。

これが新しい視点。
私が刺激を受け、
インスピレーションを感じたのはこの点。

帰国してから、深く考察し、結論を出したい。
HEBもウェグマンズもコボーンズも。

そしてその「非上場オーナーシップ経営」の5つの柱を、
きれいに解き明かし、
ドレイク先生の講義は終了。

最後に質疑応答で、
多くの質問に答えてくれた。
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ビル・ドレイク先生に心から感謝。

やはりコーネル大学食品産業学部は、
世界最高峰です。

ドレイク先生の3時間45分の講義が終わると、
昼食。
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ビュッフェ・スタイルだが、
食いしん坊にはたまらない。
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満足顔の第3期生。
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食事だけではなく、
講義内容に満足した顔つき。
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昼休みを絡めて、
私は修了証書にサイン。
毎年、墨と筆で署名し、落款を押す。
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午後の最後の講義は、
コーネル・ジャパン学長
エドワード・マクラフリン先生。

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テーマは「流通業の未来を予測する」

マクラフリン先生は、あらかじめアンケートを出し、
その回答をデルファイ・テクニックによって分析し、
質疑応答しながら弁証法で講義を進める。

デルファイ・テクニックとは、
回答者グループが有する経験的判断や直観的意見を、
アンケートを使って、組織的に集約・洗練する意見収束技法。

一昨日まで行われていたサマースクールで、
主にアメリカ人のデルファイ分析をしていた。
それに日本の31人の回答を重ね合わせ、
未来予測を展開するという趣向。
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①2014年までに実現する
②2014年以降実現する
③実現しない

28の質問事項にこの三つの回答をする。
その結果を%集計し、なおかつ中身を議論しながら、
未来予測を展開する。

例えば、
1 食品産業においてPOSデータは、
ほぼすべての棚割計画や仕入れ意思決定の基礎となる。

この質問に対して、
日本の回答は①61.3%、②12.9%、③25.8%。
アメリカは①56%、②39%、③4%。

この結果をどう読むか。

2 遺伝子組み換えの農産物を、
国内スーパーマーケットが取り扱う。

 
こんな内容。
面白かったし、エキサイティングだった。
もっと時間がほしかった。
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マクラフリン先生の講義は、2時間ほどで終了。
心から感謝。

そしてコーネル・ジャパン名誉学長のジン・ジャーマン先生と、
学長のマクラフリン先生のツーショット。
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お二人のおかげで、
コーネル・ジャパンは第3期まで、
予想をはるかに超えた発展をすることができました。

ありがとうございました。

後編・横浜編。

日本では昨日の21日午後、
㈱CFSコーポレーション「2011年CFS絆の会」が開かれた。
場所は横浜プリンスホテル。
会場入り口ではCFSの取り組みパネルが掲示されている。
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CFSは2010年8月、
スーパーマーケット事業部門をイオンに譲渡し、
ドラッグストア単一企業となった。
その中期3カ年計画の発表を兼ねた会場は、
取引先で埋まった。
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来賓のあいさつは、
はじめに大正製薬㈱会長兼社長の上原明さん。

「東日本大震災で日本人の立ち居振る舞いが見直され、
生き方、暮らし方が変わった。
女子サッカーが優勝し、励みになる団結力を見せられた。
震災は物質的にも、精神的にも影響を与えた」

そのうえで、生活者、流通、小売り、行政の時代の変化を読み解きつつ、
「小売店は、専門知識を持った生活者に対し、
店頭での会話力、情報・ソフトウェアのある陳列が必要」と語った。

次いで、㈱Paltac社長の折目光司さん。
「大震災で、地域とのつながり、助け合い、人との絆を改めて感じた。
CFSは人が特徴。地域医療の拠点として、頑張ってもらいたい」

最後はイオン㈱岡田元也社長。
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「何百という会社が震災から多くのことを学んだ。
私は二つを学んだ。
一つは現場の活躍。
もう一つは共有する企業の価値観の重要性」

「イオングループは東北で2万7000人、
北関東で3万人の従業員がいる。
残念ながら20名が亡くなった。
しかし震災当日、皆が活躍し、お客様を無事に避難させた。
石巻店は、現場の判断で上層階に2000人のお客様を誘導し、
2週間にわたって、避難所として提供した。
マニュアルや規則にないことを、すべて現場で判断し行動した。
普段から、共有する価値観があったからだと思う」

「小売業は地域産業、人間産業、平和産業。
そのことを再認識した」
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「イオンは3つのシフトで3カ年計画をスタートした。
アジアシフト、都市シフト、シニアシフト。
グループ全体では、『純化』がテーマ。
一つの組織、企業体を純粋化していくということ。
成長が低下し、焦点が拡散している。
マーケットからはより高い『専門性とイノベーション』が求めらている。
たとえばイオンリテールはIT開発、トップバリュ開発をイオンに移管し、
GMS運営会社として専門性とイノベーションを目指していく」

最後は石田岳彦社長によるCFSの政策方針発表。
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イオングループのHB&Cの中核企業として
2011年4月からの中期3カ年計画が45分にわたって語られた。

180店の新規出店によってドミナントエリアの強化と中部3県への進出、
PB商品販売の強化、CRMによるロイヤルカスタマーづくり、
本社コスト15%削減を柱とする構造改革などが進められる。
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その後、場所を変えての懇親会。
乾杯のご発声は、
花王カスタマーマーケティング㈱の髙橋辰夫社長。
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あいさつを終えた髙橋社長と㈱大木の松井秀夫社長。
お二人ともいい笑顔。
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左から流通ジャーナルの加藤英夫主幹、
三菱食品㈱特別顧問の廣田正さん、
㈱CFSコーポレーション専務取締役の君澤安生さん、
そしてここでも、松井社長。
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最後に石田健二名誉会長のお礼のあいさつ。
「1970年代、絆の会でアメリカを視察したことで、
スーパードラッグストア開発に至った。
同質化競争の中から抜け出し、新たなドラッグストアを
若い経営陣で築いてもらいたい」
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お元気そうな姿。

ご登場の皆さんには、毎月、
『月刊商人舎』ブログレビューという小冊子をお送りしている。
石田名誉会長もご愛読くださっている。

「右左、上下、どっちを向いても感謝」

<結城義晴>

2011年07月21日(木曜日)

土用丑の日に米国イサカに到着、いよいよ始まるコーネル・ジャパン第3期卒業旅行

今日は土用の丑の日。
アイデアマンの平賀源内が、
鰻屋のプロモーションとして考え出した。
「丑の日に『う』の字がつくものを食べると夏負けしない」
源内はこの民間伝承をうまく使った。

それが日本中に広がり、
江戸時代から明治、大正、昭和を経て、
この平成の時代にまで受け継がれている。

息の長いプロモーションを、
よくも考え出したものだと頭が下がる。

今日くらい、旨い鰻を食したいもの。
とはいっても私はいま、
アメリカ合衆国ニューヨーク州の北のはずれイサカにいて、
それはかなわない。

その代りに、
日本での「異常値販売」の成果を期待したいものだ。

土用の丑の鰻。
節分の恵方巻き。
クリスマスケーキ。
正月のおせちや餅・雑煮材料。

食べ物に限らない。

新入学時のランドセル、学習机。
年末の大掃除用品。
新年向けの下着。

こういった一点突破の大イベントの時には、
地域一番の圧倒的な異常値をたたき出す必要がある。

その目的は売上高を稼ぐことにあるのではない。

ストアロイヤルティを内外に示すためだ。

さて昨日は、東京・渋谷のセルリアンタワーで、
ペガサス政策セミナー2日目が行われた。

今回の特別講演。
東日本大震災発生時の対策に関して、
三人の講演。
日本生活協同組合連合会の芳賀唯史専務理事、
イオンリテール㈱の村井正平社長
そして㈱コメリの捧雄一郎社長。

被災地店舗の奮闘ぶりをまとめた映像や、
災害対策本部の具体的報告があり、
いずれもよかった、らしい。

大船渡の㈱マイヤ社長・米谷春夫さんも参加していた。
米谷さんの報告の時間も欲しかったとは思う。

政策セミナーを横目でにらみながら、
台風6号接近中にもかかわらず、
私は午後2時に成田空港南ウィングへ。

コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパン。
「実行の第3期生」の卒業旅行出発の日。
なんだか小学校の遠足や中学高校の修学旅行の気分。
胸がわくわくする。
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第3期生31名のなかで30名が参加。
それに副学長の私と首席講師の荒井伸也先生、
事務局の村尾芳久さん。

結団式には、なんと、
増井徳太郎さんがわざわざ駆けつけて、
ご挨拶してくださった。

社団法人新日本スーパーマーケット協会副会長にして、
㈱紀ノ国屋ファウンダー。

増井さんとコーネル旅行、一度、してみたかった。
感謝の握手。
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午後4時55分、ユナイテッド航空882便に乗り込んで、
約11時間、現地時間14時55分にシカゴ空港に到着。
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私は今回、しっかりと原稿書きをした。
9月に発刊される単行本の第1章の原稿。
書き上げた。

ここで書き上げねば、卒業旅行を楽しめない。
若いころからの私のモットー。
「追いつめられること」

気温33度のシカゴ空港で、
4時間の乗り換え待ち時間。
荒井先生とふたり、
メキシカンバーでビールを飲みながら、
じっくりと熱談してしまった。
実に有意義だった。

この空港ロビーには、
恐竜の巨大な模型が展示されている。
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天井に届きそう。
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そして18時55分。
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ユナイテッド航空のローカル線420便で、
ロチェスターへ。
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飛行約1時間半に時差1時間を加えて、
21時45分到着。
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ロチェスターはウェグマンズのヘッドクォーターがある街。
ウェグマンズはこの街に23店舗を展開し、
49%のマーケット・シェアを有している。
この事実をもって、私は、言い切っている。
「ウェグマンズは、
グルメ・スーパーマーケットではない!」

ロチェスター空港では、みな、
言葉少な。
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そそくさとトランクをバスに放り込んで、
一路、コーネル大学のイサカの街へ。

しかしここからバスで約2時間。

最後にこの地でシェア2番手のトップスに寄って、
水や酒、食料を買い込む。
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地元のローカルスーパーマーケット。

24時間営業で、
生鮮食品やデリの売り場は、
ガタガタ。

それでもかまわない。
なぜならほとんどのアメリカのスーパーマーケットは、
基本的にグロサリーストアであるから。

この時間帯はセルフレジのみ開放されているが、
私たちが行列していると、
1台だけレジを開けてくれた。

ゴンドラアイルでは、
清掃作業中。
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そんなことをしながら、
やっとたどり着きました。
スタットラー・ホテル。
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コーネル大学のホテルスクールが研修場を兼ねて経営。

なんと長い一日だったろう。
横浜の家を出たのが20日午前11時半。
ホテル到着が日本時間21日午後1時半。
26時間の旅。
これも卒業旅行の楽しさの一つ。
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それから今、ブログ書き。

20日朝7時ころから、
日本時間21日午後3時ごろまでの私の成果。
短い雑誌原稿2本と単行本1章分。
そして昨日今日のブログ2本。

我ながら、よく書きました。
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おやすみなさい。

<結城義晴>。

2011年07月20日(水曜日)

「魁皇最高の人生」と連続増収企業&連続最高益企業とペガサス政策セミナー

「魁皇としての人生は最高でした」
史上最多勝の大関が引退。

いい言葉だ。

何度も書くが同郷の力士として、
私は誇りに思う。

それでもまだ38歳。
人生はこれからだ。

大相撲の将来を担って、
できればイノベーターとなってもらいたいし、
それ以外の人生でも、もちろんよい。

雑誌屋の世界に、
「売れる本づくりの経験」という言葉がある。

すなわち「飛ぶように売れる雑誌や書籍」をつくった経験が、
あるかないかということ。

これがある編集者は自信にあふれている。
天衣無縫、のびのびとしている。
それがない者は、いつも卑屈である。
姑息で窮屈な考え方をする。

恐ろしいことにそれが、
本や雑誌の誌面に出る。

小売業やサービス業でも同じだ。

売れる店を経験した者としない者。
攻めと守りのバランスがいい店長と、
守り一辺倒の店長。

それが店に表れる。

もちろん売れた経験のある店長が、
それを鼻に掛け、
成功体験にすがって、
それを変えようとしなかったら、
すぐにダメになる。

継続的なイノベーションが、
仕事には必須である

魁皇はその意味で、
「売れる雑誌屋」「売れる店長」を経験した。

天衣無縫でなおかつ持続的イノベーションを、
相撲界にもたらしてもらいたいものだ。

さて日経新聞が「収益最高企業特集」。
まず、20期以上の増収企業
全業種の中で、小売業が中心となった。

家電量販店最長のヤマダ電機は21期連続の増収を達成。
「1990年3月期に約200億円だった売上高は前期に2兆円強にまで拡大」。
ケーズホールディングス、
バロー、サンドラッグ、
ニトリ、アークス、コメリ、
マックスバリュ西日本、サンエー、
ベルク、やまや。

外食で、ワタミ、松屋フーズ、
食品卸売業で加藤産業、
食品メーカーで伊藤園

長期間の増収を続けている。

一方、「2010年度に純利益最高益のなかで、
連続最高益更新企業」
こちらもランキング上位には小売業が目立った。

5期以上連続最高益は約50社中、20社近くが小売業。

大黒天物産、イオンモール、サンドラッグ、
ヤオコー、ニトリ、
ケーズデンキ、丸久。

連続増収企業で連続最高益企業はサンドラッグとニトリ。
サンドラッグは「トヨタ自動車顔負けの厳格なコスト削減と在庫管理で知られ、
21期連続で最高益を達成」

「12期連続最高益のニトリホールディングスは、
円高を生かした値下げ戦略が奏功」

この特集でヤオコーがケーススタディとして取り上げられている。
タイトルは「ヤオコー、パートが知恵 日々改善」

2011年3月期の連結純利益が18期連続で過去最高を更新。
「パートナー(パート)社員の能力を最大限に生かす経営が当社の強み」
川野清巳社長の言葉。

強さの一つが「提案型」の売り場づくりだ。
「パート社員が当日の気温などに合わせ、
毎日、様々なアイデアを出し合う」

「店長の指示を待つのではなく、
現場で考えて売り上げを伸ばす」

「仕入れや値引きもパート社員の判断に任せる。
主婦の目線で売れる商品や適正な値段を考える。
こうしたパート社員の頑張りに報いる仕組みもある。
パート社員でも業績目標を達成すればボーナスを支払う」

この記事、ちょっとパートタイマー活用(?)を強調しすぎ。
ヤオコーは社員もしっかり働くし、
店長や部門長のリーダーシップもある。

本部も店舗を十二分に支え、
チェーンストアとしての新しいシステムの一つを構築している。
そのことを忘れてはいけない。

パートタイマーの力だけで、
18期連続増収増益が果たせるわけがない。

しかし川野社長の言葉はいい。
「スーパー業界で日本一の賃金水準を目指す」
ぜひとも実現させてもらいたい。

さて昨日は、東京・渋谷のセルリアンタワー東急。
元の東急電鉄本社ビル跡にできた現代的なホテル。
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ここでペガサスクラブ政策セミナー。

渥美俊一先生が逝去されてからまるまる1年。
東日本大震災が起こり、
小売サービスやチェーンストアの役割は、
一段と重く認識されるに至った。

その中での伝統の政策セミナー。
495名の参加で、充実した勉強会が行われた。
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梅村美由起チーフリサーチャーが、
経営数値分析やビッグストア統計報告をし、
桜井多恵子シニアコンサルタントが、
景況分析・業界情報分析、
そして米国チェーンストア報告をした。

渥美先生の役割を分担して果たし、
水準を何とか維持しようという意思が表れていた。

私はとても好感を持ったし、勉強になった。

それにしても、この時代に、
もう少し渥美先生には生きていてほしかった。

伊藤雅俊、岡田卓也、西川俊男、清水信次。
イトーヨーカ堂創業者、イオン名誉会長、ユニー創業者、
そしてライフコーポレーション会長にして日本チェーンストア協会会長。

「化け物級」の経営者たちと対等に渡り合える存在。
清水さんと渥美先生が同じ年で、今年86歳。

命を燃やし尽くして、
化け物級より「ちょいとお先に」と、
逝ってしまった。

政策セミナーの間中、
私はそんなことを考えていた。

私の父母も今年、86。
渥美先生と同じ。

だから先生は私の父同然。
「なき父よ、
店見るたびに
見るたびに」

合掌。

今日、私は、昨年同様に、
アメリカはニューヨーク州イサカに発つ。

コーネル大学RMPジャパンの卒業旅行。

行ってきます。
「実行の第3期生」の卒業旅行と、
ちょいと店を見に。

<結城義晴>

2011年07月19日(火曜日)

今夏ボーナス「前年比4.21%増」と「ユニクロのヒートテック」今年度1億枚販売の大台突破のための早仕掛け

日本中、なでしこジャパン旋風。

新聞各紙の一面看板コラムも、
もれなく、なでしこがらみのコメント。

読売新聞『編集手帳』は、
「この惑星の住人は上を向くだけで元気になれる」
缶コーヒーBOSSのCMでの宇宙人のつぶやき。

朝日新聞『天声人語』は、
「最後まであきらめない」

読売、朝日は同じ趣旨。
毎日新聞『余禄』は、イビチャ・オシムの言葉。
「毎日奇跡が起こるわけではない。
奇跡を金で買うこともできない。
入念に準備をした上でしか、
奇跡は起きない」

「勇気をもってのぞまないと幸運は訪れない」
ジェフ・ユナイテッド千葉監督から男子サッカー日本代表監督。

私はオシムの言葉が好きだ。

さて日経新聞調査の645社の今夏のボーナス最終集計。
「平均支給額が前年夏比4.21%増」
2年連続前年プラス。

「全体の平均支給額(税込み)は72万8535円」
前年夏の伸びは0.06%。
今夏は大きく伸びて、働く人々の夢を広げた。

全35業種のなかで前年を上回ったのは23業種。
製造業は6.49%プラス。
非製造業は2.28%マイナス。
小売りサービス業はこのマイナス傾向に属する。

個別企業としては任天堂が3年連続の首位。
161万9480円。

同社は、円高などで採算が悪化。
しかし利益水準は高い。
そこで「一時金で社員の働きに報いる」方針。

製造業で最も増加率が高かった鉄鋼のうち、
新日本製鉄は支給額21.73%増の70万円。

自動車・部品は5.74%増。
日産自動車やホンダなどは支給額増だったが、
トヨタ自動車は横ばいの90万円。

ちなみに東京電力は、
夏のボーナスの支給額は約52%減の40万1000円。
一般社員の月給は約5%減、賞与は約半分を削減。

昨夏と比較可能な597社のうち、
7割に当たる416社が前年実績を上回った。

最後に10万円刻みのボーナス支給額分布。
最も多かったのは70万~80万円未満で141社。
昨年の60万~70万円の水準を上回った。
50万円未満の企業の割合は前年並みの約3割だった。

自分の会社のボーナスと比較してみてほしい。
常に世間との違いを意識しておかねばならない。

私は商業・サービス業の現代化のために、
賃金や賞与水準、待遇の引き上げは、
必須の課題だと考えている。

今夏のボーナスに関しても、
一足飛びにアップを実現させることなど不可能である。

しかし、それでも他産業、他業界との差異を意識しつつ、
「最後まであきらめない」
「常に上を向く」
「入念に準備をした上でしか、奇跡は起きない」

この姿勢で臨みたい。
賃金やボーナスに関しても、
ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ。

さてもう一つ日経新聞から、
「ユニクロ、ヒートテック販売前倒し」の記事。

昨年より3週間前倒しで、全店販売開始する。

なぜか。

「夏物衣料の販売が堅調に推移するなか、
秋冬用商品をいち早く並べ、来店客への浸透を狙う」

つまりは早仕掛け。

昨冬、ユニクロは、
ヒートテックを8000万枚売った。
前年比1.6倍。

2003年にメンズを新発売して、
この年は165万枚。

2004年はウィメンズ品目を追加し、
同時に消臭・抗菌機能追加。

2005年476万枚、
2006年1100万枚と大台を達成、
その後も、2007年、倍増近い1800万枚
2008年、さらに倍増近い2800万枚
2009年、さらにさらに倍増近い5000万枚
そして2010年、8000万枚。

常に継続的なイノベーションを施して、
機能強化を図ってきた。

今冬は東日本大震災から起こった電力消費問題から、
節電対策の実施は確実。
だから機能性肌着の需要は一段と高まる。

ユニクロは早仕掛けで、
1億枚の大台を狙う。

「毎日奇跡が起こるわけではない。
奇跡を金で買えるわけでもない」

「1億枚」という奇跡も、
「入念に準備した上」でしか起こらない。

さて昨日の海の日は、
立教F&Bマーケティングの今期最後の講義。
その後、有志が集まって、暑気払い。

4月末から3カ月の講義への参加、清聴に、
心から感謝。
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ついでに、7月2日土曜日の写真も。
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の2年次は、
ゼミ形式で展開される。
全員が、いずれかのゼミに属して、
それぞれのテーマを研究する。

その結城ゼミと大久保ゼミ有志の合同懇親会。
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社会人大学院という特性もあって、
経験豊富な大学院生が参集。
私もいつも刺激を受けているし、
とても勉強になる。

最後に、昨日につづいて、
今秋10月の2011商人舎USA視察研修会のお知らせ。
第10回の記念ツアー。

今年に入ってからずっと言い続けてきたが、
今秋は重箱スタイル。
経営戦略コースとマーチャンダイジングコースの二段重ね。

10月28日~11月4日のダラス・ワシントンD.C.・ニューヨークが、
経営戦略Specialコース。
10月30日~11月6日のワシントンD.C.・ニューヨーク・ロサンゼルスが、
商品戦略Merchandisingコース。

ワシントンDC・ニューヨークは、
両コース合同となる。

経営戦略コースは、
特別講師が大久保恒夫さん。
ご存知、㈱セブン&アイ・フードシステムズ社長、㈱成城石井前社長。
そしてメリッサ・フレミングさん。
HEバット元上級副社長。

商品戦略コースは、
メイン講師が林廣美先生。
こちらも、ご存知、日本の惣菜デリの第一人者。
アメリカのスーパーマーケットの現役商品部長が同道し、
現場で解説を行う。

もちろん両コースとも、
結城義晴、浅野秀二は帯同し、
いつも以上に熱く、面白く、
講義し、解説する。

いかがだろう。

いつも、より良い内容を求めて、
「上を向くだけで元気になれる」

<結城義晴>

2011年07月18日(月曜日)

「なでしこジャパン」の快挙と女性が切り拓く時代の予兆、土用丑の日と渥美俊一先生1周忌

Everyone! Good Monday!
[vol29]

2011年第29週、7月第4週。
今日は海の日、一般には三連休最後の日。

そして、やりました!
なでしこジャパン。

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サムライにできないことを、
なでしこが、まず、やり遂げた。

今朝、3時45分からの、
アメリカとのFIFA女子ワールドカップ決勝。

延長後半に澤穂希キャプテンが、
コーナーキックから配給されたボールを、
右アウトサイドで決めて2対2の同点に追いつく。
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その後のペナルティキック合戦を制して優勝。

金色のトロフィーを高々と掲げて、
世界にアピール。
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表彰式の後は、
東日本大震災への支援のお礼を、
横断幕にして、場内を巡った。
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それにしても日本の女性の美しさ、強さを、
あらためて思い知らされた。

21世紀のこの社会は、
女性によって切り拓かれる。

いや、21世紀に限らない。

東京オリンピックのバレーボールも、
東洋の魔女が優勝して、
その後の男子のテクニカル・イノベーションに先鞭をつけた。

ゴルフのジ・オープンに日本選手の活躍はなかったけれど、
国内女子プロゴルフで有村智恵が、初日に、
ワンラウンドにアルバトロスとホールインワン。
3万年に1度という快挙。

こんな奇跡が起こると優勝はできないものだが、
その後もしっかりまとめて、優勝。

ここでも女性の強さを見せつけた。

いいことがありそうな予感に満たされ、
今週は月曜日から、
日本中、明るい気分。

台風6号は近づきつつあって、
こちらはちょっと心配だけれど。

さて今週いっぱい、
なでしこジャパンで明け暮れそうだが、
21日(木曜日)は土用丑の日。

スーパーマーケットなどは、
しっかり売り込みたいし、
顧客を喜ばせたい。

そして今週末から、
子供たちは夏休み。

子供の生活パターンが変わると、
家族中の生活も変化する。

私は今日も、
立教のF&Bマーケティングの講義。
前期最後の講義で、
夕方から履修生と暑気払い。

小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。

暑気払いのニーズにはそれが、
ぜんぶ込められている。

今週木曜日7月21日は、
故渥美俊一先生の一周忌。

今朝の日経MJ「底流を読む」で、
消費産業部次長の白鳥和夫さんが、
渥美先生のことを書いてくれている。
その功績を、
「流通・サービス業のロマン」を追い続けたこと、と総括。
まさにその通り。

「ペガサスクラブではロマンとビジョンは一対で、
『我々の手で日本の国民の暮らしを変革する』
というのがビジョンだった」

渥美先生のご功績とその遺志を確認する週となる。
明日の19日火曜日、20日水曜日と、
そのペガサスクラブの「政策セミナー」が開催される。
もちろん私も参加する。

私は水曜日20日から、
アメリカ・ニューヨーク州イサカへ。
コーネル大学・ジャパンの第3期卒業旅行。

これは楽しくて充実した旅行。

さて先週土曜日、夕方。
東京・池袋の立教大学で結城ゼミを終わらせてから、
茨城県結城市へ。
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㈱カスミの木村一弘さんの通夜。
享年56。

昨年、コーネル・ジャパン2期生の時、
脳溢血で倒れた。
しかし必死のリハビリで仕事に復帰。
先週火曜日の7月12日も本部に出社し、
会議で報告などして、
その後、容体が悪くなって、
そのまま、逝去。
心不全。

喪主は長男の和功さん(23歳)。
「父は控えめな人間でしたが、
物事に手を抜かない人でした。
子供たち3人、大学を卒業させると、
頑張ってくれました。
仕事や子供に熱心だった父を尊敬します」

カスミ代表取締役会長の小濵裕正さんとも、
ゆっくりと話した。
「遅咲きの人間だったが、
ほんとうに仕事に熱心で、
役員候補だった。
誠に残念だ」

木村さんは、小濵さんが見出した人財だった。
コーネル・ジャパンでもその熱心さで人気者だった。

心からご冥福を祈りたい。

最後に、今朝の日経新聞一面トップ記事。
「小売り、東北に大量出店」
サブタイトルは「復興消費の持続見込む」

経済産業省の大型小売店販売額動向。
「5月の百貨店やスーパーの売上高(全店ベース)は、
東北6県が前年同月比1.5%増(全国1.3%減)、
コンビニも10.9%増(全国7.3%増)」

そこで「震災後に閉鎖した地元商店の受け皿として大手チェーンが投資」

「コンビニはイオン系のミニストップが震災前の計画比で3倍、
ファミリーマートは5倍の大量出店を計画」

「セブン‐イレブン・ジャパンやローソンも、
被災地向けの仮設店舗は地域のニーズに応じて積極的に出店する方針」

「家電量販店はヤマダ電機が前年度の2倍程度の15~20店」

ホームセンターのコーナンは「宮城県内などに年度内に5~6店の展開」

需要があること
地域生活者が困っていることは分かるが、
地域の復興・振興のグランドデザインのもとに、
機能的で合理的で、しかも情緒的な、
世界のモデルとなるような街づくりを目指してほしい。

その世界モデルに小売業やサービス業が、
十二分に機能してもらいたいものだと思う。

では今週も、
Everyone! Good Monday!

<結城義晴>

[追伸]
2011商人舎第10回記念USA視察研修会。
募集開始しました。
10月28日出発と10月30日出発のそれぞれ8日間の2コース。

スペシャル・コースには、
大久保恒夫講師(㈱セブン&アイ・フードシステムズ社長)、
マーチャンダイジングコースには、
林廣美講師(日本フードサービス専門学院学院長)が、
特別出講してくれます。

大久保さんは、ご存知、㈱成城石井前社長。
大久保さんが学ぶアメリカ、その学び方など全行程随行の上で、
講義してくれます

林先生は、ご存知、惣菜デリマーチャンダイジングの第一人者。
今年74歳で、「林廣美最後のアメリカ研修指導(?)」となります。

奮ってご参加のほど。

もちろん結城義晴、浅野秀二、
それにメッリサ・フレミングの常連講師陣も、
張り切っています。

お早目のお申し込みをお勧めします。

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