結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年09月09日(日曜日)

ジジのチャレンジ[日曜版2012vol37]

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jijijijiji・・・・・・・

ジジでっす。
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ぜんしんをトリミングしてから、
ものすごく、するどいうごきが、
できるようになった。
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ユウキヨシハルのおとうさんは、
ちょっと、メタボ。
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ボクは、こんなに、スリム。
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おとうさんはこのところ、
バースデーのおいわいつづき。

マンハッタンでおいわい。
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rikkyoのみんなからおいわい。
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丸の内でも、おいわい。
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(これはたべてしまってから、きがついた)

誕生日の日は、
カツヌマでおいわいゴルフ。
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おいわいばかりで、
メタボ。
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きのうも、ケーキ。
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これくらい、たべます。
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しかたないですね。
おとうさん?
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でも、そんなとき、ボクは、
あたらしいことにチャレンジ。
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これまでは、シーバしか、
たべませんでした。
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でも、ふたつならべておいて、
ちがうのをたべてみました。
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モンプチ。
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ん~、ビミョウ!
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でも、すこしずつ、
秋がやってきます。
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空も雲も木々も、
かわっていきます。
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おとうさんは、いいます。
「還暦に特別の感慨はない」
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そして、つづけます。
「これまでと変わらず、
新しいことに挑戦する」

ボクも、あたらしいモンプチ、
チャレンジしました。
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どうです? おとうさん。
ボクもチャレンジャーのなかまに、
なれるでしょうか。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2012年09月08日(土曜日)

イトーヨーカ堂2015年パート比率90%の改革と童謡「赤とんぼ」の郷愁

後世に残したい童謡ランキング1位は、
「赤とんぼ」だそうだ。

毎日新聞の一面コラム『余禄』が取り上げた。

三木露風作詞、山田耕筰作曲。
詞は1921年(大正10年)、
曲は1927年(昭和2年)につくられた。

夕焼小焼の赤とんぼ
負われて見たのはいつの日か

山の畑の桑の実を
小籠に摘んだはまぼろしか

十五で姐やは嫁に行き
お里のたよりも絶えはてた

夕焼小焼の赤とんぼ
とまっているよ竿
の先

一番の歌詞の「負われて」を、
「追われて」と勘違いしている人が意外に多いとか。

二番の「桑の実」も今や、
それを知る若い人は少ない。
三番の歌詞の「姐や」という仕事はもう見当たらないし、
十五で嫁に行く少女もほとんどいない。

とすると、四番の歌詞だけが、
今でも通用するのか。

「夕焼け小焼けの赤とんぼ
とまっているよ竿の先」

しかし「竿」も日常的には身の回りにないし、
そして何よりも「赤とんぼ」が、都会からは消えた。

ノスルジー nostalgie。郷愁。
私たちのこの感情が、
赤とんぼの歌を残したいと訴える。

さて、流通に関して、
いろいろなメディアが取り上げたが、
日経新聞の一面記事が一番目立った。
「ヨーカ堂、正社員半減 パートを9割に」

総合スーパーを主力に展開するイトーヨーカ堂。

㈱セブン&アイ・ホールディングスは、
日本の小売業第2位。

2011年度年商4兆7863億円、前年対比でマイナス6.5%。
経常利益は2932億円で、こちらは前年比20.7%増。

そのなかでイトーヨーカ堂は、
1兆3611億円、 前年比マイナス0.9%。
経常利益は135億円。
こちらは前年がひどく悪かったので、
162.9%増。

このグループの稼ぎ頭は、
セブン‐イレブン・ジャパン。
チェーン全体の売上高は3兆2805億円で、
伸び率11.3%。
経常利益は1898億円 で、
伸び率7.7%。

単体企業として堂々の日本一。

もう経常利益はコンビニが、
総合スーパーの14倍。

一方、イオンリテールの年商は、
2兆1999億円 で、前年比プラス28.5%。
こちらの経常利益は432億円、
前年比40.3%プラス。

イオンリテールの利益は、
イトーヨーカ堂の3.2倍。

ちなみに同グループのスーパーマーケットは、
ヨークベニマルの年商3486億円 (プラス1.5%)
ヨークマート1184億円(7.2%)
で、
両者を合わせると4670億円。

経常利益は、ヨークベニマル163億円(58.7%増)、
ヨークマート40億円(27.8%増)で、
ヨークベニマルだけでもイトーヨーカ堂の経常利益を上回る。
スーパーマーケット2社合計の203億円は、
ライフコーポレーションやアークスをしのいで日本一。

イトーヨーカ堂は、
かつて経常利益1000億円を超えていて、
それは2位から6位までの5社合計を上回っていた。
ダイエー、西友、ジャスコ、マイカル、ユニーの経常利益を、
総合スーパーのイトーヨーカ堂1社がしのいで、
利益では「1強5弱」といわれた。

それが、現在は、
セブン-イレブンはもとより、
同業態のイオンリテールにも、
同グループのヨークベニマルにも及ばない。

そこで、根本的な収益構造転換対策を講じる。
現在でもパートタイマー中心のオペレーションだが、
そのパート比率を90%に引き上げる。
現時点より13ポイント高める。
パート社員は6800人増やされ、
正社員8600人は半減される。

その結果、2015年度段階の総従業員数は、
現在より約2500人増えて、
4万0500人となる。

肝心の人件費は100億円削減され、
現在から7%減の1330億円になる。

目途は2015年度だから、
3年半の猶予。

イオンをはじめ主要小売企業のパート比率はほぼ80%前後。
イトーヨーカ堂の90%はディスカウンターの水準と同等となる。

もちろん優秀なパートタイマーが採用されねばならないし、
その技術レベルも上がっていかねばならない。

従って、パートタイマーの給与制度は改められる。
例えば生鮮加工技能を持つ人には、
現在の2倍、3倍の給与水準が用意される。

さらにトップマネジメントやミドルマネジメントへの、
登用の仕組みも導入される。

こう見ると、イトーヨーカ堂のパートタイマー比率引き上げは、
アメリカ流の体系への転換と受け止めることもできよう。
アメリカでは基本的に、
マネジャーが月給制 (サラリー)である。
あとは時給制のフルタイマーとパートタイマーに分けられる。

ウォルマートの精肉部門長は、
時給制のフルタイマーで、
時給22ドル。

そんな方向を、イトーヨーカ堂は、
志向せざるを得ないと思う。

ただ単に衰退業態における人件費の削減であったら、
これは失敗するに違いない 。

新しいマネジメント体系づくりを志向するならば、
イトーヨーカ堂は他のモデルとなるシステムをつくるかもしれない。

同社正社員はグループ内の他社へ転籍される。
採用も抑制される。
希望退職は実施しない。

最も多い転籍先は、セブンーイレブン。
仕事はスーパーバイザーまたはフランチャイズ加盟店の店長。

これも厳しい仕事だが、
希望退職制度は採用しないという。

最後に、私見。
総合スーパーは国際的にはハイパーマーケットと呼ばれる。
アメリカではウォルマートのスーパーセンター、
ターゲットのスーパーターゲット、
フランスではカルフールのハイーパーマーケット、
イギリスではテスコ・エクストラやマークス&スペンサー。

イトーヨーカ堂ほどの企業が、
この業態の日本市場における社会的機能を、
再生させられないはずはない。

その一つの側面が、
パートタイマーの改革なのだと思う。

イトーヨーカ堂を、
「赤とんぼ」のノスタルジーには、
してはならない。

<結城義晴>

2012年09月07日(金曜日)

ダイナムジャパンホールディングス佐藤洋治の大きな夢と「男の顔」

「40歳を過ぎたら自分の顔に
責任を持たねばならない」

アブラハム・リンカーン。
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朝日新聞の一面コラム『天声人語』が、
今朝、使った。

大新聞のコラムは、
ここに結び付ける。
「『選挙の顔』選びに政界が騒がしい」

「男の顔は履歴書」
これはいまや伝説のジャーナリスト大宅壮一。
「一億総白痴化」など、
辛口の評論は一世を風靡した。

ここまで出てくると、
次に出てくる定番の言葉は、
ちょっと世俗的だが、
「女性の顔は請求書」
直木賞作家の藤本義一。
11PMの顔として、懐かしい。

1990年まで24年間続いたこの11PMには、
ながらく大橋巨泉が司会者として出ていたが、
長寿番組が終わるころには、
慶応義塾大学教授の村田昭治先生まで、
毎週、登場。

私は㈱商業界の駆け出し編集記者のころ、
村田番を仰せつかっていたので、
これもひどく懐かしい。

しかし今朝、facebookで、
戸田祐子さんから、自分の写真を、
「男前」と書かれて、
ちょっと、ドギマギした。

書かれた瞬間、思い出したのは、
リンカーンの「男の顔の責任」と、
大宅の「男の顔は履歴書」

挙句の果てに、
今朝の『天声人語』にまで、
「男の顔」の話が出た。

いったいどうなっているんだろう。
「男の顔」や「男前」ばかり。

『天声人語』のコラムは、
「『顔』は『背中』にも置き換えられよう」と、
話を強引に転換させる。

こんな無理なすり替え、
『天声人語』では珍しい。

「顔」を「背中」に置き換えられるならば、
こう言い換えられねばならない。
「男の背中は責任」
「男の背中は履歴書」

これはこれで意味もありそうだが、
リンカーンや大宅壮一が言わんとするところとは、
ひどく違ってしまう。

藤本義一を置き換えて、
「女の背中は請求書」とすると、
これまた著者の意に反して、
ちょっと官能的に過ぎようか。
もちろん「父の背中を見て育つ」
「背中で引っ張る上司」など、
「背中」だって軽いものではない。

しかし、言葉は、
そんなに簡単に、
置き換えてよろしいものでは、
断じてない。

一方、毎日新聞の一面コラム『余禄』。
『日本史』の著者ポルトガル人宣教師フロイスの言葉を引く。、
「われわれの子供はその立ち居振る舞いに
落ち着きがなく優雅を重んじない。
日本の子供はその点非常に完全で、
全く賞賛に値する」

さらにフロイスの書簡から、
日本人を評する。
「6、7歳の子にも、
70歳の人に対するように
真面目に話す」

これはとてもいいことだった。
戦国時代のことだが、
日本人の生真面目さが良く出ていた。

私たちは、かつてもっていて、
今もDNAとして残っていることを、
忘れてはいけない。

今日は、夕方から、
佐藤洋治さんを囲んで食事会。
㈱ダイナムジャパンホールディングス社長。
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日本のパチンコホール経営者として、
はじめて超難関の株式上場を果たした。

8月6日。
香港証券取引所。

おおきな、おおきな夢が実現した。
その佐藤洋治さんの顔を見ていて、
「男の履歴書」を感じた。
フロイスの指摘を思い出した。
いい顔だった。

肉の万世本店で、
ヒレステーキ7オンスを食べ、
赤ワインを飲んだ。

それからめずらしく、
カラオケに行った。

男ばかり7人。

67歳が5人、
後の二人も60代前半。
私は還暦を迎えたばかり。

そして順番に歌った。

私は、沢田研二と岡晴夫と桑田佳祐。
「時の過ぎゆくままに」
「東京の花売り娘」

そして「月」。
気分がよかった。
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ずっと、「男の顔」という言葉を、
頭に描いていた。

ああ、そんな年になった。
そう、思った。

みなさん、1週間、お疲れ様。

ずっと夢を持ちましょう。
大きな夢を。

佐藤洋治さんは、
株式上場を果たして、その後でもまだ、
「大きな夢を持ちつづけている」と述懐した。

夢こそが男の顔をつくる。
私はそう思った。

<結城義晴>

2012年09月06日(木曜日)

オール日本スーパーマーケット協会創立50周年記念式典の深い感慨

小売業の7月8月は、
ひどく厳しかった。

こんな時、どうしたらいいのか。

日経新聞一面トップ記事。
「主力企業、金融が収益源」のタイトル。

金融事業を展開する主力企業40社の2011年度決算。
全体の営業利益に占める金融事業部門の比率が27%。
4年前の2007年度が7%だった。

その中で小売業は、
イオンとセブン&アイ・ホールディングス。

イオンの2013年2月期決算では、
金融事業の営業利益が290億円で、
前期比約3割増える見通し。

2007年から始めた電子マネーWAONが、
これをけん引。

セブン&アイも特に、
セブン-イレブンのATM利用者が着実に増え、
営業利益356億円で全体の11%。

物販の販売事業が主力の小売業が、
その売上高に深刻なダメージを受ける時、
こういった金融事業のようなサービス事業が、
その減損部分を補う。

トヨタ自動車は東日本大震災勃発の2012年3月期、
営業利益の8割超を金融が占めた。

今期の2013年3月期も、
約3割の3000億円近い利益。

ソニーは1979年に米社と合弁で生命保険事業に参入。
ソニー銀行は本業の赤字を一部埋めるまでに成長し、
2011年度営業利益1314億円。

何が本業かわからなくなる。

しかし時代が変わるとき、
何が本業かわからないことは、
時に企業を救う。

すると企業には、
新しい「何屋か」が問われることになる。

もしかしたら超巨大企業はみんな、
それぞれ出自の異なる「金融屋」になってしまうかもしれない。

昨日は、商人舎オフィスに、
アンデルセンの皆さんが来社。
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左から、㈱タカキフードサービスパートナーズ社長の松本貞夫さん、
㈱広島アンデルセン改装プロジェクト担当の高木明子さん、
㈱アンデルセン・パン生活文化研究所のPプロジェクトリーダーの岡村美則さん。

高木さんは、コーネル・ジャパン「実行の第三期生」。
久々の対面でうれしかった。

「パン屋」のアンデルセンにとっても、
ただのパン屋というだけでは、
乗り越えられない時が来ている。
「パン屋」の強みを活かして、
新しい「何屋」になるか。

Innovationが求められている。

今日はAJSの創立50周年記念式典。
オール日本スーパーマーケット協会。
私自身にとっても、ことさら感慨は深い。

私は昭和52年の㈱商業界入社のときから、
AJSには本当にお世話になっている。

ところは東京台場のグランドパシフィック・LE・DAIBA。
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会場の地下1階の「パレロワイヤル」の前には、
記念の生け花の設え。
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そしてホワイエにはさまざまな記念の大型パネル。
これはAJS50年のあゆみ。
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記念式典は、三部構成。
第一部は、記念式典~AJS50年の軌跡~
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ハワイ音楽の第一人者・山内雄喜さんのギターの調べにのせ、
AJS50年の軌跡が大型スクリーンに映し出された。
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現名誉会長北野祐次さんの功績
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AJSの二代目会長だが、
実質的には北野さんがつくり、推進・発展させた協会。

その北野さんを中心にしたアメリカ・ハワイ視察を起点に、
日本にスーパーマーケットを創り上げようとした。

協会創設時の会員の活動も紹介された。
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そして主催者代表として、
会長の荒井伸也さんのご挨拶。
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荒井会長は
「普段のおかず屋としての本物のスーパーマーケットづくり」を
変わらず続けていくことを宣言。

さらに式典では、
創立50周年記念論文の優秀者3名の表彰式。
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右から㈱かましんの大越鉄夫さん、
㈱マルダイの佐藤成樹さん、
㈱ヤマナカの小林眞奈美さん。
おめでとう。

第二部は、パーティ
ステージの緞帳が大きく開かれると、
なんと!その先には、パーティ会場が現れた。
これには一同、びっくり。
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出席者はステージに上がるようにして、階段を登っていく。
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ステージ上からパーティ会場を見下す。
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めいめいにお酒と八寸の料理が配られる。
粋なはからい。
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そして全員が次々とステージを降りてくる。
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900名の出席者がどんどん降りてくる。
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みな、なんだか別世界に臨むような顔つきで楽しそう。
しかし、壮観。
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パーティ会場はごらんの通り、身動きできないほど。
予定以上の出席者で、ホワイエも会場に使用。
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乾杯のあいさつは、賛助会員を代表し、
味の素㈱社長の伊藤雅俊さん。
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さまざまな協会・団体の代表の面々も、
多くお祝いに駆けつけた。
こちらのテーブルは、3人の重鎮が鎮座。
日本チェーンストア協会会長・清水信次さん、
㈱ライコーポレーション会長。
日本スーパーマーケット協会会長・川野幸夫さん。
㈱ヤオコー会長。
新日本スーパーマーケット協会会長・横山清さん。
㈱アークス社長。
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そしてパーティでの懇親のあとは、
再び、第一部の会場に移り、
第三部、フィナーレ~未来への宣言、そして結束~

はじめにスーパーマーケット川柳の表彰式。
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会場が盛り上がったのが、
よねや商事㈱の佐々木隆一さんの表彰。
もちろん、よねや商事の代表取締役社長。
プレゼンターはサミット㈱社長の田尻一さん。
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「大地震 ふだんの店に 助けられ」
東日本大震災のときのスーパーマーケットの役割を詠んだ。
佐々木さん、お見事でした。

そしてフィナーレへ。
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躍動的な太鼓のパフォーマンスと静かな生け花の演出。
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締めは4人の副会長がステージにあがる。
そして㈱関西スーパーマーケット社長の井上保さんが、
お礼のあいさつ。
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右から、田尻さん、井上さん、
㈱ヤマナカ社長の中野義久さん、
㈱とりせん社長の前原宏之さん。

井上さんの挨拶は、
とても井上さんらしくて、よかった。

次代のAJSを背負う副会長の皆さんには、
大いに期待したい。

さて、この日の結城義晴の交友録の一端を、
写真でご紹介しよう。

真っ先はこの人、
AJS前専務理事の油座栄さん。
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川柳で話題をさらった佐々木隆一さんと、
ご令嬢の乃扶子さん
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㈱ダイイチ会長の小西保男さん。
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今年、AJSの会員になった台湾・全聯実業の皆さん。
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私の隣から董事長の林敏雄さん、
商品部生鮮課の林弘斌さん、
特別助理の初貴民さん。

私の著書『店ドラ』の台湾翻訳本を持ってきてくれた。
こころから、ありがとう。

右から㈱マツモト社長の松本隆文さん、
㈱セイミヤ専務の加藤雄一さん、
社長の加藤勝正さん。
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㈱千葉薬品社長の神崎彰道さん。
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右から㈱キョーエイ社長の埴渕一夫さん、
旭食品㈱副社長の竹内信夫さん。
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西山寛商事㈱社長の西山進さん(右)、
同社監査役でアジア社会経済開発協力会会長の菅沼光弘さん。
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紅谷商事㈱社長の秦勝重さん。
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㈱いちやまマート社長の三科雅嗣さん。
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右から紀ノ国屋ファウンダーの増井徳太郎さんと、
三菱食品㈱会長の中野勘治さん。
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㈱関西スーパーマーケット取締役の柄谷康夫さんと
国分㈱の山崎桂介さん。
ふたりは、コーネル・ジャパン奇跡の二期生。
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同じく関西スーパーマーケット取締役の福谷耕治さん。
コーネル・ジャパン伝説の一期生。
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さらに㈱キョーエイ常務の森雅之さん。
コーネル・ジャパン実行の第三期生。
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同じくコーネル・ジャパン二期生の稲田雄司さん。
三井食品㈱執行役。
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第一屋製パン社長の細貝理栄さんと常務の細貝正統さん。
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㈱伊藤園の皆さん。
左から副社長の本庄周介さん、
社長の本庄大介さん、副社長の江島祥仁さん。
そして商人舎エグゼクティブ・プロデューサーの松井康彦さん。
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㈱イチケン社長の土屋忠彦さん。
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私の隣から㈱サンプラザ副社長の山口力さん、
㈱スーパーナショナル取締役の中村裕佳さん、
取締役商品部長の中村健二さん。
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国分㈱専務の國分晃さん。
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左は㈱商業界社長の中嶋正樹さん。
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私の三代後の社長。
顔と名前、憶えてやってください。

赤じゅうたんで出席者をお見送りする会長・副会長。
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㈱とりせん社長の前原宏之さん。
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サミット㈱社長の田尻一さん。
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お二人には本当に頑張ってもらいたい。

そして最後に皆さんと。
右から㈱セブンスター社長の玉置泰さん、
田尻一さん、井上保さん、
荒井伸也会長と夫人の恭子さん、
後ろが㈱ダイイチ社長の鈴木達雄さん、
前原宏之さん、中野義久さん。
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そして締めは、
協会専務理事の松本光雄さんを囲んで。
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皆さん、おめでとうございます。

そして最後に、
この記念式典を裏方として支えた事務局の皆さん、
ご苦労様でした。

北野祐次さんの顔が見られなかったのは、
ほんとうにさみしい。

北野さんが、50年前に、
「おかず屋」と見極めたスーパーマーケット。
「おかず屋」の本質は永遠に変わらないだろうが、
それぞれの企業が「どんなおかず屋」となるのか。

それは「知恵の共同仕入れ」をさらに進め、深め、
「知恵の化学反応」を引き起こし、
1社1社、1店1店が、自分の顧客を見定め、
自分らしさを発揮するところから始まる。

各社の店を見ていると、
もうそれはくっきりと見えている。

その差異は、例えば、
アメリカのスチュー・レオナードとイータリーのごとし。

スチュー・レオナードの「Our Policy」。
The Customer is Always Right!
顧客はいつも正しい。

イータリーの「Our Policy」。
The customer is not always right!
顧客はいつも正しいわけではない。

どちらも日本流にいえば、「おかず屋」。
そして正反対のことを主張する。

しかしこれが企業や店舗の存在価値。

知恵を共同仕入れしつつ、
知恵を化学反応させ、
おのおの独自の世界を創り出す。

その差異を否定してはいけない。
むしろ奨励しなければならない。

自由闊達で、切磋琢磨する。
ほんとうの大学や大学院のような風土。

AJSメンバーの次の50年が、
今、始まった。

<結城義晴>

2012年09月05日(水曜日)

ユニクロ売上げ0.5%・客数5.3%減と紀文正月フォーラム講演・懇親

糸井重里さんの『ほぼ日刊イトイ新聞』。
その巻頭言は人気のブログ『今日のダーリン』。

これに関して、糸井さんが述懐。

『今日のダーリン』を毎日書き続けることを、
「これはつらいぞ」と友人にグチを言った。
そうしたら、こんなコメント。

「そういえば、あんまり長く続いていると
同情もされなくなるものですね」と笑われた。

数年くらいだと、毎日やっててご苦労さんと言われ、
十年を越えるとよく続くねと感心され、
さらにそれを越えると一度も休んでないと呆れられ、
やがてなにも言われなくなりました。

毎日毎日が休みなく続いて15年目になったら、
「自然現象」のように思われだしたようです。

‥‥そこまでいって、一人前さ!
と、めずらしく「!」付けて
じぶんをなぐさめます。

私の場合、丸5年なので、
第1段階の「数年」くらいで、
「ご苦労さん」の口。

10年で、「よく続くね」の「感心」、
それ以上で「呆れ」、
やがて「無言」。

そして15年で「自然現象」。
私も 「一人前」まで頑張ります。

その先、何と言われるのか。
これも楽しみです。

もう30年も続くと、
逆に「神秘」の世界まで行けるかもしれません。

「宣伝と自慢」だけの毎日更新にはならないよう、
極力、気をつけます。

さて、ロンドンで行われているパラリンピック。
昨日までの段階で日本選手団は、
金メダル2個、銀メダル3個、銅メダル2個。

パラリンピックこそメダルの個数を云々するものではないが、
それでもこの大会に出場すること、
そしてメダルを獲得する領域まで自分を高めることは、
大いに賞賛されるべきだ。

柔道男子100キロ超級の正木健人選手の金メダル。
感動した。

視覚障害1競泳女子100メートル背泳ぎの秋山里奈選手は、
1分19秒50の大会新記録まで出して金メダル。
彼女にも感動した。

最終日は9月9日。
ここまで世界中の今年の夏は、終わらない。

さて、カジュアル衣料専門店「ユニクロ」。
2012年8月期の国内既存店売上高は、
前年比マイナス0.5%。

2期連続。

ファーストリテイリングの決算期は8月。
だからこれはユニクロの2011年度最終成績。

今年2月までの上期の既存店売上高はプラス2.3%
コートなど防寒用の高単価商品が好調。

しかし、天候不順で、4月以降の夏物衣料が不振。
下期の売上高はマイナス4.3%。
4月からは4カ月連続前年割れ。

既存店客数。
上期がマイナス4.9%、
下期がマイナス5.8%。
通期でマイナス5.3%。

ユニクロは日本のこの分野で、
独壇場のポジショニングを築いている。
そしてアメリカでもヨーロッパでも、
中国でも、健闘中。

だからこのユニクロのトレンドは、
日本全体の消費傾向を示していることになる。

一年前の9月から今年の2月が、プラス。
3月から8月までが、マイナス。
その下期のマイナスが上期のプラスを上回って、
通期でマイナス。

そのまま9月に突入し、
12月までの秋と冬の商戦に入る。

それが日本全体の消費トレンドを示している。
天気と景気が、
消費マインドを減退させている。

昨日、今日の両日、
「紀文お正月フォーラム2012」で講演。
場所は東京・東銀座の時事通信ホール。
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昨年に引き続いての講演だが、
このフォーラム自体は5回目を迎える。
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毎年、9月初めのこの時期に、
日本中のスーパーマーケット各社の
経営トップ、商品部トップが招かれる。
その数、160名ほど。

時事通信ホールは、二日とも、満員御礼。

正月の謂れや地域の正月文化などの情報提供をし、
正月商戦の取り組みを提案するイベントだ。
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会場ホワイエには、
紀文と協力企業の情報パネルや商品が展示されている。
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写真は紀文の正月の取り組みパネル。
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プラスアルファの「年越しおせち」を中心に、
年末のおつまみ提案。
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紀文フォーラムは3部構成。
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第1部は、正月についてのナレッジの提供。
民族研究家の神崎宜武さんが、
「季節の歳時の歴史・重要性~正月文化継承の意義」をテーマに講演。
年神様を迎える正月の謂れや、
正月歳時の作法などを、
これ以上ないというくらいわかりやすく解説。

次に、しめ飾り収集家の森須磨子さんが、
日本各地の「しめ飾り・地方文化の多様性」を紹介。
興味深いお二人の内容だった。

いよいよ第二部の私の出番。
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今年の講演テーマは、
「お客様のためにいちばん大切なこと」
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最初に9月以降の消費と傾向のトレンド分析。
消費マインドの低調・変調。
その4カ月をどう乗り切り、
最後の最後にどう果実を結ばせるか。

講演の内容は、3部構成。
第1にマーケティングと顧客観の変化。
スチュー・レオナードとイータリーの差異をたとえ話に語った。
第2はコモディティとノンコモディティ。
年末・正月はハレの商戦。
だからノンコモディティの戦略、脱コモディティの政策が必須。
その考え方は情報型商品提案と経験価値マーケティング。
第3にまとめとして、
「お客様のために一番大切な三つのこと」。
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1週間前にアメリカから戻り、
私自身、いま最も語りたいテーマを話した。
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1時間の講演だったが、
経営トップに向けての私からの問題提起。

いかがだっただろうか。
どの店、企業も夏商戦、盆商戦は厳しかった。
だからこそ、正月商戦に向けての9月からの4カ月が重要になる。
トップがその先頭に立たねばならない時だ。
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最後は、感謝と元気と人間力経営。

ご清聴を感謝したい。

そのあと、紀文からの年末取り組み提案。
担当責任者の山本真砂美さんと堀内慎也さんがプレゼン。

紀文のテーマは「願い・結ぶ・集う」。
震災後一年の消費者心理、季節歳時の動向、
昨年12月の来店客動向と有力スーパーマーケットの取り組み、
2012年正月トレンドの予測などがデータや映像で示された。
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そのフォーラムの間、バックルームでは
懇親会のための準備が着々と進んでいた。
「割烹とんぼ」による料理。
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DVDや商品サンプルが入った、粋な紀文の紙袋も勢ぞろい。
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昨日、今日、
講演会に駆けつけてくれた皆さんとのツーショット写真で、
お礼に代えたい。

㈱万代社長の加藤徹さん。
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来週13日には、
お取引を集めた50周年記念式典が行われる。
その記念講演を担当する。
頑張ります。

イオン㈱執行役SM事業責任者の内山一美さん。
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一昨日のイオン㈱代表執行役副社長の坂野邦雄さんに続いて、
スーパーマーケット事業部門のトップ二人とお話して、
2012年現在の時代性を感じ取ることができた。

㈱ヤマナカ社長の中野義久さん。
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明日、オール日本スーパーマーケット協会50周年式典で会いましょう。

㈱エコス社長の平邦雄さん。
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先週のアメリカ視察では、
姉上の平典子たいらや常務とご一緒した。
その話題になった。

㈱静鉄ストア社長の望月広愛さん。
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昨日、ヨーロッパから帰国したばかりだとか。

相鉄ローゼン㈱代表取締役副社長の野口公一さん。
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横浜市西区北幸の隣組。
よろしく。

久々にお会いした㈱阪食常務の松元努さん。
さまざまな取り組みを報告してくださった。
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㈱京王ストア常務の能州彰さん。
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伝説のコーネル・ジャパン1期生で、
同社営業トップ。
活躍を期待したい。

そして、今回お世話になった㈱紀文食品のお二方。
代表取締役会長兼社長の保芦將人さん(左)と
専務取締役の高市泰明さん。

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厳しい秋の商戦が待ち構えている。
しかしトップが先導者となって、
とにかくお客さまとシンクロしつつ、
最後の際の商戦で大きな収穫を獲得したい。

最後に「元気を出そうよ」

元気を出そうよ。
それがあなたの仕事です。
元気を売ろうよ。

それがあなたの役目です。

天気は人間の力ではどうにもならない。
景気も組織の力で動かせない。
しかし元気だけはあなたの力で生み出せる。
そう、元気は自分で何とかなる。

だから、元気を出そうよ。
それがあなたの仕事です。
元気を売ろうよ。
それがあなたの役目です。

<結城義晴>

2012年09月04日(火曜日)

「消費、変調の兆し」と甲府の店巡りで「ROI構造の競争」を見る

誰かさんが 誰かさんが
誰かさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋
ちいさい秋 みつけた

作詞サトウハチロー、作曲中田喜直、
「小さい秋みつけた」

そんな気配をちょっとだけ感じさせる日。
すこしずつ、秋に入ってくる。

日経新聞のコラム『大機小機』。
コラムニスト一直氏が、
「総選挙で考えたいこと」を書く。

このコラムのなかで、
日本国民の価値観と行動原理が出てくる。

中間的な結論は、これ。
「日本人は目先の利益に敏感だ」

「大都市圏への人口集中は
アジアを中心に世界的な傾向ではあるが、
日本の戦後の経験は際立っている」

歴史小説家・半藤一利の述懐。
「戦争直後、日本人は
あっという間に過去を捨てた」

「わたしたちは利益になると思えば
土地にも過去にもあまり縛られずに行動してきた」

経済小説家・橘玲の結論。
「日本人は際立って世俗的だ」

ん~、そうか?!

「目先の利益に敏感」
「際だって世俗的」
「あっという間に過去を捨てた」

この分析や見解が日本人の特性として、
果たして妥当なのか。

コラムニスト。
「個人的な目先の利益よりは、
将来の経済社会システムはどうあるべきかを
投票の判断基準にすることが必要であろう」

総選挙のためには、
こんな特性も改めるべきだろうが、
小売りサービス業にとっては、
今日、明日のマーケティングに、
この日本人の特性は活かすことができる。

「目先の利益に敏感」
「際だって世俗的」
「あっという間に過去を捨てた」

好調な企業のいくつかは、
この日本人的なものを見事にとらえている気がする。

さて、今朝の日経新聞の記事も気になる。
「消費、夏に変調の兆し」

まずは自動車業界。
8月の新車販売台数(軽自動車を含む)は37万777台。
前年同月を12.4%上回った。
しかし、伸び率は4カ月連続で縮小。
軽自動車の比率は37%。
何よりも「エコカー補助金終盤戦の駆け込み」がなかった。
7月末で500億円を切った補助金は240億円も残る。

次に百貨店業界。
百貨店大手5社の8月売上高は4社が減収。
高額品はこのところ好調だったが、
7月は9カ月ぶりに前年割れ。

紳士衣料の青山商事は、
クールビズ関連の販売目標を昨夏比20%増と設定。
しかし実際は昨夏より落ち込んだ。

外食のハンバーガー、牛丼店など、
幅広くマイナス基調が拡大。

伸びている業界もある。
猛暑で8月は増収見込みのコンビニエンスストア、
円高で海外を伸ばす旅行など。

日本総合研究所の試算。
年収700万円世帯(専業主婦と小学生の子ども2人)は、
子ども手当の縮減や扶養控除の廃止などで、
2010年末対比で、月額1万9000円の負担増。

今後、予想されることの第一は電力料金上昇、
第二は穀物高による食品価格引き上げ、
さらに底流にあるのは消費税率引き上げ。
「消費心理を冷やす要因」は枚挙にいとまがない。

そのくせ一方、
大型ショッピングセンター開発は活発になる。
昨日の日経新聞一面トップ記事。

セブン&アイ・ホールディングスは、
現在13店のアリオを、
2015年度までに20店強に増加の計画。

核テナントはイトーヨーカ堂に、
外部専門店を50以上誘致する商業施設。

イトーヨーカ堂自体はまだまだ甦る気配を示さないが、
アリオは増収増益。

イオンは、国内最多の約120のSCを持つ。
イオンも2013年度に7店、2014年度に11店新設。
出店ペースは大幅に上がる。

ユニーも3年ぶりに出店を再開。
中四国・九州のイズミも、
農業用地の用途変更や工場跡地の取得により、
大型店開業のプランを持つ。

2007年11月、
「改正まちづくり3法」完全施行。

ショッピングセンター出店は大幅減少。

中心商店街の復活を目的にしていたが、
商店街の地盤沈下は止まらない。
商店街衰退の真因は、後継者問題にあって、
元凶は郊外の大型店出店ではなかった。

7月閣議決定の「規制改革39項目」で、
大型店出店規制の緩和が盛り込まれた。

それがこのショッピングセンター開発活発化の理由。

しかしそれでいて、この秋は消費減退の予兆。

大型ショッピングセンターが出店されると、
その新商業集積を開発している企業自身の店も含めて、
古い総合スーパーがどんどん売上げを落とし、
古いスーパーマーケットや古いホームセンターも、
新しい店に客を奪われる。

さて、先週土曜日は、山梨県甲府市。

朝、横浜を発って、昼ごろ到着。
そして、ショッピングセンターと店巡り。
地元ナンバーワンのスーパーマーケット企業オギノ。
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リバーシティはかつてのドル箱店舗。
私も昔、何度も取材した。

残念ながら、古い商業集積となっている。

隣接したユニー・アピタは、
オギノと切磋琢磨して、
集客力の相乗効果を発揮していたが、
こちらも土曜日とは思われない活気のなさ。

一方、地元のイチヤママート。
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独自の商品開発をして、
その「美味安心」を前面に押し出して独自化を図り、
生鮮食品、惣菜、ベーカリーなど、
頑張っている。

しかし、特に昼間は、店に活気が足りないように思う。
「消費、変調の兆し」が表れているのか。

さらにアマノ・パークス。
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ここでは、小泉有紀さんが出迎えてくれた。
企画室長・フードコーディネーター。
商人舎エグゼクティブ・コーディネーターの川勝利一さんと、
三人で写真。
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小泉さんの目が行き届いているのだろう、
細かなところにも配慮が行き届いた店づくりで、
高級店ながら、健闘しているだろうか。

最後に、イオングループのザ・ビッグ。
㈱マックスバリュ東海が運営。
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現在、4店舗を甲府盆地で展開し、
ドミナントを構築中。

ザ・ビッグは、
低コスト低価格で、
客数を獲得する。

ごく客観的に全体を見ると、
ザ・ビッグが一番、
経営合理性を持っている。

投資し、回収するメカニズムが、
構築されている。

「超」のつくディスカウントをしているから
競争相手にとってザ・ビッグが恐いのではない。

ROIの経営に徹しているから、
無理なく、長続きする。

だから手ごわい。

このことは、競争相手の企業群も、
良く知って、学ばねばならない。

企業における総資本経常利益率ROA、
Return on Assets。
店舗における投下資本利益率ROI。
Return on Investment。

安売り合戦が行われているように見えるし、
そうとらえてしまう短絡的な見方もあるし、
短絡的なジャーナリストやコンサルタントもいるが、
それは間違いだ。

アメリカでは、
ウォルマートは営業利益率5.9%、
荒利益率24.5%、経費率18.6%。

ホールフーズは、営業利益率5.4%、
荒利益率なんと34.9%、経費率29.5%。

まったく経営構造が異なる両者。
しかしROAは、
決して良いわけではないが、拮抗している。
ウォルマート8.1%、
ホールフーズ7.9%。

そしてそのポジショニングの差異によって、
両者は見事に共存している。

甲府のマーケットで、
これができる企業は何処なんだろうか。
そう考えながら私は店店を巡った。

その後、午後3時から、
㈱オオキの社員向けに講演。
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冒頭の挨拶は、
代表取締役社長の大木勝志さん。
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商業界山梨同友会のリーダーだったが、
活動は他の地域と同じように沈静化。
商店街の動向と似ている。

しかし大木さんは、
自分の会社を商業界精神で立派に支えているし、
3カ月に1回ずつ同志を集めて勉強をしている。

私はその真摯さと熱意が好きだ。

講演テーマは、
「21世紀の商業界精神」
熱を入れて話した。
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ちょっと観念的に過ぎたか。
反省もしたが、
倉本長治や新保民八、岡田徹の考え方は、
極めて観念的で、それでいて論理的だった。
だからピーター・ドラッカーにシンクロする。
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最後に、この日のレジュメから、
「本当の正義」

正しきによりて滅ぶる店あらば
滅びてもよし。
断じて滅びず。< 新保民八>

21世紀という時代、
この言葉は、ますます重みを増し、
輝いてくるに違いない。

なぜならば、
滅び行く者たちが次々、
明らかになってくるからだ。

滅亡する機能、
役に立たなくなる仕事が、
露になってくるからだ。

正義は、
時代によって
反転のごとき様相を呈する。

古い正義を振りかざす者たちは、
新保民八の言葉を声高に叫びつつ、
滅びてゆく。

新しい正義は、
古い正義と闘争を繰り広げつつ、
同じように新保民八の言葉を叫ぶに違いない。

正しきによりて滅ぶる店あらば
滅びてもよし。
断じて滅びず。

この言葉を信じる者も、
この言葉をまやかしに使う者も、
この言葉によって裁かれる。

滅びるか、
滅びないか。
その事実によって。

21世紀という時の流れが、
本当の正義を
証明してくれる。

講演後、幹部と写真。
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右から、川勝さん、
常務取締役・大木賢太郎さん、
専務取締役・大木勝彦さん、
そして大木勝志さん。

最後に大木さんと固い握手。
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そして全ての社員の皆さんに、
ご清聴を、心から感謝したい。

<結城義晴>

2012年09月03日(月曜日)

岡田徹詩集「今日の仕事」と「ことばの種まきびと」村上信夫の「間」

Everyday! Good Monday!
[2012vol36]

Good MorningやGood Nightがあるんだから、
Good Mondayもあっていいじゃないか。
そんな感じで月曜日に、
挨拶代わりに使い始めたGood Monday。

2012年第36週。
9月に入って第2週。
月曜日をスタートとすれば、第1週。

東京・横浜は、
暑さが残って、まさに残暑。

しかし、いよいよ秋に突入。

キャラメルを四角にひらく今朝の秋
〈朝日俳壇より 伊勢崎市・小暮俊一郎〉

今月の商人舎標語は、
「今日もお仕事、おまんまうまいよ」
よろしく。

今週はその9月のスタート。
夏の気配を残しつつ、
今月中旬〈17日敬老の日〉と〈22日秋分の日〉をはさんだ、
9日間のピークまでの助走期間。

2月末決算の企業にとっては、
下期の始まり。
3月末決算の企業は、
上期の締めの月。

どちらも心してかかりたい。

なにしろ、今年は、
7月と8月、どの企業も、
成績は思わしくなかった。

それを9月に一気に取り戻すことはできない。

先月の日経新聞『私の履歴書』の君原健二さんではないが、
あと5キロ、あと3キロ、1キロ、あの電信柱までと、
自分を励ましつつ走り切り、
自分のペースで駈け続けていると、
やがて前方に先行ランナーが見えてくる、
そんな営業を続けたい。

9月、10月、11月、12月と、
すこしずつ、ひとつずつ、いっぽずつ。
お客さまにご来店いただく最大のピークを12月に目標設定して、
辛抱と我慢、奉仕と忍耐で、
この秋を乗り切りたい。

さて今週の私のスケジュール。
明日と明後日は、
「紀文正月フォーラム2012」で講演。
東京の時事通信ホールで、
14時から18時まで。

私は二日とも1時間講演する。
ご来場ください。
お待ちします。

木曜日の9月6日は、
オール日本スーパーマーケット協会50年記念式典。
東京のホテルグランパシフィック LE DAIBA。
おめでとうございます。

金曜日は夕方から、
ダイナムジャパンホールディングス香港上場記念の、
アドバイザー会議食事会。
これもお目出度い。

さて今日は、午後からまず、
山本知己さんと外山胖(ゆたか)さん、来社。
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山本さんは立教大学大学院結城ゼミ第2期生。
現在博士課程で頑張っている。

その山本さんが紹介してくれたのが、外山さん。
㈱そごうで常務執行役を務めた生粋の百貨店人。
錦糸町店、八王子店、柏店などで、店長を歴任。
百貨店の店長は、一国一城の主で、社長のような存在。

日本の百貨店の歴史やエポックになった話題、
マネジメントや労働組合のことなど、
互いに話が盛り上がって意気投合。
素晴らしい方です。

そのお話のなかで、
外山さんが1969年、
最初に配属された店に張ってあった詩のことが出てきた。
そごう千葉店。

今日の仕事は

あなたの今日の仕事は、
タッタ一人でよい
この店へ買いにきてヨカッタと
満足してくださるお客さまを
つくることです。
あなたのお店があるおかげで
一人のお客さまが
人生は愉しいと
知って下さることです。

『岡田徹詩集』を持ち出して、
そのページを開き、
二人してしみじみと、
岡田徹を味わった。
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水打つて水打つて守る小商ひ
〈朝日俳壇より 香川県琴平町・三宅久美子〉

外山さんは4月から自由の身。
素晴らしい商人です。
この人を放っておく手はない。

その次にご登場くださったのは、
村上信夫さん。
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ご存知、NHKエグゼクティブアナウンサー。
『おはよう日本』『ニュース7』などご担当された。

1953年、京都生まれで、私とほぼ同年。
村上さんとも、一瞬のうちに意気投合。

この4月に独立し「ことばの種まき」をしながら、
新境地を開いて、ラジオ・テレビ、執筆などで活躍。
商業サービス業にも造詣が深い。

話すこと、伝えること、
コミュニケーションすることの達人。

35年間のその蓄積を語れば、
「ひとことで言えば、『間』です」

ん~、参った。

「間がないと『間抜け』になってしまう」
と村上さん。
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私も話したり、語ったり、
講演したり、インタビューしたりするが、
「間が一番大事」だと指摘され、
事務所一同とともに、反省しきり。
村上さんはすぐに、
ご自分のブログ「ことばの種まき」に、
私との出会いを「人を結ぶ晴れやかな心」と題して、
書いてくださった。
「名前にあるように人を結びつけ晴れやかな気持ちにしてくれる人だ」
最大限にお褒めいただいて、恐縮至極。
そして心から、感謝。

村上さんは、現在、
文化放送『日曜はがんばらない』(毎週日曜10:00~10:30)出演中。
月刊『清流』の巻頭対談「ときめきトーク」を担当。

私もいただいた著書は『ラジオが好き!』(海竜社)、
そのほかに『ことばのビタミン』(近代文芸社)
『いのちの対話(共著)』(集英社)などがある。

今日はその後、夕方、東京駅・丸ビルで、
イオン㈱代表執行役副社長の坂野邦雄さん、
SM事業戦略チーム柳川勝律(かつのり)さんと懇談。

私の60回目の誕生祝をしていただいた。
ここでも、心から感謝。

私は坂野さんと話しながら、
「間」を大切にしていた。

ありがとうございました。

今週も忙しく始まった。
しかし忘れてはならない。

あなたの今日の仕事は、
タッタ一人でよい
この店へ買いにきてヨカッタと
満足してくださるお客さまを
つくることです。

岡田徹に合掌しつつ、
みなさん、今週も。

Good Monday!

<結城義晴>

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