結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年05月01日(水曜日)

5月は「商売は科学だ!」の「たっといシゴト」を貫きたい

5月1日。

ゴールデンウィークの間の、
月替わりの日。

世界的にはメーデー。
労働者の日。

日本では、メーデーは分裂。

最大の日本労働組合総連合会(連合)は、
組合員の生活行動を優先して、
4月27日の土曜日に開催。

一方、今日、メーデーを開催したのは、
全国労働組合総連合(全労連)と、
全国労働組合連絡協議会(全労協)。
前者は日本共産党系の労働組合の連合体で、
後者は非「連合」の旧総評系労働組合の連絡協議会。

しかし今日は、別のニュースで湧いた。
「富士山、世界文化遺産登録」
20130428201652.jpg
ユネスコの諮問機関「イコモス」が、
「登録にふさわしい」の勧告をまとめて、
とうとう富士山は正式に世界遺産に登録される。

NHKが一番先に報じた。

猪瀬直樹東京都知事の失言問題で、
東京オリンピック誘致に、
おおいに味噌をつけられた日本列島に、
喜ばしい話題が提供された。

我が神奈川の鎌倉は、
「ふさわしくない」との勧告でちょっと残念だが、
ずいぶん遅い登録だとは思うが、
あらためて富士山が世界遺産ならば、
これは満足。

日経新聞はすぐさま、
その経済効果を記事にした。
さすが。

ならば商人舎は、
富士山がらみの小売りサービス業の、
商売繁盛を祈念しよう。

さて5月に入って、
ゴールデンウィークは、
3日の憲法記念日、
4日のみどりの日、
5日のこどもの日、
6日の振り替え休日
と、
本番を迎える。

お客様が楽しんだり休んだりするときに、
仕事をする。

それはとても尊いことだ。

ここは「尊い」を、
「たっとい」と発音しながら、
この言葉を味わいたい。

たっといシゴトをする
父や母を尊敬しよう。
たっといシゴトをする
夫や妻を愛でよう。
たっといシゴトをする
息子、娘を慈しもう。
たっといシゴトをする
友人に感謝しよう。
こころから。

結城義晴のお願いです。

ゴールデンウィークが終ったら5月10日、
月刊「商人舎』グランド創刊。

だから私も商人舎メンバーも、
連休中も、たっといシゴト。
よろしく。

それから5月12日の日曜日は、
母の日。

アメリカのスーパーマーケットやチェーンストアでも、
すでにMother’s Dayのプロモーションが、
派手に展開されている。

母の日の翌々日から、
商人舎USA研修会ベーシック・コースが、
ラスベガスで行われる。
14日から20日までの1週間。

今回は中間に理解度テストもやって、
みっちり勉強してもらいます。
それこそが商人舎の知識商人養成講座の、
最大の特徴。

それから月末の3日間に、
第3回商人舎ミドルマネジメント研修会。
5月28日(火)・29日(水)・30日(木)。
東京・西新宿で完全合宿制。

もちろんこちらでも2回、
理解度テストがあって、
本人と会社に学習効果を自覚してもらう。
製配販のミドルマネジメントが対象。

こちらは、現在、
申込受付中。

それから今月の最後の5月31日、
「ハーバード・リテール教室」。
20130501200124.jpg
こちらは東京・帝国ホテルで、
トップマネジメント層のための勉強会。
㈱ゴードンブラザーズ・ジャパン主催、
商人舎が全面協力して、
招待セミナーとなっている。

結城義晴にとっては、
忙しい5月となって不眠不休に近い状態となるが、
自分では「たっといシゴト」だと思っている。

そしてこの時点で、
月刊『商人舎』6月号の編集締切日が迫る。

もちろん毎日更新宣言ブログは、
休まず続ける。

facebookも実は、
ほぼ毎日更新。

『商人舎magazine』の、
Weekly商人舎、
Daily商人舎
月曜から金曜日までのウィークデーは、
毎日開店。

そして、立教大学大学院の方は、
月曜日のF&Bマーケティング講義と、
土曜日の結城ゼミは毎週、あり。

自分では「たっといシゴト」だと考えている。

ご参加、ご協力を、
心からお願いしたい。

さて、その5月の商人舎標語。
「商売は科学だ!」

月刊『商人舎』のグランド創刊号の特集は、
「ニッポンCRM元年」
CRMとはカスタマー・リレーションシップ・マネジメント。
アベノミクスの第三の矢・成長戦略と絡んで、
ビッグデータ活用のテクノロジーは、
日本の消費と経済の本格蘇生を支える。

このCRMはまさしく商売の科学だ。

「ハーバード・リテール教室」も、
アナンス・ラーマン教授を招いて、
「在庫と小売りを科学する」というサブタイトルが、
掲げられている。

ラーマン先生は、
ハーバード大学ビジネススクール教授。

曲がりなりにも私も、
立教大学ビジネススクール教授だから、
私にとってラーマン先生は、
コーネル大学の教授陣とともに、
同好の士、あるいは小売業研究の仲間。

小売りを科学し、
商売を科学する。

それが商業現代化の条件のひとつである。
これは間違いない。

5月の商人舎標語。
「商売は科学だ!」

もちろん勘と経験が、
商売にとっては大切。

しかしそれに科学する態度を、
重ねあわせたい。

それが5月の標語の意味。

日経新聞の『経済教室』
国立情報学研究所の新井紀子教授が、
「コンピューターが仕事を奪う(上)」を書く。

主旨は三つ。
まず、「人間から学習してコンピューターは進歩」する。

その結果、「そこそこ知的な作業は人間から代替進む」。
つまり人間がコンピュータにとって代わられる。

そして「新しいタイプの仕事が次々生まれる」。
ここではコンピュータと人間の共生が進む。

これは「科学と勘」の両立に似ている。

「第2回将棋電王戦」のことは、
このブログでふれた。
コンピューターの将棋ソフトとプロ棋士の団体戦。
人間は1勝3敗1分けで敗北。

しかし天才棋士たちの多くが、
将棋ソフトを活用して、
「もっと強くなりたい」と述懐。

私は人間の将来を見た気がした。

そんな深遠なことも含めて、
5月は「たっといシゴト」を貫きたい。
科学する態度を極めつつ。
よろしく。

〈結城義晴〉

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