結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年05月21日(火曜日)

商人舎USA研修会は「学ぶことの愉しさ」と「新しい人生の始まり」

学ぶことがこれほど、
愉しいと想ったことは
いままでありませんでした。

ご教授、誠に
ありがとうございました。

永くて短い、
とても充実した日々でした。

参加者全員が、
大きな成果のあった研修だったと思います。

私も本日から、
新しい人生が始まる気持ちで
努力して参りたいと思います。

尾崎好浩さんの帰国後のfacebookから。
尾崎さんは㈱なとり高松営業所長、
第13回商人舎USA研修会参加者。

ありがとう。

商人舎のUSA研修会の意図が、
尾崎さんの言葉にすべて表現されている。

「学ぶことの愉しさ」
それが商人舎研修会の中にある。
それが自分の仕事に深く関心を持たせてくれる。

「新しい人生が始まる」
私はいつも訴える。
「自ら、変われ!」

会社に帰って、
報告するためだけに、
研修会に来るのではない。

もちろん報告もするだろう。
今回の参加企業の多くも、
帰国後に盛大な報告会が待っている。

その報告会は、
単なる印象や感覚だけでなく、
科学的な視点、
論理的な戦略、
最新の動向を分析し、
「鳥の目・虫の目・魚の目」に
基づいたものになる。

それが派遣した会社組織に、
イノベーションを促す。

しかし結城義晴が考える商人舎研修会は、
もっともっと欲張っている。

参加者全員が、
自らのbehaviorを変える。
自分の人生を変える。

それが会社に、社会に、
貢献する。

そのために商人舎USA研修会がある。

尾崎さんが覚醒したように、
第二の人生に踏み出すために、
商人舎研修会がある。

そしてそれが実は一番、
自分の職場や店や会社に、
貢献することになる。

全員がそう感じとってくれたとしたら、
結城義晴、これ以上の喜びはない。

その米国オクラホマ州を、
昨日、巨大竜巻が襲った。
日本の台風や津波ほどの被害。
昨日まで商人舎研修会で
お世話になったアメリカ。
心よりお見舞い申し上げたいし、
亡くなられた国民のご冥福を祈りたい。

いま、このことを、
絶対に忘れてはいけない。

映画「オズの魔法使い」は、
舞台がカンザス州だったが、
巨大竜巻をテーマとした。
ジュディー・ガーランド主演で1939年制作。
ジュディはライザ・ミネリの母親。
主題歌「虹の彼方に」は、素晴らしい。

Somewhere over the rainbow,
way up high♪

今でもやはり、素晴らしい。

次に映画「ウィズ」は1978年作で、
主演はダイアナ・ロス、助演はマイケル・ジャクソン。

ニューヨークは
マディソンスクウェアガーデンの映画館、
私はその1978年、たった一人で、
この映画を見た。

夜中の12時。
満員の観客は黒人ばかり。
しかし、感動した。

ただし竜巻は、そんなに、
ロマンティックなものではない。

ご冥福を祈りたい。
合掌。

さて第13回商人舎アメリカUSA研修会。
私が目覚めたラスベガス。
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噴水ショーで有名なホテル・べラージオ。

私たちのホテルフラミンゴを
朝6時半に出発。

バスの中で最後のMessage。
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私のテキストはA4判で376ページ。
これ以上ないほどの情報。
しかし、講義でその中身を摘出し、
強調し、理解、納得してもらう。

最後の最後まで。

空港に着いたら、
解団式。

全員で静かに、
一本締め。
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それから最後の全員写真。
私が指導して・・・。
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意思統一して。
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ハイ、ポーズ。
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右手で1、左手で3。
13回を表わす。
全員のキラキラした目を見てほしい。

みんな、「自ら、変われ!」
の決意にあふれている。

それから企業ごとに、
最後の記念写真。
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最後の最後に団長と握手。

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㈱ロピア取締役の福島道夫さん。

「結城先生眼鏡が光ってます。
ちょっと下を向いてください」

「ハイ」
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そして旅立ち。
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ラスベガスの中心街が見える。
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全米小売業の縮図ラスベガス。
この10年間で最も人口増加が激しい州ネバダ。
だから1カ所で視察するには最も適していて、
イノベーションが顕著に表れたエリア。

今年3度目のラスベガスでのbasicコース。
だから連続参加の企業は、
時系列で深く学びとることができる。

連続参加だからこそ、
報告会も共有できる。

コーディネーター自身が、
初めて訪れた店ばかりで、
どうして正しい解説ができるだろうか。

私は1978年からずっと、
アメリカのチェーンストアを観察し続けている。
そして現在も、1年間に7回、8回と、
研究と視察のために
アメリカ各地を訪れる。

そのうえで、
できる限りの時間をかけて、
分析し、解説し、主張する。

故渥美俊一先生が、
渥美先生らしい言い方で、
いつも強調していた。
「現場の店長に話を聞き続けても、
ほとんど経営戦略解明には意味を持たない。
彼らは店長にしか知らさていないことを、
しゃべるだけだからだ」

しかし私は働く人たちの声を、
直接聞くことは大切だと考えている。

エンプロイーサティスファクションが、
カスタマーサティスファクションに、
どれだけ影響を与えているかを知るには、
それが大切だからだ。

だから、店長インタビューもする。

その時には参加者からの質問を最重視する。
その質問が足りない時にだけ、
私が補足インタビューをする。

私にとってアメリカ人店長たちのコメントは、
ほぼ90%予測できるし、
それは当たっている。

しかしその店長の企業の戦略構想は、
そのトップマネジメントの政策を監視し続け、
分析し続けることでしか判明しない。

日本のイオン岡田元也社長の戦略眼、
ファーストリテイリング柳井正CEOのビジョン、
本人に確かめ続けるか、
そのコメントを追い続け、考察するしか、
解明はできない。

ウォルマートのマイク・デュークも、
クローガーのデイビッド・ディロンも、
ホールフーズのジョン・マッケイも、

その思想と意図が理解できなければ、
現場の現象を解き明かすことはできない。

そして戦略やビジョンと、
戦術や現場の士気と、
どちらも欠かせないのが、
小売業やスーパーマーケットの
経営なのである。

ラスベガス空港を飛び立つと、
中心街が見えてくる。
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私たちが泊まったフラミンゴを中心に、
シーザースパレス、べラージオ、
ミラージュやトレジャー・アイランドなどが見える。
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そして砂漠のアメリカ国土。
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岩場の山波。
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雪のロッキー。
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90分で、サンフランシスコのベイエリア。
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埋め立てが進む。

そしてサンフランシスコ周辺のサバーブ。
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サンフランシスコで降りて、
浅野秀二先生とお別れ。

それからまたフライト。
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一面の千切れ雲。
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10時間後に、日本の成田空港。
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「今日も、雨だった♪」

お疲れ様。

成田には、
山田邦弘さんが出迎えてくれた。
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奥様の久枝さんが、
参加していたからだ。
山田さんは、
ヨークベニマル出身のコンサルタント。
非常にまじめで、優れたコンサルタント。

出迎え、ありがとう。

まあ、夫唱婦随を、
これというほど見せつけられて、
ご馳走様。

お疲れ様とご馳走様。

帰国してみると、
みんなの党と日本維新の会の提携解消。
まあ、当然の成り行きか。

橋下徹代表の沖縄発言も問題だが、
「みんな」と「日本維新」は、
ネーミングもコンセプトも差異がありすぎる。

アメリカ小売業研修も、
ポピュリズムに煽られ過ぎると、
判断を誤る。
道を間違える。

さてしばらく報告していなかったが、
商人舎magazine。
特集のためのCover Messageと
Message of May「商売は科学だ」。

Daily商人舎は、
ほぼ毎日、日本と世界の情報を、
ピック・アップしてお届けする。
「食品表示法案一体化に備えよ!」

Weekly商人舎Weekly連載では、
火曜日「常盤勝美の2週間ウェザーMD予報」
月曜日は「今週の販促企画はこれだ!」。

渡米中も、
毎日更新宣言ブログと、
Daily商人舎、Weekly商人舎の記事公開に、
日夜邁進。

意気軒高。

知識商人の
「新しい人生」と「学ぶことの愉しみ」が
かかっている。

のんびりと眠ってはいられない。

〈結城義晴〉

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