結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年12月24日(水曜日)

クリスマスソングと政党&商売のポジショニング・ブランディング

Merry☆Christmas!

今日はクリスマスイブ。

クリスチャンではないけれど、
商人は世間様が喜ぶことは、
なんでもやる。

だから今日の挨拶は、
Merry☆Christmas!

それでいいのだ。

今日の歌と言えば、
山下達郎の「クリスマス・イブ」。
右に出るものはない。

作詞・作曲とも山下。

雨は夜更け過ぎに
雪へと変わるだろう

きっと君は来ない
ひとりきりのクリスマス・イブ

この合間合間に、合いの手がはいる。
Silent night、Holy night♪

心深く秘めた想い
叶えられそうもない

必ず今夜なら
言えそうな気がした
Silent night、Holy night♪

まだ消え残る君への想い
夜へと降り続く

街にはクリスマス・トゥリー
銀色のキラメキ
Silent night、Holy night♪

なんとも女々しい歌だ。

これをみんなが、
喜んで聴き、歌う。

ところが不思議に、
女々しくはならない。
それがこの歌の魅力であり、
山下の才能。

しかし、商人にぴったりのクリスマスソングは、
昨年12月30日に亡くなった大瀧詠一作。

「クリスマス音頭」
これも作詞・作曲ともに大瀧。

今日は楽しいクリスマス♬
年に一度のクリスマス
朝から晩までクリスマス
灰から火迄クリスマス

遠路はるばるクリスマス
南蛮渡来クリスマス
奇妙きてれつクリスマス
何故か知らねどクリスマス

商店街がクリスマス
ケーキ屋さんもクリスマス
テレビラジオがクリスマス
夜のネオン街もクリスマス

戦後変わったクリスマス
天下晴れてのクリスマス
日本すみずみクリスマス
何処にいるのかクリスマス

商売は、この気分だ。
さすが山下も尊敬し、
さんざん世話になった大瀧。

さて、毎日新聞の巻頭コラム『余録』。

毎日小学生新聞が実施したアンケート。
政党がそれぞれ自分で描く動物イメージ。

自民党はゾウ、
公明党はきりん。

維新の党はトラ、
共産党はトナカイ。

では民主党は?

「孤立して行動する動物ではなく、
みんなで助け合う動物」

民主党だけ具体的な動物名を避けて回答。

そこでコラムニスト。
「きまじめと言えばそれまでだが、
はっきりしたイメージを打ち出せないのは
やはり物足りない」

「いっそ、『ヒト』とでもした方が
まだ気が利いていたかもしれない」

早朝から声を出して、笑った。
座布団三枚!!

アメリカ合衆国の2大政党。
共和党はゾウ、
民主党はロバ。

シンボルは定着している。

ポジショニングとブランディング。
それが完成しているからこそ、
2大政党制となる。

遠路はるばる政党制、
南蛮渡来の政党制、
奇妙きてれつ政党制、
何故か知らねど政党制。

政治にしても、
商売にしても、
ポジショニングとブランディングが、
何よりも重要になってきた。

では、今日は、
大瀧詠一の軽いノリで。
Merry☆Christmas!

〈結城義晴〉

2014年12月23日(火曜日)

天皇誕生日の「言葉が改革を阻んではならない」話

天皇誕生日。
平成元年から12月23日だから、
今回で26度目。

今上天皇は81歳になられた。

その前は昭和天皇の天皇誕生日で、
4月29日のゴールデンウィーク。

現在は昭和の日。

はからずも今日は、
クリスマスのイブイブ。
天皇誕生日にクリスマスパーティなど、
盛んに催されるから、
国民の祝日の一つという印象が強くなった。

あまり語られることはないが、
今日は東條英機が処刑され没した日でもある。
戦前の陸軍大将で内閣総理大臣。

敗戦後、東京裁判でA級戦犯として起訴され、
巣鴨拘置所で死刑執行された。
64歳だった。

今上天皇が誕生してから81年、
東條が処刑されてから66年。

ジングルベルのメロディーを聴きながらも、
そんなことを思ってみたい。

日経新聞『大機小機』。
私の好きなコラムニスト隅田川さんが、
「経済改革は言葉から」と題して書く。

日本経済社会の構造改革で、
重要な2点を上げる。

第1が「働き方の改革」、
第2が「市場開放」。

私も同じ意見。

「両方とも難しい課題で、
なかなか改革が進まない」

その理由を、言葉に求める。
「我々が何気なく使っている言葉の中に
現状維持的な価値判断が含まれており、
これが改革を阻んでいる」

これも同感。

「働き方については、
『正社員』という言葉」

「正という字には『正当な』という意味があるから、
正社員という言い方をしているうちに、
正社員でない働き方は、
本来望ましくないものだという気になってしまう」

「正社員が望ましく見えるのは
雇用が守られており、
非正規社員の待遇と大きな差があるからだ」

コラムニストは、
差別のことを言っている。

労働組合の世界にも、
古くから本工と臨時工という差別があった。

「この差をなくし、
同じ仕事なら同じ処遇を
受けるように変えていけば、
働く人全員を正社員にする必要はなくなり、
より多様な働き方が選択できるようになる」

もうひとつ、
「TPPに関しては、
『聖域』という言葉」。

「聖域なき」というのは、
単に例外なきという意味にすぎない。

しかし米、麦、牛肉・豚肉、乳製品、
そしてサトウキビなど甘味資源作物の5分野が、
「聖域だ・聖域だ」と繰り返されているうちに、
それが国益のように受け止めれられてしまった。

コラムニストの主張。
「まずは出発点として、
現状維持的なバイアスをもたらしやすい言葉遣いを
中立なものに改めていくことが必要だ」

これは我々の仕事にも通じる。
特殊な用語や言葉遣いは、
それに慣れきってしまうと、
改革を阻む。

「標準化」然り、
「チェーンオペレーション」然り、
「適正規模」然り。

最近出てきた不可思議な言葉や用語。

それでも私は、
標準化やチェーンオペレーションを、
否定しているわけではない。

その言葉が、
現状維持的なニュアンスを含んできたら、
それは危険だということ。

かといって過激なばかりの言葉も、
いただけない。

言葉の本来の意味を共有し、
認識を正確にすれば、
これほど便利なものはない。

しかしなによりもこの言葉の概念を、
他人任せにしていると、
言葉が改革を阻む。

「言葉」

瞬間、言葉を失う。
言語シンドロームか。
会話イップスか。

言いたいことが言えない。
私にもある。
だからこれは許そう。

しかし、商売に言葉は欠かせない。
仕事に専門用語は不可欠だ。
取り引き・取り組みに会話の手はぬけない。

難しいけれど、
それでしか表わせない
深い意味。

そのまま英語だが、
新しい魅力的な
概念を込めた用語。

記号だけれど、
何度も使うに
便利なもの。

商品という単語。
売場という文章。
店という思想。

半面、疲れ果てた古い言葉。
心のこもらない接客七大用語。
口先だけのマニュアル常套句。

独り善がりのひけらかし修飾語。
売り言葉に買い言葉。
体系のない借りもののカタカナ羅列語。

はじめに言葉あり
言葉は神とともにあり
言葉はすなわち神なりき
(ヨハネ福音書)

言葉で仕事し、
言葉で思索し、
言葉で成長する。

新人諸君、先輩諸氏。
社長も部長も店長も。
モノ言わぬ者は、去れ。

評論家も、コンサルタントも。
識者も、学者も、編集者も。
考えぬ者は滅びることを知れ。

〈『メッセージ』(結城義晴著・商業界刊〉

一昨日、本を買ってきた。
そうしたら偶然にも、
言葉を大切にした人のムックが三冊、
含まれていた。
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井上ひさし、
坂口安吾、
そして古今亭志ん朝。

井上ひさしの本には、
原稿用紙の直筆の写真が載っている。
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原稿用紙には、
専用のネーミングが入れてある。
「遅筆堂用箋」。

井上ひさしは遅筆で、
編集者泣かせだった。
だから言い訳のように、
原稿用紙に「遅筆堂」と入れてある。

むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをゆかいに
ゆかいなことをまじめに
書くこと

言葉は大切だ。

その言葉が、
改革を阻んではならない。

〈結城義晴〉

2014年12月22日(月曜日)

朔旦冬至で完全復活し、オープンプラットフォーム化を考える

Everybody! Good Monday!
[2014vol50]

2014年第51週です。
あと1週間と3日で今年が終わる。
忙しかったなあ。

そんな時の標語。
「今日も一日、慌てず急げ!」

まず、月曜日の俳句。
十二月大きな背中見せて去る

〈朝日俳壇 東京都・長谷川瞳〉

来年もそうだろうか。

今週のことは、
weekly商人舎の日替わり連載。
月曜朝一「今週の販促企画」

今日は朔旦冬至。
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冬至は、昼間が一年で一番短い日。
日照時間が少なくなって、
太陽の光が一番弱まる。
ここを境に太陽のエネルギーは大きくなり、
昼間の時間が増えていく。

つまり冬至は太陽の復活の日。

一方、新月は、
月と太陽が重なった状態。
だから夜空には月が見えない。

反対に満月は、
月と太陽の距離がもっとも離れた状態。
だから月は太陽の光を反射してまあるく輝く。

月の満ち欠けのサイクルの過程で、
いわば冬至にあたるのが新月。
夏至に当たるのは満月。

月は満月から少しずつ欠けていく。
そして一度姿を消して新月で復活し、
満月に向けて満ちていく。

太陽の復活の冬至と、
月の復活の新月が重なった。
それが「朔旦冬至」。

まことに珍しい「復活の日」。

おめでとう。

その朔旦冬至の朝、
柚子湯に入った。
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いい気分。

失速はしていないけれど、
さらなる完全復活の気が満ちてくる。

みなさんも、どうぞ。

今日の朔旦冬至が終われば、
明日は天皇誕生日。
そして明後日がクリスマスイブで、
明々後日がクリスマス。

素朴なるリースを飾りクリスマス
〈朝日俳壇 吹田市笠行信子〉

日本中LEDのクリスマス
〈同 枚方市中嶋陽太〉

あまり気に入った句ではないが、
クリスマスにちなんで。

さて商人舎magazineは活発だ。
weekly商人舎の週刊特別企画に、
[Focus Up]
都市型アンダー1000㎡「サミット梅ヶ丘店」

daily商人舎には、
Amazonプライム会員配達サービス
「Prime Now」マンハッタンで始動

日経新聞『経営の視点』。
編集委員の田中陽さんが書く。
タイトルは、「『他人の褌』も悪くない」

学習塾「栄光ゼミナール」、
冬季講習が盛んだが、その講習料。
いまはコンビニの収納代行サービスの活用で、
劇的に業務負担が減った。

「らでぃっしゅぼーやは、
ローソンの配送網に商品を乗せている」
同社は有機野菜・無添加食品の宅配サービス業。

そしてEコマースのアマゾンジャパン。
来春から数千万アイテムが、
全国1万2000店のローソンで、
受け取り可能になる。

セブン-イレブン店頭を最大活用するのが、
セブン&アイのオムニチャネル戦略。

それにアマゾン&ローソンが対抗する。
両者にとってこの上ない連携プレー。

一方、イオンの電子マネー「ワオン」は、
イオン傘下の店舗だけでなく、
地域商店や地方自治体などが活用して、
地域通貨となりつつある。

田中さんが使う言葉が、
「オープンプラットフォーム」。
「ある企業のシステムや物流など
有力インフラを外部企業が活用する取り組み」
「インフラ相乗りが新たな価値を生む。
対立の構図と見られていたものが
共存関係へ発展することもあれば、
中小企業・組織が大企業のインフラを使って、
細かな消費者ニーズをすくえるよう、
仕組みを進化させることもある」。

この現象は月刊『商人舎』12月号で、
ちょうど1年前に特集した。

ヤマダ電機とコスモス・ベリーズ。
とくし丸とローカルチェーン。

「商業の現代化」の一要件。
来年もこういった現象は、
ますます増えるだろう。

十二月大きな背中見せて去る

ではみなさん、
今夜は柚子湯に入って、
かぼちゃを食べて、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2014年12月21日(日曜日)

ジジと9回目のクリスマス[日曜版2014vol52]

ジジです。
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毛づくろいのあと。
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ぐっすり。
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おとうさんは、
でかけました。
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ながいながい影。
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エンジェル。
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こどもたちも、
よろこぶ。
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でも、おうちに、
ハコがとどきました。
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すぐに、中にはいる。

おうちのなかは、
クリスマス・モード。
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サンタクロースのおじいさん。
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ボクへのプレゼント?
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ブックシェルフのサンタ。
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トナカイ。
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サンタさんとトナカイは、
いろんなところにいます。
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窓辺にも。
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ウォッシュルームにも。
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トイレにも。
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ボクが生まれたばかりのころのフォトといっしょ。

ボクにとっては、
9回目のクリスマス。
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みなさんにも、
いいプレゼントが、
とどけられますように。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年12月20日(土曜日)

今年末ボーナス前年比5.26%増とイオンモール京都桂川訪問記

12月20日土曜日。
今年の年末商戦のピークが始まる。

今日から大晦日の31日までの12日間。
無呼吸泳法で泳ぎきる決意が必要だ。

私が言い続けているように、
「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」。

よろしく。

ただし、勝負の大勢は、
もう決まっている。

いまはもう、
それぞれに、
ひたすらお客様のことを考えて、
仕事に邁進しよう。

その意味では、
商人にとって幸せな時だ。

自身のことで言えば、
原稿書きが私の仕事のひとつだが、
締め切りギリギリになって、
もう書き上げるしかないとなった時、
火事場の馬鹿力が出る。

そしてその瞬間瞬間が、
恍惚とするほど幸せ。

これからの12日間。
商人にとっては、
火事場の馬鹿力の時。
そして幸せな時。

健闘を祈る。

さて日本経済団体連合会の統計発表。
今年末ボーナスの平均妥結額最終集計。
調査は従業員500人以上の東証一部上場、
主要20業種大手240社で、
比較可能な157社分の加重平均値。

84万8405円。
前年比5.26%増。

伸び率は1990年以来24年ぶり、
バブル経済期以来の伸び。

金額は2008年の88万9000円に迫る。
こちらはリーマンショック前の水準。

一番の伸び率は鉄鋼の前年比24.53%増、
二番はセメントの17.53%増、
三番手に食品が入って12.94%。

金額は自動車、鉄道、機械金属が90万円台。
食品はその次の四番目で89万3840円。

残念ながら商業は集計されていない。

製造業平均が6.16%増。
非製造業は1.65%増。

東証一部上場企業は、
日本共産党が指摘するように、
大いに潤った。

しかしこれで年末商戦、
大勢は決しているが、
それぞれの努力がこのボーナス増分を、
獲得することに振り向けられて、
やはり潤う。

無呼吸泳法の成果は、
保証されていることになる。
再び、健闘を祈る。

さてさて昨日の私、
大阪から京都へ。

そして桂川駅前の巨大ショッピングモール。
イオンモール京都桂川。
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今年10月17日9時、グランドオープン。

敷地は9万2000㎡で、
キリンビール京都工場跡地の一角。
延床21万4000㎡、
総リース面積7万7000㎡。

核店舗はイオンリテールのイオン京都桂川店。
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AEON STYLEのバナー。

サブ核店舗はイオンシネマと東急スポーツオアシス。
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サブ核機能のイオンシネマ側に、
スポーツオーソリティ。
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それからイオンペット。
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さらにイオンバイク。
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東急スポーツオアシスの横に、
2階にはレストラン街の「洛西小路」。
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3階にはフードコート。
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この洛西小路とフードコートが洗練され、
大人もしっかり落ち着けるし、
子供連れでも楽しめるし、
若者も集える。
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専門店は約220。
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その専門店の中に、
イオンリカー。
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お酒と食のマリアージュがコンセプト。
1000種類のワイン品揃え、
ワインバーの設置、
リカーのオムニチャネル展開。

面白い試みが満載。

モール全体の従業員数は2800人、
イオンリテールは700人。

基本商圏は、
10万キロ圏で146万人66万世帯。

モール全体は4つのコンセプトを持つ。
第1は、環境。
古都「京」の要素を現代的に取り入れ、
「伝統と革新の融和」を目指す。

実際にモールの中は、
その試みに溢れている。

第2は、立地。
公共交通機関、自動車双方での
交通アクセスに恵まれている。

JR桂川駅に直結していて、
駐車場3100台、駐輪場2500台。

第3は専門店。
京都府初出店110店舗を含む約220店。

そして第4は核店舗「イオン京都桂川店」。
1階の食品フロアは、
イオンもここまで来たかと感心させられる。
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食品ゾーンはウッディ風の床。
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生鮮三部門が鮮度・価格・品揃えで、
飛躍的によくなった。
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惣菜部門は広大で、
ウェグマンズを彷彿させるセルフのデリ売り場。
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2階はファッションと服飾雑貨。
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レディス、メンズ、インナー、
さらに服飾雑貨、トラベル用品。
各種ブランドを導入して、
ショップづくりも華やかになってきた。

瞬間温感インナーピース・フィットは、
「ヒートテック」版のプライベートブランド。
レディスとメンズ、それぞれのゾーンで展開。
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3階は暮らし用品とキッズ。
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モール側入口には、
食器売場。
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イオンリテールの最新フォーマットが、
イオンスタイル。

食品部門にまずインベーションが、
くっきりと見えてきた。

衣料品や住居余暇関連も、
新しいユニットが試みられて、
こちらも意欲的。

総合スーパーとしての新しいフォーマットづくり、
そのチャレンジは評価できるだろう。

あとは現場の売りの力で、
数字を実現することだが、
そのとき変更すべきところは変更し、
改善すべきところは素早く改善する。

その継続が何よリ重要だ。

モール全体からは、
むしろコンパクトな印象を受けた。
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京都市郊外のモールとして、
ハード、ソフト、そしてオムニチャネルが、
融合しつつ揃った。

イオンのモールが、
一つ前進した証となる商業集積である。
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年末に向けて、
ボーナスのアップ分くらいは稼ぐだろう。

問題はそのあとの年明けである。

つまり無呼吸泳法の次の息継ぎで、
いかに胸いっぱいの酸素を吸い込んで、
小さなイノベーションを続けられるか。

ここにかかっている。

そんなことを考えながら、
京都タワーを臨む。
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「さあ、久しぶりに帰ろう」
と、家路に着いた。

〈結城義晴〉

2014年12月19日(金曜日)

12月14日開店の阪急オアシス神崎川店で千野和利会長と遭遇

アメリカ合衆国とキューバ共和国。
隣同士でありながら、
国交が断絶していた。

それが正常化に向かう。

日経新聞の巻頭コラム『春秋』と、
読売新聞の『編集手帳』。

アーネスト・ヘミングウェイの『老人と海
』を、
ともに引用して、かぶった。

キューバの沖合が小説の舞台。
ヘミングウェイ自身、
22年キューバに暮らした。

しかしコラムニストの気持ち、
よくわかる。

これしかないというくらいに、
ぴったりだ。

毎日新聞の『余録』は、
キューバ独立の父ホセ・マルティを、
朝日新聞の『天声人語』は、
映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を、
引き合いに出した。

どちらも米国&キューバのニュースだが、
毎日も朝日も精彩を欠いた。

やはりかぶっても、
ヘミングウェイ。

さて私は、
リーガロイヤルホテル大阪のベッドで、
ひどい宿酔いで目覚めた。

喉がカラカラ。

スラックスを履き、
シャツを着たまま寝ていた。

昨夜は関西コーネル3期生との忘年会。
大阪の新地で三次会まで。

大いに盛り上がったが、
今年一番飲んだ。

ホテル地階のなだ万で、
朝粥定食をいただいて、完食。
氷水を二杯、ほうじ茶を二杯、
味噌汁も二杯。

蘇った。

その後、ギリギリまで、
原稿書きをして、
タクシーで神崎川へ。

阪急オアシス神崎川店。

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12月14日にオープンしたばかり。

阪急電車神崎川駅前の立地。
ワンフロア1400㎡のスーパーマーケット。

やや閉鎖商圏型の立地で、
スタートダッシュはかなわないようだが、
それでも阪食にしかできない売場づくり満載。

店づくりでは、天井をスケルトンにした。
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もう8店目になるというが、
それが開放感を作り出し、
1400㎡とは感じられない快適さ。

そしてそれが、
阪食のポジショニング要件となってきた。
その意味でも日本で最も進んだ店舗だ。

まったく偶然にも、
千野和利会長が来客への対応中で、
私が入口を入っていくと、
すぐに声をかけてくださった。
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千野さんとは、
月刊『商人舎』1月号に関連する会話を交わし、
実に有益だった。

店の案内と説明は、
㈱阪食大阪ブロック長の高木一郎さん。
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カテゴリーごとに、
丁寧に説明を受けて、
大いに納得。

入口脇の地場野菜コーナーは、
もうおなじみ。
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さらにカットフルーツ・コーナーが、
島陳列で設けられていて、
これも最新流行型。
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Kitchen Stageも、
活発な提案ぶりで、
千野さんが提唱するライブ感に溢れている。
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ミート&デリからデリ&ベーカリーへ。
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店舗右サイドのこのコーナーも、
阪食らしい上出来の売場。

ベーカリーに関して、
高木さんに一つアドバイスをしておいた。

今後、どうこなしてくれるか、
大いに楽しみだ。

Can★Doがテナントで入って、
これも美しいショップを構成している。
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もっともっと写真を撮ったし、
説明を聞いたが、
カテゴリー別の売場づくりとマーチャンダイジングは、
ウィークリー商人舎で紹介する予定。

もう、ずいぶんネタが溜まって、
いつ、どう公開しようか迷っているけれど、
阪急オアシス神崎川店は、
二重丸の重要店舗として、
高い評価を付けることができる。

店で働く人たちが、
実に生き生きとしていて、
それが強い印象として、
心に残った。

阪食のポジショニング。
もうすでにかつてのクイーンズ伊勢丹を、
凌駕して、我が道を突き進んでいる。

このあと、新大阪から京都へ向かい、
イオンモール京都桂川へ。
ゆっくりとモールを歩いて、
その後、横浜まで帰ってきたが、
この模様は明日のブログに書こう。

今週は寒い寒い大阪で、
疲れきった。

『老人と海』の主人公は、
老漁師サンチャゴで、
まず巨大なカジキマグロと格闘し、
次にそれを狙ってきた鮫と死闘する。

その後の老漁師の疲れと眠りこそ、
この小説が描こうとしたものの一つだが、
今週の私の疲れは、
あのサンチャゴほどのものではないと、
自分に言い聞かせた。

〈結城義晴〉

2014年12月18日(木曜日)

ライフ北畠店とヤオコー川野澄人社長懇談会+関西コーネル会

寒波に覆われつつ、
大阪に3泊4日の3日目。

昼のあいだは、
ホテルに缶詰で、
原稿書き。

長編8000字。

夕方、御堂筋線に乗って、
西田辺へ。

それからライフコーポレーションの新店へ。
セントラルスクエア北畠店。
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2層3315㎡の売り場面積で、
初年度31億円の売上高を見込む。

11月19日オープン。
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セントラルスクエアとしては、
昨年11月20日オープンの西宮原店についで、
第2号店。

ちょうど1年ぶりのセントラルスクエア。

1号店が新大阪駅に近いビジネス街出店だとすると、
今度は、大阪の南の生活圏店舗。

周辺は高齢者が多く住み、
1人世帯もマンションも多い。

しかもライフの比較的に小型の4店舗に囲まれた、
ドミナントの真ん中に進出。

だからこそ、
セントラルスクエアの新フォーマットが、
活きる。

ドミナントエリアが厚くなってくると、
マルチ・フォーマットでなければ、
高いシェアを確保することはできない。
ここのところのライフの新店は、
実に進化・洗練されてきた。

それがこの店にも存分に発揮されていて、
特に1階食品売り場は上出来。

ただし、自社内競合もあるし、
オープン1カ月の年末商戦突入ということもあって、
静かなスタートとなったようだ。

この店についても、
どこかで書かねばならない。

私がライフ北畠店を訪れている頃、
埼玉県川越市では、
ヤオコー川野澄人社長の年末懇談会。

在京の記者たちが、
ヤオコー本社に集まった。

司会は下池周子広報室長。
ヤオコー唯一の女性管理職。
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その下池さんの仕切りで、
はじめに川野社長の顔写真撮影。
この状態。
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こちらを向いてスマイルしてもらって、
パチリ。
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懇談会は、1時間ほど。
今年の総括と来年の取り組みについて、
丁寧に話してくれた。

今期はヤオコーの第7次中期計画の、
最終年度に当たる。
初期計画の売上高2690億円を、
3000億円に上方修正するほど、
業績は極めて快調。

消費税増税の影響も微小だった。

一方で新社長の下、
マネジメント改革も進む。
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川野さんは、
「ポジショニング」という言葉を使って、
ヤオコーの戦略を語った。

「アウトスタンディングなポジショニング」。
今年の流通業界の流行語大賞だろうか。

しかしヤオコーこそ、
アウトスタンディングなポジショニングを、
しっかりと獲得している。

その詳細は、
『商人舎magazine』に掲載しよう。
乞う! ご期待。

記者との質疑応答もあり、
懇談会は2時間ほどになった。

懇談会が終わる頃、
私は大阪の新地で、
関西コーネル第3期生の忘年会。

コーネル大学RMPジャパンは、
2008年10月に第1期がスタートして、
第2期、第3期とどんどん活性化されていった。

副学長の私は、
その年度ごとの特徴を捉えて、
各期にネーミングした。

伝説の第1期、
奇跡の第2期、
そして実行の第3期。

関西から多くの企業が派遣してくれて、
見事に学んだ。
そしてみんな、重要な地位についた。

その関西のコーネル・ジャパン第3期修了生たちと、
したたか、飲んだ。
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右から、㈱阪食のブロック長・廣田亘さん、
㈱キョーエイ前常務の森雅之さん、
㈱いかりスーパーマーケット社長の行光恒夫さん。
そして三井物産㈱からコノミヤに出向して、
執行役員経営企画室長の小林将人さん。

森さんは、
第3期生のなかで「顧問」と呼ばれ、
一目も二目も置かれた存在。
現在はキョーエイを退任し、
オフィス・ヒューマンプラス代表。

私はコーネル・ジャパンを、
産業内大学と位置づけて、
どこにも偏らないニュートラルな存在にした。
だから受講生・修了生は呉越同舟。

そして心の交流をしている。

私は第3期をもって、
コーネル副学長を退任したから、
第3期生と一緒。

だからというわけで、
3次会までいって、
飲んで歌って語り合った。

どのくらい飲んだかというと、
このくらい。
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飲みすぎて、久しぶりに宿酔い。

しかし、関西はいい。
不思議に馴染む。

楽しかった。
ありがとう。

〈結城義晴〉

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