結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年06月21日(水曜日)

天才中の天才「藤井聡太」の育て方とミドルマネジメントの育ち方

藤井聡太、
天才の中の天才。

デビュー以来28連勝。
日本の将棋界の歴史上、
28連勝は最多記録タイ。

1987年に神谷広志八段が達成。

それからちょうど30年。

14歳2カ月で、
史上最年少のプロ棋士となって、
その後、負け知らず。
いまだ勝率10割。

もう、驚くしかない。
日本の将来は大丈夫。
そんな気持ちにさせてくれる。

その28勝目の対戦相手は、
澤田信吾六段。

澤田信吾も17歳でプロになった天才。
実は澤田との対戦は二度目。

棋譜を並べてみたが、
最初の対戦と同じ角換わり腰掛銀戦法。

初戦は混戦模様で、
何とか勝ったという棋譜だったが、
二戦目は澤田が藤井を恐れていた。

だから序盤、中盤とも着実にリードし、
ずば抜けた終盤力によって、
見事な手順で勝ち切った。

ついでに先崎学九段戦、
羽生善治王座・王位・棋聖との対戦も、
棋譜を追いかけてみたが、
すごい終盤の展開で勝利している。

「詰将棋解答選手権」の藤井聡太は、
並みいるプロ棋士の参加にもかかわらず、
小学6年生の時から三連覇中。

まさに、天才中の天才。

藤井は昨夏から、
将棋ソフトを研究に利用している。
この優秀なソフトは、
トップ棋士をもしのぐ棋力を持つ。

つまり、天才がAIを使って、
先輩の天才たちを
負かしている。

そしてITに対する順応性は、
先輩たちをはるかに凌ぐ。

新しい時代の天才中の天才なのだ。

2002年、愛知県瀬戸市生まれ。
父はサラリーマン、母は専業主婦。
兄は4歳年上。

誰も将棋の世界とは無縁。
ごく普通の一家だ。

藤井聡太の将棋との出会いは5歳の時。
祖母が「スタディ将棋」を与えた。

将棋の駒の漢字は5歳の子どもには難しい。
このスタディ将棋は、
駒に動き方が矢印で書いてある。
わかりやすく遊べる玩具。

この遊具に藤井聡太は興味を示した。
飽きずに祖母と遊んだ。

もうひとつ藤井聡太が熱中したのが、
「キュボロ」という立体パズル。
積み木を組み立てて、
ビー玉を転がして遊ぶ。

天才を育てるのは、
本人のもつ可能性を引き出すことだ。

押し付けはいけない。

一人ひとりの中に可能性は潜んでいる。
そして藤井聡太が遊んだ将棋やパズルは、
ひとつだけの「正解」はない。

考えて考えて考え抜く。

それが天才の中の天才の才能に、
スイッチを入れた。

子どもだけでなく、
人の育て方を、
考えさせられる藤井聡太だ。

一方、加藤一二三九段が、
昨日、77歳で引退した。

将棋の現役最高齢勝利記録を持つ。

加藤一二三も14歳7カ月でプロになった。
「神武以来の天才」と呼ばれた。

「幸せな棋士人生を、
ありがとうございました」

喜寿を迎えた加藤は、
逆にいまでも、
子どものような素直さを持つ。

人間の可能性を思い知らされる。

そしてそういった子どもの可能性を、
摘みとってしまう「親のエゴイズム」を
私は悲しく思う。

さて、商人舎ミドルマネジメント研修会。
第11回の2日目。

昨夜は遅くまで、今朝は早くから、
自習する受講生たちがいた。

恒例となった朝の、
理解度テスト。
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1日目の結城義晴と鈴木哲男両講師の、
ふたりの講義から4問の出題。
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4問といっても記述式設問だから、
30分で解答を仕上げるのは大変だ。
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皆、昨日学んだことを、
自分の言葉で書き記す。
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テストのために一生懸命復習したこと。
それをもとに考えて回答する。
それが自分のためになる。
自身の言葉になる。
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これが、理解度テストの目的でもある。

さて2日目の第一講義は、
結城義晴。
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理解度テストの解答を解説する。
それから顧客満足と従業員満足を語る。
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さまざまな統計と現象をベースに、
ビジネスの真理を解説していく。DSCN5344-1

朝の1時間、
力が入る講義だった。
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2日目の第2講義は、
白部和孝さん。
シラベ・リテイル・システム研究所代表。
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テーマはもちろん、
「計数の基礎と応用」
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3時間にわたって、
在庫と生産性の計数を、
実にわかりやすく指導してくれる。
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白部さんの講義は実践的だ。
演習問題を交えながらの指導。

いまや、ほかには、
この講義ができる先生は見当たらない。
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湯河原のミドルマネジメント研修会には、
福岡から欠かさずやってきてくださる。
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ありがとうございます。

そして第3講義は、
「ドラッカー入門・マネジメントの基本原則」

上田惇生先生からのメッセージビデオ。
ドラッカー翻訳第一人者。

この研修会の最初のころは、
先生にご登壇していただいた。
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体調を崩されてからは、
上田先生の愛弟子の井坂康志さんが、
講義を引き継いでくれている。
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井坂さんは、
最後にドラッカーに会った日本人。
ドラッカー学会事務局長でもある。
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今回はドラッカー理論の全面展開。
実にいい講義だった。

講義の最後は受講生とのQ&A。

最初に手を上げて質問したのは、
関西スーパーマーケットの山本直弘さん。
第4店舗運営グループチームリーダー。
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同じく古澤隆さん、
金剛店精肉チーフ。
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平和堂の日比慎治郎さん。
穂積店店長。
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三人の質問に、
ていねいに答える井坂さん。
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その語り口はだんだん、
上田先生に似てきた。
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井坂さん、今回もありがとう。
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午後も中盤。
心休まるコーヒータイム。
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ホワイエでくつろぐひと時。
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2日目は朝8時から夜8時までの講義。
コーヒーと菓子で、
わずかの休息時間を過ごす。
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2日目の終盤は、
再び結城義晴の3時間の講義。
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ミドルマネジメント研修会は、
ドラッカーのマネジメントをベースに、
中堅幹部を教育する。
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まずは経営の計数をレクチャー。
私はROAを重要な指標とする。
BSとPLの両計数が絡み合う指数だからだ。
現場と経営が共に反映される数値である。DSCN5444-1

その後、「悪い組織の兆候」から、
マネジメント理論の変遷。
さらにドラッカーマネジメントの、
具体的な活用法。

それらを、この3時間で語りきる。

朝の講義も力が入ったが
2日目の最後の講義は、
このミドルマネジメント研修の肝であり、
さらに力が入った。

2日目の講義もこうして終了。
講師の先生方も受講生もお疲れ様。

もちろん、2日目の夕食の後も、
多くの受講生が会場に戻って、
黙々と自習する。

明日の理解度テストに向けて。
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この姿にはいつも感動させられる。

夜遅くまで、朝早くから、
ミドルマネジメントたちは頑張る。

自分の考え方を
整理するために、

自分の強みを
知るために。

自分の可能性を
引き出すために。

(つづきます)

〈結城義晴〉

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