結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年03月13日(火曜日)

イオン・三越伊勢丹ポイント提携と平和堂米国研修勉強会・報告会

三寒に萎えて四温に励まさる
〈朝日俳壇より 吹田市・久留島信子〉

(稲畑汀子選評)
三寒四温の中で体が萎えたり、
また励まされたりして生きていく。

滋賀県彦根で目覚めると、
ホテルの窓から彦根城。DSCN2197-1

姫路城、松本城、犬山城とともに、
国宝に指定されている。
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さて、商人舎流通SuperNews。
イオンnews|
2018夏三越伊勢丹とポイント相互交換/共同ATM設置

イオンのアライアンス戦略が続く。
eコマースのプラットフォーム構築では、
ソフトバンク&ヤフーと協働し、
ポイントプログラムでは、
三越伊勢丹ホールディングスと組む。

イオンは日本の小売業第1位。
三越伊勢丹は百貨店トップ。

昨年2月期決算でイオンが8兆2101億円、
三越伊勢丹は1兆2535億円。

イオングループの「WAON POINT」と、
三越伊勢丹の「エムアイポイント」。
ポイントの相互交換から始まるが、
たとえポイントプログラム提携と言えど、
超大型の案件である。

アメリカではアルバートソンが、
ライトエードと経営統合する。
前者はスーパーマーケット第2位、
後者はドラッグストア第3位。

日本でも今後、こういった大型の提携が、
頻発するに違いない。

私は彦根城が見えるホテルを後に、
南彦根の㈱平和堂本部へ。
通称「HATOC (ハトック)」

2階の大ホール。
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5月にアメリカ研修を行う。
テキサス州ダラス周辺と、
カリフォルニア―州サンフランシスコ。
私はそのコディネーター。

平和堂のアメリカ研修会は、
2011年から年2回ずつ開催して、
今回で8年目。

春の研修チームで第15団となる。

今回で総勢589名をアメリカに引率し、
指導してきた。

午前はその第15団のための事前勉強会。
午後は昨秋派遣された第14団の報告会。

進行は三輪亮介さん。
教育人事部人材育成課。
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第15団は派遣者40名に、
三輪さんをはじめ事務局が同行する。

午前中は私の2時間の事前講義。
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第15団は主任クラスが半分ほど。
だからアメリカの人口動態や、
経済状況、視察地の商業競争環境などを
ていねいに、わかりやすく講義する。
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世界最大小売業のウォルマートにも、
たった2店舗のドロシー・レーンにも、
共通する理念やミッションがある。
企業は、戦略や戦術も大切だが、
何よりも経営理念が貫かれなければ、
それらにも意味がない。

平和堂もグループ憲章や社是が、
何よりも優先されなければならない。

そんな講義をした。
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世界小売業の歴史を魚の目で解説しつつ、
鳥の目でアメリカを学ぶ。
そのポイントを整理し、
出発までの宿題を課した。
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昼食はHATOC名物の社員食堂。
平松正嗣社長、
夏原行平専務、夏原陽平常務と、
最近の流通談義。

イオンと三越伊勢丹の提携も、
当然ながら話題になった。

そして午後は、
第14団アメリカ視察派遣チームからの、
班ごとの報告会。

平松社長をはじめ、
経営幹部と商品部課長、
エリアマネジャーの皆さんが参集。
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第14団は昨年10月10日から1週間、
ダラス、サンフランシスコを視察した。

報告会の冒頭に、
14団副団長だった杉山茂生さんが挨拶。
アルプラザ醍醐支配人。
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14団も主任や若手が多いチームだった。

だから渡米前に、全員が、
ストアコンパリゾンの訓練を行った。

そのスキルを身に着けて、
アメリカ視察に臨んだ。

そのうえで学んだことを、
それぞれの現場でどのように活かして、
成果につなげたか。

6班に分かれたメンバーが報告する。
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それを次に渡米する第15団のメンバーと、
後列に並ぶ幹部が聞く。DSCN8250-1

真ん中が平松さん、手前は福嶋繁さん。
取締役店舗営業本部長で、
コーネル・ジャパン3期生。DSCN8251-1

2つの班の発表が終わると、
参加している幹部から質問が飛ぶ。DSCN8258-1

それに、自分の言葉で堂々と答える。
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この質疑応答が、
現場と幹部のコミュニケーションになる。

質疑応答を15団のメンバーが聞いている。
彼らにも本当に勉強になる。DSCN8263-1

質疑応答のあとに、
私の講評。

これを2班ずつ、3回繰り返す。DSCN8265-1

最後の最後の質問者は、
福嶋店舗営業本部長。
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3つの質問をした。
そのうえで、
報告会の緊張した会場を和ませてくれた。
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6つの班の報告が終わって、
私の総評。
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7年の研修を重ねて、
プレゼンテーションスキルが、
格段に上がった。
それにつれてマーチャンダイジングも、
さらにオペレーションも充実してきた。
それがマネジメントレベルの、
向上をもたらす。

「ソシオテクニカルシステム論」は、
故杉山昭次郎先生の持論だが、
それ持ち出して、
この7年ほどの平和堂の変容を説明した。

それから平昌オリンピックの、
チームパシュートと鎖の経営。

チェーンストアの鎖の軽さと強さを、
すべての平和堂マンに求めた。
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私のあとは、
第14団を率いた佐々木裕さん。
滋賀大型店営業部長。

佐々木さんは、
皆の報告を聞いて、
ちょっと感動ぎみ。

それだけいい報告会だった。
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最後は平松社長からの総評。

平和堂の現場は店長・店次長と、
主任クラスの人材が支える。

だから彼らこそが、
現場を変える力を持っている。

そして売場は小売業にとって、
最大の宣伝媒体である。

その売場を担う店長と主任に、
大いに期待する。

もっともっとアメリカで学んでほしい。

平松さんは第15団にエールを贈った。
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報告会が終わって14団は、
食堂で懇親会。
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昨年10月の視察時の写真を、
スクリーンに映しながら、
体験談や思い出話に花が咲く。
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一方、15団はこちらも6つの班ごとに、
視察の課題やテーマをディスカッション。

それぞれの課題を班長が発表。
それを聞いて、
私の講評とサジェスチョン。
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いつものように、
「セレンディピティ」の話。

第15団の成功を祈念して、
田中仁史団長と平和洋史副団長(右)。
田中さんは取締役食品統括兼生鮮食品事業部長。
平和(ひらわ)さんはSM営業部SM第2エリアマネージャー。
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最後に食堂に戻って、
第14団メンバーと今日の参加者全員で、
ハトッピーポーズ。
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最後に夏原陽平さんとポーズ。
やっぱり、これだね。
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そだね。

「すぐ役に立つことは、
すぐに役立たなくなる」
灘高校の国語教師・橋本武先生の言葉。

平和堂のアメリカ研修は、
東日本大震災の後に始まった。

そして学ぶ組織づくりが、
マネジメントレベルを上げてきた。

しかし、まだまだです。

〈結城義晴〉

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