結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年03月05日(月曜日)

学習院マネジメントスクール創始者・田島義博の「成長と膨張」

Everybody! Good Monday!
[2018vol10]

2018年第10週。
3月に入って第2週。

暖かくなりました。
ほんとに。

このブログは「52週MD」に則って、
1月1日の週を第1週として、
毎週月曜日にその週を、
第〇週と数えていきます。

つまりWeekly Management。

今週はその第10週。

一月、往ぬる。
二月、逃げる。

しかし今年の2月は、
平昌冬季五輪があって、
私はそんなに早くは感じなかった。

しかし、三月、去る。

まだパラリンピックはあるし、
春のセンバツなども始まるが、
なんだか早そう。

それでも3月11日は忘れてはならない。

今日の日経新聞巻頭コラム「春秋」
「福島県、宮城県、岩手県の被災地で、
除染や宅地整備が進む。
しかし街や集落が
元通りになるわけではない。
一つの土地で生きてきた人たち、
一つ屋根の下で暮らした家族が
戻る人と戻らない人に分かれる」

「危険を恐れる人と
安全を信じる人が言い争う。
震災からこれまでに、
人々の分断も進んだ」

復旧⇒復興⇒振興。

振興の段階にまで、
来なければならないが、
しかしまだ復興の段階だ。

そのなかで人々の分断も進む。

その中で東日本大震災が、
風化しつつあるという。

今年の3月11日で7年が経過する。

1週間後の18日(日)は彼岸入り。
多くの魂を弔い、
2020年の東京オリンピックには、
日本が復旧・復興・振興の、
世界のモデルであることを示したい。

雪晴と云ふ静けさのありにけり
〈朝日俳壇より 亀山市・鈴木秋翠〉

(稲畑汀子選評)辺り一面、
真っ白な雪晴れの町の静けさ。
雪に音を吸収されてしまったのか。
あるいは、雪で人の往来がなくなり、
静かなたたずまいへと
一変したのであろうか。

縄跳びの少女光と風と跳ぶ
〈朝日俳壇より 熊谷市・内野 修〉

(大串章選評)
少女が元気に縄跳びをしている。
「光と風と跳ぶ」が明るく健やか。
縄跳びは冬の季語だが、
春も間近といった感じ。

紅の蕾に生るる梅真白  
〈芦屋市・酒井湧水〉

(稲畑汀子選評)紅色をしていた蕾が
解けて白梅が咲いた驚き。

梅の季節だ。

さて今日は一日、
横浜商人舎オフィス。
学習院マネジメントスクールから、
湯沢威名誉教授と、
林純子事務局長来社。
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学習院マネジメントスクール。
創始者は、
故・田島義博前学習院院長。tajima_mono

田島先生は日本の流通業、
さらにチェーンストアにとって、
大恩人ともいうべき、
学者であり、教育者だ。

何しろ林周二著『流通革命』の生みの親。
この本の発刊の1962年当時、
田島先生は日本能率協会所属、
月刊「マネジメント」誌編集長。
この媒体から『流通革命』が誕生した。

5年後の1967年、
日本チェーンストア協会が発足。
そのときにも田島先生は、
初代会長の中内功さんを助けて、
さまざまな側面から骨を折ってくださった。

その後、第3代会長の伊藤雅俊さんとは、
ずっと交流を深めた。

伊藤さんの次男の伊藤順朗さんは、
学習院大学の田島ゼミの出身だ。
現在、セブン&アイ・ホールディングス常務。

田島先生は、
日本商業学会会長、
日本ダイレクトマーケティング学会会長、
社団法人消費者関連専門家会議会長、
通商産業省大規模小売店舗審議会会長、
国税庁中央酒類審議会会長、
農林水産省食品流通審議会会長など、
数えきれないくらいの要職を務めた。

その田島義博先生が、
2001年に創設したのが、
学習院マネジメントスクールだ。

その構想は、
「日本の企業と産業界の再活性化に
教育を通じて貢献する」

中核となっているのが、
田島義博記念DSCM基礎コース。
Dはディマンド、Sはサプライ、
Cはチェーン、Mはマネジメント。

サプライチェーンだけでは足りない。
ディンマンドチェーンも必須だ。

それが田島先生の考え方。

現在の所長は、
上田隆穂経済学部教授。

私もいまは、
学習院マネジメントスクール顧問で、
このDSCM基礎コースで、
巻頭講座の流通概論などを担当する。
DSCN4592-7

田島先生が生きている。
そして講義を聴いている。

いつもそれを意識して、
熱を入れて講義する。

だから2時間を超え、
2時間半に至ることもある。
DSCN4615-7
今日はこのDSCM基礎コースの、
新年度の打ち合わせ。

雨の中、わざわざ、
横浜までおいで下さった。
ありがとうございました。

今年もがんばりましょう。

この田島スクールの価値を、
高め続けましょう。

田島先生の教えで、
特に印象に残っていることは、
やはり「成長と膨張」だ。
『成長と膨張―新しい流通を考える』は、
1977年の発刊。

会社が大きくなる。
そこには二通りの道がある。
一つは成長。
もう一つが膨張。

技術が革新され、
マネジメントの質が高くなる。
人々の強みが生かされる。
その結果、会社が大きくなる。
それが成長である。

一方、革新はないけれど、
ヒト・モノ・カネをつぎ込んで、
小売業の場合、店数だけ増やす。
人々は疲弊する。
すると会社が大きくなるほどに、
経営は難しくなる。

これは膨張である。

会社に限らない。
店にも同じことがいえる。

膨張であって、成長でないことが多い。

田島義博先生の教えは、
今も重要な意味を持っている。

英国のウィンストン・チャーチル卿の言葉。
We make a living by what we get,
but we make a life by what we give.
私たちは何かを得ることで生計を立て、
何かを与えることで生きがいをつくる。

では、みなさん、今週も、
膨張ではなく、成長を。
Good Monday!

〈結城義晴〉

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