結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年07月24日(水曜日)

大阪の阪急オアシス・ダイエー・ライフ「Miniel」巡り

2020東京オリンピック1年前。
晴海のトリトンでセレモニーが行われた。

いよいよカウントダウンだ。
期待は膨らむばかりだが、
「祭りのあと」への危機感もある。

一方、九州全域、四国、近畿、
そして北陸地方が梅雨明け。
各地とも平年より遅く、
昨年に比べると2週間も遅い。

関東や東海、東北なども、
もうすぐ梅雨明けだ。

これだけ天候に異変があると、
前年踏襲の商売や仕事は、
予測外ればかりだ。

ジャズや芸人の「アドリブ」が求められる。
「臨機応変」な対処である。

しかし名人のアドリブは、
臨機応変であっても、
その名人らしさを持つ。

ポジショニングである。

さて、先週の大阪出張の際、
手早く、新店を巡った。

商人舎流通スーパーニュース。
実に便利なサイトだ。

阪急オアシスnews|
Kitchen&Market併設「福島ふくまる通り57店」出店 DSCN72919

5月15日(水)にオープンした78号店。
「福島ふくまる通り57店」
大阪環状線の福島駅から徒歩5分。DSCN73069
スケルトンの天井は、
阪急オアシスの専売特許となってきた。

キッチン&マーケットが併設されている。
これまた阪急オアシスの専売特許。DSCN73029

隣接する1階のホテル側出入口に、
圧巻の惣菜売場。DSCN73049

エスカレーターを登って2階が、
精肉・鮮魚、グロサリーと酒売場。
そこにバーがあって、
「グロサラント」そのもの。DSCN72958
ただしロケーションはちょっと苦しい。
阪急オアシスという会社に、
存分の仕事ができる物件を用意すれば、
凄い店をつくり続けるのだろうが。

だんだんそれが難しくなってくる。

次にダイエーnews|
地域住民&観光客狙う「イオンフードスタイル四ツ橋店」出店DSCN73189

バナーは「AEON FOOD STYLE」
(イオンフードスタイル)。DSCN733899

1階と2階の2フロアで、
こちらもエスカレーターでつながる。
売場面積は257坪。
3階から12階はビジネスホテル。

阪急オアシスと似ている。

入り口を入るとまず2階に誘導される。
そして農産部門。DSCN73229

鮮魚・精肉と続いて、
グロサリーがコンパクトに展開される。

この緑色の売場は、
明らかに中国人向け。DSCN73299

プライベートブランドも、
クォリティブランドがずらり。
インバウンド購買を狙っている。DSCN73319

1階は惣菜とベーカリー、飲料・酒。
コンビニエンスニーズに対応。DSCN73359
首都圏・関西圏、中京圏をはじめ、
都心型店舗開発が盛んだ。

2層でエスカレーター。
インバウンド消費と、
コンビニエンスニーズ。

その最たるものが、
ライフnews|
都心特化型フォーマット76坪の「Miniel西本町店」4/13出店

ライフコーポレーションのコンビニ型。
欧米ではエクスプレスストアと呼ぶ。
「Miniel西本町店」
DSCN73179

ホームセンターのコーナンの店舗の一部に入った。

これまた都心型超小型店、76坪。
簡単に言えば惣菜とグロサリーの店。DSCN73139

しかしインストアでの最後の加工もして、
コンビニよりも断然、
つくりたて感がある。
DSCN73109

冷凍食品や日配品、グロサリーは、
スーパーマーケットそのものだ。DSCN73159
ライフは中型総合スーパーと、
食料品スーパーマーケット、
そしてこのエクスプレスストア。

岩崎高治社長が、
三菱商事時代に仕事したのがイギリス。
かの地の「プリンセス」という会社の社長だった。
商事系の食品メーカーで、
もうイギリスで3番手くらいには入る。

その時にテスコの戦略を、
肌で感じるほどに学んだに違いない。

私の予測だが。

その頃はテスコの全盛期で、
テリー・リーヒーがCEOだった。

テスコエクストラ、
テスコスーパーストア、
テスコメトロ、
テスコエクスプレス。
そのうえでテスコ・ドット・コムと、
テスコ・ダイレクト。

このマルチフォーマット戦略で、
クリティカル・マスを達成し、
マーケットシェアを最高レベルまでもっていく。

ライフは明らかにこの戦略だ。

そのための必須のコマとして、
「Miniel」のフォーマットが実験された。

私はそう読む。

だからライフはネットスーパーもやるし、
Amazonのプラットフォームに出店もする。

ライフが目指すのは、
テスコであって、
ホールフーズではない。

念のために言っておこう。

店を見るのは楽しいものだ。
いつでも、どこでも。

日本の店も、もっともっと、
見ておかねばならない。

次の月刊商人舎は、
それで行きます。

乞う、ご期待。

〈結城義晴〉

2019年07月23日(火曜日)

吉本興業「記者会見」の評価と書店の「図書館方式⇒エンド陳列」

今日は「大暑」
二十四節気の立秋の前の16日間の節気で、
「快晴が続き、気温が上がり続けるころ」

去年の今頃は炎天続きだった。
大暑の今日は埼玉で41.1度だった。
国内最高を記録した。
東京も39度だった。

一転、今年の7月はこれまで、
最高気温30度超の「真夏日」は東京で1回、
35度超の「猛暑日」はまだ0回。

これまでの7月の平均気温は、
昨年に比べて東京で6度低い。

大暑といっても、
まだ小暑が続いている。

前年踏襲の商売は、
絶対にうまくいかない。

その異常気象の中で昨日、
吉本興業の岡本昭彦社長が記者会見。
途中10分の休憩をはさんで、
5時間半に及ぶ長時間の質疑応答。

雑誌「AERA」の電子版AERA Dotなど、
吉本興業・岡本社長会見【全文】を掲載。

暇な人は読んでみてください。

新聞各紙の巻頭コラムも、
さまざまな見解を示した。

全国紙では、
毎日新聞の「余禄」

「”しゃべくり漫才”の元祖・花菱アチャコにも
吉本興業での闇営業があった」

「遊芸(ゆうげい)稼(かせぎ)人(にん)」
戦前の芸人の鑑札(かんさつ)名。

「鑑札」とは、営業に対して、
役所から与えられる許可証。
その名称が「遊芸稼人」。

アチャコは、
山口県の百貨店が開催した公演に出たが、
警察の鑑札検査が入って、
闇営業がばれた。

帰阪後は「謹慎」となった。
吉本興業にとって謹慎は日常茶飯事だ。

「興行界と暴力団の結びつきが
強かった時代の話」

創業者は吉本せい。
朝ドラ「わろてんか」のモデル。

二代目社長はその弟の林庄之助。
アチャコ・エンタツを育てた人で、
山口組の田岡一雄組長と親しかった。

余禄。
「一連の騒ぎで分かったのは、
所属芸人の扱いにおいてアチャコの時代と
さして変わらぬ会社の体質だ」

「所属芸人の”遊芸稼人”扱いは、
もうこれまでにした方がいい」

常識的な結論だ。

産経新聞「産経抄」

「所属する芸人までもが、テレビ番組で
“おぞましい会社”と言い切り、
上層部の退陣を訴えていた」

「誰もが、いつでも笑顔や笑い声を
もてる社会の実現を目指す」

「こんな経営理念を掲げる”笑いの王国”に、
笑顔が戻ってくるのはいつの日か」

産経抄のコラムは無責任に静観した。

北海道新聞の「卓上四季」

「大映」の看板女優・山本富士子の事件。

映画大手5社は、互いに協定を結んでいた。
自社専属のスターを、
「貸さない・借りない・引き抜かない」

一種のカルテルだ。

大映は「5社協定」をもとに、
フリー宣言した山本富士子を、
映画界から締め出したばかりでなく、
舞台への出演まで妨害した。

「売り出してやった恩を忘れ、
会社に弓引く者は”村八分”という
理不尽がまかり通ったのである」

ジャニーズ事務所も、
公正取引委員会から注意を受けた。

「山本さんが追放された時、
映画界は傾きつつあった。
多くのスターを抱えて5社協定を主導した
大映の倒産は、その8年後のことだ」

北國新聞「時鐘」

「お前らクビや」がヤリ玉に上がると、
ドキッとする。

コラムニストも言われたし、言った。

「善意や思いやりのある叱責、
奮起を促す言葉も、相手次第では、
嫌がらせになる」

パワハラの本質だ。

「褒めて伸ばす教育や人材育成の手引が、
書店で目に付く。
叱るより褒める風潮。
だが、厳しさ抜きの接し方で
いいのだろうか」

こちらは教育論に置き換えた。

日経新聞は、
編集委員の中村直文さん。
「吉本興業、残念なワンマン大崎体制のひずみ」

「過去10年以上にわたり、
実力者として君臨した大崎洋会長の
功罪を検証してみた」

「22日の岡本昭彦社長の会見はひどかった。
記者の質問に対して
回りくどい表現を並べ立てる」

「大崎氏が強すぎて
忖度経営になったのだろうか」

「岡本社長、そして藤原寛副社長も
ダウンタウンのマネジャー出身と
気心の知れた後輩だ」

「上司には有能にみえても
所属タレントに
まともに接することができず
まともな会見もできない社長を就けたのは
“ワンマンの弊害”と言われても致し方ない」

組織問題として斬った。

では私の見解は?

日曜日のブログで書いた。
ビートたけしの「猿回しの”猿”芸人論」

私が見たいのは、
突出した天才の芸人の芸だ。

花菱アチャコも、
山本富士子も、
横山やすしも、
ビートたけしも。

チャップリンもエノケンも。

たけし。
「そういうことを全部忘れて、
明るく、くだらねえなぁって
いうことが芸なんだから」

それを組織にしたり、
大会社にしたり、
テレビ局を牛耳ったり。
ついでにパワハラしたり。

それではフツーの会社と同じだ。
突出した天才は出現しにくい。

吉本の危機の本質は、
このパラドックスにある。

さて、今日は、東京・大手町へ。IMG_91829

駅前の高層ビル。
IMG_91699

通称「新丸ビル」、
新丸の内ビルディング。
IMG_91709

右手に丸の内OAZO。IMG_91819

江戸時代は熊本藩細川家の屋敷、
その後、明治から旧国鉄本社。
2004年に商業集積としてオープン。
IMG_91759

とはいっても、それほどのものではない。IMG_91769

丸善。
私はときどき訪れる。IMG_91749

入り口を入ると、
見事なくらいのエンド陳列。IMG_91719

これもスーパーマーケットのエンド。IMG_91729

エンドから続く陳列棚も、
単品大量。
IMG_91739
かつて書店の棚は、
「図書館方式」だった。
「1品1フェース」が鉄則だった。

それがエンドは「エンド陳列」に変わった。

Amazonに対抗するには、
リアル店舗のボリューム訴求。

もちろん本は再販制度の商品だから、
ディスカウントはできない。

一方、取材班は、
神奈川県の三浦半島へ。

ベイシアの神奈川進出一号「三浦店」。
DSCN76219

三浦店副店長の松村拓磨さん(右)と、
広報部広報グループマネジャーの田中悠里さん。DSCN76359
ありがとうございました。

図書館方式が変わって、
スーパーマーケットのエンドになる。

芸人社会も近代化され、
コンプライアンスを遵守する。

変わることはいいけれど、
変わらないものもいい。

しかし私は相変わらず、
図書館方式の書店が好きだ。

毎日のようにアマゾンで買うし、
そんな書店は潰れていってしまうけれど。

〈結城義晴〉

2019年07月22日(月曜日)

参議院選与党勝利で消費増税と軽減税率導入確定!!

Everybody! Good Monday!
[2019vol29]

2019年第30週、7月第4週。

令和最初の国政選挙が終わった。
なんとも凡庸な参議院議員選挙で、
確定投票率は48.80%。

50%を割り込むのは24年ぶりの二度目だ。
その史上最低の投票率は1995年のことで、
その時は44.52%だった。

この時には選挙後に、
「参院無用論」が取り沙汰された。

日本は二院制の立法制度を採用している。
その参議院選挙制度は、
比例代表選挙と選挙区選挙の併用型だ。
そして前者は「非拘束名簿式比例代表制」で
有権者は、政党名か候補者個人名の、
どちらかに投票する。

この制度自体、参議院の主旨から、
ずれていると私は思う。

前回参院選の2016年の投票率は54.70%で、
そこからも5.90ポイント低下した。

しかし期日前投票者数は、
1706万人で過去最高。
全有権者の約16%がこの制度を活用した。

もっともっと期日前投票は増える。
小売りサービス業の人たちが、
それを担う。

さて、与党の勝利で終わった選挙。

最悪を覚悟して、
最善を尽くせ。

10月の消費増税は実行されるし、
矛盾だらけの軽減税率や、
中小企業へのポイント還元援助なども、
確実に実施されるだろう。

軽減税率などに関しては、
選挙戦ではあまり、
論議されなかったように思う。

残念なことだが、
小売りサービス業は、
またしても軽んじられた。

夏のお盆商戦、
そのあとの駆け込み需要、
そして増税後の冷え込み、
それから年末商戦まで。

令和初の秋は無呼吸泳法だ。

今日は㈱紀文食品の堀内慎也さん。
事業企画室正月ユニット部部長。
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9月3日・4日の両日に開催されるのが、
紀文正月フォーラム。
業界の風物詩。
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そのフォーラムの内容と、
紀文からの提案についての打ち合わせ。

実に有益な提案となります。
楽しみにしてご参加ください。

堀内さんも登壇するし、
もちろん私も講義する。

秋から年末年始までの、
営業政策とマーケティング施策、
お手伝いします。

さて、商人舎米国specialコース。
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ワシントンDCからニューヨークへ。
「Amtrak」の鉄道の旅。
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私も久しぶり。
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ワシントンDCでは、
パブリックスとウェグマンズ、
さらにホールフーズ、
トレーダー・ジョーの闘い。

ニューヨークでは、
ドイツから入ったリドルとアルディ。
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Amazon Goとイータリー。
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いま、もっともホットなエリアで、
必須の企業と店舗を勉強します。

ぜひ、ご参加ください。

今週の結城義晴。
月刊商人舎8月号の取材連発。
あっちこっち走り回る。

それは大好きだ。

今週末には、続々と、
新店オープンがある。

商人舎流通SuperNews。
イズミnews|
ゆめマート青山店(福岡・606坪)7/26出店、第2種医薬品販売
izumi_yumemartaoyama
ヤオコーnews|

ヤオコー東松山シルピア店(563坪・年商16億円)7/26出店
ヨークベニマルnews|
593坪・13億円目標のヨークベニマル東海店7/26出店
イオンリテールnews|
イオンスタイル新井宿駅前(埼玉県・292坪)7/25出店
ライフnews|
ライフ本一色店(東京都江戸川区・374坪・18.5億円)7/24出店
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ドンキnews|
ピアゴ業態転換・愛知「太田川店」&群馬「藤岡店」7/30同日開業
donki_20190718_01
バローnews|

大阪市内3店目「スーパーマーケットバロー淡路店」7/19出店
イズミヤnews|
デイリーカナートイズミヤ橿原神宮前店8/1刷新、農産拡大
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7月の新店・改装店Newsも、
こんなにある。

ユニクロnews|
’19年秋インド進出、デリー首都圏商業施設に3店舗出店
マックスバリュ東北news|
青森県八戸市「マックスバリュ八戸城下店」改装
マックスバリュ南東北news|
ザ・ビッグエクスプレス島店(郡山市・288坪)出店
マックスバリュ北海道news|
グルメシティ跡地に「マックスバリュ深堀店」開店
ラルズnews|
31年目改装でラルズ当別店がスーパーアークスへ業態転換
カインズnews|
レイアウト変更&ペットコーナー充実「カインズ磐田店」改装
ヤマナカnews|
フレスポ春日井にヤマナカ追進店(574坪・目標14億円)出店
ドンキnews|
ピアゴ業態転換「MEGAドン・キホーテUNY勝幡店」7/16開設
コープさっぽろnews|
200坪・バス待合スペース併設「しりうち店」7/12出店
ニトリnews|
175坪「デコホーム ベルモール宇都宮店」7/12オープン
成城石井news|
ワインバー「Le Bar a Vin 52」旗艦店、渋谷マークシティ出店
ヨークベニマルnews|
748坪・年商18億円目指す取手戸頭店7/12出店
イオンモールnews|
むさし村山第2期改装/食のコンセプトゾーン開設
天満屋ストアnews|
ハピーズ郡家店(鳥取県・637坪)7/11刷新、ダイソー誘致
イトーヨーカ堂news|
イトーヨーカドー丸大新潟店7/12食品フロア刷新
マックスバリュ北海道news|
MV赤平店100均導入&イートイン増設で刷新

梅雨明けを機に新店開設。
いまや既存店だけでは、
伸びることができない。

それが7月末に集中する。

できるだけ現場に行く。
できるだけ現物を見る。
できるだけ現実を知る。

それが結城義晴の流儀です。

では、みなさん、今週も、
現場、現物、現実で、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2019年07月21日(日曜日)

ビートたけしの「猿回しの”猿”芸人論」と「嘘が自由を奪う」

令和最初の国政選挙。
第25回参議院議員選挙。

与党圧勝。
野党惨敗。

「勝利とは、
自ら勝ち取るものではない。
相手に恵んでもらうものである」
(塩野七生著「ローマ人の物語」より)
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時事通信調査では、
投票率は48.11%程度という推定。

期日前投票は、
参議院選では過去最多だった。
1706万2771人に上った。
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しかし戦後2度目の50%割れ。
1995年参院選の44.52%に次ぐ低さ。
村山富市内閣のときだ。

あの時と同じように、
だから組織票の公明党が勝利した。

投票率の低調ぶりは、
国民の敗北ということになる。

ああ。

一方、吉本劇場。
宮迫博之と田村亮の謝罪会見。
吉本興業の芸人の「闇営業」問題。

ビートたけしの発言。
TBSの番組。
「新・情報7daysニュースキャスター」

秀逸の「芸人論」。
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「猿回しと同じで、
おれらは猿なんだ。
芸人だから」

「“女衒”というかね。
“人買い”なんだよ、
事務所は、要するに。
でね、猿は猿回しが使っている。
その猿が人を噛んだからといったって、
猿に謝れって言ったってダメなの。
飼っているやつが謝るの」

猿回しは吉本の岡本昭彦社長。
猿が宮迫や亮だ。

「それで、芸人がリスクを負って、
こういう姿を見せれば、
あん時の、
涙を流して記者会見したやつの芸を
誰が見て笑うんだよってなる」

「これはやらせたくないんだよ。
これをやってくれるなって思うわけ」

たけしは本当に悲しそうだ。
私も同感だ。

あれは見たくなかった。

「芸事っていうのは、
人を笑わせるっていうことは、
そういうことを全部忘れて、
明るく、くだらねえなぁって
いうことが芸なんだから」

これはたけしの矜持。

「それを、
やってしまわないといけないようにした、
事務所がおかしいって」

吉本興業はもう、
毒のない芸能の提供者となる。
毒のない芸ほど面白くないものはない。

「何回も言うけど、
お笑いにとってこんな恥ずかしい姿、
見せて欲しくないのよ」

「おれはもう逆にケガしても何しても
出ていったけど」

「”ほら、こんな醜い姿が見たいんだろ、
見してやらあ”って
腹を決めて出ていったけど」

「これは腹決めてないじゃない、
かわいそうだよ、
こんなことさせたら」

ビートたけし独特の芸人の在り方。

「本当のことを言うと、
お笑い芸人に社会性とか
すごい安定したことを望む社会が
ちょっと変だよ」

「おれらはそれが嫌で
やっているんだから」

「だから、品行方正さを
漫才芸人に求めちゃだめ」

横山やすしがそれだった。

「じゃあ品行方正なタレントが
いいのかって言ったら、
“最近つまんねえ”って
平気で言うんだから、
見ているやつは」

「片一方で
立派な社会人を求めているくせに、
芸に対しては危険度がなくなった、
つまんねえ、なんて平気で言うんだから。
どっちなんだよ一体って」

「おれらは
綱渡りをしていかなきゃいけないから、
大変なんだって――」

たけしは厳しい。
芸人であることに。

「社畜」は安土敏さんの造語だが、
今回、宮迫らはそれを求められた。

猿回しの猿の芸人が、
社畜となるのは、
もっとみじめだし、
悲しいことだ。

今日も「ほぼ日」の糸井重里。
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「嘘をつきとおすことは、
ほんとうにむつかしい」

「いや、ひょっとしたら
嘘をつきとおすことなど、
簡単だと思っている人も
いるかもしれないけれど、
ぼくは、人間には
むつかしいものだと考えている」

糸井流に言えば「名作古典の領域」の理由。

「ひとつ嘘をつくと、
その嘘をほんとうに見せるために、
また別の嘘をつかなくてはならなくなる。
そして、後からついた嘘を、
またごまかすために
別の新しい嘘をつかないといけなくなる。
やがて、いくつもの嘘が絡まりあって、
どうやって嘘がばれないようにするか
ということばかり考えているような生き方を
強いられてしまうようになる。」

この古典的ロジックに対して、
糸井のレトリック。

「倫理としてではなく、
ぼくなりのまとめ方をするならば、
嘘をつくことは、
じぶんの”自由”を失わせるということだ」

宮迫も亮も、
自由を奪われていた。

「じぶんの損得や、
気の弱さやらでつく嘘もある。
人を陥れようとつく嘘もあるし、
武器としての嘘もある。
そして、緊急避難的に、
つかざるを得ない嘘だってある」

「できそうもないことだけれど、
一切の嘘を禁じられたら、
人間社会は崩壊してしまうかもしれない」

「人の生きている場は、どんな時代でも、
“ホントと嘘とどちらでもないもの”で
できているから」

「嘘をついてしまったり、
結果的に嘘になるようなことをしてしまうと
そのせいで、どうしたって、
自由が小さくなる」

「どこで、どんなふうに嘘をついたのかを、
あきらかにして謝ると、
罰を受けるかもしれないけれど、
嘘をついて失っていた自由は取り戻せる」

宮迫も亮も自由を取り戻した。

「嘘をつかないことでの
めんどくささは
自由へのコストだ」

「それは、ずいぶん高いんだけど、
払ったほうがいい」

宮迫も亮も、
契約解除よりも、
自由を選んだ。

しかし、たけしに言わせれば、
芸人としての矜持を失った。

糸井。
「倫理として語られることを、
そうでなく説明できたらなぁ」

素晴らしい。

芸人を倫理で語ってはいけない。
しかし政治家は倫理で測らねばならない。

その倫理がますます薄れたのが、
不気味な令和初の国政選挙だった。

〈結城義晴〉

2019年07月20日(土曜日)

選挙に行こう! 投票しよう! 「最後は消去法です」

第25回参議院議員選挙。

選挙に行こう!
投票しよう!

小売業・サービス業に従事する人は、
明日の日曜日の投票日に、
店を開けて、仕事する。

だから投票に行きにくい。
しかしそんな多くの人たちが投票したら、
世の中は変わる。

私はいつも、そう考える。

だから小売りサービス業の人々に訴える。
選挙に行こう!
投票しよう!

そのために選挙に関心をもとう。
選挙結果に、執着しよう。

ポリティカル・マーチャントになろう。
政治的な商人。

インド独立の父マハトマ・ガンジー。
「未来は我々が今、
何をなすかにかかっている」

ニュースキャスターの池上彰さん、
テレビの番組で語っていた。

若い女性が言う。
「だれに投票したらいいか、
わかんな~い」

「ならば消去法です」

その通り。

消去法で、
「これは論外、この人はダメ」と、
消していって、
最後に残った誰かに入れる。

「これを繰り返せば、
少しずつ良くなっていく」

選挙も仕事と同じです。
すぐに効果が出ることなど、
ほとんどない。

ひとつずつ、
すこしずつ、
いっぽずつ。

投票すること自体が、
自分を磨くことだ。

ひとつずつ、
すこしずつ、
いっぽずつ。

国を磨き、
会社を磨き、
店を磨き、
商品を磨き、
そして自分を磨こう。

夕方、暗くなって、
東横線の大倉山駅。

高架線路の下に東急ストアがある。IMG_91389

大倉山商店街も、
どんどん変わっていく。

昔ながらの地元の店が姿を消し、
おなじみのチェーン店の店が増える。
スターバックスや魚民、
まいばすけっとが出た。IMG_91399

そしてこのポスター掲示板。
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期日前投票は、
港北区総合庁舎で。IMG_91429

看板が出ている。
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そして夜間入り口。IMG_91469

久しぶりに、選挙にGo!の、
Go! Go! ポーズ。
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期日前投票3階。
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ここを曲がった部屋。IMG_91499

結構、続々と投票に来る。
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期日前投票が普及してきた。
本当にいいことだ。

投票は「消去法」。
今回の参議院選挙は、
特に「消去法」。

「ほぼ日刊イトイ新聞」
糸井重里の巻頭エッセー。
「今日のダーリン」
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「あなたがするようには、
わたしはしない。」

「行きたい先は同じだとしても、
あなたのような方法では、行かない」
こういうことがいくらでもある。

「わたしがするようには、
あなたはしない。」
これもある。

「やりたいことが同じだとしても、
わたしのような方法では、
あなたはしない」

「行き方、やり方、というのは、
目的と同じように
とても大事なことだと思う」

同感だ。

「店は客のためにある」――
そのことは同じでも、
どのように客のためにあるか、
それをどのように達成するか、
これは様々だ。

チェーンストア産業をつくる。
目的は同じでも、
どんなチェーンストアか、
どのようにつくるか、
それは様々だ。

そこで糸井の問題提起。
「目的のためには
手段は選ばなくていいのか?」

「目的と手段のこと」

「いまごろになって、
こう言ってもいいのではないかと
思うようになった」

「手段は目的に含まれている、よ」と。

鋭い。

「たとえば、崇高な目的のために
汚い手段を使うとしたら、
その目的は崇高でもなんでもなく、
汚いのではないか」

正義感。

「たくさんの嘘をついて、
相手の”悪”を倒すという人は、
倒した後にも、だれにでも
嘘をつき続けるのではないか」

「きっと、そうは言いきれない場合も
あるのだろう。
見方によっては、
やむえない例外もあるのだろう。
そう思う人がいるかぎり、
そう言わざるを得ない」

「きっと歴史は、そうやって、
繰り返されてきたのだから」

「でもね、ぼくは
“手段は目的に含まれている”と、
そう思ってこの先も生きることにする」

「MEチェーン」という考え方がある。
故細谷泰雄先生の持論。

MはMeans、
EはEnd。

Mは原因、Eは結果。
Mは手段、Eは目的。

MとEは鎖のようにつながっていく。
MがEのもととなり、
またそのEがMとなって、
次のEを導く。

ヘーゲルの弁証法も、
この考え方を展開したものだ。

糸井重里が言うことも同じ。
「手段は目的に含まれている」

MはEに包含されている。

糸井。
「”あなたがするようには、
わたしはしない。”ということは、
実はけっこうたくさんあると思うのだ」

同感。

「だってね、ちがうんだもの、
あなたとわたしはね」

「同じでないあなたとわたしが、
共にいられますように」

選挙で投票する行為は、
違うあなたを選ぶことだ。
スターのファンでいることとは、
その意味で全く違う。

誰かを選ばなければならない。
今の時点で、ベターだと思う誰かを。

糸井の最後の述懐。
「あいつ、いなければいいのに
と思うことも、ありますとも!」

選挙に行こう!
投票しよう!

〈結城義晴〉

2019年07月19日(金曜日)

ASKUL岩田彰一郎「できる男は疎まれる」と万代知識商人大学合宿

「できる男は疎(うと)まれる」
これ、結城義晴の言葉。

岩田彰一郎アスクル㈱CEO。 askul_iwata_20190710_02
アスクルとヤフー㈱の件、
岩田さんが都内で記者会見を開いた。

「日経ビジネス」でも、
緊急インタビューに答えた。
「ソフトバンク子会社化でヤフー変質」

「支配株主であるヤフー社と締結した
業務資本提携契約の実効性が
損なわれようとしている」

私は言い続けている。

頑張れ、岩田。
負けるな、アスクル。

そこでヤフーもコメントを発した。
「当社から社長を派遣するつもりはない」

保有するアスクル株も、
「譲渡する予定はない」

そしてLOHACOに関しては、
前言を翻して、
「アスクルのもとで運営していくことが
最良だと判断している」

ヤフーが求めているのは結局、
岩田彰一郎CEOの退任だけ、
ということになる。

それにプラス㈱社長の今泉公二さんも、
賛同している。

今泉さんは、
岩田さんの慶應義塾大学の先輩だ。
今泉さんから誘われて、
岩田さんはライオンを辞めた。
そしてプラスに身を投じて、
アスクルを興した。

私は思う。
「できる男は疎まれる」

朝日新聞「折々のことば」
第1525回。

いやいやながらでも
座席をずらして
シェアすることが、

ぼくたちのもともとの
経済のすがた
なんじゃないかな。

(辻信一対話録『「雑」の思想』から)

「経済は取りあいだけでなく、
分けあいでもある」

「満員のバスに
また一人乗り込んできたら、
みな”しょうがねぇな”と
舌打ちしつつも少しずつ詰める。
この譲りあいや再分配と
市場交換のバランスが経済なのだ」

英語の「share」には、
「占有率」や「占拠率」と、
「分有」(ひとつのものを分けること)の、
ふたつの意味がある。

LOHACOは分有すべきだろう。

どっちが支配するのしないのと、
争っている時ではない。
eコマース業界のスピードを知れ。

商人舎流通SuperNews。
アマゾンnews|
「プライムデー2019」過去最高の注文数とプライム会員数
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一昨日から、大阪の北港。
ロッジ舞洲。
DSCN73449

万代知識商人大学第4期。
「マーケティングマネジメント」の講義。
この講座だけ2日間の合宿。DSCN74439

朝一番で、2人のスピーチ。
前回の講義から学んだこと。

東本明さん。
ドライグロサリー部SVリーダー。DSCN74449

先月の講義から学んで、
スーパーバイジングの仕事を改善した。
そのことを報告してくれた。DSCN74469

もう一人は、玉田智也さん。
畜産部SV。
DSCN74479

彩都センターができて、
畜産のオペレーションも変わった。
そのオペレーションシステム改革を、
ていねいに報告した。

この企業内大学の成果が、
すぐにも出ている。DSCN74499
しかし大学の本当の意味は、
「すぐに役立たないこと」にある。

報告のあとは結城義晴。
マーケティングマネジメントに関して、
いちばん大事なこと。
昨日の講義を復習しながら、
強調した。
DSCN74509

「マーケティングは
一日あれば学べる。

しかし、使いこなすには
一生かかる」 

(フィリップ・コトラー)

万代大学では2日かけて学ぶ。
しかし使いこなすには一生かかる。DSCN74569

そして今日は万代の取締役が、
それぞれの領域で、
マーケティングを披露する。

まず芝純専務取締役。
万代の商品部と店舗運営部を統括する。
つまり営業本部長の役割を担う。DSCN74599

本年度のテーマは、
「不易流行」

営業方針はマーケティング方針である。
万代の今年の商売の考え方を、
具体的な事例を交えて、
実にわかりやすく語ってくれた。

そのあとで、生鮮食品と惣菜の、
マーケティングについて、
これも事例を交えた講義。DSCN74629

いつもながらいい講義でした。
ありがとう。
DSCN74649

芝さんのあとは、
中筋浩二さん。
取締役ドライデイリー担当。DSCN74669

この万代大学では、
万代の役員が講義する。
企業内大学はこれでなければいけない。
そしてこの取締役の講義が、
とてもいい。
DSCN7469-1

中筋さんは、
マーケティング視点の商品政策を、
詳細なスライドを使って、
緻密に解説してくれた。
それらを余すことなく吸収しようと、
皆、必死にメモを取る。DSCN7472-1

中筋さんは10年ほど、
デーモンワールドワイドに所属して、
プライベートブランド開発を、
自ら体験した。

その背景があるものだから、
マーケティングの本質をついていて、
優れた講義だった。
DSCN7475-1

最後は古谷潔さん。
取締役店舗運営部門担当。

「店舗運営部の方針」を講義した。DSCN7476-1

一人ひとりに質問をしながら、
講義を進める。

店舗運営にも、
もちろんマーケティングは必須である。
顧客への対応、地域への対応、
「売り手良し、買い手良し、世間良し」
この「三方良し」を実現させねばならないからだ。DSCN7478-1

古谷さんにも感謝。DSCN7482-1

芝さん、中筋さん、古谷さんの講義は、
それぞれに熱が入って1時間ほど押した。
それだけ充実した内容だった。

昼食はハンバーグ。
寛げるひとときだ。DSCN7483-1

午後の講義は、再び、
結城義晴。
DSCN7485-1
今回のマーケティングマネジメントで、
全プログラムの半分を終える。

今日の講義終了後には、
受講生一人2分のスピーチタイムがある。
そこで、午後いちばんで、
まずスピーチの方法論を解説。DSCN7486-1

スピーチは「説得」だ。
そこでアリストテレスの「レトリック」。
修辞学・弁論術。
これが欧米の常識。

欠かせない要素は3つある。
ロゴス、エトス、パトス。

ロゴスは論理。
エトスは倫理。
そしてパトスは感情。

この3つを聞き手にどう伝えるか。
スピーチの極意はここにある。DSCN7493-1
スピーチについての講義も、
話し始めたら止まらない。

「わかりやすさ」が第一。
そのために論理的であること。
序論・本論・結論の構成になること、
起承転結でもよろしい。

何よりも熱意を込めて、
相手の目を見て話すこと。

その後、最後の講義は、
サービスマーケティング。DSCN7495-1
関西ダントツを目指すには、
売上高シェアがダントツというだけではいけない。
サービスレベルも断トツを実現させよ。

サービスの本質、
企業が提供する4つの要素、
さらに顧客ロイヤルティを
高めるための仕組みづくり、
間接部門のサービス、
ホッケースティックの法則など、
必須の項目を90分ほど講義した。

最後の講義のあとは、
いよいよ全員の2分間スピーチ。DSCN7497-1

テーマ。
DSCN7500-1

スピーチのストーリーを、
それぞれ20分ほど熟考。DSCN7501-1

2分間で簡潔にスピーチすることは、
結構難しい。
DSCN7504-1

だからそれぞれにメモを書いて、
ストーリーを組み立てる。DSCN7505-1

トップバッターは川嶋敏宏級長。
3分を超えるスピーチ。DSCN7506-1

2分を過ぎると、時計の音が鳴り、
事務局が手を挙げて合図する。DSCN7519-1

次々に前に出てスピーチする。

自分の現場の問題点を、
カレッジで学んだ手法で解決する。

そうしたスピーチが多かった。
DSCN7530-1

それぞれに個性のあるスピーチを、
私も後方で聞いていた。DSCN7574-1

女性たちも堂々としたものだ。DSCN7596-1

皆、真剣な顔で聞き入る。
DSCN7600-1

部下やパートナー社員との接し方に、
ヒューマンリソースの講義が役立った。DSCN7597-1

全員のスピーチを終えて、
最後に津田睦人事部マネジャーと、
結城義晴が講評。
DSCN7612-1

4期生はおとなしい。
それがこれまでの評価だった。

しかし一人ひとりがスピーチすると、
しっかりしている。

全員が将来の幹部候補生だ。

あとは第4期生のチームワークが必要だ。
個人を磨くとともに、
チームで立ち向かうこと。
それを求めた。

さらに最後に、
ソシオテクニカルシステム論。
故杉山昭次郎先生の持論。
商人舎最高顧問。

企業体には社会的組織的システムと、
技術的システムがある。
組織をソシオシステムといい、
技術をテクニカルシステムという。

Human Resource Managementによって
ソシオシステムに変化が起こると、
それはテクニカルシステムを変容させる。

Marketing Managementによって、
技術システムに改善がもたらされると、
社会システムがまた変容する。

ヒューマンリソースマネジメントと、
マーケティングマネジメントは、
このソシオシステムの密接な関係にある。DSCN7614-1

2日間の合宿講義。
17時半にすべて終了。
DSCN7616-1
ありがとうございました。

「できる男は疎まれる」
しかし、だからこそ、
その、できる男、
できる女になれ。

〈結城義晴〉

2019年07月18日(木曜日)

万代知識商人大学の「Marketingを使いこなすには一生かかる」  

台風5号。

沖縄・奄美に接近し、
日本列島全域に大雨を降らせた。

東海道新幹線は、
名古屋と米原の間が不通。

地震列島、台風列島。

私たちはこの日本列島で、
辛抱強く生きていかねばならない。

北海道新聞の巻頭言「卓上四季」
硬派のコラム。

タイトルは「国へ帰れ」

「移民を受け入れ、
多様性を尊重することで
活力を維持してきた国の
リーダーでありながら、
国内の分断をあおる」

ドナルド・トランプのことだ。

「野党民主党の非白人女性議員4氏に対し、
“国に帰ったらどうか”
“米国が嫌いなら出て行って構わない”
などと非難」

「差別的と批判されても、
トランプ氏の口は減らない」

民主主義大国の大統領が、
こんな差別的発言をする。

信じられない時代だ。

この問題発言に関しても、
「多くの人はとても好んでいる」と、
平然と言い放つ。

「むしろ白人保守層の支持固めになる」

コラム。
「人種をめぐる動揺の続く米国社会である。
憎しみを糧に増殖する
人種差別という怪物が、
何かの拍子に暴走する事態を
危惧せざるを得ない」

同感だ。

「日本も無縁とは言えまい。
“国へ帰れ””出て行け”は、
在日韓国・朝鮮人に対する
ヘイトスピーチの常套句だ」

つまりトランプ発言は、
ヘイトスピーチということになる。

「権力者の無思慮な言動が、
モラルを蝕むのも米国に限らない」

以て自戒とすべし。

「異常さを異常と感じなくなった時、
社会は既に病んでいる」

この「異常さを異常と感じない列島」は、
地震列島や台風列島と同じくらいに、
私たちの将来に重くのしかかる。

さて昨日から、
大阪市の北港にある ロッジ舞洲。

その会議室Dで今日から2日間、
万代知識商人大学の合宿講義。

2日間かけて学ぶのは、
マーケティングマネジメント。

津田睦さんが2日間の、
講義についてガイダンス。
㈱万代人事部マネジャー。
DSCN7365-1

そして講義のスタート。DSCN7367-1

午前中の3時間は、
結城義晴の講義。

最初に月刊商人舎2018年10月号。
「嘘つき!?」マーケティング
定量デジタルデータ偏重の風潮に物申す!!9bd2fad8293a7760d46763f58363c11d-448x645

そのうえで、
マーケティングとは何か。
マーケティングの始まりと、
時代ごとの定義、
コンセプトの変遷。

ここにマーケティングの本質がある。

マーケティングリサーチ、
STPマ―ケティング、4Pと4C。
おなじみのマーケティングの考え方を、
わかりやすく、ていねいに、
ゆっくりと講義する。DSCN7369-1
これらを理解し、
使うことができるようになると、
マーケティングの論理展開が可能となり、
マーケティング体質が醸成される。

フィリップ・コトラーの著作、
「マーケティングマネジメント」は、
どんなときにも講義の核になる。DSCN7372-1

コトラーは三者の利益と利害を説く。
「組織体・顧客・社会」。

これは「近江商人の三方良し」に通じる。
DSCN73769
いつもの万代会議棟とは異なって、
大阪湾が見えるロッジ舞洲の会場で、
缶詰形式の講義。

集中できる。
DSCN7374-1

午前中の最後の講座は、
リレーションシップ・マーケティング。
FSPやCRMについて、
その根本的なところを解き明かす。

FSPは、
フリークエントショッパーズプログラム。
CRMは、
カスタマー・リレーションシップ・マネジメント。

これが午後の講義につながっていく。DSCN7380-1

昼食は1階のレストラン。
DSCN7381-1

メニューはとんかつのトマトソース添え。
洒落たとんかつだ。DSCN7382-1

午後の2講義は、
㈱TRUE DATAの情報活用についての講義。

万代との取り組みを中心に、
2部構成で二人が講義してくれる。DSCN7386-1

第1部は、越尾由紀さんが担当。
執行役員リテールマーケティング部兼アナリティクス・ソリューション部部長。
テーマは「小売・流通業を取り巻く情報活用の動向」DSCN7388-1

ビッグデータを活用した
デジタルトランスフォーメーションの重要性と、
ID-POSデータの活用などを、
具体的な事例を交えて講義してくれた。DSCN7390-1

第2部は、山﨑貞政さん。
アナリティクス・ソリューション部シニアアナリスト。
万代でも少しずつ、
ポイントカードの活用が進められている。

得られたデータを使って、
万代の顧客像を分析したり、
顧客ランクを考察したりする。

山﨑さんは、
実験店舗での最新の取り組みを、
クイズを交えながら解説してくれた。DSCN7394-1

データマーケティングの近未来が見える、
いい講義だった。
DSCN7397-1

実験店舗の店長が受講生にいた。

取り組んだ成果と感想を、
発表してくれた。
DSCN7400.-1

私はTRUE DATAの社外役員を務めている。
それもあって毎回講義をしてもらう。
越尾さんと山﨑さんに感謝。DSCN7407-1

加藤徹さんも、わざわざ、
二人の講義を聞きに来てくれた。
㈱万代リテールホールディングス社長で、
㈱万代油脂工業社長。
DSCN7412-1

加藤さんの勉強熱心なところは、
いつも変わらない。DSCN7413-1

最後の講義は結城義晴が2時間。
マーケティングリサーチ手法、
競争戦略とマーケティングのSTPなど、
実践的な講義となった。DSCN7416-1

朝9時から午後5時半まで、
1日目のマーケティングマネジメントの講義。
理論から実践的な手法まで、
1日をかけて学んだ。
DSCN7418-1

最後は、阿部秀行社長が
4期生に向けてメッセージ。DSCN7422-1

阿部さんはいつも、
学んだことを実務に活かせと強調する。
私もそれを4期生に期待したい。DSCN7425-1

最後は、二人で腕を組んで。DSCN7427-1

講義が終わると、
ロッジにあるBBQフィールドに移動。
北港も灰色の海。
雲も垂れ込めて、夕陽は拝めない。
IMG_90849

ここで万代の取締役も、
全員参集して懇親会。
IMG_90739

あいにくの雨模様。
それでもBBQが始まると、
雨は小降りになってきた。  IMG_90809

食材は牛肉、鶏肉、エビ、イカ、アワビ、鮎。
豪勢だ。
IMG_90869

早速、焼き始める。

阿部社長が魚介、
芝純常務取締役が牛肉を担当。
絶妙のコンビネーション。IMG_90799

不破栄副社長もトングをもって、
バーベキューに余念がない。DSCN7429-1

河野竜一さんは、鮮魚出身。
次々に魚をさばいていく。
取締役人事部門担当。DSCN7439-1

松村聡常勤監査役(右)は調味料ふりかけ係(?)DSCN7432-1

どんどん食材を焼いていく。
DSCN7434-1

総勢40名ほどでの大BBQ大会。
IMG_90749

川嶋敏宏級長の音頭で、
ノンアルコールビールやソフトドリンクをもって、
乾杯!!
IMG_90909

私も阿部さんと乾杯。
DSCN7441-1

カンパーイ!
IMG_91029

いい笑顔だ。
IMG_90969

中筋浩二取締役を囲んで乾杯。
IMG_90949

吉川英樹取締役(右)もいい笑顔。
IMG_90929

私もみんなとカンパーイ!IMG_91009

焼いて、食べて、
ノンアルコールビールを飲んで、
語らって、あっという間の2時間。

芝さんが中締め。
IMG_91039

大阪締めは中筋さん。
IMG_91329

山口成樹取締役(右)も加わって、
役員の皆さんと。
お疲れ様。IMG_91369
最後にフィリップ・コトラーの言葉。
「マーケティングは
一日あれば学べる。

しかし、使いこなすには
一生かかる」 

同感。

〈結城義晴〉

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コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

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新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

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