結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年06月30日(日曜日)

[日曜漫歩]みなとみらいと自由が丘の「風と雨」

神は、一日目に、
天と地をつくった。
闇の中に光をつくって、
昼と夜を分けた。
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神は、二日目に
空をつくった。

三日目には海と地をつくって、
地に植物を茂らせた。

神は、四日目に、
太陽と月と星をつくり、
五日目に、魚と鳥をつくった。

六日目には、動物をつくり、
この日、神は自分に似せて、
男と女を創造した。
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アダムとイブと名づけた。

そして七日目に神は、休んだ。
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だから日曜日は休息の日。

6月最後の日。

横浜みなとみらい。
ランドマークタワー。
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神のご機嫌が悪いのか、
ひどく風が強い。
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帆船日本丸も、
停泊しつつ大きく揺れる。
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モクモク ワクワク ヨコハマ ヨーヨー。
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1994年、最上壽之制作。
高さ17mのステンレスのうねり。
「たなびく雲」のイメージで、
風の通り道が創造された。
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今日のような風の強い日には、
揺れているかのような錯覚に陥る。

クイーンズスクエアには、
大きな花のハート形のモニュメント。IMG_81559

みなとみらい線と東横線が連結した。
その東横線妙蓮寺駅横の踏切。
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せんろはつづくよ
どこまでも
のをこえやまこえ
たにこえて

はるかなまちまで
ぼくたちの
たのしいたびのゆめ
つないでる
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原曲がある。
アメリカ民謡。

アイルランド移民の工夫たちが、
大陸横断鉄道の建設に従事した。

その過酷な労働を歌った曲。

I’ve been working on the railroad
おいらは線路で働いた
All the livelong day
まるまる一日働いた
I’ve been working on the railroad
おいらは線路で働いた
Just to pass the time away
あっという間に日が暮れた

Don’t you hear the whistle blowing
汽笛が鳴るのが聞こえねぇか
Rise up so early in the morn
朝も早よから起きろとよ
Don’t you hear the captain shouting
親方の怒鳴りも聞こえねぇか
Dinah, blow your horn
「ダイナ、ホーンを吹き鳴らせ」
(訳・未曽 司)

東横線に乗って、
今度は自由が丘へ。

花屋は「MONCEAU FLEURS」
モンソーフルール。
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傘の花が開く。
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傘の花は動く。
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傘の花は軽やかに。
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風が強くても、
雨が降っても、
軽いいでたちで、
日曜漫歩。

神は七日目に休んだ。

〈結城義晴〉

2019年06月29日(土曜日)

「Group of Twenty 大阪宣言」の呉越同舟・同床異夢と「異榻同夢」

11年前の2008年9月、
リーマンショックが起こった。

20カ国・地域首脳会議は、
その年の11月に始まった。
アメリカのワシントンDCで、
14日と15日に開かれた。

この20カ国・地域を、
“Group of Twenty”と呼ぶ。
略してG20。

主要国首脳会議のG7の7カ国。
こちらは”Group of Seven”。
アメリカ、イギリスに、
ドイツ、フランス、イタリア。
そしてカナダと日本。

ここにEUとロシアが加わり、
さらに新興国11カ国が参加する。

中国、韓国、インドネシア、インド、
サウジアラビア、トルコ、
南アフリカ共和国、オーストラリア、
メキシコ、ブラジル、アルゼンチン。

これでG20。

実際にはメンバー20カ国以外に、
招待国や国際機関も加わって、
合計37の国・地域・機関の首脳が集まった。
残念ながら(?)、金正恩はいない。

そのG20大阪サミット。
今日6月29日の午後、
「大阪宣言」が採択されて閉幕。

「自由で公正かつ無差別な
貿易・投資環境を実現し、
開かれた市場を保つために努力する」

「貿易を巡る紛争処理機能を高める」
この世界貿易機関が掲げる、
重要な改革テーマも盛り込まれた。

昨日28日の京都新聞巻頭コラム、
「凡語」

「仲の悪い者同士が
同じ場に居合わせることを
“呉越同舟”という」

「中国の春秋時代、
呉と越の両国は敵対して憎み合い、
呉越は仲の悪い例えとされていた」
それが同じ船に乗る。

しかしもともとの出典の「孫子」では、
意味合いが異なる。

「呉越の人々が舟に乗り合わせ、
大しけで難破しそうになったら
どうするか。
助かりたい一心で、憎しみなど忘れて
一致協力するに違いない」

リーマンショックのときには、
世界経済が難破寸前となった。

だから各国首脳級の緊急会合が、
史上初めて開かれた。

未曽有の危機克服に向け、
本来の「呉越同舟」となった。

しかし呉越同舟はその後、定例化して、
一般に言われる「呉越同舟」となった。

G20には常駐の事務局がない。
毎回、主催国がつかさどる。

そして今回の船頭は、
「やってる感」の安倍晋三日本国首相。
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課題は、立場や利害が複雑に絡みあって、
「一筋縄でいかない難問ばかり」。

そこでコラムの結論は、
「同床異夢」

「同じ床に枕を並べて寝ながら、
それぞれ違った夢を見ること。
転じて、同じ事を行いながら、
考えや思惑が異なること」(大辞泉)

それでも、安倍晋三首相というか、
日本国はよくやったとしておこう。

2年前のG20はドイツの主催。

ハンブルクサミットで、
アンゲラ・ドロテア・メルケル首相は、
「保護主義と闘う」と、
きっぱりと宣言した。

それは見送られた。

「やってる感」の「大阪宣言」は、
やはり、通常の呉越同舟で、
しかも同床異夢だった。

ただし、G20の成果ももちろんあった。
産経新聞の「産経抄」

「厳密なモニタリングを行い検査した結果、
規制対象から外します」
欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長の弁。
ルクセンブルク元首相、
ジャン・クロード・ユンケル。

東電福島第1原発事故に伴って、
日本産食品は輸入規制を受けていた。
それを大幅に緩和することを表明した。

福島県産の大豆や山菜も、
岩手・宮城・群馬・栃木・茨城・千葉の水産物も
受け入れられる。

G20ではなかったけれど、
フィリピンのドゥテルテ大統領も、
福島水産物への輸入停止措置解除を表明。
コンゴのチセケディ大統領も、
日本産食品の輸入規制の全面撤廃を発表。

G20や来年の東京五輪を通じて、
原発事故からの「復興・振興」を訴えたい。

さて、昨日の午前中、
下元康弘さん(中)と丸山英之さんが、
横浜商人舎オフィスに来訪。DSCN96039
下元さんは丸仁商事㈱社長、
丸山さんは常務取締役。

同社は1922年の創業。
高知市に本社を置いて、
砂糖の卸売業を営む。

菊屋㈱という菓子製造業を傘下に持つ。
丸山さんが第一屋製パン㈱の、
営業本部長だったこともあって、
商人舎にあいさつに来てくれた。

みなさんも、どんどん、
横浜商人舎オフィスへ、
おいでください。

商人舎はオープンマインドです。
いつでも扉を開けています。

「同床異夢」には対義語がある。
「異榻同夢」という。
「いとうどうむ」と読む。

「榻」(とう)は腰掛けのこと。

異なる椅子に座っていても、
同じ夢をもっている。

「異なる場所や立場にいても、
同じ意見や主張、価値観やゴールを抱く」

その意味ではG7が、
G20に広がったこの大潮流を、
基本に置きたい。

夢は大勢で見たい。
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わが流通業も、
スーパーマーケット産業も、
「呉越同舟」や「同床異夢」から、
「異榻同夢」に変わらねばならない。

「いとうどうむ」です。

〈結城義晴〉

2019年06月28日(金曜日)

日本スーパーマーケット協会総会と厳然たる「商売の公平性」

今日は午後から東京・有楽町。IMG_81399

一番奥に帝国ホテル。IMG_81409

1999年に発足し、
20周年を迎えたのが、
日本スーパーマーケット協会。
2015年には一般社団法人となった。

その通常総会。

総会の後、記者会見。DSCN96189
川野幸夫会長が、
昨年度の決算と今年度予算、
そして新しい役員人事を説明。
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そのあとで率直に、
現下の情勢に対する見解を語ってくれた。

消費増税、軽減税率の導入、
総額表示の時限立法問題と、
ポイント還元問題。
資本金減資問題。

川野さんにはやや無力感も感じられたが、
それでも厳しい顔つきは変わらなかった。

私も質問した。
経済産業省が主催していて、
ちょうど同じ時間帯に開催されていたが、
「新たなコンビニのあり方検討会」について。
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川野さんは個人的な見解と断ったうえで、
ビジネスの自由度に関して、
政治や行政が関与し過ぎることに、
問題提起した。

今年4月6日の日経新聞社説。
「コンビニ経営に
政府は介入すべきでない」

「消費者向けサービス産業の
労働需給のひっ迫は深刻な問題だが、
政府が民間企業の経営に
口出しするのは見当違いだ」

世耕弘成経産相が、
4月5日にコンビニ各社の経営首脳と会談。
無人レジの導入など具体的な解決策を、
「行動計画に盛り込むよう」求めた。

日経社説。
「これは経産省による経営への介入、
監視ではないか」

経済同友会の小林喜光代表幹事は苦言。
「国家が企業の行動にあまりに
関与するのはいかがなものか」

川野さんの見方もほぼ同じだし、
私も同感だ。

そこで経産省は有識者を集めて、
調査し、議論してもらうという手に出た。
まあ、ここからの報告を、
「受け取らない」ことはないだろうが。

座長は伊藤元重さん。
現在は学習院大学国際社会学部教授。
妥当な人選だ。

ただしメンバーを見ると、
流通の専門家は根本重之さんくらいだろうか。
現在、流通経済研究所理事。

しかしコンビニのあり方を検討するなんて、
鈴木敏文セブン-イレブン前会長が現職なら、
とてもこんなことはなかっただろう。

その意味でも、鈴木さんは偉大な人です。

ざっとレジュメを見るとすぐわかる。
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1店舗当たりの売上高を問題にする。
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コンビニオーナーから見た課題。
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そして今後の進め方。
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これは与党の「選挙対策」のための委員会です。

オーナーとその家族たち、
従業員とその家族たちの、
票を狙っている。

スーパーマーケットに関して、
経営者とその家族の票は少ない。
そして従業員とその家族は、
一応、UAゼンセンが押さえている。
与党には票にならない。

しかしコンビニオーナーは、
票になりやすい。

ああ。

記者会見のあとは、
記念講演会。
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講師は㈱大和総研理事長の中曽宏さん。
テーマは「日本経済の動向」
サブタイトルは、
「消費をめぐる環境と新たな潮流」DSCN96269
私には、
マクロな動静を再整理する意味で、
役に立つところもあったが、
聴衆はみんな寝ていた。

その後、記念パーティー。
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川野幸夫会長が、
消費税にかかわる問題に、
力強く協会の主張を語って、
そのうえで、
政治や行政にもっともっと、
コミットしていくことを宣言した。IMG_80259
消費増税に関する、
中小企業への優遇措置に関しても、
商売やビジネスの公平性の面から、
それが破壊され、大混乱が生じるだろうと、
危うい趨勢に注意を喚起した。

昨年のこの時期に、
「ポリティカル・マーチャント」の特集をした。
もちろん川野さんにもご登場いただいた。

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それから1年。

川野さんご自身は、
ますますPoliticalになってきた。
素晴らしいけれど、
その川野さんの意思が、
なかなか実現しにくい。

協会や産業全体が、
ポリティカルでなければならない。

まだまだです。

川野さんの会長スピーチの後で、
感謝状の贈呈。
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㈱エコス代表取締役会長の平富郎さん。
協会発足以来、副会長の要職を務めたが、
この度、副会長をご引退。

ありがとうございました。IMG_80659

そして平さんのお礼のあいさつ。IMG_81219

平さんはこういったスピーチ、
凄くうまい。感動した。
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その後、来賓あいさつはまず、
吉川貴盛農林水産大臣。
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石川昭政経済産業大臣政務官。
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斎藤鉄夫公明党幹事長。
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乾杯の音頭とスピーチは、
伊藤忠食品㈱社長の岡本均さん。
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農林水産大臣や経産政務官のように、
下を向いて原稿を読んだりせずに、
するりするりと簡潔なあいさつと、
乾杯の発声。
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全員での盛大な乾杯によって、
この協会のパワーを見せつけた気がした。
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私はすぐに清水信次さんのところへ。
この協会の創設者にして名誉会長。
㈱ライフコーポレーション会長。
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㈱平和堂会長の夏原平和さん。
この協会設立時から副会長の要職を担う。
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小濵裕正さん(中)を囲んで、
エコス社長の平邦雄さん(左)と、
㈱たいらや社長の平典子さん。
そして㈱伊藤園社長の本庄大介さん、
副社長の本庄周介さん。
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小濵さんは日本チェーンストア協会会長、
㈱カスミ会長。

㈱万代社長の阿部秀行さんと、
㈱大創産業社長の矢野靖二さん。
お二人を引き会わせて紹介した。
右は大創産業開発部長の渡辺有和さん、
左は同じく店舗運営部長の山中尚也さん。
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その阿部さんと森下留寿さん。
森下さんはライフコーポレーション常務取締役。
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オール日本スーパーマーケット協会の面々。
右が会長の田尻一さん、サミット前社長。
真ん中が㈱マルイチ社長の高木大さん。
そして常務理事の前田伸司さん。
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齋藤充弘さんと泉田幸雄さん。
齋藤さんは協会副会長で全日本食品㈱会長、
泉田さんはオールジャパンドラッグ㈱顧問。
齋藤さんが日本ボランタリーチェーン協会前会長。
泉田さんはそのあとを継いで現会長。DSCN96789

その全日本食品社長の平野実さん。
移動スーパーと小型店について話した。
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初めて会ったけれど、
㈱エムジー専務取締役の水口貴義さん。
今回、協会理事に就任した。
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㈱プラネット会長の玉生弘昌さんと、
高木和成さんと和田光誉さん。
高木さんと和田さんには、
今月号で鼎談していただいた。
玉生さんには今月号で、
対談に登場していただいた。
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パーティーも終わりに近づいて、
サミット㈱社長の竹野浩樹さんと、
㈱ヤオコー社長の川野澄人さん。
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そして岩崎高治さん。
ライフコーポレーション社長。
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最後に川野幸夫会長を囲んで、
日経新聞調査部次長の白鳥和生さんと。
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協会専務理事の江口法生さん。
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日本スーパーマーケット協会創立20周年。
お目出度いし、その役割は、
ますます重みを増してくる。

この20周年を記念して、
講演会とパーティーが開催される。
11月6日水曜日。
会場は帝国ホテル。

講演会はパネルディスカッション。
パネラーは三人の若手経営者。
エコス社長の平邦雄さん、
ヤオコー社長の川野澄人さん、
ライフコーポレーション社長の岩崎高治さん。

コーディネーターは結城義晴。
仕掛け人は江口法生。

よろしく。

〈結城義晴〉

2019年06月27日(木曜日)

安倍晋三「やってる感」外交と景気が悪い時代の「一流とは何か」

西日本が記録的な遅さで、
やっと梅雨入りしたと思ったら、
もう台風第3号が発生。
ネーミングは「セーパット」。

気象庁が今日の19時に発表した。
中心気圧998ヘクトパスカル、
最大風速毎秒18m(35ノット)、
最大瞬間風速毎秒25m(50ノット)。
毎秒15m以上の強風域は、
南東側280km、北西側110km。
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一昨日のブログで書いたが、
天候に関しても「先行き不透明」の時代。

だからいつもの標語。
「最悪を覚悟して、
最善を尽くす」

台風が通過する地域のお店の人たち、
頑張ってください。
陰ながら支援します。

商人舎流通SuperNews。
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「サンエー浦添西海岸 PARCO CITY」グランドオープン
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沖縄のサンエーの期待の店。
浦添西海岸PARCO CITY。
今日、グランドオープン。
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しかし昨日から今朝にかけて、
沖縄地方は多いところで、
180ミリの雨が降った。

80ミリ以上の雨を「猛烈な雨」という。
気象庁の説明では、
「息苦しくなるような圧迫感で、
外に出られない」

それが180ミリ。
大変なことだった。

それでも午前9時には、
無事テープカットをして、
グランドオープンにこぎつけた模様。sanne-
雨降って地固まる。
サンエー、頑張れ!

私は一日、横浜商人舎オフィス。
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このところ、仕事の合間に、
スクワットをやっている。IMG_79999

ゆっくりと、
両ひざが前に出ないように、
姿勢を正して。
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やっていることが、
自分でわかるのが、
何よりいい。

さて通常国会が閉幕したら、
今度は参議院選挙。
7月4日公示、21日投開票と決まった。

さらに明日から、
G20大阪サミット。
大阪は戒厳体制だが、
台風セーパット来襲の中、
もうすでに各国首脳が大阪入りしている。

中国の習近平国家主席は、
早くも安倍晋三首相と会談。

来年の五輪イヤーの春先に、
「国賓」として訪日する。

中国元首の正式来日は、
2010年の胡錦涛国家主席以来。

昨年5月に李克強首相がまず来訪、
10月には安倍首相が訪中。
そして来春、習近平主席。

参議院選にも向けた、
安倍首相のパフォーマンス。
ヒット・エンド・ラン作戦を採用したが、
お騒がせのドナルド・トランプ大統領が、
日米安全保障条約にまで、
いちゃもんをつけつつ来日する。
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G20の議論はやはり「先行き不透明」だ。

2年前のこのブログで取り上げたが、
日本経済新聞出版社刊『政治が危ない』
御厨貴・芹川洋一対談本。
政治が危ない
この本の中で指摘されるのが、
安倍晋三の「やってる感」。
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「日本には成果の有無ではなく、
“頑張っている人をおとしめてはならない”
という文化がある」

「アベノミクスは道半ば」
しかし、
「次々新しいスローガンを
掲げ続ける経済政策は、
確かに頑張っている印象を与える」

「頻繁に外遊をこなし、その度に
テレビに自身の姿を映し出す外交姿勢は
『やってる感』満載」

「しかも首相自身が、
“やってる感が大事なんだ”と意識して
行動している」

しかしこの日本人のマインド文化は、
20カ国・地域の首脳には通じない。

そこんとこ、よろしく。
頼みますよ。

さてさて「ほぼ日刊イトイ新聞」
糸井重里さんの巻頭コラムは、
「今日のダーリン」。
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ずっと昔、ある先輩が教えてくれた。

景気のいい時代、
景気がふつうの時代、
景気のわるい時代がある。

「景気のいい時代には、
どういう業界でも、
一流と二流と三流と、
四流の人さえ食えるんです」

「景気のふつうの時代では、
一流と二流が食えるでしょう」

「で、景気のわるい時代には、
一流しか食えなくなります」

「一流の人が
一流のことをやっていれば、
どんな時代がきても、
なんの問題もないんです。」

糸井。
「なるほどなぁと、ぼくは思った」

これは「景気」と同時に、
「競争」にも当てはまるし、
その両方が同時に作用してくる。
私はそう思う。

つまり景気がいい時代と、
競争がない時代。
景気がふつうの時代と、
競争がふつうの時代。
景気がわるい時代と、
競争が厳しい時代。

そこで先輩のたとえ話。
「レストランでいえば、
料理人の腕が一流。
そして、立地や内装が一流。
フロアのサービスが一流と、
3つの要素が一流なら、
それが一流です」

これ、業態とフォーマットの話に通じる。

業態は商品と価格が主体。
フォーマットは、
ポジショニングが必要になる。
だから内装・照明・店内サインも、
パーソナリティやコミュニケーションも、
ノンファンクショナルベネフィットも、
必須になる。

糸井さんの先輩。
「でも、いくら料理がおいしいとしても、
たとえば接客のところで
一流と言えない人がいたら、
それは、もう一流では
なくなってしまいますよね。」

「ああ、そうだよなぁ」と再び糸井。

先輩は続ける。
「それでも、景気のいい時代には
お客さんが来ますから、
まだ一流だと思いこんでいられるんです」

「でも、接客のサービスを、
落ちたままにしておいたり、
店の建物や内装とかインテリアを、
きれいなままにできなくなっていたら、
景気がわるくなったときには、
もうアウトになります。」

糸井重里、みたび述懐。
「この話は、何十年経っても、
忘れていない」

「一流とはなにかという
定義にもよるかもしれないが、
“一流とはなにか?”を
考えていることは、まず必要だ」

いつも「一流」であることを自覚する。

「そして、なにか、
ひとつくらいの取り柄だとか、
少々ほめられているような点に得心して、
汚れているのれん、
掃除の行き届いてない看板に
気づかないでいるようになったら、
ただの”自称一流”になってしまうだろうし、
もっと景気のわるい時代になったら、
消えてしまう」

その通り。

「その怖さをも、しっかり
抱えていなくてはだめだな」

まったくの同感。

しかし糸井重里。
自分が偉そうな言い回しをすると、
すぐに反省する。
「人のことは、平気で
“だめになったよね”などと言うけど」

ここがいいなぁ。
見習わねばいけない。

「やってる感」だけではいけない。

〈結城義晴〉

2019年06月26日(水曜日)

日経新聞「2018小売業調査」とTBSラジオ「スーパー総選挙」

近畿・四国地方が梅雨入りしない、と、
このブログで連発したからではないが、
今日、気象庁が梅雨入り宣言。

最近は「宣言」と胸を張る様子はない。

それでも近畿では平年より19日遅かった。
気象庁が統計を取り始めて以来、
最も遅い梅雨入り。

その統計を取り始めたのが1951年。
68年間で最も遅い梅雨入り。

結構、すごい記録だ。

しかし梅雨入りとともに、
明日は激しい雨が降るし、
今後1週間は雨や曇りが続く。

ちょっと安心したというか、
やはり梅雨の鬱陶しさが気になるというか、
昨日、このブログで書いた、
「先行き不透明」は天気にも当てはまる。
天気も「どんより感」満載だ。

さて恒例の日本経済新聞の調査。
「2018年度の小売業調査」

第52回となるから、
西日本の梅雨入り記録より、
歴史は新しい。

それでも毎年毎年、
感謝しています。

コンパラブルな491社の総計は、
前年比3.8%増加。
これは7年連続となる。

その代わりに、
前年比が出せない企業、中小企業は、
減少していると予測できる。

店数に関しては、
持ち株会社などを除いた470社の総数が、
12万1208店で1.6%の増加。

単純には比較できないが、
1店当たりの売上高は増えた模様だ。

日経本誌が強調するのは、
ネット通販を含む通信販売事業。
総売上高は8.4%増の3兆5884億円。
これも小売業だ。

伸び率は昨年度の調査と同じで、
日本のeコマースは、
中国経済以上の成長を示した。

eコマース最大のアマゾンジャパンは、
年商1兆5265億円の14.3%増で、
通信販売全体の4割強を占める。

月刊商人舎5月号特集は、
「ラストワンマイルの優勝劣敗」
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サブタイトルは、
「ネットスーパー」と「宅配ビジネス」の勝者総取り!?

勝者といっても1社ではない。
1社では独占になってしまう。
だから複占、
あるいは鼎占。

最近は「三占」を、
「鼎占」と言っている。
寡占や複占と釣り合う感じがいい。
結城義晴の造語。

その「鼎占」や「複占」に至るスピードが、
有店舗小売業よりもはるかに速い――。
これも結城義晴の持論。

ネットスーパーと宅配ビジネスに、
移動スーパーも加えておかねばならない。

さて小売業ランキング。
1位 イオン
2位 セブン&アイ・ホールディングス
3位 ファーストリテイリング
4位 ヤマダ電機
5位 アマゾンジャパン
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このあたりはすでに、
月刊商人舎6月号で特集した。
2019同盟決算
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6位 三越伊勢丹ホールディングス
7位 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
7位がドン・キホーテとユニーの統合企業。

8位 エイチ・ツー・オー リテイリング
9位 高島屋
10位 ビックカメラ

ベスト10にまだ百貨店が3社残っている。
セブン&アイのそごう西武を加えると4社。

総合スーパーを持つ企業も3社。
イオンリテールのイオンと、
イトーヨーカドーのセブン&アイ、
そしてユニーとMEGAドン・キホーテ。

とはいっても営業利益レベルでは、
イオンは銀行とモールが主力、
セブン&アイはコンビニと銀行。

ビッグ10には家電・カメラが2社と、
ファストカジュアル1社が入る。

つまり成熟社会の成熟小売業は、
業態の種類が多様化し、
それぞれの業態ごとに、
複占化、あるいは鼎占化してくる。

これも結城義晴の持論。
言い続け、書き続けている。

詳細は月刊商人舎6月号を読んでほしい。

さて、日経の調査のすばらしさは、
悉皆調査であること。

網羅的である。

その網羅された小売業の中で、
2桁の伸びを示した企業。

2位のセブン&アイが12.5%、
3位のファーストリテイリングが14.4%、
5位のアマゾンジャパンが14.3%。

7位のパン・パシフィックも13.6%。

いずれも凄い成長性だ。

成長性から言えば、
ウェルシアホールディングスが12.1%、
17位のツルハホールディングスが16.7%、
23位のコスモス薬品が11.0%。

ドラッグストアが並ぶ。

ただしドラッグはコスモスを除いて、
M&Aによる成長が加算されている。

この業界は数年後には、
明暗がはっきりしてきて、
そして売上げの伸びも安定してくる。

スーパーマーケットでは、
38位のオーケーが10.2%の伸び。
94位と100位以内に入ってきたが、
ロピアが16.1%。

既存店の力強い伸びと、
新店の初年度からの繁盛。
それが2桁成長を支える。

この2社に関しては、
TBSラジオの生活情報番組でも目立った。
「ジェーン・スー 生活は踊る」主催の、
「スーパー総選挙」。

商人舎流通SuperNewsでも取り上げた。
スーパー総選挙news|
1位オーケー、2位ライフ、3位ヤオコー/ロピア躍進で4位
ok_supersousenkyo

第3回スーパー総選挙。
スーパーマーケット333社がエントリー。

投票方法は3種類。
ラジオ番組のリスナーが、
⑴メールで投票
⑵ホームページの投票フォームで投票
⑶TBSラジオfamの投票箱に直接投票

応募期間は6月1日から6月21日の3週間。
結果として投票総数は6007票。

1位は3年連続でオーケー(1610票)。
投票数の26.8%。

以下、
2位 ライフ(754)
3位 ヤオコー(658)
4位 ロピア(591)
5位 サミットストア(261)
6位 オオゼキ(168)
7位 マルエツ(159)
8位 西友(107)
9位 文化堂(106)
10位 ベルク(98)11位以下のランキングやその僅差には、
あまり意味がない。

首都圏に店がないツルヤが14位で49票。
これは面白い。

イトーヨーカドーは15位で44票。
イオンは20位で35票。
ドンキもユニーも、ランク外。

売上規模で大手の3社は、
ラジオでは人気がない?

それとも会社が、この番組に対して、
「無視」を決め込んでいるのか?

基礎数値が1万に満たない統計だし、
日経の小売業統計の悉皆調査とは、
比べるべくもない。

それでも小売業調査の成長率で、
オーケーの10.2%増と、
ロピアの16.1%増は、
総選挙の数字と同期した。

スーパー総選挙で上位の、
ライフコーポレーションは、
年商ランク14位で、年間成長率3.1%、
33位のヤオコーは伸びが4.8%、
48位のサミットは2.2%増と、
これまた立派な成績だ。

ラジオ番組には、
組織票もあるかもしれない。
悉皆調査とは大違いではある。

しかし私は、
ラジオでもテレビでも、
何でも活用してよいと思う。

ただし店と売場と商品、
そして働く人たちが、
お客様の人気を博さねば、
年間売上高の伸びはないし、
ラジオ投票でも票は入らない。

「ラジオ総選挙」を、
大げさに取り上げるのは、
私を含めてちょっと、
踊らされ過ぎだと、反省。

悉皆調査を分析して、
何が成長の原動力となるのかを、
とくと考えねばならない。

〈結城義晴〉

2019年06月25日(火曜日)

「とくし丸」住友達也の「先行き不透明」との闘い

堺市。
大阪府泉北地区にあって、
大阪第2の都市。
今年5月段階の人口は82万9145人、
世帯数は35万8585。

堺市の人口は、
都道府県人口順位41位の佐賀県を上回る。
以下、山梨県、四国の徳島県、高知県、
山陰の島根県、鳥取県の順。
IMG_79849

昨日からのホテルは、
アゴーラリージェンシー堺。
その22階の部屋で目覚めると、
梅雨入りしていない大阪湾は快晴。DSCN94599

朝一番で起き出して、
南海電鉄でなんば駅まで出る。
そして大阪シティエアーターミナルから、
リムジンバスに乗り込む。
OCATと略す。

行先は徳島。

G20のための警備体制もあって、
大阪市内はちょっと渋滞。

しかし神戸に向かうとスムーズに流れて、
あっという間に須磨へ。
DSCN94679

そして神戸淡路鳴門自動車道を、
明石海峡大橋へ。
DSCN94689

全長3911 mの世界最長の吊り橋。
DSCN94709

大阪平野と淡路島に囲まれた海域。
それが大阪湾。
DSCN94729

美しい。
DSCN94829

淡路島に入ると、
淡路サービスエリア大観覧車。DSCN94909

日本で一番大きな島が淡路島。
とはいっても日本列島の本州も、
北海道、九州、四国も、
島であることはかわりない。

だから淡路は五番目に大きな島で、
大阪湾という巨大な湖を囲む一角を成す。DSCN94919

その結構、大きな淡路島を、
高速道路で抜ける。
風光明媚。
DSCN94949

そして淡路島から四国をつなぐのが、
大鳴門橋。
DSCN94989

有名な「鳴門の渦」はこのあたり。DSCN94999

ぽっかり浮かぶ「飛島」。
鳴門飛島灯台が立っている。
DSCN95059

なんばOCATから2時間半で、
徳島駅に到着。IMG_79879

駅前にはそごう百貨店がある。
高いヤシの木が、
ひょろりひょろりと立っている。IMG_79899
このそごうは徳島県唯一の百貨店だ。
1983年10月1日にオープンして、
店舗面積は約8100坪で、
四国最大だった。

36年が経過する。

もちろん㈱そごう時代の開業で、
その後、西武百貨店と経営統合し、
そごう・西武となってから2005年、
セブン&アイ・ホールディングスが買収。

徳島駅からタクシーで、
南末広町のあわわビルへ。

㈱とくし丸本部。

代表取締役社長の住友達也さんと対談。DSCN95249

月刊商人舎2015年4月号で、
華々しく登場してもらった。

[特集]
ネットスーパー! 移動スーパー!!

その中の記事が、
移動スーパー「とくし丸」創設者
住友達也の独白

その時の話をベースにして、
現時点のとくし丸を語ってもらった。DSCN95719

とくし丸本部と、
契約スーパーマーケット企業、
そして個人事業主のパートナーさんが、
三位一体で「三方良し」で展開する。
それがとくし丸モデル。

契約スーパーマーケットは113社。
稼働台数は412台となった。

500台はもうすぐだし、
1000台が視野に入ってきた。

おばあちゃんのコンシェルジュを標榜。
もう7年。

住友さん自身の構想は、
もっともっとスピード感があるが、
それでも有店舗小売業の成長と比べると、
驚くべき発展と進化を遂げる。DSCN95799

1981年に徳島県で、
タウン情報誌『あわわ』を創刊。
1984年、㈱あわわを創設して、
代表取締役社長に就任。

もともとは私と同じ出版人。

話はどんどん盛り上がった。DSCN95809

とくし丸は、
全国規模の移動スーパーに発展した。
同時に、商品領域も拡大されて、
実に面白いマーケティングを構想し、
展開する。

その一つが「とくし丸プラス」。DSCN95969

とくし丸と住友達也の物語は、
月刊商人舎7月号で、
詳細にレポートし位置づけしよう。DSCN95989

住友達也さんは、
この混迷の時代に、
鮮明な未来を見ている。DSCN96009
それが私は嬉しかった。

日経新聞電子版「経営者ブログ」
今日は㈱IIJ会長の鈴木幸一さん。
suzuki_s

テーマは、
「先行き不透明」の時代。

「朝だか、夕暮れなのかわからない。
厚い灰色の雲が垂れこめている。
梅雨時の朝、灰色に覆われた重い風景は、
最近の報道でよく使われる、
“先行き不透明”といった言葉を
思い出させる」

大阪も徳島も梅雨入りしていないが、
東京は梅雨の真ん中。

「政治、経済、国際情勢、すべてが
大きなリスクを抱えたままである」

「米中の覇権争い、米・イラン、
欧州連合(EU)問題から、
日本の株価に至るまで、
すべて”先行き不透明”と
くくってしまうほかないようだ」

その通りだが、
「何の示唆も与えてはくれないのだが、
いちばん、適切な表現なのかもしれない」

この言い回しが実に、
現時点を的確にとらえている。

「”先行き不透明”な状況が続いて、
最後は、日本を素通りして、
“先行き不透明”の原因をつくっている国が、
落ち着くところというか、
落としどころを見いだして、
落ち着いてくるのを待つほかない」

アベノミクスも、
落としどころを待つしかない。

「当事国でない限り、情報も限られ、
解決策を提示できるわけでもない」

「国も人も、緊張感にも、
すぐに”慣れ”てしまう」

この「慣れ」こそ怖い。

「慣れてしまえば、
何らかの解が見えるまで、
どんよりと重たい空気が
漂い続けるだけである」

日本の小売りサービス業界にも、
共通している。

「先行き不透明」に慣れてはいけない。

「先行き不透明」に、
一番どんよりしているのは、
国民であり、消費者である。
おばあちゃんたちである。

住友達也は、
「先行き不透明」と闘いつつ、
そこに鮮明な解を与えている。

その意味では、
徳島とおなじ。
梅雨入りしてはいない。

亜熱帯地方のような徳島で、
そんなことを感じた一日だった。

もちろん神出鬼没の結城義晴も、
「先行き不透明」と闘い続けている。

〈結城義晴〉

2019年06月24日(月曜日)

万代ドライデイリー会総会の「すぐに役立たないこと」

Everybody! Good Monday!
[2019vol25]

5月から令和時代となったが、
1月からの2019年は第26週を迎えた。
6月最終週。

本当にもう、半年が終わる。

月刊商人舎Webコンテンツ。
月曜朝一・2週間販促企画が、
7月の催事行事をダイジェスト。

7月は「海の月間」であるとともに、
「熱中症予防強化月間」。

7月1日(月)から夏祭りのシーズン。
京都では祇園祭、福岡では博多祇園山笠。
それぞれ1カ月、半月の開催。

7月2日(火)は「半夏生」。
農家は半夏生までに田植えを終える。

7月7日(日)は二十四節気の「小暑」。
暑さが最盛期に向かって本格化。
そして今年の小暑は「七夕」でもある。

15日(月)は「海の日」。
「海の恩恵に感謝するとともに、
海洋日本国の繁栄を願う日」。

7月20日(土)は土用。
そして27日(土)が土用丑。

今年の夏のウナギ商戦は、
もう始まっている。

23日(火)は大暑。
本格的な暑さが到来。
そしてこの大暑のころに、
梅雨明けするはず。

もっとも今年は異常気象で、
九州から近畿まで、
いまでも梅雨入りしていない。

今週水曜日あたりに梅雨入りらしいが、
梅雨明けはどうなることやら。

7月26日(金)は「隅田川花火大会」。
各地の花火大会も最盛期。

このころから小中学生の夏休み。

そして8月に入っていく。

こうしてみると、
7月も早く行きそうだ。

だから私の得意の評語。
「今日も一日、慌てず、急げ!」

さて今日も朝から、
東海道新幹線。

梅雨の真っ只中だから、
富士山は見えないだろうと思っていた。

その通りだった。

かわりに日本の水田の美しさが、
車窓に迫ってきた。
DSCN93379

日本の初夏はいいなあ。
DSCN93389
新大阪駅に着くと、
タクシーで堺市へ。

G20を週末に控えて、
大阪市内は厳重警戒態勢が敷かれている。
開催の28日、29日の2日間は、
完全交通規制が敷かれる。

だから事前に商品搬入を急ぐ。
つまり大阪市内はどこもかしこも、
トラックによる渋滞状態。

堺駅前のアゴーラ・リージェンシー。
青空がまぶしい。
dscn-1

ここで今日は、
万代ドライデイリー会定期総会。
そしてミラノ視察ツアーの報告会。
さらに下期の商品部会。DSCN9419

会場には1000名を超える参加者が参集。
㈱万代の取引先の卸とメーカー。

午後1時から、
ドライデイリー会の活動報告・決算報告、
さらに今年度の活動方針が発表された。
すべて問題なく、採択された。DSCN9339-1

そして6月のミラノ勉強会の報告会。
参加者が7つの班に分かれて
それぞれのテーマで視察した。

その視察や勉強の報告をし、
さらに万代への提案を、
班ごとに発表する。

もちろん前列には
万代の経営幹部が勢ぞろいして聞いている。
DSCN9340-q

1班はパンの提案。
各班には万代の商品部部長が参加している。
1班には和久正樹さん、デイリー部部長。DSCN9343-q

パンの提案者は、
第一屋製パン㈱の加藤万由子さん。
今回の海外勉強会の紅一点。DSCN9348-q

第2班の万代担当は、
グロサリー部部長の日下幸生さん。
万代知識商人大学3期生の級長。DSCN9352-1

提案は簡潔でなおかつ論理的、
そして直接的だった。
参加者がもれなく真剣に聞いてくれた。DSCN9354-1

第3班は堀越時宗さんが紹介。
万代知識商人大学「花の1期生」で、
農産部部長。DSCN9358-1

第4班は石川慎也さんがリーダー。
畜産部部長で同じく「花の1期生」。DSCN9365-1

5班のリーダーは、
惣菜部部長の松岡俊行さん。
万代知識商人大学2期生の級長。DSCN9372-1

6班は幹部グループだったので、
発表は免除して、
最後に7班の報告。
DSCN9377-1
今回の発表はいずれも、
とても高度でありながら具体的だった。

6つの班の発表に盛大な拍手が贈られた。DSCN9379-1

そして各班の発表のあとは、
結城義晴の記念講演。DSCN9383-1

ドライデイリー会の海外勉強会は、
アメリカから始まった。
その後、ヨーロッパ、アジアに広がり、
世界をまたにかける勉強会となった。DSCN9384-1

この勉強会と万代の商品政策について、
私の見方、考え方を語った。DSCN9398-1

橋本武さんの言葉。
「すぐ役立つことは、
すぐに役立たなくなる」DSCN9407-1
これは仕事に臨むときの鉄則でもあるが、
例えば本当の「教育」などは、
「すぐに役立つこと」とは縁遠い。

しかし教育が必須であることは論を待たない。

マクラの話のあとは今日の本論。
ヨーロッパの消費と小売業の全体像、
その中でのイタリアの小売業の特徴。DSCN9401-1

コラッド、コープ、エッセルンガ、
それからイータリーとイーペル、
最後にリドルの実態を、
写真をふんだんに使って解説した。DSCN9413-1

勉強会に参加できた人は40人足らず。
しかしこの会場に参集したのは1000人。
その1000人に向けて、
世界最先端のフードビジネスを紹介した。

その後、コモディティ化現象の中で、
万代のマーチャンダイジングが、
いかにポジショニングしていくか。

それからスローフードとオーガニック。
最後は商品問題と商売の利益。

そして2025年の大阪万博に向けて、
関西のマーケットがいかに変貌していくか。

ご清聴に感謝したい。

報告会と講演会の後は、
各商品部門別に取引先のメンバーも分かれて、
分科会。

私もそれぞれの分科会に、
少しずつ顔を出して、
バイヤーやメーカーの営業担当者の、
それぞれのプレゼンテーションを聞いた。

惣菜部会は一番の成長分野で、
バイヤー全員がカテゴリー別に、
今年の第2四半期の方針を明らかにした。DSCN9428-1

グロサリー部会は最大人数で、
こちらもバイヤーの報告のあとで、
細分化したカテゴリー別に、
からの提案があった。

これは実質的なカテゴリーマネジャー制である。DSCN9435-1

私も使うキャズム理論など駆使して、
新しい切り口の提案がなされた。DSCN9436-1

デイリー部門の分科会に参加したら、
もう最後のまとめに入っていた。DSCN9438-1

ここでは中筋浩二さんが、
万代の基本方針を見事に語っていた。
ドライデイリー部門担当取締役。DSCN9441-1

堺の空は、
これで本当に梅雨が来るのだろうか、
と思わせるような快晴。DSCN9422-1

しかし日の長い一日にも、
夕刻が迫ってきた。
DSCN9423-1

6時から全員で、
懇親会。

乾杯の音頭とスピーチは、
㈱日本アクセスの福田雅弘さん。
取締役常務執行役員。DSCN9446-1

簡潔なあいさつのあと、
乾杯。
DSCN9449-1
そしてアゴーラの食事と懇親。

第一屋製パン㈱の西日本営業部の面々。
右が滝西洋平さん、左が吉田大作さん。
真ん中は先ほど発表した加藤さん。
私はこの会社の社外取締役を務める。DSCN9452-1
懇親会はそれぞれの商品の中身を、
全員で語り合っているという印象。
万代らしい懇親だった。

そしてもう、中締め。
ケイ低温フーズ㈱社長の岡﨑忠勝さん。DSCN9453-1

全員への感謝の弁を、
岡﨑さんらしい語り口で述べた後、
恒例の大阪締めへ。DSCN9457-1

手締めは万代幹部が舞台に立ってリードする。IMG_79549

芝純常務を中心に、
商品部の各部部長が勢揃い。IMG_79609

そして大阪締め。
リードは和久さん。

うーちまひょ! シャンシャン、
もひとつせ! シャンシャン、
祝おうて三度、シャシャンがシャン。IMG_79649

私は会場で阿部秀行社長と握手。 IMG_79689

最後の最後は、
万代の全幹部とバイヤーが整列して、
すべてのお取引先をお見送り。IMG_79719

私も入れてもらって、
最後の記念写真。IMG_79779

全営業を統括するのが芝純さん。IMG_79809
お疲れさまでした。

堺の港にも夜が下りてきた。IMG_79829
関西には依然として、
梅雨がやってくる気配はなかった。

では、みなさん、今週も、
「すぐ役立つことは、
すぐに役立たなくなる」
Good Monday!

〈結城義晴〉

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